JP3478980B2 - シート用フィニッシャの取付構造 - Google Patents

シート用フィニッシャの取付構造

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裕久 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート用フィニ
ッシャの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート用スライドレールの両サイ
ドの内、一方は、取付けねじ等の取付け手段によりアウ
タフィニッシャが、他方は、インナフィニッシャが、ま
た、前方は、フロントフィニッシャがそれぞれ取付けら
れ、見栄えの向上が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前方に取付けられるフ
ロントフィニッシャの両側は、アウタフィニッシャとイ
ンナフィニッシャの前端部と、結合手段によって一体に
結合されており、その代表的な公知例を図7と図8に示
す。
【0004】図7は、フロントフィニッシャ側に係合孔
101を設ける一方、アウタ及びインナフィニッシャ側
に係合突出部103を設け、係合孔101に係合突出部
103を挿入することで一体に結合されるようになって
いる。
【0005】図8は、フロントフィニッシャ側にアング
ル状に屈曲した屈曲片105を設け、アウタ及びインナ
フィニッシャ側に、前記屈曲片105と係脱自在に係合
し合う係合フック片107を設け、係合片105に係合
フック片107を係合させることで一体に結合されるよ
うになっている。
【0006】これら結合手段の内、前者によっては、係
合孔101及び係合突出部103の寸法に狂いが起きる
と、ガタが発生したり、抜けてしまう所から高い加工精
度が要求され、加工性の面で望ましくないことと、ま
た、係合突出部103を、力を入れて係合孔101に挿
入する時に、場合によっては壊す恐れがあり、しかも、
一旦結合されると取外しがしにくいという不具合いがあ
った。
【0007】また、後者の結合手段にあっては、係合片
105と係合フック片107との合せ結合となるため、
その結合状態が不安定で、力が加わると場合によっては
外れてしまう問題があった。
【0008】そこで、この発明は、前記問題点の解消を
図ったシート用フィニッシャの取付構造を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、取付け手段により、
シート用スライドレールの両サイドにそれぞれ取付ける
アウタフィニッシャとインナフィニッシャの前端側に、
内側へ向く車幅方向の係合部をそれぞれ設け、その係合
部に、上方が開放する受け凹溝を設ける一方、取付け手
段により上方からシート用スライドレールの前方に取付
けるフロントフィニッシャの両側に、前記係合部と直交
し合う前後方向の係合部を設け、その係合部に、前記受
け凹溝と上方から係脱自在に係合し合う係合凹溝を設け
る。
【0010】これにより、フロントフィニッシャの両側
に設けられた係合部の係合凹溝を、アウタ及びインナフ
ィニッシャの前端側に設けられた受け凹溝に上から落し
入れることで、前後・左右に動くことなく確実に結合で
きる。また、フロントフィニッシャは、抜け方向となる
上方から取付け手段により固定支持されるため、確実な
取付け状態が得られる。しかも、取付け手段による固定
を解除することで、フィニッシャの取外しが容易とな
る。
【0011】また、この発明の請求項2によれば、受け
凹溝に、その受け凹溝の溝底に向かって誘導するV字状
の誘導傾斜面を設ける一方、係合凹溝の一方の後側溝縁
に、係合凹溝の溝底へ向かって案内する係合傾斜面を設
ける。
【0012】これにより、係合凹溝は、係合傾斜面によ
って円滑に受け凹溝と係合し合うようになると共に、係
合後は、誘導傾斜面に沿って受け凹溝の溝底へ向けて無
理なく誘導され、迅速な結合状態が得られる。なお、こ
の時の誘導傾斜面及び係合傾斜面の傾斜角度は約40度
以上であることが望ましい。
【0013】また、この発明の請求項3によれば、受け
凹溝の車幅方向外側に、前記受け凹溝の溝壁から一体に
連続して立上がる立上り壁を設ける。
【0014】これにより、フロントフィニッシャの両側
部を、立上り壁に当てて、そのまま下方へ押圧すること
で、係合凹溝は受け凹溝に対して円滑に噛み合う結合状
態が得られると共に、全幅方向のバラツキの吸収が可能
となり、見栄えの向上が図れる。
【0015】また、この発明の請求項4によれば、係合
凹溝を有する係合部は、フロントフィニッシャの補強リ
ブを兼ねる構造とする。
【0016】これにより、フロントフィニッシャは、補
強リブを兼ねる係合部によって強度な面剛性が確保され
る。
【0017】また、この発明の請求項5によれば、フロ
ントフィニッシャの係合部の幅を、補強リブのリブ幅よ
り広い形状とする。
【0018】これにより、フロントフィニッシャと一体
に係合部を成形する時に、フロントフィニッシャの表面
に発生するヒケを防止することができる。
【0019】また、この発明の請求項6によれば、係合
凹溝の係合溝壁を垂直に近い角度に設定する。
【0020】これにより、係合凹溝は、受け凹溝に対し
てガタ付くことなく確実な結合状態が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6の図面を参照
しながら、この発明の実施の形態について具体的に説明
する。
【0022】図1において符号1は、シート用スライド
レールを示している。シート用スライドレール1は、図
外の車体側に固定されるロアレール3と、図外のシート
側に固定されるアッパレール5とから成り、ロアレール
3に対してアッパレール5が前後(矢印イ方向)にスラ
イドすることでシートの前後方向の調節が可能となって
いる。
【0023】シート用スライドレール1の両サイドの
内、ドア側となる外側には、アウタフィニッシャ7が、
室内側となる内側には、インナフィニッシャ9が、前方
にはフロントフィニッシャ11がそれぞれ配置されてい
る。
【0024】アウタフィニッシャ7及びインナフィニッ
シャ9は、前後2箇所に設けられた取付孔13に螺合さ
れた取付け手段となる取付けねじ15によってシート用
スライドレール1の両サイドに固定されている。したが
って、取付けねじ15を取外すことで各フィニッシャ
7、9の取外しが可能となっている。
【0025】アウタフィニッシャ7とインナフィニッシ
ャ9の前端側には、内側へ向く車幅方向の係合部17が
それぞれ設けられている。
【0026】係合部17は、図2に示す如く、各フィニ
ッシャ7、9の板厚とほぼ同一の板厚で形成され、上方
が開放された受け凹溝19を有している。
【0027】受け凹溝19は、溝底21から対向し合う
溝壁23を有し、溝壁23の上端側には、溝底21に向
かって誘導するV字状の誘導傾斜面25が設けられてい
る。誘導傾斜面25は、内側となる図面左側へ向かう傾
斜面25aと外側となる図面右側へ向かう傾斜面25b
となっていて、図面右側の傾斜面25aから一体に上方
に立上がる立上り壁27が連続して形成されている。誘
導傾斜面25の傾斜角度θは、無理なく円滑に誘導でき
る約40度以上に設定され、傾斜面25aから立上り壁
27までの寸法dは、フロントフィニッシャ11の係合
部17の全幅方向のバラツキを吸収し、隙間のない接合
状態が確保されるようになっている。
【0028】一方、図1に示す如く、フロントフィニッ
シャ11の両側には、各フィニッシャ7、9の受け凹溝
25と上方から係脱自在に係合し合う係合凹溝29を有
する係合部31が設けられている。
【0029】係合部31は、前記受け凹溝19と直交し
合うと共に、フロントフィニッシャ11の補強リブを兼
ねて形成されている。
【0030】図3、図4、図5は、補強リブ33と係合
部31との関係を拡大して示したもので、フロントフィ
ニッシャ11の上面から前面にわたって補強リブ33が
設けられていると共に、係合部31は、フロントフィニ
ッシャ11の下端側において、前記補強リブ33に沿う
ようにして一体に形成され、補強リブ33のリブ幅L1
より広い形状となっている。これにより、係合部31の
成形時に、フィニッシャ11の表面P領域に発生するヒ
ケをなくし、見栄えの向上が図られている。
【0031】係合部31の係合凹溝29は、ガタなく受
け凹溝19と係合できるよう、溝底35から対向し合う
ほぼ垂直に近い一対の係合溝壁37、37を有し、一方
となる後側の溝壁下端部は、溝底35へ向かって案内す
る係合傾斜面39が形成されている。係合傾斜面39の
傾斜角度θ1は円滑に案内し合える約40度以上に設定
されている。
【0032】このように構成されたシート用フィニッシ
ャの取付構造によれば、アウタフィニッシャ7及びイン
ナフィニッシャ9を取付けねじ15によりシート用スラ
イドレール1の両サイドに取付ける。
【0033】次に、フロントフィニッシャ11の両側
を、受け凹溝19から立上がる立上り壁27に当てる状
態として、下方へ押圧すると、係合傾斜面39のガイド
によって係合凹溝29と無理なく係合し合う。さらに下
降すると誘導傾斜面25によって受け凹溝19の溝底2
1へ向け誘導案内される。この時、係合凹溝29と受け
凹溝19とは前後・左右に動くことなく確実な係合状態
が得られる。
【0034】結合完了後、取付けねじ15により上方か
らフロントフィニッシャ11をシート用スライドレール
1に取付けることで、フロントフィニッシャ11は、上
方への抜け方向の動きが拘束された確実な取付け状態が
確保される。
【0035】また、取付けねじ15を取外すことで、各
フィニッシャ7、9、11の取外しが無理なく容易に行
なえるようになる。
【0036】一方、フロントフィニッシャ11の結合部
31の領域は、補強リブを兼ねるため、強度な面剛性が
確保される。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のシー
ト用フィニッシャの取付構造によれば次のような効果を
奏する。
【0038】(1)係合凹溝と受け凹溝との係合によ
り、ガタ付くことなく、アウタ及びインナフィニッシャ
に対するフロントフィニッシャの確実な結合状態が得ら
れると共に、取付け手段による固定解除によって取外し
も容易に行なえる。しかも、高い加工精度を必要とせず
加工性の面で大変好ましいものとなる。
【0039】(2)係合傾斜面及び誘導傾斜面によっ
て、迅速な結合が可能となり、作業性の向上が図れる。
【0040】(3)フロントフィニッシャの表面に発生
するヒケを防ぎ、見栄えの向上を図ることがでると共
に、面剛性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるシート用フィニッシャの分解
斜視図。
【図2】アウタ及びインナフィニッシャの前端部に設け
た係合部の拡大説明図。
【図3】フロントフィニッシャを断面した説明図。
【図4】フロントフィニッシャの補強リブと係合部を正
面側からみた説明図。
【図5】補強リブと係合部を示した一部の斜視図。
【図6】アウタ及びインナフィニッシャにフロントフィ
ニッシャを結合させた概要斜視図。
【図7】従来の結合手段を示した説明図。
【図8】従来の結合手段を示した説明図。
【符号の説明】
1 シート用スライドレール 7 アウタフィニッシャ 9 インナフィニッシャ 11 フロントフィニッシャ 15 取付けねじ(取付け手段) 17 係合部 19 受け凹溝 29 係合凹溝 31 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け手段により、シート用スライドレ
    ールの両サイドにそれぞれ取付けるアウタフィニッシャ
    とインナフィニッシャの前端側に、内側へ向く車幅方向
    の係合部をそれぞれ設け、その係合部に、上方が開放す
    る受け凹溝を設ける一方、取付け手段により、上方から
    シート用スライドレールの前方に取付けるフロントフィ
    ニッシャの両側に、前記係合部と直交し合う前後方向の
    係合部を設け、その係合部に、前記受け凹溝と上方から
    係脱自在に係合し合う係合凹溝を設けたことを特徴とす
    るシート用フィニッシャの取付構造。
  2. 【請求項2】 受け凹溝に、その受け凹溝の溝底に向か
    って誘導するV字状の誘導傾斜面を設ける一方、係合凹
    溝の一方の後側溝縁に、係合凹溝の溝底へ向かって案内
    する係合傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のシート用フィニッシャの取付構造。
  3. 【請求項3】 受け凹溝の車幅方向外側に、前記受け凹
    溝の溝壁から一体に連続して立上がる立上り壁を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシ
    ート用フィニッシャの取付構造。
  4. 【請求項4】 係合凹溝を有する係合部は、フロントフ
    ィニッシャの補強リブを兼ねる構造であることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載のシート用フィニ
    ッシャの取付構造。
  5. 【請求項5】 フロントフィニッシャの係合部の幅は、
    補強リブのリブ幅より広い形状であることを特徴とする
    請求項4記載のシート用フィニッシャの取付構造。
  6. 【請求項6】 係合凹溝の係合溝壁を垂直に近い角度に
    設定したことを特徴とする請求項1、2、4のいずれか
    に記載のシート用フィニッシャの取付構造。
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