JP3479939B2 - 自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造 - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造

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JP3479939B2 JP02382193A JP2382193A JP3479939B2 JP 3479939 B2 JP3479939 B2 JP 3479939B2 JP 02382193 A JP02382193 A JP 02382193A JP 2382193 A JP2382193 A JP 2382193A JP 3479939 B2 JP3479939 B2 JP 3479939B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のエアクリ
ーナ周りの配置構造に関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車に搭載されるエンジンの高出
力化を図るには、エアクリーナの容量アップが必要であ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、機器のレイ
アウトに制約を受ける自動二輪車にあっては、キャブレ
タのメインテナンス時の脱着を考慮すると、エアクリー
ナの容量アップには限界があり、従って、エンジンの高
出力化にも自ずと限界があった。 【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、エアクリーナの容量アップを
図ってエンジンの高出力化を実現することを可能ならし
める自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造を提供す
ることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、エンジンの後方にエアクリーナを配し、該エア
クリーナの後方にこれに隣接してバッテリーを配すると
ともに、該バッテリーを収納するバッテリー収納ボック
スとエアクリーナとの間に車体前後方向の隙間を形成
し、エアクリーナを車体前後方向に長い長孔に挿通する
ボルトによって車体前後方向に移動可能に取り付けると
もに、上面と前面が開口する前記バッテリー収納ボック
スの底壁でバッテリーを受け、左右の側壁でバッテリー
の左右をガイドし、後壁及び前記エアクリーナの後壁と
でバッテリーの前後方向を位置決めしてバッテリーをエ
アクリーナに車体前後方向に近接した状態で収納し、前
記バッテリー収納ボックスの底壁に対して前記エアクリ
ーナの底壁を下方に位置せしめたことをその特徴とす
る。 【0006】 【作用】エンジンの高出力化を図るには、エアクリーナ
の容量アップを図る必要があるが、本発明によれば、バ
ッテリー収納ボックスとエアクリーナとの間に車体前後
方向の隙間を形成したため、エアクリーナを大型化して
これの大容量化を図っても、キャブレタの脱着をバッテ
リーを取り外した状態で行なえば、エアクリーナは車体
前後方向に隙間分だけ移動可能であるため、キャブレタ
の脱着を容易に行なうことができる。 【0007】 【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0008】先ず、自動二輪車の概略構成を図4に基づ
いて説明する。 【0009】図4は本発明構造を有する自動二輪車の側
面図であり、同図中、1は車体フレームの一部を構成す
るヘッドパイプであり、このヘッドパイプ1には不図示
のステアリングシャフトが回動自在に挿通しており、該
ステアリングシャフトの上端にはハンドル2が取り付け
られている。又、上記ステアリングシャフトにはフロン
トフォーク3の上端部が取り付けられており、該フロン
トフォーク3の下端部には前輪4が回転自在に軸支され
ている。 【0010】一方、前記ヘッドパイプ1からは車体フレ
ームを構成する左右一対のタンクレール5とダウンチュ
ーブ6が後方に向かって上下に延出しており、両者によ
って形成される空間部には空冷4サイクル4気筒エンジ
ン7が収納されている。そして、エンジン7の後方には
エアクリーナ8が、上方には燃料タンク9がそれぞれ配
され、燃料タンク9の後方にはタンデムシート10が配
され、更にその後方には樹脂製のテールカバー11が配
されている。尚、エンジン7からは4本の排気管12が
延出しており、これらの排気管12は集合されて車体の
右側に配された1つのマフラー13に接続されている。 【0011】又、上記タンクレール5とダウンチューブ
6とが結合されるコーナー部には左右一対のリヤアーム
ブラケット14が結着されており、該リヤアームブラケ
ット14にはリヤアーム15の前端がピボットシャフト
16にて上下に回動自在に支承されている。 【0012】そして、上記リヤアーム15の後端部には
駆動輪である後輪17が回転自在に軸支されており、リ
ヤアーム15は左右一対のリヤクッション18を介して
車体フレームに懸架されている。 【0013】ここで、本発明に係る前記エアクリーナ8
周りの配置構造を図1乃至図3に基づいて説明する。
尚、図1は自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造を
示す側面図、図2はキャブレタ脱着時のエアクリーナ周
りの状態を示す側面図、図3はマッドガードの部分斜視
図である。 【0014】エアクリーナ8は樹脂製のケース本体19
内にエアクリーナエレメント20を収納して構成され、
図1に示すように、該エアクリーナ8の車体前方(図1
の左方)に開口する部分はジョイント21によってキャ
ブレタ22に接続されている。又、エアクリーナ8のケ
ース本体19の上面には、前記エアクリーナエレメント
20を交換するための開口が形成されており、該開口は
キャップ23により開閉される。そして、キャップ23
には、車体後方(図1の右方)に開口する吸気ダクト2
4が車体後方に向かって一体に延設されている。尚、エ
アクリーナエレメント20はキャップ23に固定されて
おり、該キャップ23と共に脱着される。 【0015】上記吸気ダクト24は2分割構造を有して
おり、これは、キャップ23と一体に成形された固定部
分24aと、該固定部分24aの先部に左右2本のビス
25で着脱可能に取り付けられた延長ダクト24bとで
構成されている。 【0016】而して、エアクリーナ8は、その前部と後
部が、前記タンクレール5、該タンクレール5から車体
後方に延出するシートレール26にそれぞれ溶着された
ブラケット27,28に長孔係合によってそれぞれ取り
付けられている。例えば、図2に示すように、左右一対
のブラケット28の各々には車体前後方向に長い長孔2
8aが形成されており、エアクリーナ8の後部は長孔2
8aに挿通するボルト29を締め付けることによってブ
ラケット28に固定されている。 【0017】一方、上記エアクリーナ8の後方にはバッ
テリー30がエアクリーナ8に隣接して配されている。
即ち、バッテリー30は樹脂製のマッドガード31の前
端部に一体に形成されたバッテリー収納ボックス32に
嵌め込まれて載置され、エアクリーナ8側に固定された
バンド33の後端をマッドガード31側に着脱自在に係
止することによって固定されている。尚、エアクリーナ
8とバッテリー30との間には、エアクリーナ8の後壁
に固着されたパッド34が介設されているが、該パッド
34は省略しても良い。尚、図1において、35はツー
ル36を固定するためのバンド、37は電子部品であ
る。 【0018】ところで、マッドガード31の前端部に形
成された前記バッテリー収納ボックス32は、図3に示
すように、その上面と前面が開口するボックス状に成形
され、これはその底壁32aでバッテリー30を受け、
その左右の側壁32bでバッテリー30の左右をガイド
し、後壁32cと前記エアクリーナ8の後壁とでバッテ
リー30の前後方向を位置決めする。そして、本実施例
においては、図1に示すように、バッテリー収納ボック
ス32とエアクリーナ8との間には車体前後方向(図1
の左右方向)の隙間δが形成されている。尚、図1に示
すように、バッテリー収納ボックス32は、前記ダウン
チューブ6に溶着されたブラケット38にグロメットを
介して取り付けられている。 【0019】而して、本実施例においては、図1に示す
ように、エンジン7の後方のキャブレタ22とマッドガ
ード31の間の限られた空間にエアクリーナ8とバッテ
リー30とが車体前後方向に隙間なく収納されているた
め、エアクリーナ8を大型化してこれの大容量化を図る
ことができる。 【0020】ところで、エンジン7の作動時において
は、該エンジン7の吸気行程時に発生する負圧に引かれ
て新気がエアクリーナ8の吸気ダクト24からエアクリ
ーナ8のケース本体19内に導入され、この導入された
新気はケース本体19内に収納されたエアクリーナエレ
メント20を通過して浄化された後、キャブレタ22に
導かれて混合気形成に供される。そして、キャブレタ2
2での新気と燃料との混合によって形成された混合気
は、エンジン7に導かれて燃焼に供される。 【0021】而して、本実施例では、前述のようにエア
クリーナ8の大容量化が図られる結果、エンジン7の高
出力化が実現される。 【0022】ここで、キャブレタ22のメインテナンス
時の脱着作業を説明する。 【0023】図1に示すように、エアクリーナ8とバッ
テリー30が組み付けられている状態からキャブレタ2
2を取り外すには、先ず、ビス25を緩めて図2に示す
ように吸気ダクト24の延長ダクト24bを取り外す。
すると、バッテリー30の上方が開放されて該バッテリ
ー30と干渉するものが無くなるため、バンド33を外
した後、バッテリー30をそのまま上方へ持ち上げてこ
れを容易に取り外すことができる。 【0024】上記のようにしてバッテリー30が取り外
されると、エアクリーナ8はバッテリー収納ボックス3
2との間に形成された前記隙間δ分だけ車体後方へ移動
することができるため、ジョイント21とキャブレタ2
2との接続を解除してエアクリーナ8を図2に破線矢印
にて示すように車体後方へ移動させた後、キャブレタ2
2を持ち上げてこれを容易に取り外すことができる。 【0025】次に、取り外されたキャブレタ22の取付
けは、以上とは逆の手順で以下のように容易になされ
る。 【0026】即ち、先ず、キャブレタ22を図2に示す
ように組み込んだ後、エアクリーナ8を車体前方(図2
の実線矢印方向)に移動させて該エアクリーナ8をジョ
イント21でキャブレタ22に接続する。すると、エア
クリーナ8の後方にはバッテリー30を収納するに必要
なスペースが確保されるため、バッテリー収納ボックス
32にバッテリー30を組み込んだ後、該バッテリー3
0をバンド33で固定する。 【0027】そして、最後に吸気ダクト24の延長ダク
ト24bを固定部分24aに接合してこれをビス25で
固定すれば、キャブレタ22は図1に示すように正規の
状態に組み付けられる。 【0028】 【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、エンジンの後方にエアクリーナを配し、該エアク
リーナの後方にこれに隣接してバッテリーを配するとと
もに、該バッテリーを収納するバッテリー収納ボックス
とエアクリーナとの間に車体前後方向の隙間を形成し、
エアクリーナを車体前後方向に長い長孔に挿通するボル
トによって車体前後方向に移動可能に取り付けるとも
に、上面と前面が開口する前記バッテリー収納ボックス
の底壁でバッテリーを受け、左右の側壁でバッテリーの
左右をガイドし、後壁及び前記エアクリーナの後壁とで
バッテリーの前後方向を位置決めしてバッテリーをエア
クリーナに車体前後方向に近接した状態で収納し、前記
バッテリー収納ボックスの底壁に対して前記エアクリー
ナの底壁を下方に位置せしめたため、エアクリーナの容
量アップを図ってエンジンの高出力化を実現することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造を示
す側面図である。 【図2】自動二輪車のキャブレタ脱着時のエアクリーナ
周りの状態を示す側面図である。 【図3】マッドガードの部分斜視図である。 【図4】自動二輪車の側面図である。 【符号の説明】 7 空冷エンジン 8 エアクリーナ 24 吸気ダクト 30 バッテリー 32 バッテリー収納ボックス δ 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62J 9/00 B62K 11/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンの後方にエアクリーナを配し、
    該エアクリーナの後方にこれに隣接してバッテリーを配
    するとともに、該バッテリーを収納するバッテリー収納
    ボックスとエアクリーナとの間に車体前後方向の隙間を
    形成し、エアクリーナを車体前後方向に長い長孔に挿通
    するボルトによって車体前後方向に移動可能に取り付け
    るともに、上面と前面が開口する前記バッテリー収納ボ
    ックスの底壁でバッテリーを受け、左右の側壁でバッテ
    リーの左右をガイドし、後壁及び前記エアクリーナの後
    壁とでバッテリーの前後方向を位置決めしてバッテリー
    をエアクリーナに車体前後方向に近接した状態で収納
    し、前記バッテリー収納ボックスの底壁に対して前記エ
    アクリーナの底壁を下方に位置せしめたことを特徴とす
    る自動二輪車のエアクリーナ周りの配置構造。
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