JP3470181B2 - 乗り物酔い防止具 - Google Patents

乗り物酔い防止具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、首に巻き付けて頭
部を固定することにより乗り物酔いを防止できるように
した乗り物酔い防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】乗り物酔いする人にとっては、楽しかる
べき旅行も苦痛となり、吐き気、頭痛その他不快な気分
に襲われる。通常は酔い止めの薬を飲んで対処している
が、つい飲み忘れたり、飲んでも効かない場合があった
りして万全ではない。乗り物酔いは、体質的・生理的に
酔い易い人ばかりでなく、普段酔わない人でも時には酔
ってしまうことがある。例えば、体調の悪い時や疲労の
激しい時、走行中の車の中で読書をしたり、地図を見た
りしているような時である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗り物酔いの原因は、
肉体的な面即ち平衡感覚を司る三半規管、動体を見る時
の視覚神経、首の筋力等が深く関与しているとされ、又
乗り物の揺れに対して頭部を安定的に保持できないと酔
い易いことが医学的に解明されている。従って、頭部を
何らかの形で固定すれば乗り物酔いを防止できることに
なる。しかしながら、そのような頭の固定具は従来存在
せず、理論的には分かっていても実践できないのが現状
である。いわゆる鞭打ち症の矯正具を代用するといって
も、これは硬質材料で形成されていて首へのフィット感
が悪く、形状が大きくて着用時の体裁も悪く、外した時
の持ち運びに不便であり、乗り物酔い防止具の代用品と
して到底使用に耐えるものではない。
【0004】本発明は、このような従来の事態に鑑みな
されたもので、柔らかい材質で形成されていて首へのフ
ィット感が良く、形状が小さくて着用時の体裁も良く、
しかも携帯に便利な乗り物酔い防止具を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段として、本発明は、首に巻く布製のベルト本体
と、このベルト本体に一端部が縫着された布製のカバー
体とを備え、前記ベルト本体は一端部にファスナーが取
り付けられて他端部に止着できるようにすると共に、ベ
ルト本体の座屈を防止するための形状記憶合金製部材が
ベルト本体の中央部を挟む両側に取り付けられ、前記カ
バー体は他端部に面ファスナーが取り付けられてベルト
本体に止着できるようにした乗り物酔い防止具を要旨と
する。又、その乗り物酔い防止具において、ベルト本体
は、メッシュ時とタオル地とを合わせた二重構造とし、
首に巻いた時に顎に当たる部分は、下向きに湾曲させて
高さを低く形成した構成、カバー体は、メッシュ地と表
面に遠赤外線部材を水玉模様状に付着させた薄地とを合
わせた二重構造とし、そのメッシュ地と薄地との間に冷
やし剤を出し入れできるポケットを形成した構成、ベル
ト本体を首に巻いた時に、複数の形状記憶合金製部材が
首の両側部にほぼ上下方向に位置してそれぞれ横に並設
された構成、カバー体をベルト本体に止着した時に、ポ
ケットが首の後部分に位置するように形成した構成、を
要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を添付図面に基づいて詳説する。図1は、本発明に係
る乗り物酔い防止具を示すもので、(イ) は外面図、(ロ)
は内面図であり、1は首に巻く布製のベルト本体であっ
て、外面側のメッシュ地1aと内面側のタオル地1bと
を合わせた二重構造とし、周縁部を縫着一体化して縁取
り1cしてある。
【0007】このベルト本体1は首に巻き付けるのに充
分な長さと高さ(幅)を有し、顎に当たる上縁中央部1
dは下向きに湾曲させて高さを低く形成してある。
【0008】又、ベルト本体1の内面側即ちタオル地1
b側の一方の端部には面ファスナー2を取り付け、外面
側即ちメッシュ地1a側の中央部を挾む両側には面ファ
スナを貼り付ける係合布地3、4をそれぞれ縫い付け、
これらの係合布地3、4とメッシュ地1aとの間に伸長
状態を記憶させた細板状の形状記憶合金製部材5、6を
それぞれ3本ずつほぼ上下方向をなして横に並設してあ
る。
【0009】7はカバー体であり、外面側のメッシュ地
7aと内面側の薄地7bとを合わせた二重構造とし、周
縁部を縫着一体化して縁取り7cしてあり、薄地7bの
表面には図1(ロ) のように温熱効果を発揮する遠赤外線
部材8を水玉模様状に付着させてある。又、薄地7bと
メッシュ地7aとの間は冷やし剤(図略)を出し入れで
きるポケット9を設け、薄地7bの上縁中央部を下向き
に湾曲させて縁取り9aを施すことによりポケット9の
出し入れ口としてある。
【0010】このカバー体7は、所要の長さと高さ
(幅)を有し、高さは前記ベルト本体1とほぼ同じにし
てあり、図1(イ) に示すように一方の端部を前記ベルト
本体1の外面側における係合布地4の端部付近に縫着し
て取り付け、他方の端部の内面側即ち薄地7b側には面
ファスナー10を取り付けてある。
【0011】上記のように構成された乗り物酔い防止具
を使用するには、先ず図2に示すようにベルト本体1を
首に巻くと共に、首の後で前記面ファスナー2を係合布
地4の端部に止着して首に固定する。この時、下向きに
湾曲した上縁中央部1dが顎の下に当たるようにする。
【0012】次に、垂れ下がったカバー体7を、図3の
ように首の後に回して前記面ファスナー10を係合布地
3の端部に止着して固定する。
【0013】このようにして、乗り物酔い防止具を図4
(イ) に示すように首に巻き付けて取り付けることがで
き、乗り物の揺れに対して頭部をしっかり固定すること
から乗り物酔いを未然に防止することができる。
【0014】この場合、ベルト本体1のタオル地1bが
首に接触しているため膚触りが良好であり、低く形成さ
れた上縁中央部1dが顎の下に当たっているため窮屈な
圧迫感を受けることもなく、その装着感は極めて快適で
ある。又、外観は包帯を巻いている程度にしか見えない
ため、大げさな感じを与えず体裁が良い。
【0015】図4(ロ) のように、3本の細板状形状記憶
合金製部材5及び6が首の両側にほぼ上下方向をなして
位置しているため、全体が柔らかい部材で形成されてい
るにも拘らず、座屈等の変形が未然に防止されて保形性
能に優れている。このため、乗り物酔い防止機能を充分
発揮することができる。
【0016】図4(ハ) のように、前記水玉模様状の遠赤
外線部材8が首の後部分に位置するため、装着中に体温
により次第に温かくなって温熱効果を発揮し、心地好い
気分にすることができる。又、夏の暑い時又は乗り物内
が暖房等で暑すぎるような時には、前記ポケット9内に
市販されている冷やし剤のパック(冷蔵庫で冷やすと凍
る)を入れておけば、首の後部分を冷やして快適な気分
にすることが可能である。
【0017】更に、全体が布製であって軽いため長時間
装着していても疲れを感じることはなく、しかもメッシ
ュ地を多く採用してあるため空気の通りが良く、汗をか
いたりむれたりすることはない。
【0018】使用後は、手を後に回してカバー体7の端
部を掴んで面ファスナー10を係合布地3から剥がすと
共に、ベルト本体1の端部を掴んで面ファスナー2を係
合布地4から剥がせば、乗り物酔い防止具を首から簡単
に外すことができる。
【0019】外した後は、小さく折り畳むことができる
ので携帯に便利であり、携帯中或は保管時に例え形状記
憶合金製部材5、6が押し潰されて曲がったとしても、
所定の加熱手段により容易に元通りに復元させることが
できる。又、汚れた場合には洗濯することも可能である
から、清潔に保持することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による乗り
物酔い防止具は、首に巻いて頭部を固定することにより
乗り物酔いを防止することができ、柔らかい材質で形成
されていて首へのフィット感が良く、形状が小さくて着
用時の体裁も良く、しかも携帯に便利である等の優れた
効果を奏する。又、着脱が簡単にできて取り扱いが容易
であり、遠赤外線部材による温熱効果、冷やし材による
冷却効果、メッシュ地による通気効果を期待することが
でき、軽量のため疲れず長時間の装着が可能である等の
実用上優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗り物酔い防止具の実施の形態を
示すもので、(イ) は拡げた時の外面図、(ロ) は内面図で
ある。
【図2】ベルト本体を首に巻き付ける時の状態を示す斜
視図である。
【図3】カバー体を止着した時の状態を示す斜視図であ
る。
【図4】乗り物酔い防止具の装着状態を示すもので、
(イ) は正面図、(ロ) は側面図、(ハ) は背面図である。
【符号の説明】
1…ベルト本体 2…面ファスナー 3、4…係合布地 5、6…形状記憶合金製部材 7…カバー体 8…遠赤外線部材 9…ポケット 10…面ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−24061(JP,A) 実開 昭59−127617(JP,U) 実開 平2−131428(JP,U) 実開 平2−65911(JP,U) 実開 平1−107353(JP,U) 実開 平2−114028(JP,U) 実開 平1−93013(JP,U) 実開 昭48−27688(JP,U) 実開 昭60−17755(JP,U) 英国特許412974(GB,B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/12 A61F 5/00 - 5/12 A61F 7/08 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首に巻く布製のベルト本体と、このベル
    ト本体に一端部が縫着された布製のカバー体とを備え、
    前記ベルト本体は一端部にファスナーが取り付けられて
    他端部に止着できるようにすると共に、ベルト本体の座
    屈を防止するための形状記憶合金製部材がベルト本体の
    中央部を挟む両側に取り付けられ、前記カバー体は他端
    部に面ファスナーが取り付けられてベルト本体に止着で
    きるようにした乗り物酔い防止具。
  2. 【請求項2】ベルト本体は、メッシュ地とタオル地とを
    合わせた二重構造とし、首に巻いた時に顎に当たる部分
    は、下向きに湾曲させて高さを低く形成した請求項1記
    載の乗り物酔い防止具。
  3. 【請求項3】カバー体は、メッシュ地と表面に遠赤外線
    部材を水玉模様状に付着させた薄地とを合わせた二重構
    造とし、そのメッシュ地と薄地との間に冷やし剤を出し
    入れできるポケットを形成した請求項1又は2記載の乗
    り物酔い防止具。
  4. 【請求項4】ベルト本体を首に巻いた時に、複数の形状
    記憶合金製部材が首の両側部にほぼ上下方向に位置して
    それぞれ横に並設された請求項1又は2又は3記載の乗
    り物酔い防止具。
  5. 【請求項5】カバー体をベルト本体に止着した時に、ポ
    ケットが首の後部分に位置するように形成した請求項1
    又は2又は3又は4記載の乗り物酔い防止具。
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