JP3474953B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、両替機の両替紙幣排出
用のモータや、自動販売機の商品排出用のモータなどを
駆動するモータ駆動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のモータ駆動装置として、従来、
モータを介して電源に接続され、モータにモータ電流を
供給するモータドライバと、モータドライバに駆動信号
を出力する制御回路と、モータドライバの作動時間をカ
ウントするタイマとを備えたものが知られている。この
従来のモータ駆動装置では、モータ駆動信号が制御回路
からモータドライバに出力されると、モータドライバが
モータにモータ電流を供給して、これを駆動する。そし
て、モータドライバへの駆動信号の出力を停止すること
により、モータ電流の供給を停止して、モータを停止さ
せている。 【0003】一方、モータの負荷である両替紙幣排出用
ベルトは、ジャムなどにより回転不能になることがあ
る。この場合、モータには、定常回転時におけるモータ
電流よりもはるかに大きいロック電流が流れ続ける。こ
の状態が継続すると、モータの寿命が短くなる。このた
め、従来のモータ駆動装置では、モータにモータ電流が
供給されている時間をタイマでカウントし、所定時間、
例えば、紙幣の排出に必要な時間よりもやや長い時間が
経過したときに、制御回路にタイムアップ信号を出力す
る。これにより、制御回路が、モータドライバへの駆動
信号の出力を停止することにより、モータを停止させて
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
モータ駆動装置では、タイムアップするまでの間、ロッ
ク電流が流れ続けているため、モータやモータドライバ
の内部抵抗によって、これらに多量の熱が発生する。こ
のため、この熱を除去するために、モータやモータドラ
イバを、熱容量の大きい放熱板に取り付けたり、送風装
置によって冷却したりしている。この結果、装置の大型
化を招くと共に、コストの上昇を招くという問題があ
る。また、モータドライバが故障し、そのために制御回
路がモータ駆動信号の出力を停止してもモータにロック
電流が流れ続けているような場合、従来のモータ駆動装
置では、モータへのモータ電流の供給を停止することは
不可能である。また、仮にモータ電流が流れる電源ライ
ンにリレー切片などを直列に配設し、リレーをオフする
ことによりモータ電流を遮断するようにした場合には、
電流値が大きいロック電流を遮断するためには、非常に
切片容量が大きなリレーを必要とする結果、装置のさら
なる大型化や、コストの上昇を招くという問題点があ
る。 【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、モータやモータ駆動装置で発生する熱量
を抑制することができると共に、それにより装置の小型
化、ローコスト化を図ることができるモータ駆動装置を
提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1に係るモータ駆動装置は、起動後のモータに流す
モータ電流の許容最大値を記憶するモータ電流記憶回路
と、モータのモータ電流の電流値を検出するモータ電流
検出回路と、モータ電流制御信号を出力し、検出された
モータ電流が記憶されている許容最大値よりも大きいと
きに、モータ電流が許容最大値になるように、モータ電
流制御信号の電圧値を制御するモータ電流制御回路と、
モータ電流制御回路から出力されたモータ電流制御信号
の電圧値に応じた電流値のモータ電流を出力する第1の
モータドライブ回路と、駆動命令が入力されたときに、
第1のモータドライブ回路から出力されたモータ電流を
モータに供給する第2のモータドライブ回路と、を備
え、モータ電流制御回路は、第2のモータドライブ回路
に駆動命令が入力されず、かつモータにモータ電流が流
れていることがモータ電流検出回路によって検出された
ときに、モータ電流が流れなくなるように、第1のモー
タドライブ回路に出力するモータ電流制御信号の電圧値
を制御することを特徴とする。 【0007】 【0008】 【作用】請求項1記載のモータ駆動装置では、第1およ
び第2のモータドライブ回路によってモータが駆動され
ると、モータにモータ電流が流れ、このモータ電流の電
流値は、モータ電流検出回路によって検出される。そし
て、検出されたモータ電流が、モータ電流記憶回路に記
憶されている起動後のモータに流すモータ電流の許容最
大値(例えば、両替の紙幣排出用のベルトを駆動する
場合、起動後のモータがベルトを駆動するために必要な
トルクを発生する電流値)よりも大きくなったときに、
その許容最大値になるようにモータ電流制御信号の電圧
値制御して、第1のモータドライブ回路に出力する。そ
して、第1のモータドライブ回路は、モータ電流制御信
号の電圧値に応じた電流値のモータ電流を第2のモータ
ドライブ回路に出力し、第2のモータドライブ回路は、
駆動命令が入力されたときに、第1のモータドライブ回
路から出力されたモータ電流をモータに供給する。この
結果、起動後のモータに流れるモータ電流は、最大でも
設定された許容最大値以下に抑えられる。このため、前
述の例において、ベルトがジャムなどにより回転不能の
ときでも、モータに流れる電流は、許容最大値以下であ
り、この電流は、通常ロック電流よりも小さいため、モ
ータや第1および第2のモータドライブ回路での熱の発
生をその分少なくすることができる。この結果、モータ
に取り付ける放熱板を省略することが可能になると共
に、第1および第2のモータドライブ回路に取り付ける
放熱板もその分熱容量の小さいものを用いることができ
るので、装置の小型化を図ることができると共に、コス
トの削減を図ることができる。 【0009】さらに、第2のモータドライブ回路が故障
し、駆動命令が入力されていない状態で、モータが作動
しているような場合、モータ電流制御回路が、モータ電
流が流れなくなるような電圧値のモータ電流制御信号を
第1のモータドライブ回路に出力することにより、モー
タを停止させることができる。このため、リレー等の他
の部品を何等用いることなく、モータを停止させること
ができる。 【0010】 【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明を適用し
た、両替機の紙幣排出用のモータMを駆動するモータ駆
動装置について説明する。図1に示すように、このモー
タ駆動装置1は、CPU(モータ電流記憶回路、モータ
電流制御回路)2、モータドライブ回路3、およびモー
タ電流検出回路4を備えている。なお、モータ駆動装置
1によって駆動されるモータMは、図示しない排出ベル
トを駆動し、排出ベルトは、両替紙幣を紙幣金庫から紙
幣排出口に排出する(いずれも図示せず)。 【0011】CPU2は、起動時および起動後のモータ
Mに流れるモータ電流を、モータ電流制御信号により制
御する。そして、その内部にはROMを備えており、R
OMには、起動後のモータMに流すモータ電流の許容最
大値に対応する許容最大値データが記憶されている。ま
た、CPU2は、ディジタルデータをアナログ電圧に変
換するD/A変換部と、アナログ電圧をディジタルデー
タに変換するA/D変換部とを内部に備えている。D/
A変換部の出力部に接続されるD/A変換ポートには、
モータドライブ回路3が接続され、A/D変換部の入力
部に接続されるA/D変換ポートには、モータ電流検出
回路4の出力部が接続されている。 【0012】モータドライブ回路3は、CPU2から出
力されるモータ電流制御信号の電圧値に応じた電流値の
モータ電流をモータMに供給する。モータドライブ回路
3は、バッファ回路5、ドライブトランジスタ回路6お
よびモータドライブIC7から構成されている。 【0013】バッファ回路5は、CPU2とドライブト
ランジスタ回路6の間に配設され、インピーダンス変換
すると共に、CPU2のD/A変換ポートから出力され
るモータ電流制御信号の電圧値に応じた電流値のバイア
ス電流をドライブトランジスタ回路6に供給する。具体
的には、バッファ回路5は、オペアンプ11とNPNト
ランジスタ12を備えて構成されている。そして、オペ
アンプ11とNPNトランジスタ12が、電圧−電流変
換回路として機能し、オペアンプ11に入力されたモー
タ電流制御信号の電圧値にほぼ比例する電流値のコレク
タ電流をNPNトランジスタ12に流す。 【0014】ドライブトランジスタ回路6は、モータ電
流をモータドライブIC7に供給する回路であって、P
NPトランジスタ13を備えている。PNPトランジス
タ13は、ベース電流としてのNPNトランジスタ12
のコレクタ電流を増幅し、増幅したコレクタ電流をモー
タ電流としてモータドライブIC7に供給する。なお、
ダイオード14は、モータMの起動時に発生する逆起電
圧を低下させると共に、電源を遮断したときにモータド
ライブIC7にチャージされている電荷を放電させて、
PNPトランジスタ13を保護する。 【0015】モータドライブIC7は、モータMにモー
タ電流を供給するものであって、図2に示すように、直
列接続されたPNPトランジスタ21およびNPNトラ
ンジスタ22からなるトランジスタ列と、同じく直列接
続されたPNPトランジスタ23およびNPNトランジ
スタ24からなるトランジスタ列から構成されたブリッ
ジ回路を備えている。PNPトランジスタ21,23の
両エミッタは、PNPトランジスタ13のコレクタに接
続され、NPNトランジスタ22,24の各エミッタ
は、モータ電流検出回路4のシャント抵抗31に接続さ
れている。また、PNPトランジスタ21,23の各コ
レクタは、モータMの入力端子にそれぞれ接続されると
共に、抵抗25,26を介して、互いに他方のPNPト
ランジスタ23,21のベースに接続されている。さら
に、NPNトランジスタ22,24の各ベースは、アン
ドゲート27,28の出力部に接続され、アンドゲート
27の2つの入力端子は、CPU2の出力端子1および
出力端子2にそれぞれ接続され、アンドゲート28の2
つの入力端子は、CPU2の出力端子1および出力端子
3にそれぞれ接続されている。なお、AVR29は、入
力された電源電圧を5Vに安定化して、アンドゲート2
7,28に供給する。 【0016】モータドライブIC7は、CPU2の出力
端子1からハイレベル信号が出力されると、スタンバイ
状態になり、この状態で、CPU2の出力端子2からハ
イレベル信号が出力されると、アンドゲート27がハイ
レベル信号をNPNトランジスタ22のベースに出力す
ることにより、NPNトランジスタ22がオンになると
共にPNPトランジスタ23もオンになり、モータMを
正転駆動する。一方、スタンバイ状態で、CPU2の出
力端子3からハイレベル信号が出力されると、アンドゲ
ート28がハイレベル信号をNPNトランジスタ24の
ベースに出力することにより、NPNトランジスタ24
がオンになると共にPNPトランジスタ21もオンにな
り、モータMを逆転駆動する。 【0017】モータ電流検出回路4は、図1に示すよう
に、シャント抵抗31、オペアンプ32および入力抵抗
33から構成されている。シャント抵抗31は、PNP
トランジスタ13、モータドライブIC7を介してモー
タMに流れたモータ電流が自身に流れることにより、モ
ータ電流の電流値を電圧信号に変換する。オペアンプ3
2は、ボルテージフォロワとして機能し、シャント抵抗
31によって変換された電圧信号をインピーダンス変換
し、電流検出信号としてCPU2のA/D変換ポートに
出力する。 【0018】このモータ電流制御回路1では、まず、図
示しない制御装置からCPU2に紙幣排出信号が入力さ
れると、CPU2が、出力端子1および出力端子2にハ
イレベル信号を出力すると共に、モータMの起動に必要
なモータ電流を流すように、D/A変換ポートから所定
の電圧値の起動電流制御信号をオペアンプ11に出力す
る。オペアンプ11およびNPNトランジスタ12は、
電流制御信号の電圧値に応じた電流値になるようなベー
ス電流を引き込むことにより、PNPトランジスタ13
をオンにする。PNPトランジスタ13は、ベース電流
を所定の電流増幅度で増幅し、エミッタ電流をモータド
ライブIC7に供給する。つまり、オペアンプ11、N
PNトランジスタ12およびPNPトランジスタ13
は、一体となって、電流制御信号の電圧値に応じたモー
タ電流をモータドライブIC7に供給する。 【0019】モータドライブIC7では、CPU2の出
力端子1および2から出力されたハイレベル信号によっ
てNPNトランジスタ22およびPNPトランジスタ2
3がオンになり、PNPトランジスタ13からのモータ
電流を、モータMに供給してモータMを正転駆動する。
なお、モータMを逆転駆動する場合には、CPU2は、
出力端子3にハイレベル信号を出力することにより、N
PNトランジスタ24、PNPトランジスタ21をオン
にする。 【0020】モータMに流れたモータ電流は、シャント
抵抗31に流れ、シャント抵抗31、オペアンプ32に
よって電圧変換された電流検出信号がCPU2のA/D
変換ポートに入力される。CPU2は、モータMが起動
して定常電流になるまでの時間(約50mS〜100m
S)が経過した後に入力されたモータ電流検出電圧をデ
ィジタルデータに変換する。そして、CPU2は、ディ
ジタルデータを、ROMが記憶している許容最大値デー
タと比較して、許容最大値データよりも大きいとき、つ
まりモータ電流が許容最大値を超えたときに、モータ電
流がその許容最大値になるように、モータ電流制御信号
の電圧値を変化させる。この結果、CPU2、モータド
ライブ回路3およびモータ電流検出回路4からなるフィ
ードバック回路が形成され、起動後にモータMに流れる
電流は、許容最大値以下に抑えられる。 【0021】この場合、許容最大値は、例えば、排出用
ベルトを駆動するのに必要なだけのトルクを発生する電
流値に設定されている(本実施例では2A)。したがっ
て、排出用ベルトのジャムなどにより、モータMにロッ
ク電流、例えば、3.2Aが流れたときには、フィード
バックループの働きにより、モータ電流が2Aに制限さ
れる。この結果、負荷となる排出ベルトなどに異常が起
こることによりモータMがロック状態になったときで
も、モータ電流を2Aにすることにより、モータ電流を
1.2Aだけ低減させることができる。このため、モー
タMの放熱が不要になり、モータMを樹脂板に取り付け
ることが可能になると共に、PNPトランジスタ13お
よびモータドライブIC7に取り付ける放熱板の熱容量
も小さくて済むことになる。 【0022】次に、モータ電流制御処理を中心に、CP
U2が実行する紙幣排出処理について、図3,4のフロ
ーチャートを参照して説明する。 【0023】最初に、図3に示すように、まず、制御装
置からモータ駆動信号が出力されると、D/A変換ポー
トに起動電流制御信号を出力してモータMを駆動する
(ステップ41)。次いで、シャント抵抗31がモータ
電流を検出する(ステップ42)。起動後、例えば、所
定時間(約50mS)経過後に、シャント抵抗31が検
出したモータ電流検出電圧をディジタルデータに変換
し、電流値が許容最大値よりも大きいか否かを判別定す
る(ステップ43)。許容最大値以内と判別したとき
は、紙幣が紙幣排出口に到達したか否かを判別する(ス
テップ44)。紙幣が到達したと判別したときは、モー
タMを停止させて(ステップ45)、次のステップを行
う。 【0024】ステップ43において、モータMを流れる
電流が許容最大値よりも大きいときは、モータ電流が許
容最大値になるような電圧値のモータ制御信号を出力す
る(ステップ46)。次いで、第1設定時間以内か否か
を判別する(ステップ47)。ここで、第1設定時間と
は、ロック電流をモータMに流すことが許容できる時間
であり、本実施例では1秒に設定されている。第1設定
時間以内と判別したときは、上述したステップ44を行
う一方、第1設定時間以内でないと判別したときは、排
出ベルトなどに異常が発生することによりモータMにロ
ック電流が流れていると判定し、モータMを停止させる
(ステップ45)。 【0025】前述したステップ44において、紙幣が到
達していないと判別したときは、第2設定時間以内か否
かを判別する(ステップ48)。ここで、第2設定時間
とは、紙幣を紙幣金庫から紙幣排出口まで排出するのに
必要とされる時間(約0.3秒)に余裕を持たせた時間
であり、本実施例では3秒に設定されている。第2設定
時間以内と判別したときは、上述したステップ42に戻
りモータ電流の電流値を監視する一方、第2設定時間以
内でないと判別したときは、排出ベルトなどに紙幣が詰
まったなどの搬送不良が発生したと判定し、出力端子2
からハイレベル信号の出力を停止することにより、モー
タMを停止させる(ステップ45)。 【0026】次いで、図4に示すように、モータMに流
れている電流値が値0であるか否か、つまりモータMに
モータ電流が流れているか否かを判別する(ステップ5
1)。電流値が値0であると判別したときは、前述した
ステップ47で第1設定時間を経過していたか否か、お
よびステップ48において第2設定時間を経過していた
か否かに基づいて、モータMが正常に作動していたか否
かを判別する(ステップ52)。両時間以内と判別した
ときは、正常に作動したと判定し、この紙幣排出処理を
終了する(ステップ53)。 【0027】前述したステップ51において、モータ電
流が流れていると判別したときは、モータ電流を値0に
するようなモータ電流制御信号を出力する(ステップ5
4)次いで、モータドライブICが故障したと判定し、
図示しない液晶表示部(LCD)に回路不良が起きたこ
とを表示し(ステップ55)、両替動作を休止し(ステ
ップ56)、紙幣排出処理を終了する(ステップ5
3)。 【0028】前述したステップ52において、正常に作
動していなかったと判別したときは、ステップ47の判
別結果に基づいて、モータMにロックが起きていたか否
かを判別する(ステップ57)。モータロックが起きた
と判別したときは、液晶表示部にモータロックが起きた
ことを表示し(ステップ58)、両替動作を休止し(ス
テップ59)、紙幣排出処理を終了する(ステップ5
3)。一方、モータロックが起きていないと判別したと
きは、紙幣の詰まりなどによる搬送不良が起きたと判定
し、液晶表示部に搬送不良が起きたことを表示し(ステ
ップ60)、両替動作を休止し(ステップ59)、紙幣
排出処理を終了する(ステップ53)。 【0029】以上のように、本実施例では、モータMに
モータロックが起きたときでも、モータ電流を2Aに制
限するため、モータM、PNPトランジスタ13および
モータドライブIC7で発生する熱量を抑制することが
できるため、その分モータMの放熱が不要になり、モー
タMを樹脂板に取り付けることが可能になると共に、P
NPトランジスタ13およびモータドライブIC7に取
り付ける放熱板の熱容量を小さくすることができる。こ
の結果、装置の小型化、ローコスト化を図ることができ
る。 【0030】さらに、モータドライブIC7が故障する
ことにより、モータMが駆動され続けたような場合で
も、CPU2が、モータ電流検出回路によって検出され
たモータ電流検出電圧を監視し、モータ電流が流れなく
なるような電圧値(例えば、0V)のモータ電流制御信
号を、モータドライブ回路3に出力することにより、モ
ータMを停止させることができる。このため、リレー等
の他の部品を何等用いることなく、簡易にモータMを停
止させることができる。 【0031】なお、本実施例においては、許容最大値を
ROMに記憶させているが、ボリュームなどによって任
意に設定することができる。また、CPU2は、モータ
Mが起動した時から所定時間を経過した後にモータ電流
が許容最大値以下になるように制御しているが、起動時
直後から許容最大値になるように制御することもでき
る。 【0032】また、本実施例では、直流モータについて
説明したが、これに限定されず、ACモータでもよい
し、ステッピングモータなどや他のいかなるモータにも
適用可能である。 【0033】 【発明の効果】以上のように、本発明のモータ電流駆動
装置によれば、モータやモータドライ回路で発生する
熱を低下させることができる結果、モータやモータドラ
回路に放熱板を取り付けたり、送風装置により送風
する必要がなくなるため、装置の小型化を図ることがで
きると共に、装置のコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例のモータ駆動装置の電気回路図である。 【図2】実施例のモータドライバの回路図である。 【図3】実施例のCPUが実行する紙幣排出処理のフロ
ーチャートである。 【図4】実施例のCPUが実行する紙幣排出処理のフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1 モータ駆動装置 2 CPU 3 モータドライブ回路 4 モータ電流検出回路 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 起動後のモータに流すモータ電流の許容
    最大値を記憶するモータ電流記憶回路と、前記モータのモータ電流の電流値を検出するモータ電流
    検出回路と、 モータ電流制御信号を出力し、前記検出されたモータ電
    流が前記記憶されている許容最大値よりも大きいとき
    に、前記モータ電流が前記許容最大値になるように、前
    記モータ電流制御信号の電圧値を制御するモータ電流制
    御回路と、 当該モータ電流制御回路から出力された前記モータ電流
    制御信号の電圧値に応じた電流値のモータ電流を出力す
    る第1のモータドライブ回路と、 駆動命令が入力されたときに、前記第1のモータドライ
    ブ回路から出力されたモータ電流を 前記モータに供給す
    第2のモータドライブ回路と、 を備え、 前記モータ電流制御回路は、前記第2のモータドライブ
    回路に前記駆動命令が入力されず、かつ前記モータにモ
    ータ電流が流れていることが前記モータ電流検出回路に
    よって検出されたときに、当該モータ電流が流れなくな
    るように、前記第1のモータドライブ回路に出力する
    記モータ電流制御信号の電圧値を制御することを特徴と
    するモータ駆動装置。
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