JP3467193B2 - 屈折/反射型fθ光学素子、および走査光学系 - Google Patents

屈折/反射型fθ光学素子、および走査光学系

Info

Publication number
JP3467193B2
JP3467193B2 JP32644598A JP32644598A JP3467193B2 JP 3467193 B2 JP3467193 B2 JP 3467193B2 JP 32644598 A JP32644598 A JP 32644598A JP 32644598 A JP32644598 A JP 32644598A JP 3467193 B2 JP3467193 B2 JP 3467193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
light beam
deflector
scanning
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32644598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11242178A (ja
Inventor
隆之 飯塚
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Publication of JPH11242178A publication Critical patent/JPH11242178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3467193B2 publication Critical patent/JP3467193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/0005Optical objectives specially designed for the purposes specified below having F-Theta characteristic
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/125Details of the optical system between the polygonal mirror and the image plane
    • G02B26/126Details of the optical system between the polygonal mirror and the image plane including curved mirrors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査光学系、特に
レーザビームプリンタ、データシンボルリーダ(例えば
バーコードリーダ)、ファクシミリ等の装置に使用され
る走査光学系、および該走査光学系に使用される単一の
光学素子として構成される屈折/反射型fθ光学素子に
関する。また、本発明はさらに、収差補正特性に優れた
反射面を有するfθ光学素子に関する。
【0002】本発明はさらに、対象面上(被走査面上)
の情報を読み取る読取り光学系を含むレーザ走査光学系
あるいは感光面上に像を形成する画像形成光学系を含む
レーザ走査光学系に関する。
【0003】本発明はまた、二次元多項式非球面などの
回転軸を持たない非球面を少なくとも1つ有する屈折/
反射型fθ光学素子に関する。
【0004】
【従来の技術】従来のレーザ走査光学系は、半導体レー
ザなどの光源、ポリゴンミラーなどの偏向器、およびf
θレンズなどからなる走査光学系を有する。光源から射
出されたレーザ光束は偏向器によって偏向される。偏向
されたレーザ光束はfθレンズを透過し、対象面の所定
の走査範囲を走査する。偏向されたレーザ光束による対
象面でのこのような走査を主走査方向の走査(主走査)
と呼ぶこととする。主走査方向の走査が実施されている
間に、対象面を、副走査方向、すなわち主走査方向と直
交する方向に移動することにより(副走査を行うことに
より)、対象面を二次元的に(すなわち互いに垂直な2
方向において)走査することができる。
【0005】走査光学系は一般に、複雑な形状を有する
レンズ、例えば、アナモフィックレンズからなるfθレ
ンズを備えている。一般に、fθレンズ系のコストを低
減させる目的で、ガラス製のfθレンズの代わりに樹脂
製のfθレンズが近年使用されている。
【0006】また、fθレンズの代わりに反射型のfθ
光学系を利用した走査光学系も提案されている。反射型
fθ光学系は、例えば、米国特許第5572353号、
第5604622号、および第5408095号などに
開示されている。
【0007】一般に、走査光学系、例えばレーザ走査ユ
ニット向けの光学系の設計においては、十分な光学性能
が得られるように、さまざまな種類の収差、すなわちf
θ特性の誤差、像面湾曲、走査線湾曲など、を考慮する
必要がある。
【0008】fθ特性(直線性誤差)は、走査面(感光
像形成面)に対する光束の速度の変化に関する特性であ
る。像面湾曲は、感光面に対する光束のデフォーカスに
関する。すなわち、光束の収束点が正確に感光層上にな
い(デフォーカス状態)場合には光束の直径が増大し、
ぼやけた画像が形成されることになる。
【0009】走査線湾曲は、例えば、fθミラー面が傾
斜している場合に、fθミラー面により反射された光束
が、光源から射出された光束と偏向器によって偏向され
た光束を含む平面から外れる場合に生じる。すなわち、
fθミラー面が傾斜していると、fθミラーによって反
射された光束が副走査方向に湾曲した走査線を形成す
る。
【0010】これらの収差を十分に排除するためには通
常、fθミラーに加えて、さらにいくつかの収差補正用
のレンズを走査光学系に設ける必要がある。
【0011】前述の特許に開示されている反射型fθ光
学系においても、諸収差を補正し、許容できる光学性能
を得るために、補正用の光学素子が設けられている。し
かし、補正用の光学素子を追加すると、走査光学系の構
造が複雑になると共に、走査光学系のサイズ、製造コス
トが増大するという問題がある。
【0012】上記特許では補正用の光学素子として、比
較的サイズが大きくコストも高いトーリックレンズが追
加されている。少なくともコストの面から、そのような
レンズは用いない方が好ましい。しかし、トーリックレ
ンズを用いないでfθ機能を達成しつつ、像面湾曲を補
正するのは非常に困難である。
【0013】例えば特開平9−68664に開示されて
いるように、fθ光学素子として、対向する2つの面を
それぞれ非球面とし、前面(光束が入射する面)を屈折
面、後面をミラー面として構成した光学素子を利用する
走査光学系も知られている。しかしそのような光学系に
おいては、偏向器(ポリゴンミラー)および被走査面
(感光ドラム面)が光軸の延長線に沿って配置されるこ
とになる。すなわち、fθ光学素子で反射され被走査面
に向かって射出された光はポリゴンミラーのそばを通る
ことになるため、走査光学系のレイアウト(設計)に制
限が加わる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、fθ単レン
ズ(単一の光学素子からなるfθレンズ)を用いた走査
光学系を有することを目的としている。また、本発明
は、構造が単純であり安価で、しかも十分な光学性能を
有する走査光学系を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の事情に鑑み、本発
明の単一素子からなるfθ光学素子は、偏向器に面し、
屈折面を与える前面、およびこれとは反対側にあって反
射面(鏡面)を有する後面(偏向器から遠いほうの面)
を有する。本発明の走査光学系は、単一の素子であるf
θ光学素子を利用するが、このfθ光学素子は、実質的
に3つの面を有するので、直線性、像面湾曲および走査
線の湾曲を同時に十分に補正することができる。
【0016】本発明は、単一の光学素子であるfθ光学
素子の少なくとも後面が、回転軸を持たない形状の反射
面を有していることを重要な特徴としている。すなわ
ち、本発明の後面の非球面(すなわちfθレンズの反射
面)は、回転軸まわりの回転によっては生成されず、光
学素子の光軸に関して回転対称ではない。
【0017】また、fθ光学素子の後面の光軸は、偏向
器(ポリゴンミラー)の回転軸と垂直とならないように
配置される。言い換えるとfθ光学素子は傾斜してい
る。従って、前記偏向器に入射する光束と前記偏向器に
よって反射される光束との間の角度は0にはならない。
さらに、fθ光学素子の前面および/または後面を偏心
させる、すなわち、fθ光学素子の光軸を走査系の光軸
からずらすことができる。また、走査線のピッチの変動
および湾曲を排除するために、後面が、より複雑な面
(すなわち回転軸を持たない面)を有するように形成さ
れる。fθ光学素子の両面(屈折面および反射面)を、
共に複雑な形状に形成してもよい。
【0018】fθ光学素子の面が傾斜しているため、比
較的大きな角度(後に説明する実施例によれば約6゜)
で副走査方向に偏向されるので、光が、偏向器から離れ
た所を通る。このため、走査光学系のレイアウトおよび
設計が容易になる。さらに、走査線湾曲および波面収差
をfθ光学素子の偏心によって補正することができる。
【0019】前述の本発明の特徴は、主走査方向と交差
する回転軸の周りを回転する偏向器、および主走査方向
に沿って走査面を走査する光束を発する光源を含む走査
光学系を提供することによって達成される。光源によっ
て発せられた光束は、偏向器に入射する。偏向器によっ
て偏向された光束を屈折させ、反射する光学素子が設け
られる。この光学素子は、偏向器からの光束が入射する
第1の面、および反射面としての第2の面を有する。反
射面は、光束が光学素子を透過した後に光束を反射す
る。光束は、反射面によって反射された後に光学素子を
再び透過し、光学素子の第1の面から放射される。少な
くとも光学素子の第2の面は、回転軸を持たず、光軸ま
わりに回転非対称である。また、その光軸は偏向器の回
転軸に対して非垂直である。
【0020】この走査光学系はさらに、光源と偏向器の
間の光路に沿って配置されたコリメートレンズ、および
コリメートレンズからの光を副走査方向において偏向器
上に収束させるレンズ部品をさらに有する。偏向器はポ
リゴンミラーとすることができる。偏向器に入射する光
束は主走査方向における平行光束あるいは発散光束のい
ずれとする事もできる。
【0021】また、光学素子の第2の面を、アナモフィ
ック非球面、または二次元多項式非球面とすることがで
き、光学素子の第1の面を、回転対称非球面、トーリッ
ク非球面、アナモフィック非球面、または二次元多項式
非球面のいずれかとすることができる。
【0022】さらに、光学素子は、偏向器によって偏向
された非収束光束を主走査方向に収束させる機能を有す
る構成とすることができる。また、光学素子の後面の光
軸を走査光学系の光軸から副走査方向にずらしてもよ
い。さらに、光学素子の少なくとも1つの面を、光学素
子に入射する光束に垂直な軸に対して傾斜させることが
できる。偏向器に入射する光束と偏向器によって反射さ
れる光束との間の角度をα1、光学素子に入射する光束
とfθ光学素子によって放射される光束との間の角度を
α2で表したときに、本発明の走査光学系は、以下の関
係、 α2/α1>0.50 を満たすよう構成される。
【0023】また、本発明の光学素子は、光束が入射
し、光束が放射される第1の面、および光束の方向に沿
って第1の面の反対側にある第2の面を含む。第2の面
は、反射面を含み、回転軸がなく、光束を主走査方向に
走査面上に収束させる。この結果、第1の面に入射した
光は、光学素子を透過して第2の面に達し、第2の面に
よって反射され、光学素子を再び透過して、第1の面か
ら放射される。
【0024】光学素子の第2の面は、アナモフィック非
球面、または二次元多項式非球面とすることができ、光
学素子の第1の面は、回転対称非球面、トーリック非球
面、アナモフィック非球面、または二次元多項式非球面
とすることができる。
【0025】光学素子の少なくとも1つの面が、光学素
子に入射する光束に垂直な軸に対して傾斜している。
【0026】さらに、本発明の走査光学系は、光束を発
する光源、および回転軸の周りを回転し、光源から発せ
られた光束を偏向する偏向器を有し、光学素子は、光源
から発せられ、偏向器によって偏向された光束を受け取
るように配置される。光は、光学素子の第1の面に入射
し、光学素子を透過し、光学素子の第2の面によって反
射され、光学素子を再び透過して、光学素子の第1の面
によって放射される。この走査光学系は、偏向器に入射
する光束と偏向器によって反射される光束との間の角度
をα1、fθ光学素子に入射する光束とfθ光学素子に
よって放射される光束との間の角度をα2で表したとき
に、関係式、 α2/α1>0.50 を満たすよう構成される。
【0027】光学素子の第2の面は、アナモフィック非
球面、または二次元多項式非球面とすることができ、光
学素子の第1の面は、回転対称非球面、トーリック非球
面、アナモフィック非球面、または二次元多項式非球面
とすることができる。
【0028】この走査光学系はさらに、光源と偏向器の
間の光路に沿って配置されたコリメートレンズ、および
コリメートレンズからの光を偏向器の副走査断面に収束
させるレンズ部品を含む。レンズ部品はシリンドリカル
レンズとすることができる(ただしこれである必要はな
い)。偏向器に入射する光束を平行光束とするか、また
は偏向器に入射する光束を発散光束とすることができ
る。さらに、偏向器から光学素子の第1の面(前面)ま
での距離をd3、光学素子の第1の面(前面)から走査
面までの距離をd6で表したときに、本発明の走査光学
系は、次の関係 0.25<d3/d6<0.40 を満たす構成とすることができる。
【0029】さらに、この光学素子は、偏向器によって
偏向された非収束光束を収束させることができる。ま
た、前記光学素子の第2の面の光軸を、走査光学系の光
軸から副走査方向にずらすことができる。さらに、光学
素子の少なくとも1つの面を、光学素子に入射する光束
に垂直な軸に対して傾斜させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。なお、図面には10の実
施例が示されているが、共通の素子・部材には同じ参照
符号が付してある。走査光学系では、半導体レーザなど
の光源から射出された光束が、所定の走査方向に沿って
被走査面を走査すると同時に、半導体レーザからの光束
が走査している位置に対して、被走査面を走査方向と垂
直な方向に移動させることにより、走査面を二次元的に
走査している。
【0031】以下の説明では、上記所定の走査方向を主
走査方向または主走査断面と呼び、上記走査面の走査位
置に対する相対的な運動方向を、副走査方向または副走
査断面と呼ぶ。
【0032】図1は本発明に係る走査光学系の概略斜視
図である。
【0033】図1において光源10は、例えば半導体レ
ーザであり、光束(レーザビーム)を射出する。
【0034】光源10から射出された光束は、コリメー
ト光学素子20、次いで光学素子30を透過する。光源
10からは発散光束が射出される。コリメート光学素子
20は、光源10によって発せられた発散光束を平行光
束にする。
【0035】後述する実施例のいくつかでは、光学素子
30は、回転する偏向器上に、副走査方向において光束
を収束させる働きをするシリンドリカルレンズとして構
成され、他の実施例では、光学素子30はシリンドリカ
ルレンズではなく、別の形状として構成されている。
【0036】本発明に係る走査光学系においては、偏向
器に入射する光束は、主走査方向において、発散光束ま
たは平行光束であり、収束光ではない。すなわち、図1
の光学素子30は、主走査方向においては、光束を収束
させない。被走査面上での主走査方向における光束の収
束は、fθレンズ40のミラー面によって達成される。
【0037】もしも光学素子30の面r1およびr2が
主走査方向において凹面となっている場合、光学素子3
0を透過した光束は発散光束となる。面r1およびr2
が主走査方向に曲率を有しない場合(すなわち光学素子
30がシリンドリカルレンズである場合)、これを透過
した光束は、主走査方向において平行光束となる。
【0038】光学素子30から射出された光は、ミラー
31を介して偏向器50に入射する。偏向器50は、モ
ータなどの適当な駆動機構(図示せず)によって軸AX
の周りを回転するポリゴンミラーの形態とすることがで
きる。光学素子30からの光束は、偏向器に直接入射す
るようにしてもよいし、例えば1つまたは複数の反射器
を介して間接的に偏向器に入射するようにすることもで
きる(図1はミラー1個を介して入射する場合を示して
いる)。なお、他の図面ではミラー31の図示は省略さ
れている。
【0039】なお、本明細書では、走査光学系の光軸
を、偏向器による偏向角度が0のとき(すなわち、主走
査面上で入射光束の主光線が偏向器の反射面に対し垂直
に入射する場合)の走査光束の主光線と定義する。
【0040】図1では、偏向器50はポリゴンミラーと
して説明されているが、本発明の偏向器はこの形態に限
られるものではなく、例えば、ホログラムディスクな
ど、同様の機能を有する他の偏向機構を使用することも
できる。
【0041】偏向器50により反射された光は、本発明
の重要な特徴である反射/屈折型fθ光学素子40に入
射する。fθ光学素子40は、前面42および後面41
の2つの面を有する。
【0042】偏向器50(ポリゴンミラー)によって反
射され、反射/屈折型fθ光学素子40に入射した光束
は、まず、屈折面である前面42に入射し、fθ光学素
子40内を進み、反射面である後面41によって反射さ
れる。反射面(後面)41で反射された光束は、反射/
屈折型fθ光学素子内を後面41から前面42へと進
み、前面(屈折面)42から射出される。従って、反射
/屈折型fθ光学素子40は、表面42で入射光束を2
回屈折させ、表面41で1回反射させるため、3つの面
の機能を有することになる。
【0043】反射/屈折型fθ光学素子40の前面42
から射出された光束は被走査面である感光面に入射され
る。感光面は図1の例では感光ドラム60の感光面であ
る。
【0044】前述の通り、本発明に係る走査光学系にお
いては、半導体レーザなどの光源から射出された光束
が、走査面を二次元的に走査する。すなわち、図1にお
いて、偏向器50を回転させることにより主走査が行わ
れ、図示しない回転機構により感光ドラム60を回転さ
せることにより、副走査が行われる。
【0045】次に、本発明の特徴的構成である、反射/
屈折型fθ光学素子40について詳細に説明する。
【0046】後に様々な実施例において詳細に説明する
が、fθ光学素子40の前面42および後面41は所定
の非球面形状を有する。そして、後面41には反射コー
ティングが施されて反射面が形成されている。従って、
光は、反射/屈折型fθ光学素子40の前面42に入射
し、前面(第1の面)42から射出される。
【0047】なお、後面(第2の面)41は、例えば蒸
着などの従来の製造法によって、アルミニウムあるいは
銀等の反射コーティングを施すことにより形成すること
ができる。
【0048】図4から図7に、反射/屈折型fθ光学素
子40の前面42および後面41を形成する際に組合せ
て利用することができる様々な種類の非球面を示す(こ
れらについては各実施例において説明する)。図4は回
転対称非球面43、図5はトーリック非球面44、図6
はアナモフィック非球面45、図7は二次元多項式非球
面46を示している。
【0049】図4から図7においては、実線で面を表
し、面の生成に利用する線を破線で示した。また、図4
から図7には、主走査方向がY軸、副走査方向がZ軸で
示されている。
【0050】図4は回転対称非球面43を示す。本明細
書においては、回転対称非球面とは、主走査方向(Y方
向)に延びる非円弧曲線を、走査光学系の光軸に沿った
軸の周りに回転させる時の軌跡によって規定される面を
指す。回転対称非球面は、旋盤などによって容易に製作
することができる。回転対称非球面43の光軸は回転軸
と一致する。
【0051】これに対し、後述する、より複雑な面は、
回転軸を持たず、旋盤で形成することはできない。
【0052】図4のタイプの非球面(即ち、回転対称非
球面)は以下の式によって定義される。
【数1】
【数2】 ただし、xは、非球面の頂点の接平面からの距離を、h
は、非球面の光軸からの距離を、Cは、非球面の光軸上
での曲率(1/r)を表し、Kは、円錐定数、A4、A
6、A8、...は各次数の非球面係数(例えばA4は
4次の非球面係数)である。
【0053】図5に、トーリック非球面44を示す。ト
ーリック非球面は、主走査方向(Y方向)に延びる非円
弧曲線を、主走査方向と平行な軸の周りに回転させた時
の軌跡によって定義される面である。
【0054】主走査方向において、図5のタイプの非球
面(トーリック非球面)は、以下の式によって定義され
る。
【数3】 ただし、yは、非球面の光軸からの主走査方向の距離を
表す。C、K、A4、A6、...は、光軸上での曲
率、円錐定数および各次数の非球面係数を表す。これら
の定義は、図4の回転対称非球面の場合と同じである。
図5に示した形状に対する副走査方向(Z方向)の曲率
半径はRZで定義される。
【0055】上述の通り、図4および図5に示した非球
面は回転軸を有する。次に説明する、図6および図7に
示す非球面は、回転軸を持たず、光軸Oについて回転対
称ではない。これらの面形状は回転軸を持たないので、
面上の各点をマッピングするプロセスによって生成しな
ければならず、回転に基づくプロセス、すなわち旋盤等
の使用によっては製作することができない。
【0056】図6に、アナモフィック非球面45を示
す。本明細書で使用するアナモフィック非球面は、副走
査方向(Z方向)の曲率が主走査方向(Y方向)の形状
とは独立して変化する円弧を主走査方向(Y方向)に延
びる非円弧曲線に沿って移動させた時の軌跡によって形
成される面と定義することができる。光軸は、上記非円
弧曲線を規定する数式の原点位置におけるアナモフィッ
ク非球面に立てた法線として定義される。
【0057】主走査方向において、図6のタイプのアナ
モフィック非球面は以下の式によって定義される。
【数4】 ただし、yは、非球面の光軸からの主走査方向の距離、
Cは非球面の光軸上の曲率(1/r)、kは円錐定数、
AM2、AM4、AM6、...は主走査方向の曲率を
定義する各次数の非球面係数である。
【0058】副走査方向において、図6のアナモフィッ
ク非球面の曲率は以下の式によって定義される。
【数5】 ただし、Cz(Y)は、光軸からの主走査方向の距離が
Yである点における副走査方向の曲率である。Cz0
は、1/rzに等しい。AS2、AS4、AS
6、...は副走査方向の曲率を定義する各次数の非球
面係数である。
【0059】図7に、二次元多項式非球面46を示す。
本明細書における二次元多項式非球面とは、二次元多項
式によって定義される(すなわち二次元多項式の関数と
して表現される)面である。このような面は以下の関係
によって定義される。
【数6】 ただし、yおよびzはそれぞれ、主走査方向(Y方向)
および副走査方向(Z方向)の光軸からの距離である。
言い換えれば、数6により規定される非球面においてy
=z=0の点での非球面に立てた法線が二次元多項式非
球面46の光軸である。なお、Cは非球面の光軸上の曲
率(1/r)、Kは円錐定数である。Bm,nは、各次数
の非球面係数である。ここで、mおよびnはそれぞれ、
yおよびz方向(すなわち主走査および副走査方向)に
関する次数を示す。表12から表18では、nの値は0
から6、mの値は0から12の範囲にあり、K=0であ
る。
【0060】なお、反射/屈折型fθ光学素子40の前
面42は、図4から図7に示した非球面のいずれの面で
もよい。一方、後面41は、副走査方向の像面湾曲を補
正するために、非球面であり、かつ回転軸を持たない面
(従って光軸に関しても回転軸を持たない面)でなけれ
ばならない。従って、後面41としては、図6または図
7に示した面を採用することができる。
【0061】また、本実施の形態においては、屈折/反
射型fθ光学素子40(の後面41光軸)は偏向器の回
転軸と垂直でないことを特徴としている。すなわち、f
θ光学素子40は偏向器の回転軸に垂直な軸に対して傾
斜して配置されている。
【0062】さらに、本実施の形態においては、fθ光
学素子の前面42および後面41の一方または双方を走
査光学系の光軸に対して偏心させた配置とすることがで
きる。
【0063】fθ光学素子40の面が偏向器の回転軸に
対し傾斜しているため、光が偏向器50から離れた所を
通る。従って、走査光学系のレイアウトおよび設計が容
易になる。さらに、fθ光学素子の一方の面または両面
を走査光学系の光軸に対し偏心させることによって、走
査線湾曲および波面収差の補正が可能となる。
【0064】本発明のfθ光学素子の偏心および傾斜の
様子を図1から図3に示す。角α1(副走査方向の偏向
角度)は、偏向器50に入射する光と偏向器50により
反射される光の間の角度を表す。同様に、図1に示す通
り、α2(副走査方向の分離角度)は、fθ光学素子に
入射する光とfθ光学素子から射出される光の間の角度
を表す。
【0065】fθ光学素子が傾斜していること(すなわ
ち、第2面の光軸が偏向器の回転軸に対し垂直でないこ
と)を利用して、大きな偏向角度を実現することができ
るため、偏向器の配置の自由度が増す。光軸に対する面
(多くの場合fθ光学素子の前面)の偏心(変位)を利
用して、湾曲および波面収差を補正することができる。
偏心は、図8から分かるように、fθ光学素子の前面に
入射する光束の主光線に垂直な面における、主光線入射
位置と第1の面の光軸との間の距離によって定義され
る。偏心の結果、fθ光学素子の一方の面がfθ光学素
子の他方の面に対してずれる。なお、当然のことながら
偏心の量は、fθ光学素子の製造前(設計段階で)に決
定される。
【0066】以下の各実施例で用いられる参照記号につ
いて説明する。α1は副走査方向の偏向角度、α2は分
離角度、β1は傾斜角度、β2は光軸相互の傾斜角度、
δz1は第1の面の偏心、δz2は第1の面に対する第
2の面の偏心をそれぞれ表す。δz2は、第1の面の光
軸と第2の面の光軸との間の距離によって定義される。
【0067】前述のとおり、本実施の形態においては、
fθ光学素子の第2の面の光軸は偏向器の回転軸と垂直
ではない。この傾斜の関係は、以下の式により表され
る。 α2/α1>0.50 (7) なお、前述の通り、α2は副走査方向の分離角度、α1
は副走査方向の偏向角度である。
【0068】既に述べたように、本発明によれば、走査
光学系のレイアウトおよび設計が単純化される。また、
以下の関係も満たされる。 0.25<d3/d6<0.40 (8) ここで、図2に示すように、d3は、偏向器50からf
θ光学素子40の屈折面41までの距離であり、d6
は、fθ光学素子の屈折面42から被走査面60までの
距離である。
【0069】数式(8)は、偏向器50に入射する光束
が、主走査方向において、発散した光であるかまたは平
行光であることを示している。表1に示したように、本
発明の各実施例は、上記の2つの関係(7)および
(8)をそれぞれ満たしている。
【表1】
【0070】従来の走査光学系では、fθ光学素子とは
別の独立した対物レンズ(収束レンズ)が偏向器の手前
(入射側)に設けられるが、本実施の形態のfθ光学素
子40は対物レンズとしての機能をも有しており、別個
の対物レンズを設ける必要がない。本実施の形態におい
て、主走査方向では、偏向器50に入射する光は発散光
または平行光であり、fθ光学素子40、特にそのミラ
ー面41によって、光束が被走査面上の1点に収束され
る。すなわち、fθ光学素子40の湾曲したミラー面が
対物レンズの機能を果たしている。
【0071】前述のように、偏向器50に入射する光
は、主走査方向においては、平行光または発散光であ
る。もしも偏向器50に入射する光が主走査方向に収束
する光である場合には、fθ光学素子40から被走査面
60までの距離を非常に短くしなければならず、収差を
十分に補正することができない。しかし、本実施の形態
においては偏向器50への入射光として収束光束を利用
しないため、被走査面60とfθ光学素子40との間の
間隔を十分に大きくすることができ、fθ光学素子40
の面をより複雑なものにする(すなわち回転軸を持たな
い面とする)ことによって、収差の補正が可能となって
いる。
【0072】一方、副走査方向においては、偏向器50
に入射する光は収束する。もしも偏向器50に入射する
光が副走査方向において平行であれば、偏向器50の反
射面の傾斜誤差(製造または組立ての誤差に起因する)
があると、被走査面上60での光の収束位置が副走査方
向にシフトする。しかし、本実施の形態のように、偏向
器50に入射する光が副走査方向に収束している場合に
は、偏向器の反射ミラー面と走査面が互いに共役関係と
なるよう光学系が設定されていれば、被走査面上での光
の位置は偏向器反射面の傾斜誤差の影響を受けない。
【0073】従って、感光面(走査面)の回転に伴う、
偏向器の回転(すなわち次の面)毎に形成される複数の
走査線間のピッチを一定にすることができる。
【0074】本実施形態のfθ光学素子40は樹脂製で
ある。通常、樹脂製の光学素子の屈折率は、温度および
湿度の変化に非常に敏感である。しかし、本実施例のf
θ光学素子は、厚さが比較的薄く、また屈折面42のパ
ワーは小さく設定されており、大部分のパワーを反射面
41によって得ているため、温度や湿度による屈折率の
変化の影響をほとんど受けない。
【0075】
【実施例】図8から図17を参照して、本発明の具体的
な実施例を10例示す。各図は、副走査方向から見た図
である。また、図8から図17に対応させて、図18か
ら図27に各実施例の収差図を示す。図18から図27
の各図において、(A)はfθ特性(直線性誤差)を、
(B)に像面湾曲を、(C)は走査線湾曲を示す。な
お、(B)には、メリディオナル断面M(主走査方向)
およびサジタル断面S(副走査方向)における走査光学
系の像面湾曲の測定結果を示した。
【0076】図18から27では、縦軸が、主走査方向
における位置Yを示す。(A)および(C)では、横軸
が、理想的な像高に対する像高の変位(mm)を示す。
(B)では、横軸が、理想的な像平面に対する焦点の変
位(mm)を示す。
【0077】実施例1から実施例10のさまざまなパラ
メータの具体的な数値について以下に説明する。表2、
5、8、11、14、17、20、23、26、29に
おいて、ryは、レンズ面の主走査方向yに沿った曲率
半径、rzは副走査方向zに沿った曲率半径を指す。レ
ンズの厚さ、あるいは光学素子の面間の距離がdで表さ
れ、nは、780mmの波長に対する光学素子の屈折率
を表す。距離d3およびd6については図2に示した。
距離d1はレンズ30の厚さを表し、d2は、偏向器5
0からレンズ30までの距離を表す。
【0078】表2、5、8、11、14、17、20、
23、26、29において、面1および2はレンズ30
を指す。レンズ30は、実施例によりシリンドリカルレ
ンズの場合とそうでない場合がある。面3は、偏向器
(回転ミラー50)の面を指す。面4はfθ光学素子4
0の前面42を、面5はfθ光学素子40の後面41を
指す。面6は、fθ光学素子40の前面42を透過して
屈折され、後面41によって反射された後、再び光束が
前面42を透過する際の前面42を指す。面6を透過し
てして屈折された光束は、感光ドラム60に向かう。前
述のとおり、これらの面は、r1からr6として図1に
は示してあるが、具体的な実施例に関する図8ないし図
17では、図面が煩雑になるのを避けるため、示してい
ない。
【0079】表2、5、8、11、14、17、20、
23、26、29にはさらに、各実施例における偏向角
度および分離角度の値、fθ光学素子40の面の傾斜角
度、および偏心の値も示されている。図1、図8から図
17に示すように、角度α1は、偏向器50に入射する
光束と偏向器50により反射される光束との間の偏向角
度である。角度α2は、fθ光学素子40に入射する光
束とfθ光学素子40から感光ドラム60に向かって射
出される光束との間の分離角度を表す。角度β1は、f
θ光学素子40の前面42の傾斜角度を表し、角度β2
は、fθ光学素子の前面42の光軸と後面41の光軸と
の間の角度を表す。δz1は、fθ光学素子の第1の
面、すなわち前面42の偏心を表し、δz2は、fθ光
学素子の第1の面(前面)42の光軸に対する第2の面
(後面)41の光軸の偏心を表す。
【0080】
【実施例1】本発明の実施例1を図8に、実施例1の収
差図を、図18(A)、(B)および(C)に示す。実
施例1の特徴は、fθ光学素子の前面42が、図4に示
したような回転対称非球面で、後面41が、図7に示し
たような二次元多項式非球面であることにある。実施例
1では、レンズ30はシリンドリカルレンズではない。
【0081】実施例1ではfθ光学素子が、β1に示す
値だけ傾斜している。また第1の面は、δz1に示す値
だけ偏心している。しかし、第2の面は第1の面と同軸
であり、したがってこの明細書で使用するこの用語の定
義に従い、δz2はゼロとなる。
【表2】 前述の通り、前面42は、図4に示したような回転対称
の非球面である。関係式(1)に対する実施例1の非球
面データは表3の通りである。
【表3】 前述の通り、後面41は、二次元多項式非球面であり、
関係(6)における実施例1の係数(Bm,n)は表4
に示すように規定される。
【表4】
【0082】
【実施例2】本発明の実施例2を図9に、実施例2のf
θ光学素子の収差図を図19(A)、(B)および
(C)に示す。実施例2では、fθ光学素子40の前面
42は、図6に示すようなアナモフィック非球面で、f
θ光学素子の後面41は、図7に示すような二次元多項
式非球面となっている。したがって実施例2では、fθ
光学素子は前面42、後面41両面ともに回転軸を持た
ない面である。
【0083】実施例1と同様に実施例2のレンズ30は
シリンドリカルレンズではなく、fθ光学素子40の傾
斜角度は実施例1と同じである。一方、実施例1では第
1の面(前面)42が偏心していたが、実施例2では、
fθ光学素子の第2の面(後面)41がδz2に示す値
だけ偏心している。第2の面の偏心は、fθレンズの第
1の面42の光軸と第2の面41の光軸との間の距離に
よって定義される。
【表5】 アナモフィック非球面である前面42の、関係式(4)
および(5)における各係数の値は表6になる。
【表6】 実施例2のfθ光学素子40の後面41は二次元多項式
非球面であり、その係数は表7に示すようになる。
【表7】
【0084】
【実施例3】本発明の実施例3を図10に、収差図を、
図20(A)、(B)および(C)に示す。実施例3で
は、前面42が図5に示すようなトーリック非球面で、
後面41が図7に示すような二次元多項式非球面である
fθ光学素子40を利用する。
【0085】実施例3では、レンズ30はシリンドリカ
ルレンズではない。実施例3のfθ光学素子40の傾斜
角度は実施例1の傾斜角度と同じであり、第1の面42
の偏心も、実施例1のものと実質的に同じである。さら
に、実施例1と同様に第2の面41は第1の面42と同
軸であり、そのため、第2の面41は第1の面42に対
して偏心しているとはみなされない。
【表8】 実施例3では前面42が、図5に示すようなトーリック
非球面であり、関係式(3)における各係数は表9のよ
うになる。
【表9】 実施例3のfθ光学素子40の後面41は二次元多項式
非球面であり、その係数は表10に示すようになる。
【表10】
【0086】
【実施例4】本発明の実施例4を図11に、その収差図
を、図21(A)、(B)および(C)に示す。実施例
4のfθ光学素子40は、前面42および後面41が共
に、図6に示すようなアナモフィック非球面として形成
されている。従ってfθ光学素子40は両面ともに回転
軸を持たない面である。
【0087】実施例4では、面1および面2のry値か
ら明らかなように、レンズ30はシリンドリカルレンズ
である。実施例4のfθ光学素子40の傾斜角度は実施
例3の場合と同じであり、第2の面41の第1の面42
に対する偏心はδz2に示す通りである。
【表11】 実施例4では前面42が、図6に示すようなアナモフィ
ック面である。この前面42の形状を規定する関係式
(4)および(5)の各係数は、表12のようになる。
【表12】 実施例4のfθ光学素子40の後面41も、アナモフィ
ック非球面であり、面を規定する関係式(4)および
(5)の非球面係数は表13のようになる。
【表13】
【0088】
【実施例5】本発明の実施例5を図12に、収差図を、
図22(A)、(B)および(C)に示す。実施例5で
は、前面42が、図7に示すような二次元多項式非球面
で、後面41が、図6に示すようなアナモフィック非球
面であるfθ光学素子40を利用する。
【0089】実施例5では、レンズ30はシリンドリカ
ルレンズではない。また、実施例5のfθ光学素子40
の傾斜角度は、実施例1から4と同じであり、第2の面
の偏心はδz2の値で示されている。
【表14】 実施例5のfθ光学素子の前面42は二次元多項式非球
面であり、その係数は表15に示すようになる。
【表15】 また、後面41は、図6に示すようなアナモフィック非
球面であり、関係式(4)および(5)の各係数の値は
表16のようになる。
【表16】
【0090】
【実施例6】本発明の実施例6を図13に、収差図を、
図23(A)、(B)および(C)に示す。実施例6で
は、前面42が、図5に示すようなトーリック非球面
で、後面41が、図6に示すようなアナモフィック非球
面であるfθ光学素子を利用する。
【0091】実施例6では、レンズ30はシリンドリカ
ルレンズではない。実施例6のfθ光学素子40の傾斜
角度は、実施例1から5と同じであり、第1の面42お
よび第2の面41は、δz1およびδz2に示す値だけ
偏心している。
【表17】 前述の通り、実施例6では前面42が、図5に示すよう
なトーリック非球面である。関係式(3)における非球
面データは次のようになる。
【表18】 実施例6のfθ光学素子の後面41は、アナモフィック
非球面であり、関係式(4)および(5)の係数は次の
ようになる。
【表19】
【0092】
【実施例7】本発明の実施例7を図14に、収差図を、
図24(A)、(B)および(C)に示す。実施例7で
は、前面42が、図4に示すような回転対称非球面で、
後面41が、図6に示すようなアナモフィック非球面で
あるfθ光学素子を利用する。
【0093】実施例7では、レンズ30はシリンドリカ
ルレンズではない。さらに実施例7では、fθ光学素子
40の両面がそれぞれβ1およびβ2に示す値だけ傾斜
する。第1の面の偏心はδz1で示される。
【表20】 実施例7では、前面42が、図4に示すような回転対称
非球面である。この面の、関係式(1)における非球面
データは表21のようになる。
【表21】 前述の通り、実施例7のfθ光学素子の後面41は、図
6に示すようなアナモフィック非球面であり、関係式
(4)および(5)における非球面データは表22のよ
うになる。
【表22】
【0094】
【実施例8】本発明の実施例8を図15に、その収差図
を、図25(A)、(B)および(C)に示す。本発明
の実施例8では、前面42が、図4に示すような回転対
称非球面で、後面41が、図7に示すような二次元多項
式非球面であるfθ光学素子を利用する。
【0095】実施例8では、レンズ30はシリンドリカ
ルレンズである。実施例8のfθ光学素子の傾斜角度
は、実施例1と同じであり、第1の面42の偏心はδz
1で示される。第2の面41は第1の面と同軸であり、
従って第2の面41は第1の面41に対して偏心してい
ない。
【表23】 前述の通り実施例8では、前面42が、図4に示すよう
な回転対称非球面である。関係式(1)における非球面
データは次のようになる。
【表24】 実施例8のfθ光学素子の後面41は二次元多項式非球
面であり、その係数は表25に示すようになる。
【表25】
【0096】
【実施例9】本発明の実施例9を図16に、その収差図
を、図26(A)、(B)および(C)に示す。実施例
9では、前面42が、図6に示すようなアナモフィック
非球面で、後面41が、図7に示すような二次元多項式
非球面であるfθ光学素子を利用する。
【0097】実施例9では、レンズ30がシリンドリカ
ルレンズである。実施例9のfθ光学素子の傾斜角度
は、実施例1と同じでありる。第2の面は、第1の面に
対してδz2に示す値だけ偏心している。
【表26】 実施例9では、前面42が、図6に示すようなアナモフ
ィック非球面である。このような面の、関係式(4)お
よび(5)における非球面データは次のようになる。
【表27】 前述の通り、実施例9のfθ光学素子の後面41は二次
元多項式非球面であり、その係数は表17に示すように
なる。
【表28】
【0098】
【実施例10】本発明の実施例10を図17に、その収
差図を、図27(A)、(B)および(C)に示す。実
施例10では、前面42が、図6に示すようなアナモフ
ィック非球面で、後面41が、図7に示すような二次元
多項式非球面であるfθ光学素子を利用する。
【0099】実施例10では、レンズ30はシリンドリ
カルレンズではない。実施例10のfθ光学素子の傾斜
角度はβ1で示される。
【表29】 前述の通り、実施例10では、前面42が、図6に示す
ようなアナモフィック非球面である。関係式(4)およ
び(5)における非球面データは次のようになる。
【表30】 前述の通り、実施例10のfθ光学素子の後面41は二
次元多項式非球面であり、その係数は表18に示すよう
になる。
【表31】
【0100】以上、本発明を、具体的な手段、構造、特
徴、実施例および構成要素に関して説明してきたが、本
発明は、この明細書に開示した詳細に限定されるもので
はなく、本発明の技術思想から逸脱しない範囲において
種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ走査ユニットの概略斜視図
である。
【図2】本発明の走査光学系の構成要素の主走査面上の
配置を示す図である。
【図3】本発明の走査光学系の構成要素の副走査面上の
配置を示す図である。
【図4】本発明の実施例で利用される非球面を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施例で利用されるトーリック非球面
を示す図である。
【図6】本発明の実施例で利用されるアナモフィック非
球面を示す図である。
【図7】本発明の実施例で利用される二次元多項式非球
面を示す図である。
【図8】実施例1に基づく走査光学系の構成要素の副走
査方向の配置を示す図である。
【図9】実施例2に基づく走査光学系の構成要素の副走
査方向の配置を示す図である。
【図10】実施例3に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図11】実施例4に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図12】実施例5に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図13】実施例6に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図14】実施例7に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図15】実施例8に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図16】実施例9に基づく走査光学系の構成要素の副
走査方向の配置を示す図である。
【図17】実施例10に基づく走査光学系の構成要素の
副走査方向の配置を示す図である。
【図18】実施例1の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図19】実施例2の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図20】実施例3の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図21】実施例4の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図22】実施例5の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図23】実施例6の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図24】実施例7の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図25】実施例8の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図26】実施例9の収差図であり、(A)が直線性誤
差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグラ
フである。
【図27】実施例10の収差図であり、(A)が直線性
誤差、(B)が像面湾曲、(C)が走査線湾曲を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 光源 20 コリメートレンズ 30 レンズ 40 fθ光学素子 43 回転対称非球面 44 トーリック非球面 45 アナモフィック非球面 46 二次元多項式非球面 50 偏向器(ポリゴンミラー) 60 被走査面(感光ドラム)

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向と交差する回転軸の周りを回
    転する偏向器と、 前記偏向器に入射し、前記主走査方向に沿って被走査面
    を走査する光束を射出する光源と、 前記偏向器によって偏向された光束を屈折させかつ反射
    する単一の光学素子とを有し、 前記光学素子は、前記偏向器からの光束が入射する屈折
    面として形成された第1の面と、反射面が形成された第
    2の面とを有し、 前記光学素子の前記第1の面を透過した光束が前記第2
    の面により反射された後に再び前記第1の面を透過し
    て、前記光学素子から前記被走査面に向けて射出され、 少なくとも前記第2の面は回転軸を持たない面であり、 前記第2の面の光軸が前記偏向器の回転軸に対して垂直
    でなく、 前記偏向器に入射する光束と前記偏向器によって反射さ
    れる光束との間の角度が0ではないことを特徴とする走
    査光学系。
  2. 【請求項2】 前記光源と前記偏向器の間の光路に沿っ
    て配置されたコリメートレンズ、および前記コリメート
    レンズからの光を、副走査方向において、前記偏向器上
    に収束させるレンズ素子をさらに有することを特徴とす
    る請求項1に記載の走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記偏向器がポリゴンミラーを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記偏向器に入射する光束が走査方向に
    おいて平行光束であることを特徴とする請求項1に記載
    の走査光学系。
  5. 【請求項5】 前記偏向器に入射する光束が走査方向に
    おいて発散光束であることを特徴とする請求項1に記載
    の走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記光学素子の前記第1の面が、アナモ
    フィック非球面であることを特徴とする請求項1に記載
    の走査光学系。
  7. 【請求項7】 前記光学素子の前記第2の面が、アナモ
    フィック非球面であることを特徴とする請求項1に記載
    の走査光学系。
  8. 【請求項8】 前記光学素子の前記第2の面が、二次元
    多項式非球面であることを特徴とする請求項1に記載の
    走査光学系。
  9. 【請求項9】 前記光学素子の前記第1の面が、回転対
    称非球面であることを特徴とする請求項1に記載の走査
    光学系。
  10. 【請求項10】 前記光学素子の前記第1の面がトーリ
    ック非球面であることを特徴とする請求項1に記載の走
    査光学系。
  11. 【請求項11】 前記光学素子の前記第1の面が二次元
    多項式非球面であることを特徴とする請求項1に記載の
    走査光学系。
  12. 【請求項12】 前記光学素子が、前記偏向器によって
    偏向された前記光束を収束させることを特徴とする請求
    項1に記載の走査光学系。
  13. 【請求項13】 前記光学素子の前記第2の面の光軸
    が、走査光学系の光軸に対し、副走査方向にずれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
  14. 【請求項14】 前記光学素子の少なくとも1つの面
    が、前記光学素子に入射する光束に垂直な軸に対して傾
    斜していることを特徴とする請求項1に記載の走査光学
    系。
  15. 【請求項15】 前記偏向器に入射する光束と前記偏向
    器によって反射される光束との間の角度をα1、前記光
    学素子に入射する光束と前記光学素子から射出される光
    束との間の角度をα2で表したとき、 α2/α1>0.50 が満たされていることを特徴とする請求項1に記載の走
    査光学系。
  16. 【請求項16】 光束が主走査方向に偏向される走査光
    学系に使用される光学素子において、 光束が入射し、射出される第1の面と、 光束の入射方向に沿って前記第1の面の反対側にある第
    2の面と、を有し、 前記第2の面は、回転軸を持たない二次元多項式非球面
    として形成された反射面であって、 前記第1の面に入射した光は、前記光学素子を透過して
    前記第2の面に達し、前記第2の面によって反射されて
    再び前記第1の面から射出され、被走査面上で収束し、 前記偏向器に入射する光束と前記偏向器によって反射さ
    れる光束との間の角度が0ではないことを特徴とする屈
    折/反射型fθ光学素子。
  17. 【請求項17】 光束が主走査方向に偏向される走査光
    学系とともに使用する光学素子において、 光束が入射し、光束が射出される、二次元多項式非球面
    として形成された第1の面と、 光束の入射方向に沿って前記第1の面の反対側にあっ
    て、反射面として形成された回転軸を持たない面であっ
    て、光束を走査面上に収束させる第2の面とを有し、 前記第1の面に入射した光は、前記光学素子を透過して
    前記第2の面に達し、前記第2の面によって反射されて
    再び前記第1の面から射出され、 前記偏向器に入射する光束と前記偏向器によって反射さ
    れる光束との間の角度が0ではないことを特徴とする屈
    折/反射型fθ光学素子。
  18. 【請求項18】 前記光学素子の前記第1の面がアナモ
    フィック非球面であることを特徴とする請求項16に記
    載の屈折/反射型fθ光学素子。
  19. 【請求項19】 前記光学素子の前記第2の面が、アナ
    モフィック非球面であることを特徴とする請求項16に
    記載の屈折/反射型fθ光学素子。
  20. 【請求項20】 前記光学素子の前記第1の面が、回転
    対称非球面であることを特徴とする請求項17に記載の
    屈折/反射型fθ光学素子。
  21. 【請求項21】 前記光学素子の前記第1の面がトーリ
    ック非球面であることを特徴とする請求項16に記載の
    屈折/反射型fθ光学素子。
  22. 【請求項22】 前記光学素子の少なくとも1つの面
    が、前記光学素子に入射する光束に垂直な軸に対して傾
    斜していることを特徴とする請求項16に記載の屈折/
    反射型fθ光学素子。
  23. 【請求項23】 光束を射出する光源と、 回転軸の周りを回転し、前記光源から射出された光束を
    偏向する偏向器と、 前記光源から射出され、前記偏向器によって偏向された
    光束を受光するように配置された単一の光学素子とを有
    し、 前記光束が、前記光学素子の第1の面に入射し、前記光
    学素子を透過し、前記光学素子の第2の面によって反射
    され、前記光学素子を再び透過し、前記光学素子の前記
    第1の面から射出され、 前記偏向器に入射する光束と前記偏向器によって反射さ
    れる光束との間の角度をα1、前記光学素子に入射する
    光束と前記光学素子から射出される光束との間の角度を
    α2で表したとき、 α1≠0 α2/α1>0.50 がともに満たされていることを特徴とする走査光学系。
  24. 【請求項24】 前記光学素子の前記第1の面が、アナ
    モフィック非球面であることを特徴とする請求項23に
    記載の走査光学系。
  25. 【請求項25】 前記光学素子の前記第2の面が、アナ
    モフィック非球面であることを特徴とする請求項23に
    記載の走査光学系。
  26. 【請求項26】 前記光学素子の前記第2の面が、二次
    元多項式非球面であることを特徴とする請求項23に記
    載の走査光学系。
  27. 【請求項27】 前記光学素子の前記第1の面が、回転
    対称非球面であることを特徴とする請求項23に記載の
    走査光学系。
  28. 【請求項28】 前記光学素子の前記第1の面が、トー
    リック非球面であることを特徴とする請求項23に記載
    の走査光学系。
  29. 【請求項29】 前記光学素子の前記第1の面が、二次
    元多項式非球面であることを特徴とする請求項23に記
    載の走査光学系。
  30. 【請求項30】 前記光源と前記偏向器との間の光路に
    沿って配置されたコリメートレンズ、および前記コリメ
    ートレンズからの光を、副走査方向において、前記偏向
    器上に収束させるレンズ素子をさらに有することを特徴
    とする請求項23に記載の走査光学系。
  31. 【請求項31】 前記偏向器に入射する光束が主走査方
    向において非収束光束であって、前記光学素子が、前記
    偏向器によって偏向された前記非収束光束を収束させる
    ことを特徴とする請求項23に記載の走査光学系。
  32. 【請求項32】 前記偏向器に入射する前記非収束光束
    が主走査方向において平行光束であることを特徴とする
    請求項31に記載の走査光学系。
  33. 【請求項33】 前記偏向器に入射する前記非収束光束
    が主走査方向において発散光束であることを特徴とする
    請求項31に記載の走査光学系。
  34. 【請求項34】 前記偏向器から前記光学素子の第1の
    面までの距離をd3、 前記光学素子の第1の面から被走査面までの距離をd6
    で表したとき、 0.25<d3/d6<0.40 が満たされることを特徴とする請求項31に記載の走査
    光学系。
  35. 【請求項35】 前記光学素子の第2の面の光軸が、走
    査光学系の光軸に対し副走査方向にずれていることを特
    徴とする請求項23に記載の走査光学系。
  36. 【請求項36】 前記光学素子の少なくとも1つの面
    が、前記光学素子に入射する光束に垂直な軸に対して傾
    斜していることを特徴とする請求項23に記載の走査光
    学系。
  37. 【請求項37】 上記光学素子はfθ光学素子であるこ
    とを特徴とする、請求項1から16、23から36の何
    れかに記載の走査光学系。
JP32644598A 1997-11-17 1998-11-17 屈折/反射型fθ光学素子、および走査光学系 Expired - Fee Related JP3467193B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/972,056 US5963355A (en) 1997-11-17 1997-11-17 Optical scanning system with single element refractive/reflective Fθlθ lens
US08/972056 1997-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11242178A JPH11242178A (ja) 1999-09-07
JP3467193B2 true JP3467193B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=25519107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32644598A Expired - Fee Related JP3467193B2 (ja) 1997-11-17 1998-11-17 屈折/反射型fθ光学素子、および走査光学系

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5963355A (ja)
JP (1) JP3467193B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5963355A (en) * 1997-11-17 1999-10-05 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanning system with single element refractive/reflective Fθlθ lens
JP3421584B2 (ja) * 1998-07-24 2003-06-30 ペンタックス株式会社 走査光学系
JP2001051227A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Fuji Photo Film Co Ltd 光走査装置
US6342964B2 (en) 2000-01-14 2002-01-29 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Scanning optical system
JP3752124B2 (ja) 2000-02-25 2006-03-08 ペンタックス株式会社 走査光学系
US6624837B2 (en) 2000-07-10 2003-09-23 Pentax Corporation Scanning optical element and scanning optical system
TW535005B (en) * 2001-04-11 2003-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Optical scanning device, image reading device provided with this, image forming device, and photographing device
US7180642B2 (en) * 2001-05-25 2007-02-20 Ricoh Company, Ltd. Imaging lens, image reader using the lens, and imaging apparatus using the image reader
JP2003107384A (ja) 2001-10-02 2003-04-09 Pentax Corp 反射型走査光学系
JP2003287695A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Minolta Co Ltd レーザ走査装置
KR100445128B1 (ko) * 2002-06-05 2004-08-21 삼성전자주식회사 광주사장치
JP2004029197A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Pentax Corp 走査光学系
US20040003301A1 (en) * 2002-06-28 2004-01-01 Nguyen Don J. Methods and apparatus to control processor performance to regulate heat generation
US7034859B2 (en) * 2002-08-08 2006-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanning device and image forming apparatus using the same
KR100833230B1 (ko) 2003-04-07 2008-05-28 삼성전자주식회사 조명 광학계 및 이를 구비한 화상 프로젝션 시스템
JP2005077495A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Pentax Corp 反射型走査光学系
JP5046760B2 (ja) * 2007-07-04 2012-10-10 キヤノン株式会社 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5481863B2 (ja) * 2008-01-28 2014-04-23 株式会社リコー 位置ずれ量検出装置、位置ずれ量検出方法および位置ずれ量検出プログラム
FR2956220B1 (fr) * 2010-02-05 2012-03-23 Europ De Systemes Optiques Soc Element optique bimorphe
US8070044B1 (en) * 2010-12-02 2011-12-06 Rohm And Haas Electronic Materials Llc Polyamine flux composition and method of soldering
JP7417425B2 (ja) 2020-01-15 2024-01-18 キヤノン株式会社 光走査装置及び画像形成装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3854680T2 (de) * 1987-04-24 1996-04-18 Dainippon Screen Mfg Optisches System für ein Lichtpunktabtastgerät.
JP3222498B2 (ja) * 1990-09-27 2001-10-29 旭光学工業株式会社 走査光学系
JP3337510B2 (ja) * 1992-07-22 2002-10-21 株式会社リコー 光走査装置
JP3193546B2 (ja) * 1993-01-14 2001-07-30 旭光学工業株式会社 反射型走査光学系
JPH06324274A (ja) * 1993-01-20 1994-11-25 Asahi Optical Co Ltd 走査光学系
US5541760A (en) * 1993-12-22 1996-07-30 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Scanning optical system
US5646767A (en) * 1993-12-22 1997-07-08 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Scanning optical system
US5648865A (en) * 1993-12-27 1997-07-15 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Scanning optical system
JP3266725B2 (ja) * 1993-12-29 2002-03-18 旭光学工業株式会社 走査光学系
JPH08262323A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Asahi Optical Co Ltd 走査光学系
JPH0968664A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Canon Inc 光ビーム走査用光学系
JP3713085B2 (ja) * 1995-11-08 2005-11-02 ペンタックス株式会社 反射型走査光学系
JP3222754B2 (ja) * 1996-02-05 2001-10-29 旭光学工業株式会社 反射型走査光学系
US5963355A (en) * 1997-11-17 1999-10-05 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanning system with single element refractive/reflective Fθlθ lens

Also Published As

Publication number Publication date
US5963355A (en) 1999-10-05
JPH11242178A (ja) 1999-09-07
US6166843A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3467193B2 (ja) 屈折/反射型fθ光学素子、および走査光学系
JP3193546B2 (ja) 反射型走査光学系
JPH0587805B2 (ja)
JP3222498B2 (ja) 走査光学系
JPH08234125A (ja) 光走査装置
US20010019444A1 (en) Optical scanning apparatus
JPH0672981B2 (ja) 光ビ−ム走査光学系
JPH07199109A (ja) ラスタースキャニングシステム
JP3620767B2 (ja) 反射型走査光学系
JP3164742B2 (ja) 光走査装置
JP4346835B2 (ja) 走査光学系
JPH07174997A (ja) 光走査装置
JP3713085B2 (ja) 反射型走査光学系
JP3215764B2 (ja) 反射型走査光学系
JPH08262323A (ja) 走査光学系
JP2000267030A (ja) 光走査装置
JP3680896B2 (ja) 光走査装置
JP3003065B2 (ja) 光走査装置
JP3255543B2 (ja) 反射型走査光学系
JPH04245214A (ja) 光ビーム走査光学系
JP3680893B2 (ja) 光走査装置
JPH112769A (ja) 光走査装置
JP3717656B2 (ja) 光走査装置および走査結像レンズ
JP3680891B2 (ja) 光走査装置
JPH1152277A (ja) 光走査装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees