JP3476562B2 - 積層成形品用金型および積層成形品の成形方法 - Google Patents

積層成形品用金型および積層成形品の成形方法

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JP3476562B2 JP26365794A JP26365794A JP3476562B2 JP 3476562 B2 JP3476562 B2 JP 3476562B2 JP 26365794 A JP26365794 A JP 26365794A JP 26365794 A JP26365794 A JP 26365794A JP 3476562 B2 JP3476562 B2 JP 3476562B2
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molding
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に表皮面材が被覆
された積層成形品を成形するための積層成形品用金型お
よび積層成形品の成形方法に関し、サンバイザーおよび
ヘッドレスト等の自動車部品、または、椅子の背もたれ
等の家具部品等を製造する際に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、サンバイザーやヘッドレスト等
の自動車内装品として、柔軟性を有する表皮面材で表面
の少なくとも一部分を被覆した積層成形品が利用されて
いる。このような積層成形品によれば、表面が柔軟な表
皮面材で覆われていることから、手で触れた際等に良好
な感触を与えることができるうえ、織物等を表皮面材と
して用いれば、装飾性を付与することができる。また、
表皮面材の厚みを増すことにより良好なクッション性が
得られるため、コンソールボックスの蓋などに積層成形
品を用いれば、開閉の際の衝撃音、走行時の振動等を抑
制できる。さらに、クッション性を有する表皮面材は、
隙間を密閉することが可能となるので、良好な遮音性や
シール性等を付与することができる。
【0003】このような積層成形品は、金型の成形面に
表皮面材を固定した後、金型の内部に溶融樹脂を充填す
ることにより製造することができる。積層成形品を製造
するにあたり、以下のような金型が利用できる。 イ.溶融樹脂が充填されるキャビティ外の部分に、表皮
面材の周縁部分を挟持する固定枠を設けた金型(特公昭
63-24807号公報)。 ロ.キャビティ外の部分に表皮面材に刺し込まれるピン
を設け、このピンで表皮面材の周縁部分を固定する金型
(特開平 5-77264号公報)。 ハ.成形面に表皮面材を吸引する吸引孔を設け、この吸
引孔で表皮面材を固定する金型(特公平60-38250号公
報)。 ニ.成形面を通気性のある多孔質部材で形成するととも
に、その裏面側を負圧にすることにより、当該成形面に
表皮面材を吸引させて固定する金型。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のイ〜ニで示した
金型には、それぞれ次のような問題点がある。 〔イおよびロの金型の問題点〕表皮面材は、キャビティ
の外にまで広がるので、成形品の周りの表皮面材が余剰
部分となる。この余剰部分は不要であるため、成形後に
表皮面材の余剰部分を切り取るトリミング作業等の後加
工が必要となり、この後加工が積層成形品の製造効率を
阻害するという問題がある。また、成形面の表面の一部
分に表皮面材を固定することが困難なので、部分積層成
形品の製造には適さないという問題がある。 〔ハの金型の問題点〕成形品の表面に吸引孔の痕跡が残
り、この痕跡により成形品の外観が損なわれるという問
題がある。一方、吸引孔の痕跡が目立たないように、吸
引孔を小さくすると、吸引力が不足し、表皮面材の固定
が困難になるという問題が発生する。 〔ニの金型の問題点〕多孔質部材が容易に目詰まりする
ので、連続運転等の際に、吸引力が低下して表皮面材を
確実に固定できなくなるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、成形品の外観品質を損な
うことなく、表皮面材の固定を確実に行える積層成形品
用金型および積層成形品の成形方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、表
面の少なくとも一部分に柔軟性のある表皮面材が貼り付
けられた成形品を成形するための積層成形品用金型であ
って、前記表皮面材を吸い付ける吸引孔で当該表皮面材
をその成形面に固定する固定機構を有し、この固定機構
には、前記成形面から突没することで前記吸引孔を開閉
する弁体が設けられ、この弁体は、前記成形面に没する
と前記吸引孔を閉鎖するとともに当該成形面と同一面を
形成する形状となっていることを特徴とする。以上にお
いて、前記固定機構には、前記弁体を前記成形面から突
出する方向に付勢する付勢手段が設けられ、この付勢手
段は、前記吸引孔の吸引力よりも強く、かつ、内部に充
填された溶融樹脂に加わる圧力よりも弱い付勢力を有し
ていることが好ましい。また、表皮面材の位置ずれを防
止するために、金型の成形面には、表皮面材に刺し込ま
れる補助針を設けてもよい。補助針は、表皮面材を完全
に固定する必要がない。このため、補助針としては、成
形品に形成される痕跡が目立たない極細のものや、表皮
面材に浅く刺さる程度の短寸のものなどが採用できる。
吸引孔で固定するにあたり、補助針を併用すれば、吸引
孔の吸引力を低く設定することができる。
【0007】本発明の第2発明は、表面の少なくとも一
部分に柔軟性のある表皮面材が貼り付けられた成形品を
成形するために、前記表皮面材を吸い付ける吸引孔と、
この吸引孔を開閉するとともに閉鎖時には前記成形面と
同一面を形成する弁体とを有する固定機構が設けられた
金型を用い、前記固定機構で前記表皮面材を前記金型の
内部に固定した後に、当該金型内に溶融樹脂を充填する
とともに、前記固定機構の弁体を閉鎖することを特徴と
する。以上において、前記固定機構には、前記弁体を前
記成形面から突出する方向に付勢する付勢手段が設けら
れ、この付勢手段の付勢力は、前記吸引孔の吸引力より
も強く、かつ、内部に充填された溶融樹脂に加える圧力
よりも弱くしておく。そして、前記吸引孔の吸引力に抗
して前記弁体を押して当該吸引孔を開いて前記表皮面材
を固定した後、当該金型内に溶融樹脂を充填し、当該溶
融樹脂に加わる圧力で前記付勢手段を屈伏させて前記弁
体で前記吸引孔を閉鎖し、当該吸引孔を閉鎖した状態で
前記溶融樹脂の成形を行うことが望ましい。
【0008】以上のような本発明では、次のような材
料、および、成形方式を採用することができる。 (1)材 料 成形品を形成する合成樹脂としては、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリエチレン、ABS、ポリカーボネー
ト等の熱可塑性樹脂、これらの樹脂の混合物、および、
これらの熱可塑性樹脂にタルク、マイカ、ガラス繊維等
の充填材を加えたもの等が採用できる。また、表皮面材
としては、熱可塑性樹脂面材、発泡面材(独立孔のもの
が好ましい)、および、装飾模様等が印刷されたフィル
ム等の単層面材、ならびに、熱可塑性エラストマ(以
下、TPOという)や塩化ビニル樹脂等の表面材に、熱
可塑性樹脂や熱可塑性樹脂の発泡体、不織布等からなる
裏地材を裏打ちした多層面材等が採用できる。
【0009】(2)成形方式 成形方式としては、金型に充填された溶融樹脂に所定の
圧力が加わる成形方式であればいずれの方式も採用でき
る。例えば、完全に閉鎖した金型内に射出成形機で溶融
樹脂を充填する一般的な射出成形方式、圧縮代を残して
閉鎖した金型内に射出成形機で溶融樹脂を充填した後、
金型を完全閉鎖する射出圧縮成形方式、および、開放状
態の金型にプレス成形機で溶融樹脂を充填した後、金型
を閉鎖するプレス成形方式等が採用できる。このうち、
プレス成形方式には、押出機から押し出された溶融樹脂
を成形するフロースタンピングや加熱した樹脂シートを
用いるシートスタンピング等の成形方式も含まれる。
【0010】
【作用】このような本発明では、金型に溶融樹脂が充填
され、当該溶融樹脂に所定の圧力が加えられると、金型
内に取付けられた表皮面材は、もはや吸引孔による吸引
力がなくとも金型内の所定位置に固定される。このた
め、金型に溶融樹脂が充満した後においては、充填され
た溶融樹脂が表皮面材を固定するので、吸引孔が閉鎖さ
れても何ら問題が生じない。また、吸引孔の閉鎖によ
り、吸引孔を閉鎖した弁体が金型の成形面と同一面を形
成するので、得られる成形品の表面には、吸引孔の痕跡
が残らず、成形品の外観が良好なものとなる。さらに、
吸引孔は、所望の吸引力に応じて寸法を設定しても、成
形品の外観に何ら影響を与えくなるので、適切な寸法に
設定することにより、金型内に表皮面材を確実に固定可
能なものとなり、これにより前記目的が達成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の射出圧縮成形機1の要部
が示されており、この射出圧縮成形機1は、汎用の横型
射出成形機に圧縮成形機構を組み込んだもので、溶融樹
脂30を射出する射出装置10および成形用の金型20を有し
ている。射出装置10は、筒状のバレル11の内部で溶融状
態の合成樹脂30を混練するスクリュウ12を設けたもので
ある。バレル11の先端にはノズル13が設けられている。
ノズル13を金型20のブッシュ21に接続して溶融樹脂30を
射出することにより、金型20の内部に溶融樹脂30が充填
されるようになっている。
【0012】金型20は、図中右側の固定金型部20A と、
左側の可動金型部20B と、これらの金型部20A, 20Bの間
に形成されるキャビティ22とを備えたものである。この
うち固定金型部20A は、射出圧縮成形機1に移動不可能
に固定されるものである。この固定金型部20A には、前
述のブッシュ21の他、キャビティュ22のほぼ中央部分に
溶融樹脂30を供給するダイレクトゲート23が設けられて
いる。なお、金型20のパーティング形状は、インロー構
造を形成するようになっている。可動金型部20B は、射
出圧縮成形機1に移動可能に設けられたものある。可動
金型部20B の図中左側には、図示しない型締装置が配置
されている。この型締装置で可動金型部20B を固定金型
部20A に向かって押圧することにより、金型20が閉鎖さ
れるようになっている。
【0013】これらの固定金型部20A および可動金型部
20B の互いに対向する成形面24, 25の各々には、表皮面
材2が固定機構40により取付けられるようになってい
る。なお、固定金型部20A 側に取付けられる表皮面材2
には、ダイレクトゲート23に応じた位置に当該ダイレク
トゲート23よりも若干寸法の大きい樹脂導入孔2Aが開け
られている。この樹脂導入孔2Aにより、金型部20A, 20B
の各々に取付けた表皮面材2の間に溶融樹脂30が充填可
能となっている。固定機構40は、各成形面24, 25の表面
に開口されるとともに、図示しない真空吸引装置に接続
されている吸引孔41と、この吸引孔41を開閉するバルブ
部42とを備えたものである。固定機構40のバルブ部42
は、図2に示されるように、成形面24, 25の各々から突
没することで吸引孔41を開閉する弁体43を有している。
弁体43は、側面形状が略T字状の回転体であり、吸引孔
41の延長方向(図中左右方向)に沿って移動自在に設け
られている。弁体43には、成形面24, 25に形成された吸
引孔41の開口部26に応じたすり鉢状のプラグ部44と、こ
のプラグ部44に一体成形されるとともに吸引孔41の内部
に向かって延びる棒状のバルブステム45とが設けられて
いる。
【0014】プラグ部44は、成形面24, 25に形成された
開口部26に没すると、そのすり鉢状の底面44A が成形面
24, 25と同一面を形成するようになっている。バルブス
テム45は、その中間部分に鍔部46を有するものである。
この鍔部46には、通気孔47が設けられているとともに、
弁体43を成形面24, 25から突出する方向に付勢する付勢
手段としてのコイルスプリング48が当接されている。コ
イルスプリング48に付勢されて前進した鍔部46は、吸引
孔41の内面に設けられた段付部49A に係止されるように
なっている。鍔部46と段付部49A との係止により、プラ
グ部44が成形面24, 25から所定寸法Aだけ突出可能とさ
れている。なお、コイルスプリング48の図中左側の端部
は、吸引孔41内において段付部49A と対向する段付部49
B に当接している。コイルスプリング48の付勢力は、負
圧にされた吸引孔41が弁体43を吸引する吸引力よりも強
く、かつ、金型20の内部に溶融樹脂30が充填された際
に、溶融樹脂30に加わる圧力よりも弱く設定されてい
る。
【0015】このような本実施例では、次のような手順
により射出圧縮成形を行う。まず、真空吸引装置を起動
し、固定機構40が表皮面材2を固定できる状態になっ
ら、金型20を開き、図3(A)に示されるように、固定
金型部20A および可動金型部20B の成形面24, 25にそれ
ぞれ表皮面材2を装着する。表皮面材2の装着後、型締
装置を駆動し、可動金型部20B を固定金型部20A に向か
って前進させ、金型20の完全閉鎖位置よりも手前の位置
で可動金型部20B を停止させる。これにより、金型20の
閉鎖状態を圧縮代が残った不完全な閉鎖状態とする。次
いで、射出装置10を駆動して充填工程を開始し、溶融樹
脂30を金型20のキャビティ22に充填する。そして、この
充填工程の完了直前もしくは完了直後に、圧縮装置を駆
動して圧縮工程を開始し、可動金型部20B を前進させ、
図3(B)に示されるように、キャビティ22内の溶融樹
脂30に圧力を加え、溶融樹脂30をキャビティ22の全体に
展延して充満させる。
【0016】この際、溶融樹脂30に加わえられた圧力に
より、溶融樹脂30がコイルスプリング48の付勢力に抗し
て弁体43を成形面24, 25に押し込み、弁体43のプラグ部
44が成形面24, 25の開口部26に没し、プラグ部44の底面
44A が成形面24, 25と同一面となる。溶融樹脂30がキャ
ビティ22の全体に展延した後には、溶融樹脂30に加える
圧力を保持する保圧工程が行われる。この保圧工程の間
に、溶融樹脂30を冷却・固化する。この保圧工程におい
ても、溶融樹脂30に加わる圧力が維持されるので、プラ
グ部44の底面44A と成形面24, 25とが同一面となったま
まとなる。溶融樹脂30が充分冷却固化したら、保圧工程
を完了し、金型20を開いて成形品を取り出す。なお、射
出が完了したら次の射出成形のために溶融樹脂30を可塑
化する可塑化工程を開始する。
【0017】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、金型20に溶融樹脂30が充填さ
れ、溶融樹脂30に所定の圧力が加えられ、吸引孔41の吸
引力が不要となった後に、吸引孔41が閉鎖され、弁体43
のプラグ部44が金型20の成形面24, 25と同一面を形成す
るようにしたので、得られる積層成形品の表面には、吸
引孔41の痕跡が残らず、当該積層成形品の外観を良好な
ものとできる。
【0018】また、吸引孔41は、直径等の寸法を変更し
ても、積層成形品の外観に何ら影響を与えなくなるの
で、吸引孔41の直径を適切な寸法に設定することによ
り、金型20内に表皮面材2を確実に固定できる。
【0019】さらに、側面が略T字形状の弁体43および
コイルスプリング48等から固定機構40を構成したので、
固定機構40が簡単な構造となり、金型20に容易に適用で
き、また、既存の金型20の改造を容易とできる。
【0020】また、溶融樹脂30に加わえられた圧力によ
り、弁体43のプラグ部44が成形面24, 25の開口部26に自
動的に没するようにしたので、射出圧縮成形機1側の制
御回路等の改造が不要となり、実施を容易とできる。
【0021】続いて、本発明の効果を具体的な実験例に
基づいて説明する。 〔実験例1〕本実験例1は、本発明に基づいて積層成形
品を成形する実験である。本実験例1では、前記実施例
で示したバルブ部42が設けられた吸引孔を備えた金型
で、両面に加飾フィルムが貼り付けられた円盤状の積層
成形品の成形を行う。 〔比較例1〕本比較例1は、本発明の効果を確認するた
めに、従来技術の射出成形法で前記実験例1と同一の成
形品を得ようとする実験である。本比較例1では、従来
の真空吸引式の固定機構、すなわち、単なる吸引孔のみ
が設けられバルブ部42は省略された金型で、前記実験例
1と同じ円盤状の積層成形品の成形を行う。
【0022】〔共通射出条件〕実験例1および比較例1
では、以下のような材料、装置、および成形条件等によ
り成形を行う。 (1)材 料 成形品を構成する合成樹脂としては、ポリプロピレン
(出光石油化学(株)製、商品名:出光ポリプロJ-505
0、MI 55g/10分(230℃、2.16kgf))を用いる。また、
表皮面材としては、加飾模様が印刷された厚さ0.1mm
のポリプロピレン製フィルムを用いる。 (2)成形装置 成形装置としては、汎用の横型射出成形機(最大型締
力:200ton 、東芝機械(株)製)に、射出圧縮成形
機構を組み込んだものを用いる。 (3)金 型 金型としては、前記実施例で示した構造の金型を採用す
る。具体的には、直径250mmの円盤状のキャビティ22
と、このキャビティ22の中心部分に溶融樹脂を供給する
ダイレクトゲート23と、表皮面材を固定する吸引孔41と
が設けられた金型20を用いる。このうち、吸引孔41は、
固定金型部20A および可動金型部20B の各々に4個ずつ
設けられるとともに、キャビティ22の外周縁と同心とな
る円周上に等間隔に配置されている。なお、前述したよ
うに、実験例1で用いる金型20には、吸引孔41の出口部
分にバルブ部42が設けられている一方、比較例1のもの
には、吸引孔41の出口部分にバルブ部42が設けられてい
ない。以上において、実験例1の金型20については、バ
ルブ部42のプラグ部44の直径が5mmとされ、プラグ部44
の成形面24, 25から突出する所定寸法Aが1mmとされて
いる。一方、比較例1のものについては、吸引孔41の出
口部分の直径が1.0mmとされている。
【0023】(4)成形条件 成形条件としては、以下のような値を採用する。 成形温度 200 ℃ 金型温度 40 ℃ 樹脂射出時間 1.4秒 樹脂の射出圧力 90 kg/cm2 (ゲージ圧) 樹脂の冷却時間 40 秒 金型の圧縮量 10 mm 型締め開始タイミング 射出開始から 1.0秒後 圧縮速度 10 mm/秒 型締め時の圧縮力 50 t 〔実験結果〕実験例1では、表皮面材2の位置のずれや
しわの発生がないうえ、吸引孔41の痕跡も発生せず、外
観に優れた良好な積層成形品が得られた。一方、比較例
1では、積層成形品の表面に吸引孔41の痕跡が残るた
め、得られる積層成形品は外観に劣るものとなった。
【0024】〔実験例2〕本実験例2は、前記実験例1
の加飾フィルムに代えて発泡ポリウレタンシートが貼り
付けられた積層成形品を本発明に基づき成形する実験で
ある。本実験例2で成形する成形品50は、図4(A),
(B)に示されるように、長方形状の硬質部51の片面の
一部分に発泡面材からなる軟質部52を貼り付けたもので
ある。なお、この成形品50は、硬質部51の縦寸法S1, 横
寸法L1, 厚さ寸法T1の各寸法がそれぞれ100mm, 30
0mm, 1.5mmとなっており、軟質部52の縦寸法S2,横
寸法L2, 厚さ寸法T2の各寸法がそれぞれ60mm, 200
mm, 5.0mmとなっている。
【0025】〔共通射出条件〕実験例2では、以下のよ
うな材料、装置、および成形条件等が採用される。 (1)材 料 硬質部51となる合成樹脂としては、ポリプロピレン(出
光石油化学(株)製、商品名:出光ポリプロJ-5050、MI
55g/10分(230℃、2.16kgf))を用いる。また、軟質部
52となる表皮面材としては発泡ポリウレタンシートを用
いる。 (2)成形装置 成形装置としては、前記実施例1と同様に、汎用の横型
射出成形機に射出圧縮成形機構を組み込んだものを用い
る。 (3)金 型 金型としては、図5(A)に示されるように、前記実施
例の金型20と同様の構造の金型60を用いる。この金型60
は、可動金型部60B のみに表皮面材2が取付けられる。
このため、可動金型部60B にのみ固定機構40が設けられ
ている。可動金型部60B には、表皮面材2の寸法に応じ
た凹部61が設けられ、この凹部61に、固定機構40の吸引
孔41が開口されている。吸引孔41の近傍には、表皮面材
2に刺し込まれる補助針62が突設されている。これらの
補助針62および凹部61により、可動金型部60B に取付け
られた表皮面材2の位置ずれが防止されるようになって
いる。なお、金型60の型締めにより表皮面材2を圧縮し
た際に、補助針62の先端が表皮面材2を貫通して溶融樹
脂30側に突き出ないように、補助針62の長さ寸法は、図
5(B)に示されるように、圧縮時の表皮面材2の厚さ
寸法Bよりも小さく設定されている。
【0026】(4)成形条件 成形条件としては、以下のような値を採用する。 成形温度 200 ℃ 金型温度 40 ℃ 樹脂射出時間 1.0秒 樹脂の射出圧力 80 kg/cm2 (ゲージ圧) 樹脂の冷却時間 30 秒 金型の圧縮量 20 mm 型締め開始タイミング 射出開始から 0.8秒後 圧縮速度 10 mm/秒 型締め時の圧縮力 40 t 〔実験結果〕実験例2により得られた成形品は、表皮面
材2のずれや端縁部における樹脂の巻き込み等がないう
え、吸引孔41の痕跡がなく、外観の良好なものとなっ
た。
【0027】以上、本発明について好適な実施例や実験
例を挙げて説明したが、本発明は、これらの実施例や実
験例に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能であ
る。例えば、成形品を構成する合成樹脂としては、ポリ
プロピレンに限らず、ポリスチレン、ポリエチレン、A
BS、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、これらの樹
脂の混合物、および、これらの熱可塑性樹脂にタルク、
マイカ、ガラス繊維等の充填材を添加したもの等でもよ
い。また、表皮面材としては、装飾模様等が印刷された
フィルムや発泡面材に限らず、通常の熱可塑性樹脂面材
等の単層面材、ならびに、TPOや塩化ビニル樹脂等の
表面材に、熱可塑性樹脂や熱可塑性樹脂の発泡体、不織
布等からなる裏地材を裏打ちした多層面材等でもよい。
また、金型としては、キャビティを一つのみ有するもの
に限らず、ファミリーモールド式の金型等の複数のキャ
ビティを有する金型でもよい。
【0028】さらに、固定機構としては、溶融樹脂に加
わる圧力により押圧された弁体が吸引孔を閉鎖する受動
式のものに限らず、油圧シリンダ装置等の駆動機構によ
り開閉動作する能動式のものでもよいが、前記実施例の
ように、受動式のものを採用すれば、弁体が溶融樹脂の
充填で自動的に閉鎖されるので、射出圧縮成形機側の制
御回路等の改造が不要となり、実施が容易にできるとい
う効果が得られる。
【0029】また、固定機構としては、丸孔状の吸引孔
および側面形状が略T字状の回転体からなる弁体を備え
たものに限らず、スリット状に細長く開口された吸引孔
およびこの吸引孔に応じて形成された細長い弁体でもよ
く、固定機構の具体的な構造は実施にあたり適宜設定す
ればよい。
【0030】さらに、付勢手段としては、コイルスプリ
ングに限らず、板ばね等他の形式のばねでもよく、要す
るに、吸引孔の吸引力に抗して弁体を付勢し、当該吸引
孔を開けることができるものであればよい。
【0031】なお、本発明は、射出圧縮成形方式に限ら
ず、完全に閉鎖した金型内に射出装置で溶融樹脂を充填
する一般的な射出成形方式、および、開放状態の金型に
プレス成形機で溶融樹脂を充填した後、金型を閉鎖する
プレス成形方式等にも適用できる。このうち、プレス成
形方式には、押出機から押し出された溶融樹脂を成形す
るフロースタンピングや加熱した樹脂シートを用いるシ
ートスタンピング等の成形方式が含まれる。
【0032】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、成形品の
外観品質を損なうことなく、表皮面材を確実に固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る射出圧縮成形機の要
部を示す断面図である。
【図2】同実施例における固定機構を示す拡大断面図で
ある。
【図3】前記実施例の成形手順を説明するための図であ
る。
【図4】本発明に基づく実験例2で成形する成形品を示
す二面図である。
【図5】本発明に基づく実験例2で用いる金型を説明す
るための図である。
【符号の説明】
2 表皮面材 20, 60 金型 24, 25 成形面 30 溶融樹脂 40 固定機構 41 吸引孔 43 弁体 48 付勢手段としてのコイルスプリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29C 45/26 B29C 45/26 // B29L 9:00 B29L 9:00 31:58 31:58 (56)参考文献 特開 平5−200780(JP,A) 特開 平5−212754(JP,A) 特開 平7−276425(JP,A) 実開 昭55−154111(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/18 B29C 43/18 B29C 43/34 B29C 43/36 B29C 45/14 B29C 45/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の少なくとも一部分に柔軟性のある表
    皮面材が貼り付けられた成形品を成形するための積層成
    形品用金型であって、 前記表皮面材を吸い付ける吸引孔で当該表皮面材をその
    成形面に固定する固定機構を有し、この固定機構には、
    前記成形面から突没することで前記吸引孔を開閉する弁
    体が設けられ、この弁体は、前記成形面に没すると前記
    吸引孔を閉鎖するとともに当該成形面と同一面を形成す
    る形状となっていることを特徴とする積層成形品用金
    型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の積層成形品用金型におい
    て、前記固定機構には、前記弁体を前記成形面から突出
    する方向に付勢する付勢手段が設けられ、この付勢手段
    は、前記吸引孔の吸引力よりも強く、かつ、内部に充填
    された溶融樹脂に加わる圧力よりも弱い付勢力を有して
    いることを特徴とする積層成形品用成形金型。
  3. 【請求項3】表面の少なくとも一部分に柔軟性のある表
    皮面材が貼り付けられた成形品を成形するために、前記
    表皮面材を吸い付ける吸引孔と、この吸引孔を開閉する
    とともに閉鎖時には前記成形面と同一面を形成する弁体
    とを有する固定機構が設けられた金型を用い、前記固定
    機構で前記表皮面材を前記金型の内部に固定した後に、
    当該金型内に溶融樹脂を充填するとともに、前記固定機
    構の弁体を閉鎖することを特徴とする積層成形品の成形
    方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の積層成形品の成形方法に
    おいて、前記固定機構には、前記弁体を前記成形面から
    突出する方向に付勢する付勢手段が設けられ、この付勢
    手段の付勢力を、前記吸引孔の吸引力よりも強く、か
    つ、内部に充填された溶融樹脂に加える圧力よりも弱く
    しておき、前記吸引孔の吸引力に抗して前記弁体を押し
    て当該吸引孔を開いた状態で前記表皮面材を固定した
    後、当該金型内に溶融樹脂を充填し、当該溶融樹脂に加
    わる圧力で前記付勢手段を屈伏させて前記弁体で前記吸
    引孔を閉鎖し、当該吸引孔を閉鎖した状態で前記溶融樹
    脂の成形を行うことを特徴とする積層成形品の成形方
    法。
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