JP3471239B2 - 炭化炉の排出口構造 - Google Patents

炭化炉の排出口構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、RDFや可燃ご
みなどの被炭化物を炭化させて、炭を得るための炭化炉
の排出口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般廃棄物(ごみ)から可燃
ごみを選別回収し、この可燃性廃棄物を減容あるいはさ
らに成形して燃料または固形燃料(RDF)とする技術
が多々開発されている。このRDFは、燃焼ボイラーで
燃焼して、発電などに利用される。
【0003】ところで、上記可燃性廃棄物は種々雑多な
ものからなり、特に、この中にプラスチック類が含まれ
ており、そのプラスチックの中でも塩化ビニル、ポリプ
ロピレンが比較的多く含まれていることが多い。この塩
化ビニル系のプラスチックは減容過程で半溶融させ得る
ことから成形物を得るのに好都合である。
【0004】一方、塩化ビニル系のプラスチックはその
燃焼時に多量の塩素ガスを発生するため、その燃焼排ガ
スは、通常排ガス処理装置により処理される。すなわち
消石灰を供給して塩素ガスを中和して捕集するようにな
っている。
【0005】したがって、多量の消石灰を使用する排ガ
ス処理装置が必要となり、そのため、排ガス処理装置が
大型化して設備費が増大するとともに、ランニングコス
トが嵩むこととなる。また、燃焼炉や排ガス処理装置ま
での配管、または燃焼ボイラーの熱交換チューブは、多
量の塩素水素で晒されることになるので、腐食の進行が
早く、長期安定運転を阻害するという問題もある。
【0006】これらの問題を解決するために、最近で
は、可燃ごみから直接に脱塩素化した炭化物、あるいは
RDFから脱塩素化した炭化物を製造する方法が提案さ
れている。
【0007】その炭化炉には、バッチ式や連続式などの
色々なものがあり、さらに連続式の場合、炉本体が固定
式で回転しないもの、あるいは炉本体が回転するものが
ある。その前者の固定式の場合、炉内に、被炭化物を載
置して移送するエプロンコンベヤー、回転により被炭化
物を移送するスクリュコンベヤーなどの移送手段が設け
られており、それらによって、被炭化物を炉内を移送し
ながら炭化して炭化物を排出する。後者のものは、一般
にロータリキルンが用いられ、炉本体の回転により、被
炭化物を転動させながら炭化して炭化物を排出側へ移送
する。また、加熱方法も、高温ガスを炉内に供給した
り、炉内でバーナによる燃焼ガスを発生させたりする直
接加熱形式、加熱ジャケットあるいは加熱チューブが設
けられた間接加熱形式などがある。
【0008】上記連続式炭化装置の一例として、特開平
6−307772号公報を挙げることができる。このも
のは、ロータリキルンで、バーナによる直接加熱式であ
り、炉本体の入口側端部と出口側端部にそれぞれ入口フ
ードと出口フードを設けている。入口フードには原料
(被炭化物)の供給装置が、出口フードにはバーナと、
製品(炭化物)の排出装置が設けられている。そして、
この排出装置には蒸気供給管が設けられている。
【0009】この炭化炉では、キルン本体内をバーナに
より、高温(数百℃)状態に保持し、原料を低酸素状態
で蒸し焼きにすることで炭化物を製造し、得られた炭化
物を排出装置により排出している。また、排出に際し
て、排出装置内で、蒸気供給管により蒸気を供給し炭化
物を冷却している。
【0010】このとき、炭化物が高温のまま、空気に晒
されると、燃焼して灰になるが、蒸気により冷却するの
で、空気に接触してもほとんど酸化することがないとし
ている。また、排出装置内が負圧になっても、排出装置
内には蒸気が連続して供給されているので、本体内へ外
気が流入することなく、原料が過度に酸化されることが
ないとしている。
【0011】また、特公昭55−5005号公報には焼
却炉本体内への外気の流入を確実に防止するために、焼
却炉本体の排出口に排出シュートを設け、その排出シュ
ートを水封することが開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報記載の従
来技術は、蒸気により冷却するので、ほとんど酸化する
ことがないとしているが、蒸気では十分かつ円滑な冷却
を行うことができず、少なからず酸化をまぬがれず、酸
化すれば品質の低下を招くし、場合により火災の恐れも
ある。このため、つぎに、水槽内の水は熱容量が大きい
ため、その従来技術に上記公告公報記載技術を組み合わ
せて排出シュートにより、水中に炭化物を排出すること
が考えられる。
【0013】しかし、ここで新たな問題が発生する。す
なわち、炭化物は、その比重が軽いこと、疎水性を有し
ていることから、炭化物が水面に浮き、排出シュート内
が閉塞するという新たな問題が生じる。特にロータリキ
ルンでは、原料を転動により出口側に移送するので、そ
の際に割れて細かくなり、製品である炭化物が、水面に
浮く傾向が強くなる。
【0014】この発明は、炭化炉から排出される炭化物
を酸化されることなく円滑に冷却することを課題とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、まず、炭化炉から排出された炭化物を
水槽にて冷却することとしたのである。水槽の水による
冷却は、水蒸気に比べれば、熱容量の大きい水で行うた
めに効率も高く、このため、酸化されることなく、円滑
に冷却される。
【0016】つぎに、この発明は、その水槽に送られる
炭化物を湿潤させてスラリー化することとしたのであ
る。スラリー状態であれば水槽内に円滑に導かれて入り
込む。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、被
炭化物を高温で加熱して炭化する炭化炉の排出口に前記
被炭化物の製品としての炭化物の排出手段を設けるとと
もに、その排出手段に前記炭化物の冷却手段を付設して
成る炭化炉の排出口構造において、排出手段は、その排
出口から下向きの管状排出シュートを有し、前記冷却手
段は、前記排出シュートの下端が水没する水槽と、その
排出シュート内に前記炭化物を湿潤させてスラリー化
る水を供給する管とから成る構成を採用し得る。
【0018】この構成において、上記供給管を上記水槽
に接続するとともに、その供給管に循環ポンプを介設し
て、この循環ポンプにより水槽中のスラリーを上記湿潤
水として排出シュート内に供給するようにすれば、既に
水になじんだ炭化物に、排出シュートを通る新たな炭化
物が巻き込まれて、その炭化物が水槽内により円滑に沈
み込む。
【0019】また、上記排出シュートを横断面円状とし
て、上記供給管からの水供給方向を、その排出シュート
の周囲接線方向とすれば、その供給スラリー又は水は排
出シュートの内面に沿って送り込まれてその内面への炭
化物の付着を防止するとともに、水槽の水面に渦を発生
させ、この渦は炭化物を巻き込んで水中に沈める、いわ
ゆる「鳴門の渦潮」の原理によって炭化物は水槽内に円
滑に入り込む。
【0020】
【実施例】図1乃至図3に一実施例を示し、この実施例
は、ロータリキルンを用い、間接加熱を行なうものであ
る。その図において、1はロータリキルンで、胴体部
2、入口側の側板3、出口側の側板4を備えている。入
口側側板3は駆動用ローラ5により回転自在に支持さ
れ、出口側側板4は従動用ローラ6により回転自在に支
持されている。7は入口側の側板3を貫通して設けられ
た原料(被炭化物)aの供給装置、8は出口側の側板4
を貫通して設けられた炭化物a’の排出装置、9は胴体
部2を覆う筒体である。
【0021】上記供給装置7および排出装置8はスクリ
ューコンベヤなどの密封状態を維持し得るものであり、
その回転軸は中空になっており、この中空軸より窒素ガ
スtが導入され、胴体部2内に放出される。上記筒体9
には、高温ガス入口10と高温ガス出口11が設けら
れ、この高温ガスsにより、胴体部2内の被炭化物aの
間接加熱が行われる。なお、加熱熱量が不足する場合
は、少量の空気をロータリキルン1内に供給し、RDF
あるいは後述する熱分解ガスを燃焼させて熱量を補うこ
ともある。このとき、図示しないが、供給機7のケーシ
ング7aに補助空気導入口が設けられる。
【0022】また、図示省略したが、従来と同様に筒体
9の内面には耐熱材が、胴体部2の内面にはリフタが設
けられている。胴体部2の排出装置8側端部には、断面
L字形の掻き上げ板12が周方向等間隔に複数枚設けら
れており、排出装置8には、この掻き上げ板12により
掻き上げられた炭化物a’を受け入れる切り欠き部13
が設けられている。また、この排出装置8には、窒素ガ
スtと胴体部2内で発生した炭化ガスを排出するための
ガス出口14と、炭化物を下方へ排出するための円筒状
排出シュート15が設けられている。
【0023】ロータリキルン1の隣り、すなわち排出装
置8の下方には、ロータリキルン1より排出された炭化
物a’と水よりなるスラリーbを貯留する水槽からなる
冷却装置16が設けられており、上記排出シュート15
の下端部は、冷却装置16内のスラリー(水)により封
じられている。
【0024】上記冷却装置16は、図2に示すように、
スラリーbを撹拌するための撹拌機17、スラリ中の炭
化物を排出するためのスクリュコンベヤ18、スラリー
bを循環するためのポンプ19を有する。また、上記排
出シュート15には、冷却水入口管20とスラリ入口管
21が設けられ、このスラリ入口管21は前記ポンプ1
9に接続されている。その両入口管20、21の吐出口
は、図3に示すように、円形横断面の排出シュート15
の周囲接線方向に配置されている。吐出口は噴出ノズル
とするとよい。
【0025】この実施例は以上の構成であり、つぎに、
その作用を被炭化物aがRDFの場合についてを説明す
る。RDFは、ごみから製造される固形燃料であり、用
いられるごみの種類、製造装置などにより、その大きさ
が異なる。今回の場合、大きさが直径20mm×長さ3
0mm程度のものを用いた。また、成分中には、金属や
塩素が含まれていた。
【0026】ロータリキルン1には、窒素ガスtが導入
され、略無酸素で高温(約400〜650℃)の状態を
保持したまま回転している。すなわち、筒体9のガス入
口10より高温のガスsを供給し、ガス出口11から排
出することで高温状態を保持し、供給装置7および排出
装置8を介して導入される窒素ガスtにより略無酸素状
態を保持し、駆動用ローラ5を回転させることでロータ
リキルン1を回転させている。
【0027】このような状態で、供給装置7よりRDF
(被炭化物a)を胴体部2内に供給すると、RDFは図
示省略したリフタに持ち上げられることにより、胴体部
2内を転動しながら、徐々に排出装置8側へ移動する。
【0028】ここで、RDFは、ロータリキルン1内が
高温で無酸素のため蒸し焼きになり、気体の熱分解ガス
(CO、炭化水素ガスなど)と固体の炭化物a’とな
る。なお、RDFの元となるごみには、塩化ビニル製容
器や塩化ビニリデン製ラップなどの有機塩化物や、食塩
などの無機塩化物が含まれているが、蒸し焼きにより、
有機塩化物は塩素ガスあるいは塩化水素ガスgに熱分解
され、無機塩化物は炭化物a’に残留する。また、RD
Fあるいは炭化物a’は転動の際に割れて細かくなる。
【0029】上記熱分解ガスgは、窒素ガスtととも
に、排出装置8に設けられたガス出口より排出され、系
外の排ガス燃焼装置により燃やされる。なお、この燃焼
装置には、筒体9のガス出口より排出されたガスsも一
緒に導入され、ガス温度を高められた後、直接あるい
は、排ガス処理装置を介して、筒体9の高温ガス入口1
0に循環される。
【0030】一方、固体の炭化物a’は、掻き上げ板1
2により排出装置8内に入り、装置8内をスクリュによ
り移送され、排出シュート15から冷却装置16に落下
する。その排出シュート15の下端は、上述したよう
に、冷却装置16内の水(スラリーb)により水封され
ている。
【0031】このとき、炭化物a’は軽くて疎水性であ
るため、水中に沈まず、排出シュート15が閉塞する恐
れがあるが、排出シュート15には冷却水入口管20が
設けられており、ここより冷却水cを入れ、あらかじ
め、炭化物a’を冷却するとともに水cになじませるの
で、閉塞の恐れはなくなる。また、排出シュート15に
スラリ入口管21を設け、ポンプ19により冷却装置1
6内のスラリーbを供給しているので、既に水cとなじ
んだ炭化物a’により、新たな炭化物a’を巻き込ん
で、冷却水槽16内に沈むので、上記閉塞の恐れはより
少なくなる。さらに、排出シュート15の横断面が円形
であり、前記冷却水入口管20とスラリ入口管21を、
排出シュート15の周囲接線方向に配置しているので、
冷却水cとスラリーbはシュート1内を旋回流として落
下し、シュート15内面への炭化物a’の付着を防止
し、閉塞の恐れはさらに少ない。このため、軽量で疎水
性を有する炭化物a’であっても、旋回流であるため、
この旋回流に強制的に巻き込まれて水面下に沈むことに
なり、閉塞の恐れは全く無くなることになる。
【0032】RDFから作られた炭化物a’には、塩化
物や金属が含まれているが、スラリーbが高温であるた
め、塩化物が水に溶け出しやすく塩化物の含有量が少な
い炭化物a’を得ることができる。また、金属の内、溶
出性金属(例えば、亜鉛、銅、アルミニウムなど)も水
中に溶け出すので、金属の含有量をも少なくできる。な
お、ロータリキルン1で転動されることにより、炭化物
a’が割れて細かくなっているので、塩化物や溶出性金
属を除去するのに好都合である。また、前記スラリーb
は、冷却水入口管20より冷却水cが供給されているの
で、スラリーb中の塩化物濃度が抑えられ、塩化物がス
ラリーb中に溶けやすくなっている。
【0033】このようにして、塩化物や溶出性金属を除
去された炭化物a’は、スクリュコンベヤ18により冷
却装置6から排出される。なお、細かな炭化物a’
は、スクリュコンベヤ18では排出しにくいため、循環
ポンプ19により循環されるスラリーbの一部を排出し
てその細かな炭化物a’を排出する。排出された炭化物
a’は、まだ多くの水分を有しているので、固液分離装
置により、分離し、塩化物や溶出性金属を含んだ液体は
水処理装置に送られ、炭化物a’は脱水装置や乾燥装置
に送られて水分を除去されたものとなる。
【0034】なお、炭化物a’は冷却装置16から湿式
粉砕装置へ送り、その炭化物a’をさらに細かく粉砕し
て、より完全に塩化物や溶出性金属を除去することもで
きる(特願平10−23795号参照)。
【0035】以上はロータリキルン1で間接加熱形式の
場合についてのみ説明したが、固定式連続炭化炉やバッ
チ式炭化炉を用いることも可能であるとともに、加熱形
式も間接加熱形式に限定されることもない。例えば、図
4に示すように、撹拌羽根31で被炭化物aを撹拌する
固定式連続炭化炉30においても採用し得る。図中、上
述と同一符号は同一物であり、ロータリバルブ32によ
って水槽16に密封状態で連続的に炭化物a’を送り込
む。
【0036】また、排出装置8にスクリューコンベヤの
ような強制送りのものを上下方向にして配置し、その強
制送りによって炭化物a’を強制的に下方に押し出して
冷却装置16に送り込むようにもし得る。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように炭化物をスラ
リー状(湿潤状)にして水槽内に送り込んで冷却するよ
うにしたので、炭化物が円滑に水槽内に送り込まれて円
滑に冷却される。このため、冷却途中で酸化することも
なく、高品質の炭化物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略図
【図2】同実施例の要部拡大概略図
【図3】図2の要部切断平面図
【図4】他の実施例の概略図
【符号の説明】
1 ロータリキルン 2 胴体部 3 入口側側板 4 出口側側板 5 駆動用ローラ 6 従動用ローラ 7 供給装置 8 排出装置 9 筒体 10 ガス入口 11 ガス出口 12 掻き上げ板 13 切り欠き部 14 ガス出口 15 排出シュート 16 冷却装置(水槽) 17 撹拌機 18 スクリュコンベヤ 19 ポンプ 20 冷却水入口管 21 スラリ入口管 a 被炭化物 a’ 炭化物 b スラリー c 水 g 熱分解ガス s 高温ガス t 窒素ガス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C10L 5/48 C10L 5/48 F27B 7/33 F27B 7/33 F27D 3/08 F27D 3/08 15/02 15/02 H (72)発明者 肥塚 和彦 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (56)参考文献 特開 平7−331248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10B 53/00 C10B 33/00 B09B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被炭化物を高温で加熱して炭化する炭化
    炉の排出口に前記被炭化物の炭化物の排出手段を設ける
    とともに、その排出手段に前記炭化物の冷却手段を付設
    して成る炭化炉の排出口構造であって、 上記排出手段は、その下向き排出口から下向きの管状排
    出シュートを有し、上記冷却手段は、前記排出シュート
    の下端が水没する水槽と、その排出シュートに設けられ
    上記炭化物を湿潤させてスラリー化するとともに排出シ
    ュート内の炭化物による閉塞を防止する冷却水及びスラ
    リー水を排出シュート内に供給する管とから成ることを
    特徴とする炭化炉の排出口構造。
  2. 【請求項2】被炭化物を高温で加熱して炭化する炭化炉
    の排出口に前記被炭化物の炭化物の排出手段を設けると
    ともに、その排出手段に前記炭化物の冷却手段を付設し
    て成る炭化炉の排出口構造であって、 上記排出手段は、その下向き排出口から下向きの管状排
    出シュートを有し、上記冷却手段は、前記排出シュート
    の下端が水没する水槽と、その排出シュートに設けられ
    上記炭化物を湿潤させてスラリー化するとともに排出シ
    ュート内の炭化物による閉塞を防止する水を排出シュー
    ト内に供給する管とから成り、 かつ、上記排出シュートが横断面円状であり、上記供給
    管からの水供給方向を、その排出シュートの周囲接線方
    向としたことを特徴とする炭化炉の排出口構造。
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