JP3421584B2 - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JP3421584B2 JP20990198A JP20990198A JP3421584B2 JP 3421584 B2 JP3421584 B2 JP 3421584B2 JP 20990198 A JP20990198 A JP 20990198A JP 20990198 A JP20990198 A JP 20990198A JP 3421584 B2 JP3421584 B2 JP 3421584B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、レーザービームプリンタ等に用
いられる走査光学系に関し、特にその結像光学系(fθ
レンズ系)に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】レーザービームプリンタ等
に用いられるfθレンズには、近年、大量成形が可能な
樹脂製レンズが多く用いられている。しかし、光学樹脂
素材は一般に、温度変化に伴う形状あるいは屈折率の変
化が大きいため、これを用いた装置では温度変化による
性能劣化、例えば、結像位置がずれてしまうことや、主
走査方向の描画位置(像高)が変化してしまうという現
象が問題視されている。
【0003】従来例をみると、設計値ではfθ特性、像
面湾曲とも良好に補正されているが、温度が変化したと
きにfθ特性が悪化し、さらに像面湾曲が悪化する結
果、像面位置、特に副走査方向の像面位置が大きく移動
しており、所望の性能が得られない。
【0004】ガラスレンズを一部に用いたり、温度検出
機構を設けて動的に補正を行ったりすることにより温度
変化による性能劣化に対処した製品も見られるが、ガラ
スレンズは樹脂製レンズに比べて高価であり、温度検出
機構等の設置もコストアップ要因となる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、樹脂製レンズだけを用いなが
ら、温度変化に伴う性能劣化を小さく抑えた走査光学系
の結像光学系を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明は、多くの光学樹脂素材が温度が
上昇するとともに屈折率が減少し、また、膨脹により曲
率も小さくなることから、屈折力が小さくなるという問
題点を改善すべくなされたものである。光源からの光束
を光偏向器と結像光学系を介して被走査面に走査する走
査光学系においては、高画角の光束に対してfθ特性を
得るために結像光学系で大きく屈折させている場合、温
度変化による光学樹脂素材の屈折力変化の影響を強く受
け、像高が変化しやすい。しかし、本発明者は、結像光
学系の像側主平面を偏向基準点B(光源から光偏向器に
入射する光束の光軸と結像光学系の光軸との交点)に近
づけていくと、高画角の光束に対してそれほど大きく屈
折させなくともfθ特性を満足させるだけの歪曲収差が
得られるため、温度変化による屈折力変化の影響を軽減
することができることを見い出した。
【0007】本発明は、光源からの光束を光偏向器と結
像光学系を介して被走査面に走査する走査光学系におい
て、結像光学系が、2枚のレンズからなる全体として正
の屈折力の前群と、被走査面近傍に配置された副走査方
向に強い正の屈折力を持つ長尺型アナモフィック単レン
ズからなる後群とから構成されていて、全ての構成レン
ズは樹脂素材で形成されていること、および次の条件式
(1)ないし(3)を満足することを特徴とする。 (1)d0 /f <0.23 (2)0.70<f/f1 <1.30 (3)dfB/f<0.50 但し、 f:結像光学系の主走査方向の焦点距離、 f1 :前群の第1レンズの焦点距離、 d0 :光源から光偏向器に入射する光束の光軸と結像光
学系の光軸との交点から結像光学系の光偏向器側の第1
面までの距離、 dfB:後群の被走査面側の最終面から被走査面までの距
離、である。
【0008】本発明は、さらに次の条件式(4)を満足
することが好ましい。 (4)dH2/dIM<0.35 但し、 dH2:光源から光偏向器に入射する光束の光軸と結像光
学系の光軸との交点から結像光学系の像側主平面までの
距離、 dIM :結像光学系の像側主平面から被走査面までの距
離、である。
【0009】また、製造を容易にし、コストを下げるた
め、前群の各レンズ面は全て光軸を中心とする回転対称
な面とすることが好ましい。また、前群のレンズ面のう
ち少なくとも1面を主走査断面内において非球面形状に
すると、fθ特性と像面湾曲を同時に補正する点でよ
い。
【0010】本発明の走査光学系は、さらに後群が次の
条件式(5)を満足することが好ましい。 (5)−0.25<f/fR<0 但し、 fR:後群の主走査方向焦点距離、である。
【0011】前群を構成する全体として正の屈折力の2
枚のレンズは、2枚の正レンズから構成することも、1
枚の正レンズと1枚の負レンズから構成することもでき
る。
【0012】さらに、本発明の走査光学系は、前群中
に、次の条件式(6)を満足する面が少なくとも一面存
在することが望ましい。 (6)θin−θout<−1.5゜ 但し、 θin:最大画角の光線について、前群中のあるレンズ
面に入射する光線と光軸のなす角度(絶対値)、 θout:最大画角の光線について、同レンズ面から射
出する光線と光軸のなす角度(絶対値)、である。
【0013】
【発明の実施の態様】図1は、本発明による走査光学系
の一実施態様である。LD光源11を出たレーザ光束
は、コリメーターレンズ12で平行光束とされ、シリン
ダーレンズ13で主走査方向に長い線像とされて、ポリ
ゴンミラー(回転多面鏡、光偏向器)14の反射面に入
射し、ポリゴンミラー14の回転により主走査方向に走
査される。走査面には、結像光学系(fθレンズ系)1
5が位置しており、ポリゴンミラー14の回転角と像高
が比例するように補正されて被走査面16上を走査され
る。主走査方向は、図1の紙面に平行な方向、副走査方
向は紙面に垂直な方向である。光源から光偏向器に入射
する光束の光軸と結像光学系の光軸の交点を偏向基準点
Bとし、結像光学系15の像側主平面をIで示す。
【0014】結像光学系15は、L1、L2の単レンズ
2枚からなる前群Fと、被走査面近傍に配置された副走
査方向に強い正の屈折力を持つ長尺型アナモフィック単
レンズL3からなる後群Rにより構成されている。各レ
ンズは、光学樹脂素材よりなる。
【0015】前群Fを構成する第1レンズL1と第2レ
ンズL2は、そのレンズ面を全て光軸を中心とする回転
対称とすることで、前群Fのレンズの偏心に対する感度
を低減することができ、加工、組立を容易にすることが
できる。また、これらのレンズ面の少なくとも1面は非
球面とし、fθ特性と主走査断面の像面湾曲とを同時に
補正することが好ましい。
【0016】また、後群Rを副走査方向に強い正の屈折
力を持つ長尺型アナモフィック単レンズL3で構成し、
かつ被走査面16の近傍に配置したことによって、副走
査像面の温度変化を抑えながら、ポリゴンミラー14の
反射面の倒れに起因するピッチムラなどの補正、いわゆ
る面倒れ補正を行なうことができる。
【0017】条件式(1)は、前群Fの第1レンズL1
を偏向基準点Bに近づけるための条件である。この条件
を満たすことにより、結像光学系15の像側主平面を偏
向基準点Bに近づけることができる。条件式(1)の上
限を超えると、結像光学系15の像側主平面を偏向基準
点Bに近づけることが困難になり、その結果、温度変化
による屈折力変化が大きくなり、像高が変化してしま
う。
【0018】条件式(2)は、結像光学系15の前群F
の偏向基準点B側の正の第1レンズL1の屈折力に関す
る条件である。結像光学系15を偏向基準点Bに近づけ
れば、結像光学系の像側主平面を偏向基準点Bに近づけ
ることが可能だが、結像光学系を偏向基準点Bに近づけ
ることには機械点な限界があるので、それ以外の方法で
像側主平面を偏向基準点Bに近づけることが望まれる。
そこで、前群Fを構成する2枚の単レンズL1、L2の
うち偏向基準点B側にある正の第1レンズL1に、結像
光学系全体として必要な集束力のほとんどを持たせるこ
とにより、像側主平面をより偏向基準点Bに近づけるこ
とが可能になる。
【0019】1枚のレンズに大きな屈折力を持たせた場
合、レンズ中心厚とレンズ周辺(コバ)厚の比が大きく
なり、成形が困難になる。しかし、前群Fを、ともに正
の屈折力を持つ第1レンズL1と第2レンズL2の2枚
で構成すれば、屈折力が分散し成形は容易になる。ま
た、前群Fを強い正の屈折力を持つ第1レンズL1と負
の屈折力を持つ第2レンズL2で構成すれば、第1レン
ズL1の成形に関しては有利ではないが、像側主平面を
より一層偏向基準点Bに近づけることができるという効
果が得られる。
【0020】条件式(2)の範囲内にあることで、像側
主平面をより偏向基準点Bに近づけることが可能で、結
像光学系15の正の第1レンズL1のレンズ中心厚とコ
バ厚の比が大きくなり過ぎず、形状誤差に対する感度が
高くなったり、加工上不利になることを防ぐことができ
る。条件式(2)の下限を超えると、像側主平面を偏向
基準点Bに近づけることが困難になり、その結果、温度
変化による屈折力変化が大きくなり像高が変化する。上
限を超えると、第1レンズL1の中心厚とコバ厚の比が
大きくなり、高精度な加工及び成形が困難になる。
【0021】条件式(3)は、後群Rのレンズ最終面か
ら被走査面16までの距離と結像光学系15の主走査方
向の焦点距離の比に関する条件である。この条件を満た
すことによって、後群Rのレンズ形状の誤差に対する光
学性能の劣化感度を低くし、加工を容易にし、また、副
走査断面に関して温度変化による像面湾曲と像面位置の
変動を小さく抑えることができる。条件式(3)の上限
を超えると、レンズ形状誤差に対する光学性能の劣化感
度が高くなり、副走査断面に関して像面湾曲の増大、温
度変化による像面位置のシフトなどが大きくなる。
【0022】条件式(4)は、偏向基準点Bから結像光
学系15の像側主平面までの距離と結像光学系15の像
側主平面から被走査面16までの距離の比に関する条件
である。条件式(4)の範囲内で、結像光学系15の像
側主平面を偏向基準点Bに近づけることで、温度変化に
よる主走査方向の描画位置(像高)の変化を実質上問題
のない水準まで低減することができる。条件式(4)の
上限を越えると、温度変化による像高の変化が大きくな
る。
【0023】条件式(5)は、結像光学系15の後群R
の屈折力に関する条件である。この条件式を満足するこ
とで、後群R(長尺型アナモフィック単レンズL3)の
レンズの中心厚と周辺厚の差が大きくなるのを防ぎ、加
工性が悪化するのを防ぐことができる。また、結像光学
系15の像側主平面を偏向基準点Bに近づけることがで
きる。条件式(5)の上限を超えると、像側主平面が偏
向基準点Bから遠ざかり、温度変化による像高の変化が
大きくなる。下限を越えると、レンズ中心厚に比べてレ
ンズコバ厚が著しく肥大し、加工性が悪くなる。
【0024】次に、条件式(6)を説明する。走査光学
系の結像光学系(fθレンズ)は、負のディストーショ
ンをもつため、最大画角の光線についてあるレンズ面に
入射する光線と光軸のなす角度(絶対値)をA、同レン
ズ面から射出する光線と光軸のなす角度(絶対値)をB
すると、基本的にA−B>0である。しかし、本発明者
は、結像光学系中に、A−B<0の面があると、温度変
化による悪影響を打ち消す方向になり、温度補償の観点
からは好適であることを見出した。そして、このような
A−B<0の面は、感度と補正効果を考慮すると、像面
に近い後群よりも、像面から遠い前群に備えることが好
ましい。
【0025】条件式(6)は、θinとθoutを、最
大画角の光線について、前群中のあるレンズ面に入射す
る光線と光軸のなす角度(絶対値)と同レンズ面から射
出する光線と光軸のなす角度(絶対値)として定義した
とき(図17の定義図参照)、満足すべき条件を示して
いる。すなわち、前群にこのようなθin−θout<
0の面を備えるとき、その値は、θin−θout<−
1.5゜とすると、温度補償を効果的に行うことができ
る。条件式(6)の上限を越えると、温度変化時の悪影
響の打ち消し効果が小さい。
【0026】次に具体的な実施例を説明する。実施例の
諸収差図と像面湾曲を示す図中の点線と実線はそれぞ
れ、主走査断面と副走査断面のデータを示している。ま
た、数値データを示す表中、fは全系の焦点距離、ωは
半画角、Lは使用波長、RY は主走査方向の曲率半径、
Z は副走査方向の曲率半径、Dはレンズ厚またはレン
ズ間隔、Nは780nmの屈折率を示す。回転対称非球
面は、光軸方向をx軸、主走査方向をy軸、副走査方向
をz軸にとるとき、面形状が x=CYy2/[1+[1-(1+K)CY 2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8+・・
・ (CYは近軸での主走査方向の曲率(1/RY )、Kは
円錐係数、Ai はi次の非球面係数)で定義される曲面
である。また、累進トーリック非球面は、光軸方向をx
軸、主走査方向をy軸、副走査方向をz軸にとるとき、
xy断面の形状が、 x=CYy2/[1+[1-(1+K)CY 2y2]1/2] +A4y4+A6y6+A8y8+・・
・ (CY は近軸での主走査方向の曲率(1/RY )、Kは
円錐係数、Ai はi次の非球面係数)で表わされ、副走
査方向の曲率CZ(Y)が、 CZ(Y)= CZ(0)+AS1y+AS2y2+AS3y3+・・・ (CZ(0)は光軸上での副走査方向の曲率(1/RY )、A
Siは副走査断面曲率係数で定義される曲面である。言葉
で表すと、累進トーリック非球面とは、副走査方向の曲
率半径が、主走査方向の断面形状とは無関係に設定され
る面形状であり、副走査方向の曲率中心の位置が主走査
方向の高さに応じて変化する面形状である。図18にこ
の累進トーリック非球面の形状例を示す。
【0027】[実施例1]図2は本発明の走査光学系の
第1の実施例のレンズ構成図(主走査方向)、図3、図
4はそれぞれ図2のレンズ構成でのfθ誤差と像面湾曲
を示す収差図、図5、図6は、30℃の温度変化が生じ
た後の図3、図4に対応する収差図である。表1はその
数値データである。前群Fは、正、負の2枚のレンズか
ら構成され、後群Rは、主走査方向に負、副走査方向に
強い正の屈折力を持つ長尺型アナモフィック単レンズで
構成されている。3枚のレンズとも光学樹脂素材からな
っている。数値データ中、面番号1〜4が前群Fに対応
し、同5、6が後群Rに対応している。前群レンズの最
も被走査面16側の面が回転対称非球面であり、後群レ
ンズの最もポリゴンミラー14側の面が累進トーリック
非球面である。また、θin−θout<0の面は、前
群の第2レンズの第2面(面番号4)である。
【0028】
【表1】 f =144.9 ω=42.7 ° L=780nm θin−θout=−4.18゜(前群の第2レンズの第2面(面番号4)) 面No. RY Z n 1 -190.08 − 11.00 1.486 2 -48.33 − 2.00 − 3 -101.63 − 3.00 1.486 4* -105.82 − 83.27 − 5** -252.82 19.45 4.00 1.486 6 -1177.36 − − − d0 =32.0 dfB=51.7 f1 =130.0 fR =−663.2 dH2=42.1 dIM=144.9 *は回転対称非球面。 **は累進トーリック非球面。 非球面データ(表示していない非球面係数は0である); 面No. K A4 A6 A8 4 0.00 0.4873×10-6 -0.1459×10-9 0.4559×10-13 面No. K A4 A6 A8 5 0.00 0.3278×10-6 -0.2661×10-10 0.1296×10-14 AS1 AS2 AS4 AS6 -0.8478×10-6 -0.2326×10-5 0.6048×10-10 0.4349×10-13
【0029】[実施例2]図7は本発明の走査光学系の
第2の実施例のレンズ構成図、図8、図9はそれぞれ図
7のレンズ構成でのfθ誤差と像面湾曲を示す収差図、
図10、図11は、30℃の温度変化が生じた後の図
8、図9に対応する収差図である。表2はその数値デー
タである。前群Fは、2枚の正レンズから構成され、後
群Rは、主走査方向に負、副走査方向に強い正の屈折力
を持つ長尺型アナモフィック単レンズで構成されてい
る。3枚のレンズとも光学樹脂素材からなっている。数
値データ中、面番号1〜4が前群Fに対応し、同5、6
が後群Rに対応している。前群レンズの最も被走査面1
6側の面が回転対称非球面であり、後群レンズの最もポ
リゴンミラー14側の面が累進トーリック非球面であ
る。また、θin−θout<0の面は、前群の第2レ
ンズの第2面(面番号4)である。
【0030】
【表2】 f =179.4 ω=34.4 ° L=780nm θin−θout=−1.86゜(前群の第2レンズの第2面(面番号4)) 面No. RY Z D n 1 -104.78 − 6.50 1.486 2 -46.96 − 2.00 − 3 -72.40 − 4.00 1.486 4* -71.63 − 105.26 − 5** -389.13 23.18 4.00 1.486 6 -4762.16 − − − d0 =32.0 dfB=65.2 f1 =168.9 fR =−871.9 dH2=39.5 dIM=179.4 *は回転対称非球面。 **は累進トーリック非球面。 非球面データ(表示していない非球面係数は0である); 面No. K A4 A6 A8 4 0.00 0.2660×10-6 -0.1759×10-10 0 面No. K A4 A6 A8 5 0.00 0.1687×10-6 -0.6575×10-11 0.1948×10-15 AS1 AS2 AS4 AS6 -0.7521×10-9 -0.1539×10-5 0.5063×10-10 0
【0031】[実施例3]図12は本発明の走査光学系
の第3の実施例のレンズ構成図、図13、図14はそれ
ぞれ図12のレンズ構成でのfθ誤差と像面湾曲を示す
収差図、図15、図16は、30℃の温度変化が生じた
後の図13、図14に対応する収差図である。表3はそ
の数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例2
と同じである。また、θin−θout<0の面は、前
群の第1レンズの第2面(面番号2)と第2レンズの第
2面(面番号4)である。
【0032】
【表3】 f =179.6 ω=34.4 ° L=780nm θin−θout=−2.58゜(前群の第1レンズの第2面(面番号2)) θin−θout=−2.28゜(前群の第2レンズの第2面(面番号4)) 面No. RY Z D n 1 -53.65 − 4.00 1.486 2 -37.46 − 2.00 − 3 -54.20 − 3.00 1.486 4* -45.93 − 108.60 − 5** -391.29 22.32 4.00 1.486 6 -2902.29 − − − d0 =20.0 dfB=65.0 f1 =236.3 fR =−930.7 dH2=27.0 dIM=179.6 *は回転対称非球面。 **は累進トーリック非球面。 非球面データ(表示していない非球面係数は0である); 面No. K A4 A6 A8 4 0.00 0.4712×10-6 -0.4228×10-9 0 面No. K A4 A6 A8 5 0.00 0.2137×10-6 -0.1164×10-10 0.3854×10-14 AS1 AS2 AS4 AS6 0.4385×10-7 -0.1963×10-5 0.7358×10-10 0
【0033】表4は、各実施例の各条件式に対応する数
値を示す。
【表4】 走査幅変化率は、温度が30℃変わったときの走査幅の
変化を表したもので、{(WH−WRT)/WRT}×10
0で定義される。但し、WRTは基準温度での走査幅、W
Hは温度が基準温度より30℃上昇したときの走査幅で
ある。
【0034】表5から明らかなように、各実施例は条件
式(1)ないし(5)を満足し、図に示すように、各収
差、特に歪曲収差がよく補正されている。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂製レンズだけを用
いながら、温度変化に伴う性能劣化を小さく抑えた走査
光学系を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査光学系の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施例のレンズ構成図である。
【図3】図2のレンズ系のfθ誤差を示す図である。
【図4】図2のレンズ系の像面湾曲を示す図である。
【図5】図2のレンズ系で30℃の温度変化が生じた後
のfθ誤差を示す図である。
【図6】図2のレンズ系で30℃の温度変化が生じた後
の像面湾曲を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例のレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系のfθ誤差を示す図である。
【図9】図7のレンズ系の像面湾曲を示す図である。
【図10】図7のレンズ系で30℃の温度変化が生じた
後のfθ誤差を示す図である。
【図11】図7のレンズ系で30℃の温度変化が生じた
後の像面湾曲を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例のレンズ構成図であ
る。
【図13】図12のレンズ系のfθ誤差を示す図であ
る。
【図14】図12のレンズ系の像面湾曲を示す図であ
る。
【図15】図12のレンズ系で30℃の温度変化が生じ
た後のfθ誤差を示す図である。
【図16】図12のレンズ系で30℃の温度変化が生じ
た後の像面湾曲を示す図である。
【図17】θinとθoutを定義する図である。
【図18】累進トーリック非球面の形状例を示す斜視図
である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束を光偏向器と結像光学系
    を介して被走査面に走査する走査光学系において、 上記結像光学系が、 2枚のレンズからなる全体として正の屈折力の前群と、 被走査面近傍に配置された副走査方向に強い正の屈折力
    を持つ長尺型アナモフィック単レンズからなる後群とか
    ら構成されていて、 全ての構成レンズは樹脂素材で形成されており、 次の条件式(1)ないし(3)を満足することを特徴と
    する走査光学系。 (1)d0 /f <0.23 (2)0.70<f/f1 <1.30 (3)dfB/f<0.50 但し、 f:結像光学系の主走査方向の焦点距離、 f1 :前群の第1レンズの焦点距離、 d0 :光源から光偏向器に入射する光束の光軸と結像光
    学系の光軸との交点から結像光学系の光偏向器側の第1
    面までの距離、 dfB:後群の被走査面側の最終面から被走査面までの距
    離。
  2. 【請求項2】 さらに次の条件式(4)を満足する請求
    項1記載の走査光学系。 (4)dH2/dIM<0.35 但し、 dH2:光源から光偏向器に入射する光束の光軸と結像光
    学系の光軸との交点から結像光学系の像側主平面までの
    距離、 dIM :結像光学系の像側主平面から被走査面までの距
    離。
  3. 【請求項3】 上記前群の各レンズ面が全て光軸を中心
    とする回転対称な面である請求項1または2記載の走査
    光学系。
  4. 【請求項4】 さらに次の条件式(5)を満足する請求
    項1ないし3のいずれか1項記載の走査光学系。 (5)−0.25<f/fR<0 但し、 fR:後群の主走査方向焦点距離。
  5. 【請求項5】 前群のレンズ面のうち少なくとも1面が
    主走査断面内において非球面形状である請求項1ないし
    4のいずれか1項記載の走査光学系。
  6. 【請求項6】 前群の2枚のレンズは、ともに正レンズ
    からなっている請求項1ないし5のいずれか1項記載の
    走査光学系。
  7. 【請求項7】 前群の2枚のレンズは、正レンズと負レ
    ンズからなっている請求項1ないし5のいずれか1項記
    載の走査光学系。
  8. 【請求項8】 前群中に、次の条件式(6)を満足する
    面が少なくとも一面存在する請求項1ないし7のいずれ
    か1項記載の走査光学系。 (6)θin−θout<−1.5゜ 但し、 θin:最大画角の光線について、前群中のあるレンズ
    面に入射する光線と光軸のなす角度(絶対値)、 θout:最大画角の光線について、前群中の同レンズ
    面から射出する光線と光軸のなす角度(絶対値)。
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