JP3476331B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP3476331B2
JP3476331B2 JP06119397A JP6119397A JP3476331B2 JP 3476331 B2 JP3476331 B2 JP 3476331B2 JP 06119397 A JP06119397 A JP 06119397A JP 6119397 A JP6119397 A JP 6119397A JP 3476331 B2 JP3476331 B2 JP 3476331B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/40Picture signal circuits
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理方法に係り、特に1画素につき2値や4値等
の解像度が少値の画像を1画素につき256値のような
多値の画像に変換して表現するようにした画像処理装置
および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】少ないデータ量により多値画像を表現す
るための技術として、疑似階調画像が用いられている。
この疑似階調画像は、1画素当たりの階調表現能力の少
ない2値(1ビット―bit ―)や4値(2ビット)の少
値画像データしか処理できない装置(以下、単にデバイ
スという。)により、例えば1画素当たり256値(8
ビット)のような多階調の多値画像を記録または表示す
る際に、頻繁に用いられている階調表現技術である。こ
れは、人間の視覚における空間平均能力を利用して、局
所面積当たりの画素濃度値の平均により擬似的に画面の
階調を表現している。印刷技術における網点表現もこの
疑似階調表現の1つである。疑似階調画像は少ないデー
タ量で多値画像を表現できることから、デバイス間の画
像通信に良く用いられている。
【0003】上述した疑似階調画像技術の1つとして、
誤差拡散法が提案されている。この誤差拡散法は、原画
像における注目画素の画素値をデバイスの表現能力に合
致する少値の画素値に量子化した後に、その量子化誤差
を注目画素に隣接している未処理の原画像の画素に加え
て、濃度を補償させるものである。これは、上述した網
点表現に比べて細部表現に優れているという長所を有
し、デバイス間の画像通信等の分野等において広く用い
られていた。
【0004】しかしながら、この誤差拡散法は、粒状的
なテクスチャ(texture ―模様や材質感)が現れやす
く、この粒状の模様がざらつきノイズ感を画像を見る者
に与えている。また、濃度が均一な部分においては、誤
差拡散画像に特有の縄目模様によるテクスチャノイズが
発生するという欠点があった。
【0005】近年になって画像出力デバイスの階調表現
能力が向上し、疑似階調画像が有している階調数よりも
多くの階調を表現できるようになってきている。このよ
うな技術向上の結果、通信手段等の制約により2値誤差
拡散処理が施された画像の1画素当たりの階調数を、デ
バイス能力に応じたより高い階調数に変換(多値化)
し、ざらつき感やテクスチャノイズ等を軽減する多値化
技術が、従来より提案されている。この画素の多値化を
行なう代表的な技術として、多値推定という手法が用い
られており、種々の提案(福島ほかの発明による特開平
4‐330864号ないし特開平4‐330869号,および特開平
4‐361475号ないし特開平4‐361479号公報参照)が為
されている。
【0006】この多値推定手法に関する技術は、ある注
目画素を中心として主走査方向および副走査方向に所定
個数の画素が配列されるウインドウを形成し、このウイ
ンドウ内に存在する画素の画素値を平均値を求め、この
平均値を前記注目画素に関する多値データとして用いる
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多値推定法
を用いる画像処理装置は、単純な回路により画素を多値
化する方法として有効であるが、多値画素データがウイ
ンドウ内の全画素の画素値の平均濃度のみにより決定さ
れてしまい、ウインドウ内に存在している個々の画素の
画素値のバラツキによって形成される画素パターンにつ
いては、全く考慮されていなかった。このため、上記誤
差拡散法に特有の縄目テクスチャノイズがそのまま残っ
てしまうばかりでなく、このノイズをさらに強調してし
まうという問題点があった。
【0008】また、従来の多値推定法を用いる画像処理
装置は、ラインバッファを大きくしなければウインドウ
の面積を大きくできないので、ウインドウの大きさがラ
インバッファの容量により限定されてしまい、広範囲に
おける画素値の濃度平均を求めることが難しく、画素密
度の低いハイライト領域における多値推定を精度良く行
なうことができず、ざらつき感を所望の程度まで低減で
きないという問題点も有していた。
【0009】上記問題点を解決するため、本発明は縄目
状のノイズを低減させると共に、ハイライト領域におけ
る多値化処理をざらつき感が無いように行なうことがで
きる画像処理装置および画像処理方法を提供することを
目的としている。また、本発明は、ラインバッファの容
量を増大させることなくざらつき感を除去することによ
り、従来とほぼ同程度の回路構成により製造コストの低
廉な画像処理装置を提供することをも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る画像処理装置は、1画素当たりの階調
表現能力が少ない少値の画像を処理する装置で多階調の
多値画像を記録または表示する画像処理装置において、
主走査方向および副走査方向に所定個数の画素が配列さ
れるウインドウを形成すると共にこのウインドウ内の所
定位置の黒画素を注目画素として特定しかつ特定された
注目がその座標を出力するウインドウ形成・注目画素座
標出力手段と、前記ウインドウ内の所定座標に特定され
た前記注目画素に最も近接する黒画素を最近接画素とし
て特定すると共に特定された最近接画素の座標を出力す
る最近接画素座標出力手段と、前記最近接画素座標出力
手段により特定された最近接画素の座標出力に基づいて
前記最近接画素に次いで近接する黒画素を次近接画素と
して特定すると共に特定された次近接画素の座標を出力
する次近接画素座標出力手段と、前記注目画素、最近接
画素および次近接画素の座標出力に基づいてこれら3つ
の画素の座標のほぼ中間の座標上に位置する白画素を補
償画素として特定してその座標を出力する補償画素座標
出力手段と、前記補償画素座標出力手段により特定され
た前記補償画素としての白画素を中間階調の多値画素に
変換する補償画素多値化手段と、前記ウインドウ形成・
注目画素座標出力手段より出力された前記注目画素の座
標と前記補償画素多値化手段による前記補償画素の特定
とに基づいて前記注目画素を少値の黒画素から中間階調
の多値画素に変換する注目画素多値化手段と、を備える
ことを特徴とするものである。
【0011】また、上記構成を備える画像処理装置にお
いて、さらに、前記中間階調の多値画素に変換されて前
記補償画素多値化手段より出力された多値補償画素出力
を蓄積する多値補償画素蓄積手段と、前記注目画素多値
化手段より出力された多値注目画素出力と前記多値補償
画素出力とを入力して同時に出力する多値画素出力手段
と、を備えるようにしてもよい。上述の基本的な構成
は、画像処理をソフトウェアを用いて本発明の画像処理
装置を実現する際に有効であり、多値補償画素蓄積手段
と多値画素出力手段を付加した付加的構成は、特にハー
ドウェアの回路により実現する際に有効である。
【0012】上記構成に加えて、本発明に係る画像処理
装置は、前記注目画素多値化手段は前記注目画素を含む
ウインドウ内の画素濃度パターンに応じてこの注目画素
の濃度を多値に変換し、前記補償画素多値化手段は変換
される前の注目画素の濃度値と変換された後の注目画素
の濃度値の差を前記画素濃度パターンに応じた位置の補
償画素に補償するようにしても良い。
【0013】 さらに、上記構成に加えて、本発明に係
る画像処理装置においては、前記補償画素は、前記注目
画素の黒画素の座標とその近傍の2点の黒画素のそれぞ
れの座標との中心の座標に位置する画素であることを特
徴とするようにしても良い。
【0014】 さらに、上記構成に加えて、本発明に係
る画像処理装置においては、前記補償画素の位置は、前
ウインドウとは異なった範囲で前記注目画素を中心と
て設定された広域ウインドウ内の画素の濃度を蓄積し
て平均した局所的濃度に応じた値により決定されるもの
であり、前記局所的濃度に応じた値が低いほど前記広域
ウインドウの範囲は前記注目画素から遠ざかることを特
徴とするようにしても良い。
【0015】 また、本発明に係る画像処理方法は、入
力された少値の階調画像から主走査方向および副走査方
向に所定個数ずつの画素が配列されているウインドウを
形成すると共にこのウインドウ内の所定箇所に位置する
画素を注目画素として特定するステップと、前記注目画
素の近傍の2つの黒画素の位置を特定し注目画素を含
む3つの画素の中心に位置する画素を補償画素とするス
テップと、前記補償画素の位置を座標として特定すると
に特定された補償画素の階調を中間調の多値画素に
変換するステップと、前記注目画素を少値の画素から中
調の多値画素に変換するステップと、を備えること
を特徴とする
【0016】さらに、本発明に係る画像処理方法は、上
記ステップに加えて、前記中間階調の多値画素に変換さ
れた多値補償画素を蓄積するステップと、蓄積された前
記多値補償画素と、前記多値画素に変換された多値注目
画素とを同時に出力するステップと、をさらに備えるよ
うにしても良い。
【0017】 また、本発明に係る画像処理方法は、少
値の画素値をそれぞれの画素が有している低階調の画像
を入力するステップと、入力された前記低階調の画像か
ら主走査方向および副走査方向に所定個数の画素が配列
されるウインドウを形成するステップと、前記ウインド
ウ内の所定位置の黒画素を注目画素として特定すると共
に、特定された注目画素の座標を出力するステップと、
前記ウインドウ内の所定座標に特定された前記注目画素
に最も近接する黒画素を最近接画素として特定すると共
に特定された最近接画素の座標を出力するステップと、
特定された前記最近接画素の座標出力に基づいて前記最
近接画素に次いで近接する黒画素を次近接画素として特
定すると共に特定された次近接画素の座標を出力するス
テップと、前記注目画素、最近接画素および次近接画素
の座標出力に基づいてこれら3つの画素の座標のほぼ中
間の座標上に位置する白画素を補償画素として特定して
その座標を出力するステップと、特定された前記補償画
素としての白画素を中間階調の多値画素に変換して多値
補償画素出力を出力するステップと、前記注目画素の座
標と前記補償画素の特定とに基づいて前記注目画素を少
値の黒画素から中間階調の多値画素に変換して多値注目
画素出力を出力するステップと、を備えることを特徴と
している。
【0018】また、本発明に係る画像処理方法は、上記
構成に加えて、前記中間階調の多値画素に変換されて出
力された多値補償画素出力を蓄積するステップと、出力
された前記多値注目画素出力と前記多値補償画素出力と
を入力して同時に出力するステップと、をさらに備える
ことを特徴としても良い。
【0019】上記構成において、より具体的にはウイン
ドウ内の任意の黒画素を注目画素としてこの注目画素に
最も近接する黒画素と次に近接する黒画素との3つによ
り形成される画素濃度パターンを解析し、この3つの黒
画素の丁度中間位置の白画素を中間調の多階調画素に変
換すると共に、注目画素の黒画素も中間調の多階調画素
に変換することにより、ドットを空間的に均一に分散さ
せる位置に多値ドットを再配置させているので、ドット
パターンの空間周波数が低く、滑らかなテクスチャを形
成している。
【0020】また、蓄積平均濃度ラインバッファにより
広い範囲の濃度平均値を求めることができるようになる
ので、従来と同じ規模の回路または従来よりさらに規模
の小さい回路によって、ハイライト部においても滑らか
な多階調画像を推定するようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る画像処理装置および画像処理方法の好適な実
施の形態について詳細に説明する。
【0022】図1は本発明に最も基本的な構成を示す第
1実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図であ
る。図1において、第1実施形態に係る画像処理装置
は、1画素当たりの階調表現能力が少ない少値の画像を
処理する装置で多階調の多値画像を記録または表示する
ものであり、ウインドウ形成・注目画素座標出力手段
1,最近接画素座標出力手段2,次近接画素座標出力手
段3,補償画素座標出力手段4を備え、補償画素の座標
が決定された後には、白画素の補償画素を中間調の多値
画素に変換する補償画素多値化手段5と、黒画素の注目
画素を中間調の多値画素に変換する注目画素多値化手段
6とが設けられている。
【0023】図1に示される画像処理装置において、ウ
インドウ形成・注目画素座標出力手段1は、主走査方向
および副走査方向に所定個数の画素が配列されるウイン
ドウを形成すると共に、このウインドウ内の所定位置の
黒画素を注目画素として特定し、かつ、特定された注目
画素の座標S1 を出力する。最近接画素座標出力手段2
はウインドウ形成・注目画素座標出力手段1により形成
された前記ウインドウ内の所定座標に特定された前記注
目画素に最も近接する黒画素を最近接画素として特定す
ると共に、特定された最近接画素の座標S2 を出力す
る。
【0024】前記次近接画素座標出力手段3は、前記注
目画素座標出力手段1により特定された注目画素の座標
出力S1 と前記最近接画素座標出力手段2により特定さ
れた最近接画素の座標出力S2 に基づいて、前記最近接
画素に次いで近接する黒画素を次近接画素として特定す
ると共に、特定された次近接画素の座標S3 を出力す
る。
【0025】前記補償画素座標出力手段4は、前記注目
画素、最近接画素および次近接画素の座標出力S1 ,S
2 ,S3 に基づいて、これら3つの画素の座標のほぼ中
間の座標上に位置する白画素を補償画素として特定して
その座標S4 を出力する。前記補償画素多値化手段5
は、前記補償画素座標出力手段4の座標S4 の出力によ
り特定された前記補償画素としての白画素を中間階調の
多値画素に変換する。前記注目画素多値化手段6は、前
記ウインドウ形成・注目画素座標出力手段1より出力さ
れた前記注目画素の座標S1 と、前記補償画素多値化手
段による前記補償画素の座標S4 と、に基づいて前記注
目画素を少値の黒画素から多値の中間調画素に変換す
る。
【0026】また、上記構成を備える画像処理装置にお
いて、さらに、前記中間階調の多値画素に変換されて前
記補償画素多値化手段より出力された多値補償画素出力
を蓄積する多値補償画素蓄積手段7と、前記注目画素多
値化手段より出力された多値注目画素出力と前記多値補
償画素出力とを入力して同時に出力する多値画素出力手
段と、を備えるようにしてもよい。上述の基本的な構成
は、画像処理をソフトウェアを用いて本発明の画像処理
装置を実現する際に有効であり、多値補償画素蓄積手段
7と多値画素出力手段8を加えた付加的構成は、特にハ
ードウェアの回路により実現する際に有効である。
【0027】次に、本発明の第2実施形態に係る画像処
理装置について図2および図3を用いて説明する。この
第2実施形態の画像処理装置は、第1実施形態の基本的
構成よりも一層具体的な構成を備えている。まず図2を
用いて第2実施形態に係る処理装置の処理内容を簡単に
説明する。図2(a)は、ある2値誤差拡散画像の濃度
パターンの具体例を示している。2値誤差拡散画像は、
白地に黒画素を散在させることにより画像上の濃淡を表
現しているが、この散在させられている黒画素がざらつ
きノイズ感を発生させることがある。また、直線L1 の
近辺に黒画素が並んでいるように、黒画素は直線上に並
びやすく、この直線が縄目状ノイズを形成しやすくして
いる。
【0028】本発明に係る画像処理装置は、図2(b)
に示すように、ウインドウW1 内の左上隅にある注目画
素P1 を人間の視覚には特に目立たないハーフドットに
変換すると共に、ウインドウW1 内における注目画素P
1 以外の2つの黒画素P2 およびP3 を抽出し、これら
3点の黒画素P1 ,P2 およびP3 の中心に位置する白
画素P4 を補償画素として追加形成してハーフドットに
変換する。ハーフドットは通常黒画素の1/2の濃度値
を有する画素とするが、0と1との間であればどの値で
あっても良い。このような操作を全画面にわたって行な
うことにより、図2(c)に示すように、縄目ノイズを
さらに減少させるように目立たないハーフドットの画素
を全体に配置することができる。
【0029】さらに、図2(d)に示すように、注目画
素P1 以外にウインドウW1 内に黒画素が存在しない場
合には、さらに広い範囲W2 内の平均濃度を後述する蓄
積平均濃度により求め、その濃度に応じた位置の画素P
5 にハーフドットを配置することにより、黒画素の少な
いハイライト部分においても小さい回路によりざらつき
感を低減させることができる。
【0030】図3は本発明の第2実施形態に係る画像処
理装置の主要な構成を示すブロック図である。図3にお
いて、画像処理装置1 0は注目画素絶対座標カウンタ1
1と、ドットパターン解析部20と、第1補償画素座標
出力部35と、蓄積濃度平均部40と、第2補償画素座
標出力部45と、補償画素座標選択部12と、局所平均
濃度計算部13と、画像領域識別部14と、補償画素座
標バッファ部15と、注目画素データ発生部16と、を
備え、シリアル画像データS5 を入力してシリアル画像
データS18を出力している。
【0031】前記注目画素絶対座標カウンタ11は、シ
リアル画像データS5 の転送クロック(図示されず)を
カウントし、それぞれのシリアル画像データS5 の画像
中の位置を示す注目画素絶対座標S6 を求めて補償画素
座標バッファ部15へ出力している。
【0032】ドットパターン解析部20は、シリアル画
像データS5 に基づいて、図4に示す主走査方向にM
個、副走査方向にN個の「M×N」の画素よりなるウイ
ンドウW1 を形成する。注目画素P1 は、ウインドウW
1 内の左上の隅の画素とする。ドットパターン解析部2
0は、図4におけるウインドウW1 内のドットパターン
を解析し、注目画素P1 に最も近い2つの黒画素を第1
近傍黒画素P2 および第2近傍黒画素P3 として抽出
し、それぞれの座標値の信号S7 およびS8 を出力す
る。この黒画素の抽出方法については後述する。さら
に、注目画素P1 が黒画素の場合、補償画素発生信号S
9 を補償画素座標バッファ部15に出力する。
【0033】図3に戻り、第1補償画素座標出力部35
は、第1近傍黒画素座標S6 、第2近傍黒画素座標S7
に基づいて、第1補償画素座標S8 を求めて出力する。
第1補償画素座標S8 は図4における注目画素P1 、第
1近傍黒画素P2 、第2近傍黒画素P3 の3点の中央に
ある画素(第1補償画素PC1)のウインドウW1 内での
座標(相対座標)である。
【0034】蓄積濃度平均部40は、シリアル画像デー
タS5 に基づいて、後述する方法により、注目画素P1
を含む、ウインドウW1 より広い範囲(図2におけるW
2 )内の蓄積平均濃度S10を求めて出力する。
【0035】第2補償座標出力部45は蓄積平均濃度S
10を入力し、注目画素P1 を原点とする相対座標である
第2補償画素座標S11を出力する。蓄積平均濃度S10が
小さければ小さい程、第2補償画素座標S11は原点から
遠ざかる。両者の詳細な関係については後述する。
【0036】補償画素座標選択部12は、第1補償画素
座標S8 と第2補償画素座標S11のどちらか一方を選択
する。選択基準は、第1補償画素座標S8 がゼロ、つま
りハイライト領域で、ウインドウW1 内に注目画素P1
以外に黒画素がない場合においてのみ、第2補償画素座
標S11を補償画素座標S12として選択し、それ以外は第
1補償画素座標S8 を補償画素座標S12として出力す
る。
【0037】補償画素座標バッファ部15は、補償画素
座標選択部12から次々と送られてくる補償画素座標S
12及び注目画素絶対座標S15から、絶対補償画素座標
(図3には図示されない)を作成し、それらを補償画素
発生信号のタイミングで複数格納する。このとき、後述
する局所平均濃度計算部13及び画像領域識別部14か
らそれぞれ補償画素抑制信号S13およびS14を得た場合
には格納を行なわない。格納が行なわれた場合には、ハ
ーフドット信号S17を出力する。
【0038】補償画素座標バッファ部15は、注目画素
絶対座標S15と全ての格納されている絶対補償画素座標
(後述)とを比較し、注目画素絶対座標S15が絶対補償
画素座標(後述)のどれか一つに一致した場合において
も、ハーフドット信号S17を出力する。
【0039】注目画素データ発生部16はハーフドット
信号S17を受け取った場合にはハードドット濃度をシリ
アル出力画像データS18として出力し、それ以外の場合
にはシリアル画像データS5 をそのまま、シリアル出力
画像データ802として出力する。
【0040】局所平均濃度計算部13では注目画素P1
を中心とする局所平均濃度がある閾値以上の場合、補償
画素抑制信号S13を出力する。
【0041】像域識別部14は注目画素を含む局所的な
領域を参照し、注目画素P1 が文字領域に属するか、イ
メージ領域に属するかを判定し、文字領域に存在すると
判定した場合には補償画素抑制信号S14を出力する。
【0042】上述した図3の各構成要素のブロックの詳
細な構成について、図5および図7ないし図12を参照
しながら詳細に説明する。
【0043】まず、注目画素絶対座標カウンタ11の構
成を図5に示す。注目画素絶対座標カウンタ11はx座
標カウンタ17、y 座標カウンタ18、及び画像サイズ
レジスタ19を有する。x座標カウンタ17はシリアル
画像データS5 の転送クロックをストローブ信号S19と
してカウントアップする。カウント値が画像サイズレジ
スタ19に格納されている主走査画素サイズS20に達す
ると、カウント値がリセットされ、さらにy座標カウン
タ18のストローブ信号S21を出力する。y座標カウン
タ18のカウント値も画像サイズレジスタ19に格納さ
れている副走査画素サイズS22に達するとカウント値が
リセットされる。x座標カウンタ17およびy座標カウ
ンタ18のカウント値は注目画素絶対座標S15として補
償画素座標バッファ部15に出力される。
【0044】次に、ドットパターン解析部20について
説明する。まずこのブロックでの処理内容を図6を用い
て詳細に説明する。ドットパターン解析部20の作用は
ウインドウW1 の中から、第1近傍黒画素P2 の座標S
6 と第2近傍黒画素P3 の座標S7 を出力することであ
る。第1近傍黒画素P2 の条件は、注目画素P1 を原点
として主走査方向をx軸、副走査方向をy軸と設定した
場合、ウインドウW1内における注目画素P1 以外の黒
画素でx座標値が最も小さい黒画素である。x座標値が
最小な黒画素が複数ある場合は、y座標が最も小さい画
素、すなわち画素Aが第1近傍黒画素P2 として選択さ
れる。
【0045】第2近傍黒画素P3 の条件は、y座標値が
第1近傍黒画素P2 のy座標値より小さい画素の中で、
第1近傍黒画素P2 のx座標に次いでx座標が小さい画
素を第2近傍黒画素P3 とする。
【0046】以上のように第1近傍黒画素P2 と第2近
傍黒画素P3 の条件を設定することにより、仮に黒画素
が均等に散在していたとすると、注目画素P1 、第1近
傍黒画素P2 、第2近傍黒画素P3 により、最小かつ正
三角形に近い形を形成することができる。そして第1補
償画素PC1の位置をこの正三角形の中心となるようにす
ると、補償後の画素の分布に偏りがなくなりテクスチャ
が均一になる。
【0047】図7にドットパターン解析部20の構成を
示す。ドットパターン解析部20は、ウインドウ形成部
21、M個の列黒画素検出部30を有する。ウインドウ
形成部21は、シリアル画素データS5 を一度バッファ
主走査(=行)方向M×副走査(=列)方向N画素の大
きさのウインドウW1 を再構成する。このとき、注目画
素P1 を左上の隅に置く。注目画素P1 が黒画素のと
き、補償画素発生信号S16を出力する。列黒画素検出部
30にはウインドウW1 内の対応する列上のN個の画素
データが入力される。最も左側の列黒画素検出部30に
はウインドウW1内で最も左側の列上のN個の画素が入
力される。前述したように、第2近傍黒画素P3 のy座
標は第1近傍黒画素P2 より小さいという制限を設けて
いる。つまり一度第1近傍黒画素P2 として座標(i,
j)の黒画素が選択されると、jより大きいy座標の画
素が第2近傍黒画素P3 として選択されないようにしな
ければならない。行抑制信号S23はその働きをする。
【0048】各列黒画素検出部30のN本の出力線24
4は分岐され、一方は第1近傍黒画素座標S6 の候補S
24となり、もう一方は第2近傍黒画素座標S7 の候補S
25となる。両者ともに、信号検出部22で座標値がゼロ
(値を持たない)かそうでないか検出される。検出信号
は、第1ゲート部240、第2ゲート部242のゲート
信号である列抑制信号S26となり、それより右に位置す
る全ての列黒画素検出部30の出力を抑制する。これ
は、ある画素を第1近傍黒画素P2 として検出した場
合、それよりx座標の大きい黒画素を重複して第1近傍
黒画素P2 として検出しないようにするためのものであ
る。
【0049】図8に列黒画素検出部30の詳細な構成を
示す。列画素検出部30はウインドウW1 内のN個の画
素データS27、及びN本の行抑制信号S23を受け取る。
ウインドウW1 内のN個の画素データS27は、ウインド
ウW1 内の対応する列i上のN個の画素(i,0)〜
(i,N-1)に対応している。また、N本の行抑制信号
S23もウインドウW1 のそれぞれの列に対応している。
行抑制信号S23は前述したように、第1近傍黒画素P2
としてその座標が(x1 ,y1 )の画素を選択した場
合、第2近傍黒画素P3 のy座標y2 がy2 <x1 とな
るようにy1 以上の行にある黒画素信号を抑制するもの
である。また同列上で最もy座標が小さい黒画素のみ検
出するように、列内抑制信号線S28により同列上のy座
標が大きい画素の信号を抑制する。
【0050】第1補償画素座標出力部35では、ドット
パターン解析部20で求められた第1近傍黒画素座標S
6 および第2近傍黒画素座標S7 から第1補償画素座標
SC1を求めて出力する。
【0051】その関係を下に示す。第1近傍黒画素座標
S6 を(x1 ,y1 )、第2近傍黒画素座標S7 を(x
2,y2 )、第1補償画素座標S8 を(X1 ,Y1 )と
すると、x2 及びy2 が0(初期値)、つまり第2近傍
黒画素S7 が存在しない場合、 x1 ≧y1 のとき、X1 =x1/2 、Y1 =N それ以外 X1 =M、Y1 =y1/2 x2 =0 又は y2 ≠0のとき X1 =x2/2 Y1 =y1/2 とする。この式により、3点の黒画素のほぼ中点に第1
補償画素PC1を求めることができる。
【0052】図8に第1補償画素座標出力部35の構成
図を示す。第1補償画素座標出力部35は、ゼロ検出部
36、1/2除算器37、選択部38を有している。ゼ
ロ検出部36は、第1近傍黒画素座標S6 および第2近
傍黒画素座標S7 がゼロ(初期値)か否か(値を持つか
持たないか)を判定する。ゼロと判定した場合はゼロ検
出信号S9 もしくはS29を生成する。1/2除算器37
は、第1近傍黒画素座標S6 、第2近傍黒画素座標S7
の各x座標、y座標を1/2倍し、それぞれ第1補償画
素x座標候補S30、第1補償画素y座標候補S31として
出力する。選択部38は、第1補償画素x座標候補S3
0、第1補償画素y座標候補S31、およびゼロ検出信号
S29に基づいて、上述の基準を用いて何れかを選択し、
第1補償画素座標S8 として出力する。
【0053】次に、図10に蓄積濃度平均部40の構成
図を示す。蓄積濃度平均部40の働きは、ウインドウW
1 内に第1近傍黒画素S6 および第2近傍黒画素S7 が
ない場合、つまり、ハイライト領域の補償画素位置を求
めるものである。
【0054】蓄積濃度平均部40は、蓄積平均器41、
ラインメモリ42、ウインドウ平均部43より構成され
ている。ラインメモリ42は、主走査方向(=x軸方
向)の1ライン分の画素あたりのライン蓄積平均濃度D
(x)S32を記憶するシフトレジスタより成る。ある時
点におけるシリアル画像データS5 として、ある画素位
置(x0 ,y0 )の画素の値d(x0 ,y0 )が蓄積濃
度平均部40に転送されたとする。ラインメモリ42に
は先頭アドレスから順に、{D(x0 ),D(x0 +
1),D(x0 +2),…,D(xw−1),D(x
w),D(0),D(1),D(2),....,D
(x0 −2),D(x0 −1)}が記憶されている(x
w=主走査方向の画像サイズ)。
【0055】蓄積平均器41はラインメモリ42の先頭
に記憶されているデータD(x0 )S33とシリアル画像
データS5 であるd(x,y)が入力され、以下のよう
な演算を行なう。 D(x)={D(x)* (Wy−1)+d(x,
y)}/Wy この操作により過去Wyライン分の濃度、すなわちライ
ン蓄積平均濃度D(x)S32を平均化することができ
る。
【0056】ウインドウ平均部43はライン蓄積平均濃
度D(x)S32をxに関して x0 −Wx/2からx0 +Wy/2 まで加算平均することにより、蓄積平均濃度S10を求め
て第2補償画素座標出力部45に出力する。この結果、
注目画素を含む、「Wx×Wy」画素の領域の蓄積平均
濃度S10を求めることができる。
【0057】図11に第2補償画素座標出力部45の構
成図を示す。第2補償画素座標出力部45は、蓄積濃度
平均部40において求められた蓄積平均濃度S10から第
2補償画素座標S11を求める。第2補償画素座標出力部
45は乱数発生器46、除算回路47、積算回路48か
らなり、蓄積平均濃度S10を入力し、第2補償画素座標
S11を出力する。
【0058】蓄積平均濃度(=D)S10と第2補償画素
座標(X2 ,Y2 )S11の関係は以下のように表され
る。 (X2 ,Y2 )={rand(L)*(k1 ,L)} L=k2 /D ここでrand(L)は0〜Lまでの乱数であり、k1 ,k
2 は係数である。
【0059】除算回路47によりL=k2 /Dが求めら
れ、第2補償画素座標S11におけるy座標が出力され
る。また、乱数発生器46により主走査方向係数rand
(L)が求められ、積算回路48により除算回路47の
出力と積算されて、第2補償画素座標S11におけるx座
標が出力される。この第2補償画素座標出力部45にお
いては、主走査方向の補償画素座標を乱数にすること
で、特定方向に補償ドットが配置されることによる特定
なテクスチャの発生を防いでいる。
【0060】図12に補償画素座標バッファ部15の構
成図を示す。補償画素座標バッファ部15は補償画素座
標S12と注目画素絶対位置座標S15を加算し、補償画素
絶対座標S34を求める加算器51と、P個の補償画素絶
対座標S34を格納するラッチ52と、どのラッチ52に
新しい補償画素絶対座標S34を格納するか計算するカウ
ンタ53およびデコーダ54と、さらに各ラッチ52に
格納されている補償画素絶対座標S35と注目画素絶対座
標S15との一致を検出する一致検出部55と、を有して
いる。
【0061】カウンタ53は、ドットパターン解析部2
0からの補償画素発生信号S16をイネーブル信号として
カウントアップする。補償画素発生信号S16は、ゲート
部56を通り、補償画素抑制信号S13およびS14並びに
後述する一致信号S35の論理和出力S36の否定積をとる
ナンドゲート57の出力によって抑制される。カウンタ
53の出力はデコーダ54でデコードされ、デコーダ5
4の出力信号と一致検出器55の出力信号S35とがオア
ゲート58を介して各ラッチ52に接続され、それぞれ
のイネーブル信号となる。一致信号S35の論理和S36
は、オア回路59により出力される。
【0062】最初の補償画素座標S12が補償画素座標選
択部12から送られてきたとする。カウンタ53は初期
値0を示しているので、1番目のラッチのイネーブル信
号のみHighとなり、最初の補償画素座標S12は加算
器51において補償画素絶対座標S34に変換された後、
1番目のラッチ52に格納される。続いて第2の補償画
素座標S12が送られてきたとすると、カウンタ53のカ
ウンタ値が1つアップし、第2番目のラッチ52のイネ
ーブル信号がHighとなり、2番目のラッチ52に格
納される。
【0063】この動作と並行して、注目画素絶対座標S
15と各ラッチ52内の補償画素絶対座標S34との比較が
一致検出器55で行なわれる。あるラッチ52内の補償
画素絶対座標S34と注目画素絶対座標S15が一致した場
合、一致信号S35が前述したようにカウンタ53に送ら
れ、カウントアップを抑制すると同時に、一致が起こっ
たラッチ52をイネーブルにする。この結果、一致が起
こったラッチ52に新しい補償画素絶対座標S34を上書
きすることができ、少ないラッチ52を効率よく利用で
きる。
【0064】一致検出器55は一致を発見すると、リセ
ットがかかるまでその一致信号S35を出力し続ける。
【0065】カウンタ53はP回カウントアップを行な
った後は、それ以上カウントアップを行なわない。それ
以降は補償画素絶対座標S34と注目画素絶対座標S15が
一致した場合にのみ、新しい補償画素絶対座標S34をそ
の一致したラッチ52に格納していく。
【0066】一致信号S35の論理和S36は、オア回路5
0により補償画素発生信号S16との論理和を取られ、こ
の論理和がハーフドット信号S17として出力される。こ
のオア回路50が設けられている理由は、ハーフドット
を出力する条件が、1)注目画素P1 がもともと黒画素
である、2)注目画素P1 が白画素であるが、補償画素
である、の2つの場合であることを意味している。
【0067】注目画素データ発生部16はハーフドット
信号S17を受け取った場合は、ハーフドット濃度を、そ
れ以外の場合はシリアル画像データS5 を、シリアル出
力画像データS18として出力する。
【0068】局所平均濃度計算部13は、ウインドウW
1 内の黒画素の個数をカウントし、その個数が閾値より
多い場合には補償画素抑制信号S13を出力する。
【0069】画像領域識別部14は一般に良く用いられ
ている識別方法で注目画素P1 が文字領域/イメージ領
域のどちらに属するか識別し、文字領域に属すると識別
した場合は補償画素抑制信号S14を出力する。
【0070】以上入力画像が2値画像の場合について説
明したが、入力画像が多値画像の場合も同様な手順でよ
り多値で滑らかなテクスチャの画像に変換処理できる。
例えば、注目画素がある濃度n/N(nは任意の整数、
Nは多値数)の場合に、注目画素を含むウインドウ内で
画素の濃度が注目画素と同値のn/Nである近傍黒画素
を2点抽出する。ただこの場合、注目画素と前記2点の
近傍黒画素に外接する最小の矩形領域内のこれら3点以
外の画素値が(n−1)/Nであることがこの処理の条
件である。このとき、注目画素をハーフドット{例えば
濃度値=(2n−1)/2N}に変換し、さらにその3
点の中央にある画素の濃度値も補償画素としてハーフド
ットに変換する。この手順を画像全面にわたって行なう
ことにより画素濃度値(n−1)/Nの領域内にある画
素濃度値n/Nを持った孤立画素を目立たなくすること
ができる。
【0071】次に、本発明の第3実施形態に係る画像処
理方法について、図13を用いて説明する。図13は第
3実施形態に係る画像処理方法を説明するためのフロー
チャートである。図13において、画像処理方法は、入
力された少値の階調画像から主走査方向および副走査方
向に所定個数ずつの画素が配列されているウインドウを
形成すると共に、このウインドウ内の所定箇所に位置す
る画素を注目画素として特定する第1のステップST1
と、前記注目画素の近傍の2つの黒画素の位置を特定
し、注目画素を含む3つの画素の中心に位置する画素を
補償画素とする第2のステップST2と、前記補償画素の
位置を座標として特定すると共に、特定された補償画素
の階調を中間調の多値画素に変換する第3のステップST
3と、前記注目画素を少値の画素から中間調の多値画素
に変換する第4のステップST4と、を備えている。
【0072】また、本発明に係る画像処理方法をハード
ウエアにより実現するためには、第4のステップST4に
加えて、前記中間階調の多値画素に変換された多値補償
画素を蓄積する第5のステップST5と、蓄積された前記
多値補償画素と前記多値画素に変換された多値注目画素
とを同時に出力する第6のステップST6と、をさらに
備えるようにしても良い。
【0073】さらに、図14に示す第4実施形態に係る
画像処理方法のような処理ステップにより画像情報を処
理するようにしても良い。図14において、画像処理方
法は少値の画素値をそれぞれの画素が有している低階調
の画像を入力するステップST11と、入力された前記低階
調の画像から主走査方向および副走査方向に所定個数の
画素が配列されるウインドウを形成するステップST12
と、前記ウインドウ内の所定位置の黒画素を注目画素と
して特定すると共に、特定された注目画素の座標を出力
するステップST13と、前記ウインドウ内の所定座標に特
定された前記注目画素に最も近接する黒画素を最近接画
素として特定すると共に、特定された最近接画素の座標
を出力するステップST14と、特定された前記最近接画素
の座標出力に基づいて、前記最近接画素に次いで近接す
る黒画素を次近接画素として特定すると共に、特定され
た次近接画素の座標を出力するステップST15と、前記注
目画素、最近接画素および次近接画素の座標出力に基づ
いて、これら3つの画素の座標のほぼ中間の座標上に位
置する白画素を補償画素として特定してその座標を出力
するステップST16と、特定された前記補償画素としての
白画素を中間階調の多値画素に変換するステップST17
と、前記注目画素の座標と前記補償画素の特定とに基づ
いて前記注目画素を少値の黒画素から多値の中間調画素
に変換して出力するステップST18と、を備えている。
【0074】さらに、この第4実施形態に係る画像処理
方法は、上記ステップST11ないしステップST18に加え
て、前記中間階調の多値画素に変換されて出力された多
値補償画素出力を蓄積するステップST19と、出力された
前記多値注目画素出力と前記多値補償画素出力とを入力
して同時に出力するステップST20と、をさらに備えるよ
うにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る画像処理装置および方法によれば少値の階調画像を
所定のウインドウ内の注目画素とこの注目画素の近傍の
2つの黒画素の中央の画素を補償画素とし、ウインドウ
内の画素濃度パターンに応じて注目画素と補償画素とを
中間階調の多値画素に変換しているので、ウインドウ内
の画素濃度が平均化されて縄目ノイズを低減することが
できると共に、画素密度の低いハイライト部分であって
も多値推定を精度良く行なうことができ、出力画像のざ
らつき感を低減することができる。
【0076】また、注目画素と近傍2画素の3点の中心
位置の白画素を中間階調の多値画素に変換し、併せて注
目画素も多値中間画素に変換処理して、ウインドウ内の
近接する黒画素を順次に中間多値画素に変換していくだ
けで多値化処理を行なうことができるので、低コストの
画像処理装置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態に係る画像処理装置の処
理内容を説明する図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る画像処理装置の全
体構成を示すブロック図。
【図4】図3の画像処理装置におけるドットパターン解
析部の処理を説明する図。
【図5】図3の画像処理装置における注目画素絶対座標
カウンタの構成を説明するブロック図。
【図6】図3の画像処理装置におけるドットパターン解
析部の処理を説明する図。
【図7】図3の画像処理装置におけるドットパターン解
析部の構成を示すブロック図。
【図8】図3の画像処理装置における列黒画素検出部3
0の構成を示すブロック図。
【図9】図3の画像処理装置における第1補償画素座標
出力部35の構成を示すブロック図。
【図10】図3の画像処理装置における蓄積濃度平均部
40の構成を示すブロック図。
【図11】図3の画像処理装置における第2補償画素座
標出力部45の構成を示すブロック図。
【図12】図3の画像処理装置における補償画素座標バ
ッファ部15の構成を説明するブロック図。
【図13】本発明の第3実施形態に係る画像処理方法を
説明するフローチャート。
【図14】本発明の第4実施形態に係る画像処理方法を
説明するフローチャート。
【符号の説明】
10 画像処理装置 11 注目画素絶対座標カウンタ 12 補償画素座標選択部 13 局所平均濃度計算部 14 像域識別部 15 補償画素座標バッファ部 16 注目画素データ発生部 20 ドットパターン解析部 35 第1補償画素座標出力部 40 蓄積濃度平均部 45 第2補償画素座標出力部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画素当たりの階調表現能力が少ない少値
    の画像を処理する装置で多階調の多値画像を記録または
    表示する画像処理装置において、 主走査方向および副走査方向に所定個数の画素が配列さ
    れるウインドウを形成すると共に、このウインドウ内の
    所定位置の黒画素を注目画素として特定し、かつ、特定
    された注目画素の座標を出力するウインドウ形成・注目
    画素座標出力手段と、 前記ウインドウ内の所定座標に特定された前記注目画素
    に最も近接する黒画素を最近接画素として特定すると共
    に、特定された最近接画素の座標を出力する最近接画素
    座標出力手段と、 前記最近接画素座標出力手段により特定された最近接画
    素の座標出力に基づいて、前記最近接画素に次いで近接
    する黒画素を次近接画素として特定すると共に、特定さ
    れた次近接画素の座標を出力する次近接画素座標出力手
    段と、 前記注目画素、最近接画素および次近接画素の座標出力
    に基づいて、これら3つの画素の座標のほぼ中間の座標
    上に位置する白画素を補償画素として特定してその座標
    を出力する補償画素座標出力手段と、 前記補償画素座標出力手段により特定された前記補償画
    素としての白画素を中間階調の多値画素に変換する補償
    画素多値化手段と、 前記ウインドウ形成・注目画素座標出力手段より出力さ
    れた前記注目画素の座標と、前記補償画素多値化手段に
    よる前記補償画素の特定と、に基づいて前記注目画素を
    少値の黒画素から中間階調の多値画素に変換する注目画
    素多値化手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記中間階調の多値画素に変換されて前記
    補償画素多値化手段より出力された多値補償画素出力を
    蓄積する多値補償画素蓄積手段と、前記注目画素多値化
    手段より出力された多値注目画素出力と前記多値補償画
    素出力とを入力して同時に出力する多値画素出力手段
    と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】前記注目画素多値化手段は前記注目画素を
    含む前記ウインドウ内の画素濃度パターンに応じてこの
    注目画素の濃度を多値に変換し、前記補償画素多値化手
    段は変換される前の注目画素の濃度値と変換された後の
    注目画素の濃度値の差を前記画素濃度パターンに応じた
    位置の補償画素に補償することを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記補償画素は、前記注目画素の黒画素
    座標とその近傍の2点の黒画素のそれぞれの座標との中
    の座標に位置する画素であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】前記補償画素の位置は、前記ウインドウと
    は異なった範囲で前記注目画素を中心として設定された
    広域ウインドウ内の画素の濃度を蓄積して平均した局所
    的濃度に応じた値により決定されるものであり、前記局
    所的濃度に応じた値が低いほど前記広域ウインドウの範
    囲は前記注目画素から遠ざかることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】入力された少値の階調画像から主走査方向
    および副走査方向に所定個数ずつの画素が配列されてい
    るウインドウを形成すると共に、このウインドウ内の所
    定箇所に位置する画素を注目画素として特定するステッ
    プと、 前記注目画素の近傍の2つの黒画素の位置を特定し、注
    目画素を含む3つの画素の中心に位置する画素を補償画
    素とするステップと、 前記補償画素の位置を座標として特定すると共に、特定
    された補償画素の階調を中間調の多値画素に変換する
    ステップと、 前記注目画素を少値の画素から中間調の多値画素に変
    換するステップと、 を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】前記中間階調の多値画素に変換された多値
    補償画素を蓄積するステップと、 蓄積された前記多値補償画素と、前記多値画素に変換さ
    れた多値注目画素とを同時に出力するステップと、 をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】少値の画素値をそれぞれの画素が有してい
    る低階調の画像を入力するステップと、 入力された前記低階調の画像から主走査方向および副走
    査方向に所定個数の画素が配列されるウインドウを形成
    するステップと、 前記ウインドウ内の所定位置の黒画素を注目画素として
    特定すると共に、特定された注目画素の座標を出力する
    ステップと、 前記ウインドウ内の所定座標に特定された前記注目画素
    に最も近接する黒画素を最近接画素として特定すると共
    に、特定された最近接画素の座標を出力するステップ
    と、 特定された前記最近接画素の座標出力に基づいて、前記
    最近接画素に次いで近接する黒画素を次近接画素として
    特定すると共に、特定された次近接画素の座標を出力す
    るステップと、 前記注目画素、最近接画素および次近接画素の座標出力
    に基づいて、これら3つの画素の座標のほぼ中間の座標
    上に位置する白画素を補償画素として特定してその座標
    を出力するステップと、 特定された前記補償画素としての白画素を中間階調の多
    値画素に変換して多値補償画素出力を出力するステップ
    と、 前記注目画素の座標と前記補償画素の特定とに基づいて
    前記注目画素を少値の黒画素から中間階調の多値画素に
    変換して多値注目画素出力を出力するステップと、 を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】前記中間階調の多値画素に変換されて出力
    された前記多値補償画素出力を蓄積するステップと、出
    力された前記多値注目画素出力と前記多値補償画素出力
    とを入力して同時に出力するステップと、をさらに備え
    ることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
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