JP3482907B2 - パッチパネル - Google Patents

パッチパネル

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JP3482907B2
JP3482907B2 JP14339499A JP14339499A JP3482907B2 JP 3482907 B2 JP3482907 B2 JP 3482907B2 JP 14339499 A JP14339499 A JP 14339499A JP 14339499 A JP14339499 A JP 14339499A JP 3482907 B2 JP3482907 B2 JP 3482907B2
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克友 佐々木
泰三 川尻
寛 梅山
和男 中樋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報配線システム
において使用するパッチパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスや工場等において、音声
信号、LAN等のディジタル信号、画像信号といった様
々な情報を伝達するために、ツイストペアケーブルを用
いた情報配線システムが広く用いられている。このよう
な情報配線システムでは、オフィスのレイアウト変更等
の理由により情報配線の変更が必要となる場合に備え
て、パッチパネルと称するネットワークの配線作業を支
援するための中継端子盤が用いられている(例えば特開
平10−302918号公報参照)。
【0003】このようなパッチパネルは、モジュラプラ
グが着脱自在に接続されるプラグ挿入口を前面に有する
モジュラジャックと、モジュラジャックの前面を露出さ
せる窓孔及びラック等の被固定部位に固定するための固
定手段が設けられ、複数のモジュラジャックが背面側か
ら取り付けられたパネルとで構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のパッチパネ
ルでは、各モジュラジャックはパネルに背面側から取り
付けられていたので、モジュラジャックをパネルに取り
付ける際は一旦パネルをラックから取り外して施工しな
ければならず、作業性が悪いという問題があった。ま
た、ラックの背面側には作業スペースがない場合がある
から、パネルをラックに取り付けたままでモジュラジャ
ックの取付作業を行うのは作業性が悪いという問題もあ
った。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、パネルの前面側から
モジュラジャックを着脱できるパッチパネルを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、モジュラプラグが着脱自在に
接続されるプラグ挿入口を前面に有する複数のモジュラ
ジャックと、被固定部位に固定するための固定手段を有
し前記モジュラジャックが複数取り付けられるパネルと
で構成され、複数のモジュラジャックを保持する保持部
材を設け、複数のモジュラジャックを保持した保持部材
挿通させることのできる寸法に形成された窓孔と、パ
ネルの前面側から窓孔を介して挿入された保持部材を、
窓孔からモジュラジャック前面を露出させた状態で着脱
自在に取り付ける取付手段をパネルに設けたことを特徴
とし、パネルには、複数のモジュラジャックを保持した
保持部材を挿通させることのできる寸法に形成された窓
孔が設けられており、パネルの前面側から窓孔を介して
保持部材を挿入し、パネルに設けられた取付手段を用い
保持部材をパネルに取り付けているので、パネルを被
固定部位に取り付けたままで、パネルの前面側からモジ
ュラジャックの取付作業を行うことができ、そのうえ保
持部材を用いて複数のモジュラジャックを一度にパネル
に固定することができる。
【0007】 請求項2の発明では、請求項1の発明に
おいて、上記保持部材に上記取付手段と凹凸嵌合する嵌
合爪を設けたことを特徴とし、モジュラジャックは保持
部材を介してパネルに取り付けられているので、既存の
モジュラジャックを利用してパッチパネルを構成するこ
とができ、しかも取付手段と嵌合爪とを凹凸嵌合させる
ことにより、保持部材がパネルに取り付けられるので、
別途工具などを必要とすることなく、パネル保持部材
容易に取り付けることができる。
【0008】
【0009】 請求項の発明では、請求項1又は2
発明において、モジュラジャックは、プラグ挿入口が形
成されたハウジングと、モジュラプラグの接触子に弾接
するようにハウジング内に配列された複数本のコンタク
トと、各コンタクトに電気的に接続されるとともにハウ
ジングから突出する形で配列され絶縁被覆を有する電線
を圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶
縁被覆を切りながら芯線を挟み込む複数個の端子と、端
子に接続される複数本の電線を整列した形で保持し端子
に被さって圧接スリットに電線を圧入する位置と端子を
開放する位置との間で起伏自在にハウジングに取り付け
られたレバーとを有しており、モジュラジャックがパネ
ルに取り付けられた状態でレバーが端子を開放する位置
に移動するのを防止する防止機構をパネルに設けたこと
を特徴とし、モジュラジャックは、端子に接続される複
数本の電線を整列した形で保持し、端子に被さって圧接
スリットに電線を圧入する位置と端子を開放する位置と
の間で起伏自在となるレバーを備えているので、別途工
具や治具を必要とすることなく電線の圧接作業を行うこ
とができ、しかもパネルには端子を開放する位置にレバ
ーが移動するのを防止する防止機構が設けられているか
ら、モジュラジャックがパネルに取り付けられた状態で
電線がモジュラジャックから外れるのを防止することが
できる。
【0010】 請求項の発明では、請求項2の発明に
おいて、取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除するため
の工具を挿入する第1の工具挿入部をパネルの前面に設
けたことを特徴とし、パネルの前面側から第1の工具挿
入部に工具を挿入して、取付手段と嵌合爪との嵌合状態
を解除することができ、パネルを被固定部位に取り付け
たままで、パネルの前面側からモジュラジャックの取り
外し作業を行うことができる。
【0011】 請求項の発明では、請求項2の発明に
おいて、取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除するため
の工具を挿入する第2の工具挿入部を保持部材の前面に
設けたことを特徴とし、保持部材の前面側から第2の工
具挿入部に工具を挿入して、取付手段と嵌合爪との嵌合
状態を解除することができ、パネルを被固定部位に取り
付けたままで、パネルの前面側からモジュラジャックの
取り外し作業を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態のパッチパネルを図1
乃至図6を参照して説明する。
【0013】パッチパネルAは、モジュラプラグ(図示
せず)が着脱自在に接続されるモジュラジャック10
と、複数(例えば6個)のモジュラジャック10を一列
に並べて保持する保持部材たるカバー30と、複数(例
えば4個)のカバー30が一列に並べて取り付けられ、
ラック等の被固定部位に取り付けられるパネル50とで
構成される。
【0014】モジュラジャック10のハウジング11
は、絶縁性を有する合成樹脂の成形品からなり、前面が
略矩形状に形成されている。ハウジング11の前面には
モジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口12が開口
し、プラグ挿入孔12内にはモジュラプラグの接触子と
弾接するように複数本のコンタクト13が配設されてい
る。
【0015】ハウジング11後部の図5中上面からは、
各コンタクト13と夫々電気的に接続された複数の端子
14が突出している。端子14はIDC端子と呼ばれる
周知のものであり、一対の歯の間に上端縁を開放した圧
接スリット14aを有するフォーク状に形成された圧接
形のものであって、圧接スリット14aの幅は接続する
電線の芯線に圧接スリット14aの両側縁が圧接する程
度に設定されている。つまり、絶縁被覆を有する電線を
圧接スリット14aに上方から圧入すると、電線の絶縁
被覆を圧接スリット14aの両側縁で切ることにより絶
縁被覆を剥ぎながら圧接スリット14aの中に芯線を導
入し、圧接スリット14aの両側縁間に芯線を挟持する
ようになっている。
【0016】さらに、別途の工具や治具を用いることな
く端子14に電線を接続可能とするために、複数本の電
線をまとめて保持する整列機能および電線を端子14に
圧入する圧入機能を兼ね備えた合成樹脂成形品の一対の
レバー15をハウジング11の図5中上面に設けてい
る。レバー15はハウジング11に形成した軸受部16
に対して回転軸17を介して枢支される。すなわち、レ
バー15は軸受部16を中心として回動可能であって、
ハウジング11から突出する端子14に被さる位置と、
端子14を開放する位置との間で起伏可能になってい
る。而して、レバー15によりツイストペアケーブルの
各対を保持し、所定の端子14に整列させ、レバー15
をハウジング11側に倒すことによって、ツイストペア
ケーブルの各対が所定の端子14に圧接され、所定のコ
ンタクト13と電気的に接続される。
【0017】また、ハウジング11の左右両側面には、
それぞれ、側方に突出する一対の突起18が上下に形成
されており、一対の突起18の間にはハウジング11の
長手方向に沿って走る係止溝19が形成されている。さ
らに、ハウジング11の図4中上面には係止凹所20が
形成されている。
【0018】複数のモジュラジャック10が取り付けら
れるカバー30は絶縁性を有する合成樹脂成型品から構
成される。カバー30は前面が略矩形板状であって、各
モジュラジャック10の前面をぞれぞれ露出させる6個
の開口31が一列に設けられている。カバー30の背面
には各モジュラジャック10の左右両側面を支持する支
持片32が形成されている。各支持片32にはモジュラ
ジャック10の係止溝19と係止する突条32aが形成
されると共に、突起18の前縁と当接する段部33が形
成されている。
【0019】また、カバー30の背面には、各モジュラ
ジャック10の上下面とそれぞれ当接する当接片34,
35が突設されている。さらに、カバー30の背面に
は、アーム36を介して可撓自在に支持され、ハウジン
グ11の図4中上面と対向するラッチ片37が設けられ
ており、ラッチ片37にはハウジング11の係止凹所2
0と凹凸嵌合する係止突起38が突設されている。
【0020】さらに、カバー30背面の上端部からは背
面側に突出する一対の係止片40がカバー30と連続一
体に形成されている。各係止片40の先端両側には、そ
れぞれ、パネル50に形成された窓孔52a〜52dの
開口縁55と凹凸嵌合する一対の嵌合爪41が突設され
ており、各嵌合爪41の先端にはテーパ面42が形成さ
れている。また、ハウジング11の図4中下面と当接す
る当接片35には下方に突出する突起35aが突設され
ている。
【0021】ラック等の被固定部位に取り付けられるパ
ネル50は前面が略矩形状に形成されており、パネル5
0前面の長手方向における両端部には、パネル50をラ
ックなどの被固定部位にねじ止めするための取付ねじを
挿通する固定手段としての一対の長孔51がそれぞれ穿
設されている。また、パネル50の前面には、少なくと
もモジュラジャック10を挿通させることができる寸法
に形成された略矩形状の4個の窓孔52a〜52dが形
成されており、各窓孔52a〜52dはカバー30によ
って塞がれる。
【0022】各窓孔52a〜52dの下側の開口縁から
は背面側に突出する防止機構たるレバー解除防止片53
が突設されている。カバー30に設けられた突起35a
に対応するレバー解除防止片53の部位には貫通孔53
aが形成されている。一方、カバー30に設けた係止片
40における嵌合爪41の間の部位に対応する各窓孔5
2a〜52dの上側の開口縁の部位には凹部54が設け
られており、凹部54両側の開口縁55の前面側にはテ
ーパ面56が形成されている。
【0023】さらに、パネル50の下縁からは背面側に
突出する略コ字状の電線固定片57がパネル50と連続
一体に形成されている。電線固定片57は、中央片57
aと、中央片57aの両端部をそれぞれパネル50に連
結する連結片57bとで構成され、中央片57a及び連
結片57bにはモジュラジャック10に結線された電線
を結束するための結束バンドを挿通する挿通孔58が複
数穿設されている。而して、挿通孔58に挿通した結束
バンドによりモジュラジャック10に結線された電線を
パネル50に固定することができる。ここで、挿通孔5
8は中央片57a及び連結片57bに夫々形成されてい
るので、所望の方向にケーブルを引き出すことができ
る。尚、本実施形態では、電線固定片57をパネル50
と一体に設けているが、電線固定片57をパネル50と
別体に形成し、パネル50に着脱自在としても良い。
【0024】ここで、モジュラジャック10をカバー3
0に取り付ける手順について簡単に説明する。先ず、カ
バー30の背面に突設されたラッチ片37に上向きの力
を加え、ラッチ片37を上方に撓ませた状態で、モジュ
ラジャック10のレバー15が取り付けられた面を下向
きにし、モジュラジャック10の左右両側面に形成され
た溝19と保持部材32の支持片32に突設された突条
32aとを係止させて、モジュラジャック10をカバー
30の背面側から前面側に挿入する。ここで、モジュラ
ジャック10の前面がカバー30の前面と略面一になる
と、モジュラジャック10の左右両側面に突設された突
起18が、支持片32の段部33と当接し、モジュラジ
ャック10の前方への移動が規制される。この状態でラ
ッチ片37に加えた上向きの力をなくすと、ラッチ片3
7の係止突起38がモジュラジャック10のハウジング
11に設けられた係止凹所20と係止し、モジュラジャ
ック10がカバー30に取り付けられるのである。尚、
ラッチ片37に上向きの力を加えることにより、ラッチ
片37の係止突起38とモジュラジャック10の係止凹
所20との係止が解除され、モジュラジャック10をカ
バー30から容易に取り外すことができる。
【0025】次に、モジュラジャック10が取り付けら
れたカバー30をパネル50に取り付ける手順について
簡単に説明する。先ずカバー30を斜めにしてパネル5
0の窓孔52a…に前面側から挿入し、カバー30の当
接片35に突設された突起35aをパネル50の貫通孔
53aに差し込むと、カバー30前面と突起35aとの
間の溝35bに貫通孔53aの開口縁が挟持される。そ
の後、貫通孔53aの開口縁を軸としてカバー30の上
部をパネル50の窓孔52a…に挿入すると、カバー3
0の係止片40に突設された嵌合爪41とパネル50の
開口縁55とが当接して、係止片40が下方に押し撓め
られ、嵌合爪41が開口縁55を乗り越えて開口縁55
の背面側と係止し、パネル50の窓孔52a…に取り付
けられる。
【0026】このように、カバー30の突起35aとパ
ネル50の貫通孔53aの開口縁とが凹凸嵌合すると共
に、カバー30の嵌合爪41とパネル50の開口縁55
とが凹凸嵌合することにより、カバー30がパネル50
に着脱自在に取り付けられるので、別途工具などを必要
とすることなく、カバー30をワンタッチでパネル50
に取り付けることができ、取付作業を容易に行うことが
できる。ここに、窓孔52a〜52dの開口縁55及び
レバー解除防止片53に設けた貫通孔53aから取付手
段が構成される。尚、嵌合爪41及び開口縁55にはテ
ーパ面42,56がそれぞれ形成されているので、嵌合
爪41のテーパ面42と開口縁55のテーパ面56とを
当接させた状態でカバー30の上部をパネル50の背面
側に押し込めば、嵌合爪41のテーパ面42が開口縁5
5のテーパ面56に沿って移動することにより、嵌合爪
41と開口縁55とをスムーズに係止させることができ
る。
【0027】また、カバー30をパネル50に取り付け
ると、パネル50の背面側に突設されたレバー解除防止
片53が、モジュラジャック10のレバー15と対向し
て配置され、レバー解除防止片53によりレバー15が
端子14を開放する位置に回動するのを規制しているの
で、端子14に結線された電線が外れるのを防止でき
る。
【0028】一方、カバー30をパネル50から取り外
す際は、カバー30の前面に形成された工具挿入溝43
とパネル50に設けた凹部54との間にマイナスドライ
バなどの工具の先端を差し込んで、係止片40に下方へ
の力を加えることにより、嵌合爪41と開口縁55との
嵌合状態を解除し、カバー30をプレート50から取り
外すことができるようにしてある。このように、パネル
50の前面に第1の工具挿入部たる凹部54を形成する
とともに、カバー30の前面に第2の工具挿入部たる工
具挿入溝443を形成しているので、前面側から工具を
挿入して嵌合爪41と開口縁55との嵌合状態を解除す
ることができ、パネル50の前面側からモジュラジャッ
ク10のが取り付けられたパネル30の取り外し作業を
行うことができる。
【0029】上述のように本実施形態ではモジュラジャ
ック10をカバー30を介してパネル50に取り付けて
いるので、パネル50に取り付けるための機能をモジュ
ラジャック10に設ける必要がなく、既存のモジュラジ
ャック10を用いることができる。また、カバー30に
は複数のモジュラジャック10が取り付けられているの
で、複数のモジュラジャック10をパネル50に一度に
着脱することができる。尚、本実施形態ではモジュラジ
ャック10が取り付けられたカバー30をパネル50に
取り付けているが、モジュラジャック10を直接パネル
50に取り付けるようにしても良いことは、勿論のこと
である。
【0030】ところで、図6(a)はパッチパネルAを
オープンラックBに取り付けた状態を示している。オー
プンラックBは、ベース70と、ベース70に立設され
た一対のフレーム71とで構成されており、各フレーム
71の前面にはねじ孔72が一定のピッチで形成されて
いる。而して、パネル50の長孔51に挿通された取付
ねじ81をねじ孔72に螺入することにより、パッチパ
ネルAがオープンラックBに固定される。ここで、パッ
チパネルAのモジュラジャック10に結線されたケーブ
ル80をオープンラックBに固定する場合、ケーブル8
0をフレーム71に結束バンド82を用いて固定しても
良いし、フレーム71に着脱自在に取り付けられる略コ
字状の配線固定バー73にケーブル80を結束バンド8
2により固定しても良い。
【0031】また、図6(b)はパッチパネルAをキャ
ビネットラックCに取り付けた状態を示している。キャ
ビネットラックCは、ベース70と、天板74と、ベー
ス70に立設され天板74を支持する複数本(例えば6
本)のフレーム71と、フレーム71間を連結するサイ
ドバー75とを備えており、前面側に配置されたフレー
ム71の前面にはねじ孔72が一定のピッチで形成され
ている。而して、パネル50の長孔51に挿通された取
付ねじ81をねじ孔72に螺入することにより、パッチ
パネルAがキャビネットラックCに固定される。ここ
で、パッチパネルAのモジュラジャック10に結線され
たケーブル80をキャビネットラックCに固定する場
合、中間部に配置されたフレーム71にケーブル80を
結束バンド82により固定しても良いし、サイドバー7
5にケーブル80を結束バンド82により固定しても良
い。
【0032】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、モジ
ュラプラグが着脱自在に接続されるプラグ挿入口を前面
に有する複数のモジュラジャックと、被固定部位に固定
するための固定手段を有し前記モジュラジャックが複数
取り付けられるパネルとで構成され、複数のモジュラジ
ャックを保持する保持部材を設け、複数のモジュラジャ
ックを保持した保持部材を挿通させることのできる寸法
に形成された窓孔と、パネルの前面側から窓孔を介して
挿入された保持部材を、窓孔からモジュラジャック前面
を露出させた状態で着脱自在に取り付ける取付手段をパ
ネルに設けたことを特徴とし、パネルには、複数のモジ
ュラジャックを保持した保持部材を少なくとも挿通させ
ることのできる寸法に形成された窓孔が設けられてお
り、パネルの前面側から窓孔を介して保持部材を挿入
し、パネルに設けられた取付手段を用いて保持部材をパ
ネルに取り付けているので、パネルを被固定部位に取り
付けたままで、パネルの前面側からモジュラジャックの
取付作業を行えるという効果がある。また、保持部材を
用いて複数のモジュラジャックを一度にパネルに固定で
きるという効果もある。
【0033】 請求項2の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記保持部材に上記取付手段と凹凸嵌合する嵌合
爪を設けたことを特徴とし、モジュラジャックは保持部
材を介してパネルに取り付けられているので、既存のモ
ジュラジャックを利用してパッチパネルを構成すること
ができ、しかも取付手段と嵌合爪とを凹凸嵌合させるこ
とにより、保持部材がパネルに取り付けられるので、別
途工具などを必要とすることなく、パネル保持部材
容易に取り付けることができるという効果がある。
【0034】
【0035】 請求項の発明は、請求項1又は2の発
明において、モジュラジャックは、プラグ挿入口が形成
されたハウジングと、モジュラプラグの接触子に弾接す
るようにハウジング内に配列された複数本のコンタクト
と、各コンタクトに電気的に接続されるとともにハウジ
ングから突出する形で配列され絶縁被覆を有する電線を
圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
被覆を切りながら芯線を挟み込む複数個の端子と、端子
に接続される複数本の電線を整列した形で保持し端子に
被さって圧接スリットに電線を圧入する位置と端子を開
放する位置との間で起伏自在にハウジングに取り付けら
れたレバーとを有しており、モジュラジャックがパネル
に取り付けられた状態でレバーが端子を開放する位置に
移動するのを防止する防止機構をパネルに設けたことを
特徴とし、モジュラジャックは、端子に接続される複数
本の電線を整列した形で保持し、端子に被さって圧接ス
リットに電線を圧入する位置と端子を開放する位置との
間で起伏自在となるレバーを備えているので、別途工具
や治具を必要とすることなく電線の圧接作業を行うこと
ができ、しかもパネルには端子を開放する位置にレバー
が移動するのを防止する防止機構が設けられているか
ら、モジュラジャックがパネルに取り付けられた状態で
電線がモジュラジャックから外れるのを防止できるとい
う効果がある。
【0036】 請求項の発明は、請求項2の発明にお
いて、取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除するための
工具を挿入する第1の工具挿入部をパネルの前面に設け
たことを特徴とし、パネルの前面側から第1の工具挿入
部に工具を挿入して、取付手段と嵌合爪との嵌合状態を
解除することができ、パネルを被固定部位に取り付けた
ままで、パネルの前面側からモジュラジャックの取り外
し作業を行えるという効果がある。
【0037】 請求項の発明は、請求項2の発明にお
いて、取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除するための
工具を挿入する第2の工具挿入部を保持部材の前面に設
けたことを特徴とし、保持部材の前面側から第2の工具
挿入部に工具を挿入して、取付手段と嵌合爪との嵌合状
態を解除することができ、パネルを被固定部位に取り付
けたままで、パネルの前面側からモジュラジャックの取
り外し作業を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のパッチパネルの分解斜視図であ
る。
【図2】同上のパッチパネルを構成するモジュラジャッ
クとカバーの取付前の状態を示す外観斜視図である。
【図3】同上のパッチパネルを示し、(a)は正面図、
(b)は上面図である。
【図4】同上のパッチパネルを側方から見た断面図であ
る。
【図5】同上のパッチパネルを構成するモジュラジャッ
クの側面図である。
【図6】(a)(b)は同上のパッチパネルをラックに
取り付けた状態を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
10 モジュラジャック 30 カバー 41 嵌合爪 50 パネル 52a〜52d 窓孔 53 レバー解除防止片 53a 貫通孔 54 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中樋 和男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−36831(JP,A) 特開 平6−325818(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/514 H01R 9/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュラプラグが着脱自在に接続されるプ
    ラグ挿入口を前面に有する複数のモジュラジャックと、
    被固定部位に固定するための固定手段を有し前記モジュ
    ラジャックが複数取り付けられるパネルとで構成され、
    複数のモジュラジャックを保持する保持部材を設け、複
    数のモジュラジャックを保持した保持部材を挿通させる
    ことのできる寸法に形成された窓孔と、パネルの前面側
    から窓孔を介して挿入された保持部材を、窓孔からモジ
    ュラジャック前面を露出させた状態で着脱自在に取り付
    ける取付手段をパネルに設けたことを特徴とするパッチ
    パネル。
  2. 【請求項2】上記保持部材に上記取付手段と凹凸嵌合す
    る嵌合爪を設けたことを特徴とする請求項1記載のパッ
    チパネル。
  3. 【請求項3】モジュラジャックは、プラグ挿入口が形成
    されたハウジングと、モジュラプラグの接触子に弾接す
    るようにハウジング内に配列された複数本のコンタクト
    と、各コンタクトに電気的に接続されるとともにハウジ
    ングから突出する形で配列され絶縁被覆を有する電線を
    圧接スリットに圧入すると圧接スリットの両側縁で絶縁
    被覆を切りながら芯線を挟み込む複数個の端子と、端子
    に接続される複数本の電線を整列した形で保持し端子に
    被さって圧接スリットに電線を圧入する位置と端子を開
    放する位置との間で起伏自在にハウジングに取り付けら
    れたレバーとを有しており、モジュラジャックがパネル
    に取り付けられた状態でレバーが端子を開放する位置に
    移動するのを防止する防止機構をパネルに設けたことを
    特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のパッチパネ
    ル。
  4. 【請求項4】取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除する
    ための工具を挿入する第1の工具挿入部をパネルの前面
    に設けたことを特徴とする請求項記載のパッチパネ
    ル。
  5. 【請求項5】取付手段と嵌合爪との嵌合状態を解除する
    ための工具を挿入する第2の工具挿入部を保持部材の前
    面に設けたことを特徴とする請求項記載のパッチパネ
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