JP3473421B2 - モジュラジャック - Google Patents

モジュラジャック

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JP3473421B2
JP3473421B2 JP21212298A JP21212298A JP3473421B2 JP 3473421 B2 JP3473421 B2 JP 3473421B2 JP 21212298 A JP21212298 A JP 21212298A JP 21212298 A JP21212298 A JP 21212298A JP 3473421 B2 JP3473421 B2 JP 3473421B2
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善弘 正垣
寛 梅山
和男 中樋
賢 中本
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として屋内の通
信用の伝送路となるツイストペアケーブルが接続される
モジュラジャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、EthernetによるLAN(ロー
カルエリアネットワーク)システムを構築する際には4
対8芯のツイストペア線をシースに収納したツイストペ
アケーブルが広く用いられている(10BASE−Tな
ど)。ツイストペアケーブルは比較的安価であり柔軟で
あるから配線しやすいという利点がある。ツイストペア
ケーブルを相互にあるいは他の装置に接続する際には、
モジュラジャックを用いることが多い。
【0003】ところで、この種のモジュラジャックとし
て図46ないし図50に示す構成のものが提案されてい
る(特願平9―117081号)。このモジュラジャッ
クはモジュラプラグが着脱自在に挿入されるプラグ挿入
口11を備えたプラグ接続台1を有し、プラグ接続台1
内にはプラグ挿入口11を通してプラグ接続台1に挿入
されたモジュラプラグの接触子に接触可能な複数本のコ
ンタクト41が配列される。各コンタクト41に外部電
線を接続するためにはモジュラジャックには複数の端子
42が必要であって、端子42を保持するためにプラグ
接続台1には端子42を保持する端子基台2が設けられ
る。端子基台2は、プラグ接続台1から連続一体に突設
されたベース板6と、ベース板6上に載置される保持体
7とにより形成され、保持体7はプラグ接続台1に一部
が挿入された形でベース板6に接着固定される。ここ
に、端子基台2をベース板6と保持体7とに分離してい
るのは、各コンタクト41と各端子42とを電気的に接
続する接続導体43をベース板6と保持体7との間に挟
むためであり、接続導体43をベース板6と保持体7と
の間に挟むことにより、接続導体43が外部に露出せ
ず、接続導体43が保護されるとともに接続導体43間
の絶縁が容易になり、しかも接続導体43の位置決めが
可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の構成
では保持体7の一部をプラグ接続台1に挿入するととも
に、プラグ接続台1に連続一体に設けたベース板6に保
持体7を接着する必要があるから、ベース板6と保持体
7との少なくとも一方に接着剤を塗布した状態で、保持
体7をベース板6に対して相対的にスライドさせながら
保持体7をプラグ接続台1に挿入することが必要であ
る。つまり、ベース板6と保持体7との間に存在する接
着剤が保持体7に引きずられることになるから、接着剤
がベース板6と保持体7との間からはみ出る可能性が高
くなり、見栄えが悪くなることが多く、また場合によっ
ては、不要部位に接着剤が付着して商品仕様を満たせな
くなることがある。つまり、組立製造に熟練を要し、機
械による自動組立が難しいという問題がある。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、コンタクトと端子との間を電気的に
接続する接続導体を2つの部材間に挟むようにしながら
も、接着面を相対的にスライドさせる工程を含まずに組
立製造が可能であって、機械による自動組立が容易なモ
ジュラジャックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モジ
ュラプラグが着脱自在に挿入されるプラグ挿入口が開口
したプラグ接続台と、少なくとも一部がプラグ接続台に
嵌入された形でプラグ接続台に結合される端子基台と、
端子基台に保持されプラグ挿入口を通してプラグ接続台
に挿入されたモジュラプラグの接触子に弾接するように
プラグ接続台内に配列された複数本のコンタクトと、端
子基台に保持されプラグ接続台からの露出部位に配列さ
れた複数個の端子と、各端子と各コンタクトとをそれぞ
れ電気的に接続する複数の接続導体とを備え、前記端子
基台は、プラグ接続台への嵌入方向と交差する方向に分
割されたベースおよび保持台を結合して形成され、前記
接続導体が前記ベースと前記保持台との間に配置され
プラグ接続台に端子基台の挿入方向と直交する面内で結
合突起が突設され、結合突起に係合する結合孔を備えた
連結支持片が端子基台に設けられ、連結支持片が端子基
台をプラグ接続台に挿入する向きの先端側に連結支持片
を2分する切欠溝を備えるものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ベースと前記保持台とが接着されるものであ
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記ベースと前記保持台との一方に結合フックが突
設され、結合フックが他方に係合して前記ベースと前記
保持台とを結合する結合爪を先端部に備えるものであ
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記ベースと前記保持台との一方に
突起が突設され、前記突起が挿入されて前記ベースと前
記保持台との対向面に沿う面内での移動を禁止する凹所
が他方に形成されているものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記端子が絶縁被覆を有する電線を
圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子であって、前
記ベースにおける保持台との対向面には保持台に向かっ
て突出するとともに接続導体を保持台との間に保持する
突台が形成され、前記端子に電線を圧入する向きにおけ
る前記端子の端部に突台を当接させ、前記ベースと前記
保持台との間であって突台が形成されていない部位には
前記接続導体を2層に配置することができる隙間が形成
されるものである。
【0011】
【0012】
【0013】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電
線を圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で
絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端
子基台に設けた軸受部に枢支される回転軸を備えていて
各端子に接続される複数本の外部電線を整列した形で保
持するとともに端子基台に被さって前記端子の圧接スリ
ットに前記電線を圧入する位置と端子基台を開放する位
置との間で起伏自在となるレバーを設け、軸受部におけ
るプラグ接続台とは反対面側を開放して回転軸を着脱可
能とし、レバーが端子基台を開放する位置であるときに
回転軸とは異なる位置でレバーがプラグ接続台に当接し
てその位置が回転軸を軸受部から外す際の支点となる形
状にレバーを形成したものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、プラグ接続台においてレバーが端子基台を開放する
位置であるときにレバーが当接する部位が、軸受部から
プラグ接続台に向かって端子基台において端子が設けら
れている面との距離を広げるように傾斜する傾斜面であ
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電
線を圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で
絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端
子基台に枢支され各端子に接続される複数本の外部電線
を整列した形で保持するとともに端子基台に被さって前
記端子の圧接スリットに前記電線を圧入する位置と端子
基台を開放する位置との間で起伏自在となるレバーを設
け、端子基台には端子が列設される端子支持台を突設
し、レバーにおける端子支持台に対応する部位の一方の
側面には端子支持台の一部が挿入される開口部が形成さ
れているものである。
【0016】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電
線を圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で
絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端
子基台に枢支され各端子に接続される複数本の外部電線
を整列した形で保持するとともに端子基台に被さって前
記端子の圧接スリットに前記電線を圧入する位置と端子
基台を開放する位置との間で起伏自在となるレバーを設
け、レバーにおいて端子基台に被さる位置で端子基台と
の対向面の一部に端子基台に当接する移動規制片を設け
たものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項8または請求
項9の発明において、前記レバーに回転軸を設け、前記
端子基台に回転軸が枢着される軸受部を設けたものであ
る。
【0018】請求項11の発明は、請求項8または請求
項9の発明において、前記端子基台に回転軸を設け、前
記レバーに回転軸が枢着される軸受部を設けたものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態に示す
モジュラジャックは、図1ないし図6に示すように、絶
縁性を有する合成樹脂の成形品であるプラグ接続台1と
端子基台2とを備える。端子基台2は、コンタクト41
と端子42とを接続導体43を介して電気的に接続した
導電体4(図7参照)を保持し、プラグ接続台1に結合
されることによってモジュラジャックを構成する。導電
体4は弾性を有する板金を打ち抜いて形成され、端子基
台2に8本保持されている。端子基台2は、ベース20
と保持台30との2部材により形成され、保持台30は
ベース20の上面に接着される。なお、実施例中の上
下、左右、前後は、説明を容易にするために図5に示さ
れた方向を用いているが、モジュラジャックの取付方向
を制限する趣旨ではない。
【0020】プラグ接続台1は、図8ないし図11に示
すように、モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口1
1が前面上部に開口するとともに、端子基台2の前端部
が挿入される取付孔12が後面下部に開口する中空体で
あり、後壁には取付孔12の上縁に臨んで開放された8
個の分離スリット13が形成されている。
【0021】ベース20は、図12ないし図14に示す
ように、プラグ接続台1の下面に当接する連結支持片2
1を前端部に備え、保持台30が載置される保持台載置
板22を後端部に備える。プラグ接続台1の下面には連
結支持片21の左右幅にほぼ一致する幅の連結溝部14
が形成され、さらに連結溝部14の内底面には略T字形
に形成された結合突起15が形成される。連結支持片2
1には結合突起15に係合可能な略T字形の結合孔23
が形成されている。結合孔23は連結支持片21の前縁
に望んで開放された切欠溝23aを備え、この切欠溝2
3aにより連結支持片21の前端部の可撓性を向上させ
ている。また、連結支持片21の基部の両側には連結支
持片21に対して上にずれた位置で挿入係止片24が突
設され、挿入係止片24はプラグ接続台1に形成した取
付孔12の下部に挿入される。しかして、挿入係止片2
4がプラグ接続台1の内側に係止され、連結支持片21
がプラグ接続台10の下面に当接することによって、ベ
ース20がプラグ接続台1に仮保持されることになる。
【0022】一方、保持台30は、図15ないし図18
に示すように、コンタクト41を保持するコンタクト支
持台31を前端部に備え、端子42が上面側に突出する
端子支持台32を後端部に備えている。また、コンタク
ト支持台31と端子支持台32との間の部位で端子基台
2の上面にレバー支持台33が突設されている。コンタ
クト支持台31の前端部および保持台30の下面には導
電体4を位置決めするための位置決め溝34が形成され
ている。また、端子支持台32には上下に貫通して端子
42が挿通される端子挿通孔35が形成されている。
【0023】プラグ接続台1に端子基台2を結合するに
は、ベース20と保持台30とを接着した状態で、コン
タクト支持台31を取付孔12に挿入する。端子基台2
のコンタクト支持台31の両側面には係合突条31aが
突設されており、プラグ接続台1の内側面には係合突条
31aに係合した状態で端子基台2を案内する係合溝1
0aが形成されている。したがって、係合突条31aを
係合溝10aに係合させた状態で端子基台2を前方に移
動させると、保持台30は係合突条31aと係合溝10
aとにより位置が規制され、ベース20は連結支持片2
1と連結溝部14とにより位置が規制されるから、端子
基台2をプラグ接続台1に対して位置規制しながら所定
位置まで挿入することができる。端子基台2が定位置ま
で挿入されると端子基台2の前後方向の中間部に形成さ
れたレバー支持台33などがプラグ接続台1の後面に当
接することによって、端子基台2のプラグ接続台1に対
する挿入量が規制される。
【0024】また、プラグ接続台1に設けた結合突起1
5にベース20の結合孔23が係合し、プラグ接続台1
に対して端子基台2の後方への移動が禁止される。この
とき、ベース20の挿入係止片24が保持体30のコン
タクト支持片31とともにプラグ接続台1の取付孔12
に挿入される。ここにおいて、端子基台2の後端部に下
向きの力が作用すると、挿入係止片24を支点として連
結支持片21が上方に移動しようとするが、連結支持片
21はプラグ接続台1の下面に当接しているから上方へ
の移動が禁止され、結果的に端子基台2の後端部が下方
に移動することが防止される。また、端子基台2の後端
部に上向きの力が作用すると、挿入係止片24を支点と
して連結支持片21が下方に移動しようとするが、レバ
ー支持台33がプラグ接続台1の後面に当接しているか
ら移動が禁止され、結果的に端子基台2の後端部が上方
に移動することが禁止される。端子基台2の上下方向の
移動規制には係合突条31aおよび係合溝10aも寄与
しているが、上述の作用によってより確実に上下方向の
移動規制がなされる。要するに、プラグ接続台1と端子
基台2とは一部を係合させることによって結合されてい
るが、がたつきが生じないように強固に結合される。
【0025】コンタクト支持台31には前端部から後上
方に向かう形でコンタクト41が配置され、端子基台2
のコンタクト支持台31をプラグ接続台1に挿入する際
に、各コンタクト41は各分離スリット13に導入さ
れ、各分離スリット13により各コンタクト41が案内
される。端子基台2がプラグ接続台1に結合された状態
で、コンタクト41の後端部は分離スリット13に挿入
された状態に保たれ、コンタクト41は互いに接触しな
いように分離される。このようにコンタクト41がプラ
グ接続台1に挿入されることにより、プラグ挿入口11
を通してプラグ接続台1に挿入されるモジュラプラグの
接触子に対してコンタクト41が弾接可能となるのであ
る。
【0026】図示例のモジュラジャックは、4対8芯の
ツイストペアケーブル1を接続するものであって、8本
の導電体4が端子基台2に保持されている。各導電体4
に設けた端子42は保持台30に設けた端子挿通孔35
に下から挿通されて端子支持台32の上面から突出し、
前後2列に配列される。端子42は一対の歯の間に上端
縁を開放した圧接スリット42aを有するフォーク状に
形成された圧接形のものであって、圧接スリット42a
の幅は接続する電線の芯線に圧接スリット42aの両側
縁が圧接する程度に設定されている。つまり、絶縁被覆
を有する電線を圧接スリット42aに上方から圧入する
と、電線の絶縁被覆を圧接スリット42aの両側縁で切
ることにより絶縁被覆を剥ぎながら圧接スリット42a
の中に芯線を導入し、圧接スリット42aの両側縁間に
芯線を挟持するようになっている。この端子はIDC端
子とも呼ばれる周知のものである。ところで、図示例で
は別途の工具や治具を用いることなく端子42に電線を
接続可能とするために、複数本の電線をまとめて保持す
る整列機能および電線を端子42の圧接スリット42a
に圧入する圧入機能を兼ね備えた合成樹脂成形品の一対
のレバー5を設けている。両レバー5は異なる形状に形
成されるが、左右で対称となる形状に形成されている。
図19〜図21に右側のレバー5を示し、図22〜図2
4に左側のレバー5を示す。ただし、両レバー5は上述
のように対称に形成されているから、以下では、一方の
レバー5についてのみ説明する。
【0027】レバー5は各レバー支持台33にそれぞれ
連続一体に形成した軸受部33aに対して回転軸50を
介して枢支される。回転軸50はレバー5に設けた軸孔
51を通して固定され、レバー5とともに軸受部33a
に対して回転する。つまり、レバー5は、軸受部33a
を中心として回動可能であって、端子基台2に被さる位
置と、端子基台2を開放する位置との間で起伏可能にな
っている。軸受部33aは後面側が開放されている。
【0028】ここに、図2のようにレバー5とプラグ接
続台1とが当接することによって、レバー5を起こす最
大角度が規制される。すなわち、プラグ接続台1におい
てレバー5を起こしたときにレバー5が当接する部位
(つまりプラグ接続台1の後面の上部)は後方に下り傾
斜した傾斜面10bであって、レバー5を起こしたとき
に端子基台2の上面が十分広く開放されるようになって
いる。このように、プラグ接続台1の後面上部に傾斜面
10bが形成されていることによって、レバー5の回動
範囲を大きくすることができ、レバー5を起こしたとき
にレバー5の後面を端子基台2の上面に対してほぼ直交
させることができるようになっている。また、レバー5
を倒した状態(図2の実線の状態)におけるレバー5の
上面は前後の中間部で上に凸となるように曲がってお
り、レバー5を起こしたときに上述した傾斜面10bの
上部を支点として回転軸50を軸受部33aから取り外
すことができるようにしてある。このように、レバー5
を取り外すときに回転軸50から比較的離れた部位を支
点とすることができるから、レバー5の取り外し作業が
容易になる。
【0029】ところで、レバー5における端子支持台3
2側の一面には、各端子42に接続される電線を分離し
て保持する3枚の分離板52が突設されている。レバー
5の各側壁と分離板52との間、あるいは隣合う分離板
52の間には各電線が通る分離通路が形成され、各分離
通路には保持用突起53が適所に突設されることによっ
て分離通路への電線の着脱が可能になっている。つま
り、分離通路に挿入された電線は保持用突起53により
脱落しないように保持される。さらに、レバー5におけ
る回転軸50に近い部位には電線の先端部を分離して保
持する分離孔54が形成されている。したがって、分離
通路と分離孔54との間では電線を整列させることがで
きる。電線を整列させる作業は電線を端子42に結線す
る前に行なわれるから、このときにレバー5は起こされ
ており、上述のようにレバー5を起こしたときの後面は
端子基台2の上面に対してほぼ直交して大きく開放され
ているから、分離通路と分離孔54とに電線を通す作業
が容易になる。
【0030】一方、レバー5には、分離通路と分離孔5
4との間の部位で回転軸50の軸方向に走る2本の圧入
溝55が形成される。各圧入溝55はレバー5を端子基
台22に近付けたときに、図25のように、端子42の
先端部が挿入されるように形成され、圧入溝55の前後
において電線が端子42に押し付けられるようにしてあ
る。要するに、レバー5に電線を保持させた状態でレバ
ーを端子基台2に近付けると、電線が圧入溝55の前後
で押圧されることにより電線が端子42の圧接スリット
42aに圧入されるのである。この意味で、レバー5は
電線の整列機能および圧入機能を備えるのである。
【0031】ところで、レバー5において端子支持台3
2に対応する部位の一方の側面には端子支持台32の一
部が挿入される開口部57が形成されている。これは、
レバー5の両側面間に端子支持台32を収める場合より
も端子支持台32の左右幅を大きくとることができるよ
うにするためである。さらに説明する。端子基台2の左
右幅を広げるには制限があり、その一方で端子42間の
距離は比較的大きくとる必要があるから、端子支持台3
2の左右幅が小さいと端子42と端子支持台32の側面
との距離が小さくなって端子支持台32が薄肉になり、
端子支持台32の強度を十分にとることができず、端子
42への電線の圧入時に端子支持台32が破損するおそ
れが生じる。これに対して、上記構成のようにレバー5
の一方の側面に開口部57を形成することで、端子基台
2の制限された左右幅の中で端子支持台32の左右幅を
広げることが可能になり、端子支持台32の強度を向上
させることができるのである。
【0032】レバー5を倒した状態では、図6に示すよ
うに、端子基台2(保持台30)の後部状面に立設され
た係止フック36の爪36aがレバー5の側部に延設し
た移動規制片56の先端部の係止爪56aと係合し、レ
バー5が簡単に開放されるのを防止するようになってい
る。つまり、レバー5は上述のように電線を押さえる機
能があるから、レバー5が開放されないようにすること
で、電線に外力が作用しても端子42から外れにくくな
るのである。また、レバー5を倒すと移動規制片56の
下面は端子基台2の上面に突設した台部38の上面に当
接し、レバー5の移動が規制される。つまり、移動規制
片56を設けていないとレバー5を倒したときにレバー
5に大きな力が作用した場合に軸受部33aが破損する
ことがあるが、移動規制片56を設けて端子基台2の一
部に当接させることによって移動規制片56で力を受け
ることができるから、軸受部33aの破損を防止するこ
とができるのである。
【0033】以上説明したように、ベース20と保持台
30とを重ね合わせて接着することにより端子基台2を
形成し、この端子基台2のうち保持台30に設けたコン
タクト支持台31をプラグ接続台1の取付孔12に挿入
するとともに、ベース20の連結支持片21をプラグ接
続台1の下面に係合させるのであって、ベース20と保
持台30との接着時に両者が相対的にスライドすること
がなく、結果的に接着剤の塗布量が適量であれば接着剤
がベース20と保持台30との間からはみ出すことはな
いのである。つまり、接着剤がはみ出すことによって外
観が損なわれたり、商品仕様が満たされなくなったりす
るのを抑制することができ、製造工程が容易になる上に
歩留まりが向上する。また、レバー5により電線を端子
42に接続する際には端子基台2に比較的大きな下向き
の力が作用するが、上述のようにプラグ接続台1に対し
て端子基台2は上下に移動しにくく、電線を接続する際
に違和感が生じたり、端子基台2が破損したりするのを
防止することができる。
【0034】(実施形態2)ベース20と保持台30と
は係合させることによって結合してもよい。すなわち、
図26ないし図31に示すように、ベース20と保持台
30との一方(図示例ではベース20)の周部のうちプ
ラグ接続台1の下面側に位置する一辺を除いて残りの3
辺にそれぞれ1本ずつ結合フック25が連続一体に立設
されている。また、他方(図示例では保持台30)の周
部には結合フック25に係合する結合溝37が形成され
る。各結合フック25の上端部にはベース20の内側向
きに結合爪25aが突設されている。また、図33ない
し図37に示すように、各結合フック25の下端付近に
はベース20の上下に貫通する貫通孔26が形成され
る。貫通孔26は結合爪25aの成形の都合上形成され
るものであるが、結合フック25の下端部両側に形成さ
れる切欠25bとともに結合フック25を撓みやすくす
る機能を担う。
【0035】一方、保持台30は、図32、図38ない
し図41に示す形状を有し、保持台30の周部には上述
のように結合フック25に係合する結合溝37が形成さ
れる。ここで、結合フック25が結合溝37に係合する
ことによって、結合フック25が保持台30の三側面に
当接するとともに結合フック25が結合溝37内に収ま
り、しかもベース20と保持台30との一部はプラグ接
続台1に当接して前方への移動が禁止されているから、
結果的にベース20と保持台30とは両者の対向面に沿
う面内での相対的な移動を禁止される。要するに、突起
としての結合フック25と凹所としての結合溝37によ
りベース20と保持台30との相対的な移動が禁止され
る。結合爪25aは保持台30の上面側を係止して保持
台30がベース20から浮き上がるのを禁止する。した
がって、結合フック25と結合溝37とによりベース2
0に保持台30が固定されることになる。
【0036】このように結合フック25と結合溝37と
が凹凸係合することによってベース20に保持台30が
固定されるから、接着剤を用いずにベース20と保持台
30とを結合することが可能である。接着剤を用いなけ
れば接着剤がはみ出すことがなく歩留まりがより一層向
上する。また、接着剤を用いる場合に比較すると接着剤
の硬化を待つ待ち時間が発生せず、生産性を高めること
ができる。なお、ベース20と保持台30との結合強度
をより高める必要があれば、接着剤を併用することも可
能である。接着剤を併用する場合でさえも、組立工程に
おいてベース20と保持台30とが相対的にスライドす
る過程が存在しないから、接着剤がはみ出すのを抑制す
ることができ、結果的に従来構成に比較すると歩留まり
が向上する。
【0037】ところで、従来構成でも説明したようにツ
イストペアケーブルが端子42に接続されるのであっ
て、ツイストペアケーブルを構成する各対間のクロスト
ークの量は導電体4の配置による影響を受ける。ただ
し、コンタクト41の配列や端子42の配列は固定的で
あるから、現実的には接続導体43をクロストークが少
なくなるように配置することになる。この場合に接続導
体43の一部を交差させる必要があるから、接続導体4
3の一部を上下に配置することになる。つまり、図42
に示すように、接続導体43の一部が上下2層に配置さ
れる。
【0038】上下2層の配置を行なうにはベース20と
保持台30との対向面間に隙間を形成しておくことが必
要である。そこで、図26、図33、図34、図36な
どに示すように、ベース20の上面の一部に他の部位よ
りも上方に突出する突台20aを形成し、突台20aの
上に保持台30を載置するのである。この構成によっ
て、突台20aの形成されていない部位ではベース20
と保持台30との間に隙間が形成され、接続導体43の
2層化が可能になる。
【0039】さらに、突台20aは端子42の下方にも
設けてあり、端子42の下端に突台20aの先端面が当
接することによって、端子42に電線を圧入する際に端
子42が下方に沈むのを防止することができる。他の構
成および動作は実施形態1と同様である。
【0040】(実施形態3) 実施形態2では接続導体43を2層化して配置すること
によりクロストークを低減していたが、使用する周波数
が低い場合などでは、クロストークがほとんど問題にな
らない場合もある。このようなときには、接続導体43
を1層で配置すればよいから、図43、図44に示すよ
うに、突台20aを設けていないベース20を用いても
よい。他の構成および動作は実施形態2と同様である。 (参考例) 上述した各実施形態では、ベース20に設けた連結支持
片21の先端部に切欠溝23aを形成しているが、図4
5に示すように、切欠溝23aを設けない連結支持片2
1を採用することも可能である。この場合、連結支持片
21に他の実施形態よりも撓みやすい材料を用いるか連
結支持片21の厚みを小さくして撓みやすくするのが望
ましい。他の構成および動作は実施形態2と同様であ
る。なお、上述の実施形態ではレバー5に回転軸50を
設けて端子基台2に軸受部33aを設けているが、端子
基台2に回転軸を設け、レバー5に軸受部を設けるよう
にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、モジュラプラグが着
脱自在に挿入されるプラグ挿入口が開口したプラグ接続
台と、少なくとも一部がプラグ接続台に嵌入された形で
プラグ接続台に結合される端子基台と、端子基台に保持
されプラグ挿入口を通してプラグ接続台に挿入されたモ
ジュラプラグの接触子に弾接するようにプラグ接続台内
に配列された複数本のコンタクトと、端子基台に保持さ
れプラグ接続台からの露出部位に配列された複数個の端
子と、各端子と各コンタクトとをそれぞれ電気的に接続
する複数の接続導体とを備え、端子基台は、プラグ接続
台への嵌入方向と交差する方向に分割されたベースおよ
び保持台を結合して形成され、接続導体がベースと保持
台との間に配置され、プラグ接続台に端子基台の挿入方
向と直交する面内で結合突起が突設され、結合突起に係
合する結合孔を備えた連結支持片が端子基台に設けら
れ、連結支持片が端子基台をプラグ接続台に挿入する向
きの先端側に連結支持片を2分する切欠溝を備えるもの
であり、端子基台がベースと保持台とからなり、かつ端
子基台をプラグ接続台に嵌入して結合突起と結合孔との
係合によりプラグ接続台と端子基台とを結合するから、
組立過程において接着剤を塗布した面を相対的にスライ
ドさせる過程がなく、結果的に接着剤のはみ出しによる
不良品の発生を低減することができるという利点があ
る。しかも、連結支持片の先端部の可撓性を大きくする
ことができ、プラグ接続台に端子基台を嵌入させる際に
連結支持片が係合突起を乗り越えるように厚み方向に撓
んだときに連結支持片が折損するのを防止することがで
きる。
【0042】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ベースと保持台とが接着されるものであり、ベース
と保持台とを接着しているものの接着面が相対的にスラ
イドすることはないから、接着剤のはみ出しによる不良
品の発生は少ない。
【0043】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ベースと保持台との一方に結合フックが突設され、
結合フックが他方に係合してベースと保持台とを結合す
る結合爪を先端部に備えるものであり、ベースと保持台
との一方に設けた結合フックの結合爪を他方に係合させ
ることによってベースと保持台とを結合するから、接着
剤が不要になり接着剤のはみ出しによる不良品の発生を
防止することができる。
【0044】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、ベースと保持台との一方に突起が突
設され、突起が挿入されてベースと保持台との対向面に
沿う面内での移動を禁止する凹所が他方に形成されてい
るものであり、ベースと保持台との位置合わせが容易に
なるという利点がある。
【0045】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、端子が絶縁被覆を有する電線を圧接
スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁被覆
を切りながら芯線を挟み込む圧接端子であって、ベース
における保持台との対向面には保持台に向かって突出す
るとともに接続導体を保持台との間に保持する突台が形
成され、端子に電線を圧入する向きにおける端子の端部
に突台を当接させ、ベースと保持台との間であって突台
が形成されていない部位には接続導体を2層に配置する
ことができる隙間が形成されるものであり、クロストー
クを低減したり絶縁距離を大きくしたりするために接続
導体間の距離や位置関係を調節する際に、接続導体を2
層で配置するのが容易になる。
【0046】
【0047】
【0048】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電線を
圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端子基
台に設けた軸受部に枢支される回転軸を備えていて各端
子に接続される複数本の外部電線を整列した形で保持す
るとともに端子基台に被さって端子の圧接スリットに電
線を圧入する位置と端子基台を開放する位置との間で起
伏自在となるレバーを設け、軸受部におけるプラグ接続
台とは反対面側を開放して回転軸を着脱可能とし、レバ
ーが端子基台を開放する位置であるときに回転軸とは異
なる位置でレバーがプラグ接続台に当接してその位置が
回転軸を軸受部から外す際の支点となる形状にレバーを
形成したものであり、電線を整列させかつ圧接端子であ
る端子に電線を圧入することができるレバーを設けてい
ることによって、別の工具や治具を用いることなく電線
を端子に接続することができ、しかも、レバーは着脱自
在であってレバーの枢支部位とは異なる部位を支点とし
てレバーを取り外すことができるようにしているから、
レバーの取り外し作業が容易になる。
【0049】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、プラグ接続台においてレバーが端子基台を開放する
位置であるときにレバーが当接する部位を、軸受部から
プラグ接続台に向かって端子基台において端子が設けら
れている面との距離を広げるように傾斜する傾斜面とし
たものであり、この構成によって傾斜面を設けていない
場合よりもレバーを大きく開くことができ、結線作業時
においてレバーに電線を保持する際に、電線が所定位置
に保持されているか否かを容易に視認することができる
のである。つまり、レバーに対する電線の保持位置を確
認した後に電線を端子に確実に結線することができる。
【0050】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電線を
圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端子基
台に枢支され各端子に接続される複数本の外部電線を整
列した形で保持するとともに端子基台に被さって端子の
圧接スリットに電線を圧入する位置と端子基台を開放す
る位置との間で起伏自在となるレバーを設け、端子基台
には端子が列設される端子支持台を突設し、レバーにお
ける端子支持台に対応する部位の一方の側面には端子支
持台の一部が挿入される開口部が形成されているもので
あり、電線を整列させかつ電線を端子に圧入するための
レバーを設けながらも、端子支持台の一部をレバーの開
口部に挿入可能としているから、端子支持台の寸法を比
較的大きくとることができる。つまり、端子の配列間隔
が同じであれば開口部を設けていない場合に比較すると
端子支持台の周部の厚み寸法を大きくとることが可能に
なるから、端子支持台の強度を大きくとることができ、
結果的に端子への電線の圧入時などに作用する力で端子
支持台が破損するのを防止することができる。
【0051】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆を有する電線を
圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端子とし、端子基
台に枢支され各端子に接続される複数本の外部電線を整
列した形で保持するとともに端子基台に被さって端子の
圧接スリットに電線を圧入する位置と端子基台を開放す
る位置との間で起伏自在となるレバーを設け、レバーに
おいて端子基台に被さる位置で端子基台との対向面の一
部に端子基台に当接する移動規制片を設けたものであ
り、レバーにより電線を整列させた後に、レバーを倒し
て電線を端子に圧入する際に、レバーに大きな外力が作
用しても移動規制片が端子基台に当接することによって
レバーの移動量が規制され、レバーが必要以上に移動し
て枢支部分や端子が破損ないし折損するという事故を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の下面図である。
【図5】同上の正面図である。
【図6】同上の背面図である。
【図7】同上の要部分解斜視図である。
【図8】同上に用いるプラグ接続台を示す正面図であ
る。
【図9】同上に用いるプラグ接続台を示す側面図であ
る。
【図10】同上に用いるプラグ接続台を示し、図8にお
けるX−X線縦断面図である。
【図11】同上に用いるプラグ接続台を示し、図8にお
けるY−Y線で破断した下面図である。
【図12】同上に用いるベースを示す側面図である。
【図13】同上に用いるベ−スを示す平面図である。
【図14】同上に用いるベースを示す下面図である。
【図15】同上に用いる保持台を示す側面図である。
【図16】同上に用いる保持台を示す平面図である。
【図17】同上に用いる保持台を示す下面図である。
【図18】同上に用いる保持台を示す正面図である。
【図19】同上に用いる右側のレバーを示し、(a)は
平面図、 (b)は正面図、(c)は背面図、 (d)は右
側面図、 (e)は左側面図、 (f)は下面図である。
【図20】同上に用いる右側のレバーを示す縦断面図で
ある。
【図21】同上に用いる右側のレバーを示し、図19
(f)におけるX−X線断面図である。
【図22】同上に用いる左側のレバーを示し、(a)は
平面図、 (b)は正面図、(c)は背面図、 (d)は右
側面図、 (e)は左側面図、 (f)は下面図である。
【図23】同上に用いる左側のレバーを示す縦断面図で
ある。
【図24】同上に用いる左側のレバーを示す横断面図で
ある。
【図25】同上の要部断面図である。
【図26】本発明の実施形態2を示す分解斜視図であ
る。
【図27】同上の側面図である。
【図28】同上の平面図である。
【図29】同上の下面図である。
【図30】同上の正面図である。
【図31】同上の背面図である。
【図32】同上の要部分解斜視図である。
【図33】同上に用いるベースを示す側面図である。
【図34】同上に用いるベ−スを示す平面図である。
【図35】同上に用いるベースを示す下面図である。
【図36】同上に用いるベースを示し、図34における
X−X線断面図である。
【図37】同上に用いるベースを示し、図34における
Y−Y線横断面図である。
【図38】同上に用いる保持台を示す側面図である。
【図39】同上に用いる保持台を示す平面図である。
【図40】同上に用いる保持台を示す下面図である。
【図41】同上に用いる保持台を示す正面図である。
【図42】同上の要部側面図である。
【図43】本発明の実施形態3に用いるベースを示す側
面図である。
【図44】同上に用いるベ−スを示す平面図である。
【図45】本発明の参考例を示す下面図である。
【図46】従来例を示す分解斜視図である。
【図47】同上の縦断面図である。
【図48】同上の一部破断した平面図である。
【図49】同上の分解側面図である。
【図50】同上の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プラグ接続台 2 端子基台 5 レバー 10b 傾斜面 11 プラグ挿入口 15 結合突起 20 ベース 20a 突台 21 連結支持片 23 結合孔 23a 切欠溝 25 結合フック 25a 結合爪 30 保持台 32 端子支持台 33a 軸受部 37 結合溝 41 コンタクト 42 端子 42a 圧接スリット 43 接続導体 50 回転軸 56 移動規制片 57 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 賢 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−84562(JP,A) 特開 平9−204949(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/33 H01R 4/24

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュラプラグが着脱自在に挿入される
    プラグ挿入口が開口したプラグ接続台と、少なくとも一
    部がプラグ接続台に嵌入された形でプラグ接続台に結合
    される端子基台と、端子基台に保持されプラグ挿入口を
    通してプラグ接続台に挿入されたモジュラプラグの接触
    子に弾接するようにプラグ接続台内に配列された複数本
    のコンタクトと、端子基台に保持されプラグ接続台から
    の露出部位に配列された複数個の端子と、各端子と各コ
    ンタクトとをそれぞれ電気的に接続する複数の接続導体
    とを備え、前記端子基台は、プラグ接続台への嵌入方向
    と交差する方向に分割されたベースおよび保持台を結合
    して形成され、前記接続導体が前記ベースと前記保持台
    との間に配置され、プラグ接続台に端子基台の挿入方向
    と直交する面内で結合突起が突設され、結合突起に係合
    する結合孔を備えた連結支持片が端子基台に設けられ、
    連結支持片は端子基台をプラグ接続台に挿入する向きの
    先端側に連結支持片を2分する切欠溝を備えることを特
    徴とするモジュラジャック。
  2. 【請求項2】 前記ベースと前記保持台とは接着される
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  3. 【請求項3】 前記ベースと前記保持台との一方に結合
    フックが突設され、結合フックは他方に係合して前記ベ
    ースと前記保持台とを結合する結合爪を先端部に備える
    ことを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  4. 【請求項4】 前記ベースと前記保持台との一方に突起
    が突設され、前記突起が挿入されて前記ベースと前記保
    持台との対向面に沿う面内での移動を禁止する凹所が他
    方に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載のモジュラジャック。
  5. 【請求項5】 前記端子は絶縁被覆を有する電線を圧接
    スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁被覆
    を切りながら芯線を挟み込む圧接端子であって、前記ベ
    ースにおける保持台との対向面には保持台に向かって突
    出するとともに接続導体を保持台との間に保持する突台
    が形成され、前記端子に電線を圧入する向きにおける前
    記端子の端部に突台を当接させ、前記ベースと前記保持
    台との間であって突台が形成されていない部位には前記
    接続導体を2層に配置することができる隙間が形成され
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載のモジュラジャック。
  6. 【請求項6】 前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆
    を有する電線を圧接スリットに圧入すると圧接スリット
    の両側縁で絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端
    子とし、端子基台に設けた軸受部に枢支される回転軸を
    備えていて各端子に接続される複数本の外部電線を整列
    した形で保持するとともに端子基台に被さって前記端子
    の圧接スリットに前記電線を圧入する位置と端子基台を
    開放する位置との間で起伏自在となるレバーを設け、軸
    受部におけるプラグ接続台とは反対面側を開放して回転
    軸を着脱可能とし、レバーが端子基台を開放する位置で
    あるときに回転軸とは異なる位置でレバーがプラグ接続
    台に当接してその位置が回転軸を軸受部から外す際の支
    点となる形状にレバーを形成していることを特徴とする
    請求項1記載のモジュラジャック。
  7. 【請求項7】 プラグ接続台においてレバーが端子基台
    を開放する位置であるときにレバーが当接する部位は、
    軸受部からプラグ接続台に向かって端子基台において端
    子が設けられている面との距離を広げるように傾斜する
    傾斜面であることを特徴とする請求項6記載のモジュラ
    ジャック。
  8. 【請求項8】 前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆
    を有する電線を圧接スリットに圧入すると圧接スリット
    の両側縁で絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端
    子とし、端子基台に枢支され各端子に接続される複数本
    の外部電線を整列した形で保持するとともに端子基台に
    被さって前記端子の圧接スリットに前記電線を圧入する
    位置と端子基台を開放する位置との間で起伏自在となる
    レバーを設け、端子基台には端子が列設される端子支持
    台を突設し、レバーにおける端子支持台に対応する部位
    の一方の側面には端子支持台の一部が挿入される開口部
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載のモジ
    ュラジャック。
  9. 【請求項9】 前記端子を複数個設けそれぞれ絶縁被覆
    を有する電線を圧接スリットに圧入すると圧接スリット
    の両側縁で絶縁被覆を切りながら芯線を挟み込む圧接端
    子とし、端子基台に枢支され各端子に接続される複数本
    の外部電線を整列した形で保持するとともに端子基台に
    被さって前記端子の圧接スリットに前記電線を圧入する
    位置と端子基台を開放する位置との間で起伏自在となる
    レバーを設け、レバーにおいて端子基台に被さる位置で
    端子基台との対向面の一部に端子基台に当接する移動規
    制片を設けたことを特徴とする請求項1記載のモジュラ
    ジャック。
  10. 【請求項10】 前記レバーに回転軸を設け、前記端子
    基台に回転軸が枢着される軸受部を設けたことを特徴と
    する請求項8または請求項9記載のモジュラジャック。
  11. 【請求項11】 前記端子基台に回転軸を設け、前記レ
    バーに回転軸が枢着される軸受部を設けたことを特徴と
    する請求項8または請求項9記載のモジュラジャック。
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