JP3468501B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP3468501B2
JP3468501B2 JP00115498A JP115498A JP3468501B2 JP 3468501 B2 JP3468501 B2 JP 3468501B2 JP 00115498 A JP00115498 A JP 00115498A JP 115498 A JP115498 A JP 115498A JP 3468501 B2 JP3468501 B2 JP 3468501B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/08Timing control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/36Inputs being a function of speed
    • F16H2059/363Rate of change of input shaft speed, e.g. of engine or motor shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/14Inputs being a function of torque or torque demand

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにトルク
コンバータを介して接続された自動変速機に付設されて
自動変速機の変速作動を制御する変速制御装置に関し、
特に摩擦係合要素同志の組み合わせで変速を行う自動変
速機の変速制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の変速制御装置は、例えば特開平
6−42622号公報に示されている。この公報にて提
案された自動変速機の変速制御装置は、変速信号の出力
に基づいて一方の摩擦係合要素が解除され他方の摩擦係
合要素が係合されることにより得られるアップシフト時
に、解除側摩擦係合要素の係合油圧をスロードレン状態
からクィックドレン状態に切り換える機能を有するとと
もに、エンジントルクを検出するエンジントルク検出手
段と、前記変速信号が出力されたときに前記変速信号の
出力時から前記クイックドレン状態の開始時までのタイ
ミング時間を前記エンジントルク検出手段からの検出信
号に基づいて無段階に決定するタイミング時間決定手段
と、このタイミング時間決定手段により決定されたタイ
ミング時間中は前記スロードレン状態とさせまたタイミ
ング時間の経過時に前記クィックドレン状態とさせる作
動制御手段を備えてなるもので、エンジントルクに合っ
た最適な切換タイミングにてスロードレン状態からクィ
ックドレン状態に切換が行われて、エンジン吹き及び変
速ショックが的確に防止されて最適な変速フィーリング
を得ることができるようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の変速制
御装置においては、エンジントルクに合った最適な切換
タイミングにてスロードレン状態からクィックドレン状
態に切換が行われるものであるため、エンジントルク自
体に変化やばらつきがあると、最適な切換タイミングに
てスロードレン状態からクィックドレン状態に切換が行
われなくなることがある。 【0004】ところで、スロットル開度とエンジン回転
数に基づいて得られるエンジントルクは、一般的に知ら
れているように、エンジン性能の個体ばらつき及び経時
変化、エアコンのON/OFF、登坂路走行、降坂路走
行等の使用状態変化によって、特にエンジンの低出力時
に無視できない程度に変化・ばらつくものである。した
がって、エンジントルクの変化・ばらつきが大きい場合
には、上記した従来の変速制御装置によってエンジン吹
き及び変速ショックが的確に防止されないことがある。 【0005】本発明は、上記した問題に対処すべくなさ
れたものであり、基本的にはエンジントルクに応じた切
換タイミングにてスロードレン状態からクィックドレン
状態に切換が行われるように設定した上で、エンジント
ルクが無視できない程度に変化・ばらつく領域(例え
ば、エンジンの出力トルクが小さい領域)では補助的に
エンジントルクより諸条件による変化・ばらつきが少な
いタービントルクに応じてスロードレン状態からクィッ
クドレン状態に切換が行われるように設定して、エンジ
ントルクが無視できない程度に変化・ばらつく領域でも
最適な切換タイミングにてスロードレン状態からクィッ
クドレン状態に切換が行われるようにして変速フィーリ
ングを改善することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、エンジンにトルクコンバー
タを介して接続された自動変速機に付設され、変速信号
の出力に基づいて一方の摩擦係合要素が解除され他方の
摩擦係合要素が係合されることにより得られるアップシ
フト時に、解除側摩擦係合要素の係合油圧をスロードレ
ン状態からクィックドレン状態に切り換える機能を有す
るとともに、エンジントルクを検出するエンジントルク
検出手段と、前記変速信号が出力されたときに前記変速
信号の出力時から前記クイックドレン状態の開始時まで
のタイミング時間を前記エンジントルク検出手段からの
検出信号に基づいて無段階に決定するタイミング時間決
定手段と、このタイミング時間決定手段により決定され
たタイミング時間中は前記スロードレン状態とさせまた
タイミング時間の経過時に前記クィックドレン状態とさ
せる作動制御手段を備えてなる自動変速機の変速制御装
置において、車速とアップシフト前の変速ギヤ比から求
められる前記トルクコンバータのタービン回転数と前記
トルクコンバータの性能特性からタービントルクの小領
域上限値を出力するに必要なパワーオフエンジン回転数
を演算する演算手段と、この演算手段によって演算され
た前記パワーオフエンジン回転数と実際のエンジン回転
数を比較して実際のエンジン回転数が前記パワーオフエ
ンジン回転数以上のときには前記作動制御手段を実行さ
せ、また実際のエンジン回転数が前記パワーオフエンジ
ン回転数未満のときには前記作動制御手段を実行させる
ことなく直ちに前記クィックドレン状態とさせる補助作
動制御手段を設けた。 【0007】 【発明の作用・効果】本発明による変速制御装置におい
ては、基本的にはエンジントルクに合った最適な切換タ
イミングにてスロードレン状態からクィックドレン状態
に切換が行われるようにした上で、エンジントルクが無
視できない程度に変化・ばらつく領域(例えば、エンジ
ンの出力トルクが小さい領域)ではエンジントルクより
諸条件による変化・ばらつきが少ないタービントルクに
応じて最適な切換タイミングにてスロードレン状態から
クィックドレン状態に切換が行われるようにした作動が
補助的に得られるものであるため、エンジントルクが無
視できない程度に変化・ばらつく領域でも変速ショック
が小さい最適な切換タイミングにてスロードレン状態か
らクィックドレン状態に切換が行われる。したがって、
エンジン性能の個体ばらつき及び経時変化、エアコンの
ON/OFF、登坂路走行、降坂路走行等の使用状態変
化に殆ど影響されることなく変速ショックが的確に防止
されて最適な変速フィーリングを得ることができる。 【0008】また、本発明による変速制御装置において
使用している演算手段と補助作動制御手段は、エンジン
が別機種に変更されたとしても、使用するトルクコンバ
ータ及び自動変速機が同じであれば、同一のものが使用
できるため、変速制御装置の開発期間が短縮できる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は自動車用ロックアップ機
構付4速自動変速機のギヤトレーンを概略的に示してい
て、このギヤトレーンはトルクコンバータT,遊星歯車
機構G1,G2,G3を備えるとともにロックアップ用
の油圧クラッチL/Uと変速用の油圧クラッチCo,C
1,C2,油圧ブレーキBo,B1,B2及び一方向ク
ラッチFo,F1,F2等を備えている。 【0010】図2は上記した油圧クラッチL/U,C
o,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等の
作動・非作動を制御する油圧制御装置を示していて、こ
の油圧制御装置はシフトレバー11のシフト操作に応じ
て作動するマニュアルバルブ10と、アクセルペダルの
踏み込み(エンジンの出力)に応じて作動するスロット
ルバルブ20と、各パイロット油室に供給される油圧に
応じて作動するカットバックバルブ30,プライマリレ
ギュレータバルブ40,セカンダリレギュレータバルブ
50,ロックアップシグナルバルブ60,ロックアップ
コントロールバルブ70,1−2シフトバルブ80,2
−3シフトバルブ90,3−4シフトバルブ100,リ
バースコントロールバルブ110,アキュムレータコン
トロールバルブ120,モジュレータバルブ130,ロ
ーコーストモジュレータバルブ140,COイグゾース
トバルブ150,オリフィスコントロールバルブ16
0,ローインヒビットバルブ170,2−3シフトタイ
ミングバルブ180とアキュムレータA1〜A4を備え
るとともに、電子制御装置によって作動を制御されるソ
レノイドバルブSOL1,SOL2,SOL3,SOL
4を備えており、上記した各バルブ及び各アキュムレー
タは上記した油圧クラッチL/U,Co,C1,C2及
び油圧ブレーキBo,B1,B2等と図示のごとく接続
されている。 【0011】図3は自動変速機制御のためのシステム図
であり、エンジンEにはエンジン回転数を検出するため
のエンジン回転センサS1とスロットル開度を検出する
ためのリニヤスロットルセンサS2が取付けられ、また
エンジンEにトルクコンバータTを介して接続された自
動変速機Mには車速を検出するためのアウトプットシャ
フト回転センサS3と各シフトポジション(P,R,
N,D,S,L)を検出するためのポジションセンサS
4が取付けられ、自動変速機Mの油圧制御装置Maには
上記したソレノイドバルブSOL1,SOL2,SOL
3,SOL4が取付けられていて、各ソレノイドバルブ
SOL1,SOL2,SOL3,SOL4の作動が各セ
ンサS1〜S4からの信号に基づいて電子制御装置EC
Uにより制御されるように構成されている。 【0012】上記構成において、シフトレバー11がP
ポジションにシフトされると、マニュアルバルブ10が
Pレンジにシフトされるとともに、シフトレバーのPポ
ジションへの操作がポジションセンサS4により検出さ
れて、電子制御装置ECUによりソレノイドバルブSO
L1,SOL2がONとされて閉じられ、またソレノイ
ドバルブSOL3がOFFとされて開かれる。これによ
って、マニュアルバルブ10にてRレンジ回路202,
Dレンジ回路203,Sレンジ回路204,Lレンジ回
路205がライン圧供給回路201との連通を遮断され
てリザーバに接続される。したがって、Dレンジ回路2
03に接続されている油圧クラッチC1がマニュアルバ
ルブ10を介してリザーバに接続され、油圧クラッチC
2が作動状態(スプールがスプリングに抗して押動され
た状態)の2−3シフトバルブ90とマニュアルバルブ
10またはRレンジ回路202とマニュアルバルブ10
を介してリザーバに接続され、油圧ブレーキBoが作動
状態の3−4シフトバルブ100を介してリザーバに接
続され、油圧ブレーキB1が作動状態の2−3シフトバ
ルブ90と作動状態の1−2シフトバルブ80とDレン
ジ回路203とマニュアルバルブ10を介してリザーバ
に接続され、油圧ブレーキB2が作動状態の1−2シフ
トバルブ80と作動状態のリバースコントロールバルブ
110を介してリザーバに接続されるとともに、3−4
シフトバルブ100に接続されているライン圧供給回路
201が上方のパイロット油室101に付与される油圧
によって作動状態の3−4シフトバルブ100と非作動
状態のCOイグゾーストバルブ150を介して油圧クラ
ッチCoに接続されて、Pレンジサーキットが形成さ
れ、油圧クラッチCo,C1,C2及び油圧ブレーキB
o,B1,B2等の作動・非作動状態が図4(○印が作
動状態であり、無印が非作動状態である)のPモードに
て示したようになり、図1に示したギヤトレーンがニュ
ートラル状態とされる。 【0013】また、シフトレバー11がRポジションに
シフトされると、マニュアルバルブ10がRレンジにシ
フトされるとともに、シフトレバー11のRポジション
への操作がポジションセンサS4により検出されて、電
子制御装置ECUによりソレノイドバルブSOL2がO
Nとされて閉じられ、またソレノイドバルブSOL1,
SOL3がOFFとされて開かれる。これによって、マ
ニュアルバルブ10にてライン圧供給回路201がRレ
ンジ回路202に接続されるとともに、Dレンジ回路2
03,Sレンジ回路204,Lレンジ回路205がライ
ン圧供給回路201との連通を遮断されてリザーバに接
続される。したがって、油圧クラッチC1と油圧ブレー
キBoが上述したPレンジサーキットと同様にリザーバ
に接続されるとともに、油圧ブレーキB1が非作動状態
の2−3シフトバルブ90と2−3シフトタイミングバ
ルブ180を介してリザーバに接続され、またマニュア
ルバルブ10に接続されているライン圧供給回路201
がRレンジ回路202と非作動状態のリバースコントロ
ールバルブ110と作動状態の1−2シフトバルブ80
を介して油圧ブレーキB2に接続されると同時にRレン
ジ回路202を介して油圧クラッチC2に接続され、ま
た3−4シフトバルブ100に接続されているライン圧
供給回路201が作動状態の3−4シフトバルブ100
と非作動状態のCOイグゾーストバルブ150を介して
油圧クラッチCoに接続されて、Rレンジサーキットが
形成され、油圧クラッチCo,C1,C2及び油圧ブレ
ーキBo,B1,B2等の作動・非作動状態が図4のR
モードにて示したようになり、図1に示したギヤトレー
ンにおいてリバースギヤ列が完成される。 【0014】また、シフトレバーがNポジションにシフ
トされると、マニュアルバルブ10がNレンジにシフト
されるとともに、シフトレバーのNポジションへの操作
がポジションセンサS4により検出されて、電子制御装
置ECUによりソレノイドバルブSOL1,SOL2が
ONとされて閉じられ、またソレノイドバルブSOL3
がOFFとされて開かれる。これによって、マニュアル
バルブ10にて上述したPレンジサーキットと同様にR
レンジ回路202,Dレンジ回路203,Sレンジ回路
204,Lレンジ回路205がライン圧供給回路201
との連通を遮断されてリザーバに接続される。したがっ
て、油圧クラッチC1,C2と油圧ブレーキBo,B
1,B2が上述したPレンジサーキットと同様にリザー
バに接続されるとともに、3−4シフトバルブ100に
接続されているライン圧供給回路201が作動状態の3
−4シフトバルブ100と非作動状態のCOイグゾース
トバルブ150を介して油圧クラッチCoに接続され
て、Nレンジサーキットが形成され、油圧クラッチC
o,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等の
作動・非作動状態が図4のNモードにて示したようにな
り、図1に示したギヤトレーンがニュートラル状態とさ
れる。 【0015】また、シフトレバー11がDポジションに
シフトされると、マニュアルバルブ10がDレンジにシ
フトされるとともに、シフトレバー11のDポジション
への操作がポジションセンサS4により検出されて、電
子制御装置ECUにより車速(アウトプットシャフト回
転センサS3からの信号によって得られる)及びスロッ
トル開度(リニヤスロットルセンサS2からの信号によ
って得られる)に応じてソレノイドバルブSOL1〜S
OL3のON・OFFが以下の(D1),(D2),
(D3),(D4)にて説明するように制御されるとと
もに、マニュアルバルブ10にてライン圧供給回路20
1がDレンジ回路203に接続され、Rレンジ回路20
2,Sレンジ回路204,Lレンジ回路205がライン
圧供給回路201との連通を遮断されてリザーバに接続
される。 【0016】(D1)第1速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL2,SOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、2−3シフトバ
ルブ90が上方のパイロット油室91にパイロット圧を
受けて作動状態となり、また3−4シフトバルブ100
が下方のパイロット油室102にDレンジ回路203と
作動状態の2−3シフトバルブ90を介してライン圧供
給回路201のライン圧を受けて作動状態とされる。し
たがって、油圧クラッチC2が作動状態の2−3シフト
バルブ90とマニュアルバルブ10またはRレンジ回路
202とマニュアルバルブ10を介してリザーバに接続
され、油圧ブレーキBoが作動状態の3−4シフトバル
ブ100を介してリザーバに接続され、油圧ブレーキB
1が作動状態の2−3シフトバルブ90と非作動状態の
1−2シフトバルブ80を介してリザーバに接続され、
油圧ブレーキB2が非作動状態の1−2シフトバルブ8
0と作動状態の2−3シフトバルブ90とLレンジ回路
205とマニュアルバルブ10を介してリザーバに接続
されるとともに、3−4シフトバルブ100に接続され
たライン圧供給回路201が作動状態の3−4シフトバ
ルブ100と非作動状態のCOイグゾーストバルブ15
0を介して油圧クラッチCoに接続され、またDレンジ
回路203に接続されている油圧クラッチC1がマニュ
アルバルブ10を介してライン圧供給回路201に接続
されて、D−1レンジサーキットが形成され、油圧クラ
ッチCo,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B
2等の作動・非作動状態が図4のD−1モードにて示し
たようになり、図1に示したギヤトレーンにおいて1速
変速段のギヤ列が完成される。 【0017】(D2)第2速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1,SOL2が
ONとされて閉じられ、ソレノイドバルブSOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、1−2シフトバ
ルブ80と2−3シフトバルブ90と3−4シフトバル
ブ100の各パイロット油室81,91,101にパイ
ロット圧が付与されて、1−2シフトバルブ80,2−
3シフトバルブ90,3−4シフトバルブ100が共に
作動状態とされる。したがって、Dレンジ回路203に
接続されている油圧クラッチC1がマニュアルバルブ1
0を介してライン圧供給回路201に接続され、油圧ブ
レーキB1が作動状態の2−3シフトバルブ90と作動
状態の1−2シフトバルブ80とDレンジ回路203と
マニュアルバルブ10を介してライン圧供給回路201
に接続されるとともに、油圧クラッチCoが油圧ブレー
キB1への圧油供給によって作動状態とされたCOイグ
ゾーストバルブ150と作動状態の3−4シフトバルブ
100とSレンジ回路204とマニュアルバルブ10を
介してリザーバに接続され、油圧クラッチC2が作動状
態の2−3シフトバルブ90とマニュアルバルブ10ま
たはRレンジ回路202とマニュアルバルブ10を介し
てリザーバに接続され、油圧ブレーキBoが作動状態の
3−4シフトバルブ100を介してリザーバに接続さ
れ、油圧ブレーキB2が作動状態の1−2シフトバルブ
80とライン圧供給回路201及びDレンジ回路203
からの両油圧をスプリングの作用方向と同方向に受けて
スプールが図示上方へ押動されているリバースコントロ
ールバルブ110とRレンジ回路202とマニュアルバ
ルブ10を介してリザーバに接続されて、D−2レンジ
サーキットが形成され、油圧クラッチCo,C1,C2
及び油圧ブレーキBo,B1,B2等の作動・非作動状
態が図4のD−2モードにて示したようになり、図1に
示したギヤトレーンにおいて2速変速段のギヤ列が完成
される。 【0018】(D3)第3速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL2がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL1,SOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、1−2シフトバ
ルブ80と3−4シフトバルブ100の各パイロット油
室81,101にパイロット圧が付与されて、1−2シ
フトバルブ80,3−4シフトバルブ100が共に作動
状態とされ、また2−3シフトバルブ90のパイロット
油室91からパイロット圧が排除されて2−3シフトバ
ルブ90が非作動状態とされる。したがって、油圧ブレ
ーキBoが作動状態の3−4シフトバルブ100を介し
てリザーバに接続され、油圧ブレーキB1が非作動状態
の2−3シフトバルブ90と2−3シフトタイミングバ
ルブ180を介してリザーバに接続され、油圧ブレーキ
B2が作動状態の1−2シフトバルブ80とライン圧供
給回路201及びDレンジ回路203からの両油圧をス
プリングの作用方向と同方向に受けてスプールが図示上
方へ押動されているリバースコントロールバルブ110
とRレンジ回路202とマニュアルバルブ10を介して
リザーバに接続されるとともに、Dレンジ回路203に
接続されている油圧クラッチC1がマニュアルバルブ1
0を介してライン圧供給回路201に接続され、油圧ク
ラッチC2が非作動状態の2−3シフトバルブ90とD
レンジ回路203とマニュアルバルブ10を介してライ
ン圧供給回路201に接続され、油圧クラッチCoが非
作動状態のCOイグゾーストバルブ150と作動状態の
3−4シフトバルブ100を介して3−4シフトバルブ
100に接続されたライン圧供給回路201に接続され
て、D−3レンジサーキットが形成され、油圧クラッチ
Co,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等
の作動・非作動状態が図4のD−3モードにて示したよ
うになり、図1に示したギヤトレーンにおいて3速変速
段のギヤ列が完成される。 【0019】(D4)第4速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL3がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL1,SOL2がO
FFとされて開かれる。これによって、2−3シフトバ
ルブ90と3−4シフトバルブ100が共に非作動状態
とされるとともに、ローコーストモジュレータバルブ1
40,オリフィスコントロールバルブ160,ローイン
ヒビットバルブ170,2−3シフトタイミングバルブ
180の各パイロット油室141,161,171,1
81にパイロット圧がそれぞれ付与されるようになり、
また1−2シフトバルブ80のパイロット油室82にD
レンジ回路203と非作動状態の2−3シフトバルブ9
0を通してパイロット圧が付与される。したがって、油
圧ブレーキB1が非作動状態の2−3シフトバルブ90
と2−3シフトタイミングバルブ180を介してリザー
バに接続され、油圧ブレーキB2が作動状態の1−2シ
フトバルブ80と非作動状態のリバースコントロールバ
ルブ110とRレンジ回路202とマニュアルバルブ1
0を介してリザーバに接続され、油圧クラッチCoが非
作動状態のCOイグゾーストバルブ150と非作動状態
の3−4シフトバルブ100を介してリザーバに接続さ
れるとともに、Dレンジ回路203に接続されている油
圧クラッチC1がマニュアルバルブ10を介してライン
圧供給回路201に接続され、油圧クラッチC2が非作
動状態の2−3シフトバルブ90とDレンジ回路203
とマニュアルバルブ10を介してライン圧供給回路20
1に接続され、油圧ブレーキBoが非作動状態の3−4
シフトバルブ100を介して3−4シフトバルブ100
に接続されたライン圧供給回路201に接続されて、D
−4レンジサーキットが形成され、油圧クラッチCo,
C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等の作動
・非作動状態が図4のD−4モードにて示したようにな
り、図1に示したギヤトレーンにおいて4速変速段のギ
ヤ列が完成される。 【0020】この場合(4速変速段のギヤ列での走行)
において、車速が設定車速以上になると、電子制御装置
ECUが第4速ロックアップ作動領域に入ったことを判
定し、ソレノイドバルブSOL4がONとされて閉じら
れる。これによって、ライン圧からモジュレータバルブ
130にて調圧された油圧が作動状態のロックアップシ
グナルバルブ60を通してロックアップコントロールバ
ルブ70のパイロット油室71に付与される。したがっ
て、ロックアップコントロールバルブ70が作動状態と
され、セカンダリレギュレータバルブ50よりの供給圧
が通路74,72を通してトルクコンバータTへ供給さ
れるとともに、通路73がリザーバに接続される。この
ため、トルクコンバータT内でロックアップピストン2
11がその前後差圧により前方のフロントカバー212
に押しつけられてロックアップ用の油圧クラッチL/U
が直結状態となる。 【0021】なお、車速が設定車速未満になると、電子
制御装置ECUが第4速作動領域に戻ったことを判定
し、ソレノイドバルブSOL4がOFFとされて開か
れ、ロックアップコントロールバルブ70が非作動状態
とされて、通路73を通してロックアップピストン21
1の前方に油圧が供給されるとともに、ロックアップピ
ストン211の後方から通路72を通してオイルクーラ
ー(図示省略)に向けて作動油が排出されて、ロックア
ップピストン211が後方に押動され油圧クラッチL/
Uの直結状態が解除される。 【0022】また、シフトレバー11がSポジションに
シフトされると、マニュアルバルブ10がSレンジにシ
フトされるとともに、シフトレバー11のSポジション
への操作がポジションセンサS4により検出されて、電
子制御装置ECUにより車速及びスロットル開度に応じ
てソレノイドバルブSOL1〜SOL3のON・OFF
が以下の(S1),(S2),(S3)にて説明するよ
うに制御されるとともに、マニュアルバルブ10にてラ
イン圧供給回路201がDレンジ回路203とSレンジ
回路204に接続され、Rレンジ回路202,Lレンジ
回路205がライン圧供給回路201との連通を遮断さ
れてリザーバに接続される。 【0023】(S1)第1速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL2,SOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、上述した(D
1)の場合と同様に2−3シフトバルブ90と3−4シ
フトバルブ100が作動状態とされ、また上述した(D
1)の場合と同様に油圧クラッチC2と油圧ブレーキB
o,B1,B2がリザーバに接続されるとともに、油圧
クラッチCo,C1がライン圧供給回路201に接続さ
れて、S−1レンジサーキットが形成され、油圧クラッ
チCo,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2
等の作動・非作動状態が図4のS−1モードにて示した
ようになり、図1に示したギヤトレーンにおいて1速変
速段のギヤ列が完成される。 【0024】(S2)第2速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1,SOL2が
ONとされて閉じられ、ソレノイドバルブSOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、上述した(D
2)の場合と同様に1−2シフトバルブ80,2−3シ
フトバルブ90,3−4シフトバルブ100が共に作動
状態とされる。したがって、上述した(D2)の場合と
同様に油圧クラッチC1と油圧ブレーキB1がライン圧
供給回路201に接続されるとともに、油圧クラッチC
oが油圧ブレーキB1への圧油供給によって作動状態と
されたCOイグゾーストバルブ150と作動状態の3−
4シフトバルブ100とSレンジ回路204とマニュア
ルバルブ10を介してライン圧供給回路201に接続さ
れ、また上述した(D2)の場合と同様に油圧クラッチ
C2と油圧ブレーキBoと油圧ブレーキB2がリザーバ
に接続されて、S−2レンジサーキットが形成され、油
圧クラッチCo,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B
1,B2等の作動・非作動状態が図4のS−2モードに
て示したようになり、図1に示したギヤトレーンにおい
て2速変速段のギヤ列が完成される。この場合において
は、油圧クラッチCoが作動状態であるため、上述した
(D2)の場合と異なって、一方向クラッチF1の空転
が抑えられてエンジンブレーキが効くようになる。 【0025】(S3)第3速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL2がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL1,SOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、上述した(D
3)の場合と同様に1−2シフトバルブ80と3−4シ
フトバルブ100が作動状態とされるとともに2−3シ
フトバルブ90が非作動状態とされ、また上述した(D
3)の場合と同様に油圧ブレーキBo,B1,B2がリ
ザーバに接続されるとともに油圧クラッチCo,C1,
C2がライン圧供給回路201に接続されて、S−3レ
ンジサーキットが形成され、油圧クラッチCo,C1,
C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等の作動・非作
動状態が図4のS−3モードにて示したようになり、図
1に示したギヤトレーンにおいて3速変速段のギヤ列が
完成される。 【0026】また、シフトレバー11がLポジションに
シフトされると、マニュアルバルブ10がLレンジにシ
フトされるとともに、シフトレバー11のLポジション
への操作がポジションセンサS4により検出されて、電
子制御装置ECUにより車速及びスロットル開度に応じ
てソレノイドバルブSOL1〜SOL3のON・OFF
が以下の(L1),(L2),(L3)にて説明するよ
うに制御されるとともに、マニュアルバルブ10にてラ
イン圧供給回路201がDレンジ回路203とSレンジ
回路204とLレンジ回路205に接続され、Rレンジ
回路202がライン圧供給回路201との連通を遮断さ
れてリザーバに接続される。 【0027】(L1)第1速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1がONとされ
て閉じられ、ソレノイドバルブSOL2,SOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、上述した(D
1),(S1)の場合と同様に2−3シフトバルブ90
と3−4シフトバルブ100が作動状態とされるととも
に、Lレンジ回路205から非作動状態のローインヒビ
ットバルブ170を介して2−3シフトバルブ90の下
方のパイロット油室92にパイロット圧が付与されて、
これによっても2−3シフトバルブ90が作動状態とさ
れる。したがって、上述した(D1),(S1)の場合
と同様に油圧クラッチC2と油圧ブレーキBo,B1が
リザーバに接続されるとともに、油圧クラッチCo,C
1がライン圧供給回路201に接続され、また油圧ブレ
ーキB2が非作動状態の1−2シフトバルブ80とロー
コーストモジュレータバルブ140と作動状態の2−3
シフトバルブ90とLレンジ回路205とマニュアルバ
ルブ10を経由してライン圧供給回路201に接続され
て、L−1レンジサーキットが形成され、油圧クラッチ
Co,C1,C2及び油圧ブレーキBo,B1,B2等
の作動・非作動状態が図4のL−1モードにて示したよ
うになり、図1に示したギヤトレーンにおいて1速変速
段のギヤ列が完成される。この場合においては、油圧ブ
レーキB2が作動状態であるため、上述した(D1),
(S1)の場合と異なって、一方向クラッチF2の空転
が抑えられてエンジンブレーキが効くようになる。 【0028】(L2)第2速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL1,SOL2が
ONとされて閉じられ、ソレノイドバルブSOL3がO
FFとされて開かれる。これによって、上述した(D
2),(S2)の場合と同様に1−2シフトバルブ8
0,2−3シフトバルブ90,3−4シフトバルブ10
0が共に作動状態とされるとともに、Lレンジ回路20
5から非作動状態のローインヒビットバルブ170を介
して2−3シフトバルブ90の下方のパイロット油室9
2にパイロット圧が付与されて、これによっても2−3
シフトバルブ90が作動状態とされる。したがって、上
述した(D2),(S2)の場合と同様に油圧クラッチ
C1と油圧ブレーキB1がライン圧供給回路201に接
続されるとともに、上述した(S2)の場合と同様に油
圧クラッチCoが油圧ブレーキB1への圧油供給によっ
て作動状態とされたCOイグゾーストバルブ150と作
動状態の3−4シフトバルブ100とSレンジ回路20
4とマニュアルバルブ10を介してライン圧供給回路2
01に接続され、また上述した(D2),(S2)の場
合と同様に油圧クラッチC2と油圧ブレーキBoと油圧
ブレーキB2がリザーバに接続されて、L−2レンジサ
ーキットが形成され、油圧クラッチCo,C1,C2及
び油圧ブレーキBo,B1,B2等の作動・非作動状態
が図4のL−2モードにて示したようになり、図1に示
したギヤトレーンにおいて上述した(S2)の場合と同
様の2速変速段のギヤ列が完成される。 【0029】(L3)第3速作動領域であると電子制御
装置ECUが判定した場合 この場合には、ソレノイドバルブSOL2,SOL3が
ONとされて閉じられ、ソレノイドバルブSOL1がO
FFとされて開かれる。これによって、1−2シフトバ
ルブ80と3−4シフトバルブ100の各パイロット油
室81,101にパイロット圧が付与されて、1−2シ
フトバルブ80,3−4シフトバルブ100が共に作動
状態とされるとともに、ローコーストモジュレータバル
ブ140,オリフィスコントロールバルブ160,ロー
インヒビットバルブ170,2−3シフトタイミングバ
ルブ180の各パイロット室141,161,171,
181にパイロット圧がそれぞれ付与されてローインヒ
ビットバルブ170が作動状態とされ、2−3シフトバ
ルブ90の下方のパイロット油室92が作動状態のロー
インヒビットバルブ170を介してリザーバに接続され
て2−3シフトバルブ90が非作動状態とされる。した
がって、上述した(D3),(S3)の場合と同様に油
圧ブレーキBo,B1,B2がリザーバに接続されると
ともに油圧クラッチCo,C1,C2がライン圧供給回
路201に接続されて、L−3レンジサーキットが形成
され、油圧クラッチCo,C1,C2及び油圧ブレーキ
Bo,B1,B2等の作動・非作動状態が図4のL−3
モードにて示したようになり、図1に示したギヤトレー
ンにおいて3速変速段のギヤ列が完成される。 【0030】ところで、本実施形態においては、図4の
D−2モードまたはS−2モードからD−3モードまた
はS−3モードへの変速切り替え時(2速から3速への
アップシフト時)に電子制御装置ECUに予め記憶して
ある図7のフローチャートに対応するプログラムの実行
により、図5にて拡大して詳細に示した2−3シフトタ
イミングバルブ180の非作動状態(左半分に示したス
ロードレン状態)から作動状態(右半分に示したクィッ
クドレン状態)への切り替えタイミングが基本的にはエ
ンジントルクに応じて無段階にまた補助的にはエンジン
トルクより諸条件による変化・ばらつきが少ないタービ
ントルクに応じて調整されて、図6にて示したように油
圧ブレーキB1内油圧の下降特性が破線で示した特性線
から実線で示した特性線の範囲にて無段階に調整され
る。 【0031】図6の破線で示した油圧ブレーキB1内油
圧の特性線は、2速から3速へのアップシフト時に変速
信号が出力されてソレノイドバルブSOL1がOFF作
動されるのと略同時にソレノイドバルブSOL3がON
作動されてパイロット油室181にパイロット油圧が付
与される場合であり、この場合にはソレノイドバルブS
OL1のOFF作動による2−3シフトバルブ90の作
動状態から非作動状態への切り替え作動に伴って図示の
ごとく上昇する油圧クラッチC2内油圧がP1となった
ときに、2−3シフトタイミングバルブ180のパイロ
ット油室182に導入される油圧クラッチC2内の油圧
による力とソレノイドバルブSOL3の作動によってパ
イロット油室181に付与されるパイロット油圧による
力の合力が2−3シフトタイミングバルブ180のリタ
ーンスプリング183による力とパイロット油室184
に付与されるパイロット油圧、すなわちスロットルバル
ブ20からのスロットル圧に基づいて調圧されたアキュ
ムレータ背圧による力の合力以上となって、2−3シフ
トタイミングバルブ180が非作動状態から作動状態に
切り替わって油圧ブレーキB1内油圧が2−3シフトタ
イミングバルブ180の絞りの有る排出通路185を通
してリザーバに流れるスロードレンの状態から絞りの有
る排出通路185と絞りの無い排出通路186を通して
リザーバに流れるクィックドレンの状態に切り替わり、
油圧ブレーキB1の非係合から油圧クラッチC2の係合
開始までのアンダラップ時間がT1となる。 【0032】一方、図6の実線で示した油圧ブレーキB
1内油圧の特性線は、2速から3速へのアップシフト時
にソレノイドバルブSOL3が作動されなくてパイロッ
ト油室181にパイロット圧が付与されない場合のもの
であり、この場合には2−3シフトバルブ90の作動状
態から非作動状態への切り替え作動によって図示のごと
く上昇する油圧クラッチC2内油圧がP2となったとき
に2−3シフトタイミングバルブ180のパイロット油
室182に導入される油圧クラッチC2内油圧による力
が2−3シフトタイミングバルブ180のリターンスプ
リング183による力とパイロット油室184に付与さ
れるパイロット油圧による力の合力以上となって、2−
3シフトタイミングバルブ180が非作動状態から作動
状態に切り替わって油圧ブレーキB1内油圧がスロード
レンの状態からクィックドレンの状態に切り替わり、油
圧クラッチC2の係合開始から油圧ブレーキB1の非係
合までのオーバラップ時間がT2となる。 【0033】次に、図6の特性線及び図7のフローチャ
ートを参照して、2−3シフトタイミングバルブ180
の切り替えタイミングが基本的にはエンジントルクに応
じて無段階にまた補助的にはタービントルクに応じて調
整される作動を説明する。電子制御装置ECUがリニヤ
スロットルセンサS2からの信号によって得られるスロ
ットル開度とアウトプットシャフト回転センサS3から
の信号によって得られる車速から電子制御装置ECUに
予め記憶してある図示省略の変速マップを参照して第2
速作動領域から第3速作動領域に領域変更があったこと
を検出すると、ステップ301にて変速信号が出力され
てソレノイドバルブSOL1がOFFとされ、ステップ
302にて電子制御装置ECU内のタイマがスタートし
て経過時間tの計時を開始し、ステップ303にてエン
ジン回転センサS1からの信号によって得られるエンジ
ン回転数とリニヤスロットルセンサS2からの信号によ
って得られるスロットル開度から電子制御装置ECUに
予め記憶してある図8のエンジントルクマップを参照し
てエンジントルクの大・中・小が判別され、ステップ3
04にてステップ303の判別結果とリニヤスロットル
センサS2からの信号によって得られるスロットル開度
から電子制御装置ECUに予め記憶してある図9のタイ
ミング時間マップを参照してタイミング時間t1が決定
される。 【0034】また、ステップ305にてエンジン回転数
とスロットル開度から求められるエンジントルクが図8
の二点鎖線より下の制御実施領域に入っているか否かが
判定され、「YES」と判定されたときにはステップ3
06,307,308へと進み、「NO」と判定された
ときにはステップ309にジャンプする。ステップ30
6では、アウトプットシャフト回転センサS3からの信
号によって得られる車速が読み込まれるとともに、エン
ジン回転センサS1からの信号によって得られる実際の
エンジン回転数Neが読み込まれる。ステップ307で
は、ステップ306にて読み込まれた車速とアップシフ
ト前の変速ギヤ比(2速のギヤ比)からトルクコンバー
タTのタービン回転数Nt(自動変速機の入力軸回転
数)が演算されるとともに、演算によって得られたター
ビン回転数Ntから図10のトルクコンバータ性能特性
マップを参照してタービントルクTtの小領域上限値T
toとなるトルクコンバータ速度比eが演算され、また
演算によって得られたタービン回転数Ntとトルクコン
バータ速度比eからタービントルクTtの小領域上限値
Ttoを出力するに必要なパワーオフエンジン回転数N
eO(=Nt/e)が演算される。 【0035】また、ステップ308にて実際のエンジン
回転数Neがパワーオフエンジン回転数NeO以上か否
かが判定され、「YES」と判定されたときにはステッ
プ309へ進み、「NO」と判定されたときにはステッ
プ310にジャンプする。また、ステップ309にて経
過時間tがタイミング時間t1以上か否かが判定され、
「NO」と判定されたときにはステップ303に戻り、
「YES」と判定されたときにはステップ310,31
1,312へと進む。ステップ310ではソレノイドバ
ルブSOL3をONとする信号が出力され、ステップ3
11では経過時間tがタイミング時間の最大値te以上
か否かが判定され、「NO」と判定されたときにはステ
ップ311を繰り返し、「YES」と判定されたときに
はステップ312へと進む。またステップ312ではソ
レノイドバルブSOL3をOFFとする信号が出力され
る。 【0036】したがって、2速から3速へのアップシフ
ト時に、エンジントルクが制御実施領域内にないと、ス
テップ301,302,303,304,305,30
9,310,311,312が実行され、ステップ30
4にて上記したタイミング時間t1が例えば最小値to
と決定されると、変速信号の出力後to経過した時点で
ステップ310が実行されてソレノイドバルブSOL3
がON作動され、2−3シフトタイミングバルブ180
のパイロット油室181にパイロット油圧が付与される
ようになり、油圧クラッチC2内油圧が略P1に上昇し
たときに2−3シフトタイミングバルブ180が非作動
状態から作動状態に切り替わってスロードレンの状態か
らクィックドレンに切り替わり、図6の破線に近似した
特性が得られ、また経過時間tがte(タイミング時間
の最大値)になった時点でステップ312が実行されて
ソレノイドバルブSOL3がOFF作動される。また、
ステップ304にて上記したタイミング時間t1が例え
ば最大値teと決定されると、変速信号の出力後te経
過した時点でステップ310,311,312が同時に
実行されてソレノイドバルブSOL3は実質的にON作
動されず、油圧クラッチC2内油圧がP2に上昇したと
きに2−3シフトタイミングバルブ180が非作動状態
から作動状態に切り替わってスロードレンの状態からク
ィックドレンの状態に切り替わり、図6の実線に近似し
た特性が得られる。 【0037】また、2速から3速へのアップシフト時
に、エンジントルクが制御実施領域内にあると、ステッ
プ306,307,308も実行され、このときに実際
のエンジン回転数Neがパワーオフエンジン回転数Ne
O以上であれば、上述した作動が得られるものの、実際
のエンジン回転数Neがパワーオフエンジン回転数Ne
O未満であれば、ステップ308の実行後直ちにステッ
プ310が実行されてソレノイドバルブSOL3がON
作動され、図6の破線を左右方向に変位させた特性線
(図示省略)に近似した特性(このときには、ステップ
308の実行後直ちに油圧ブレーキB1内油圧が急激に
低下するものの、エンジントルクが小さいためエンジン
吹きは生じない)が得られる。 【0038】ところで、本実施形態においては、上述し
たように、基本的にはエンジントルクに合った最適な切
換タイミングにてスロードレン状態からクィックドレン
状態に切換が行われるようにした上で、エンジントルク
が無視できない程度に変化・ばらつく領域すなわち制御
実施領域では図7のステップ306,307,308が
実行されてエンジントルクより諸条件による変化・ばら
つきが少ないタービントルクTtに応じて最適な切換タ
イミングにてスロードレン状態からクィックドレン状態
に切換が行われるようにした作動が補助的に得られるも
のであるため、エンジントルクが無視できない程度に変
化・ばらつく領域でも変速ショックが小さい最適な切換
タイミングにてスロードレン状態からクィックドレン状
態に切換が行われる。したがって、エンジン性能の個体
ばらつき及び経時変化、エアコンのON/OFF、登坂
路走行、降坂路走行等の使用状態変化に殆ど影響される
ことなく変速ショックが的確に防止されて最適な変速フ
ィーリングを得ることができる。 【0039】また、本実施形態における図7のステップ
306、307及び308(すなわち制御実施領域判別
手段、演算手段及び補助作動制御手段)は、エンジンE
が別機種に変更されたとしても、使用するトルクコンバ
ータT及び自動変速機Mが同じであれば、同一のものが
使用できるため、自動変速機制御のためのシステム(変
速制御装置)の開発期間が短縮できる。なお、本実施形
態においては、図8に示した制御実施領域を設定すると
ともに、図7のステップ305を設けて実施したが、図
8に示した全ての領域を制御実施領域とし、また図7の
ステップ305を無くして実施することも可能である。 【0040】上記実施形態においては、図8のエンジン
トルクマップを参照してエンジントルクの大・中・小を
判別した後に図9のタイミング時間マップを参照してタ
イミング時間t1を決定するようにしたが、エンジント
ルクの大きさはスロットル開度の大きさで近似的に代用
可能であるため、図7のステップ303を無くしかつス
テップ304にて図11のタイミング時間マップを参照
してタイミング時間t1を決定するようにして本発明を
実施することも可能である。また、図7のステップ30
3,304に代えて図12のステップ321〜331が
実行されるようにして本発明を実施することも可能であ
る。図12のステップ321と322では図8のエンジ
ントルクマップを参照してエンジントルクの大・中・小
が判別され、ステップ323〜325ではΔθ(スロッ
トル戻し量またはスロットル戻し速度)が各設定値a,
b,c以上か否かが判定され、ステップ326〜331
ではスロットル開度θから各タイミング時間マップを参
照してタイミング時間t1が決定される。 【0041】また、上記実施形態においては、2速から
3速へのアップシフト時において変速信号の出力後t1
経過した時点でそれまでOFF作動であったソレノイド
バルブSOL3がON作動するようにしたが、ソレノイ
ドバルブSOL3のON作動によって得られるパイロッ
ト油圧の立ち上がりが悪い場合には、図13にて示した
ように変速信号が出力される以前にスロットル開度と車
速から変速マップを参照して第2速作動領域の第3速作
動領域側近傍にあることを検出したときに変速判断がな
されてソレノイドバルブSOL3がON作動され、また
上記実施形態と同様にして変速信号が出力された時点で
ソレノイドバルブSOL1とSOL3がOFF作動され
るようにして本発明を実施することも可能である。 【0042】また、上記実施形態においては、Dポジシ
ョンの4速変速段にて設定車速以上の速度で高速走行し
ている車両において、シフトレバー11がDポジション
からLポジションにシフトされてマニュアルバルブ10
がDレンジからLレンジにシフトされた場合、第3速変
速信号が電子制御装置ECUから発信されて、ローイン
ヒビットバルブ170が2−3シフトバルブ90の下方
のパイロット油室92をLレンジ回路205から遮断し
リザーバに連通し続ける。したがって、マニュアルバル
ブ10にてライン圧供給回路201がLレンジ回路20
5に接続されるものの、2−3シフトバルブ90は非作
動状態、すなわち油圧クラッチC2にDレンジ回路20
3から圧油が供給されて3速または4速変速段を可能と
する高速作動モードに維持され、4速変速段から3速変
速段にダウンシフトされるものの2速変速段に急激にダ
ウンシフトされることはなく、急激な減速ショック及び
エンジンのオーバーランを的確に防止することができ
る。また、Dポジションの3速変速段にて設定車速以上
の速度で高速走行している車両において、シフトレバー
11がDポジションからLポジションにシフトされてマ
ニュアルバルブ10がDレンジからLレンジにシフトさ
れた場合には、第3速変速信号が電子制御装置ECUか
ら発信され続けて3速変速段が保持される。 【0043】一方、Dポジションの4速変速段または3
速変速段にて設定車速未満の速度で走行している車両に
おいて、シフトレバー11がDポジションからLポジシ
ョンにシフトされてマニュアルバルブ10がDレンジか
らLレンジにシフトされた場合には、第2速指令信号が
電子制御装置ECUから発信されて、ローインヒビット
バルブ170が2−3シフトバルブ90の下方のパイロ
ット油室92をLレンジ回路205に連通させた非作動
状態に切り替えられる。したがって、この場合には、マ
ニュアルバルブ10にてライン圧供給回路201がLレ
ンジ回路205に接続されるのに伴って、2−3シフト
バルブ90は作動状態、すなわち油圧クラッチC2から
圧油が排出されて1速または2速変速段を可能とする低
速作動モードに切り替えられ、4速変速段または3速変
速段から2速変速段にダウンシフトされる。しかして、
この場合には車速が高速でないため、4速変速段または
3速変速段から2速変速段にダウンシフトされても、急
激な減速ショック及びエンジンのオーバーランは生じ
ず、適正なエンジンブレーキや駆動力が得られる。 【0044】また、上記実施形態においては、上述した
(D4)の記載から明らかなように、Dポジションの4
速変速段にて走行している車両において、ソレノイドバ
ルブSOL1,SOL2が共にOFFとされかつソレノ
イドバルブSOL3がONとされるように構成してあ
り、ローインヒビットバルブ170が2−3シフトバル
ブ90の下方のパイロット油室92をLレンジ回路20
5から遮断してリザーバに連通させた状態、すなわち作
動状態とされている。このため、仮にポジションセンサ
S4がLポジションへのシフトを検出できないフェール
状態でシフトレバー11がDポジションからLポジショ
ンにシフトされてマニュアルバルブ10がDレンジから
Lレンジにシフトされた場合、第4速変速信号が電子制
御装置ECUから発信され続けてソレノイドバルブSO
L1,SOL2が共にOFFとされた状態にて、マニュ
アルバルブ10にてライン圧供給回路201がLレンジ
回路205に連通するものの、作動状態のローインヒビ
ットバルブ170によってライン圧供給回路201から
2−3シフトバルブ90の下方のパイロット油室92へ
の圧油供給が遮断されて、2−3シフトバルブ90が非
作動状態に維持され、ギヤトレーンにおいて3速変速段
にダウンシフトされるものの、急激なエンジンオーバー
ランは防止される。 【0045】なお、Dポジションの4速変速段にて走行
しているときに、ソレノイドバルブSOL3がOFFと
されてローインヒビットバルブ170が2−3シフトバ
ルブ90の下方のパイロット油室92をLレンジ回路2
05に連通させた状態、すなわち非作動状態とされるよ
うに構成した場合には、ポジションセンサS4が上記し
たフェール状態でシフトレバー11がDポジションから
Lポジションにシフトされると、マニュアルバルブ10
にてライン圧供給回路201がLレンジ回路205に連
通するのに伴って、ライン圧供給回路201から2−3
シフトバルブ90の下方のパイロット油室92へ圧油が
供給されて、2−3シフトバルブ90が作動状態に切り
替えられてL−1レンジサーキットと同等のサーキット
が形成され、図1に示したギヤトレーンにおいて4速変
速段のギヤ列から1速変速段のギヤ列に切り替えられて
急激なダウンシフトとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 自動車用ロックアップ機構付4速自動変速機
のギヤトレーンを概略的に示した図である。 【図2】 自動変速機の油圧制御装置の油圧回路図であ
る。 【図3】 自動変速機制御のためのシステム図である。 【図4】 図1に示した油圧クラッチ及び油圧ブレーキ
の各モードにおける作動・非作動の関係を示した図であ
る。 【図5】 2−3シフトタイミングバルブの拡大図であ
る。 【図6】 2速から3速へのアップシフト時における油
圧ブレーキB1内油圧と油圧クラッチC2内油圧の変化
を示す図である。 【図7】 図3の電子制御装置によって実行されるプロ
グラムの一部を示すフローチャートである。 【図8】 図3の電子制御装置が記憶するエンジントル
クマップの一例を示した図である。 【図9】 図3の電子制御装置が記憶するタイミング時
間マップの一例を示した図である。 【図10】 図3のトルクコンバータの性能特性線図で
ある。 【図11】 タイミング時間マップの変形例を示した図
である。 【図12】 図3の電子制御装置によって実行されるプ
ログラムの変形例を部分的に示すフローチャートであ
る。 【図13】 2速から3速へのアップシフト時における
ソレノイドバルブSOL3のON・OFF動作を示す図
である。 【符号の説明】 90…2−3シフトバルブ、180…2−3シフトタイ
ミングバルブ、181,182,184…パイロット油
室、183…リターンスプリング、185…絞りの有る
排出通路、186…絞りの無い排出通路、E…エンジ
ン、T…トルクコンバータ、M…自動変速機、ECU…
電子制御装置、B1…油圧ブレーキ(一方の摩擦係合要
素)、C2…油圧クラッチ(他方の摩擦係合要素)、S
1…エンジン回転センサ、S2…リニヤスロットルセン
サ、S3…アウトプットシャフト回転センサ、SOL3
…ソレノイドバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆直 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 白井 康夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 奥村 敦生 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 酒井 隆弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−42622(JP,A) 特開 平6−341526(JP,A) 特開 昭64−35157(JP,A) 特開 平3−117766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンにトルクコンバータを介して接
    続された自動変速機に付設され、変速信号の出力に基づ
    いて一方の摩擦係合要素が解除され他方の摩擦係合要素
    が係合されることにより得られるアップシフト時に、解
    除側摩擦係合要素の係合油圧をスロードレン状態からク
    ィックドレン状態に切り換える機能を有するとともに、
    エンジントルクを検出するエンジントルク検出手段と、
    前記変速信号が出力されたときに前記変速信号の出力時
    から前記クイックドレン状態の開始時までのタイミング
    時間を前記エンジントルク検出手段からの検出信号に基
    づいて無段階に決定するタイミング時間決定手段と、こ
    のタイミング時間決定手段により決定されたタイミング
    時間中は前記スロードレン状態とさせまたタイミング時
    間の経過時に前記クィックドレン状態とさせる作動制御
    手段を備えてなる自動変速機の変速制御装置において、
    車速とアップシフト前の変速ギヤ比から求められる前記
    トルクコンバータのタービン回転数と前記トルクコンバ
    ータの性能特性からタービントルクの小領域上限値を出
    力するに必要なパワーオフエンジン回転数を演算する演
    算手段と、この演算手段によって演算された前記パワー
    オフエンジン回転数と実際のエンジン回転数を比較して
    実際のエンジン回転数が前記パワーオフエンジン回転数
    以上のときには前記作動制御手段を実行させ、また実際
    のエンジン回転数が前記パワーオフエンジン回転数未満
    のときには前記作動制御手段を実行させることなく直ち
    に前記クィックドレン状態とさせる補助作動制御手段を
    設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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