JP3468667B2 - 表示制御装置および表示装置 - Google Patents

表示制御装置および表示装置

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JP3468667B2 JP21681197A JP21681197A JP3468667B2 JP 3468667 B2 JP3468667 B2 JP 3468667B2 JP 21681197 A JP21681197 A JP 21681197A JP 21681197 A JP21681197 A JP 21681197A JP 3468667 B2 JP3468667 B2 JP 3468667B2
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VRAM等の画
像メモリに書き込まれた画像データ(階調データ)に基
づいて、液晶表示装置等の各表示ドットにおける表示階
調を制御する表示制御装置、および、該表示制御装置を
具備する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の表示装置の構成例を示す
ブロック図である。この図において、液晶表示パネル
(以下、「LCDパネル」と称する)1の画面サイズ
は、横320×縦240ピクセルであり、各ピクセル
は、赤(R),G(緑),B(青)の3ドットから構成
される。また、VRAM等のICメモリで構成される画
像データ記憶部3aの記憶容量は、320×240×3
×4=921,600ビット=115,200バイトで
あり、LCDパネル1の各表示ドット(320×240
×3ドット)に対応して、それぞれ、4ビットの階調デ
ータが割り当てられている。これにより、LCDパネル
1の各表示ドットにおいて、16階調、すなわち、(0
000)2 〜(1111)2 の階調表示が可能である。
なお、図9では、画像データ記憶部3aは、画面切替処
理を行うため、表画面用と裏画面用との2つが設けられ
ている。ドライバー102は、コントローラ105から
クロックに同期して階調データ(DA)が入力される
と、LCDパネル1上に順次対応する表示ドットを、該
階調データが示す階調表示となるように駆動する。
【0003】このような構成において、CPU・4は、
任意の画像データ(1画面分の階調データ)を画像デー
タ記憶部3aに書き込む。一方、コントローラ105
は、所定のフレーム信号(1/150秒間隔のパルス信
号)が入力される度に、画像データ記憶部3a内の階調
データを先頭アドレスから順次読み出し、読み出した各
階調データを、そのアドレスと共に、ドライバー102
に転送する。ドライバー102は、転送されたアドレス
に対応する表示ドットを、一緒に転送された階調データ
が示す階調表示となるように駆動する。上記フレーム信
号が入力される度に、以上の処理が繰り返されることに
より、CPU・4により書き込まれた画像データに対応
する画像がLCDパネル1上に表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の表示装置において、コントローラ105は、フレー
ム信号が入力される度に、画像データ記憶部3a内の全
ての階調データを読み込み、該読み込んだ全ての階調デ
ータをドライバー102へ転送するので、LCDパネル
1の画面サイズが大きい場合(例えば、図9に示す例の
ように、横320×縦240ピクセル等の場合)には、
画像データ記憶部3aとコントローラ105との間、お
よび、コントローラ105とドライバー102との間の
データ転送量が非常に大きくなる。その結果、従来の表
示装置では、該データ転送にかかる消費電流が非常に大
きい、という課題があった。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、画像メモリと表示手段との間のデータ転送量
を小さくすることにより、該データ転送にかかる消費電
流を低く抑えることができる表示制御装置および表示装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の表示ド
ットから構成される表示手段の各表示ドットに対応し
て、該表示ドットの表示階調を示す階調情報を記憶する
階調情報記憶手段と、前記階調情報記憶手段の記憶領域
を複数の領域に分割した領域である分割領域について、
各分割領域内に記憶された階調情報の少なくとも1つ以
上が中間階調である場合に所定値を示す有無情報を、各
分割領域に対応して記憶する有無情報記憶手段と、前記
階調情報記憶手段に記憶された階調情報に基づいて、前
記有無情報記憶手段に、前記有無情報を書き込む有無情
報書込手段と、前記有無情報記憶手段に記憶された有無
情報に基づいて、前記階調情報記憶手段を構成する分割
領域の中から、記憶された階調情報の少なくとも1つ以
上が中間階調である分割領域のみを検出する検出手段
と、前記検出手段が検出した分割領域から、中間階調で
ある階調情報のみを読み込み、出力する階調情報読出手
段と、前記階調情報読出手段が出力した階調情報を記憶
すると共に、該記憶した階調情報に基づいて、該階調情
報に対応する表示ドットを、該階調情報が示す表示階調
で駆動表示する駆動手段とを具備することを特徴とす
る。これにより、本発明によると、有無情報書込手段
は、階調情報記憶手段に記憶された階調情報に基づい
て、有無情報記憶手段に、有無情報を書き込む。そし
て、検出手段は、有無情報記憶手段に記憶された有無情
報に基づいて、階調情報記憶手段を構成する分割領域の
中から、記憶された階調情報の少なくとも1つ以上が中
間階調である分割領域のみを検出し、階調情報読出手段
は、検出手段が検出した分割領域から、中間階調である
階調情報のみを読み込み、出力する。そして、駆動手段
は、階調情報読出手段が出力した階調情報を記憶すると
共に、該記憶した階調情報に基づいて、該階調情報に対
応する表示ドットを、該階調情報が示す表示階調で駆動
表示する。故に、階調情報読出手段は、階調情報記憶手
段の全領域を参照しなくとも、該階調情報記憶手段から
中間階調である階調情報のみを読み込むことができるの
で、表示手段による表示時において、階調情報記憶手段
と表示手段との間のデータ転送にかかる消費電流を低く
抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。 §1.第1実施形態 図1は、この発明の第1実施形態による表示装置の構成
例を示すブロック図である。この図において、LCDパ
ネル1は、図9に示すものと同じものである。なお、以
下、LCDパネル1の各ピクセルを、「ピクセル(m,
n)」というように座標で指定する(但し、mは1≦m
≦320の整数であり、nは1≦n≦240の整数であ
る)。
【0008】ドライバー2は、内蔵メモリ2aを有して
いる。この内蔵メモリ2aの記憶容量は、320×24
0×3=230,400ビット=28,800バイトで
あり、LCDパネル1の各表示ドット(320×240
×3ドット)に対応して、それぞれ1ビットが割り当て
られている。そして、ドライバー2は、内蔵メモリ2a
の記憶内容に基づいて、LCDパネル1の対応する各表
示ドットをON状態またはOFF状態に駆動する。すな
わち、内蔵メモリ2aにおいて、LCDパネル1のある
1ドットに対応するデータ(1ビット)が(1)2 であ
るならば、ドライバー2は該表示ドットをON状態に
し、(0)2 であるならば、OFF状態にする。
【0009】VRAM・3は、画像データ記憶部3aと
フレームバッファ3bとから構成される。画像データ記
憶部3aの記憶容量は、320×240×3×4=92
1,600ビット=115,200バイトである。本実
施形態では、LCDパネル1の各表示ドット(320×
240×3ドット)に対して、それぞれ、画像データ記
憶部3aの4ビットを割り当てることにより、各表示ド
ットにおいて16階調、すなわち、(0000)2 〜
(1111)2 の階調表示を可能としている。
【0010】また、画像データ記憶部3aは、同じ構成
のものが2つ設けられており、その片方が表示用メモリ
(表画面)として、他方が画面書き替え用メモリ(裏画
面)として使用される。なお、本発明は、画像データ記
憶部3aが1画面分しか設けられていない場合や、3画
面分以上設けられている場合でも適用可能である。
【0011】一方、フレームバッファ3bの記憶容量
は、2×240=480ビット=60バイトであり、L
CDパネル1の各行(240行)に対応してそれぞれ2
ビットが割り当てられている。本実施形態では、LCD
パネル1の各行(320ピクセル)を、160ピクセル
ずつ左右に2分割し、これによって生じた480(=2
×240)個の分割領域のそれぞれに対して、フレーム
バッファ3bの各ビット(480ビット)を割り当てて
いる。そして、コントローラ5の後述する動作により、
フレームバッファ3bの各ビットに、該ビットに対応す
る分割領域における中間階調の有無が書き込まれる。以
下、ここでは、フレームバッファ3bにおいて、LCD
パネル1のピクセル(1,n)〜(160,n)に対応
するデータ(1ビット)を「第n行左ビット」と呼び、
ピクセル(161,n)〜(320,n)に対応するデ
ータ(1ビット)を「第n行右ビット」と呼ぶことにす
る。
【0012】CPU・4は、プログラムや外部入力に対
応して、コントローラ5経由で、任意の画像データを画
像データ記憶部3aに書き込む。コントローラ5は、1
/150秒間隔で入力されるパルス信号(フレーム信
号)に同期して、画像データ記憶部3aをリフレッシュ
すると共に、該画像データ記憶部3aに記憶された画像
データをドライバー2へ転送する。このコントローラ5
の動作の詳細は後述する。また、コントローラ5は、内
部にリフレッシュフラグ(1ビット:図示略)を有して
いる。CPU・4は、画像データ記憶部3aに対する画
像データの書き込みが終了すると、そのことをコントロ
ーラ5に知らせるために、該リフレッシュフラグを
(1)2 にする。
【0013】次に、上記構成による表示装置の動作を説
明する。まず、始めに、本実施形態における階調の表示
原理について説明する。図2(a)は、LCDパネル1
の階調表示の一例を示す説明図であり、図2(b)は、
図2(a)に示す階調表示例を表示する際における本実
施形態の処理例を示す説明図である。ここで、図2
(a)に示す数字は、対応するピクセルの座標を示して
いる。また、図2(a)に示す”R”は、ピクセル(8
9,50)とピクセル(120,55)を対角点とする
四角形の表示領域が、100%の階調度で赤色表示され
ていることを示している。同様に、”8R/15”は、
この表示領域が8/15(≒53%)の階調度で赤色表
示されていることを、”R/15”は、この表示領域が
1/15(≒7%)の階調度で赤色表示されていること
を、それぞれ示している。図2(a)に示す”G”(緑
色表示)および”B”(青色表示)に関しても同様であ
る。
【0014】一方、図2(b)に示す各フレーム(第1
フレーム〜第15フレーム)は、ある所定の極短時間
(具体的には、1/150秒間)におけるLCDパネル
1の表示状態を示すものである。本実施形態では、15
枚のフレームを連続して、順次、繰り返し表示すること
により、1枚の表示画面を構成している。このとき、1
5枚のフレームが、1/150秒間隔で、順次表示され
るので、本実施形態では、1秒間に10画面(1画面は
15フレームから構成される)が表示されることにな
る。また、図2(b)の各フレームに示す9個の■また
は□は、図2(a)において、それぞれ同じ位置に示す
各表示領域に対応している。但し、■は該表示領域内の
全ての表示ドットがON状態であることを、□は該表示
領域内の全ての表示ドットがOFF状態であることを示
している。
【0015】この図に示すように、本実施形態では、1
5枚のフレームで1画面を構成し、該15枚のフレーム
中におけるON状態の表示ドット数とOFF状態の表示
ドット数との割合によって、1画面中の該表示ドットの
階調が決定される。例えば、図2(a)における表示領
域”R”のように、15/15(=100%)の階調度
で赤色を表示する場合には、図2(b)に示すように、
全てのフレームにおいて、対応する表示ドットをON状
態(■)とする。また、図2(a)における表示領域”
8R/15”のように、8/15(≒53%)の階調度
で赤色を表示する場合には、図2(b)に示すように、
第1フレーム〜第8フレームにおいて、対応する表示ド
ットをON状態(■)とし、第9フレーム〜第15フレ
ームにおいて、対応する表示ドットをOFF状態(□)
とする。また、図2(a)における表示領域”R/1
5”のように、1/15(≒7%)の階調度で赤色を表
示する場合には、図2(b)に示すように、第1フレー
ムにおいて、対応する表示ドットをON状態(■)と
し、第2フレーム〜第15フレームにおいて、対応する
表示ドットをOFF状態(□)とする。
【0016】また、上述したように、本実施形態では、
ドライバー2の内蔵メモリ2aの各ビットがLCDパネ
ル1の各表示ドットと1対1に対応しており、該内蔵メ
モリ2aの各ビットの記憶内容、すなわち、(1)2 ま
たは(0)2 が、そのまま、LCDパネル1の対応する
表示ドットの表示状態(ON状態またはOFF状態)と
なるので、図2(b)に示す各フレームの表示タイミン
グに合わせて、該内蔵メモリ2aの各ビットを(1)2
または(0)2 に書き替えることによって、16階調の
階調表示を行うことができる。
【0017】以上が、本実施形態における階調の表示原
理の説明である。本実施形態では、図2(b)に示すよ
うに、15枚のフレーム中におけるON状態とOFF状
態との割合によって階調度が決定され、ドライバー2
は、各表示ドット毎に、該表示ドットの状態を記憶する
内蔵メモリ2aを有するので、該表示ドットの階調度が
100%(15/15)または0%(0/15)である
場合には、内蔵メモリ2a内の対応するビットに対して
一度(1)2 または(0)2が書き込まれると、該値は
保持され、これ以降、コントローラ5からデータの供給
を受けなくとも、該階調度(100%または0%)の表
示を継続することができる。
【0018】一方、表示ドットの階調が中間階調(0%
より大きく100%より小さい階調度)である場合で
も、ドライバー2の内蔵メモリ2aに書き込まれた値
(1)2または(0)2 は、次の値が書き込まれるまで
保持されるので、最初に第1フレームで(1)2 を書き
込んだ後、該中間階調に対応したタイミング(すなわ
ち、フレーム番号)で(0)2 を書き込むことによっ
て、15枚のフレーム中におけるON状態とOFF状態
との割合、すなわち、階調度を自由に決定することがで
きる。すなわち、本実施形態では、表示ドットの階調が
中間階調である場合でも、15枚のフレーム中において
(すなわち、1/10秒間において)、(1)2と
(0)2 を最大でも1回ずつ書き込むことによって、該
中間階調の表示を行うことができる。
【0019】このように、本実施形態において、階調を
表現するためには、各フレームの表示タイミングに合わ
せて(即ち、フレーム信号に同期して)、ドライバー2
の内蔵メモリ2aの記憶内容を書き替えればよい。そこ
で、次に、コントローラ5による内蔵メモリ2aの書き
替え動作について説明する。
【0020】まず、電源投入直後等において画面の初期
表示を行う場合、CPU・4は、コントローラ5を経由
して、表示したい画像データを、VRAM・3において
2枚設けられている画像データ記憶部3aの内の片方
(表示用メモリ側)に書き込む。そして、全ての画像デ
ータを書き終えると、CPU・4は、コントローラ5内
部のリフレッシュフラグを(1)2 にする。一方、現在
表示中の画面を変更する場合、CPU・4は、コントロ
ーラ5を経由して、表示したい画像データを、2枚設け
られている上記画像データ記憶部3aの内の他方(画面
書き替え用メモリ側)に書き込む。そして、CPU・4
は、全ての画像データを書き終えた後、実際の画面切替
タイミングで、コントローラ5内部のリフレッシュフラ
グを(1)2 にする。または、画像データ記憶部3aの
表示用メモリ側に直接書き込むことも可能である。
【0021】図3は、本実施形態におけるフレームバッ
ファ3b,画像データ記憶部3aの記憶内容例を示す説
明図である。具体的一例として図2(a)に示す表示を
LCDパネル1上に行う場合、これに対応して、図3に
示す各データが書き込まれる。ここで、図3において、
メモリの周りにならぶ数字は、対応するピクセルの座標
を示している。
【0022】上述したように、フレームバッファ3bの
記憶容量は、2×240ビットであり、LCDパネル1
の各行(320ピクセル)に対応してそれぞれ2ビット
が割り当てられている。また、画像データ記憶部3aの
記憶容量は、320×240×3×4ビットであり、L
CDパネル1の各表示ドット(320×240×3ドッ
ト)に対応して、それぞれ、4ビットが割り当てられて
いる。また、上述したように、本実施形態では、LCD
パネル1の各行(320ピクセル)を、160ピクセル
ずつ左右に2分割し、これによって生じた480(=2
×240)個の分割領域のそれぞれに対して、フレーム
バッファ3bの各ビット(480ビット)を割り当てて
いるので、この対応関係は、フレームバッファ3bと画
像データ記憶部3aとの間にも成り立つこととなる。図
3に示す破線は、この対応関係を示している。
【0023】そして、CPU・4による画像データの書
き込みが終了し、リフレッシュフラグが(1)2 になる
と、コントローラ5は、フレーム信号の入力に同期し
て、以下に示す階調データ転送処理およびフレームバッ
ファ3bの書き込み処理を行う。
【0024】まず、コントローラ5は、2枚設けられて
いる画像データ記憶部3aの内、CPU・4によって画
像データが更新された側の画像データ記憶部(以下、単
に「画像データ記憶部」と称する)3aから、ピクセル
(1,1)の赤色ドットに対応する階調データ(4ビッ
トデータ)を読み込む。図3に示す例では、画像データ
記憶部3aの座標(001,001)に記憶されている
データ(000)16において、3つ並んでいる”0”の
内の左端の”0”が、ピクセル(1,1)の赤色ドット
の階調データに相当する。そして、コントローラ5は、
該階調データ(およびそのアドレス)に基づいて、ドラ
イバー2の内蔵メモリ2aに対して、後述する転送処理
を行う。
【0025】次に、コントローラ5は、同様の手順で、
ピクセル(1,1)の緑色ドットに対応する階調データ
の読み込み処理および転送処理を行う。さらに、コント
ローラ5は、同様の手順で、ピクセル(1,1)の青色
ドットに対応する階調データの読み込み処理および転送
処理を行う。
【0026】以下、コントローラ5は、同様の手順で、
ピクセル(2,1)〜(160,1)に対しても、該ピ
クセルを構成する各表示ドット(R,G,B)に対応す
る階調データの読み込み処理および転送処理を行う。こ
のとき、ピクセル(1,1)〜(160,1)を構成す
る全ドット(3×160=480ドット)の内、少なく
とも1ドットに対応する階調データが(0)16または
(F)16以外である場合、コントローラ5は、フレーム
バッファ3bにおいて、これらのピクセルに対応するビ
ット、すなわち、第1行左ビットに(1)2 を書き込
む。図3に示す例では、画像データ記憶部3aのピクセ
ル(1,1)〜(160,1)を構成する全ドットは全
て、その階調データが(0)16であるので、コントロー
ラ5は、フレームバッファ3bにおいて、第1行左ビッ
トを(0)2 としている。
【0027】次に、コントローラ5は、同様の手順で、
第1行目の右半分のピクセル、すなわち、ピクセル(1
61,1)〜(320,1)に対しても、該ピクセルを
構成する各表示ドット(R,G,B)に対応する階調デ
ータの読み込み処理および転送処理を行い、該階調デー
タに基づいて、フレームバッファ3bの第1行右ビット
に対して、(1)2 または(0)2 を書き込む。以上
で、第1行目のピクセル群、すなわち、ピクセル(1,
1)〜(320,1)の各ピクセルに対する処理が終了
する。
【0028】第1行目のピクセル群に対する処理が終了
すると、次に、コントローラ5は、同様の手順で、第2
行目のピクセル群、すなわち、ピクセル(1,2)〜
(160,2)および(161,2)〜(320,2)
に対しても、該ピクセルを構成する各表示ドット(R,
G,B)に対応する階調データの読み込み処理,転送処
理、および、フレームバッファ3bへの書き込み処理を
行う。
【0029】以下、コントローラ5は、同様の処理を、
第3行目〜第240行目のピクセル群に対して順次行
う。ここで、例えば、図3に示す例において、画像デー
タ記憶部3aのピクセル(169,50)を構成する3
ドットの内、赤色に対応する表示ドットは、その階調デ
ータが(8)16であるので、コントローラ5は、フレー
ムバッファ3bにおいて、第50行右ビットを(1)2
としている。
【0030】以上の手順で、ドライバー2への階調デー
タの転送処理、および、フレームバッファ3bへの書き
込み処理が終了すると、CPU・4による次の画像デー
タの書き込み(更新)があるまで、コントローラ5は、
フレーム信号に同期して、以下に示す内蔵メモリ2aの
記憶内容書替処理を繰り返す。なお、上述したように、
本実施形態では、15枚のフレームを連続して、順次、
繰り返し表示することにより、1枚の表示画面を構成し
ている。また、上述したように、フレーム信号は、1/
150秒間隔で入力されるパルス信号である。すなわ
ち、コントローラ5は、フレーム信号が入力されると、
次のフレーム信号が入力されるまでの間(1/150秒
間)に、1枚のフレーム(仮に、第tフレームとする)
について、以下に述べる画像データの転送処理を行う。
そして、次のフレーム信号が入力されると、コントロー
ラ5は、第(t+1)フレームについて、同様に画像デ
ータの転送処理を行う。以下、フレーム信号が入力され
る度に、順次、各フレームに対する処理が行われる。む
ろん、第15フレームに対する処理の次には、第1フレ
ームに対する処理に戻る。
【0031】そこで、最初のフレーム信号が入力される
と、コントローラ5は、まず、第1フレームに対する処
理を開始する。ここで、コントローラ5は、まず、フレ
ームバッファ3bから、(1)2 が読み込まれるまで、
第1行左,第1行右,第2行左,第2行右,第3行左,
……の順番で、各ビットのデータ(1ビット)を順次読
み込み続ける。
【0032】そして、例えば、フレームバッファ3bの
第n行左ビットのデータが(1)2である場合、コント
ローラ5は、画像データ記憶部3aから、ピクセル
(1,n)の赤色ドットに対応する階調データ(4ビッ
ト)を読み込む(これに対して、例えば、第n行右ビッ
トのデータが(1)2 である場合、ピクセル(161,
n)の赤色ドットに対応する階調データを読み込む)。
そして、該階調データが(0)16または(F)16である
場合、コントローラ5は、転送処理を行なわない。一
方、該階調データが(0)16または(F)16のいずれで
もない場合には、コントローラ5は、該階調データ(お
よびそのアドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メ
モリ2aに対して、後述する転送処理を行う。
【0033】次に、コントローラ5は、画像データ記憶
部3aから、同ピクセルの緑色ドットに対応する階調デ
ータ(4ビット)を読み込む。そして、該階調データが
(0)16または(F)16である場合、コントローラ5
は、転送処理を行なわない。一方、該階調データが
(0)16または(F)16のいずれでもない場合には、コ
ントローラ5は、該階調データ(およびそのアドレス)
に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2aに対して、
後述する転送処理を行う。
【0034】最後に、コントローラ5は、画像データ記
憶部3aから、同ピクセルの青色ドットに対応する階調
データ(4ビット)を読み込む。そして、該階調データ
が(0)16または(F)16である場合、コントローラ5
は、転送処理を行なわない。一方、該階調データが
(0)16または(F)16のいずれでもない場合には、コ
ントローラ5は、該階調データ(およびそのアドレス)
に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2aに対して、
後述する転送処理を行う。
【0035】以下、コントローラ5は、同様の手順で、
ピクセル(2,n)〜(160,n)を構成する各表示
ドット(R,G,B)に対して、上述した階調データの
読み込み処理と、必要に応じて、該階調データの転送処
理を行う。そして、ピクセル(160,n)に対する処
理が終了すると、コントローラ5は、フレームバッファ
3bからの読み込み処理を、次のビット(この場合は、
第n行右ビット)から再び続ける。以上の動作を続け、
フレームバッファ3bの最後のビット(第240行右ビ
ット)からの読み込み、および、該データに基づく処理
が終了すると、第1フレームに対する処理を終了する。
【0036】そして、次のフレーム信号が入力される
と、コントローラ5は、第1フレームと同様の手順で、
第2フレームに対する処理を行う。以下、コントローラ
5は、フレーム信号が入力される度に、処理対象のフレ
ーム番号をインクリメントしながら、順次、各フレーム
に対して同様の処理を繰り返す。以上が、コントローラ
5による内蔵メモリ2aの書き替え動作の説明である。
【0037】次に、コントローラ5による階調データの
転送処理について説明する。本実施形態では、現在処理
中のフレームのフレーム番号(第1フレーム〜第15フ
レーム)と、画像データ記憶部3aから読み込まれた階
調データとに基づいて、内蔵メモリ2aへの転送を行う
か否かが決定される。すなわち、上記階調データ(画像
データ記憶部3aから読み込まれた階調データ)が
(0)16である場合、コントローラ5は、現在処理中の
フレームが第1フレームならば(0)2 を転送し、第2
フレーム〜第15フレームならばデータを転送しない。
また、上記階調データが(1)16である場合、コントロ
ーラ5は、現在処理中のフレームが第1フレームならば
(1)2 を転送し、第2フレームならば(0)2 を転送
し、第3フレーム〜第15フレームならばデータを転送
しない。また、上記階調データが(2)16〜(D)16で
ある場合、該階調データを(p)16とすると、コントロ
ーラ5は、現在処理中のフレームが第1フレームならば
(1)2 を転送し、第2フレーム〜第pフレームならば
データを転送せず、第(p+1)フレームならば(0)
2 を転送し、第(p+2)フレーム〜第15フレームな
らばデータを転送しない。また、上記階調データが
(E)16である場合、コントローラ5は、現在処理中の
フレームが第1フレームならば(1)2 を転送し、第2
フレーム〜第14フレームならばデータを転送せず、第
15フレームならば(0)2 を転送する。また、上記階
調データが(F)16である場合、コントローラ5は、現
在処理中のフレームが第1フレームならば(1)2 を転
送し、第2フレーム〜第15フレームならばデータを転
送しない。
【0038】なお、上記データ(1)2 または(0)2
を転送する際には、該データに対応する階調データのア
ドレス(LCDパネル1上の座標データ)も一緒に転送
される。ドライバー2は、このアドレスに基づいて、内
蔵メモリ2aにおいて、対応するビットのデータを、該
転送データ(1)2 または(0)2 に書き替える。
【0039】以上で、上記構成による表示装置の動作説
明を終了する。先に述べたように、本実施形態では、階
調度が中間階調(1/15〜14/15)である表示ド
ットに関してのみ、ドライバー2に対して、データ転送
を行えばよい。また、本実施形態では、LCDパネル1
の各行(320ピクセル)を、160ピクセルずつ左右
に2分割し、これによって生じた480(=2×24
0)個の分割領域のそれぞれに対して、フレームバッフ
ァ3bの各ビット(480ビット)を割り当てると共
に、中間階調の(表示ドットを有する)ピクセルを有す
る分割領域(すなわち、第n行左半分または第n行右半
分)に対応するビットには、(1)2 が記憶されてい
る。故に、コントローラ5は、画像データ記憶部3aの
全ての階調データを参照しなくとも、フレームバッファ
3bの記憶内容を参照することによって、画像データ記
憶部3aから、中間階調の表示ドットに対応する階調デ
ータのみを探し出すことができる。以上の理由から、本
実施形態によれば、画像データ記憶部3aから読み出す
階調データ量、および、ドライバー2に転送するデータ
量を、従来装置よりもかなり少なく抑えることができ
る。
【0040】§2.第2実施形態 図4は、この発明の第2実施形態による表示装置の構成
例を示すブロック図である。この図において、図1の各
部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省
略する。この図に示す表示装置においては、コントロー
ラ5に代えてコントローラ15が新たに設けられてい
る。
【0041】コントローラ15は、図1に示すコントロ
ーラ5と同様に、1/150秒間隔で入力されるパルス
信号(フレーム信号)に同期して、画像データ記憶部3
aをリフレッシュすると共に、該画像データ記憶部3a
に記憶された画像データをドライバー2へ転送する。こ
のコントローラ15の動作の詳細は後述する。また、コ
ントローラ15は、図1に示すコントローラ5と同様
に、内部にリフレッシュフラグ(1ビット:図示略)を
有している。CPU・4は、画像データ記憶部3aに対
する画像データの書き込みが終了すると、そのことをコ
ントローラ15に知らせるために、該リフレッシュフラ
グを(1)2 にする。
【0042】さらに、コントローラ15は、内部にキャ
ッシュメモリ15aを有している。このキャッシュメモ
リ15aの記憶容量は、(320/8)×240=40
×240=9600ビット=1200バイトである。本
実施形態では、LCDパネル1の各行(320ピクセ
ル)を、8ピクセルずつ40分割し、これによって生じ
た9600(=40×240)個の分割領域のそれぞれ
に対して、キャッシュメモリ15aの各ビット(960
0ビット)を割り当てている。そして、コントローラ1
5の後述する動作により、キャッシュメモリ15aの各
ビットに、該ビットに対応する分割領域における中間階
調の有無が書き込まれる。以下、ここでは、キャッシュ
メモリ15aにおいて、LCDパネル1のピクセル
(k,n)〜(k+7,n)に対応するデータ(1ビッ
ト)を「ビット座標(i,n)のデータ」というように
座標で指定する(但し、iは1≦i≦40の整数とし、
k=(i−1)×8+1とする)。
【0043】次に、上記構成による表示装置の動作を説
明する。なお、本実施形態における階調の表示原理は、
第1実施形態(図2(a)および図2(b)参照)と同
じものであるので、その説明を省略する。すなわち、本
実施形態において、階調を表現するためには、各フレー
ムの表示タイミングに合わせて(即ち、フレーム信号に
同期して)、ドライバー2の内蔵メモリ2aの記憶内容
を書き替えればよい。そこで、次に、コントローラ15
による内蔵メモリ2aの書き替え動作について説明す
る。
【0044】まず、電源投入直後等において画面の初期
表示を行う場合、CPU・4は、コントローラ15を経
由して、表示したい画像データを、2枚設けられている
画像データ記憶部3aの内の片方(表示用メモリ側)に
書き込む。そして、全ての画像データを書き終えると、
CPU・4は、コントローラ15内部のリフレッシュフ
ラグを(1)2 にする。一方、現在表示中の画面を変更
する場合、CPU・4は、コントローラ15を経由し
て、表示したい画像データを、2枚設けられている上記
画像データ記憶部3aの内の他方(画面書き替え用メモ
リ側)に書き込む。そして、CPU・4は、全ての画像
データを書き終えた後、実際の画面切替タイミングで、
コントローラ15内部のリフレッシュフラグを(1)2
にする。
【0045】図5は、本実施形態におけるキャッシュメ
モリ15a,画像データ記憶部3aの記憶内容例を示す
説明図である。具体的一例として図2(a)に示す表示
をLCDパネル1上に行う場合、これに対応して、図5
に示す各データが書き込まれる。ここで、図5におい
て、メモリの周りにならぶ数字は、対応するピクセルの
座標を示している。例えば、図5に示す「089〜09
6」という数字は、LCDパネル1上の座標(89,
n)〜(96,n)の8ピクセルが、キャッシュメモリ
15aの1ビットデータに対応していることを示してい
る。
【0046】上述したように、キャッシュメモリ15a
の記憶容量は、40×240ビットであり、LCDパネ
ル1の各行(320ピクセル)に対応してそれぞれ40
ビットが割り当てられている。また、画像データ記憶部
3aの記憶容量は、320×240×3×4ビットであ
り、LCDパネル1の各表示ドット(320×240×
3ドット)に対応して、それぞれ、4ビットが割り当て
られている。また、上述したように、本実施形態では、
LCDパネル1の各行(320ピクセル)を、8ピクセ
ルずつ40分割し、これによって生じた9600(=4
0×240)個の分割領域のそれぞれに対して、キャッ
シュメモリ15aの各ビット(9600ビット)を割り
当てているので、この対応関係は、キャッシュメモリ1
5aと画像データ記憶部3aとの間にも成り立つことと
なる。
【0047】そして、CPU・4による画像データの書
き込みが終了し、リフレッシュフラグが(1)2 になる
と、コントローラ15は、フレーム信号の入力に同期し
て、以下に示す階調データ転送処理およびキャッシュメ
モリ15aの書き込み処理を行う。
【0048】まず、コントローラ15は、2枚設けられ
ている画像データ記憶部3aの内、CPU・4によって
画像データが更新された側の画像データ記憶部(以下、
単に「画像データ記憶部」と称する)3aから、ピクセ
ル(1,1)の赤色ドットに対応する階調データ(4ビ
ットデータ)を読み込む。図5に示す例では、画像デー
タ記憶部3aの座標(001,001)に記憶されてい
るデータ(000)16において、3つ並んでいる”0”
の内の左端の”0”が、ピクセル(1,1)の赤色ドッ
トの階調データに相当する。そして、コントローラ15
は、該階調データ(およびそのアドレス)に基づいて、
ドライバー2の内蔵メモリ2aに対して、転送処理を行
う。なお、このコントローラ15による階調データの転
送処理は、第1実施形態で説明したコントローラ5によ
る転送処理と同じものであるので、その説明を省略す
る。
【0049】次に、コントローラ15は、同様の手順
で、ピクセル(1,1)の緑色ドットに対応する階調デ
ータの読み込み処理および転送処理を行う。さらに、コ
ントローラ15は、同様の手順で、ピクセル(1,1)
の青色ドットに対応する階調データの読み込み処理およ
び転送処理を行う。
【0050】以下、コントローラ15は、同様の手順
で、第1行目の残りのピクセル、すなわち、ピクセル
(2,1)〜(320,1)に対しても、該ピクセルを
構成する各表示ドット(R,G,B)に対応する階調デ
ータの読み込み処理および転送処理を行う。
【0051】このとき、コントローラ15は、8ピクセ
ル、すなわち、ピクセル(1,1)〜(8,1),ピク
セル(9,1)〜(16,1),ピクセル(17,1)
〜(24,1),……をそれぞれ1単位として、該8ピ
クセル分に対する処理が終了する度に、該8ピクセルを
構成する全ドット(3×8=24ドット)の内、少なく
とも1ドットに対応する階調データが(0)16または
(F)16以外である場合、キャッシュメモリ15aの対
応するビットに(1)2 を書き込む。例えば、図5に示
す例では、ピクセル(1,1)〜(8,1)を構成する
全ドットは全て、画像データ記憶部3aにおいて、その
階調データが(0)16であるので、コントローラ15
は、キャッシュメモリ15aにおいて、ビット座標
(1,1)のデータを(0)2 としている。以上で、第
1行目のピクセル群、すなわち、ピクセル(1,1)〜
(320,1)の各ピクセルに対する処理が終了する。
【0052】第1行目のピクセル群に対する処理が終了
すると、次に、コントローラ15は、同様の手順で、第
2行目のピクセル群、すなわち、ピクセル(1,2)〜
(320,2)の各ピクセルに対しても、該ピクセルを
構成する各表示ドット(R,G,B)に対応する階調デ
ータの読み込み処理および転送処理を行うと共に、8ピ
クセル毎に、キャッシュメモリ15aへの書き込み処理
を行う。
【0053】以下、コントローラ15は、同様の処理
を、第3行目〜第240行目のピクセル群に対して順次
行う。ここで、例えば、図5に示す例において、画像デ
ータ記憶部3aのピクセル(169,50)を構成する
3ドットの内、赤色に対応する表示ドットは、その階調
データが(8)16であるので、コントローラ15は、キ
ャッシュメモリ15aにおいて、ビット座標(22,5
0)のデータ(1ビット)を(1)2 としている。ここ
で、169=(22−1)×8+1であるので、LCD
パネル1上のピクセル(169,50)は、キャッシュ
メモリ15aのビット座標(22,50)に対応してい
る。
【0054】以上の手順で、ドライバー2への階調デー
タの転送処理、および、キャッシュメモリ15aへの書
き込み処理が終了すると、CPU・4による次の画像デ
ータの書き込み(更新)があるまで、コントローラ15
は、フレーム信号に同期して、以下に示す内蔵メモリ2
aの記憶内容書替処理を繰り返す。
【0055】最初のフレーム信号が入力されると、コン
トローラ15は、まず、第1フレームに対する処理を開
始する。ここで、コントローラ15は、まず、キャッシ
ュメモリ15aから、(1)2が読み込まれるまで、ビ
ット座標(1,1),(2,1),(3,1)……の順
番で、各ビットのデータ(1ビット)を順次読み込み続
ける。なお、当然のことながら、ビット座標(40,
n)の次は、ビット座標(1,n+1)が読み込まれ
る。
【0056】そして、例えば、キャッシュメモリ15a
のビット座標(i,n)のデータが(1)2 である場
合、コントローラ15は、画像データ記憶部3aから、
ピクセル((i−1)×8+1,n)の赤色ドットに対
応する階調データ(4ビット)を読み込む。そして、該
階調データが(0)16または(F)16である場合、コン
トローラ15は、転送処理を行なわない。一方、該階調
データが(0)16または(F)16のいずれでもない場合
には、コントローラ15は、該階調データ(およびその
アドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2a
に対して上記転送処理を行う。
【0057】次に、コントローラ15は、画像データ記
憶部3aから、同ピクセルの緑色ドットに対応する階調
データ(4ビット)を読み込む。そして、該階調データ
が(0)16または(F)16である場合、コントローラ1
5は、転送処理を行なわない。一方、該階調データが
(0)16または(F)16のいずれでもない場合には、コ
ントローラ15は、該階調データ(およびそのアドレ
ス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2aに対し
て上記転送処理を行う。
【0058】最後に、コントローラ15は、画像データ
記憶部3aから、同ピクセルの青色ドットに対応する階
調データ(4ビット)を読み込む。そして、該階調デー
タが(0)16または(F)16である場合、コントローラ
15は、転送処理を行なわない。一方、該階調データが
(0)16または(F)16のいずれでもない場合には、コ
ントローラ15は、該階調データ(およびそのアドレ
ス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2aに対し
て上記転送処理を行う。
【0059】以下、コントローラ15は、同様の手順
で、ピクセル((i−1)×8+2,n)〜((i−
1)×8+8,n)を構成する各表示ドット(R,G,
B)に対して、上述した階調データの読み込み処理と、
必要に応じて、該階調データの転送処理を行う。そし
て、ピクセル((i−1)×8+8,n)に対する処理
が終了すると、コントローラ15は、キャッシュメモリ
15aからの読み込み処理を、次のビット(この場合
は、ビット座標(i+1,n))から再び続ける。以上
の動作を続け、キャッシュメモリ15aの最後のビッ
ト、すなわち、ビット座標(40,240)からの読み
込み、および、該データに基づく処理が終了すると、第
1フレームに対する処理を終了する。
【0060】そして、次のフレーム信号が入力される
と、コントローラ15は、第1フレームと同様の手順
で、第2フレームに対する処理を行う。以下、コントロ
ーラ15は、フレーム信号が入力される度に、処理対象
のフレーム番号をインクリメントしながら、順次、各フ
レームに対して同様の処理を繰り返す。以上が、コント
ローラ15による内蔵メモリ2aの書き替え動作の説明
である。
【0061】以上で、上記構成による表示装置の動作説
明を終了する。先に述べたように、本実施形態では、階
調度が中間階調(1/15〜14/15)である表示ド
ットに関してのみ、ドライバー2に対して、データ転送
を行えばよい。また、本実施形態では、LCDパネル1
の各行(320ピクセル)を、8ピクセルずつ40分割
し、これによって生じた9600(=40×240)個
の分割領域のそれぞれに対して、キャッシュメモリ15
aの各ビット(9600ビット)を割り当てると共に、
中間階調の(表示ドットを有する)ピクセルを有する分
割領域(すなわち、8ピクセルの集まり)に対応するビ
ットには、(1)2 が記憶されている。故に、コントロ
ーラ15は、画像データ記憶部3aの全ての階調データ
を参照しなくとも、キャッシュメモリ15aの記憶内容
を参照することによって、画像データ記憶部3aから、
中間階調の表示ドットに対応する階調データのみを探し
出すことができる。以上の理由から、本実施形態によれ
ば、画像データ記憶部3aから読み出す階調データ量、
および、ドライバー2に転送するデータ量を、従来装置
よりもかなり少なく抑えることができる。
【0062】§3.第3実施形態 近年、コンピュータ機器の小型化が進むにつれて、液晶
表示装置を有した小型のコンピュータ装置(ノート型コ
ンピュータ等)の性能が向上し、その結果、該小型のコ
ンピュータ装置で、CRTディスプレイを装備したコン
ピュータ装置と同じソフトウェアを実行する場合が多く
なってきた。このとき、CRTディスプレイは、表示可
能な階調数が非常に多いので、細かい色合いを表現する
ことができるが、液晶表示装置は、CRTディスプレイ
に比べて、表示可能な階調数が少ない。そのため、CR
Tディスプレイでの表示を前提として作成された画像デ
ータによる画像表示を液晶表示装置で行うと、該画像の
色合いが微妙に変化してしまうことがある。従来、この
ような場合には、該画像データを、液晶表示装置用に新
たに作り直さなくてはならなかった。本実施形態では、
このような課題を解決する液晶表示装置について説明す
る。
【0063】図6は、この発明の第3実施形態による表
示装置の構成例を示すブロック図である。この図におい
て、図4の各部に対応する部分には同一の符号を付け、
その説明を省略する。この図に示す表示装置において
は、コントローラ15に代えてコントローラ25が新た
に設けられている。また、画像データ記憶部3aに代え
て画像データ記憶部13aが新たに設けられている。
【0064】画像データ記憶部13aの記憶容量は、3
20×240×8=614,400ビット=76,80
0バイトである。本実施形態では、LCDパネル1の各
ピクセル(320×240ピクセル)に対して、それぞ
れ、8ビット(1バイト)の画像データを割り当ててい
る。
【0065】コントローラ25は、1/150秒間隔で
入力されるパルス信号(フレーム信号)に同期して、画
像データ記憶部13aをリフレッシュすると共に、該画
像データ記憶部13aに記憶された画像データ(8ビッ
ト)を、内蔵のパレット変換レジスタ16(図7参照)
によって、階調データ(12ビット)に変換し、該階調
データをドライバー2へ転送する。このコントローラ2
5の動作の詳細は後述する。本実施形態では、該階調デ
ータ(12ビット)を、1ピクセル中の各表示ドット
(R,G,B)に対して4ビットずつ割り当てることに
より、該各表示ドットにおいて16階調、すなわち、
(0000)2 〜(1111)2 の階調表示を可能とし
ている。
【0066】なお、第1実施形態および第2実施形態で
は、「画像データ」と「階調データ」を同義語して扱っ
てきたが、本実施形態では、画像データ記憶部13a内
のデータを「画像データ」と呼び、パレット変換レジス
タ16によって変換されたデータを「階調データ」と呼
ぶことにより、両者を区別する。
【0067】図7は、本実施形態によるパレット変換レ
ジスタ16の一例を示す説明図である。パレット変換レ
ジスタ16は、(00)16〜(FF)16のアドレスを有
し、各アドレスは、12ビットのデータからなる。該1
2ビットのデータのうち、上位4ビット(第8ビット〜
第11ビット)は、赤色ドットの階調データである。ま
た、中位4ビット(第4ビット〜第7ビット)は、緑色
ドットの階調データである。また、下位4ビット(第0
ビット〜第3ビット)は、青色ドットの階調データであ
る。
【0068】図7に示すように、例えば、画像データ記
憶部13aにおいて、ピクセル(1,1)の画像データ
が(E0)16である場合、コントローラ25は、パレッ
ト変換レジスタ16のアドレス(E0)16に格納されて
いる階調データ(000)16を読み出す。そして、コン
トローラ25は、該階調データに基づいて、他の実施形
態と同様の方法で、ピクセル(1,1)の各ドット
(R,G,B)の階調を制御する。
【0069】また、パレット変換レジスタ16の各デー
タ(12ビット)は、所定のソフトウェアを用いること
により、ユーザが自由に書き換えることができる。これ
により、画像データ記憶部13a内の画像データを書き
換えなくとも、パレット変換レジスタ16内の階調デー
タを書き換えるだけで、LCDパネル1上の各ピクセル
の色彩・階調を変化させることができる。また、この場
合、同じ画像データを有するピクセルについては、同時
に、かつ、同じ色彩・階調に変化させることができる。
【0070】また、コントローラ25は、図4に示すコ
ントローラ15と同様に、内部にリフレッシュフラグ
(1ビット:図示略)を有している。CPU・4は、画
像データ記憶部13aに対する画像データの書き込みが
終了すると、そのことをコントローラ25に知らせるた
めに、該リフレッシュフラグを(1)2 にする。
【0071】さらに、コントローラ25は、内部にキャ
ッシュメモリ15aを有している。このキャッシュメモ
リ15aの構成・役割は、第2実施形態のキャッシュメ
モリ15aと同じものである。また、本実施形態におけ
るLCDパネル1の分割領域、および、該分割領域とキ
ャッシュメモリ15aの各ビットとの対応関係も、第2
実施形態と同じものである。
【0072】次に、上記構成による表示装置の動作を説
明する。なお、本実施形態における階調の表示原理は、
第1実施形態(図2(a)および図2(b)参照)と同
じものであるので、その説明を省略する。すなわち、本
実施形態において、階調を表現するためには、各フレー
ムの表示タイミングに合わせて(即ち、フレーム信号に
同期して)、ドライバー2の内蔵メモリ2aの記憶内容
を書き替えればよい。そこで、次に、コントローラ25
による内蔵メモリ2aの書き替え動作について説明す
る。
【0073】まず、電源投入直後等において画面の初期
表示を行う場合、CPU・4は、コントローラ25を経
由して、表示したい画像データを、2枚設けられている
画像データ記憶部13aの内の片方(表示用メモリ側)
に書き込む。そして、全ての画像データを書き終える
と、CPU・4は、コントローラ25内部のリフレッシ
ュフラグを(1)2 にする。一方、現在表示中の画面を
変更する場合、CPU・4は、コントローラ25を経由
して、表示したい画像データを、2枚設けられている上
記画像データ記憶部13aの内の他方(画面書き替え用
メモリ側)に書き込む。そして、CPU・4は、全ての
画像データを書き終えた後、実際の画面切替タイミング
で、コントローラ25内部のリフレッシュフラグを
(1)2 にする。
【0074】なお、パレット変換レジスタ16により、
同一の画像データは、同一の階調データに変換されるの
で、CPU・4は、画像データ記憶部13aに画像デー
タを書き込む場合、互いに同一の色彩・階調で表示され
るピクセルに対して、同じ画像データを書き込みさえす
ればよく、パレット変換レジスタ16による変換処理内
容を考慮する必要はない。
【0075】図8は、本実施形態におけるキャッシュメ
モリ15a,画像データ記憶部13aの記憶内容例を示
す説明図である。具体的一例として図2(a)に示す表
示をLCDパネル1上に行う場合、これに対応して、図
8に示す各データが書き込まれる。ここで、図8におい
て、メモリの周りにならぶ数字は、対応するピクセルの
座標を示している。例えば、図8に示す「089〜09
6」という数字は、LCDパネル1上の座標(89,
n)〜(96,n)の8ピクセルが、キャッシュメモリ
15aの1ビットデータに対応していることを示してい
る。
【0076】上述したように、キャッシュメモリ15a
の記憶容量は、40×240ビットであり、LCDパネ
ル1の各行(320ピクセル)に対応してそれぞれ40
ビットが割り当てられている。また、画像データ記憶部
13aの記憶容量は、320×240×8ビットであ
り、LCDパネル1の各ピクセル(320×240ピク
セル)に対応して、それぞれ、8ビット(1バイト)が
割り当てられている。また、上述したように、本実施形
態では、LCDパネル1の各行(320ピクセル)を、
8ピクセルずつ40分割し、これによって生じた960
0(=40×240)個の分割領域のそれぞれに対し
て、キャッシュメモリ15aの各ビット(9600ビッ
ト)を割り当てているので、この対応関係は、キャッシ
ュメモリ15aと画像データ記憶部13aとの間にも成
り立つこととなる。
【0077】そして、CPU・4による画像データの書
き込みが終了し、リフレッシュフラグが(1)2 になる
と、コントローラ25は、フレーム信号の入力に同期し
て、以下に示す階調データ転送処理およびキャッシュメ
モリ15aの書き込み処理を行う。
【0078】まず、コントローラ25は、2枚設けられ
ている画像データ記憶部13aの内、CPU・4によっ
て画像データが更新された側の画像データ記憶部(以
下、単に「画像データ記憶部」と称する)13aから、
ピクセル(1,1)に対応する画像データ(8ビットデ
ータ)を読み込む。図8に示す例では、画像データ記憶
部13aの座標(001,001)に記憶されているデ
ータ(E0)16が、ピクセル(1,1)の画像データに
相当する。
【0079】次に、コントローラ25は、読み出した画
像データをアドレスとして、パレット変換レジスタ16
から、階調データを読み出す。図7に示す例では、パレ
ット変換レジスタ16において、アドレス(E0)16に
格納されているデータは(000)16であるので、この
値が階調データとなる。ここで、上位4ビット(第8ビ
ット〜第11ビット)が、ピクセル(1,1)の赤色ド
ットの階調データに相当する。
【0080】そして、コントローラ25は、該階調デー
タ(および、画像データ記憶部13aにおける画像デー
タのアドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ
2aに対して、転送処理を行う。なお、このコントロー
ラ25による階調データの転送処理は、第1実施形態で
説明したコントローラ5による転送処理と同じものであ
るので、その説明を省略する。
【0081】また、階調データ(000)16において、
中位4ビット(第4ビット〜第7ビット)が、ピクセル
(1,1)の緑色ドットの階調データに相当する。そこ
で、コントローラ25は、同様の手順で、ピクセル
(1,1)の緑色ドットに対応する階調データの転送処
理を行う。また、階調データ(000)16において、下
位4ビット(第0ビット〜第3ビット)が、ピクセル
(1,1)の青色ドットの階調データに相当する。そこ
で、コントローラ25は、同様の手順で、ピクセル
(1,1)の青色ドットに対応する階調データの転送処
理を行う。
【0082】以下、コントローラ25は、同様の手順
で、第1行目の残りのピクセル、すなわち、ピクセル
(2,1)〜(320,1)に対しても、該ピクセルに
対応する画像データの読込み処理、画像データから階調
データへの変換処理、階調データの転送処理を行う。
【0083】このとき、コントローラ25は、コントロ
ーラ15(第2実施形態)と同様に、8ピクセル分に対
する処理が終了する度に、該8ピクセルを構成する全ド
ット(3×8=24ドット)の内、少なくとも1ドット
に対応する階調データが(0)16または(F)16以外で
ある場合、キャッシュメモリ15aの対応するビットに
(1)2 を書き込む。例えば、図8に示す例では、画像
データ記憶部13aにおいて、ピクセル(1,1)〜
(8,1)に対応する画像データは、全て(E0)16で
あり、該画像データは、パレット変換レジスタ16によ
って、階調データ(000)16に変換されるので、コン
トローラ25は、キャッシュメモリ15aにおいて、ビ
ット座標(1,1)のデータを(0)2 としている。以
上で、第1行目のピクセル群、すなわち、ピクセル
(1,1)〜(320,1)の各ピクセルに対する処理
が終了する。
【0084】第1行目のピクセル群に対する処理が終了
すると、次に、コントローラ25は、同様の手順で、第
2行目のピクセル群、すなわち、ピクセル(1,2)〜
(320,2)の各ピクセルに対しても、該ピクセルに
対応する画像データの読込み処理、画像データから階調
データへの変換処理、階調データの転送処理を行うと共
に、8ピクセル毎に、キャッシュメモリ15aへの書き
込み処理を行う。
【0085】以下、コントローラ25は、同様の処理
を、第3行目〜第240行目のピクセル群に対して順次
行う。ここで、例えば、図8に示す例において、画像デ
ータ記憶部13aのピクセル(169,50)に対応す
る画像データは(74)16であり、該画像データは、パ
レット変換レジスタ16によって、階調データ(80
0)16に変換されるので(図8参照)、コントローラ2
5は、キャッシュメモリ15aにおいて、ビット座標
(22,50)のデータ(1ビット)を(1)2 として
いる。ここで、169=(22−1)×8+1であるの
で、LCDパネル1上のピクセル(169,50)は、
キャッシュメモリ15aのビット座標(22,50)に
対応している。
【0086】以上の手順で、ドライバー2への階調デー
タの転送処理、および、キャッシュメモリ15aへの書
き込み処理が終了すると、CPU・4による次の画像デ
ータの書き込み(更新)があるまで、コントローラ25
は、フレーム信号に同期して、以下に示す内蔵メモリ2
aの記憶内容書替処理を繰り返す。
【0087】最初のフレーム信号が入力されると、コン
トローラ25は、まず、第1フレームに対する処理を開
始する。ここで、コントローラ25は、まず、キャッシ
ュメモリ15aから、(1)2が読み込まれるまで、ビ
ット座標(1,1),(2,1),(3,1)……の順
番で、各ビットのデータ(1ビット)を順次読み込み続
ける。なお、当然のことながら、ビット座標(40,
n)の次は、ビット座標(1,n+1)が読み込まれ
る。
【0088】そして、例えば、キャッシュメモリ15a
のビット座標(i,n)のデータが(1)2 である場
合、コントローラ25は、画像データ記憶部13aか
ら、ピクセル((i−1)×8+1,n)に対応する画
像データ(8ビットデータ)を読み込む。次に、コント
ローラ25は、読み出した画像データをアドレスとし
て、パレット変換レジスタ16から、階調データ(12
ビット)を読み出す。
【0089】読み出された階調データ(12ビット)の
内、上位4ビット(第8ビット〜第11ビット)が、該
ピクセルの赤色ドットの階調データに相当する。そし
て、該階調データが(0)16 または(F)16である場
合、コントローラ25は、転送処理を行なわない。一
方、該階調データが(0)16または(F)16のいずれで
もない場合には、コントローラ25は、該階調データ
(および、画像データ記憶部13aにおける画像データ
のアドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2
aに対して上記転送処理を行う。
【0090】また、読み出された階調データ(12ビッ
ト)の内、中位4ビット(第4ビット〜第7ビット)
が、該ピクセルの緑色ドットの階調データに相当する。
そして、該階調データが(0)16または(F)16である
場合、コントローラ25は、転送処理を行なわない。一
方、該階調データが(0)16または(F)16のいずれで
もない場合には、コントローラ25は、該階調データ
(および、画像データ記憶部13aにおける画像データ
のアドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2
aに対して上記転送処理を行う。
【0091】また、読み出された階調データ(12ビッ
ト)の内、下位4ビット(第0ビット〜第3ビット)
が、該ピクセルの青色ドットの階調データに相当する。
そして、該階調データが(0)16または(F)16である
場合、コントローラ25は、転送処理を行なわない。一
方、該階調データが(0)16または(F)16のいずれで
もない場合には、コントローラ25は、該階調データ
(および、画像データ記憶部13aにおける画像データ
のアドレス)に基づいて、ドライバー2の内蔵メモリ2
aに対して上記転送処理を行う。
【0092】以下、コントローラ25は、同様の手順
で、ピクセル((i−1)×8+2,n)〜((i−
1)×8+8,n)を構成する各表示ドット(R,G,
B)に対して、上述した画像データの読み込み処理と、
画像データから階調データへの変換処理を行い、必要に
応じて、該階調データの転送処理を行う。そして、ピク
セル((i−1)×8+8,n)に対する処理が終了す
ると、コントローラ25は、キャッシュメモリ15aか
らの読み込み処理を、次のビット(この場合は、ビット
座標(i+1,n))から再び続ける。以上の動作を続
け、キャッシュメモリ15aの最後のビット、すなわ
ち、ビット座標(40,240)からの読み込み、およ
び、該データに基づく処理が終了すると、第1フレーム
に対する処理を終了する。
【0093】そして、次のフレーム信号が入力される
と、コントローラ25は、第1フレームと同様の手順
で、第2フレームに対する処理を行う。以下、コントロ
ーラ25は、フレーム信号が入力される度に、処理対象
のフレーム番号をインクリメントしながら、順次、各フ
レームに対して同様の処理を繰り返す。以上が、コント
ローラ25による内蔵メモリ2aの書き替え動作の説明
である。
【0094】以上で、上記構成による表示装置の動作説
明を終了する。本実施形態によれば、他の実施形態と同
様に、画像データ記憶部13aから読み出す階調データ
量、および、ドライバー2に転送するデータ量を、従来
装置よりもかなり少なく抑えることができる。
【0095】さらに、本実施形態によれば、画像データ
記憶部13a内の画像データを書き換えなくとも、パレ
ット変換レジスタ16内の階調データを書き換えるだけ
で、LCDパネル1上の各ピクセルの色彩・階調を変化
させることができる。また、この場合、同じ画像データ
を有するピクセルについては、同時に、かつ、同じ色彩
・階調に変化させることができる。故に、CRTディス
プレイでの表示を前提として作成された画像データを液
晶表示装置で表示する際に、該画像の色合いが微妙に変
化した場合であっても、パレット変換レジスタ16の記
憶内容を補正するだけでよく、画像データを、液晶表示
装置用に新たに作り直す必要がない。
【0096】§4.補足 以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものでは
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等
があってもこの発明に含まれる。
【0097】上記各実施形態において、各メモリ(内蔵
メモリ2a、VRAM・3、キャッシュメモリ15a)
とコントローラ5(または15,25)との間のデータ
の読み込み/書き込みは、バイト単位でもビット単位で
も構わない。例えば、上記第3実施形態では、画像デー
タの読込みを1ピクセルずつ(8ビット単位)で行い、
階調データの転送を1ドットずつ(1ビット単位)で行
ったが、本装置を構成するハードウェアにおいて、画像
データの読込みがワード(16ビット)単位で行われ、
階調データの転送がバイト(8ビット)単位で行われる
ならば、8ピクセル分の画像データ(8ビット×8=6
4ビット)を、連続する4ワードデータとして読み込
み、同8ピクセル分の階調データ(RGBの3ビット×
8=24ビット)を、連続する3バイトデータとして転
送することも考えられる。
【0098】また、第1実施形態では、LCDパネル1
の各行(320ピクセル)を、160ピクセルずつ左右
に2分割し、これによって生じた480(=2×24
0)個の分割領域のそれぞれに対して、フレームバッフ
ァ3bの各ビット(480ビット)を割り当てている
が、LCDパネル1の表示画面の分割形態、および、こ
れに対応するフレームバッファ3bの記憶容量は、上記
一例には限定されず、例えば、フレームバッファ3bの
記憶容量を、320×240=76,800ビットと
し、LCDパネル1の各ピクセル(320×240ピク
セル)に対応して、それぞれ1ビットを割り当てる等、
様々な組み合わせが考えられる。同様に、第2,3実施
形態におけるキャッシュメモリ15aとLCDパネル1
との対応関係も、該第2,3実施形態に示した一例には
限定されない。
【0099】また、上記各実施形態では、15枚のフレ
ームで1画面を構成し、該15枚のフレーム中における
ON状態/OFF状態の割合によって、1画面中の該表
示ドットの階調が決定されるとしたが、1画面を構成す
るフレームの数は、15枚には限定されず、それより少
なくても多くても構わない。
【0100】また、第3実施形態では、第2実施形態
(図4参照)に対して、画像データを階調データに変換
するパレット変換機能を新たに追加する例を示したが、
同様の構成により、該パレット変換機能を第1実施形態
(図1参照)に追加することも考えられる。
【0101】次に、請求項記載の各手段と上記実施形態
との対応関係を説明する。 階調情報記憶手段……画像データ記憶部3a(第1,2実施形態) 画像情報記憶手段……画像データ記憶部13a(第3実施形態) 対応関係記憶手段……パレット変換レジスタ16(第3実施形態) 有無情報記憶手段……フレームバッファ3b(第1実施形態) キャッシュメモリ15a(第2,3実施形態) 有無情報書込手段……コントローラ5(第1実施形態) コントローラ15(第2実施形態) コントローラ25(第3実施形態) 検出手段……コントローラ5(第1実施形態) コントローラ15(第2実施形態) コントローラ25(第3実施形態) 階調情報読出手段……コントローラ5(第1実施形態) コントローラ15(第2実施形態) 画像情報読込手段……コントローラ25(第3実施形態) 変換手段……コントローラ25(第3実施形態) 駆動手段……ドライバー2 表示手段……LCDパネル1 階調情報書込手段……CPU・4
【0102】
【実施例】以下に、従来装置(図9参照)と上記実施形
態(図1,図4参照)とのデータ転送量の比較に関する
実施例を示す。なお、本実施例の条件は以下の通りであ
る。 LCDパネル1のサイズは、横320×縦240ピク
セルとする。 LCDパネル1の各ピクセルは、赤(R),G
(緑),B(青)の3ドットから構成されるとする。 LCDパネル1において、各表示ドットは、16階調
(0/15〜15/15)で表示可能とする。 LCDパネル1の表示画面の1/4を階調度8/15
(≒53)の中間階調とし、残りを階調度0%または1
00%とする。 従来装置と上記実施形態(第1実施形態、第2実施形
態)において、フレーム信号の周波数は同一(150H
z)とする。
【0103】以上の条件における実施例の結果は以下の
通りである。 (1)従来装置 a.コントローラ105からドライバー102への転送
量 従来装置では、全表示ドットのON/OFF状態を示す
データ(1ビット)を、全てのフレームにおいて、ドラ
イバー102へ転送しなくてはならないので、1画面
(フレーム15枚)あたりの転送量は、 320×240×3×15 =3,456,000ビット =432,000バイト となる。
【0104】b.画像データ記憶部3aからコントロー
ラ105への転送量 従来装置では、全表示ドットの階調データ(4ビット)
を、全てのフレームにおいて、画像データ記憶部3aか
ら読み出さなくてはならないので、1画面(フレーム1
5枚)あたりの転送量は、 320×240×3×4×15 =13,824,000ビット =1,728,000バイト となる。但し、この場合、読み出すべき階調データを指
定するためのアドレスを転送する必要があるので、実際
の転送量は、この2倍、すなわち、 1,728,000×2=3,456,000バイト となる。
【0105】c.合計 上記a.とb.を加算すると、1画面(フレーム15
枚)あたりの従来装置による転送量は、 432,000+3,456,000=3,888,0
00バイト となる。
【0106】(2)第1実施形態 a.コントローラ5からドライバー2への転送量 第1実施形態では、中間階調を表示する表示ドット(全
ドットの1/4)についてのみ、該表示ドットのON/
OFF状態を示すデータ(1ビット)を、2フレーム分
だけ転送すればよいので、1画面(フレーム15枚)あ
たりの転送量は、 320×240×3×(1/4)×2 =115,200ビット =14,400バイト となる。但し、第1実施形態では、上記データと共に、
該表示ドットを指定するための座標データ(アドレス)
を転送する必要があるので、実際の転送量は、この2
倍、すなわち、 14,400×2=28,800バイト となる。
【0107】b.VRAM・3からコントローラ5への
転送量 第1実施形態では、フレームバッファ3bの記憶内容に
基づいて、画像データ記憶部3aをアクセスする。ここ
で、フレームバッファ3bからの転送量は、 2×240×15 =7200ビット =900バイト となる。一方、画像データ記憶部3aからの転送量は、 (320/2)×(240/2)×3×4×2 =460,800ビット =57,600バイト となる。但し、この場合、読み出すべき階調データを指
定するためのアドレスを転送する必要があるので、実際
の転送量は、この2倍、すなわち、 57,600×2=115,200バイト となる。故に、VRAM・3アクセス時の合計の転送量
は、 900+115,200=116,100バイト となる。
【0108】c.合計 上記a.とb.を加算すると、1画面(フレーム15
枚)あたりの第1実施形態によるデータ転送量は、 28,800+116,100=144,900バイト となる。
【0109】(3)第2実施形態 a.コントローラ15からドライバー2への転送量 第2実施形態におけるコントローラ15からドライバー
2への転送量は、第1実施形態と同じ値(28,800
バイト)である。
【0110】b.画像データ記憶部3aからコントロー
ラ15への転送量 第2実施形態では、キャッシュメモリ15aの記憶内容
に基づいて、画像データ記憶部3aをアクセスする。こ
こで、キャッシュメモリ15aはコントローラ15に内
蔵されているので、転送時における消費電流という観点
からみると、画像データ記憶部3aからの転送量のみが
問題となる。画像データ記憶部3aからの転送量は、 (320/2)×(240/2)×3×4×2 =460,800ビット =57,600バイト となる。但し、この場合、読み出すべき階調データを指
定するためのアドレスを転送する必要があるので、実際
の転送量は、この2倍、すなわち、 57,600×2=115,200バイト となる。
【0111】c.合計 上記a.とb.を加算すると、1画面(フレーム15
枚)あたりの第2実施形態によるデータ転送量は、 28,800+115,200=144,000バイト となる。
【0112】(4)比較結果 このように、第1実施形態では、従来装置と比較して、
1画面(フレーム15枚)あたりの合計のデータ転送量
が約1/27(≒3,888,000÷144,90
0)に減少し、これに伴って、消費電流も減少する。ま
た、第2実施形態では、従来装置と比較して、1画面
(フレーム15枚)あたりの合計のデータ転送量が約1
/27(=3,888,000÷144,000)に減
少し、これに伴って、消費電流も減少する。また、本実
施例では、上記条件として、中間階調の面積をLCD
パネル1の表示画面の1/4としたが、中間階調の面積
が少なければ少ないほど、従来装置と上記実施形態(第
1実施形態、第2実施形態)との消費電流差はさらに大
きくなる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、階調情報記憶手段(または、画像情報記憶手段)と
表示手段との間のデータ転送量が少なくなるので、該デ
ータ転送にかかる消費電流を低く抑えることができる、
という効果がある。また、この発明によれば、ある表示
装置用に作成された画像データを、階調度の異なる他の
表示装置で表示する際に、該画像の色合いが微妙に変化
した場合であっても、対応関係記憶手段の記憶内容を修
正するだけで対応可能であり、該画像データを(階調度
の異なる)表示装置用に新たに作り直す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態による表示装置の構
成例を示すブロック図である。
【図2】 (a)はLCDパネルの階調表示の一例を示
す説明図であり、(b)は(a)に示す階調表示例を表
示する際における処理例を示す説明図である。
【図3】 同実施形態におけるフレームバッファ,画像
データ記憶部の記憶内容例を示す説明図である。
【図4】 この発明の第2実施形態による表示装置の構
成例を示すブロック図である。
【図5】 同実施形態におけるキャッシュメモリ,画像
データ記憶部の記憶内容例を示す説明図である。
【図6】 この発明の第3実施形態による表示装置の構
成例を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態によるパレット変換レジスタの一
例を示す説明図である。
【図8】 同実施形態におけるキャッシュメモリ,画像
データ記憶部の記憶内容例を示す説明図である。
【図9】 従来の表示装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1……LCDパネル、 2……ドライバー、 2a……
内蔵メモリ、3……VRAM、 3a,13a……画像
データ記憶部、3b……フレームバッファ、 4……C
PU、5,15,25……コントローラ、 15a……
キャッシュメモリ、16……パレット変換レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 641 G09G 3/20 641E 5/00 5/00 550R 550 550X 520A

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示ドットから構成される表示手
    段の各表示ドットに対応して、該表示ドットの表示階調
    を示す階調情報を記憶する階調情報記憶手段と、 前記階調情報記憶手段の記憶領域を複数の領域に分割し
    た領域である分割領域について、各分割領域内に記憶さ
    れた階調情報の少なくとも1つ以上が中間階調である場
    合に所定値を示す有無情報を、各分割領域に対応して記
    憶する有無情報記憶手段と、 前記階調情報記憶手段に記憶された階調情報に基づい
    て、前記有無情報記憶手段に、前記有無情報を書き込む
    有無情報書込手段と、 前記有無情報記憶手段に記憶された有無情報に基づい
    て、前記階調情報記憶手段を構成する分割領域の中か
    ら、記憶された階調情報の少なくとも1つ以上が中間階
    調である分割領域のみを検出する検出手段と、 前記検出手段が検出した分割領域から、中間階調である
    階調情報のみを読み込み、出力する階調情報読出手段
    と、 前記階調情報読出手段が出力した階調情報を記憶すると
    共に、該記憶した階調情報に基づいて、該階調情報に対
    応する表示ドットを、該階調情報が示す表示階調で駆動
    表示する駆動手段とを具備することを特徴とする表示制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記階調情報記憶手段と前記有無情報記
    憶手段は、同じ集積回路内に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記有無情報書込手段と前記検出手段と
    前記階調情報読出手段のうちの少なくとも1つ以上と、
    前記有無情報記憶手段は、同じ集積回路内に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、所定数の表示ドットか
    ら構成されるピクセルを単位として、該ピクセルの行列
    で構成され、 前記分割領域は、前記階調情報記憶手段の記憶領域を、
    前記行列の各行に対応して分割した領域であることを特
    徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、所定数の表示ドットか
    ら構成されるピクセルを単位として、該ピクセルの行列
    で構成され、 前記分割領域は、前記階調情報記憶手段の記憶領域を、
    前記行列の各行を構成する複数のピクセルに対応して分
    割した領域であることを特徴とする請求項1記載の表示
    制御装置。
  6. 【請求項6】 第1の所定番号から第2の所定番号まで
    を繰り返し計数する計数手段を具備し、 前記駆動手段は、 前記表示手段の各表示ドットに対応して、該表示ドット
    をON状態とOFF状態のいずれにするかを示す指示情
    報を記憶する指示情報記憶手段と、 前記指示情報記憶手段に記憶された指示情報に基づい
    て、対応する各表示ドットをON状態またはOFF状態
    にする点滅手段とを具備し、 前記階調情報読出手段は、 前記検出手段が検出した分割領域から、中間階調である
    階調情報のみを読み込む階調情報読込手段と、 前記階調情報読込手段が読み込んだ階調情報についての
    み、該階調情報と前記計数手段が示す現在の番号とに基
    づいて、前記指示情報記憶手段に指示情報を書き込む指
    示情報書込手段とを具備することを特徴とする請求項1
    記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記指示情報記憶手段と前記点滅手段
    は、同じ集積回路内に設けられていることを特徴とする
    請求項6記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の表示制御装置と、 複数の表示ドットから構成される表示手段と、 前記階調情報記憶手段に任意の階調情報を書き込む階調
    情報書込手段とを具備することを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、液晶表示パネルである
    ことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 複数の表示ドットから構成される表示
    手段の各表示ドットに対応して、該表示ドットの表示内
    容を示す画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、 各画像情報と該画像情報に対応する階調データとの対応
    関係を記憶する対応関係記憶手段と、 前記画像情報記憶手段の記憶領域を複数の領域に分割し
    た領域である分割領域について、各分割領域内に記憶さ
    れた画像情報に対応する階調情報の少なくとも1つ以上
    が中間階調である場合に所定値を示す有無情報を、各分
    割領域に対応して記憶する有無情報記憶手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶された画像情報に対応する
    階調情報に基づいて、前記有無情報記憶手段に、前記有
    無情報を書き込む有無情報書込手段と、 前記有無情報記憶手段に記憶された有無情報に基づい
    て、前記画像情報記憶手段を構成する分割領域の中か
    ら、記憶された画像情報に対応する階調情報の少なくと
    も1つ以上が中間階調である分割領域のみを検出する検
    出手段と、 前記検出手段が検出した分割領域から、対応する階調情
    報が中間階調である画像情報のみを読み込む画像情報読
    込手段と、 前記対応関係記憶手段が記憶している対応関係に基づい
    て、前記画像情報読込手段が読み込んだ画像情報を階調
    情報に変換し、出力する変換手段と、 前記変換手段が出力した階調情報を記憶すると共に、該
    記憶した階調情報に基づいて、該階調情報に対応する表
    示ドットを、該階調情報が示す表示階調で駆動表示する
    駆動手段とを具備することを特徴とする表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記画像情報記憶手段と前記有無情報
    記憶手段は、同じ集積回路内に設けられていることを特
    徴とする請求項10記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記対応関係記憶手段と前記有無情報
    書込手段と前記検出手段と前記画像情報読込手段と前記
    変換手段のうちの少なくとも1つ以上と、前記有無情報
    記憶手段は、同じ集積回路内に設けられていることを特
    徴とする請求項10記載の表示制御装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、所定数の表示ドット
    から構成されるピクセルを単位として、該ピクセルの行
    列で構成され、 前記分割領域は、前記画像情報記憶手段の記憶領域を、
    前記行列の各行に対応して分割した領域であることを特
    徴とする請求項10記載の表示制御装置。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、所定数の表示ドット
    から構成されるピクセルを単位として、該ピクセルの行
    列で構成され、 前記分割領域は、前記画像情報記憶手段の記憶領域を、
    前記行列の各行を構成する複数のピクセルに対応して分
    割した領域であることを特徴とする請求項10記載の表
    示制御装置。
  15. 【請求項15】 第1の所定番号から第2の所定番号ま
    でを繰り返し計数する計数手段を具備し、 前記駆動手段は、 前記表示手段の各表示ドットに対応して、該表示ドット
    をON状態とOFF状態のいずれにするかを示す指示情
    報を記憶する指示情報記憶手段と、 前記指示情報記憶手段に記憶された指示情報に基づい
    て、対応する各表示ドットをON状態またはOFF状態
    にする点滅手段とを具備し、 前記変換手段は、 前記対応関係記憶手段が記憶している対応関係に基づい
    て、前記画像情報読込手段が読み込んだ画像情報を階調
    情報に変換する階調情報変換手段と、 前記階調情報変換手段が変換した階調情報についての
    み、該階調情報と前記計数手段が示す現在の番号とに基
    づいて、前記指示情報記憶手段に指示情報を書き込む指
    示情報書込手段とを具備することを特徴とする請求項1
    0記載の表示制御装置。
  16. 【請求項16】 前記指示情報記憶手段と前記点滅手段
    は、同じ集積回路内に設けられていることを特徴とする
    請求項15記載の表示制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項10記載の表示制御装置と、 複数の表示ドットから構成される表示手段と、 前記画像情報記憶手段に任意の画像情報を書き込む画像
    情報書込手段とを具備することを特徴とする表示装置。
  18. 【請求項18】 前記表示手段は、液晶表示パネルであ
    ることを特徴とする請求項17記載の表示装置。
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