JP3470851B2 - 構造体相互の自動嵌合および離脱機構 - Google Patents

構造体相互の自動嵌合および離脱機構

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JP3470851B2 JP34149496A JP34149496A JP3470851B2 JP 3470851 B2 JP3470851 B2 JP 3470851B2 JP 34149496 A JP34149496 A JP 34149496A JP 34149496 A JP34149496 A JP 34149496A JP 3470851 B2 JP3470851 B2 JP 3470851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の構造体を弱
い力で嵌合および離脱を行うことができる構造体の自動
嵌合及び離脱機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、雄コネクタと雌コネクタとをスラ
イダ部材により低挿入力で嵌合する図13のような電気
コネクタ71が提案されている(実開平5−84061
号公報)。図13において、この電気コネクタ71は、
雄コネクタ72と、雄コネクタ72を収容する雌コネク
タ73と、雌コネクタ73を受け入れるコ字状の枠体7
4と、枠体74に挿着することにより雄コネクタ72と
雌コネクタ73とを嵌合させるクサビ状のスライダ75
とから成る。
【0003】図14に示す如くに、雄コネクタ72の一
側が枠体74の中に挿入されスライド突起76に係止さ
れる。雌コネクタ73のフード77が雄コネクタ72の
他側へ挿入されると共に、フード77に押されて雄コネ
クタ72が枠体74の内部へ進入し、枠体74とフード
77とが係止される(図15)。この状態で、図16に
示すように、スライダ75が雄コネクタ挿入方向と直交
する方向から枠体74へ押し込まれる。この押し込みに
より雄コネクタ72が雌コネクタ方向へ移動され、雄コ
ネクタ72と雌コネクタ73とが相嵌合される。
【0004】しかしながら、嵌合作業途中では、雄コネ
クタ72が一旦枠体74内部へ挿入され(図14)、そ
の後にフード77内部へ挿入される(図15参照)とい
う移動を行うために、雄コネクタ72の動きに無駄が多
いという欠点があった。また、雄コネクタ72と雌コネ
クタ73との嵌合を離脱させる場合には、スライダ75
がその形状により何の役にも立たないから、離脱作業の
手間の割には作業が困難であり、これを無理に行うと誤
作業が発生して枠体74等が破損する恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、スライダ部材だけの移動により一方と他方の構
造体の嵌合および離脱を簡単に行うことができる構造体
相互の自動嵌合及び離脱機構を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、相互に嵌合される一対の構造体と、一
方の構造体に移動自在に挿着されるスライド部材とから
成り、前記スライド部材には嵌合用駆動斜面、及び離脱
用駆動斜面を形成し、他方の構造体には嵌合用受動
及び離脱用受動面を有する操作腕を突設し、前記一方
の構造体には前記操作腕に対する挿通孔を形成し、 前
記一対の構造体の嵌合が、移動する前記スライド部材の
嵌合用駆動斜面と、前記一方の構造体の挿通孔から突出
させた前記操作腕の嵌合用受動斜面との摺動により行わ
れるように構成し、また、嵌合された前記一対の構造体
の離脱が、移動する前記スライド部材の離脱用駆動斜面
と、前記挿通孔から突出された前記操作腕の離脱用受動
斜面との摺動により行われるように構成した構造体相互
の自動嵌合および離脱機構を基本とする(請求項1)。
前記スライド部材を前記一方の構造体の上壁面に載置し
たときに、上壁面から離脱用駆動斜面までの距離と、上
壁面から嵌合用駆動斜面までの距離とが異なるように形
成し、嵌合された前記一対の構造体の離脱が、移動する
前記スライド部材の離脱用駆動斜面と、前記挿通孔から
突出された前記操作腕の離脱用受動面との摺動により
行われる構造体相互の自動嵌合および離脱機構も同時に
採用する(請求項2)。前記スライド部材が、前記挿通
孔から前記操作腕を該スライド部材側へ引き出す方向
前記嵌合用駆動斜面、及び引き出す方向と反対方向
記離脱用駆動斜面を有し、該スライド部材を前記一方の
構造体の外壁面に係止するための係止部と、該スライド
部材を該挿通孔へ導くための案内部とを有し、該一方の
構造体が、該係止部に対する係止突起部と、該案内部に
対するガイドレールとを外壁面に有する構造体相互の自
動嵌合および離脱機構も有効である(請求項3)。前記
他方の構造体の前記操作腕には、前記挿通孔から操作
腕を前記スライド部材側へ引き出す方向前記嵌合用受
動斜面、及び引き出す方向と反対方向前記離脱用受動
斜面を有し、該嵌合用受動斜面及び該離脱用受動斜面を
平行に配置した構造体相互の自動嵌合および離脱機構も
併せて採用する(請求項4)。
【0007】請求項1及び2によれば、スライド部材が
一方の構造体を自由に移動する。スライド部材が嵌合用
駆動斜面と離脱用駆動斜面とを有する。他方の構造体に
突設された操作腕が嵌合用受動面と離脱用受動面とを有
する。操作腕が一方の構造体に形成された挿通孔を通
る。移動するスライド部材の嵌合用駆動斜面と、挿通孔
から突出させた操作腕の嵌合用受動面とが摺動すること
により、一対の構造体が相互に嵌合する。また、移動す
るスライド部材の離脱用駆動斜面と、挿通孔から突出さ
れた離脱用受動斜面とが摺動することにより、嵌合され
た一対の構造体が離脱する。
【0008】請求項3によれば、嵌合用駆動斜面が挿通
孔から操作腕をスライド部材側へ引き出す方向を向くと
共に、離脱用駆動斜面が操作腕を引き出す方向と反対方
向を向いているから、嵌合用駆動斜面と離脱用駆動斜面
との面がそれぞれ反対向きである。また、嵌合用駆動斜
面と離脱用駆動斜面とが平行である。係止部と係止突起
部とが係合してスライド部材が一方の構造体の外壁面に
係止する。案内部がガイド部に導かれてスライド部材が
挿通孔へ案内される。
【0009】請求項4によれば、離脱用受動斜面が挿通
孔から操作腕をスライド部材側へ引き出す方向を向くと
共に、嵌合用受動斜面が操作腕を引き出す方向と反対方
向を向いているから、離脱用受動斜面と嵌合用受動斜面
との面がそれぞれ反対向きである。また、嵌合用受動斜
面と離脱用受動斜面とが平行である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態の具体例
を図面を参照して説明する。本実施例では、一対の構造
体として一方をジャンクションブロック(以下、JBと
いう)、他方を雄コネクタ(以下、コネクタという)を
使用する場合を説明するが、一対の構造体の組み合わせ
はその他にも可能である。図1〜図9は本発明に係る構
造体相互の自動嵌合及び離脱機構を示すものである。
【0011】図1において、この自動嵌合及び離脱機構
は、相互に嵌合されるJB1及びコネクタ2と、JB1
の上壁面41aを移動自在なスライド部材3と、コネク
タ2に突設された操作腕4とを含み、移動するスライド
部材3に形成された嵌合用駆動斜面11及び離脱用駆動
斜面12と、操作腕4に設けられた嵌合用受動斜面31
及び離脱用受動斜面32とを摺動させてJB1とコネク
タ2との嵌合および離脱を行う機構である。
【0012】スライド部材3は、図2及び図3に示す如
くに、ほぼコ字状の主体部10の相対向する両側壁10
a,10bに嵌合用駆動斜面11と離脱用駆動斜面12
とを形成し、両側壁10a,10bの間にレール13を
設け、両側壁10a,10bの相対向しない外面に係止
部14と案内部15とを有するものである。
【0013】離脱用駆動斜面12が主体部10の左側壁
10aに下部から切り欠かれて形成され、嵌合用駆動斜
面11が主体部10の右側壁10bに上部から切り欠か
れて形成され、嵌合用駆動斜面11と離脱用駆動斜面1
2とが平行になるように設定されている。また、JB1
の上壁面41aに載置した場合に、離脱用駆動斜面12
までの距離と、嵌合用駆動斜面11までの距離とが距離
hだけ異なる。係止部14は両側壁10a,10bの外
面にそれぞれ反対方向へ伸びる係止腕14aである。案
内部15は各係止腕14aの先端部にスライド部材3の
移動方向へ設けられた案内ガイド15aである。
【0014】JB1は、図4に示すように、矩形状の本
体部41にコネクタ2を収容する挿着穴42と、後述す
る操作腕4の進退を許容する挿通孔43と、上壁面41
aに突設されてスライド部材3を仮係止および本係止す
る仮係止突起44および本係止突起45と、上壁面41
aに突設されてスライド部材3の移動を制御する一対の
ガイドレール46,46とを有する。ガイドレール46
が断面L状に形成され、ガイドレール46の溝部46a
が相対向している。一対のガイドレール46,46の延
長上で、その間に挿通孔43が形成されている。ガイド
レール46の間には、挿通孔43側から本係止突起45
と仮係止突起44とがそれぞれ配置されている。なお、
仮係止突起44および本係止突起45をJB1の上壁面
41aと一体に形成すれば、JB1の部品点数を減らす
ことができるので好ましい。
【0015】コネクタ2は、図1のように、多数の端子
収容室22を区画形成したハウジング本体21と、ハウ
ジング本体21に突設された操作腕4と、操作腕4の突
出方向と反対方向へ突設された把手23とから成る。操
作腕4は、図5及び図6に示す如くに、柱状の基部30
の先端面30aに相対向する一対の起立壁33a,33
bを突設し、左側起立壁33aを上部から切り欠いて離
脱用受動斜面32を形成し、右側起立壁33bの左側起
立壁33a側に離脱用受動斜面32と平行な嵌合用受動
斜面31を有する傾斜壁34を設けると共に、傾斜壁3
4の嵌合用受動斜面31を下方に向けて配置し、傾斜壁
34の上部に左側起立壁33a方向へ伸びる庇部35を
突設したものである。嵌合用受動斜面31と離脱用受動
斜面32との面が互いに反対向きに配置されている。庇
部35は離脱用受動斜面32の上方には架からないよう
に設けられている。一対の起立壁33a,33bの間に
は、スライド部材3のレール13を受け入れる挿入空間
36が形成されている。
【0016】次に、スライド部材3を用いて (1) コネクタ2をJB1に嵌合する場合 (2) 嵌合後にJB1からコネクタ2を離脱させる場合 をそれぞれ説明する。
【0017】(1) コネクタ2をJB1に嵌合する場合 先ず第一に、図7の如くに、コネクタ2に雌端子6が挿
入されると共に、JB1に雄端子7が挿入される。操作
腕4の嵌合用受動斜面31の上端31aがスライド部材
3の嵌合用駆動斜面11の下端11aに一致する(以
下、この状態を操作腕4の仮係止状態という)ように、
JB1の挿通孔43に操作腕4が挿着穴42側から挿入
される。
【0018】第二に、スライド部材3の案内ガイド15
aをJB1のガイドレール46の溝部46aから差し込
んだ後に、図8に示すように、スライド部材3がコネク
タ2の挿通孔43へ向けて押し込まれる。離脱用駆動斜
面12の下端12a、嵌合用駆動斜面11の下端11
a、およびレール13の先端13aがそれぞれ挿通孔4
3の周縁43aに到達すると、スライド部材3の係止腕
14aが仮係止突起44に係合する。これにより、スラ
イド部材3がJB1に仮係止される。
【0019】第三に、スライド部材3の仮係止状態か
ら、図9のように、スライド部材3がガイドレール46
(図7参照)に沿ってX方向へ押し込まれると、係止腕
14aと仮係止突起44との係合が解除されると共に、
嵌合用駆動斜面11の下端11aが嵌合用受動斜面31
の上端31aに突き当たる。
【0020】更にスライド部材3をX方向へ押し込む
と、嵌合用駆動斜面11が嵌合用受動斜面31を摺動す
る。それと共に、作用・反作用により嵌合用受動斜面3
1が嵌合用駆動斜面11から外力Fを受けて操作腕4が
Y方向へ徐々に移動し、またレール13が挿入空間36
(図5参照)に進入し始める。これにより、操作腕4が
挿通孔43から徐々に引き出され、コネクタ2が挿着穴
42に次第に進入する。
【0021】最後に、係止腕14aが本係止突起45に
係合してスライド部材3がJB1に本係止されると、図
10に示すように、レール13が挿入空間36(図5参
照)内に完全に収容されると共に、操作腕4が挿通孔4
3から自動的に引き出され、コネクタ2が挿着穴42内
に収まる。これにより、嵌合用駆動斜面11と嵌合受動
斜面31とが当接した状態でJB1の雄端子7とコネク
タ2の雌端子6とが電気的に接続される。なお、JB1
とコネクタ2との嵌合時に離脱用駆動斜面12と離脱用
受動斜面32とは接触することはない。
【0022】(2) 嵌合後にJB1からコネクタ2を離脱
させる場合 先ず最初に、図10に示す如くに、スライド部材3が
X′方向へ引き出されると、係止腕14aと本係止突起
45との本係止状態が解離されると共に、JB1内の雄
端子7とコネクタ2内の雌端子6との電気的接続が断絶
される。そして、嵌合用駆動斜面11と嵌合用受動斜面
31とが離れ、離脱用駆動斜面12と離脱用受動斜面3
2とが突き当たる。
【0023】更にスライド部材3をX′方向へ引き出す
と、図11のように、離脱用駆動斜面12が離脱用受動
斜面32を摺動する。それと共に、離脱用受動斜面32
が、作用・反作用により離脱用駆動斜面12からの外力
F′を受け、操作腕4がY′方向へ(挿通孔43内へ)
徐々に引き込まれる。これにより、コネクタ2が挿着穴
42から次第に離脱し始める。
【0024】図12の如くに、係止腕14aが仮係止突
起44に係合してスライド部材3がJB1に仮係止され
ると、離脱用受動斜面32の上端32aと離脱用駆動斜
面12の下端12aとが接触した状態になる。この時、
操作腕4が自動的に完全に挿通孔43に引き込まれ、離
脱用受動斜面32と離脱用駆動斜面12とが接触してい
ない、即ち前述した操作腕4の仮係止状態にコネクタ2
が到る。
【0025】この操作腕4の仮係止状態で、コネクタ2
を挿着穴42から引き出せば、JB1からコネクタ2が
完全に離脱する。なお、離脱途中状態では、嵌合用駆動
斜面11と嵌合用受動斜面31とが接触することはな
い。
【0026】従って、スライド部材3をコネクタの操作
腕4へ押し込んだり、又は引き出したりすることによ
り、JB1とコネクタ2との嵌合又は離脱が簡単に行う
ことができる。これにより、従来に比べてJB1とコネ
クタ2との嵌合又は離脱の作業が単純化される。また、
スライド部材3をJB1に係止する仮係止突起44およ
び本係止突起45がJB1に一体形成されることによ
り、従来に比較して部品点数の削減、および製造コスト
の削減が達成することができる。更に、JB1とコネク
タ2との嵌合又は離脱がスライド部材3の移動だけで行
われるから、嵌合又は離脱の作業が弱い力で行うことが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上の如くに、本発明の請求項1によれ
ば、嵌合作業時においては、スライド部材が一方の構造
体を移動することにより、スライド部材の嵌合用駆動斜
面と、挿通孔から突出された操作腕の嵌合用受動斜面と
が摺動し、一対の構造体が相互に嵌合されるから、スラ
イド部材の移動だけで一対の構造体の嵌合が自動的かつ
簡単に行われる。また、摺動が嵌合用駆動斜面と離脱用
受動斜面との接触により行われるから、嵌合作業時に生
じる力が面全体に分散される。これにより、従来に比較
して、嵌合作業がより弱い力で行うことができる。ま
た、離脱作業時においては、スライド部材が一方の構造
体を移動することにより、スライド部材の離脱用駆動斜
面と、挿通孔から突出した操作腕の離脱用受動斜面とが
摺動し、嵌合された一対の構造体が離脱されるから、ス
ライド部材の移動だけで嵌合された一対の構造体の離脱
が自動的かつ簡単に行われる。また、摺動が離脱用駆動
斜面と離脱用受動斜面との接触により行われるから、離
脱作業時に生じる力が面全体に分散される。これによ
り、従来に比較して、離脱作業がより弱い力で行うこと
ができる。従って、嵌合及び離脱作業が従来より単純化
される。
【0028】請求項2によれば、スライド部材が一方の
構造体を移動することにより、スライド部材の離脱用駆
動斜面と、挿通孔から突出した操作腕の離脱用受動斜面
とが摺動し、嵌合された一対の構造体が離脱されるか
ら、スライド部材の移動だけで嵌合された一対の構造体
の離脱が自動的かつ簡単に行われる。これにより、従来
に比較して、離脱作業がより弱い力で行うことができ
る。また、摺動が離脱用駆動斜面と離脱用受動斜面との
接触により行われるから、離脱作業時に生じる力が面全
体に分散される。これにより、従来に比較して、離脱作
業がより弱い力で行うことができる。従って、離脱作業
も従来より単純化される。
【0029】請求項3及び4によれば、嵌合用駆動斜面
と離脱用受動斜面とが、挿通孔から操作腕を引き出す方
向を向くと共に、離脱用駆動斜面と嵌合用受動斜面と
が、操作腕を引き出す方向と反対方向を向いているか
ら、一対の構造体の嵌合時に、移動するスライド部材の
嵌合用駆動斜面が、挿通孔から突出させた操作腕の嵌合
用受動斜面を操作腕の引き出し方向へ自動的に引っ張
る。
【0030】また、嵌合された一対の構造体の離脱時
に、移動するスライド部材の離脱用駆動斜面が、挿通孔
から突出した操作腕の離脱用受動斜面を操作腕の引き出
し方向と反対方向へ自動的に引っ張る。これにより、ス
ライド部材の移動により、嵌合作業時には他方の構造体
が一方の構造体へ引っ張られ、また離脱時には他方の構
造体が一方の構造体から引き離される。従って、スライ
ド部材の移動だけで、一対の構造体の嵌合及び離脱作業
が簡単かつ自動的に行われる。
【0031】更に、係止突起部と一方の構造体とを一体
成形すれば、従来に比べて部品点数が削減されると共
に、製作コストが低減される。その上、スライド部材の
移動方向が案内部とガイド部とによって制御された一方
向のみであるら、スライド部材用の金型の作製コスト
が単純かつ安値に抑えることができる。
【0032】その上更に、一対の構造体の嵌合時には嵌
合用駆動斜面と嵌合用受動斜面とが使用され、また嵌合
された一対の構造体の離脱時には離脱用駆動斜面と離脱
用受動斜面とが用いられるから、嵌合と離脱作業とによ
って、各斜面が使い分けられる。これにより、一対の構
造体の嵌合作業が確実に行うことができ、また嵌合され
た一対の構造体の離脱作業も確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造体相互の自動嵌合及び離脱機
構の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】スライド部材の拡大斜視図である。
【図3】スライド部材の三面図を示し、(a)は平面図
であり、(b)は側面図であり、(c)は正面図であ
る。
【図4】JB(ジャンクションブロック)の三面図を示
し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、
(c)は正面図である。
【図5】他方のコネクタに突設された操作腕の先端の拡
大斜視図である。
【図6】図5の三面図を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図であり、(c)は正面図である。
【図7】スライド部材を用いてJBとコネクタとを嵌合
する場合の嵌合前の状態を示す説明図である。
【図8】嵌合直前の状態を示す説明図である。
【図9】嵌合途中の状態を示す説明図である。
【図10】嵌合後の状態を示す説明図である。
【図11】スライド部材を用いて、嵌合されているJB
とコネクタとを離脱する場合の離脱途中の状態を示す説
明図である。
【図12】離脱後の状態を示す説明図である。
【図13】従来の電気コネクタを示す斜視図である。
【図14】スライダを用いて雄と雌コネクタとを嵌合さ
せる場合の嵌合前の状態を示す説明図である。
【図15】嵌合途中の状態を示す説明図である。
【図16】嵌合後の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 JB(ジャンクションブロック) 2 コネクタ 3 スライド部材 4 操作腕 11 嵌合用駆動斜面 12 離脱用駆動斜面 14 係止部 15 案内部 31 嵌合用受動斜面 32 離脱用受動斜面 43 挿通孔 44 仮係止突起 45 本係止突起 46 ガイドレール

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌合される一対の構造体と、一方
    の構造体に移動自在に挿着されるスライド部材とから成
    り、 前記スライド部材には嵌合用駆動斜面、及び離脱用駆動
    斜面を形成し、他方の構造体には嵌合用受動面及び離
    脱用受動面を有する操作腕を突設し、前記一方の構造
    体には前記操作腕に対する挿通孔を形成し、 前記一対の構造体の嵌合が、移動する前記スライド部材
    の嵌合用駆動斜面と、前記一方の構造体の挿通孔から突
    出させた前記操作腕の嵌合用受動斜面との摺動により行
    われるように構成し、 また、嵌合された前記一対の構造体の離脱が、移動する
    前記スライド部材の離脱用駆動斜面と、前記挿通孔から
    突出された前記操作腕の離脱用受動斜面との摺動により
    行われるように構成した ことを特徴とする構造体相互の
    自動嵌合および離脱機構。
  2. 【請求項2】 前記スライド部材を前記一方の構造体の
    上壁面に載置したときに、上壁面から離脱用駆動斜面ま
    での距離と、上壁面から嵌合用駆動斜面までの距離とが
    異なるように形成し、 嵌合された前記一対の構造体の離脱が、移動する前記ス
    ライド部材の離脱用駆動斜面と、前記挿通孔から突出さ
    れた前記操作腕の離脱用受動面との摺動により行われ
    ることを特徴とする請求項1記載の構造体相互の自動嵌
    合および離脱機構。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材が、前記挿通孔から前
    記操作腕を該スライド部材側へ引き出す方向前記嵌合
    用駆動斜面、及び引き出す方向と反対方向前記離脱用
    駆動斜面を有し、該スライド部材を前記一方の構造体の
    外壁面に係止するための係止部と、該スライド部材を該
    挿通孔へ導くための案内部とを有し、 該一方の構造体が、該係止部に対する係止突起部と、該
    案内部に対するガイドレールとを外壁面に有することを
    特徴とする請求項1及び2記載の構造体相互の自動嵌合
    および離脱機構。
  4. 【請求項4】 前記他方の構造体の前記操作腕には、前
    記挿通孔から操作腕を前記スライド部材側へ引き出す
    方向前記嵌合用受動斜面、及び引き出す方向と反対方
    前記離脱用受動斜面を有し、該嵌合用受動斜面及び
    該離脱用受動斜面を平行に配置したことを特徴とする請
    求項1及び2記載の構造体相互の自動嵌合および離脱機
    構。
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