JP3472200B2 - 回折型色収差補正走査光学系 - Google Patents

回折型色収差補正走査光学系

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JP3472200B2
JP3472200B2 JP17748799A JP17748799A JP3472200B2 JP 3472200 B2 JP3472200 B2 JP 3472200B2 JP 17748799 A JP17748799 A JP 17748799A JP 17748799 A JP17748799 A JP 17748799A JP 3472200 B2 JP3472200 B2 JP 3472200B2
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淳二 上窪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザープリン
ター等の走査光学装置の光学系として利用される走査光
学系に関し、特に、色収差が補正された走査光学系に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンター等の走査光学装置で
は、半導体レーザー等の光源から発した光束をポリゴン
ミラーにより偏向させ、fθレンズ(走査レンズ)を介し
て感光体ドラム等の走査対象面上に結像させることによ
り、この面上に主走査方向に走査するスポットを形成す
る。
【0003】fθレンズは、単一、または複数枚のレン
ズから構成され、ポリゴンミラーの回転に伴って走査対
象面上のスポットが等速で直線的に走査するよう諸収差
が補正されている。また、複数の光源からの光束により
同時に複数の走査線を形成するマルチビーム用装置に適
用される走査光学系では、分散の異なる正レンズと負レ
ンズとを組み合わせることによりfθレンズの色収差を
補正し、あるいは、光源を選別して発光波長の近い組み
合わせを用いることにより各光源間の発光波長のバラツ
キが描画に与える影響を低減するようにしている。
【0004】光源間の波長誤差は、半導体レーザーを例
にとると、仕様上の誤差(カタログスペック)として標準
値±15nmが一般であり、2以上の半導体レーザーを
光源として用いるマルチビーム装置では、最大で30n
mの波長誤差が生じる可能性がある。ここで、fθレン
ズが倍率色収差を持つと、書き出し位置、書き終わり位
置が走査線によって異なることとなり、描画パターンに
許容範囲を越える影響が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例のように分散の異なるレンズ材料(硝材)の組み
合わせによりfθレンズの色収差を補正する構成では、
色収差を補正しない場合と比較してレンズ枚数が増加
し、また、レンズ材料を屈折率のみでなく分散をも考慮
して決定しなければならなくなるため、使用できるレン
ズ材料の種類が限定されて設計の自由度が減少する。他
方、光源を発光波長の違いにより選別して用いる場合に
は、選別作業自体に手間がかかる上、光源の経時変化に
より発光波長に差が生じた場合には対処できないという
問題がある。
【0006】この発明は、上述した従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、走査レンズの枚数を増やすこ
となく、倍率色収差を補正して光源の発光波長のバラツ
キによる描画性能の劣化を避けることができる走査光学
系を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回折型色
収差補正走査光学系は、上記の目的を達成させるため、
光源と、該光源から発した光束を偏向する偏向器と、該
偏向器により偏向された光束を走査対象面上に結像させ
る走査レンズとを備え、前記走査レンズは、屈折レンズ
として正のパワーを有すると共に、少なくともー面に回
折レンズ構造を有し、該回折レンズ構造は、前記走査レ
ンズの屈折レンズとしてのパワーにより発生する倍率色
収差を補正する作用を有し、最大画角で入射する光束に
含まれる回折レンズの周期構造の数をm、最大画角をW
(度)とするとき、条件 (1) 0.3≦m/W≦4.0 を満たすことを特徴としている(請求項1)。
【0008】上記の構成によれば、屈折レンズ素子によ
り発生する倍率色収差をレンズ枚数を増やすことなく補
正することができる。特に、倍率色収差を最小にしたい
場合には、以下の条件(2)を満たすよう条件(1)の範囲
を狭めることが望ましい。 (2) 0.7≦m/W≦3.0
【0009】なお、光源は、走査対象面上で互いに異な
る位置に集光される複数の光束を発するマルチビーム光
源を用いることができ、その場合、偏向器はこれら複数
の光束を同時に偏向する。複数の光束を得るために複数
の半導体レーザーを使用する場合には、各光束の波長が
互いに異なる可能性がある。このような場合にも、倍率
色収差が補正されていれば、画像を高精度で形成するこ
とができる。
【0010】回折レンズ構造は、このレンズ構造の光軸
を中心とした同心円状の輪帯として形成されることが望
ましい。また、回折レンズ構造は、屈折レンズ素子の回
転対称面に形成されることが望ましい。型の加工の観点
からは、回折レンズ構造が回転対称なレンズ面上に形成
されていると、加工が容易である。更に、回折レンズ構
造は、偏向器に最も近いレンズ面上に形成されることが
望ましい。
【0011】別の観点からは、本発明に係る回折型色収
差補正走査光学系は、回折レンズ構造を、最大画角で入
射する光束のレンズ面上での主走査方向の幅が最も大き
くなる面に形成したことを特徴としている(請求項7)。
【0012】さらに別の観点からは、本発明に係る回折
型色収差補正走査光学系は、回折レンズ構造を、偏向器
に最も近い正のパワーを持つ面より偏向器側の面に形成
したことを特徴としている(請求項8)。
【0013】さらに別の観点からは、本発明に係る回折
型色収差補正走査光学系は、回折レンズ構造を、最大画
角で入射する光束のレンズ面への入射角が最も大きくな
る面に形成したことを特徴としている(請求項9)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる回折型色
収差補正走査光学系の実施形態について図面を参照して
説明する。
【0015】図1は、実施例1〜実施例3に係る回折型
色収差補正走査光学系100の主走査方向(図1の符号
Yで示される)の説明図、図2はその副走査方向(図2の
符号Zで示される)の説明図である。走査光学系100
は、多点発光半導体レーザー等の光源1を有する。光源
1は、副走査方向に配列する互いに平行な複数のレーザ
ー光を発する。光源1から発してコリメートレンズ2に
より平行光束とされたレーザー光は、副走査方向にのみ
パワーを持つシリンドリカルレンズ3を介して回転軸4
a回りに回転駆動されるポリゴンミラー(偏向器)4に入
射し、ポリゴンミラー4で走査、偏向されて走査レンズ
である3枚構成のfθレンズ20を介して走査対象面5
上にほぼ円形の複数のスポットを形成する。
【0016】なお、ここでは、光源1として多点発光半
導体レーザーを用いているが、これに代えて、複数の異
なる半導体レーザーからの光束をビーム合成素子を用い
て合成してもよい。このような場合には、複数の発光
部、あるいは複数の発光素子は、走査対象面上に形成さ
れるスポットが、副走査方向に所定距離離れるように、
すなわち、一回の走査で複数の走査線が形成されるよう
に配置される。さらに、光源1は、単一のレーザー光を
発する単一の半導体レーザーであってもよい。
【0017】シリンドリカルレンズ3は副走査方向に正
のパワーを有し、光源1から発する光束をポリゴンミラ
ー4のミラー面の近傍で主走査方向に延びる線状に結像
させる。fθレンズ20は、ミラー面近傍で主走査方向
において線状に結像された光束を像面(走査対象面)上に
ほぼ円形のスポットとして再結像させる。
【0018】fθレンズ20は、ポリゴンミラー4側か
ら走査対象面5側に向けて順に、主走査、副走査の両方
向に正のパワーを持つメニスカス形状の第1レンズ21
と、主走査、副走査の両方向に正のパワーを持つ平凸の
第2レンズ22と、ほぼ副走査方向にのみ正のパワーを
有する長尺の第3レンズ23とが配列して構成される。
第1レンズ21と第2レンズ22とは、ポリゴンミラー
4の近くに配置され、第3レンズ23は走査対象面5の
近くに配置されている。
【0019】第1レンズ21のポリゴンミラー4側の面
21aには、周期構造を有する回折面(例えば複数の輪
帯)からなるフレネルレンズ状の回折レンズ構造が形成
されている。回折レンズ構造は、fθレンズ20の屈折
力により生じる倍率色収差を補正する作用を有する。各
輪帯は、楔状の断面を有し、隣接する輪帯の境界は所定
の光路差を与えるような段差として形成されている。面
21aのベースカーブ(回折レンズ構造を除いた屈折面
としての形状)は、回転対称な非球面である。このよう
な回転対称な面に回折レンズ構造を形成すると、型の加
工が比較的容易である。第1レンズ21の走査対象面5
側のレンズ面21bは回転対称な非球面である。
【0020】第2レンズ22は、ポリゴンミラー4側の
レンズ面22aが平面、走査対象面5側のレンズ面22
bが凸の球面として形成されている。第3レンズ23
は、ポリゴンミラー4側のレンズ面23aが主走査面内
の非円弧曲線を光軸と垂直で主走査面に含まれる回転軸
を中心に回転させた軌跡として定義される変形トーリッ
ク面、走査対象面5側のレンズ面23bが凸の球面とし
て形成されている。
【0021】図3は、輪帯の境界位置(輪帯間の段差部
分)を拡大して示す断面図である。隣接する輪帯Z1お
よびZ2の段差の高さをTとすると、光束が図3に示す
ように入射角αで輪帯の境界位置に入射する場合、輪帯
Z1の側面(図中Z1Aで示す面)に向かって入射する光
束は輪帯Z1の側面Z1Aを透過するため、光量損失が
発生する。ここで入射角αは、入射光束の中心軸と、光
束の入射位置での面のベースカーブの放線とが主走査面
内でなす角度をいう。また、金型加工上の限界から、段
差部は図3の面Z1AおよびZ2Aの様にほぼ直角に切
り替わるのではなく、面Z2A上で、輪帯の境界位置か
ら距離Lだけ離れた位置から輪帯Z1にかけて徐々に切
り替わる曲面Z2Bとして形成される。このため輪帯Z
2に向かって入射する光束については境界位置から距離
L分について光量損失が発生する。この光量損失は、入
射角αが大きいほど顕著である。さらに、上記光量損失
は段差毎に発生するため、走査範囲内で光束が入射する
領域中の輪帯数が多いほど光量損失も大きくなる。
【0022】fθレンズ20をガラス選択による色収差
補正を行っていない光学系と仮定した場合、倍率色収差
は画角が大きくなるにつれて増加する。このため、色収
差を補正するために形成される輪帯の数も画角の大きい
光束に対応した部分で多くなる。従って、画角が大きく
なるにつれて光量損失も大きくなる。ここで、画角(走
査角)とは、fθレンズ20の光軸と、ポリゴンミラー
4により反射された光束の中心軸とが主走査面内でなす
角度をいう。
【0023】本発明は上記の光量損失に対処するための
ものである。色収差補正量が決まれば、どのレンズ面に
回折レンズ構造を設けるかにかかわらず、ある画角の光
束に含まれる輪帯数はほぼ決まる。また、画角と、回折
レンズ構造を形成するレンズ面が決まれば、輪帯が形成
されたレンズ面への入射角が決まる。そして、輪帯数と
入射角が決まれば、光量損失を起こす部分の全面積を知
ることができる。光量損失量と光量損失を起こす部分の
全面積、および光束の面積の関係は以下のように表すこ
とができる。
【数1】 ここで、LOSSは光量損失、Ksは定数、SAは光量
損失を起こす部分の全面積、そしてsfは光束が入射す
るレンズ面上での光束の面積である。
【0024】数1の右辺、すなわちSA/sfが小さく
なるようなレンズ面を回折レンズ構造を付加するレンズ
面とすることにより、光量損失を抑えることができる。
【0025】まず、SAを小さくする方法について述べ
る。上述のように色収差補正量に応じて回折レンズ構造
の輪帯数(周期構造の数)が決まる。このため、色収差補
正量の許容範囲を考慮して、色収差補正の目標を比較的
緩やかに取り、回折レンズ構造に入射する光束の最大画
角をW(度)、最大画角で入射する光束に含まれる回折レ
ンズ構造の輪帯(周期構造)の数をmとするとき、
【数2】 という条件を満たすように回折レンズ構造を形成するこ
とにより、必要な色収差補正量を確保しつつ、光量損失
を抑えることができる(周期構造の数mについては後述
する)。
【0026】なお、a(=m/W)が数2で示す条件の下
限を下回ると十分な色収差補正を実現することができな
い。またaが数2で示す条件の上限を越えると光量損失
が大きくなり回折効率を下げることになる。ここで、色
収差補正の目標を0とした場合には、
【数3】 という条件式となる。
【0027】上記はSAを小さくすることにより数1の
右辺を小さくする場合について示したが、数1のsfを
大きくすることによっても光量損失を抑えることができ
る。すなわち、SAを一定と仮定すれば、sfができる
だけ大きくなるようなレンズ面に回折レンズ構造を形成
することにより、数1の右辺を小さくすることができ
る。
【0028】言い換えれば、走査光学系においては、最
大画角で入射する光束の、レンズ面上での主走査方向の
幅が最も大きくなる面に回折レンズ構造を形成すること
により、輪帯(周期構造)の段差部における光量損失によ
る回折効率の低下を抑えることができる。
【0029】別の観点からは、ポリゴンミラー4により
偏向された光束はfθレンズを介して被走査面上に結像
することから、系全体としては、ポリゴンミラー4に近
いほど光束の径は大きいと考えられる。このことから、
ポリゴンミラー4に最も近い正のパワーを有するレンズ
面よりポリゴンミラー側のレンズ面を回折レンズ構造を
形成する面として選択することによって数1のsfを大
きくすることができる。
【0030】さらに別の観点からは、光束の入射角が大
きい面ほど、その面上での光束の幅が大きくなる事か
ら、最大画角で入射する光束の入射角が最も大きくなる
レンズ面上に回折レンズ構造を形成するようにしても数
1のsfを大きくすることができる。
【0031】次に、上記の条件を満たすよう構成された
実施例について説明する。まず、実施例の説明に先立っ
て、回転対称な非球面、回折レンズ構造、変形トーリッ
ク面の形状を定義する方法について説明する。回転対称
な非球面は、光軸からの高さhにおける接平面からのサ
グ量X(h)として、以下の式数4で表される。
【数4】 ここで、rは光軸上での曲率半径、Kは円錐係数、A4,A
6,A8はそれぞれ4次、6次、8次の非球面係数である。
【0032】回折レンズ構造は、以下の式数5により定
義される光路長付加量Δφ(h)により表される。
【数5】 ここで、P2,P4,P6,P8,P10は、それぞれ2次、4次、6
次、8次、10次の係数、hは光軸からの高さである。
【0033】回折レンズ構造の実際の形状は、以下の式
数6により表される。
【数6】 なお、数6において、関数MOD(x,y)はxをyで割
った余りを表し、Cは輪帯の境界位置の位相を設定する
ための定数(0≦C<1)、nは屈折率、λは使用波長で
ある。(MOD(Δφ(h)+C,−1)=0となるhの点
が輪帯の境界となる。以下の各実施例ではC=0.5と
している。またEは、光束が回折レンズ構造に斜めに入
射することにより起こる位相付加量の変化を補正するた
めの係数である。
【0034】回折レンズ構造が回転対称な非球面上に形
成される場合、最終的な形状は以下のサグ量TS(h)とし
て表される。
【数7】 回折レンズ構造が平面上に形成される場合には、最終形
状TS(h)はS(h)と等しくなる。
【0035】なお、最大画角で入射する光束に含まれる
回折レンズの周期構造の数mは正確には以下の数8で表
される。
【数8】 ここで、hmaxは、走査レンズに最大画角で入射する光束
が回折レンズ構造に入射する時の、光軸からの距離が最
大になる点の高さであり、hminは、走査レンズに最大画
角で入射する光束が回折レンズ構造に入射する時の、光
軸からの距離が最小になる点での高さである。
【0036】変形トーリック面は、非円弧曲線を光軸と
垂直で主走査面に含まれる回転軸回りに回転させた軌跡
として定義される。非円弧曲線は、以下の数9により定
義される。
【数9】 ここで、X(Y)はサグ量、すなわち、光軸からの主走査方
向の距離Yの点における接線からの距離、他の符号は数
4におけるのと同様である。
【0037】
【実施例1】表1は、実施例1にかかる走査光学系10
0のシリンドリカルレンズ3より走査対象面5側の構成
を示す。表中の記号fはfθレンズ20の主走査方向の
焦点距離、SWは走査幅、Wは最大画角、λは使用波
長、ryは主走査方向の曲率半径、rzは副走査方向の
曲率半径(回転対称面の場合には省略)、dは面間の光軸
上の距離、nは設計波長780nmでの屈折率である。
【0038】表1中、面番号#1,#2がシリンドリカ
ルレンズ3、面番号#3がポリゴンミラー4のミラー
面、面番号#4,#5がfθレンズ20の第1レンズ2
1、面番号#6,#7が第2レンズ22、面番号#8、
#9が第3レンズ23を示す。なお、回折レンズ構造は
第1レンズ21のポリゴンミラー側の面21a(面番号
#4)上に形成されている。このレンズ面21aは正の
パワーを持たない、すなわち負のパワーを持つレンズ面
であり、正のレンズ面中で最もポリゴンミラー4側に位
置するレンズ面21bよりもポリゴンミラー4側に位置
している。
【0039】
【表1】
【0040】なお、表1における各非球面、変形トーリ
ック面の曲率半径は、それぞれの光学素子の光軸上の曲
率半径(回折レンズ構造が形成された面の場合には、面
の巨視的形状の光軸上での曲率半径)であり、円錐係
数、非球面係数、非円弧係数は表2に示される。
【0041】
【表2】
【0042】また、数6の係数E、および数5の係数P
2、P4、P6、P8、P10の値は表3に示される。
【表3】
【0043】回折レンズ構造単独での設計波長780n
mにおける焦点距離は2662.2mmである。実施例
1において、a=2.7であり、数1で示される条件を
満たしており、最大像高における光量損失は3.6%で
ある。
【0044】図4は、上述した実施例1の構成による走
査光学系の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(破線:主走
査方向、実線:副走査方向)、そして(C)倍率色収差を
それぞれ示す。各グラフの縦軸は像高(走査対象面上で
の走査スポットの光軸との交点からの高さ)、横軸は各
収差の発生量であり、単位は縦軸、横軸いずれもmmで
ある。
【0045】
【実施例2】表4は実施例2にかかる走査光学系100
の数値構成を示す。各面番号と光学素子との対応は実施
例1と同一である。円錐係数、非球面係数、非円弧係数
は、表5に示される。回折レンズ構造は、第1レンズ2
1のポリゴンミラー側のレンズ面21aに設けられてい
る。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】また、実施例2における数6のE、および
数5の係数P2、P4、P6、P8、P10の値は表6
に示される。
【0049】
【表6】
【0050】回折レンズ構造単独での設計波長780n
mにおける焦点距離は3576.9mmである。また、a=
2.9で、数1の条件を満たしており、最大像高におけ
る光量損失は3.8%である。
【0051】図5は、上述した実施例2の構成による走
査光学系の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(破線:主走
査方向、実線:副走査方向)、そして(C)倍率色収差を
それぞれ示す。
【0052】
【実施例3】表7は実施例3にかかる走査光学系100
の数値構成を示す。各面番号と光学素子との対応は実施
例1と同一である。円錐係数、非球面係数、非円弧係数
は、表8に示される。回折レンズ構造は、第1レンズ2
1のポリゴンミラー側のレンズ面21aに設けられてい
る。
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】また、数6の係数E、および数5の係数P
2、P4、P6、P8、P10の値は表9に示される。
【0056】
【表9】
【0057】実施例3における回折レンズ構造単独での
設計波長780nmにおける焦点距離は4854.8mmであ
る。実施例3において、a=1.9で、数1で示される
条件を満たしており、最大像高における光量損失は2.
5%である。
【0058】図6は、上述した実施例3の構成による走
査光学系の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(破線:主走
査方向、実線:副走査方向)、そして(C)倍率色収差を
それぞれ示す。
【0059】
【実施例4】図7は、実施例4に係る走査光学系200
の主走査方向の説明図、図8はその副走査方向の説明図
である。実施例4では、実施例1のfθレンズ20に代
えて、fθレンズ30を用いている。
【0060】fθレンズ30は、ポリゴンミラー4側か
ら走査対象面5側に向けて順に、主走査、副走査の両方
向に正のパワーを持つメニスカス形状の第1レンズ31
と、主走査、副走査の両方向に正のパワーを持つメニス
カス形状の第2レンズ32と、ほぼ副走査方向にのみ正
のパワーを有する長尺の第3レンズ33とが配列して構
成される。
【0061】レンズ面31a,31b,31a,31b
はいずれも回転対称な非球面である。第3レンズ33の
ポリゴンミラー側の面33aは、光軸から離れた位置で
の副走査平面内の曲率半径が、主走査平面内の形状とは
無関係に設定された回転軸を持たない非球面であり、主
走査面内での形状は前記の数9に表される非円弧曲線で
規定され、副走査方向の曲率半径は以下の数10を用い
て規定される。
【0062】
【数10】 なお、数10のrz(Y)は、光軸からの主走査方向の距
離Yの位置における副走査方向の曲率半径、rz0は光
軸上での副走査方向の曲率半径、B1〜B8は係数であ
る。
【0063】第3レンズ33の走査対象面5側の面33
bは、凸の球面である。以下の表10は、実施例4に係
る走査光学系200の数値構成を示す。各面番号と光学
素子との対応は実施例1と同一である。面番号#4,#
5,#6,#7の円錐係数、非球面係数、非円弧係数
は、表11に示される。回折レンズ構造は、第1レンズ
31の走査対象面5側の面31b(面番号#5)に設けら
れている。このレンズ面31bは、正のパワーを持つレ
ンズ面の中で最もポリゴンミラー4側に位置する面であ
る。
【0064】
【表10】
【0065】
【表11】
【0066】第3レンズ33のポリゴンミラー4側の面
33aの主走査面内の形状を規定するための円錐係数、
非円弧係数は、表12に示され、副走査方向の曲率半径
を規定する係数は、表13に示される。
【0067】
【表12】
【0068】
【表13】
【0069】また、数6の係数E、および数5の係数P
2、P4、P6、P8、P10の値は表14に示され
る。
【0070】
【表14】
【0071】実施例4における回折レンズ構造単独での
設計波長780nmにおける焦点距離は6468.7mmであ
る。実施例4において、a=1.0で、数1で示される
条件を満たしており、最大像高における光量損失は1.
6%である。
【0072】図9は、上述した実施例4の構成による走
査光学系の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(破線:主走
査方向、実線:副走査方向)、そして(C)倍率色収差を
それぞれ示す。
【0073】
【実施例5】図10は、実施例5に係る走査光学系30
0の主走査方向の説明図、図11はその副走査方向の説
明図である。実施例5では、実施例1のfθレンズ20
に代えて、fθレンズ40を用いている。
【0074】fθレンズ40は、ポリゴンミラー4側か
ら走査対象面5側に向けて順に、主走査、副走査の両方
向に正のパワーを持つメニスカス形状の第1レンズ41
と、主走査、副走査の両方向に正のパワーを持つ平凸の
第2レンズ42と、ほぼ副走査方向にのみ正のパワーを
有する長尺の第3レンズ43とが配列して構成される。
【0075】レンズ面41a,41bはいずれも回転対
称な非球面である。第2レンズ42のポリゴンミラー4
側の面42aは平面であり、走査対象面5側の面42b
は凸の球面である。第3レンズ43のポリゴンミラー側
の面43aは、変形トーリック面であり、走査対象面5
側の面42bは凸の球面である。
【0076】以下の表15は、実施例5に係る走査光学
系300の数値構成を示す。各面番号と光学素子との対
応は実施例1と同一である。円錐係数、非球面係数、非
円弧係数は、表16に示される。回折レンズ構造は、第
2レンズ42のポリゴンミラー4側の面42a(面番号
#6)に設けられている。
【0077】
【表15】
【0078】
【表16】
【0079】また、数6の係数E、および数5の係数P
2、P4、P6、P8、P10の値は表17に示され
る。
【表17】
【0080】実施例5における回折レンズ構造単独での
設計波長780nmにおける焦点距離は3986.2mmであ
る。実施例5において、a=2.7で、数1で示される
条件を満たしており、最大像高における光量損失は3.
1%である。
【0081】図12は、上述した実施例5の構成による
走査光学系の(A)直線性誤差、(B)像面湾曲(破線:主
走査方向、実線:副走査方向)、そして(C)倍率色収差
をそれぞれ示す。
【0082】実施例5のfθレンズ40では、回折レン
ズ構造が、最大画角で入射する光束のレンズ面上での主
走査方向の幅WSが最も大きくなる面上に形成されてい
る。表18は、各レンズ面上での光束の主走査方向の幅
WSを示す。幅WSは、第2レンズ42のポリゴンミラ
ー4側の面42a上で最大値6.07をとり、回折レン
ズ構造はこの面上に形成されている。
【0083】
【表18】
【0084】また、第2レンズ42のポリゴンミラー4
側の面42aは、最大画角で入射する光束のレンズ面へ
の入射角αが最も大きくなる面である。表19は、各レ
ンズ面での最大画角で入射する光束の入射角αを示す。
入射角αは、第2レンズ42のポリゴンミラー4側の面
42aで最大値39.72゜をとり、この面上に回折レ
ンズ構造が形成されていることは前述の通りである。
【0085】
【表19】
【0086】なお、色収差は上記のような書き込み用の
光学系のみでなく、白色光を照明光として用いるような
走査型の読み取り光学系でも問題となるため、実施形態
の走査レンズはこのような読み取り光学系にも適用する
ことができる。読み取り光学系に適用する場合には、読
み取り対象物からの光を走査レンズを介してポリゴンミ
ラー等の偏光器に入射させ、この偏光器で反射された光
をフォトダイオード等の受光素子により一点で受光する
よう構成する。この構成において、走査レンズとして上
述した実施形態と同様の回折レンズ構造を有するレンズ
を利用することにより、走査レンズの屈折レンズとして
のパワーにより発生する倍率色収差を補正することがで
きる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、走査光学系を構成する走査レンズに回折レンズ構造
を付加して屈折レンズ部分の倍率色収差を補正する構成
としたため、既存の単一ビーム用の走査レンズの枚数を
増やすことなく、かつ輪帯の境界における光量損失によ
る回折効率の低下を抑えつつ、光源の発光波長のバラツ
キによる描画性能の劣化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜3に係る回折型色収差補正走査光学
系の構成を示す主走査方向の説明図である。
【図2】図1の光学系の副走査方向の説明図である。
【図3】輪帯の境界での光量損失の原因を示す図であ
る。
【図4】実施例1に係る光学系の収差図であり、(A)が
直線性誤差、(B)が像面湾曲、(C)が倍率色収差を示
す。
【図5】実施例2に係る光学系の収差図であり、(A)が
直線性誤差、(B)が像面湾曲、(C)が倍率色収差を示
す。
【図6】実施例3に係る光学系の収差図であり、(A)が
直線性誤差、(B)が像面湾曲、(C)が倍率色収差を示
す。
【図7】実施例4に係る回折型色収差補正走査光学系の
fθレンズの構成を示す主走査方向の説明図である。
【図8】図7に示すfθレンズのの副走査方向の説明図
である。
【図9】実施例4に係る光学系の収差図であり、(A)が
直線性誤差、(B)が像面湾曲、(C)が倍率色収差を示
す。
【図10】実施例5に係る回折型色収差補正走査光学系
のfθレンズの構成を示す主走査方向の説明図である。
【図11】図10に示すfθレンズの副走査方向の説明
図である。
【図12】実施例5に係る光学系の収差図であり、(A)
が直線性誤差、(B)が像面湾曲、(C)が倍率色収差を示
す。
【符号の説明】
1 半導体レーザー 4 ポリゴンミラー 20 fθレンズ 21 第1レンズ 22 第2レンズ 23 第3レンズ 5 走査対象面 30 fθレンズ 31 第1レンズ 32 第2レンズ 33 第3レンズ 40 fθレンズ 41 第1レンズ 42 第2レンズ 43 第3レンズ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から発した光束を偏向す
    る偏向器と、該偏向器により偏向された光束を走査対象
    面上に結像させる走査レンズとを備え、前記走査レンズ
    は、屈折レンズとして正のパワーを有すると共に、少な
    くともー面に回折レンズ構造を有し、該回折レンズ構造
    は、前記走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより
    発生する倍率色収差を補正する作用を有し、最大画角で
    入射する光束に含まれる回折レンズ構造の周期構造の数
    をm、最大画角をW(度)とするとき、条件 (1) 0.3≦m/W≦4.0 を満たすことを特徴とする回折型色収差補正走査光学
    系。
  2. 【請求項2】 以下の条件 (2) 0.7≦m/W≦3.0 を満たすことを特徴とする請求項1に記載の回折型色収
    差補正走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記光源は、走査対象面上で異なる位置
    に集光される複数の光束を発し、前記偏向器は、複数の
    光束を偏向させることを特徴とする請求項1に記載の回
    折型色収差補正走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記回折レンズ構造は、該回折レンズ構
    造の光軸を中心とした複数の同心円状の輪帯により構成
    されることを特徴とする請求項1に記載の回折型色収差
    補正走査光学系。
  5. 【請求項5】 前記回折レンズ構造は、回転対称なレン
    ズ面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の回折型色収差補正走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記回折レンズ構造は、前記偏向器に最
    も近いレンズ面上に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の回折型色収差補正走査光学系。
  7. 【請求項7】 光源と、該光源から発した光束を偏向す
    る偏向器と、該偏向器により偏向された光束を走査対象
    面上に結像させる走査レンズとを備え、前記走査レンズ
    は、屈折レンズとして正のパワーを有すると共に、前記
    走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより発生する
    倍率色収差を補正する作用を有する回折レンズ構造が最
    大画角で入射する光束のレンズ面上での主走査方向の幅
    が最も大きくなる面に形成されていることを特徴とする
    回折型色収差補正光学系。
  8. 【請求項8】 光源と、該光源から発した光束を偏向す
    る偏向器と、該偏向器により偏向された光束を走査対象
    面上に結像させる走査レンズとを備え、前記走査レンズ
    は、屈折レンズとして正のパワーを有すると共に、前記
    走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより発生する
    倍率色収差を補正する作用を有する回折レンズ構造が、
    前記偏向器に最も近い正のパワーを持つ面より前記偏向
    器側の面に形成されていることを特徴とする回折型色収
    差補正光学系。
  9. 【請求項9】 光源と、該光源から発した光束を偏向す
    る偏向器と、該偏向器により偏向された光束を走査対象
    面上に結像させる走査レンズとを備え、前記走査レンズ
    は、屈折レンズとして正のパワーを有すると共に、前記
    走査レンズの屈折レンズとしてのパワーにより発生する
    倍率色収差を補正する作用を有する回折レンズ構造が最
    大画角で入射する光束のレンズ面への入射角が最も大き
    くなる面に形成されていることを特徴とする回折型色収
    差補正光学系。
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