JP3478764B2 - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP3478764B2
JP3478764B2 JP23098599A JP23098599A JP3478764B2 JP 3478764 B2 JP3478764 B2 JP 3478764B2 JP 23098599 A JP23098599 A JP 23098599A JP 23098599 A JP23098599 A JP 23098599A JP 3478764 B2 JP3478764 B2 JP 3478764B2
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ultraviolet lamp
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哲也 北山
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株式会社オリンピア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシ
ン、さらに詳しくは、蛍光インキを使用して図柄を表
し、紫外線ランプの点灯及び消灯により、一つの図柄で
異なる二種類の図柄を表現することができるスロットマ
シンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスロットマシンとして
は、三個の回転リールの外周面に、例えば、それぞれ2
1個の図柄が表され、それらの特定の図柄が、筐体表面
に記された有効入賞ライン上に揃うことにより、入賞が
確定するように設定されている。具体的には、回転リー
ルは、駆動源により回転される合成樹脂製の回転ドラム
と、この回転ドラムの外周部に巻かれたリールテープと
を備えている。そして、このリールテープの外周表面に
は、カラーインクによって、例えば21個の図柄が描か
れている。そして、これらの図柄がスロットマシンの筐
体の前面側の図柄表示窓を通して外部から見えるように
回転リールが組み込まれている。
【0003】また、従来のスロットマシンは、回転リー
ルの前方斜め上方、または、前方斜め下方、或いはそれ
らの両方に蛍光灯を配置し、かかる蛍光灯により回転リ
ールの外周面の図柄を照明している。さらに、遊技者の
遊技に対する気分を高めさせるために、かかる蛍光灯
や、回転リールの周囲にランプ等の照明装置を配置し
て、これらの照明装置を適時点灯又は点滅動作させる工
夫がされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスロットマシンでは、回転リールの周囲に描かれた図
柄は、専ら予め描かれた特定の一種類の図柄を表示する
だけの働きしかなく、回転リールの周囲の照明装置の点
灯又は点滅動作を行って、気分を盛り上げる工夫にも限
界があった。
【0005】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、紫外線ランプの点灯
及び消灯の切り替えにより、通常図柄部のみからなる図
柄と、その通常図柄部及び蛍光図柄部の組合せからなる
図柄との二種類の異なる図柄として使用することができ
て、限られた領域内で図柄数を増加させることができ、
遊技の多様性を増すことができ、遊技を興味溢れるもの
にすることができ、さらに、紫外線ランプの点灯まで、
遊技者の入賞確定の期待感を持続させることができるス
ロットマシンを提供しようとするものである。 (請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】すなわち、請求項2記載の発明は、紫外線
ランプの消灯時において、どのような図柄が隠れている
か、遊技者の期待感を増大させることができ、また、紫
外線ランプを点灯させて、蛍光図柄部からなる図柄を突
然浮かび上がらせることができて、意外性を付与させる
ことができるスロットマシンを提供しようとするもので
ある。 (請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】すなわち、請求項3記載の発明は、入賞フ
ラグ成立の有無を紫外線ランプの点灯の有無により、遊
技者へ報知することができるスロットマシンを提供しよ
うとするものである。 (請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】すなわち、請求項4記載の発明は、回転リ
ールの停止後、紫外線ランプの点灯まで、図柄が揃って
いるか否か解らず、遊技者の期待感を最後まで持続させ
ることができるスロットマシンを提供しようとするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】(特徴点) 各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目
的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴
点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説
明する。
【0010】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0011】すなわち、本発明に係るスロットマシン(1
0)は、筐体(11)と、外周面に複数の図柄(61)を表示した
回転リール(40)を有すると共に前記筐体(11)に固定され
るリールユニット(60)と、前記リールユニット(60)の駆
動を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記リ
ールユニット(60)の駆動を停止させるためのストップス
イッチ(50)と、前記スタートスイッチ(30)及び前記スト
ップスイッチ(50)の操作により、前記回転リール(40)の
回転及び停止を制御するための遊技制御装置(20)とを備
えているものである。
【0012】そして、前記筐体(11)には、前記回転リー
ル(40)の外周面に紫外線を照射可能な紫外線ランプ(67)
が固定され、前記回転リール(40)の同一外周面の少なく
とも一個の図柄(61)は、紫外線が照射されることにより
発光する性質を持つ蛍光インキにより描かれた蛍光図柄
部(62)と、可視光で可視可能な通常インキにより描かれ
た通常図柄部(63)とを組み合わせたものから形成されて
いる。その当該回転リール(40)の外周に配列される複数
の図柄の中には、前記通常図柄部(63)と同一の図柄のみ
有して、その通常図柄部(63)に前記蛍光図柄部(62)を組
み合わせて描かれていない図柄を備えている。
【0013】そして、前記遊技制御装置(20)は、前記紫
外線ランプ(67)の点灯又は消灯を制御する紫外線ランプ
制御手段(120)を備え、前記紫外線ランプ制御手段(120)
による紫外線ランプ(67)の消灯又は点灯により、前記蛍
光図柄部(62)及び前記通常図柄部(63)を組み合わせた図
柄を、通常図柄部(63)のみからなる図柄(61)と、通常図
柄部(63)及び蛍光図柄部(62)の組合せからなる図柄(61)
との二種類の異なる図柄(61)として使用可能にしたこと
を特徴とするものである。
【0014】なお、ここで、「蛍光インキ」とは、紫外
線が照射されると発光する顔料を含有するもので、例え
ば、BLインキ(商品名、株式会社太陽マーク製)を用
いるものである。この蛍光インキは、通常の照明のもと
では、例えば乳白色であるが、紫外線が照射されると種
々の色彩に発光するものである。また、ここで、「紫外
線ランプ(67)」とは、紫外線を放射可能なランプであっ
て、いわゆるブラックライトや、ダークライトと呼ばれ
るものである。
【0015】また、ここで、「通常図柄部(63)」とは、
蛍光灯や白熱灯等の通常の照明装置により、見ることが
できる図柄であって、具体的には、例えば、図2及び図
4に示す小さな十字架のお墓や、図11に示す「再遊技
(Replay)」のモグラの穴に該当するものであ
る。また、「蛍光図柄部(62)」とは、通常の照明装置で
は見ることができないが、紫外線ランプ(67)により紫外
照射させることにより、発光して浮かび上がり、見
ることができるものであって、具体的には、例えば、図
3及び図5に示す十字架のお墓の上に浮かび上がる「7
(セブン)」や、図12に示すモグラの穴から顔を出し
たモグラに該当するものである。 (作用) 本発明に係るスロットマシン(10)の回転リール(40)の外
周面の少なくとも一個の図柄(61)は、蛍光インキにより
描かれた蛍光図柄部(62)と、可視光で可視可能な通常イ
ンキにより描かれた通常図柄部(63)とを組み合わせたも
のから形成されている。このため、紫外線ランプ制御手
段(120)により紫外線ランプ(67)を消灯させた状態で
は、回転リール(40)の外周面の少なくとも一個の図柄(6
1)は、通常図柄部(63)のみからなる図柄(61)として認識
される。一方、紫外線ランプ制御手段(120)により紫外
線ランプ(67)を点灯させた状態では、当該図柄(61)は、
通常図柄部(63)及び蛍光図柄部(62)の組合せからなる図
柄(61)として認識される。すなわち、紫外線ランプ制御
手段(120)による紫外線ランプ(67)の点灯又は消灯によ
り、前記蛍光図柄部(62)及び通常図柄部(63)を組み合わ
せた図柄(61)を、通常図柄部(63)のみからなる図柄(61)
と、その通常図柄部(63)及び蛍光図柄部(62)の組合せか
らなる図柄(61)との二種類の異なる図柄(61)として使用
することができる。これにより、図柄(61)を1種類のも
のとして使用する場合と比較して、回転リール(40)の外
周面の限られた領域を使用して、図柄(61)の数を増やす
ことができ、遊技内容の多様性を増加させることがで
き、遊技を興味溢れるものにすることができる。さら
に、紫外線ランプ制御手段(120)の制御により紫外線ラ
ンプ(67)が点灯する状態まで、紫外線ランプ(67)が消灯
しているため、遊技者は、通常図柄部(63)のみしか見る
ことができず、蛍光図柄部(62)を見ることができない。
このため、図柄(61)を特定することができず、紫外線ラ
ンプ(67)の点灯まで、遊技者の入賞確定の期待感を持続
させることができる。
【0016】また、紫外線ランプ(67)の点灯又は消灯に
より、同一図柄(61)を二種類の図柄(61)として表すこと
ができるため、遊技条件の変化を、紫外線ランプ(67)の
点灯又は消灯により遊技者に視覚的に知らせることがで
きる。具体的には、例えば、通常遊技から、RBゲー
ム、いわゆるレギュラーボーナスゲーム(以下、「RB
ゲーム」という)や、BBゲーム、いわゆるビッグボー
ナスゲーム(以下、「BBゲーム」という)の特別遊技
へ移行した場合に紫外線ランプ(67)を点灯することによ
り、通常遊技とは異なる図柄(61)を使用して、通常遊技
とは、その遊技内容も異なるものを行うことができる。
これにより、遊技者に対して、遊技条件が異なること
を、視覚的に強烈にアピールすることができる。特に、
本発明では、紫外線が照射されることにより発光する性
質を持つ蛍光インキを使用して図柄(61)を形成し、これ
に紫外線ランプ(67)により紫外線を照射しているため、
通常のインキで描いた図柄(61)を蛍光灯下で見るもの
と、全く異なる雰囲気を醸し出すことができる。これに
より、遊技者の気分を高揚させることができるととも
に、遊技条件の変化を視覚的に伝えることができる。
【0017】また、回転リール(40)の周囲に配置された
複数の図柄(61)のうち、一部の図柄(61)にのみ蛍光図柄
部(62)を設けるようにすると、かかる蛍光インキを使用
した蛍光図柄部(62)を有する図柄(61)のみを、他の蛍光
インキを使用していない図柄(61)から鮮明に目立たせる
ことができる。このため、回転する回転リール(40)の中
から、かかる蛍光インキを使用した図柄(61)を所定の有
効入賞ライン上に狙って止める作業、いわゆる目押しを
行いやすくすることができる。これにより、目押しに慣
れていない初心者でも、目押しを簡単にすることがで
き、遊技性を向上させることができる。 (請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】すなわち、前記回転リール(40)の外周面に
は、通常図柄部(63)は何も描かず、蛍光図柄部(62)のみ
から形成されている少なくとも一個の図柄を含むことを
特徴とする。 (作用) 本発明によれば、回転リール(40)の外周面には、通常図
柄部(63)は、何も描かれていない少なくとも一個の図柄
(61)を含むため、紫外線ランプ(67)の消灯時には、何の
図柄(61)も見えない空白の状態となる。このため、遊技
者は、紫外線ランプ(67)の消灯時において、蛍光図柄部
(62)にどのような図柄(61)が隠れているか全く解らな
い。これにより、蛍光図柄部(62)にどの図柄(61)が隠れ
ているか、遊技者の興味を持続させることができる。
【0019】そして、当該図柄(61)は、蛍光図柄部(62)
のみから形成されているため、紫外線ランプ(67)を点灯
することにより、蛍光インキで塗布された蛍光図柄部(6
2)を発光させて、突然、浮かび上がらせることができ
る。これにより、遊技に意外性を付与することができ、
遊技を興味溢れるものにすることができる。 (請求項3) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0020】すなわち、前記遊技制御装置(20)は、入賞
か否かの抽選を行う入賞抽選手段(110)を備えている。
そして、前記入賞抽選手段(110)による抽選結果が前記
入賞である場合に入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ
成立中に、前記回転リール(40)の停止図柄(61)の組み合
わせが、所定の入賞図柄(61)と一致したことを条件に入
賞が確定して遊技者に利益を付与するように設定され、
前記入賞フラグ成立の有無を前記紫外線ランプ(67)の点
灯又は消灯により、遊技者へ報知可能に形成したことを
特徴とする。 (作用) 本発明は、入賞フラグ成立の有無を、紫外線ランプ(67)
の点灯を制御して、回転リール(40)周囲の蛍光インキで
描いた蛍光図柄部(62)の発光の有無により、遊技者へ報
知可能に形成している。このため、入賞フラグ成立を筐
体(11)の前面側に配置した通常のランプやLED等の光
により、報知するものと比較して、回転リール(40)の回
転に視線を集中している遊技者が視線を回転リール(40)
から頻繁に外してランプ等を注視する必要がなく、遊技
者の集中を持続させることができる。
【0021】また、入賞フラグ成立を筐体(11)前面に設
けたスピーカからの音により報知するものと比較して、
騒々しい遊技ホールの中でも、視線を回転リール(40)に
注いでいる遊技者に確実に報知することができる。すな
わち、回転リール(40)の特定の図柄(61)を発光させるこ
とは、回転リール(40)の図柄(61)に視線を注ぎ、神経を
集中して遊技を行っている遊技者に、図柄(61)の変化を
敏感に感知させることができ、確実且つ有効な報知手段
と成り得る。これにより、入賞フラグの成立の有無を確
実に遊技者に知らせることができる。 (請求項4) 請求項4記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0022】すなわち、前記紫外線ランプ制御手段(12
0)は、回転リール(40)の回転中は紫外線ランプ(67)を消
灯させ、回転リール(40)の停止後に紫外線ランプ(67)を
点灯させるように形成したことを特徴とする。 (作用) 本発明によれば、紫外線ランプ制御手段(120)は、回転
リール(40)の回転中は紫外線ランプ(67)を消灯させてい
る。このため、回転リール(40)の回転中は、通常図柄部
(63)のみにより形成された図柄(61)が見える。そして、
回転リール(40)の停止後に紫外線ランプ(67)が点灯する
ことにより、通常図柄部(63)と蛍光図柄部(62)とが組合
わさった図柄(61)が表れる。すなわち、回転リール(40)
が回転中は、図柄(61)が特定されず、回転リール(40)の
停止後に図柄(61)が特定されることになり、遊技者は、
回転リール(40)の回転が停止するまで、どの図柄(61)が
止まったのか、期待感を最後まで持続させることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明) 図1乃至図8は、本発明の実施の形態を示すものであ
る。図1はスロットマシンのブロック図、図2は紫外線
ランプの消灯時の図柄の外観正面図、図3は紫外線ラン
プの点灯時の図柄の外観正面図、図4は紫外線ランプ消
灯時の三個の回転リールの図柄の外観正面図、図5は紫
外線ランプ点灯時の三個の回転リールの図柄の外観正面
図、図6はスロットマシンの外観正面図、図7は回転リ
ールに対する紫外線ランプの取付位置の概略縦断面図、
図8はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ
示すものである。(スロットマシン10)図中、10は、ス
ロットマシン10を示すものである。
【0024】スロットマシン10は、図6に示すように、
四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上
部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が
形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央
には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる
図柄表示窓13が形成されている。スロットマシン10の内
部には、図示していないが、スタートスイッチ30及びス
トップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及
び停止を制御するための遊技制御装置20(図1参照)が
内蔵されている。 (遊技制御装置20) 上記遊技制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に
構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そ
して、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込
むことで、次の(1)乃至(4)の手段として機能す
る。
【0025】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 (4)紫外線ランプ制御手段120 なお、遊技制御装置20としては、上記した(1)〜
(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。また、CPUは、一個に限定されず、
二個以上のCPUで制御するようにしても良い。 (入力段) 上記遊技制御装置20の入力段には、図1に示すように、
次のパーツが接続されている。
【0026】(1)スタートスイッチ30 (2)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)及び(2)のパ
ーツに限定されるものではない。 (出力段) 遊技制御装置20の出力段には、図1に示すように、次の
パーツが接続されている。
【0027】(1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)紫外線ランプ67 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパ
ーツに限定されるものではない。 (スタートスイッチ30) 上記スタートスイッチ30は、図6に示すように、回転リ
ール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダ
ルの投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させ
るためのものである。 (ストップスイッチ50) 上記ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を
停止させるためのものである。具体的には、ストップス
イッチ50は、図6に示すように、各回転リール40に対応
した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下
方に1個ずつ配置されているものである。 (リールユニット60) 上記リールユニット60は、三個の回転リール40と、各回
転リール40を個々に回転させるためのモータとから構成
されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂から
なる回転ドラム41と、この回転ドラム41の周囲に貼付さ
れるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリ
ールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の
図柄61が表示されている。 (図柄61) 上記図柄61は、回転リール40のリールテープ42の外周面
に、例えば21個、分割された領域に描かれているもの
である。この図柄61が、入賞フラグ成立中に所定の有効
入賞ライン上に揃うことにより、入賞が確定するもので
ある。そして、回転リール40のリールテープ42の外周面
の少なくとも一個の図柄61は、紫外線が照射されること
により発光する性質を持つ蛍光インキにより描かれた蛍
光図柄部62と、可視光で可視可能な通常インキにより描
かれた通常図柄部63とを組み合わせたものから形成され
ている。
【0028】具体的には、図2及び図4に示すように、
通常図柄部63は、小さな十字架のお墓から形成されてい
る。そして、蛍光図柄部62は、図3及び図5に示すよう
に、その小さな十字架のお墓に重なるように「7」の数
値が紫外線ランプ67の照射により浮かび上がるように形
成されているものである。なお、遊技性を増すために、
回転リール40の外周に配列される21個の図柄の中に
は、小さな十字架からなる通常図柄部63のみ有し、蛍光
インキによる「7」の蛍光図柄部62は描かれていないも
のも有するものである。 (ホッパーユニット65) 上記ホッパーユニット65は、図示しないが、遊技の結果
に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものであ
る。 (紫外線ランプ67) 上記紫外線ランプ67は、図7に示すように、リールユニ
ット60の手前側の図柄表示窓13の上下端部近傍に一本ず
つ、合計二本、横方向に長尺状のものが配置されてい
る。この紫外線ランプ67は、回転リール40の外周面の手
前側に紫外線を照射可能なものである。なお、紫外線ラ
ンプ67は、回転リール40の上に二本、設置している
が、特にこれに限定されるものではなく、上下のうちい
ずれか一本のみに配置しても良いものである。
【0029】また、紫外線ランプ67の点灯方法は、常時
点灯状態を維持するものに限定されず、所定のサイクル
でチカチカと点滅させるようにしても良いものであり、
また、それらを組合せるようにしても良いものである。 (通常遊技制御手段70) 上記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるための
ものである。
【0030】すなわち、メダルの投入を条件に、スター
トスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動さ
れ、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ス
トップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回
転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッ
チ50を三個全て操作すると、三個の回転リール40の回転
が全て停止する。
【0031】このとき、表示窓12の有効入賞ライン上
に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニ
ット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。な
お、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良
い。入賞には、遊技者に利益を付与する小役入賞と、こ
の小役入賞よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する
特別入賞とを備えている。そして、抽選結果が特別入賞
である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞
フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停
止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入
賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃
うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者
に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。そ
して、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リ
ール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一
致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成
立の権利が持ち越されるように設定されている。
【0032】なお、特別入賞フラグが成立中に、特別入
賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることができるか否
かは、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、190
ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み
可能図柄61、例えば4個の引き込み可能図柄61の中に、
特別入賞図柄61が含まれているような場合には、回転リ
ール40は有効入賞ライン上に特別入賞図柄61を引き込ん
で停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄61の
中に、特別入賞図柄61が含まれていないような場合に
は、有効入賞ライン上に特別入賞図柄61を引き込んで停
止することができず、特別入賞フラグ成立の権利が次の
遊技に持ち越されることになる。
【0033】なお、上記引き込み可能図柄61の個数は、
図柄61寸法形状や、ストップスイッチ50操作後の回転リ
ール40の停止時間により、決定されるものであって、上
記4個に限定されるものではなく、他の個数でも良いも
のである。(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御手
段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利
な特別遊技を行わせるためのものである。
【0034】上記特別遊技としては、大別すると、次の
ゲームがある。 (1)BBゲーム(特定導入遊技) (2)RBゲーム(特定遊技) なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、
BBゲーム中で無い場合にも単独で行われるものであ
る。また、特別遊技としては、上記した(1)及び
(2)のゲームに限定されるものではない。
【0035】通常遊技において、図示しないが、例えば
「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三個揃うと、ホ
ッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払
い出される。このとき、BBゲームが開始される。具体
的には、特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大
別すると、次の手段を備える。
【0036】(1)BBゲーム制御手段90(特定導入遊
技制御手段91) (2)RBゲーム制御手段100(特定遊技制御手段101) (BBゲーム制御手段90) 上記BBゲーム制御手段90は、BBゲームを制御するた
めのものである。具体的には、BBゲームに移行する
と、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例え
ば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大
回数、例えば最大30回、行える。 (RBゲーム制御手段100) 上記RBゲーム制御手段100は、RBゲームを制御する
ためのものである。
【0037】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なるものである。そして、RBゲームでは、最大12回
の入賞するか否かの特定入賞遊技が行えるものであり、
そのうち、最大8回の入賞確定が可能である。すなわ
ち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最大12回の
特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終了するもの
である。 (入賞抽選手段110) 上記入賞抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づい
て入賞か否かの入賞判定の抽選を行うものである。そし
て、入賞抽選手段110による抽選結果が入賞である場合
に入賞フラグが成立する。そして、上述したように、入
賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄61の組み合
わせが予め定められた入賞図柄61と一致したことを条件
に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊
技等の利益が付与されるものである。
【0038】なお、この入賞抽選手段110は、通常遊
技、RBゲーム及びBBゲームからなる特別遊技のいず
れにおいても抽選を行うことができるものであるが、特
にこれに限定されることはない。例えば、この入賞抽選
手段110において、RBゲームの特定入賞遊技のみの抽
選を取り扱い、その他の遊技の抽選は、特に図示しない
が、別途、設けた他の抽選手段により、行うようにして
も良いものである。
【0039】具体的には、入賞抽選手段110は、特に図
示しないが、大別すると、入賞抽選用の乱数を所定の領
域内(例えば十進数で0〜16383や、0〜255
等)で発生させる乱数発生手段と、この乱数発生手段が
発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッ
チ30の操作)で抽出する乱数抽出手段と、前記乱数発生
手段がとる乱数の全領域中、各入賞項目の出現回数とな
る抽選確率データを有する入賞判定テーブルと、乱数抽
出手段が抽出した抽出乱数データと入賞判定テーブルの
抽選確率データを基に乱数発生手段がとる乱数の全領域
中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域データ
とを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に対
応する入賞を決定する判定手段とを備えているものであ
る。(紫外線ランプ制御手段120)上記紫外線ランプ制
御手段120は、紫外線ランプ67の点灯又は消灯を制御す
るためのものである。そして、紫外線ランプ制御手段12
0による紫外線ランプ67の消灯又は点灯により、前記回
転リール40の外周面の少なくとも一個の図柄61を、通常
図柄部63のみからなる図柄61と、通常図柄部63及び蛍光
図柄部62の組合せからなる図柄61との二種類の異なる図
柄61として使用可能にしているものである。 (スロットマシン10の動作) 次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略に
ついて、図8に示したフローを用いて説明する。
【0040】先ず、ステップ100において、遊技者に
よるメダル投入によって、スタートスイッチ30が操作可
能な状態となる。そして、図示しないが、遊技制御装置
20において、スタートスイッチ30のオン・オフが監視さ
れ、スタートスイッチ30が操作されたか否かが判定され
る。そして、ステップ101に進む。ステップ101に
おいて、遊技者により、スタートスイッチ30がオンに操
作される。そして、次のステップ102に進む。
【0041】ステップ102において、入賞抽選手段11
0により抽選が行われる。そして、次のステップ103
に進む。ステップ103において、ステップ102の抽
選処理の結果、BBゲーム若しくはRBゲームの特別入
賞フラグが成立しているか否かが判定される。そして、
抽選処理の結果、BBゲーム若しくはRBゲームの特別
入賞フラグが成立していると判定された場合、次のステ
ップ104に進む。
【0042】ステップ104において、紫外線ランプ制
御手段120の制御により紫外線ランプ67が点灯する。こ
れにより、十字架のお墓からなる通常図柄部63の上に重
なるように、蛍光図柄部62の「7」が発光して、浮かび
上がる。これにより、遊技者に、入賞フラグが成立して
いることを確実に知らせることができる。また、この蛍
光図柄部62の「7」の文字は、蛍光インキにより描かれ
ているので、紫外線ランプ67が照射されると、発光し
て、他の蛍光インキを使用していない図柄61の中から鮮
明に目立たせることができる。これにより、いわゆる目
押しを行い易くすることができるものである。そして、
次のステップ105に進む。
【0043】ステップ105において、BBゲーム又は
RBゲームの遊技が行われる。なお、BBゲーム及びR
Bゲームの具体的内容は上述したので説明を省略する。
そして、次のステップ106に進む。ステップ106に
おいて、BBゲーム又はRBゲームが終了する。そし
て、次のステップ107に進む。
【0044】ステップ107において、紫外線ランプ制
御手段120の制御により紫外線ランプ67が消灯する。そ
して、遊技が終了する。前記ステップ103において、
ステップ102の抽選処理の結果、BBゲーム若しくは
RBゲームの特別入賞フラグが成立していないと判定さ
れた場合、次のステップ108に進む。
【0045】ステップ108において、BBゲーム若し
くはRBゲームの特別入賞フラグが成立していない状
態、いわゆる内部当たり中でない状態での通常遊技が行
われる。そして、遊技が終了する。 (第二の実施の形態) (図面の説明) 図9及び図10は、本発明の第二の実施の形態を示すも
のであって、図9は紫外線ランプの点灯時の図柄の外観
正面図、図10はスロットマシンの動作の概略のフロー
をそれぞれ示すものである。 (スロットマシン10) 上記スロットマシン10の外観は、第一の実施の形態と同
様であって、図1と同一であるため、説明を省略する。 (遊技制御装置20) 上記遊技制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に
構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そ
して、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込
むことで、次の(1)乃至(4)の手段として機能す
る。
【0046】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 (4)紫外線ランプ制御手段120 なお、入力段のスタートスイッチ30及びストップスイッ
チ50と、出力段のリールユニット60及びホッパーユニッ
ト65とは、第一の実施の形態で説明したものと同一であ
って、説明を省略する。
【0047】また、通常遊技制御手段70、BBゲーム制
御手段90及びRBゲーム制御手段100からなる特別遊技
制御手段80並びに入賞抽選手段110は、第一の実施の形
態で説明したものと同一であって、説明を省略する。 (図柄61) 上記図柄61のうち複数の図柄61には、第一の実施の形態
と同様に、紫外線が照射されることにより発光する性質
を持つ蛍光インキにより描かれた蛍光図柄部62と、可視
光で可視可能な通常インキにより描かれた通常図柄部63
とを組み合わせたものから形成されている。
【0048】具体的には、図9に示すように、通常図柄
部63は、第一の実施の形態と同様に小さな十字架のお墓
から形成されている。そして、蛍光図柄部62は、図9に
示すように、その小さな十字架のお墓に重なるように愛
らしい「お化け」が紫外線ランプ67の照射により浮かび
上がるように形成されているものである。 (紫外線ランプ制御手段120) 上記紫外線ランプ制御手段120は、第一の実施の形態と
同様に、紫外線ランプ67の点灯又は消灯を制御するため
のものである。そして、紫外線ランプ制御手段120によ
る紫外線ランプ67の消灯又は点灯により、前記回転リー
ル40の外周面の複数の図柄61を、通常図柄部63のみから
なる図柄61と、通常図柄部63及び蛍光図柄部62の組合せ
からなる図柄61との二種類の異なる図柄61として使用可
能にしているものである。
【0049】そして、紫外線ランプ制御手段120は、回
転リール40の回転中は紫外線ランプ67を消灯させ、回転
リール40の停止後に紫外線ランプ67を点灯させるように
形成されているものである。すなわち、本実施の形態に
係る紫外線ランプ制御手段120は、回転リール40の回転
中は紫外線ランプ67を消灯させているため、回転リール
40の回転中は、通常図柄部63のみにより図柄61が形成さ
れていることになる。そして、回転リール40の停止後に
紫外線ランプ67が点灯することにより、通常図柄部63と
蛍光図柄部62とが組合わさった図柄61が表れることにな
る。すなわち、回転リール40が回転中は、図柄61が特定
されず、回転リール40の停止後に図柄61が特定されるこ
とになり、遊技者が、回転リール40の回転が停止するま
で、どの図柄61が止まったのか、期待感を最後まで持続
させることができるものである。 (スロットマシン10の動作) 次に、上記構成を備えたスロットマシの動作の概略につ
いて、図10に示したフローを用いて説明する。
【0050】先ず、ステップ200において、遊技者に
よるメダル投入によって、スタートスイッチ30が操作可
能な状態となる。そして、図示しないが、遊技制御装置
20において、スタートスイッチ30のオン・オフが監視さ
れ、スタートスイッチ30が操作されたか否かが判定され
る。そして、ステップ201に進む。ステップ201に
おいて、遊技者により、スタートスイッチ30がオンに操
作される。そして、次のステップ202に進む。
【0051】ステップ202において、入賞抽選手段11
0により抽選が行われる。そして、次のステップ203
に進む。ステップ203において、ステップ202の抽
選処理の結果、BBゲーム若しくはRBゲームの特別入
賞フラグが成立しているか否かが判定される。そして、
抽選処理の結果、BBゲーム若しくはRBゲームの特別
入賞フラグが成立していると判定された場合、次のステ
ップ204に進む。
【0052】ステップ204において、三つのストップ
スイッチ50の操作が、遊技者により、それぞれ行われ
る。そして、次のステップ205に進む。ステップ20
5において、三つの回転リール40の回転が全て停止した
か否かが判定される。そして、三つの回転リール40の回
転が全て停止したと判定された場合、次のステップ20
6に進む。
【0053】ステップ206において、紫外線ランプ制
御手段120の制御により紫外線ランプ67が点灯する。こ
の状態まで、紫外線ランプ67が消灯しているため、遊技
者は、通常図柄部63のみしか見ることができず、蛍光図
柄部62を見ることができない。このため、図柄61を特定
することができず、本ステップまで、遊技者の入賞確定
の期待感を持続させることができるものである。そし
て、次のステップ207に進む。
【0054】ステップ207において、ステップ203
の入賞フラグが成立している入賞図柄61が、有効入賞ラ
イン上に揃っているか否かが判定される。そして、ステ
ップ203の入賞フラグ成立中の入賞図柄61が、有効入
賞ライン上に揃っていると判定された場合、次のステッ
プ208に進む。ステップ208において、入賞が確定
し、予め定められた払出枚数のメダルが遊技者に払い出
される。そして、次のステップ209に進む。
【0055】ステップ209において、紫外線ランプ制
御手段120の制御により、紫外線ランプ67が消灯する。
そして、遊技が終了する。前記ステップ203におい
て、抽選処理の結果、BBゲーム若しくはRBゲームの
特別入賞フラグが成立していないと判定された場合、次
のステップ210に進む。
【0056】ステップ210において、BBゲーム若し
くはRBゲームの特別入賞フラグが成立していない、い
わゆる内部当たり中でない状態の通常遊技が行われる。
そして、遊技が終了する。なお、前記ステップ210に
おいて、BBゲーム若しくはRBゲームの特別入賞フラ
グが成立していない状態の通常遊技、いわゆる内部当た
り中でない状態の通常遊技では、紫外線ランプ67は、点
灯させていないが、特にこれに限定されるものではな
い。例えば、このステップ210における通常遊技中に
おいても、紫外線ランプ制御手段120の制御により紫外
線ランプ67を点灯させるようにしても良いものである。
これにより、内部当たり中でない状態の通常遊技中にお
いても入賞の期待感を遊技者に持たせることができ、遊
技性を増すことができる。
【0057】また、上述した実施の形態において、図柄
61は、通常図柄部63に十字架のお墓を描き、蛍光図柄部
62にお化けを描いているが、特にこれに限定されるもの
ではない。例えば、この図柄61の通常図柄部63には、何
も描かず、十字架のお墓と、これに重なるお化けの両方
を蛍光図柄部62として描いても良いものである。これに
より、通常図柄部63には、何も描かれていないため、紫
外線ランプ67の消灯時には、何の図柄61も見えない空白
状態となる。そして、紫外線ランプ67の点灯時に蛍光図
柄部62に描かれた十字架とお化けの図柄61が突然浮かび
上がる。このため、遊技者は、紫外線ランプ67の消灯時
において、蛍光図柄部62にどのような図柄61が隠れてい
るか全く解らず、蛍光図柄部62にどの図柄61が隠れてい
るか、遊技者の興味を持続させることができる。そし
て、紫外線ランプ67を点灯することにより、蛍光インキ
で描かれた十字架とお化けを突然、浮かび上がらせるこ
とができ、遊技に意外性を付与することができ、遊技を
興味溢れるものにすることができる。
【0058】さらに、また、上述した実施の形態におい
て、遊技のマンネリ化を防ぐため、所定の入賞図柄が揃
うことにより、次の遊技から所定の回数(例えば5回)
だけは、紫外線ランプ67を常時、点灯させ、蛍光図柄部
62の図柄内容と、その図柄の配列を確認させることがで
きるようなサービスタイムを設けても良いものである。 (第三の実施の形態) 図11及び図12は、本発明の第三の実施の形態を示す
ものであって、図11は紫外線ランプ消灯時の図柄の外
観正面図、図12は紫外線ランプ点灯時の図柄の外観正
面図をそれぞれ示すものである。
【0059】本実施の形態は、モグラ退治をテーマにし
たチャレンジタイム(以下、「CT」とする)機に使用
される図柄61であって、通常遊技中と、CT中とのゲー
ム性を紫外線ランプ67の点灯の有無により、図柄61配列
上のキャラクターを変更させ、遊技内容に二面性を持た
せているものである。なお、ここで、チャレンジタイム
(CT)とは、遊技者の技量がより発揮できるような遊
技機であって、特定の条件で発生させ、定められた区間
(時間)内で遊技者が目押しの操作に挑戦(チャレン
ジ)することにより入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃
えることができるものである。すなわち、従来の遊技機
は、入賞抽選手段110による抽選で入賞しない限り、遊
技者がストップスイッチ50を操作して入賞図柄61を有効
入賞ライン上に揃えようとしても、遊技制御装置20が回
転リール40をコントロールして、入賞図柄61が有効入賞
ライン上に揃わないようにしている。これに対して、C
T中では、BBゲーム、RBゲーム及び再遊技を除いた
入賞図柄61を、いわゆる目押しによって有効入賞ライン
上に揃えることができるようになっているものである。
【0060】本実施の形態において、通常遊技中は、図
11に示すように、「再遊技(Replay)」の図柄
61として、モグラの穴を模倣した通常図柄部63を使用し
ている。そして、予め定めた特定の条件によりCTに遊
技状態が移行すると、紫外線ランプ67が点灯し、図12
に示すように、通常図柄部63のモグラの穴から、顔を出
したモグラが蛍光図柄部62として浮かび上がるように見
えるものである。このモグラは、色の異なる数種類のも
のが用意され、同一色のモグラを有効入賞ライン上にス
トップスイッチ50を操作して停止させることができれ
ば、メダルの払い出しが有り、そのモグラは退治された
ものとして、退治したモグラの数がカウントされるもの
である。そして、予め定められた数のモグラを退治し終
えると、紫外線ランプ制御手段120により紫外線ランプ6
7が消灯し、「再遊技(Replay)」のモグラの穴
からモグラ達が姿を消すように設定されている。CT中
にすべて、所定の数のモグラを全て退治できたなら、す
べて退治完了することになり、すべて退治し終える前
に、所定の条件によりCTが終了したならば、CT終了
と同時に紫外線ランプ67も消灯し、モグラ達も退散する
ように設定されている。このように、紫外線ランプ67の
点灯又は消灯により、モグラという新たなキャラクター
を発生させて、モグラ退治のような新たなゲームの要素
を加えることができるものであり、ゲームに紫外線ラン
プ67の点灯の有無による二段階のストーリーを付加する
ことができるものである。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0062】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
紫外線ランプの点灯及び消灯の切り替えにより、通常図
柄部のみからなる図柄と、その通常図柄部及び蛍光図柄
部の組合せからなる図柄との二種類の異なる図柄として
使用することができて、限られた領域内で図柄数を増加
させることができ、遊技の多様性を増すことができ、遊
技を興味溢れるものにすることができ、さらに、紫外線
ランプの点灯まで、遊技者の入賞確定の期待感を持続さ
せることができるスロットマシンを提供することができ
る。 (請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0063】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
紫外線ランプの消灯時において、どのような図柄が隠れ
ているか、遊技者の期待感を増大させることができ、ま
た、紫外線ランプを点灯させて、蛍光図柄部からなる図
柄を突然浮かび上がらせることができて、意外性を付与
させることができるスロットマシンを提供することがで
きる。 (請求項3) 請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0064】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
入賞フラグ成立の有無を紫外線ランプの点灯の有無によ
り、遊技者へ報知することができるスロットマシンを提
供することができる。 (請求項4) 請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1又は請
求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0065】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
回転リールの停止後、紫外線ランプの点灯まで、図柄が
揃っているか否か解らず、遊技者の期待感を最後まで持
続させることができるスロットマシンを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンのブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、紫外線ラ
ンプの消灯時の図柄を示す外観正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、紫外線ラ
ンプの点灯時の図柄を示す外観正面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、紫外線ラ
ンプ消灯時の三個の回転リールの図柄を示す外観正面図
である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、紫外線ラ
ンプ点灯時の三個の回転リールの図柄を示す外観正面図
である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンを示す外観正面図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、回転リー
ルに対する紫外線ランプの取付位置を示す概略縦断面図
である。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、スロット
マシンの動作の概略を示すフローである。
【図9】本発明の第二の実施の形態であって、紫外線ラ
ンプの点灯時の図柄を示す外観正面図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態であって、スロッ
トマシンの動作の概略を示すフローである。
【図11】本発明の第三の実施の形態であって、紫外線
ランプ消灯時の図柄を示す外観正面図である。
【図12】本発明の第三の実施の形態であって、紫外線
ランプ点灯時の図柄を示す外観正面図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 20 遊技制御装置 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 41 回転ドラム 42 リールテープ 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 62 蛍光図柄部 63 通常図柄部 65 ホッパーユニット 67 紫外線ラン
プ 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制
御手段 90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊
技制御手段 100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御
手段 110 入賞抽選手段 120 紫外線ランプ
制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 5/04 511 A63F 5/04 512 A63F 5/04 516

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体と、 外周面に複数の図柄を表示した回転リールを有すると共
    に前記筐体に固定されるリールユニットと、 前記リールユニットの駆動を開始させるためのスタート
    スイッチと、 前記リールユニットの駆動を停止させるためのストップ
    スイッチと、 前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチの操作
    により、前記回転リールの回転及び停止を制御するため
    の遊技制御装置とを備えるようにしたスロットマシンに
    おいて、 前記筐体には、前記回転リールの外周面に紫外線を照射
    可能な紫外線ランプが固定され、 前記回転リールの同一外周面の少なくとも一個の図柄
    は、紫外線が照射されることにより発光する性質を持つ
    蛍光インキにより描かれた蛍光図柄部と、可視光で可視
    可能な通常インキにより描かれた通常図柄部とを組み合
    わせたものから形成され、 その当該回転リールの外周に配列される複数の図柄の中
    には、前記通常図柄部と同一の図柄のみ有して、その通
    常図柄部に前記蛍光図柄部を組み合わせて描かれていな
    い図柄を備え、 前記遊技制御装置は、前記紫外線ランプの点灯又は消灯
    を制御する紫外線ランプ制御手段を備え、 前記紫外線ランプ制御手段による紫外線ランプの消灯又
    は点灯により、前記蛍光図柄部及び前記通常図柄部を組
    み合わせた図柄を、通常図柄部のみからなる図柄と、通
    常図柄部及び蛍光図柄部の組合せからなる図柄との二種
    類の異なる図柄として使用可能にしたことを特徴とする
    スロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記回転リールの外周面には、通常図柄
    部は何も描かず、蛍光図柄部のみから形成されている少
    なくとも一個の図柄を含むことを特徴とする請求項1記
    載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御装置は、入賞か否かの抽選
    を行う入賞抽選手段を備え、 前記入賞抽選手段による抽選結果が前記入賞である場合
    に入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記
    回転リールの停止図柄の組み合わせが、所定の入賞図柄
    と一致したことを条件に入賞が確定して遊技者に利益を
    付与するように設定され、 前記入賞フラグ成立の有無を前記紫外線ランプの点灯又
    は消灯により、遊技者へ報知可能に形成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記紫外線ランプ制御手段は、回転リー
    ルの回転中は紫外線ランプを消灯させ、回転リールの停
    止後に紫外線ランプを点灯させるように形成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスロットマシ
    ン。
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