JP3479252B2 - 携帯無線電話機及び音変換方法 - Google Patents

携帯無線電話機及び音変換方法

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JP3479252B2
JP3479252B2 JP2000063316A JP2000063316A JP3479252B2 JP 3479252 B2 JP3479252 B2 JP 3479252B2 JP 2000063316 A JP2000063316 A JP 2000063316A JP 2000063316 A JP2000063316 A JP 2000063316A JP 3479252 B2 JP3479252 B2 JP 3479252B2
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孝行 村木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機の
呼出音、キー確認音、報知音に関し、特に、他の利用者
との識別を明確にし、且つ、利用者にとって耳障りな電
子音でない音を発生させる携帯無線電話機及び音変換方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内における携帯無線電話機
の普及率は30%を超え、3人に1人が持っている状況
にある。
【0003】このため、多くの人が集まる場所ではそれ
だけ多くの携帯無線電話機が存在し、これと同時に、携
帯無線電話機の着信音が鳴る機会も多くなる。
【0004】ここで、従来の携帯無線電話機では、予め
用意されている複数の呼出音のパターンと、利用者が設
定する呼出音のパターンのどちらかを選択して、着信時
にその選択された呼出音で利用者に通報していた。
【0005】しかしながら、この従来の携帯無線電話機
では、利用者が設定することが可能な音色が、単純な電
子音のみと限られているため、上記のような状況下で
は、着信した携帯無線電話機が自分の携帯無線電話機で
あるのか否かを判断することが困難となる問題を有して
いる。これは、一般的に使用される着信音の種類が少な
く、このため、他の利用者と同一の着信音を使用してい
る場合が多々生じるためである。
【0006】このような問題を解決するために、最近の
携帯無線電話機においては、着信音として多種多様な音
楽を使用できるような機能が付加されてきている。
【0007】しかしながら、このような機能を使用した
としても、実際には、利用者にとって好みの音楽を使用
することが多く、このため、流行りの音楽や一般的な着
信音に利用が集中するという問題は解決されないままで
ある。
【0008】更に、このような問題を解決せんとする従
来技術として、特開平9−205471号公報において
は、登録されている呼出音を4種類の音色の内からいず
れかを選択して鳴動する携帯無線電話機が開示されてい
る。
【0009】図10を参照すると、特開平9−2054
71号公報による携帯無線電話機101は、複数の呼出
音の音色パターンデータを入力するためのキーボード1
06と、キーボード106から入力された呼出音に対し
て複数の音色パターンデータを記憶するメモリ110
と、携帯無線電話機101に着信があったとき、メモリ
110から音色パターンデータに従って呼出音を合成す
る呼出音発生部111と、呼出音発生部111で合成さ
れた呼出音を発生するスピーカ113と、携帯無線電話
機101全体を制御する制御部109と、を有し、更に
メモリ110が記憶する呼出音の音色パターンデータ
は、予め定められた4種類の音程データと、呼出音の1
周期での複数の鳴動時間と複数の消音時間とのデータと
で構成されている。
【0010】これに対して、現在における携帯無線電話
機の呼出音用に作成されたメロディは、複数の音程の和
音により構成されたものが多くなってきている。
【0011】これは、単音で構成された呼出音よりも和
音で構成された呼出音の方が、より音楽性に優れている
ため、利用者にとって耳障りでなく、また、この呼出音
が鳴動した時に周囲にいる第3者にとって見ても不快な
音として受け止められないことから、多くの事業者及び
利用者が使用する傾向になっているものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示す特開平9−205471号公報が開示するところの
携帯無線電話機101においては、この和音に対応する
機能が開示されていない。従って、上記特開平9−20
5471号公報によるところの携帯無線電話機では、単
音で構成された呼出音のみに対する音色の変換しか行え
ず、和音で構成された呼出音の音色の変換が不可能とい
う問題を有している。
【0013】また、従来の携帯無線電話機において、各
キーの押下時に発せられるキー操作音は、単調な区別の
つきにくい電子音であったため、暗いところ等の表示部
を確認することが困難な状況では、利用者自身がどのキ
ーを押下したのか判別しづらいという問題も有してい
た。
【0014】従って、本発明は、かかる問題に鑑みなさ
れたものであり、利用者が設定した呼出音のパターンを
いろいろな音色に変換することが可能であり、且つ、他
の利用者の着信と自身の着信との判別を容易にすること
が可能な携帯無線電話機及び音変換方法を提供すること
を目的とする。
【0015】また、上記の携帯無線電話機及び音変換方
法において、短縮グループ毎に割り当てられた呼出音の
音色を短縮グループごとに替えることや、短縮グループ
に登録された相手先からの着信と、短縮グループに登録
されていない相手先からの着信とを音色を替えて対応す
ることを可能にする携帯無線電話機及び音変換方法を提
供することを目的とする。これにより、着信音を聞いた
だけで、どのような相手からの着信であるかを判断する
ことができるようになる。
【0016】更に、キー押下時の確認音もキー毎に異な
る音色で発せられるように構成された携帯無線電話機及
び音変換方法を提供することを目的とする。これによ
り、携帯無線電話機の表示を確認せずとも、どのキーが
押下されたかを判断することが可能となり、利用者が入
力の間違えを容易に確認することが可能となる。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、音を出力する音出力手段
を有する携帯無線電話機であって、音のパターンデータ
を格納するパターンデータ格納手段と、パターンデータ
格納手段に格納された音のパターンデータを基にアナロ
グ波形を発生させるための波形発生手段と、音出力手段
より出力される音の音色を所定の音色にするために、ア
ナログ波形に第1の変換を施す音色変換手段と、音出力
手段より出力される音を和音にするために、アナログ波
形に第2の変換を施す和音発生手段と、音出力手段より
出力される音にエコー感を付加するために、アナログ波
形に第3の変換を施すエコー発生手段と、を有すること
を特徴とする。
【0018】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の携帯無線電話機において、第1の変換に音色が有す
るべき音色の特徴を示す音色サンプルを格納する音色サ
ンプル格納手段をさらに有し、音色変換手段は、音色サ
ンプル格納手段に格納された音色サンプルを基に、アナ
ログ波形に第1の変換を施すことを特徴とする。
【0019】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の携帯無線電話機において、予め1種類以上の音色サ
ンプルを格納する複数音色サンプル格納手段と、利用者
が複数音色サンプル格納手段に格納された音色サンプル
の内、いずれかを選択するための音色サンプル選択入力
手段と、をさらに有し、音色サンプル格納手段は、音色
サンプル選択入力手段により選択された音色サンプルを
格納することを特徴とする。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項2ま
たは3記載の携帯無線電話機において、音色変換手段を
無効にするための音色変換無効手段をさらに有し、音色
変換無効手段は、音色サンプル格納手段に音色サンプル
が格納されていない場合、音色変換手段を無効とするこ
とを特徴とする。
【0021】また、請求項5記載の発明は、請求項1か
ら4のいずれかに記載の携帯無線電話機において、和音
発生手段を無効にするための和音発生無効手段と、利用
者が和音発生無効手段を実行するか否かの設定を入力す
るための和音発生無効設定入力手段と、和音発生無効設
定入力手段により入力された和音発生無効手段を実行す
るか否かの設定を格納する和音発生無効設定格納手段
と、をさらに有し、和音発生手段は、和音発生無効設定
格納手段に格納された和音発生無効手段を実行するか否
かの設定において、和音発生無効手段を実行するように
設定されていた場合、アナログ波形に第2の変換を施さ
ず、和音発生無効手段を実行しないように設定されてい
た場合、アナログ波形に第2の変換を施すことを特徴と
する。
【0022】また、請求項6記載の発明は、請求項1か
ら5のいずれかに記載の携帯無線電話機において、エコ
ー発生手段を無効にするためのエコー発生無効手段と、
利用者がエコー発生無効手段を実行するか否かの設定を
入力するためのエコー発生無効設定入力手段と、エコー
発生無効設定入力手段により入力されたエコー発生無効
手段を実行するか否かの設定を格納するエコー発生無効
設定格納手段と、をさらに有し、エコー発生手段は、エ
コー発生無効設定格納手段に格納されたエコー発生無効
手段を実行するか否かの設定において、エコー発生無効
手段を実行するように設定されていた場合、アナログ波
形に第3の変換を施さず、エコー発生無効手段を実行し
ないように設定されていた場合、アナログ波形に第3の
変換を施すことを特徴とする。
【0023】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話機におい
て、音は、呼出音であることを特徴とする。
【0024】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話機におい
て、音は、警告音であることを特徴とする。
【0025】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話機におい
て、音は、キー確認音であることを特徴とする。
【0026】また、請求項10記載の発明は、請求項7
記載の携帯無線電話機において、利用者が着信対象とな
る電話番号を短縮ダイヤルに登録するための短縮ダイヤ
ル登録手段と、短縮ダイヤル登録手段により登録された
短縮ダイヤルと対応する電話番号を、短縮ダイヤルと対
応させて格納する短縮ダイヤル対応電話番号格納手段
と、着信した相手先の電話番号が短縮ダイヤル対応電話
番号格納手段に格納されているか否かを判定する短縮ダ
イヤル格納判定手段と、利用者に短縮ダイヤル格納判定
手段による判定結果に応じて、呼出音として使用するパ
ターンデータを設定させる判定毎パターンデータ設定入
力手段と、判定毎パターンデータ設定入力手段により入
力された呼出音として使用するパターンデータの設定を
格納する判定毎パターンデータ設定格納手段と、をさら
に有し、波形発生手段は、短縮ダイヤル格納判定手段の
判定結果を基に、判定毎パターンデータ設定格納手段に
おいて設定されている呼出音のパターンデータを読み出
し、読み出した呼出音のパターンデータを基に、アナロ
グ波形を発生させることを特徴とする。
【0027】また、請求項11記載の発明は、請求項7
または10記載の携帯無線電話機において、利用者が着
信対象となる電話番号をグループ毎に区別して登録する
ためのグループ登録手段と、グループ登録手段により登
録されたグループと対応する電話番号を、グループと対
応させて格納するグループ対応電話番号格納手段と、着
信した相手先の電話番号がグループ対応電話番号格納手
段に格納されているか否かを判定するグループ格納判定
手段と、利用者にグループ格納判定手段による判定結果
に応じて、呼出音として使用するパターンデータを設定
させる判定毎パターンデータ設定入力手段と、判定毎パ
ターンデータ設定入力手段により入力された呼出音とし
て使用するパターンデータの設定を格納する判定毎パタ
ーンデータ設定格納手段と、をさらに有し、波形発生手
段は、グループ格納判定手段の判定結果を基に、判定毎
パターンデータ設定格納手段において設定されている呼
出音のパターンデータを読み出し、読み出した呼出音の
パターンデータを基に、アナログ波形を発生させること
を特徴とする。
【0028】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項1から11のいずれかに記載の携帯無線電話機にお
いて、音または呼出音のパターンデータは、ディジタル
データとしてパターンデータ格納手段に格納され、波形
発生手段は、ディジタルデータとして記憶された音のパ
ターンデータをディジタル/アナログ変換することによ
り、アナログ波形を発生させることを特徴とする。
【0029】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項7または10から12のいずれかに記載の携帯無線
電話機において、呼出音のパターンデータは、予め定め
られた複数の音程のデータと呼出音の鳴動時間のデータ
との組み合わせで構成されていることを特徴とする。
【0030】また、請求項14記載の発明は、請求項7
または10から13のいずれかに記載の携帯無線電話機
において、利用者により呼出音のパターンデータを入力
させるための入力手段をさらに有することを特徴とす
る。
【0031】また、請求項15記載の発明は、音を出力
する音出力工程を有する音変換方法であって、音のパタ
ーンデータが格納されたパターンデータ格納手段に格納
された音のパターンデータを基にアナログ波形を発生さ
せるための波形発生工程と、音出力工程において出力さ
れるべき音の音色を所定の音色にするために、アナログ
波形に第1の変換を施す音色変換工程と、音出力工程に
おいて出力されるべき音を和音にするために、アナログ
波形に第2の変換を施す和音発生工程と、音出力工程に
おいて出力されるべき音にエコー感を付加するために、
アナログ波形に第3の変換を施すエコー発生工程と、を
有することを特徴とする。
【0032】また、請求項16記載の発明は、請求項1
5記載の音変換方法において、音色変換工程は、第1の
変換に音色が有するべき音色の特徴を示す音色サンプル
を格納する音色サンプル格納手段に格納された音色サン
プルを基に、アナログ波形に第1の変換を施すことを特
徴とする。
【0033】また、請求項17記載の発明は、請求項1
6記載の音変換方法において、予め1種類以上の音色サ
ンプルを格納する複数音色サンプル格納手段に格納され
た音色サンプルの内、利用者によりいずれかを選択させ
るための音色サンプル選択入力工程と、をさらに有し、
音色サンプル格納手段は、音色サンプル選択入力工程に
おいて選択された音色サンプルが格納されていることを
特徴とする。
【0034】また、請求項18記載の発明によれば、請
求項16または17記載の音変換方法において、音色変
換工程は、音色サンプル格納手段に音色サンプルが格納
されていない場合、実行されないことを特徴とする。
【0035】また、請求項19記載の発明は、請求項1
5から18のいずれかに記載の音変換方法において、利
用者が和音発生工程を実行するか否かの設定を入力する
ための和音発生無効設定入力工程をさらに有し、和音発
生工程は、和音発生無効設定入力工程において入力され
た和音発生工程を実行するか否かの設定が格納される和
音発生無効設定格納手段に格納された和音発生工程を実
行するか否かの設定において、和音発生工程を実行しな
いように設定されていた場合、アナログ波形に第2の変
換を施さず、和音発生工程を実行するように設定されて
いた場合、アナログ波形に第2の変換を施すことを特徴
とする。
【0036】また、請求項20記載の発明は、請求項1
5から19のいずれかに記載の音変換方法において、利
用者がエコー発生工程を実行するか否かの設定を入力す
るためのエコー発生無効設定入力工程をさらに有し、エ
コー発生工程は、エコー発生無効設定入力工程において
入力されたエコー発生工程を実行するか否かの設定が格
納されるエコー発生無効設定格納手段に格納されたエコ
ー発生工程を実行するか否かの設定において、エコー発
生工程を実行しないように設定されていた場合、アナロ
グ波形に第2の変換を施さず、エコー発生工程を実行す
るように設定されていた場合、アナログ波形に第2の変
換を施すことを特徴とする。
【0037】また、請求項21記載の発明によれば、請
求項15から20のいずれかに記載の音変換方法におい
て、音は、呼出音であることを特徴とする。
【0038】また、請求項22記載の発明によれば、請
求項15から20のいずれかに記載の音変換方法におい
て、音は、警告音であることを特徴とする。
【0039】また、請求項23記載の発明によれば、請
求項15から20のいずれかに記載の音変換方法におい
て、音は、キー確認音であることを特徴とする。
【0040】また、請求項24記載の発明は、請求項2
1記載の音変換方法において、利用者が着信対象となる
電話番号を短縮ダイヤルに登録するための短縮ダイヤル
登録工程と、着信した相手先の電話番号が短縮ダイヤル
登録工程において登録された短縮ダイヤルと対応する電
話番号を、短縮ダイヤルと対応させて格納する短縮ダイ
ヤル対応電話番号格納手段に格納されているか否かを判
定する短縮ダイヤル格納判定工程と、利用者に短縮ダイ
ヤル格納判定工程における判定結果に応じて、呼出音と
して使用するパターンデータを設定させる判定毎パター
ンデータ設定入力工程と、をさらに有し、波形発生工程
は、短縮ダイヤル格納判定工程における判定結果を基
に、判定毎パターンデータ設定入力工程において入力さ
れた呼出音として使用するパターンデータの設定を格納
する判定毎パターンデータ設定格納手段において設定さ
れている呼出音のパターンデータを読み出し、読み出し
た呼出音のパターンデータを基に、アナログ波形を発生
させることを特徴とする。
【0041】また、請求項25記載の発明は、請求項2
1または24記載の音変換方法において、利用者が着信
対象となる電話番号をグループ毎に区別して登録するた
めのグループ登録工程と、着信した相手先の電話番号が
グループ登録工程において登録されたグループと対応す
る電話番号を、グループと対応させて格納するグループ
対応電話番号格納手段に格納されているか否かを判定す
るグループ格納判定工程と、利用者にグループ格納判定
工程における判定結果に応じて、呼出音として使用する
パターンデータを設定させる判定毎パターンデータ設定
入力工程と、をさらに有し、波形発生工程は、グループ
格納判定工程の判定結果を基に、判定毎パターンデータ
設定入力工程により入力された呼出音として使用するパ
ターンデータの設定を格納する判定毎パターンデータ設
定格納手段において設定されている呼出音のパターンデ
ータを読み出し、読み出した呼出音のパターンデータを
基に、アナログ波形を発生させることを特徴とする。
【0042】また、請求項26記載の発明によれば、請
求項15から25のいずれかに記載の音変換方法におい
て、音または呼出音のパターンデータは、ディジタルデ
ータとしてパターンデータ格納手段に格納され、波形発
生工程は、ディジタルデータとして記憶された音のパタ
ーンデータをディジタル/アナログ変換することによ
り、アナログ波形を発生させることを特徴とする。
【0043】また、請求項27記載の発明によれば、請
求項21または24から26のいずれかに記載の音変換
方法において、呼出音のパターンデータは、予め定めら
れた複数の音程のデータと呼出音の鳴動時間のデータと
の組み合わせで構成されていることを特徴とする。
【0044】また、請求項28記載の発明は、請求項2
1または24から27のいずれかに記載の音変換方法に
おいて、利用者により呼出音のパターンデータを入力さ
せるための入力工程をさらに有することを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の携
帯無線電話機及び音変換方法を詳細に説明する。
【0046】(本発明の特徴)本発明の特徴は、携帯無
線電話機の呼出音、キー確認音、報知音に関して、他の
利用者との識別を明確にすることを可能とし、且つ、耳
障りな電子音でなく、利用者が聞き易い音を発生するこ
とを可能とする携帯無線電話機及び音変換方法である。
【0047】従って、本発明による携帯無線電話機及び
音変換方法は、具体的な実施例として、以下の第1から
第5の実施形態に示すような構成を有している。
【0048】(第1の実施形態)先ず、本発明の携帯無
線電話機及び音変換方法を好適に実施した第1の実施形
態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0049】(第1の実施形態の構成)図1は、本発明
の第1の実施形態による携帯無線電話機1を示す外観図
である。図1に示す第1の実施形態による携帯無線電話
機1は、通信相手からの音声情報を音声にして出力する
受話部2と、送信する音声情報を入力するための送話部
3と、利用者へのメッセージを表示するための表示部4
と、無線基地局(図示せず)からの電波を受信するため
のアンテナ5と、利用者が各種制御命令及び設定情報を
入力するためのキーボード6と、を有して構成される。
ここで、キーボード6は、本発明において、携帯無線電
話機1より発生する呼出音のパターンデータや各種設定
情報を入力するための構成要素として使用される。
【0050】また、図2は、第1の実施形態による携帯
無線電話機及び音変換方法の構成を示すブロック図であ
る。図2に示される携帯無線電話機1は、図1で示した
キーボード6と、キーボード6から入力された呼出音の
パターンデータとこのパターンデータの音色を変換する
パラメータである音色変換データとを格納するメモリ1
1と、この携帯無線電話機1に呼出音を鳴動させる動
作、例えば着信があったとき、メモリ11に格納された
呼出音のパターンデータを基に呼出音をスピーカ10又
は受話部2から出力させるためのアナログ波形を発生さ
せる波形発生部8と、この波形発生部8において発生さ
せられた呼出音のアナログ波形に対して音色変換データ
に従って所定の変換を施す音色変換回路部9と、音色変
換回路部9で所定の変換がなされた呼出音のアナログ波
形を基に呼出音を出力するスピーカ102と、上記各構
成要素全体を制御する制御部7とを有して構成される。
また、上記の呼出音を発生させる構成要素としては、上
記のスピーカ10に限らず、受話部2においても出力可
能なように構成されるものとする。
【0051】また、上記において、メモリ11に格納さ
れている呼出音のパターンデータは、ディジタルデータ
として格納されているものとし、従って、これを波形発
生部8においてディジタル/アナログ変換することによ
り、上記のアナログ波形を発生させる構成となっている
ものとする。
【0052】ここで、上記のメモリ11に格納されてい
る呼出音のパターンデータは、予め定められた複数の音
程のデータと呼出音の鳴動時間のデータとの組み合わせ
で構成されており、また、同様にメモリ11に格納され
ている音色変換データは、予めメモリ11内に格納され
ている複数種類の音色のサンプルデータの内、いずれか
1つと、以下で説明する和音発生回路13及びエコー発
生回路14それぞれの動作を無効にするか否かを示すデ
ータとで構成されている。
【0053】従って、制御部7は、この携帯無線電話機
1におけるキーボード6より入力された利用者からの指
示、あるいは、着信による呼出音鳴動の指示により、メ
モリ11に格納されたパターンデータに従って呼出音に
アナログ波形を発生するように波形発生部8に制御命令
を出力し、このようにして波形発生部8より出力された
呼出音のアナログ波形は、音色変換回路部9においてメ
モリ11に格納された音色変換データに従って所定の変
換が施されてスピーカ10又は受話部2へ入力され、そ
の後、このスピーカ10又は受話部2より呼出音として
出力させられる。
【0054】また、上記構成における音色変換回路部9
の回路構成の一例を、図3を用いて詳細に説明する。
【0055】図3は、第1の実施形態における音色変換
回路部9の一例を示すブロック図である。図3に示され
た音色変換回路部9は、波形発生部8より出力された呼
出音のアナログ波形に対する音色をメモリ11に格納さ
れている音色変換データに従って変換する音色変換回路
12と、同じく音色変換データに従って呼出音のアナロ
グ波形において和音を発生させる和音発生回路13と、
同じく音色変換データに従って呼出音のアナログ波形に
エコー感を付加するエコー発生回路14と、を有して構
成され、更に上記の各構成要素、音色変換回路12と和
音発生回路13とエコー発生回路14とには、それぞれ
をバイパスして無効にするためのスイッチ12a、13
a、14aが並列に設けられている。
【0056】従って、制御部7は、音色変換データにお
いて音色が指定されていれば、この音色のサンプルを音
色変換回路12に出力し、これに対して、音色が指定さ
れていなければ、スイッチ12aを接続して、アナログ
波形が音色変換回路12を介さないようにする。
【0057】また、次に、制御部7は、音色変換データ
において和音を発生させるように設定されていれば、ス
イッチ13aを接続することなく、音色変換回路12又
は波形発生回路8より出力されたアナログ波形が和音発
生回路13に入力されるようにし、これに対して、和音
を発生させないように設定されていれば、スイッチ13
aを接続して、上記のアナログ波形が和音発生回路13
を介さないようにする。
【0058】更に、制御部7は、音色変換データにおい
てエコー感を発生させるように設定されていれば、スイ
ッチ14aを接続することなく、波形発生回路8又は音
色変換回路12又は和音発生回路13より出力されたア
ナログ波形がエコー発生回路14に入力されるように
し、これに対して、音色変換データにおいてエコー感を
発生させないように設定されていれば、スイッチ14a
を接続して、上記のアナログ波形がエコー発生回路14
を介さないようにする。
【0059】このように所定の変換を受けたアナログ波
形は、実際に発せられる呼出音を出力するためのアナロ
グ波形となっており、スピーカ10又は受話部2に入力
されることで呼出音として出力される。
【0060】ここで、上記において、メモリ11から音
色変換回路12へ入力される音色変換データに含まれる
音色のサンプルは、例えば利用者により指定された音色
の単音における強弱やトーン等のパターンを示すパラメ
ータを含んで構成されており、従って、音色変換回路1
2は、このパラメータを基に、波形発生部8より入力さ
れた呼出音のアナログ波形の音色を変換する。
【0061】また、上述したように、各バイパス12
a、13a、14aは、それぞれが対応する音色変換回
路12、和音発生回路13、エコー発生回路14を使用
しないための構成であり、従って、このバイパス12
a、13a、14aを通過させることにより、各機能の
使用・不使用を選択するよう構成される。
【0062】更に、上記の音色変換回路部9は、上記の
ような呼出音だけでなく、例えばアラーム報知音やキー
操作におけるキー確認音にも適用することが可能であ
る。これは、上記のアラーム報知音やキー確認音のパタ
ーンデータが、呼出音と同様に、波形発生部8より出力
されるよう構成されるためである。このような構成は、
以下における各実施形態において詳細に説明する。
【0063】(第1の実施形態の動作)次に、第1の実
施形態における利用者からの複数の呼出音の作成、登録
及び音色変換データの登録方法の具体例について、以下
に図面を用いて詳細に説明する。
【0064】図4は、第1の実施形態における複数の呼
出音の作成とこの作成した呼出音の登録の手順を示すフ
ローチャートである。
【0065】図4に示されたフローチャートを用いて呼
出音を作成する場合、利用者は、先ずキーボード6の
“FCN”キー(ファンクションキー)を押下し、次に
“1”キーを押下する(ステップS11)。これによ
り、携帯無線電話機において呼出音作成機能が実行され
る。
【0066】その後、以下のステップで作成する呼出音
のパターンデータが格納される領域としてメモリ上のど
の領域を使用するかを指定するために、利用者は、メモ
リ領域のそれぞれに対応する登録番号“0”〜“9”キ
ーの内、いずれかを押下する(ステップS12)。ま
た、このとき、同時に作成する呼出音の曲目も登録する
ことができるように構成する。
【0067】次に、作成する呼出音の音を入力するため
に、利用者は、“1”〜“7”キーの内、いずれかを押
下して、7種類の音程の内、いずれかを選択する(ステ
ップS13)。ここで、第1の実施形態による携帯無線
電話機1は、“1”キーが『ド』、“2”キーが
『レ』、“3”キーが『ミ』、“4”キーが『ファ』、
“5”キーが『ソ』、“6”キーが『ラ』、“7”キー
が『シ』と対応するように構成されているとする。
【0068】また、このようにして入力された音程の鳴
動時間を指定するために、利用者は、“#”キー、
“*”キーのいずれかを押下する(ステップS14)。
ここで、第1の実施形態による携帯無線電話機1は、
“#”キーが1秒、“*”キーが0.5秒と対応するよ
うに構成されているものとする。
【0069】更に、次の音の音程を指定する場合、ステ
ップS13に移行し、利用者は、7種類の音程の内、い
ずれかを選択し、ステップS14と同様に、この入力し
た音程の鳴動時間を入力する。
【0070】このステップS13及びステップS14を
繰り返すことにより、利用者は、所望の呼出音を作成す
る。
【0071】このようにして、呼出音のパターンデータ
を作成した後、この作成した呼出音のパターンデータを
上記のステップS12で指定したメモリ領域に格納する
ために、利用者は、“確定”キーを押下する(ステップ
S15)。これにより、携帯無線電話機1は、入力され
た呼出音のパターンデータを指定されたメモリ領域に格
納し、登録動作の処理を終了する。
【0072】また、他の呼出音のパターンデータを作成
する場合には、上記のステップS12において、同じメ
モリ領域を指定することで、上記において作成した呼出
音を更新するか、若しくは、異なるメモリ領域を指定す
ることで、新たに別の呼出音を作成するかを選択するこ
とができる。
【0073】次に、第1の実施形態による携帯無線電話
機1において、登録されている呼出音の設定、及び、呼
出音の音色の設定の方法について、図面を用いて詳細に
説明する。
【0074】図5は、第1の実施形態による携帯無線電
話機1における着信時に使用する呼出音の設定の方法
と、更に、この設定した呼出音に対する音色の設定の方
法との手順を示すフローチャートである。
【0075】図5に示されたフローチャートを用いて第
1の実施形態による携帯無線電話機1の呼出音を選択・
設定し、更にこの設定した呼出音の音色を設定する場
合、利用者は、先ず、キーボード6の“FCN”キーを
押下し、次に、“2”キーを押下する(ステップS2
1)。これにより、第1の実施形態による携帯無線電話
機1に呼出音の音色を設定する機能を実行させる。
【0076】その後、利用者は、作成された呼出音が格
納されたメモリ領域に対応する登録番号を“0”〜
“9”キーの内、いずれかを押下することで、使用する
呼出音を選択する。(ステップS22)。
【0077】また、利用者は、このようにステップS2
2で選択された呼出音の音色を選択するために、“1”
〜“5”キーの内、いずれか1つを選択する(ステップ
S23)。ここで、第1の実施形態による携帯無線電話
機1は、“1”キーがピアノの音色、“2”キーがギタ
ーの音色、“3”キーが鉄琴の音色、“4”キーが鳥の
鳴き声の音色、“5”キーが犬の鳴き声の音色と対応す
るように構成されているものとする。
【0078】次に、上記のように選択した呼出音が出力
されるにあたり、和音で出力されるか否かを選択するた
めに、利用者は、“#”キーか“*”キーかのどちらか
を押下する(ステップS24)。ここで、第1の実施形
態による携帯無線電話機1は、“#”キーが和音有り、
“*”キーが和音無しと対応するように構成されている
ものとする。
【0079】また、更に上記のように選択した呼出音が
出力されるにあたり、エコー感を付加するか否かを選択
するために、利用者は、“#”キーか“*”キーかのい
ずれかを押下する(ステップS25)。ここで、第1の
実施形態による携帯無線電話機1は、“#”キーがエコ
ー感有り、“*”キーがエコー感無しと対応するように
構成されているものとする。
【0080】その後、上記のように入力した設定を有効
にするために、利用者は、“確定”キーを押下する(ス
テップS26)。これにより、第1の実施形態による携
帯無線電話機1は、上記のように選択された呼出音に対
応する登録番号と、この呼出音の音色及び和音の有無及
びエコー感の有無を指定する音色変換データとを、メモ
リ11内の呼出音設定エリアに格納して、設定処理の動
作を終了する。
【0081】このようにして設定された携帯無線電話機
1に着信があると、携帯無線電話機1内の制御部7は、
メモリ11内の呼出音設定エリアに格納されている呼出
音の登録番号を基に呼出音のパターンデータを読み出し
て波形発生部8に出力し、これを受信した波形発生部8
がこのパターンデータに基づいて呼出音のアナログ波形
を発生する。また、制御部7は、同様に、メモリ11内
の呼出音設定エリアに格納されている音色変換データを
読み出して、これを音色変換部9に出力し、これを受信
した音色変換部9がこの音色変換データに基づいて波形
発生部8より出力された呼出音のアナログ波形に対し
て、音色の変換と、和音の有無と、エコー感の有無との
変換を行い、その後、このように変換された呼出音のア
ナログ波形をスピーカ10又は受話部2に出力すること
で、拡声されて利用者に報知される。
【0082】(第2の実施形態)次に、上記で説明した
第1の実施形態による携帯無線電話機1に更にグループ
毎に異なる呼出音を使用する機能を付加した構成を第2
の実施形態として以下に説明する。
【0083】第2の実施形態による携帯無線電話機1
は、着信時に短縮ダイヤルとして登録された電話番号を
1つ以上のグループに区切る構成を有しており、更にこ
の区切られたグループ(以下、単に短縮グループとい
う)毎に異なる音色が割り当てられるように構成されて
いる。また、呼出音の作成方法は、第1の実施形態で示
した方法と同様である。
【0084】以下、図面を用いて、第2の実施形態にお
いて、着信時に使用する呼出音とその音色とを短縮グル
ープ(例えば、友人、会社、親戚等のグループ毎に短縮
番号を登録している場合)毎に切り替えて使用する場合
における設定の方法を詳細に説明する。
【0085】図6は、着信時に使用する呼出音とその音
色を短縮グループ(友人、会社、親戚等のグループごと
に短縮番号を登録している場合)毎に切り替えて使う場
合の設定方法を示すフローチャートである。
【0086】図6を参照すると、利用者は、先ずキーボ
ード6の“FCN”キーを押下し次に“3”キーを押下
する(ステップS31)。これにより、短縮グループ毎
に呼出音とその音色とを設定するための機能を実行す
る。
【0087】次に、利用者は、“0”〜“9”キーに割
り当てられた短縮グループ番号の内、いずれか一つのキ
ーを選択し押下する(ステップS32)。
【0088】その後、利用者は、選択された呼出音の音
色を選択するために“1”〜“5”キーの内、いずれか
一つを選択する(ステップS33)。ここで、第2の実
施形態による携帯無線電話機1は、“1”キーがピアノ
の音色、“2”キーがギターの音色、“3”キーが鉄琴
の音色、“4”キーが鳥の鳴き声の音色、“5”キーが
犬の鳴き声の音色と対応するように構成されているもの
とする。
【0089】最後に、利用者は、“確定”キーを押下
(ステップS34)することによって、選択した短縮グ
ループとその音色のデータが、メモリの呼出音設定エリ
アに格納される。
【0090】このように構成された第2の実施形態によ
る携帯無線電話機1に着信があると、制御部7はまず発
信者番号通知から、その電話番号がどの短縮グループ
(“0”〜“9”)に属しているかを確認し、次にメモ
リ11内の呼出音設定エリアのデータを元に作成された
呼出音データを読み出して波形生成部8に送り、波形生
成部8では、受信した呼出音のパターンデータに基づい
て呼出音を発生する。
【0091】次に制御部7は、呼出音設定エリアの情報
を元に音色を読み出して音色変換回路部9に送り、音色
変換回路12では、制御部7からのデータに基づき、波
形生成部で発生した呼出音の音色の変換を行い、変換後
の呼出音をスピーカ10又は受話部2に送り、スピーカ
10又は受話部2にて拡声、報知させる。
【0092】また、第2の実施形態による携帯無線電話
機1の構成としては、第1の実施形態による携帯無線電
話機1の構成と同様なもので実施することが可能であ
る。但し、第2の実施形態では、第1の実施形態による
携帯無線電話機1に対して短縮グループ毎に呼出音を設
定するような構成となっているが、これは、制御部7が
発信者番号通知を基に、いずれの短縮グループに割り当
てられている送信先からの着信であるかを判定し、これ
を基に、この短縮グループ毎に割り当てられた呼出音の
パターンデータと音色変換データとを読み出すように構
成することで実現されている。
【0093】更に、第2の実施形態において、呼出音に
対して、和音及びエコー感を適用する場合には、第1の
実施形態で説明した図5におけるステップS24以降の
動作を行うように構成することで、実施することが可能
である。
【0094】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
として、短縮ダイヤルに登録されている相手先からの着
信と短縮ダイヤルに登録されていない相手先からの着信
とで、呼出音の音色を異にするよう構成された携帯無線
電話機及び音変換方法を図面を用いて詳細に説明する。
但し、第2の実施形態と同様に、呼出音の作成方法は、
第1の実施形態で示した方法と同様である。
【0095】図7は、着信時に使用する呼出音とその音
色を、短縮ダイヤルに登録されている相手先からと、短
縮ダイヤルに登録されていない相手先からとを、切り替
えて使用する場合の設定方法を示すフローチャートであ
る。
【0096】図7を参照すると、利用者は、先ずキーボ
ード6の“FCN”キーを押下し、次に“4”キーを押
下する(ステップS41)。これにより、短縮グループ
に登録されているか否かで使用する呼出音とその音色と
を切り替えて設定する機能を実行する。
【0097】次に、利用者は、短縮ダイヤルに登録され
ている相手先に対する設定か、短縮ダイヤルに登録され
ていない相手先に対する設定かを、“1”〜“2”キー
の内、いずれか一つのキーを選択し押下する(ステップ
S42)。ここで、第3の実施形態による携帯無線電話
機1は、“1”キーが短縮ダイヤルに登録されている相
手先からの着信、“2”キーが“1”に規定された相手
先以外からの着信と対応するように構成されているもの
とする。
【0098】次に、利用者は、選択された呼出音の音色
を選択するために“1”〜“5”キーの内、いずれか一
つを選択する(ステップS43)。ここで、第3の実施
形態による携帯無線電話機1は、第1の実施形態と同様
に、“1”キーがピアノの音色、“2”キーがギターの
音色、“3”キーが鉄琴の音色、“4”キーが鳥の鳴き
声の音色、“5”キーが犬の鳴き声の音色と対応するよ
うに構成されているものとする。
【0099】最後に、利用者は、確定キーを押下(ステ
ップS44)することによって、選択した短縮ダイヤル
への設定の有無とその音色のデータが、メモリの呼出音
設定エリアに格納される。
【0100】このように構成された第3の実施形態によ
る携帯無線電話機に着信があると、制御部7はまず発信
者番号通知から、その電話番号が短縮グループに設定さ
れているかを確認し、次にメモリ11内の呼出音設定エ
リアのデータを元に作成された呼出音データを読み出し
て波形生成部8に送り、波形生成部8では、受信した呼
出音のパターンデータに基づいて呼出音を発生する。
【0101】次に制御部7は、呼出音設定エリアの情報
を元に音色を読み出して音色変換回路部9に送り、音色
変換回路12では、制御部7からのデータに基づき、波
形生成部8で発生した呼出音の音色の変換を行い、変換
後の呼出音をスピーカ10又は受話部2に送り、スピー
カ10又は受話部2にて拡声、報知させる。
【0102】また、第3の実施形態による携帯無線電話
機1の構成としては、第1の実施形態による携帯無線電
話機1の構成と同様なもので実施することが可能であ
る。但し、第3の実施形態では、第1の実施形態による
携帯無線電話機1に対して送信先の携帯無線電話機1の
電話番号が短縮グループに登録されているか否かにより
使用する呼出音を設定するような構成となっているが、
これは、制御部7が発信者番号通知を基に、いずれの短
縮グループに割り当てられているか否かを判定し、これ
を基に、呼出音のパターンデータと音色変換データとを
読み出すように構成することで実現されている。
【0103】更に、第3の実施形態において、呼出音に
対して、和音及びエコー感を適用する場合には、第1の
実施形態で説明した図5におけるステップS24以降の
動作を行うように構成することで、実施することが可能
である。
【0104】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
として、警報音(低電圧アラーム音、圏外アラーム音、
通話品質劣化アラーム音)毎に音色を替えるよう構成さ
れた携帯無線電話機及び音変換方法を図面を用いて詳細
に説明する。
【0105】図8は、警報音の音色を切り替えて使う場
合の設定方法を示すフローチャートである。
【0106】図8を参照すると、利用者は、先ずキーボ
ード6の“FCN”キーを押下し、次に“5”キーを押
下する(ステップS51)。これにより、警報音毎に音
色を替えるよう設定するための機能を実行する。
【0107】次に、利用者は、警報音の種類を選択する
ために、“1”〜“3”キーの内、いずれか一つのキー
を選択し押下する(ステップS52)。ここで、第4の
実施形態による携帯無線電話機1は、“1”キーが携帯
無線電話機1のバッテリ電圧が低電圧となった場合に発
せられる低電圧アラームと、“2”キーが携帯無線電話
機1が受信する電波強度が所定の値より弱くなる、即
ち、圏外と判断されるときに発せられる圏外アラーム
と、“3”キーが携帯無線電話機1が受信する情報のビ
ットエラーレートが所定の値よりも高くなった場合に発
せられる通話品質劣化アラームと対応するように構成さ
れているものとする。
【0108】次に、利用者は、選択された呼出音の音色
を選択するために“1”〜“5”キーの内、いずれか一
つを選択する(ステップS53)。ここで、第4の実施
形態による携帯無線電話機1は、第1の実施形態と同様
に、“1”キーがピアノの音色、“2”キーがギターの
音色、“3”キーが鉄琴の音色、“4”キーが鳥の鳴き
声の音色、“5”キーが犬の鳴き声の音色と対応するよ
うに構成されているものとする。
【0109】最後に、利用者は、“確定”キーを押下
(ステップS54)することによって、選択した警報音
とその音色のデータが、メモリの警報音設定エリアに格
納される。
【0110】このように構成された第4の実施形態によ
る携帯無線電話機1に警報音鳴動の状態が起こると、制
御部7はその警報音がどの音色を設定しているかを確認
し、次にメモリ11内の警報音設定エリアの警報音デー
タを読み出して波形生成部8に送り、波形生成部8で
は、警報音のパターンデータに基づいて警報音を発生す
る。
【0111】次に制御部7は、警報音設定エリアの情報
を元に音色を読み出して音色変換回路部9に送り、音色
変換回路12では、制御部からのデータに基づき、波形
生成部8で発生した警報音の音色の変換を行い、変換後
の警報音をスピーカ10又は受話部2に送り、スピーカ
10又は受話部2にて拡声、報知させる。
【0112】また、第4の実施形態による携帯無線電話
機1の構成としては、第1の実施形態による携帯無線電
話機1の構成と同様なもので実施することが可能であ
る。但し、第4の実施形態では、第1の実施形態による
携帯無線電話機1に対して、音色変換の対象が呼出音で
なく警報音であるが、これは、この警報音が呼出音のパ
ターンデータと同様にメモリ11に格納されていること
から、制御部7の動作において、読み出す対象を呼出音
のパターンデータより警報音のパターンデータとするこ
とにより実現されている。
【0113】更に、第4の実施形態において、警報音に
対して、和音及びエコー感を適用する場合には、第1の
実施形態で説明した図5におけるステップS24以降の
動作を行うように構成することで、実施することが可能
である。
【0114】(第5の実施形態)次に、第5の実施形態
として、キー押下時のキー確認音毎に音色を替えるよう
構成された携帯無線電話機及び音変換方法について、図
面を用いて詳細に説明する。
【0115】図9は、キー押下時のキー確認音ごとに音
色を切り替えて使う場合の設定方法を示すフローチャー
トである。
【0116】図9を参照すると、利用者は、先ずキーボ
ード6の“FCN”キーを押下し、次に“6”キーを押
下する(ステップS61)。これにより、キー押下時の
キー確認音毎に異なる音色を使用するための設定を行う
機能を実行する。
【0117】次に、利用者は、キー確認音をそれぞれの
キーに割り当てるために“0”〜“9”、“#”、
“*”キーの内、いずれか一つのキーを選択し押下する
(ステップS62)。
【0118】次に、利用者は、選択されたキーのキー確
認音の音色を選択するために“1”〜“5”キーの内、
いずれか一つを選択する(ステップS63)。ここで、
第5の実施形態による携帯無線電話機1は、第1の実施
形態と同様に、“1”キーがピアノの音色、“2”キー
がギターの音色、“3”キーが鉄琴の音色、“4”キー
が鳥の鳴き声の音色、“5”キーが犬の鳴き声の音色と
対応するように構成されているものとする。
【0119】最後に、利用者は、“確定”キーを押下
(ステップS64)することによって、選択したキーと
そのキー確認音の音色のデータが、メモリのキー確認音
設定エリアに格納される。
【0120】このように構成された第5の実施形態によ
る携帯無線電話機1にキー押下の状態が起こると、制御
部7はその押下されたキーがどの音色を設定しているか
を確認し、次にメモリ11内のキー確認音設定エリアの
キー確認音データを読み出して波形生成部8に送り、波
形生成部8では、キー確認音のパターンデータに基づい
てキー確認音を発生する。
【0121】次に制御部7は、キー確認音設定エリアの
情報を元に音色を読み出して音色変換回路部9に送り、
音色変換回路12では、制御部7からのデータに基づ
き、波形生成部8で発生したキー確認音の音色の変換を
行い、変換後のキー確認音をスピーカ10又は受話部2
に送り、スピーカ10又は受話部2にて拡声、報知させ
る。
【0122】また、第5の実施形態による携帯無線電話
機1の構成としては、第1の実施形態による携帯無線電
話機1の構成と同様なもので実施することが可能であ
る。但し、第5の実施形態では、第1の実施形態による
携帯無線電話機1に対して、音色変換の対象が呼出音で
なくキー確認音であるが、これは、このキー確認音が呼
出音のパターンデータと同様にメモリ11に格納されて
いることから、制御部7の動作において、読み出す対象
を呼出音のパターンデータよりキー確認音のパターンデ
ータとすることにより実現されている。
【0123】更に、第5の実施形態において、キー確認
音に対して、和音及びエコー感を適用する場合には、第
1の実施形態で説明した図5におけるステップS24以
降の動作を行うように構成することで、実施することが
可能である。
【0124】
【発明の効果】(第1の実施形態による効果)以上、説
明したように、本発明による携帯無線電話機及び音変換
方法の第1の実施形態によれば、複数の呼出音のパター
ンデータを発生して登録するデータ発生・登録手段と、
登録された前記複数の呼出音のパターンデータの一つを
選択して記憶する記憶手段と、音色と和音の有無のデー
タの一つを選択して記憶する記憶手段と、着信時に、記
憶された呼出音のパターンデータに基づいて呼出音を発
生する波形生成手段、同様に記憶された音色と和音の有
無のデータに基づき音色を変換する音色変換回路とを備
えることにより、利用者固有の呼出音を報知させること
が出来るので、他の利用者の呼出音と明確に識別するこ
とが出来る効果があり、かつ、耳障りな電子音ではな
く、利用者が聞き易く耳障りでない音を発生することが
出来る効果がある。
【0125】(第2の実施形態による効果)また、本発
明による携帯無線電話機及び音変換方法の第2の実施形
態によれば、上記の第1の実施形態による効果を、短縮
グループ毎に奏することが可能となる。
【0126】(第3の実施形態による効果)また、本発
明による携帯無線電話機及び音変換方法の第3の実施形
態によれば、上記の第1の実施形態による効果を、送信
先が短縮ダイヤルとして登録されているか否かにより、
使い分けることが可能となる。
【0127】(第4の実施形態による効果)また、本発
明による携帯無線電話機及び音変換方法の第4の実施形
態によれば、第1の実施形態による効果を警報音に対し
て奏することが可能となる。
【0128】(第5の実施形態による効果)また、本発
明による携帯無線電話機及び音変換方法の第5の実施形
態によれば、第1の実施形態による効果をキー確認音に
対して奏することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による携帯無線電話機
1を示す外観図である。
【図2】第1の実施形態による携帯無線電話機及びの構
成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態における音色変換回路部9の一
例を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態における複数の呼出音の作成と
この作成した呼出音の登録の手順を示すフローチャート
である。
【図5】第1の実施形態による携帯無線電話機1におけ
る着信時に使用する呼出音の設定の方法と、更に、この
設定した呼出音に対する音色の設定の方法との手順を示
すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態による携帯無線電話機1におけ
る着信時に使用する呼出音とその音色を短縮グループ毎
に切り替えて使う場合の設定方法を示すフローチャート
である。
【図7】第3の実施形態による携帯無線電話機1におけ
る着信時に使用する呼出音とその音色を、短縮ダイヤル
に登録されている相手先からと、短縮ダイヤルに登録さ
れていない相手先からとを、切り替えて使用する場合の
設定方法を示すフローチャートである。
【図8】第4の実施形態による携帯無線電話機1におけ
る警報音の音色を切り替えて使う場合の設定方法を示す
フローチャートである。
【図9】第5の実施形態による携帯無線電話機1におけ
るキー押下時のキー確認音ごとに音色を切り替えて使う
場合の設定方法を示すフローチャートである。
【図10】従来技術による携帯無線電話機及びの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯無線電話機 2 受話部 3 送話部 4 表示部 5 アンテナ 6 キーボード 7 制御部 8 波形発生部 9 音色変換回路部 10 スピーカ 11 メモリ 12 音色変換回路 12a、13a、14a スイッチ 13 和音発生回路 14 エコー発生回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 G10H 1/00 - 7/00

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音を出力する音出力手段を有する携帯無
    線電話機であって、 前記音のパターンデータを格納するパターンデータ格納
    手段と、 前記パターンデータ格納手段に格納された前記音のパタ
    ーンデータを基にアナログ波形を発生させるための波形
    発生手段と、 前記音出力手段より出力される前記音の音色を所定の音
    色にするために、前記アナログ波形に第1の変換を施す
    音色変換手段と、 前記音出力手段より出力される前記音を和音にするため
    に、前記アナログ波形に第2の変換を施す和音発生手段
    と、 前記音出力手段より出力される前記音にエコー感を付加
    するために、前記アナログ波形に第3の変換を施すエコ
    ー発生手段と、を有することを特徴とする携帯無線電話
    機。
  2. 【請求項2】 前記第1の変換に前記音色が有するべき
    音色の特徴を示す音色サンプルを格納する音色サンプル
    格納手段をさらに有し、 前記音色変換手段は、前記音色サンプル格納手段に格納
    された前記音色サンプルを基に、前記アナログ波形に前
    記第1の変換を施すことを特徴とする請求項1記載の携
    帯無線電話機。
  3. 【請求項3】 予め1種類以上の前記音色サンプルを格
    納する複数音色サンプル格納手段と、 利用者が前記複数音色サンプル格納手段に格納された前
    記音色サンプルの内、いずれかを選択するための音色サ
    ンプル選択入力手段と、をさらに有し、 前記音色サンプル格納手段は、前記音色サンプル選択入
    力手段により選択された前記音色サンプルを格納するこ
    とを特徴とする請求項2記載の携帯無線電話機。
  4. 【請求項4】 前記音色変換手段を無効にするための音
    色変換無効手段をさらに有し、 該音色変換無効手段は、前記音色サンプル格納手段に前
    記音色サンプルが格納されていない場合、前記音色変換
    手段を無効とすることを特徴とする請求項2または3記
    載の携帯無線電話機。
  5. 【請求項5】 前記和音発生手段を無効にするための和
    音発生無効手段と、 利用者が前記和音発生無効手段を実行するか否かの設定
    を入力するための和音発生無効設定入力手段と、 該和音発生無効設定入力手段により入力された前記和音
    発生無効手段を実行するか否かの設定を格納する和音発
    生無効設定格納手段と、をさらに有し、 前記和音発生手段は、前記和音発生無効設定格納手段に
    格納された前記和音発生無効手段を実行するか否かの設
    定において、前記和音発生無効手段を実行するように設
    定されていた場合、前記アナログ波形に前記第2の変換
    を施さず、前記和音発生無効手段を実行しないように設
    定されていた場合、前記アナログ波形に前記第2の変換
    を施すことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の携帯無線電話機。
  6. 【請求項6】 前記エコー発生手段を無効にするための
    エコー発生無効手段と、 利用者が前記エコー発生無効手段を実行するか否かの設
    定を入力するためのエコー発生無効設定入力手段と、 該エコー発生無効設定入力手段により入力された前記エ
    コー発生無効手段を実行するか否かの設定を格納するエ
    コー発生無効設定格納手段と、をさらに有し、 前記エコー発生手段は、前記エコー発生無効設定格納手
    段に格納された前記エコー発生無効手段を実行するか否
    かの設定において、前記エコー発生無効手段を実行する
    ように設定されていた場合、前記アナログ波形に前記第
    3の変換を施さず、前記エコー発生無効手段を実行しな
    いように設定されていた場合、前記アナログ波形に前記
    第3の変換を施すことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の携帯無線電話機。
  7. 【請求項7】 前記音は、呼出音であることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話機。
  8. 【請求項8】 前記音は、警告音であることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話機。
  9. 【請求項9】 前記音は、キー確認音であることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯無線電話
    機。
  10. 【請求項10】 利用者が着信対象となる電話番号を短
    縮ダイヤルに登録するための短縮ダイヤル登録手段と、 該短縮ダイヤル登録手段により登録された前記短縮ダイ
    ヤルと対応する前記電話番号を、前記短縮ダイヤルと対
    応させて格納する短縮ダイヤル対応電話番号格納手段
    と、 着信した相手先の電話番号が前記短縮ダイヤル対応電話
    番号格納手段に格納されているか否かを判定する短縮ダ
    イヤル格納判定手段と、 利用者に前記短縮ダイヤル格納判定手段による判定結果
    に応じて、前記呼出音として使用する前記パターンデー
    タを設定させる判定毎パターンデータ設定入力手段と、 該判定毎パターンデータ設定入力手段により入力された
    前記呼出音として使用する前記パターンデータの設定を
    格納する判定毎パターンデータ設定格納手段と、をさら
    に有し、 前記波形発生手段は、前記短縮ダイヤル格納判定手段の
    判定結果を基に、前記判定毎パターンデータ設定格納手
    段において設定されている前記呼出音のパターンデータ
    を読み出し、該読み出した前記呼出音のパターンデータ
    を基に、前記アナログ波形を発生させることを特徴とす
    る請求項7記載の携帯無線電話機。
  11. 【請求項11】 利用者が着信対象となる電話番号をグ
    ループ毎に区別して登録するためのグループ登録手段
    と、 該グループ登録手段により登録された前記グループと対
    応する前記電話番号を、前記グループと対応させて格納
    するグループ対応電話番号格納手段と、 着信した相手先の電話番号が前記グループ対応電話番号
    格納手段に格納されているか否かを判定するグループ格
    納判定手段と、 利用者に前記グループ格納判定手段による判定結果に応
    じて、前記呼出音として使用する前記パターンデータを
    設定させる判定毎パターンデータ設定入力手段と、 該判定毎パターンデータ設定入力手段により入力された
    前記呼出音として使用する前記パターンデータの設定を
    格納する判定毎パターンデータ設定格納手段と、をさら
    に有し、 前記波形発生手段は、前記グループ格納判定手段の判定
    結果を基に、前記判定毎パターンデータ設定格納手段に
    おいて設定されている前記呼出音のパターンデータを読
    み出し、該読み出した前記呼出音のパターンデータを基
    に、前記アナログ波形を発生させることを特徴とする請
    求項7または10記載の携帯無線電話機。
  12. 【請求項12】 前記音または呼出音のパターンデータ
    は、ディジタルデータとして前記パターンデータ格納手
    段に格納され、 前記波形発生手段は、ディジタルデータとして記憶され
    た前記音のパターンデータをディジタル/アナログ変換
    することにより、前記アナログ波形を発生させることを
    特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の携帯無
    線電話機。
  13. 【請求項13】 前記呼出音のパターンデータは、予め
    定められた複数の音程のデータと呼出音の鳴動時間のデ
    ータとの組み合わせで構成されていることを特徴とする
    請求項7または10から12のいずれかに記載の携帯無
    線電話機。
  14. 【請求項14】 利用者により前記呼出音のパターンデ
    ータを入力させるための入力手段をさらに有することを
    特徴とする請求項7または10から13のいずれかに記
    載の携帯無線電話機。
  15. 【請求項15】 音を出力する音出力工程を有する音変
    換方法であって、 前記音のパターンデータが格納されたパターンデータ格
    納手段に格納された前記音のパターンデータを基にアナ
    ログ波形を発生させるための波形発生工程と、 前記音出力工程において出力されるべき前記音の音色を
    所定の音色にするために、前記アナログ波形に第1の変
    換を施す音色変換工程と、 前記音出力工程において出力されるべき前記音を和音に
    するために、前記アナログ波形に第2の変換を施す和音
    発生工程と、 前記音出力工程において出力されるべき前記音にエコー
    感を付加するために、前記アナログ波形に第3の変換を
    施すエコー発生工程と、を有することを特徴とする音変
    換方法。
  16. 【請求項16】 前記音色変換工程は、前記第1の変換
    に前記音色が有するべき音色の特徴を示す音色サンプル
    を格納する音色サンプル格納手段に格納された前記音色
    サンプルを基に、前記アナログ波形に前記第1の変換を
    施すことを特徴とする請求項15記載の音変換方法。
  17. 【請求項17】 予め1種類以上の前記音色サンプルを
    格納する複数音色サンプル格納手段に格納された前記音
    色サンプルの内、利用者によりいずれかを選択させるた
    めの音色サンプル選択入力工程と、をさらに有し、 前記音色サンプル格納手段は、前記音色サンプル選択入
    力工程において選択された前記音色サンプルが格納され
    ていることを特徴とする請求項16記載の音変換方法。
  18. 【請求項18】 前記音色変換工程は、前記音色サンプ
    ル格納手段に前記音色サンプルが格納されていない場
    合、実行されないことを特徴とする請求項16または1
    7記載の音変換方法。
  19. 【請求項19】 利用者が前記和音発生工程を実行する
    か否かの設定を入力するための和音発生無効設定入力工
    程をさらに有し、 前記和音発生工程は、前記和音発生無効設定入力工程に
    おいて入力された前記和音発生工程を実行するか否かの
    設定が格納される和音発生無効設定格納手段に格納され
    た前記和音発生工程を実行するか否かの設定において、
    前記和音発生工程を実行しないように設定されていた場
    合、前記アナログ波形に前記第2の変換を施さず、前記
    和音発生工程を実行するように設定されていた場合、前
    記アナログ波形に前記第2の変換を施すことを特徴とす
    る請求項15から18のいずれかに記載の音変換方法。
  20. 【請求項20】 利用者が前記エコー発生工程を実行す
    るか否かの設定を入力するためのエコー発生無効設定入
    力工程をさらに有し、 前記エコー発生工程は、前記エコー発生無効設定入力工
    程において入力された前記エコー発生工程を実行するか
    否かの設定が格納されるエコー発生無効設定格納手段に
    格納された前記エコー発生工程を実行するか否かの設定
    において、前記エコー発生工程を実行しないように設定
    されていた場合、前記アナログ波形に前記第2の変換を
    施さず、前記エコー発生工程を実行するように設定され
    ていた場合、前記アナログ波形に前記第2の変換を施す
    ことを特徴とする請求項15から19のいずれかに記載
    の音変換方法。
  21. 【請求項21】 前記音は、呼出音であることを特徴と
    する請求項15から20のいずれかに記載の音変換方
    法。
  22. 【請求項22】 前記音は、警告音であることを特徴と
    する請求項15から20のいずれかに記載の音変換方
    法。
  23. 【請求項23】 前記音は、キー確認音であることを特
    徴とする請求項15から20のいずれかに記載の音変換
    方法。
  24. 【請求項24】 利用者が着信対象となる電話番号を短
    縮ダイヤルに登録するための短縮ダイヤル登録工程と、 着信した相手先の電話番号が前記短縮ダイヤル登録工程
    において登録された前記短縮ダイヤルと対応する前記電
    話番号を、前記短縮ダイヤルと対応させて格納する短縮
    ダイヤル対応電話番号格納手段に格納されているか否か
    を判定する短縮ダイヤル格納判定工程と、 利用者に前記短縮ダイヤル格納判定工程における判定結
    果に応じて、前記呼出音として使用する前記パターンデ
    ータを設定させる判定毎パターンデータ設定入力工程
    と、をさらに有し、 前記波形発生工程は、前記短縮ダイヤル格納判定工程に
    おける判定結果を基に、前記判定毎パターンデータ設定
    入力工程において入力された前記呼出音として使用する
    前記パターンデータの設定を格納する判定毎パターンデ
    ータ設定格納手段において設定されている前記呼出音の
    パターンデータを読み出し、該読み出した前記呼出音の
    パターンデータを基に、前記アナログ波形を発生させる
    ことを特徴とする請求項21記載の音変換方法。
  25. 【請求項25】 利用者が着信対象となる電話番号をグ
    ループ毎に区別して登録するためのグループ登録工程
    と、 着信した相手先の電話番号が前記グループ登録工程にお
    いて登録された前記グループと対応する前記電話番号
    を、前記グループと対応させて格納するグループ対応電
    話番号格納手段に格納されているか否かを判定するグル
    ープ格納判定工程と、 利用者に前記グループ格納判定工程における判定結果に
    応じて、前記呼出音として使用する前記パターンデータ
    を設定させる判定毎パターンデータ設定入力工程と、を
    さらに有し、 前記波形発生工程は、前記グループ格納判定工程の判定
    結果を基に、前記判定毎パターンデータ設定入力工程に
    より入力された前記呼出音として使用する前記パターン
    データの設定を格納する判定毎パターンデータ設定格納
    手段において設定されている前記呼出音のパターンデー
    タを読み出し、該読み出した前記呼出音のパターンデー
    タを基に、前記アナログ波形を発生させることを特徴と
    する請求項21または24記載の音変換方法。
  26. 【請求項26】 前記音または呼出音のパターンデータ
    は、ディジタルデータとして前記パターンデータ格納手
    段に格納され、 前記波形発生工程は、ディジタルデータとして記憶され
    た前記音のパターンデータをディジタル/アナログ変換
    することにより、前記アナログ波形を発生させることを
    特徴とする請求項15から25のいずれかに記載の音変
    換方法。
  27. 【請求項27】 前記呼出音のパターンデータは、予め
    定められた複数の音程のデータと呼出音の鳴動時間のデ
    ータとの組み合わせで構成されていることを特徴とする
    請求項21または24から26のいずれかに記載の音変
    換方法。
  28. 【請求項28】 利用者により前記呼出音のパターンデ
    ータを入力させるための入力工程をさらに有することを
    特徴とする請求項21または24から27のいずれかに
    記載の音変換方法。
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