JP3477249B2 - 竪・竪形の射出成形機 - Google Patents

竪・竪形の射出成形機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は竪形の型締めユニット
に射出ユニットを竪方向に組み合わせた竪・竪形射出成
形機に関する。
【0002】
【従来技術】射出成形機、特に電動式射出成形機におい
て型締めユニットと射出ユニットの配置態様は、型締め
ユニット、射出ユニットともに横に配置された横形と、
型締めユニットが型締め軸線を竪方向とし、これに対す
る射出ユニットが射出軸線を横方向とした竪・横形があ
る。横形は安定しており、成形作業、保守管理を行い易
いが、設置面積が大きい。竪・横形は金型に対する射出
がパーティングライン射出となるものの、金型に対して
原則的に四方からノズルタッチできるので、型締めユニ
ットと射出ユニットの組み合わせの態様に種々の変化を
持たせることができ、工場に置ける射出成形機の配置レ
イアウトを設計しやすい。また、設置面積もそれ程大き
くない。しかし、パーティングライン射出はスプルーの
位置に関して特殊な金型を使用するので金型が高価であ
り、また、長尺ものの成形であるフープ成形に不便であ
る。
【0003】そこで、型締め軸線を竪方向とした竪形型
締めユニットに射出軸線を竪方向とした竪形の射出ユニ
ットを竪方向に組み合わせた竪・竪形射出成形機が種々
試みられている。竪・竪形射出成形機の内、竪型型締め
ユニットの上プラテンの上面に竪形射出ユニットを載置
した形のものは、設置面積が小さく、また、型締め時に
作用する力の方向および射出時に作用する力の方向が合
理的で性能の良い射出成形機を構成できるのであるが、
上下方向に移動する部分である可動体の重量が大きく、
持ち上げる時にはもちろん、速度を制御しながら降ろす
場合にも型締め用モーター(サーボモーター)に大きな
負荷がかかり、モーターが早期に損耗してしまう難点が
ある。また、危険防止のための緊急制動装置にも確実で
大きなものが必要で、高価である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、モーター
負荷が小さい竪・竪形射出成形機の提供、可動体の自然
落下生じにくい安全な竪・竪形射出成形機の提供、シリ
ンダアセンブリの交換が容易な竪・竪形射出成形機の提
供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】竪・竪形の射出成形機に
おいて、バランスウェイトに一端を取付けたワイヤの他
端を機体フレーム上部に取付けた滑車を介して、下方プ
ラテン、タイバー、上方プラテンおよび射出ユニットか
らなる可動体に結合し、可動体の重量をバランスウェイ
トでほぼ均衡させる。
【0006】次の構成を採用することは好ましい。バラ
ンスウェイトを重量の調整が可能なものとした構成。上
方プラテンにおける上面の両側に竪方向のガイド板を対
向して設け、これにベース板を上下移動可能に装着す
る。そして、ベース板に射出ユニットの両側を横軸で軸
支して射出ユニットを前方へスイベル可能とし、ベース
板にノズルタッチ機構の移動部を結合した構成。
【0007】
【作用】竪・竪形射出成形機における可動体の重量をバ
ランスウェイトでほぼ均衡させた構成は、モーター負荷
を軽減し、可動体の突然の落下を防止する。バランスウ
ェイトを重量の調整が可能なものとした構成は、金型交
換にともなう可動体の重量変化に対応することを可能と
する。射出ユニットが前方へスイベル可能とされた構成
は、シリンダアセンブリの着脱を容易にする。
【0008】
【実施例】図1〜図3は、竪・竪形射出成形機1を示
し、機体フレーム2に型締めユニット3と射出ユニット
4が構成されている。型締めユニット3は、機体フレー
ム2に水平に固定された固定プラテン5の上方に上方プ
ラテン6(可動プラテン)が、下方に下方プラテン7
(リアプラテン)が配置され、これらが固定プラテン5
を竪方向に摺動可能に貫通した4本のタイバー8で結合
されている。そして、下方プラテン7と固定プラテン5
を結合して型締め機構9が設けられ、これによって固定
プラテン5の上面と上方プラテン6の下面に取付けた金
型10(a,b)が開閉される構成となっている。型締
め機構9はこの実施例においてトグル式で従来と同様の
構造である。また、下方プラテン7に搭載された型締め
用モーター11で駆動され、伸縮する。すなわち、型締
めユニット3はその型締め軸線a(型締め力の方向)を
竪方向として機械フレーム2に配置されている。
【0009】射出ユニット4は、型締めユニット3の上
方にシリンダーアセンブリ12を下方として型締めユニ
ット3と一体に上下移動するように取付けられる。すな
わち、型締めユニット3における上方プラテン6の上面
両側にはガイドブロック13が対向して竪方向に固定さ
れ、その竪方向のガイド孔14に左右のベース板15
(エクスルーダーベースに相当)が、それぞれのガイド
突起16をガイド孔14に嵌挿して上下移動可能に装着
される。そして、左右のベース板15に、射出ユニット
4両側に設けられた横軸17が前後方向で回動可能に軸
支され、さらに、一方のガイド突起16aは側方に大き
く張出されてこの部分にノズルタッチ機構18の移動部
19が結合される。射出ユニット4自体の構造は、ホッ
パー部分に多少の変形を必要とするが従来のものと格別
に異なる所はない。
【0010】ノズルタッチ機構18は移動部19とボー
ルねじ20およびノズルタッチ用モーター21で構成さ
れ、移動部19は、ボールナットを備えボールねじ20
に螺合された移動板22と、スプリング23を備える。
また、移動板22は左右にガイド兼用のストッパー24
を備える。ガイド突起16aに対しボールねじ20は螺
合することなくこれを貫通し、ガイド突起16aとボー
ルねじ20は、ボールナットを介してボールねじ20に
螺合した移動板22と、スプリング23およびガイド兼
用のストッパー24を介して結合される。この様にし
て、ノズルタッチ機構18によって射出ユニット4が型
締めユニット3の上方プラテン6に結合され、通常はそ
の射出軸線b(射出力の方向)を竪方向とし、型締めユ
ニット3の型締め軸線aと一致させて組み合わされる。
符号25は止め具であり、射出ユニット4が横軸17を
中心に不測に回動してしまうのを防止するためのものあ
る。
【0011】したがって、いま、型締め用モーター11
が駆動されると、型締め機構9のトグルリンクが伸縮し
て下方プラテン7、タイバー8、上方プラテン6および
射出ユニット4からなる可動体26が上下に移動して
(図2鎖線)、金型10の開閉が行われ、さらに、その
間に射出ユニット4からの樹脂の射出、成形品の取出し
が行われる。この成形作動のシーケンスは従来の横形の
射出成形機と格別に異なる所はない。符号27は、負作
動の電磁ブレーキでボールねじ20の駆動機構に組込ま
れており、停電時などに作動してボールねじ20の空回
りを制動し、可動体26が上下方向で浮動状態になる危
険を防止するためのものである。
【0012】そして、可動体26は機体フレーム2の背
面側に配置されたバランスウェイト28と機体フレーム
2上部に取付けた滑車29を介して張設したワイヤ30
で結合される。バランスウェイト28は可動体26の重
量にほぼ均衡したものとできるように、薄板を着脱自在
に重ねた構成のものとしている。図2にはその平面形を
鎖線で示している。
【0013】以上の構成であって、前記のように、型締
め用モーター11によって可動体26が上下に駆動され
て、型締めユニット3、射出ユニット4の作動で樹脂の
成形が行われる。この際、型締め軸線a、射出軸線bと
もに竪方向重力の方向であるため、機械各部の撓みや位
置ずれが生じにくい。また、可動体26の重量はバラン
スウェイト28で均衡されているので、可動体26を上
昇させる時および下降させる時のいずれにおいても型締
め用サーボモーターの負荷が小さい。さらに、可動体2
6の重量はバランスウェイト28で均衡されているの
で、仮に可動体26が浮動状態に陥っても、可動体26
が急速に下降したり落下したりすることはない。
【0014】ノズルタッチは、ノズルタッチ用モーター
21が駆動され、ボールねじ20よって移動部19が下
降されることで行われ、スプリングで所定のタッチ圧が
維持される。タッチを解除するときは、移動部19が上
昇され、スプリングが延び、ついでガイド兼用ストッパ
ー24の下端がガイド突起16aに下方から係合して射
出ユニット4を引き上げることで行われる。タッチ圧、
タッチ解除のタイミング等の制御は従来の射出成形機に
おけるのと同じである。
【0015】金型10の交換や、シリンダーアセンブリ
12の着脱は従来どおり必要であるが、特に射出ユニッ
ト4の場合、止め具25を外して横軸17を中心に前方
へ回動させ、シリンダーアセンブリ12の先端を固定プ
ラテン5の領域から外して取り外すことができる(図3
鎖線)。この場合、前方へ回動させた射出ユニット4を
チェーン等を介して機体フレーム2へ吊持させ、射出ユ
ニット4が不測にもとに戻らないように安全を計る必要
がある。
【0016】以上は実施例であって、本発明は図示され
た具体的な構成に限定されない。例えば、型締め機構9
は油圧ラムによる直動型、サーボモーターとボールねじ
を用いた電動直動型であっても良い。さらに、型締め機
構9がトグル式の場合、下方プラテン7とタイバー8間
に型厚調整機構を設けることがある。また、図は細かな
付属装置が省略されている。
【0017】
【発明の効果】竪・竪形射出成形機であるから同規模の
ものに比較して設置面積が最も小さい。可動体の重量が
バランスウェイトで均衡されているので、可動体を上下
移動するための型締め用サーボモーターの負荷が小さ
く、耐久性が増す。可動体の重量がバランスウェイトで
均衡されているので、可動体の急速な落下が生じず、安
全であり、また、緊急停止用の制動装置も軽負荷のもの
で済み安価である。射出ユニットが前方にスイベル可能
なので、シリンダーアセンブリの着脱等の作業を容易に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を省略して示す正面図。
【図2】一部を省略して示す右側面図。
【図3】一部を省略して示す左側面図。
【符号の説明】
1 竪・竪形射出成形機 2 機体フレーム 3 型締めユニット 4 射出ユニット 5 固定プラテン 6 上方プラテン 7 下方プラテン 8 タイバー 9 型締め機構 10 金型 11 型締めモーター 12 シリンダーアセンブリ 13 ガイドブロック 14 ガイド孔 15 ベース板 16 ガイド突起 17 横軸 18 ノズルタッチ機構 19 移動部 20 ボールねじ 21 ノズルタッチ用モーター 22 移動板 23 スプリング 24 ガイド兼用ストッパー 25 止め具 26 可動体 27 負作動電磁ブレーキ 28 バランスウェイト 29 滑車 30 ワイヤ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームに、型締め軸線を竪方向に
    配置した型締めユニットと射出軸線を竪方向に配置した
    射出ユニットが、型締め軸線と射出軸線を一致させて竪
    に組み付けられた構造を備え、型締めユニットは、機体
    フレームに水平に固定された固定プラテンの上方に上方
    プラテンが、固定プラテンの下方に下方プラテンが配置
    されて、これらが固定プラテンを竪方向に貫通した複数
    本のタイバーで結合され、下方プラテンと固定プラテン
    を結合している型締め機構によって固定プラテン上面と
    上方プラテンの下面に取付けた金型が開閉される構成を
    備え、射出ユニットは上方プラテンの上方にシリンダー
    アセンブリを下方として配置されて上方プラテンとの間
    にノズルタッチ機構を介して取付けられており、バラン
    スウェイトに一端を取付けたワイヤの他端が機体フレー
    ム上部に取付けた滑車を介して下方プラテン、タイバ
    ー、上方プラテンおよび射出ユニットからなる可動体に
    結合され、バランスウェイトは可動体の重量にほぼ均衡
    したものであることを特徴とした竪・竪形の射出成形
    機。
  2. 【請求項2】 バランスウェイトは重量の調整が可能な
    ものであることを特徴とした請求項1に記載の竪・竪形
    の射出成形機。
  3. 【請求項3】 上方プラテンにおける上面の両側に竪方
    向のガイド板が対向して固定され、これにベース板が上
    下移動可能に装着されており、ベース板に射出ユニット
    の両側が横軸で軸支されて射出ユニットが前方へスイベ
    ル可能にされていると共に、ベース板にノズルタッチ機
    構の移動部が結合されていることを特徴とした請求項1
    に記載の竪・竪形の射出成形機。
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