JP3477438B2 - 車両フロア構造 - Google Patents
車両フロア構造Info
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Description
関するものである。
座席やツーボックスカーの二列目の座席などには、図3
及び図4に示す如く、シートクッション1を前端側(図
中における左側)を基点として後端側(図中における右
側)を持ち上げることにより前方に起立させた状態と
し、次いで、シートバック2を前方に倒伏させて折り畳
むことにより車両後部の荷室を拡張し得るようにしたダ
ブルフォールドと呼ばれる格納方式のものがある。
合には、シート格納時にシートバック2とシートベルト
バックル3とが干渉しないようにするために、シートベ
ルトバックル3を上下方向に傾動自在な構造として捻り
バネなどの付勢手段により常に上方使用位置に起立する
よう付勢しておくと共に、シートバック2におけるシー
トベルトバックル3と対応する位置にポケット4を凹設
しておき、シートバック2を前方に倒伏させた際に前記
ポケット4にシートベルトバックル3が収容されるよう
にしていた。
従来構造においては、図5に示す如く、シートバック2
を起立させた通常の使用状態において、前記ポケット4
がシートバック2に開いた大穴のように見えてしまって
外観が著しく損なわれるという問題があった。
で、シートバックの外観を損なうことなく、シート格納
時におけるシートバックとシートベルトバックルとの干
渉を回避し得るようにすることを目的とする。
ョンを前方に起立させた状態でシートバックを前方に倒
伏させて折り畳むように構成され且つ該シートバックの
傍らにシートベルトバックルを傾動自在に装備した車両
用シートを搭載して成る車両フロア構造であって、シー
トベルトバックルを倒伏させて格納し得るようフロアに
格納孔を開口すると共に、該格納孔の開口位置をフロア
補強材による閉断面部に設定したことを特徴とするもの
である。
を前方に倒伏させて折り畳む際に、シートベルトバック
ルがシートバックにより押し下げられてフロアの格納孔
に格納されるので、シートバックにポケットを凹設しな
くてもシートバックとシートベルトバックルとの干渉が
回避されることになる。
による閉断面部に設定しているので、フロアに格納孔を
開口したことによる強度低下が最小限に抑えられ、ま
た、フロア下からの音、水、埃などの車室内への侵入が
少なくなる。
ックルを収容可能な凹部を成すカバーパネルを格納孔に
装着することが好ましく、このようにすれば、フロア下
からの音、水、埃などの車室内への侵入を略完全に防止
することが可能となり、また、車室内で物を落とした際
に、その落とした物が格納孔からフロア下に落ちてしま
って回収できなくなるといった不具合が未然に防止され
る。
ベルトアンカの補強用パッチを一体成形することが好ま
しく、このようにすれば、シートベルトアンカの補強用
パッチを別部品とする場合と比較して、部品点数の削減
化が図られ且つ組み付け性が向上されることになる。
参照しつつ説明する。
例を示すもので、図3〜図5と同一の符号を付した部分
は同一物を表わしている。
ルフォールドを採用した車両用シートを搭載して成る車
両フロア構造に関し、シートベルトバックル3を倒伏さ
せて格納し得るようフロア5の適宜位置に格納孔6を開
口しており、しかも、その格納孔6の開口位置をフロア
補強材7による閉断面部に設定するようにしている。
−II矢視の方向から見て略U字型の断面形状(図2参
照)を有してフロア5下面を車両前後方向(図1中にお
ける左右方向)に延びているフロア補強材7により画定
された閉断面部を開放するような位置に開口されてい
る。尚、このフロア補強材7は、車両前後方向に延びる
ロンジの場合で例示してあるが、車幅方向に延びるクロ
スメンバであっても良いことは勿論である。
ベルトバックル3を収容可能な凹部を成すカバーパネル
8を格納孔6に装着した構造を採用しており、より具体
的には、前記カバーパネル8の外縁部分が格納孔6の外
周部下面に沿うフランジ部として形成されていて、該フ
ランジ部がフロア5に固定されるようになっている。
基端部をシートベルトアンカ9に対し傾動軸10を介し
て傾動自在に装着されており、このシートベルトアンカ
9は、格納孔6の後方部分から格納孔6直後のフロア5
上面に亘り配置され、前記カバーパネル8の後方のフラ
ンジ部に一体成形した補強用パッチ8aと一緒にフロア
5に対してボルト締結されるようになっている。
は、シートバック2の下端部分を傾動軸11を介して軸
支しているシートレッグ12が配置されており、このシ
ートレッグ12は、前記カバーパネル8に一体成形した
補強用パッチ8aの更なる後方に一体成形した補強用パ
ッチ8bと一緒にフロア5に対してボルト締結されるよ
うになっている。
ック2を前方に倒伏させて折り畳む際に、シートベルト
バックル3がシートバック2により押し下げられてフロ
ア5の格納孔6に格納されるので、シートバック2にポ
ケット4を凹設しなくてもシートバック2とシートベル
トバックル3との干渉が回避されることになる。
シートバック2側のポケットを不要として、シートバッ
ク2の外観を損なうことなく、シート格納時におけるシ
ートバック2とシートベルトバックル3との干渉を確実
に回避し得るようにすることができる。
りシートベルトバックル3の格納用凹部を成形しようと
しても、絞り量がフロア5の場所毎に規制されて形状の
減り張りが付け難いことを要因として、シートベルトバ
ックル3を完全に収容し得るような十分な大きさの格納
用凹部を得がたいことが想定されるが、このようにフロ
ア5に格納孔6を開口してシートベルトバックル3を格
納する方式であれば、その格納孔6の形成に際し格別な
制約なく十分な収容スペースを簡単に確保することがで
きる。
の開口位置をフロア補強材7による閉断面部に設定して
いるので、フロア5に格納孔6を開口したことによる強
度低下を最小限に抑制することができ、更には、シート
ベルトバックル3を収容可能な凹部を成すカバーパネル
8を格納孔6に装着しているので、フロア5下からの
音、水、埃などの車室内への侵入を略完全に防止するこ
とができ、しかも、車室内で物を落とした際に、その落
とした物が格納孔6からフロア5下に落ちてしまって回
収できなくなるといった不具合を未然に防止することが
できる。
しない場合であっても、格納孔6の開口位置をフロア補
強材7による閉断面部に設定してあれば、フロア5下か
らの音、水、埃などの車室内への侵入を極力低減するこ
とが可能である。
8の後方部分に、シートベルトアンカ9とシートレッグ
12の補強用パッチ8a,8bを夫々一体成形している
ので、シートベルトアンカ9とシートレッグ12の補強
用パッチ8a,8bを別部品とする場合と比較して、部
品点数の削減化を図ることができ、しかも、その組み付
け性を大幅に向上することができる。
態例にのみ限定されるものではなく、カバーパネルに
は、必ずしもシートベルトアンカとシートレッグの両方
の補強用パッチを一体成形しなくても良く、少くともシ
ートベルトアンカの補強用パッチが一体成形されていれ
ば良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
明によれば、シートバックを前方に倒伏させて折り畳む
際に、シートベルトバックルをシートバックにより押し
下げてフロアの格納孔に格納させることができるので、
従来の如きシートバック側のポケットを不要として、シ
ートバックの外観を損なうことなく、シート格納時にお
けるシートバックとシートベルトバックルとの干渉を確
実に回避し得るようにすることができる。
発明によれば、例えばフロアに対し板金作業によりシー
トベルトバックルの格納用凹部を成形しようとしても、
絞り量がフロアの場所毎に規制されて形状の減り張りが
付け難いことを要因として、シートベルトバックルを完
全に収容し得るような十分な大きさの格納用凹部を得が
たいことが想定されるのに対し、フロアに格納孔を開口
してシートベルトバックルを格納する方式を採用してい
るので、その格納孔の形成に際し格別な制約なく十分な
収容スペースを簡単に確保することができる。
明によれば、格納孔の開口位置をフロア補強材による閉
断面部に設定しているので、フロアに格納孔を開口した
ことによる強度低下を最小限に抑制することができ、し
かも、フロア下からの音、水、埃などの車室内への侵入
を極力低減することができる。
発明によれば、シートベルトバックルを収容可能な凹部
を成すカバーパネルを格納孔に装着しているので、フロ
ア下からの音、水、埃などの車室内への侵入を略完全に
防止することができ、しかも、車室内で物を落とした際
に、その落とした物が格納孔からフロア下に落ちてしま
って回収できなくなるといった不具合を未然に防止する
ことができる。
れば、シートベルトアンカの補強用パッチを別部品とす
る場合と比較して、部品点数の削減化を図ることがで
き、しかも、その組み付け性を大幅に向上することがで
きる。
る。
る。
んだ状態を示す側面図である。
視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 シートクッションを前方に起立させた状
態でシートバックを前方に倒伏させて折り畳むように構
成され且つ該シートバックの傍らにシートベルトバック
ルを傾動自在に装備した車両用シートを搭載して成る車
両フロア構造であって、シートベルトバックルを倒伏さ
せて格納し得るようフロアに格納孔を開口すると共に、
該格納孔の開口位置をフロア補強材による閉断面部に設
定したことを特徴とする車両フロア構造。 - 【請求項2】 シートクッションを前方に起立させた状
態でシートバックを前方に倒伏させて折り畳むように構
成され且つ該シートバックの傍らにシートベルトバック
ルを傾動自在に装備した車両用シートを搭載して成る車
両フロア構造であって、シートベルトバックルを倒伏さ
せて格納し得るようフロアの適宜位置に格納孔を開口す
ると共に、該格納孔にシートベルトバックルを収容可能
な凹部を成すカバーパネルを装着したことを特徴とする
車両フロア構造。 - 【請求項3】 シートベルトバックルを収容可能な凹部
を成すカバーパネルを格納孔に装着したことを特徴とす
る請求項1に記載の車両フロア構造。 - 【請求項4】 カバーパネルに少くともシートベルトア
ンカの補強用パッチを一体成形したことを特徴とする請
求項2又は3に記載の車両フロア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000315131A JP3477438B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 車両フロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000315131A JP3477438B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 車両フロア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002120690A JP2002120690A (ja) | 2002-04-23 |
JP3477438B2 true JP3477438B2 (ja) | 2003-12-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000315131A Expired - Fee Related JP3477438B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 車両フロア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
FR2869269B1 (fr) * | 2004-04-21 | 2008-01-18 | Faurecia Sieges Automobile | Systeme de sieges rabattables comportant des boitiers de ceinture de securite |
JP6494464B2 (ja) * | 2015-08-03 | 2019-04-03 | 株式会社クボタ | 車両 |
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2000
- 2000-10-16 JP JP2000315131A patent/JP3477438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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