JP3057243U - 帽子の汗取り脂取りを目的としたシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面に落ちる汗を防止するだけでなく、帽子
の内面、即ち、裏面を汗や脂から保護する帽子の汗取り
脂取りシートを開発することにある。 【解決手段】 アクリル９０％、ポリエステル１０％で
構成された超極細鋭角断面アクリル系不織布を素材とし
たシート材（１）であって、前方付近は左右端より中央
に向けて緩い傾斜を形成し、左右端部には突起（２）を
有し、後方はほぼ半円形（３）に形成したことを特徴と
する汗取りシート。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、帽子の汗取り脂取りを目的としたシートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、帽子は、日差しから頭部、目を保護し、日射病等から身体を守るもので あるが、帽子の内部では高温となりムレたり、また頭部からの汗や、頭脂等や整 髪料が帽子に付着するものであり、不快であるとともに、不衛生であった。

【０００３】 しかし、頭部からの発汗に対処するため、紙製の汗取りシートを帯状に折り畳 み、帽子の周囲に挟み、汗が顔面に垂れ落ちるのを防止するものは存在した。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、顔面に落ちる汗を防止するだけでなく、帽子の内面、即 ち、裏面を汗や脂から保護する帽子の汗取り脂取りシートを開発することにある 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこでこの考案は、市販の高い吸収性能を有するシートを利用することにより 、帽子の内面、即ち、裏面全体を覆い、汗や脂を同時吸収するとともに、帽子の 内面、即ち裏面を保護し、ムレを防止する帽子の汗取り脂取りシートである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

そこで本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、アクリル９０％、ポリ エステル１０％で構成された超極細鋭角断面アクリル系不織布（染加工を施した ）を素材としたシート材（１）であって、前方付近は左右端より中央に向けて緩 い傾斜を形成し、左右端部には突起（２）を有し、後方はほぼ半円形（３）に形 成したことを特徴とする汗取り脂取りシートからなるものである。

【０００７】 尚、突起（２）のそれぞれ後端は、半円形（３）に向けて切り込み（４）を設 けてもよく、そして、このシート材（１）は、商標『シャレリア』（旭化成工業 株式会社製）の不織布であり、この不織布は、特殊構造による高い吸収性能を有 しており、シート材（１）の前方付近ならびに突起（２）を帽子（Ｘ）内部の額 が当たる部分に広がるように設けるものである。

【０００８】

【考案の効果】

この考案によると、帽子の内部に、シート材で覆うことにより、帽子の生地を 頭部の汗や頭脂等より保護でき、シート材が超極細鋭角断面アクリル系不織布か らなるため、汗を吸収できる等極めて有益なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す平面である。

【図２】この考案の使用状態を示す底面図である。

【符号の説明】

１ シート材 ２ 突起 ３ 半円形 ４ 切り込み Ｘ 帽子

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】アクリル９０％、ポリエステル１０％で構
   成された超極細鋭角断面アクリル系不織布を素材とした
   シート材（１）であって、前方付近は左右端より中央に
   向けて緩い傾斜を形成し、左右端部には突起（２）を有
   し、後方はほぼ半円形（３）に形成したことを特徴とす
   る汗取りシート。