JP3467956B2 - 自動車の小物入れボックス構造 - Google Patents
自動車の小物入れボックス構造Info
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- JP3467956B2 JP3467956B2 JP05776196A JP5776196A JP3467956B2 JP 3467956 B2 JP3467956 B2 JP 3467956B2 JP 05776196 A JP05776196 A JP 05776196A JP 5776196 A JP5776196 A JP 5776196A JP 3467956 B2 JP3467956 B2 JP 3467956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- cards
- box body
- side wall
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の小物入れボ
ックス構造に関する。
ックス構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の中には、例えば平成７年６月
日産自動車（株）発行 新型車解説書Ｙ３３型系車の紹
介 Ｄ−５６頁に示されているように、フロアセンター
に設けられたコンソール本体のコンソールボックスとＡ
／Ｔフィニッシャとの間に、カップホルダとしての機能
を有するリッド付き小物入れボックスを併設したものが
知られている。
日産自動車（株）発行 新型車解説書Ｙ３３型系車の紹
介 Ｄ−５６頁に示されているように、フロアセンター
に設けられたコンソール本体のコンソールボックスとＡ
／Ｔフィニッシャとの間に、カップホルダとしての機能
を有するリッド付き小物入れボックスを併設したものが
知られている。
【０００３】これは具体的にはボックス本体の上側開口
部にリッドを開閉自在に軸支すると共に、リッドの内面
にホルダー部材を起伏自在に軸支し、カップホルダとし
て使用する時はリッドを略垂直に開くと共に、該リッド
の内面よりホルダー部材を略水平に起立させて、ボック
ス本体内に収容したカップを該ホルダー部材により抱持
し得るようにしたもので、ボックス本体内にはインナケ
ースを出し入れ自在に嵌装して清掃を容易に行えるよう
にしてある。
部にリッドを開閉自在に軸支すると共に、リッドの内面
にホルダー部材を起伏自在に軸支し、カップホルダとし
て使用する時はリッドを略垂直に開くと共に、該リッド
の内面よりホルダー部材を略水平に起立させて、ボック
ス本体内に収容したカップを該ホルダー部材により抱持
し得るようにしたもので、ボックス本体内にはインナケ
ースを出し入れ自在に嵌装して清掃を容易に行えるよう
にしてある。
【０００４】前記リッドの軸支点はリッド後端よりも前
方で、かつ、ボックス本体の上側開口部よりも低位置と
なるように設定して、ホルダー部材を極力ボックス本体
の上側開口部の近くで略水平に配置できるようにしてあ
り、このため、リッドの軸支点側である該リッド後端に
対応するボックス本体の後側壁を、該リッド後端の回動
軌跡に沿った円弧状に形成して、リッドの開動時にリッ
ド後端が該後側壁の内側に近接して入り込むようにして
ある。
方で、かつ、ボックス本体の上側開口部よりも低位置と
なるように設定して、ホルダー部材を極力ボックス本体
の上側開口部の近くで略水平に配置できるようにしてあ
り、このため、リッドの軸支点側である該リッド後端に
対応するボックス本体の後側壁を、該リッド後端の回動
軌跡に沿った円弧状に形成して、リッドの開動時にリッ
ド後端が該後側壁の内側に近接して入り込むようにして
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにリッドの
開動時にリッド後端がボックス本体の後側壁の内側に近
接して入り込むようにしてあるため、リッド面上に給油
カード等のカード類を置いたままリッドを開くと、カー
ド類がリッド後端から滑り落ちてリッド後端とボックス
本体の後側壁との間のクリアランスに落ち込んでしま
い、その取り出しに手間取ってしまう不都合を生じる。
開動時にリッド後端がボックス本体の後側壁の内側に近
接して入り込むようにしてあるため、リッド面上に給油
カード等のカード類を置いたままリッドを開くと、カー
ド類がリッド後端から滑り落ちてリッド後端とボックス
本体の後側壁との間のクリアランスに落ち込んでしま
い、その取り出しに手間取ってしまう不都合を生じる。
【０００６】そこで、本発明はリッドの軸支側端部とこ
れに対応するボックス本体の側壁との間のクリアランス
にカード類が落ち込んでも、リッドを閉動することによ
って該カード類を自動的にリッド上に引上げることがで
きる自動車の小物入れボックスを提供するものである。
れに対応するボックス本体の側壁との間のクリアランス
にカード類が落ち込んでも、リッドを閉動することによ
って該カード類を自動的にリッド上に引上げることがで
きる自動車の小物入れボックスを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１にあっては、ボ
ックス本体の上側開口部にリッドを開閉自在に軸支する
一方、リッドの軸支側端部に対応するボックス本体の側
壁を該リッドの回動軌跡に沿った円弧状に形成して、リ
ッドの開動時にその軸支側端部が該側壁の内側に近接し
て入り込むようにした構造において、前記リッドを開動
した際にその軸支側端部とこれに対応するボックス本体
の側壁との間のクリアランスにカード類が落ち込むと、
リッドの閉動により該カード類をリッド上に引上げる落
下物引上げ手段を設け、この落下物引上げ手段を、リッ
ドの軸支側端部に突設した複数個の爪片と、リッドの軸
支側端部に対応するボックス本体の側壁に上下方向に設
けられて前記爪片を受容する複数個の爪片ガイド溝とで
構成したことを特徴としている。
ックス本体の上側開口部にリッドを開閉自在に軸支する
一方、リッドの軸支側端部に対応するボックス本体の側
壁を該リッドの回動軌跡に沿った円弧状に形成して、リ
ッドの開動時にその軸支側端部が該側壁の内側に近接し
て入り込むようにした構造において、前記リッドを開動
した際にその軸支側端部とこれに対応するボックス本体
の側壁との間のクリアランスにカード類が落ち込むと、
リッドの閉動により該カード類をリッド上に引上げる落
下物引上げ手段を設け、この落下物引上げ手段を、リッ
ドの軸支側端部に突設した複数個の爪片と、リッドの軸
支側端部に対応するボックス本体の側壁に上下方向に設
けられて前記爪片を受容する複数個の爪片ガイド溝とで
構成したことを特徴としている。
【０００８】
【０００９】請求項２にあっては、請求項１に記載の爪
片と爪片ガイド溝とを、カード類の縦，横寸法よりも小
さなピッチ間隔で設けたことを特徴としている。
片と爪片ガイド溝とを、カード類の縦，横寸法よりも小
さなピッチ間隔で設けたことを特徴としている。
【００１０】請求項３にあっては、請求項１又は２に記
載のリッドの軸支側端部に対応するボックス本体の側壁
をリッドよりも地上高を高く形成すると共に、その縁部
をリッドの軸支側端縁の上方位置に張り出して形成した
ことを特徴としている。
載のリッドの軸支側端部に対応するボックス本体の側壁
をリッドよりも地上高を高く形成すると共に、その縁部
をリッドの軸支側端縁の上方位置に張り出して形成した
ことを特徴としている。
【００１１】
【発明の効果】請求項１によれば、リッド面上にカード
類を置いたままリッドを開いた際に、カード類がリッド
面上から滑り落ちてリッドの軸支側端部とこれに対応す
るボックス本体の側壁との間のクリアランスに落ち込ん
でも、リッドを元の状態に閉動すると落下物引上げ手段
によって前記クリアランスからカード類を自動的にリッ
ド面上に引上げることができ、カード類の取り出しに手
間取ることがなく品質感および信頼性を一段と向上する
ことができる。
類を置いたままリッドを開いた際に、カード類がリッド
面上から滑り落ちてリッドの軸支側端部とこれに対応す
るボックス本体の側壁との間のクリアランスに落ち込ん
でも、リッドを元の状態に閉動すると落下物引上げ手段
によって前記クリアランスからカード類を自動的にリッ
ド面上に引上げることができ、カード類の取り出しに手
間取ることがなく品質感および信頼性を一段と向上する
ことができる。
【００１２】特に、落下物引上げ手段をリッドの軸支側
端部に突設した複数個の爪片と、ボックス本体の側壁に
上下方向に設けた複数個の爪片ガイド溝とで構成してい
るため、爪片がリッドの軸支側端部とこれに対応するボ
ックス本体の側壁との間のクリアランスを跨いで爪片ガ
イド溝内に延在して、該クリアランスに落ち込んだカー
ド類をこれらリッド端と側壁との間で噛み込むことがな
く、カード類を確実に引上げることができる。
端部に突設した複数個の爪片と、ボックス本体の側壁に
上下方向に設けた複数個の爪片ガイド溝とで構成してい
るため、爪片がリッドの軸支側端部とこれに対応するボ
ックス本体の側壁との間のクリアランスを跨いで爪片ガ
イド溝内に延在して、該クリアランスに落ち込んだカー
ド類をこれらリッド端と側壁との間で噛み込むことがな
く、カード類を確実に引上げることができる。
【００１３】また、落下物引上げ手段を専用部品化して
いないためコスト的に有利に得ることができる。
いないためコスト的に有利に得ることができる。
【００１４】請求項２によれば、請求項１の効果に加え
て、爪片と爪片ガイド溝とをカード類の縦，横寸法より
も小さなピッチ間隔で設けてあるから、落ち込んだカー
ド類を爪片で確実に捕捉して引上げることができる。
て、爪片と爪片ガイド溝とをカード類の縦，横寸法より
も小さなピッチ間隔で設けてあるから、落ち込んだカー
ド類を爪片で確実に捕捉して引上げることができる。
【００１５】請求項３によれば、請求項１又は２の効果
に加えて、リッドの軸支側端部に対応するボックス本体
の側壁をリッドよりも地上高を高く、かつ、縁部がリッ
ドの軸支側端縁の上方に張り出すように形成してあるか
ら、カード類がクリアランスから引上げられる際にはカ
ード類は前記側壁の弧状面に沿って摺動ガイドされて、
リッド面上への指向性が付与され、従って、カード類を
確実にリッド面上に戻すことができる。
に加えて、リッドの軸支側端部に対応するボックス本体
の側壁をリッドよりも地上高を高く、かつ、縁部がリッ
ドの軸支側端縁の上方に張り出すように形成してあるか
ら、カード類がクリアランスから引上げられる際にはカ
ード類は前記側壁の弧状面に沿って摺動ガイドされて、
リッド面上への指向性が付与され、従って、カード類を
確実にリッド面上に戻すことができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【００１７】図１，２において、１はフロアセンターに
車体前後方向に設けたコンソール本体で、図外のＡ／Ｔ
レバーを突出配置したＡ／Ｔフィニッシャ２の後方に開
閉自在なコンソールリッド４を備えたコンソールボック
ス３を配置してあり、これらＡ／Ｔフィニッシャ２とコ
ンソールボックス３との間に、カップホルダとしての機
能を有するリッド付き小物入れボックス５を併設してあ
る。
車体前後方向に設けたコンソール本体で、図外のＡ／Ｔ
レバーを突出配置したＡ／Ｔフィニッシャ２の後方に開
閉自在なコンソールリッド４を備えたコンソールボック
ス３を配置してあり、これらＡ／Ｔフィニッシャ２とコ
ンソールボックス３との間に、カップホルダとしての機
能を有するリッド付き小物入れボックス５を併設してあ
る。
【００１８】小物入れボックス５のボックス本体６は適
宜の樹脂材で成形され、その上側開口部７に同様に樹脂
材で成形されたリッド８を支軸９により開閉自在に軸支
してある。
宜の樹脂材で成形され、その上側開口部７に同様に樹脂
材で成形されたリッド８を支軸９により開閉自在に軸支
してある。
【００１９】リッド８の内面の略前半部にはホルダー部
材１０の略厚み相当の深さで凹部８ａを形成してあっ
て、この凹部８ａに樹脂材からなるホルダー部材１０の
後端部を支軸１１により回動自在に軸支して、該ホルダ
ー部材１０を凹部８ａに起伏自在としてあって、小物入
れボックス５をカップホルダとして使用する時はリッド
８を図１の鎖線で示すように略垂直に開くと共に、その
内面の凹部８ａよりホルダー部材１０を略水平に起立さ
せて、ボックス本体６内に収容した図外のカップを該ホ
ルダー部材１０により抱持し得るようにしてある。
材１０の略厚み相当の深さで凹部８ａを形成してあっ
て、この凹部８ａに樹脂材からなるホルダー部材１０の
後端部を支軸１１により回動自在に軸支して、該ホルダ
ー部材１０を凹部８ａに起伏自在としてあって、小物入
れボックス５をカップホルダとして使用する時はリッド
８を図１の鎖線で示すように略垂直に開くと共に、その
内面の凹部８ａよりホルダー部材１０を略水平に起立さ
せて、ボックス本体６内に収容した図外のカップを該ホ
ルダー部材１０により抱持し得るようにしてある。
【００２０】また、ボックス本体６内には清掃を容易に
行えるように樹脂材からなるインナケース１２を出し入
れ自在に嵌装配置してある。
行えるように樹脂材からなるインナケース１２を出し入
れ自在に嵌装配置してある。
【００２１】リッド８の軸支部はボックス本体６内への
インナケース１２の出し入れに支障とならないようにボ
ックス本体６の左右側壁６ａの外側面に設定してあり、
本実施形態ではリッド８の左右の側部下面に突設したア
ーム部８ｂをボックス本体６の左右側壁６ａの外面に突
設した支軸９に回動自在に軸支してある。
インナケース１２の出し入れに支障とならないようにボ
ックス本体６の左右側壁６ａの外側面に設定してあり、
本実施形態ではリッド８の左右の側部下面に突設したア
ーム部８ｂをボックス本体６の左右側壁６ａの外面に突
設した支軸９に回動自在に軸支してある。
【００２２】このリッド８の軸支点０1 はリッド８の後
端よりも前方、具体的にはホルダー部材１０の軸支点０
2 の後部近傍で、かつ、該ホルダー部材１０の軸支点０
2 よりも若干下方位置に設定して、ホルダー部材１０を
極力ボックス本体６の上側開口部７の近くで略水平に起
立配置できるようにしてある。
端よりも前方、具体的にはホルダー部材１０の軸支点０
2 の後部近傍で、かつ、該ホルダー部材１０の軸支点０
2 よりも若干下方位置に設定して、ホルダー部材１０を
極力ボックス本体６の上側開口部７の近くで略水平に起
立配置できるようにしてある。
【００２３】一方、ボックス本体６の後側壁６ｂの内面
は、リッド８の後端の回動軌跡に沿って軸支点０1 を中
心とする円弧状に形成して、リッド８の開動時にはリッ
ド８の後端が該後側壁６ｂの内面に近接して入り込むよ
うにしてある。
は、リッド８の後端の回動軌跡に沿って軸支点０1 を中
心とする円弧状に形成して、リッド８の開動時にはリッ
ド８の後端が該後側壁６ｂの内面に近接して入り込むよ
うにしてある。
【００２４】このボックス本体６の後側壁６ｂはリッド
８の地上高よりも高く設定して、その上縁部がコンソー
ルリッド４の前端部を固定するロック機構Ｌを配置する
支持座を構成し、かつ、該上縁部の前縁がリッド８の後
端縁の上方に張り出して該後端縁後方の構造が外側から
見えにくいようにして見栄えを保っている。
８の地上高よりも高く設定して、その上縁部がコンソー
ルリッド４の前端部を固定するロック機構Ｌを配置する
支持座を構成し、かつ、該上縁部の前縁がリッド８の後
端縁の上方に張り出して該後端縁後方の構造が外側から
見えにくいようにして見栄えを保っている。
【００２５】このようにボックス本体６の後側壁６ｂが
リッド８の地上高より高く、しかも、後側壁６ｂの上縁
部がリッド８の後端縁上方に張り出しているため、該後
側壁６ｂは成形性を考慮してリッド８の軸支点０1 の高
さ位置でボックス本体６と一体成形したロア部６ｂ
1 と、別体成形したアッパ部６ｂ2 とに分割してある。
リッド８の地上高より高く、しかも、後側壁６ｂの上縁
部がリッド８の後端縁上方に張り出しているため、該後
側壁６ｂは成形性を考慮してリッド８の軸支点０1 の高
さ位置でボックス本体６と一体成形したロア部６ｂ
1 と、別体成形したアッパ部６ｂ2 とに分割してある。
【００２６】ロア部６ｂ1 の上縁には略水平なフランジ
部６ｃ1 を後方に向けて曲折成形してあると共に、その
中央部分にロケート用の突起部６ｄ1 を一体成形してあ
り、アッパ部６ｂ2 の下縁フランジ６ｃ2 に設けたロケ
ート用の切欠部６ｄ2 をこの突起部６ｄ1 に係合して位
置決めして下縁フランジ６ｃ2 をフランジ部６ｃ1 上に
重合し、ビス孔６ｅ1 ，６ｅ2 を通して図外のビスによ
りコンソール本体１に共締め固定するようにしてある。
部６ｃ1 を後方に向けて曲折成形してあると共に、その
中央部分にロケート用の突起部６ｄ1 を一体成形してあ
り、アッパ部６ｂ2 の下縁フランジ６ｃ2 に設けたロケ
ート用の切欠部６ｄ2 をこの突起部６ｄ1 に係合して位
置決めして下縁フランジ６ｃ2 をフランジ部６ｃ1 上に
重合し、ビス孔６ｅ1 ，６ｅ2 を通して図外のビスによ
りコンソール本体１に共締め固定するようにしてある。
【００２７】また、ボックス本体６の前壁６ｆについて
もその上縁にフランジ部６ｇを前方に向けて曲折成形し
て、そのビス孔６ｈを通して図外のビスによりＡ／Ｔフ
ィニッシャ２と共にコンソール本体１に共締め固定する
ようにしてある。
もその上縁にフランジ部６ｇを前方に向けて曲折成形し
て、そのビス孔６ｈを通して図外のビスによりＡ／Ｔフ
ィニッシャ２と共にコンソール本体１に共締め固定する
ようにしてある。
【００２８】ここで、前記リッド８の後端部とボックス
本体６の後側壁６ｂとの間には、リッド８面上に図外の
給油カード等のカード類を置いたまま該リッド８を開い
た際に、リッド８面上からカード類が後方に滑り落ちて
リッド８の後端部と後側壁６ｂとの間のクリアランスＣ
に落ち込んだ場合に、リッド８を元の状態に閉動するこ
とによって該カード類をリッド８面上に引上げる落下物
引上げ手段１３を設けてある。
本体６の後側壁６ｂとの間には、リッド８面上に図外の
給油カード等のカード類を置いたまま該リッド８を開い
た際に、リッド８面上からカード類が後方に滑り落ちて
リッド８の後端部と後側壁６ｂとの間のクリアランスＣ
に落ち込んだ場合に、リッド８を元の状態に閉動するこ
とによって該カード類をリッド８面上に引上げる落下物
引上げ手段１３を設けてある。
【００２９】この実施形態ではリッド８の後端縁に後方
にやや上向きに突設した複数個の爪片１４と、ボックス
本体６の後側壁６ｂに上下方向に設けられて前記爪片１
４を受容する複数個の爪片ガイド溝１５とで落下物引上
げ手段１３を構成している。
にやや上向きに突設した複数個の爪片１４と、ボックス
本体６の後側壁６ｂに上下方向に設けられて前記爪片１
４を受容する複数個の爪片ガイド溝１５とで落下物引上
げ手段１３を構成している。
【００３０】これら複数個の爪片１４と爪片ガイド溝１
５とは、カード類の縦，横寸法よりも小さなピッチ間隔
で設けて、カード類がどのような状態で落ち込んでもこ
れを確実に捕捉して引上げられるようにしてある。
５とは、カード類の縦，横寸法よりも小さなピッチ間隔
で設けて、カード類がどのような状態で落ち込んでもこ
れを確実に捕捉して引上げられるようにしてある。
【００３１】以上の実施形態の構造によれば、リッド８
面上にカード類を置いたままリッド８を開くと、このカ
ード類はリッド８面上から後方へ滑り落ちてリッド８の
後端部とボックス本体６の後側壁６ｂとの間のクリアラ
ンスＣに落ち込むが、落下物引上げ手段１３を構成する
複数個の爪片１４がこのクリアランスＣを跨いで、先端
が対応する爪片ガイド溝１５に受容されているため、リ
ッド８を略垂直の全開した状態ではカード類はこれら爪
片１４に引掛かったままとなる。
面上にカード類を置いたままリッド８を開くと、このカ
ード類はリッド８面上から後方へ滑り落ちてリッド８の
後端部とボックス本体６の後側壁６ｂとの間のクリアラ
ンスＣに落ち込むが、落下物引上げ手段１３を構成する
複数個の爪片１４がこのクリアランスＣを跨いで、先端
が対応する爪片ガイド溝１５に受容されているため、リ
ッド８を略垂直の全開した状態ではカード類はこれら爪
片１４に引掛かったままとなる。
【００３２】特に、本実施形態ではこれら爪片１４と爪
片ガイド溝１５とはカード類の縦，横寸法よりも小さな
ピッチ間隔で形成してあるため、カード類がどのような
状態でクリアランスＣに落ち込んでも、カード類が隣接
する爪片１４，１４間からくぐり抜けることはなく、確
実にこれら爪片１４によって捕捉される。
片ガイド溝１５とはカード類の縦，横寸法よりも小さな
ピッチ間隔で形成してあるため、カード類がどのような
状態でクリアランスＣに落ち込んでも、カード類が隣接
する爪片１４，１４間からくぐり抜けることはなく、確
実にこれら爪片１４によって捕捉される。
【００３３】従って、リッド８を元の閉位置まで閉動す
ると前記クリアランスＣに落ち込んだカード類は爪片１
４，１４によって該クリアランスＣからリッド８面上に
自動的に引上げられる。
ると前記クリアランスＣに落ち込んだカード類は爪片１
４，１４によって該クリアランスＣからリッド８面上に
自動的に引上げられる。
【００３４】このように、リッド８の開動時にクリアラ
ンスＣにカード類が一旦落ち込んでも、リッド８を元の
状態に閉動することにより落下物引上げ手段１３でカー
ド類をリッド８面上に引上げることができるため、該ク
リアランスＣにカード類が落ち込んだのを乗員が気付か
ないで放置されたままとなるのを回避することができる
と共に、クリアランスＣにカード類が落ち込んだのを乗
員が気付いても、リッド８を開けてインナケース１２を
取り出してからこの落ち込んだカード類を引出すような
煩わしい作業を伴うことがなく、品質感および信頼性を
向上することができる。
ンスＣにカード類が一旦落ち込んでも、リッド８を元の
状態に閉動することにより落下物引上げ手段１３でカー
ド類をリッド８面上に引上げることができるため、該ク
リアランスＣにカード類が落ち込んだのを乗員が気付か
ないで放置されたままとなるのを回避することができる
と共に、クリアランスＣにカード類が落ち込んだのを乗
員が気付いても、リッド８を開けてインナケース１２を
取り出してからこの落ち込んだカード類を引出すような
煩わしい作業を伴うことがなく、品質感および信頼性を
向上することができる。
【００３５】とりわけ、本実施形態のようにボックス本
体６の後側壁６ｂがリッド８の地上高よりも高く、しか
も該後側壁６ｂの前縁がリッド８の後端縁の上方に張り
出していれば、前述のようにクリアランスＣに落ち込ん
だカード類は後側壁６ｂの弧状面に沿って引上げられて
リッド８面上への指向性が付与されるため、カード類を
確実にリッド８面上に戻すことができる。
体６の後側壁６ｂがリッド８の地上高よりも高く、しか
も該後側壁６ｂの前縁がリッド８の後端縁の上方に張り
出していれば、前述のようにクリアランスＣに落ち込ん
だカード類は後側壁６ｂの弧状面に沿って引上げられて
リッド８面上への指向性が付与されるため、カード類を
確実にリッド８面上に戻すことができる。
【図１】本発明の一実施形態の組付状態を示す断面図。
【図２】同実施形態の小物入れボックスをボックス本体
の後側壁のアッパ部を分解して示す斜視図。
の後側壁のアッパ部を分解して示す斜視図。
５ 小物入れボックス
６ ボックス本体
６ａ 後側壁（側壁）
７ 上側開口部
８ リッド
１３ 落下物引上げ手段
１４ 爪片
１５ 爪片ガイド溝
Ｃ クリアランス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60N 3/00 - 3/12
B60R 7/04
Claims (3)
- 【請求項１】 ボックス本体の上側開口部にリッドを開
閉自在に軸支する一方、リッドの軸支側端部に対応する
ボックス本体の側壁を該リッドの軸支側端部の回動軌跡
に沿った円弧状に形成して、リッドの開動時にその軸支
側端部が該側壁の内側に近接して入り込むようにした構
造において、前記リッドを開動した際にその軸支側端部
とこれに対応するボックス本体の側壁との間のクリアラ
ンスにカード類が落ち込むと、リッドの閉動により該カ
ード類をリッド上に引上げる落下物引上げ手段を設け、
この落下物引上げ手段をリッドの軸支側端部に突設した
複数個の爪片と、リッドの軸支側端部に対応するボック
ス本体の側壁に上下方向に設けられて前記爪片を受容す
る複数個の爪片ガイド溝とで構成したことを特徴とする
自動車の小物入れボックス構造。 - 【請求項２】 複数個の爪片と爪片ガイド溝とを、カー
ド類の縦，横寸法よりも小さなピッチ間隔で設けたこと
を特徴とする請求項１記載の自動車の小物入れボックス
構造。 - 【請求項３】 リッドの軸支側端部に対応するボックス
本体の側壁をリッドよりも地上高を高く形成すると共
に、その縁部をリッドの軸支側端縁の上方位置に張り出
して形成したことを特徴とする請求項１又は２に記載の
自動車の小物入れボックス構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05776196A JP3467956B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 自動車の小物入れボックス構造 |
| KR1019970008805A KR100204888B1 (ko) | 1996-03-14 | 1997-03-14 | 자동차의 도구수납 박스구조 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05776196A JP3467956B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 自動車の小物入れボックス構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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