JP3466655B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3466655B2
JP3466655B2 JP09837693A JP9837693A JP3466655B2 JP 3466655 B2 JP3466655 B2 JP 3466655B2 JP 09837693 A JP09837693 A JP 09837693A JP 9837693 A JP9837693 A JP 9837693A JP 3466655 B2 JP3466655 B2 JP 3466655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像をラスタスキ
ャンして得た多値画像データを二値化処理して、画質の
良好な二値化画信号を形成する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置の画像読み取
り装置など、原稿画像をラスタスキャンして得た多値画
像データを二値化処理して、二値化画信号を形成する画
像処理装置では、写真などの中間調画像を高画質に読み
取り入力できるように、ディザ二値化処理や誤差拡散法
を利用した中間調二値化処理を適用している。
【0003】ところが、画像の読取対象となっている原
稿に、中間調画像と、文字などの非中間調画像が混在し
ていた場合、その原稿画像に対して一様に中間調二値化
処理すると、非中間調画像の読み取り結果が悪くなると
いう不都合を生じる。
【0004】そこで、従来、例えば、中間調二値化処理
と非中間調二値化処理を平行して実行するとともに、文
字画像の特徴を検出して注目画素が文字領域であるか否
かを判別する像域判定処理を実行し、文字領域であると
判別された画素については、非中間調二値化処理の結果
を選択して二値化画信号として出力するとともに、文字
領域でないと判別された画素については中間調二値化処
理の結果を選択して二値化画信号として出力すること
で、中間調画像と非中間調画像が混在している原稿画像
を、より高画質に読み取り可能にしたものが提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0006】すなわち、像域判定処理の処理量が多く、
回路構成が複雑になって装置コストが高くなったり、複
雑な処理を実行しているわりに像域判定の精度が上がら
ず、期待したほどの効果が得られないという不都合を生
じていた。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、比較的回路量が少なく、かつ、精度のよい像
域判定が可能で、品質の良好な二値化画像を得ることが
できる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿画像をラ
スタスキャンして得た多値画像データを中間調二値化処
理して中間調二値化信号を形成する中間調二値化手段
と、上記多値画像データを非中間調二値化処理して非中
間調二値化信号を形成する中間調二値化手段と、上記多
値画像データを所定の黒画素判定閾値で二値化処理する
黒画素二値化手段と、上記多値画像データを所定の白画
素判定閾値で二値化処理する白画素二値化手段と、上記
黒画素二値化手段および上記白画素二値化手段のそれぞ
れの二値化結果を、処理対象となっている注目画素を含
む複数の画素からなる所定の画素領域について取り出
し、その画素領域で白画素が連続し、かつ、黒画素が連
続しているときには、その注目画素が文字画像の境界領
域に含まれると判定する文字領域判定手段と、この文字
領域判定手段が文字領域に含まれていないと判定した注
目画素については、上記中間調二値化手段が出力する中
間調二値化信号を選択して二値化画信号として出力する
一方、上記文字領域判定手段が文字領域に含まれている
と判定した注目画素については、上記非中間調二値化手
段の二値化処理結果をあらわす信号を選択して二値化画
信号として出力する選択手段を備えたものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】また、原稿画像をラスタスキャンして得た
多値画像データを中間調二値化処理して中間調二値化信
号を形成する中間調二値化手段と、上記多値画像データ
を非中間調二値化処理して非中間調二値化信号を形成す
る中間調二値化手段と、上記多値画像データを所定の黒
画素判定閾値で二値化処理する黒画素二値化手段と、上
記多値画像データを所定の白画素判定閾値で二値化処理
する白画素二値化手段と、上記黒画素二値化手段および
上記白画素二値化手段のそれぞれの二値化結果を、処理
対象となっている注目画素を含む複数の画素からなる所
定の画素領域について取り出し、その画素領域で白画素
が連続し、かつ、黒画素が連続しているときには、その
注目画素が文字画像の境界領域に含まれると判定する文
字領域判定手段と、この文字領域判定手段が文字領域に
含まれていないと判定した注目画素については、上記中
間調二値化手段が出力する中間調二値化信号を選択して
二値化画信号として出力する一方、上記文字領域判定手
段が文字領域に含まれていると判定した注目画素につい
ては、上記非中間調二値化手段の二値化処理結果をあら
わす信号を選択して二値化画信号として出力する選択手
段と、上記文字領域判定手段が適用する上記所定の画素
領域の寸法を設定入力する操作手段を備えたものであ
る。
【0015】また、原稿画像をラスタスキャンして得た
多値画像データを中間調二値化処理して中間調二値化信
号を形成する中間調二値化手段と、上記多値画像データ
を非中間調二値化処理して非中間調二値化信号を形成す
る中間調二値化手段と、上記多値画像データを所定の黒
画素判定閾値で二値化処理する黒画素二値化手段と、上
記多値画像データを所定の白画素判定閾値で二値化処理
する白画素二値化手段と、上記黒画素二値化手段および
上記白画素二値化手段のそれぞれの二値化結果を、処理
対象となっている注目画素を含む複数の画素からなる所
定の画素領域について取り出し、その画素領域で白画素
が連続し、かつ、黒画素が連続しているときには、その
注目画素が文字画像の境界領域に含まれると判定する文
字領域判定手段と、この文字領域判定手段が文字領域に
含まれていないと判定した注目画素については、上記中
間調二値化手段が出力する中間調二値化信号を選択して
二値化画信号として出力する一方、上記文字領域判定手
段が文字領域に含まれていると判定した注目画素につい
ては、上記非中間調二値化手段の二値化処理結果をあら
わす信号を選択して二値化画信号として出力する選択手
段と、上記多値画像データの読取解像度に応じて、上記
文字領域判定手段が適用する上記所定の画素領域の寸法
を設定する設定手段を備えたものである。
【0016】
【作用】したがって、複数の閾値での二値化処理結果に
基づき、注目画素が文字領域の境界部に位置しているか
どうかを調べる像域判別処理を実行し、その像域判別処
理結果に基づいて非中間調二値化画信号または中間調二
値化画信号を選択するようにしているので、像域判別の
ための処理内容が比較的簡単であり、かつ、原稿画像の
特徴を良好に抽出することができるので、精度が良好で
ある。それにより、非中間調画像と中間調画像が混在し
た原稿の画像を、品質よく読み取ることができるととも
に、装置構成を比較的安価に実現できる。また、像域判
別処理の特性を、処理対象の画像の読取解像度に応じて
適宜に変化することができるので、より高画質の画像を
得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0019】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0020】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。ま
た、この操作表示部6には、スキャナ4の画像読み取り
条件や、読み取る画像の種別を設定入力する操作キーな
ども含まれる。
【0021】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0022】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.33モデム、V.
29モデム、V.27terモデムなど)を備えてい
る。
【0023】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0024】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
システムバス11に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこのシステムバス1
1を介して行われている。
【0025】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0026】図2は、スキャナ4の信号処理系の一例を
示している。なお、同図では、本発明に直接関係しない
部分(例えば、各処理要素間のタイミングを調整する部
分)を省略している。
【0027】同図において、画像入力部20は、読み取
り原稿画像をラスタスキャンして、所定の解像度で読み
取るものであり、その読み取った結果得られるアナログ
画信号AVは、アナログ/デジタル変換器21に加えら
れている。
【0028】アナログ/デジタル変換器21は、入力し
たアナログ画信号AVを所定ビット数の対応するデジタ
ル画信号DVに変換するためのものであり、そのデジタ
ル画信号DVは、γ(ガンマ)補正処理部22に加えら
れている。
【0029】γ補正処理部22は、入力データと出力デ
ータの関係が、図3の曲線CC1で示した関係になるγ
補正処理を実行するものであり、その出力データは、空
間画像処理部23に加えられている。
【0030】空間画像処理部23は、画像のボケを解消
するためのMTF(空間周波数)補正演算処理や、画像
のエッジ部を強調するエッジ強調演算処理を実行して、
画像の劣化を解消するためのものであり、その出力デー
タは、補正デジタル画信号DVaとして、白画素判定部
24、黒画素判定部25、および、中間調二値化部26
に加えられている。
【0031】白画素判定部24には、制御部1から出力
される白画素閾値THwが加えられている。白画素判定
部24は、入力した補正デジタル画信号DVaを白画素
閾値THwと比較して、補正デジタル画信号DVaの値
が白画素閾値THw以上になっているときには、そのと
きの画素を白画素として判定し、その出力を論理Hレベ
ル(=データ「1」)に設定するとともに、補正デジタ
ル画信号DVaの値が白画素閾値THwより小さい値に
なっているときには、その出力を論理Lレベル(=デー
タ「0」)に設定する。この白画素判定部24の出力
は、白画素判定データDWとして、白画素パターンマッ
チング処理部27および黒画素パターンマッチング処理
部28に加えられている。
【0032】ここで、補正デジタル画信号DVaは、対
応する画素の明るさに応じた値を取る(図3参照)。し
たがって、画素がより黒に近いときには、補正デジタル
画信号DVaの値はより小さい値になり、画素がより白
に近いときには、補正デジタル画信号DVaの値はより
大きい値となる。
【0033】黒画素判定部25には、制御部1から出力
される黒画素閾値THbが加えられている。黒画素判定
部25は、入力した補正デジタル画信号DVaを黒画素
閾値THbと比較して、補正デジタル画信号DVaの値
が黒画素閾値THb以下になっているときには、そのと
きの画素を黒画素として判定し、その出力をデータ
「1」に設定するとともに、補正デジタル画信号DVa
の値が黒画素閾値THbより大きい値になっているとき
には、その出力をデータ「0」に設定する。この黒画素
判定部25の出力は、黒画素判定データBWsとして、
黒画素パターンマッチング処理部28、および、選択器
29の一方の入力端に加えられている。
【0034】中間調二値化部26は、補正デジタル画信
号DVaに基づいて、ディザ二値化処理や、誤差拡散処
理などの中間調二値化処理を実行するものであり、その
処理結果は、中間調二値化画信号BWpとして選択器2
9の他方の入力端に加えられている。
【0035】白画素パターンマッチング処理部27は、
入力した白画素判定データDWを、そのときの処理対象
となっている注目画素を中心とする3×3サイズの画素
マトリクスに配列し、その画素マトリクスのデータパタ
ーンが、図4(a)〜(f)に示したデータパターンの
いずれか1つに一致するかどうかを調べるものであり、
一致した場合には、その出力をデータ「1」に設定する
とともに、一致しない場合には、その出力をデータ
「0」に設定するものである。この白画素パターンマッ
チング処理部27の出力データは、そのときの注目画素
が白画素であると判定した白画素判定データDWaとし
て白アクティブ判定部30に加えられている。
【0036】黒画素パターンマッチング処理部28は、
入力した白画素判定データDWおよび黒画素判定データ
BWsを、そのときの処理対象となっている注目画素を
中心とする3×3サイズの画素マトリクスに配列し、そ
の画素マトリクスのデータパターンが、図5(a)〜
(h)に示したデータパターンのいずれか1つに一致
し、かつ、図6(a)〜(f)に示したデータパターン
のいずれにも一致しないという条件を満たすかどうかを
調べるものであり、その条件が成立した場合には、その
出力をデータ「1」に設定するとともに、その条件が成
立しない場合には、その出力をデータ「0」に設定する
ものである。この黒画素パターンマッチング処理部28
の出力データは、そのときの注目画素が黒画素であると
判定した黒画素判定データDBaとして黒アクティブ判
定部31に加えられている。
【0037】ここで、図4(a)〜(f)、図5(a)
〜(h)、および、図6(a)〜(f)において、○は
白画素をあらわし、●は黒画素をあらわし、▲はいずれ
か一方が黒画素になっているものをあらわし、×は検査
しない画素であることをあらわす。
【0038】すなわち、白画素パターンマッチング処理
部27は、注目画素が白の連続領域に含まれているかど
うかを調べるものであり、また、黒画素パターンマッチ
ング処理部28は、注目画素が黒の連続領域に含まれて
いるかどうかを調べるものである。
【0039】白アクティブ判定部30は、その処理対象
となっている注目画素を中心とする3×3サイズの画素
マトリクス上に白画素判定データDWaを配置し、その
画素マトリクスに1つ以上のデータ「1」が含まれてい
るときには、その出力をデータ「1」に設定するととも
に、画素マトリクスに1つもデータ「1」が含まれてい
ないときには、その出力をデータ「0」に設定するもの
であり、その出力は、白アクティブ判定データDWcと
してアンド回路32の一方の入力端に加えられている。
【0040】黒アクティブ判定部31は、その処理対象
となっている注目画素を中心とする3×3サイズの画素
マトリクス上に黒画素判定データDBaを配置し、その
画素マトリクスに2つ以上のデータ「1」が含まれてい
るときには、その出力をデータ「1」に設定するととも
に、画素マトリクスに2つ以上のデータ「1」が含まれ
ていないときには、その出力をデータ「0」に設定する
ものであり、その出力は、黒アクティブ判定データDB
cとしてアンド回路32の他方の入力端に加えられてい
る。
【0041】アンド回路32は、白アクティブ判定デー
タDWcがデータ「1」になり、かつ、黒アクティブ判
定データDBcがデータ「1」になるとき、すなわち、
注目画素の周囲に白画素の連続領域が存在し、かつ、黒
画素の連続領域が存在する場合にその出力がデータ
「1」になり、それ以外の場合には、その出力がデータ
「0」になる。このアンド回路32の出力は、アクティ
ブ判定データACとして、文字領域判定部33に加えら
れている。
【0042】文字領域判定部33は、制御部1から加え
られているモードデータMDがデータ「1」に設定され
ているときには、図7(a)に示した5×4サイズの画
素マトリクス上にアクティブ判定データACを配列する
とともに、モードデータMDがデータ「0」に設定され
ているときには、同図(b)に示した3×3サイズの画
素マトリクス上にアクティブ判定データACを配列し、
その画素マトリクスに1つ以上のデータ「1」が含まれ
ているとき、その画素マトリクスの中央に位置する注目
画素Hが、文字領域の画素であると判定してその出力を
データ「1」に設定するとともに、それ以外の場合に
は、その出力をデータ「0」に設定するものであり、そ
の出力は、選択信号SLとして選択器29に加えられて
いる。
【0043】選択器29は、選択信号SLがデータ
「1」になっているときには、黒画素判定データBWs
を選択して二値化画信号BWとして出力するとともに、
選択信号SLがデータ「0」になっているときには、中
間調二値化画信号BWpを選択して二値化画信号BWと
して出力するものである。この二値化画信号BWは、次
段装置に出力されている。
【0044】図8は、文字領域判定部33の一例を示し
ている。
【0045】同図において、アクティブ判定データAC
は、Dフリップフロップ35のデータ入力端に加えられ
るとともに、図7(a)に示した画素AのデータACa
としてノア回路36の1つの入力端に加えられている。
Dフリップフロップ回路35の出力データは、図7
(a)に示した画素BのデータACbとしてDフリップ
フロップ回路37のデータ入力端に加えられるととも
に、ノア回路36およびノア回路38の1つの入力端に
加えられている。
【0046】Dフリップフロップ回路37の出力データ
は、図7(a)に示した画素CのデータACcとしてD
フリップフロップ回路39のデータ入力端に加えられる
とともに、ノア回路36およびノア回路38の1つの入
力端に加えられている。Dフリップフロップ回路39の
出力データは、図7(a)に示した画素DのデータAC
dとしてDフリップフロップ回路40のデータ入力端、
ノア回路36およびノア回路38の1つの入力端、およ
び、ラインバッファ41の入力端に加えられている。D
フリップフロップ回路40の出力データは、図7(a)
に示した画素EのデータACeとしてノア回路36の1
つの入力端に加えられている。
【0047】ラインバッファ41は、1ラスタ(ライ
ン)分のデータを記憶可能な容量を備えたものであり、
その出力データは、図7(a)に示した画素Fのデータ
ACfとして、Dフリップフロップ回路42のデータ入
力端、および、ノア回路43の1つの入力端に加えられ
ている。
【0048】Dフリップフロップ回路42の出力データ
は、図7(a)に示した画素GのデータACgとしてD
フリップフロップ回路44のデータ入力端に加えられる
とともに、ノア回路43およびノア回路45の1つの入
力端に加えられている。Dフリップフロップ回路44の
出力データは、図7(a)に示した画素HのデータAC
hとしてDフリップフロップ回路46のデータ入力端に
加えられるとともに、ノア回路43およびノア回路45
の1つの入力端に加えられている。Dフリップフロップ
回路46の出力データは、図7(a)に示した画素Iの
データACiとしてDフリップフロップ回路47のデー
タ入力端、ノア回路43およびノア回路45の1つの入
力端、および、ラインバッファ48の入力端に加えられ
ている。Dフリップフロップ回路47の出力データは、
図7(a)に示した画素JのデータACjとしてノア回
路43の1つの入力端に加えられている。
【0049】ラインバッファ48は、1ライン分のデー
タを記憶可能な容量を備えたものであり、その出力デー
タは、図7(a)に示した画素KのデータACkとし
て、Dフリップフロップ回路49のデータ入力端、およ
び、ノア回路50の1つの入力端に加えられている。
【0050】Dフリップフロップ回路49の出力データ
は、図7(a)に示した画素LのデータAClとしてD
フリップフロップ回路51のデータ入力端に加えられる
とともに、ノア回路50およびノア回路52の1つの入
力端に加えられている。Dフリップフロップ回路51の
出力データは、図7(a)に示した画素MのデータAC
mとしてDフリップフロップ回路53のデータ入力端に
加えられるとともに、ノア回路50およびノア回路52
の1つの入力端に加えられている。Dフリップフロップ
回路53の出力データは、図7(a)に示した画素Nの
データACnとしてDフリップフロップ回路54のデー
タ入力端、ノア回路50およびノア回路52の1つの入
力端、および、ラインバッファ55の入力端に加えられ
ている。Dフリップフロップ回路54の出力データは、
図7(a)に示した画素OのデータACoとしてノア回
路50の1つの入力端に加えられている。
【0051】ラインバッファ55は、1ライン分のデー
タを記憶可能な容量を備えたものであり、その出力デー
タは、図7(a)に示した画素PのデータACpとし
て、Dフリップフロップ回路56のデータ入力端、およ
び、ノア回路57の1つの入力端に加えられている。
【0052】Dフリップフロップ回路56の出力データ
は、図7(a)に示した画素QのデータACqとしてD
フリップフロップ回路58のデータ入力端に加えられる
とともに、ノア回路57の1つの入力端に加えられてい
る。Dフリップフロップ回路58の出力データは、図7
(a)に示した画素RのデータACrとしてDフリップ
フロップ回路59のデータ入力端に加えられるととも
に、ノア回路57の1つの入力端に加えられている。D
フリップフロップ回路59の出力データは、図7(a)
に示した画素SのデータACsとしてDフリップフロッ
プ回路60のデータ入力端に加えられるとともに、ノア
回路57の1つの入力端に加えられている。Dフリップ
フロップ回路60の出力データは、図7(a)に示した
画素TのデータACtとしてノア回路57の1つの入力
端に加えられている。
【0053】ノア回路36は、データACa,ACb,
ACc,ACd,ACeについて、ノア演算を実行する
ものであり、その出力データは、ナンド回路61の1つ
の入力端に加えられている。ノア回路43は、データA
Cf,ACg,ACh,ACi,ACjについて、ノア
演算を実行するものであり、その出力データは、ナンド
回路61の1つの入力端に加えられている。ノア回路5
0は、データACk,ACl,ACm,ACn,ACo
について、ノア演算を実行するものであり、その出力デ
ータは、ナンド回路61の1つの入力端に加えられてい
る。ノア回路57は、データACp,ACq,ACr,
ACs,ACtについて、ノア演算を実行するものであ
り、その出力データは、ナンド回路61の1つの入力端
に加えられている。
【0054】ノア回路38は、データACb,ACc,
ACdについて、ノア演算を実行するものであり、その
出力データは、ナンド回路62の1つの入力端に加えら
れている。ノア回路45は、データACg,ACh,A
Ciについて、ノア演算を実行するものであり、その出
力データは、ナンド回路62の1つの入力端に加えられ
ている。ノア回路52は、データACl,ACm,AC
nについて、ノア演算を実行するものであり、その出力
データは、ナンド回路62の1つの入力端に加えられて
いる。
【0055】ナンド回路61の出力データおよびナンド
回路62の出力データは、それぞれ選択器63の入力端
に加えられている。選択器63は、モードデータMDの
値がデータ「1」になっているときにはナンド回路61
の出力データを選択するとともに、モードデータMDの
値がデータ「0」になっているときにはナンド回路62
の出力データを選択するものであり、その選択出力は、
選択信号SLとして出力される。
【0056】また、1つの画素の出力タイミングをあら
わす画素クロックPCは、おのおののDフリップフロッ
プ回路35,37,39,40,42,44,46,4
7,49,51,53,54,56,58,59,60
のクロック入力端、および、ラインバッファ41,4
8,55のクロック入力端(図示略)に加えられてお
り、また、リセット信号RSTは、おのおののDフリッ
プフロップ回路35,37,39,40,42,44,
46,47,49,51,53,54,56,58,5
9,60のリセット入力端に加えられている。
【0057】したがって、画素クロックPCが加えられ
るたびに、アクティブ判定データACが順次Dフリップ
フロップ回路35,37,39,40に移動するととも
に、ラインバッファ41に蓄積される。また、ラインバ
ッファ41からは、アクティブ判定データACの1ライ
ン前のデータが出力され、このデータは、画素クロック
PCが加えられるたびに、順次Dフリップフロップ回路
42,44,46,47に移動するとともに、ラインバ
ッファ48に蓄積される。
【0058】また、ラインバッファ48からは、アクテ
ィブ判定データACの2ライン前のデータが出力され、
このデータは、画素クロックPCが加えられるたびに、
順次Dフリップフロップ回路49,51,53,54に
移動するとともに、ラインバッファ55に蓄積される。
【0059】また、ラインバッファ55からは、アクテ
ィブ判定データACの3ライン前のデータが出力され、
このデータは、画素クロックPCが加えられるたびに、
順次Dフリップフロップ回路56,58,59,60に
移動する。
【0060】このようにして、画素クロックPCが加え
られるたびに、データACa,ACb,ACc,AC
d,ACe,ACf,ACg,ACh,ACi,AC
j,ACk,ACl,ACm,ACn,ACo,AC
p,ACq,ACr,ACs,ACtの値が順次変化す
る。
【0061】また、ナンド回路61の出力データは、ノ
ア回路36,43,50,57の出力データが全てデー
タ「1」になっている場合にデータ「0」になり、それ
以外の場合にはデータ「0」になるので、ナンド回路6
1の出力データは、データACa,ACb,ACc,A
Cd,ACe,ACf,ACg,ACh,ACi,AC
j,ACk,ACl,ACm,ACn,ACo,AC
p,ACq,ACr,ACs,ACtのうち、いずれか
1つ以上がデータ「1」になるときにその値がデータ
「1」になり、これらのデータACa,ACb,AC
c,ACd,ACe,ACf,ACg,ACh,AC
i,ACj,ACk,ACl,ACm,ACn,AC
o,ACp,ACq,ACr,ACs,ACtが全てデ
ータ「0」になるときにその値がデータ「0」になる。
【0062】また、ナンド回路62の出力データは、ノ
ア回路38,45,52の出力データが全てデータ
「1」になっている場合にデータ「0」になり、それ以
外の場合にはデータ「0」になるので、ナンド回路62
の出力データは、データACb,ACc,ACd,AC
g,ACh,ACi,ACl,ACm,ACnのうち、
いずれか1つ以上がデータ「1」になるときにその値が
データ「1」になり、これらのデータACb,ACc,
ACd,ACg,ACh,ACi,ACl,ACm,A
Cnが全てデータ「0」になるときにその値がデータ
「0」になる。
【0063】したがって、制御部1から加えられている
モードデータMDがデータ「1」に設定されている場
合、図7(a)に示した5×4サイズの画素マトリクス
に1つ以上のデータ「1」のアクティブ判定データAC
が含まれているときには、選択信号SLがデータ「1」
になる。
【0064】また、制御部1から加えられているモード
データMDがデータ「0」に設定されている場合、図7
(b)に示した3×3サイズの画素マトリクスに1つ以
上のデータ「1」のアクティブ判定データACが含まれ
ているときには、選択信号SLがデータ「1」になる。
【0065】以上の構成で、操作表示部6から標準解像
度が設定された状態では、制御部1は、モードデータM
Dにデータ「0」を設定するとともに、白画素閾値TH
wおよび黒画素閾値THbの値を、標準解像度に対応し
た値に設定する。
【0066】これにより、文字領域判定部33は、上述
した3×3サイズのマトリクスを選択する状態になると
ともに、白画素判定部24および黒画素判定部25が、
標準解像度に対応した動作状態となる。
【0067】この状態で、例えば、ユーザからコピー動
作が指令入力されたときには、制御部1は、スキャナ4
の読み取り動作を実行し、それによってスキャナ4から
出力される二値化画信号BWを順次プロッタ5に転送
し、プロッタ5からコピー画像を記録出力させる。
【0068】このとき、上述したように、画像の文字領
域の境界部分およびその近傍では、文字領域判定部33
から出力される選択信号SLの値がデータ「1」にな
り、それによって、この部分では、選択器29によって
黒画素判定データBWsが選択されて、二値化画信号B
Wとして出力される。
【0069】また、それ以外の部分、すなわち、中間調
画像の部分、文字の黒ベタおよび白ベタ部分では、文字
領域判定部33から出力される選択信号SLの値がデー
タ「0」になり、それによって、この部分では、選択器
29によって中間調二値化信号BWpが選択されて、二
値化画信号BWとして出力される。
【0070】また、操作表示部6から精細解像度が設定
された状態では、制御部1は、モードデータMDにデー
タ「1」を設定するとともに、白画素閾値THwおよび
黒画素閾値THbの値を、精細解像度に対応した値に設
定する。
【0071】これにより、文字領域判定部33は、上述
した5×4サイズのマトリクスを選択する状態になると
ともに、白画素判定部24および黒画素判定部25が、
精細解像度に対応した動作状態となる。
【0072】このようにして、本実施例では、基本的に
は画像を中間調二値化しているとともに、中間調二値化
したときに画質が劣化する文字の境界部のみについて
は、固定の閾値で二値化処理するようにしており、した
がって、像域判定としては、文字の境界部分のみを対象
とするために、像域判定処理を比較的簡単なものにする
ことができ、処理装置の複雑さを軽減することができ
た。
【0073】また、像域判定処理が比較的簡単なことが
幸いとして誤判定の確率を低減できたため、適用できる
画像の種別が広がり、広範囲な画像について良好な二値
化画像を得ることができた。
【0074】ところで、例えば、白画素閾値THwの値
をより小さい値に設定すると、白画素判定部24によっ
て白画素として判定される画素の割合が増大するので、
白アクティブ判定部30によって白アクティブとして判
定される画素の領域が広がり、それにより、文字領域判
定部33によって文字領域として判定される画素領域が
増大する。
【0075】同様に、黒画素閾値THbの値をより大き
い値に設定すると、黒画素判定部25によって黒画素と
して判定される画素の割合が増大するので、黒アクティ
ブ判定部31によって黒アクティブとして判定される画
素の領域が広がり、それにより、文字領域判定部33に
よって文字領域として判定される画素領域が増大する。
【0076】そこで、スキャナ4で読み取る画像の内
容、例えば、文字が多い画像であるとか、または、写真
が多い画像であるとかにより、操作入力できるモードを
設定しておき、設定されたモードに応じて白画素閾値T
Hwおよび黒画素閾値THbの値を変更できるようにす
ることで、より画質の良好な二値化画像を得ることがで
きる。このとき、複数種類の画像に対して、好適な白画
素閾値THwおよび黒画素閾値THbの値の組みをあら
かじめ設定しておき、画像の種類が設定されたときに、
それに対応した白画素閾値THwおよび黒画素閾値TH
bの値の組みを選択するようにするとよい。
【0077】また、この白画素閾値THwおよび黒画素
閾値THbの値の設定は、文字領域の抽出能力と、文字
領域の誤判定にかかわるため、例えば、実験によりその
値を決定しておくことが好ましい。
【0078】また、本実施例では、像域判定のために用
いている黒画素判定部25を、非中間調二値化手段とし
ても用いているので、回路規模を縮小することができ
る。また、本実施例では、黒画素パターンマッチング処
理部28の処理能力が、文字領域の判定能力に大きく寄
与しているので、黒画素閾値THbの値の設定範囲を比
較的大きく確保して、黒画素判定をより大きい範囲で調
整できるようにすることが好ましい。
【0079】また、画像の読取解像度により、同一面積
当たりで得られる画素数が決定され、当然のことなが
ら、解像度の値が大きければそれだけ得られる画素数が
多くなる。上述の実施例で、文字領域判定部33で適用
する画素マトリクスサイズを、精細解像度の場合に5×
4とし、標準解像度の場合に3×3としたのは、精細解
像度の場合と標準解像度の場合で、同じ程度の面積に対
して文字領域の判定動作を実行できるようにするためで
ある。
【0080】したがって、さらに異なる解像度を用いる
場合には、文字領域判定部33で適用する画素マトリク
スサイズとして、その解像度に対応したものを用いるよ
うにすることが好ましい。
【0081】さて、γ補正処理は、人の視覚特性を考慮
して、少ないビット数で効果的な階調表現を実現するた
めのものであり、細かな変化を認識できない濃度の大き
い部分の画像の分解能を低下して、その代わり、より変
化が目立つ濃度が小さい部分の画像の分解能を向上して
いる(図3参照)。
【0082】このために、γ補正処理後の画像データを
非中間調二値化処理すると、一般に、画像の黒の部分の
画質が劣化するという傾向がある。図2で示した装置で
は、γ補正処理後の画像データを非中間調二値化処理し
ているため、このような不都合を生じるおそれがある。
【0083】かかる不都合を解消できる、本発明の他の
実施例にかかるスキャナ4の信号処理系を図9に示す。
なお、同図において、図2と同一部分および相当する部
分には、同一符号を付している。
【0084】同図において、アナログ/デジタル変換器
21から出力されるデジタル画信号DVは、γ補正処理
部22に加えられるとともに、空間画像処理部23に加
えられている。
【0085】γ補正処理部22の出力は、空間画像処理
部23aに加えられている。空間画像処理部23aは、
空間画像処理部23と同様に画像の劣化を解消するため
のものであり、その出力データは、補正デジタル画信号
DVa’として、中間調二値化部26に加えられてい
る。
【0086】また、空間画像処理部23のから出力され
る補正デジタル画信号DVaは、白画素判定部24およ
び黒画素判定部25に加えられている。
【0087】このようにして、本実施例では、非中間調
二値化する信号パスには、γ補正処理部22が含まれな
いので、上述した実施例のような不都合を解消すること
ができる。
【0088】図10は、本発明のさらに他の実施例にか
かるスキャナ4の信号処理系を示している。なお、同図
において、図2と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
【0089】同図において、空間画像処理部23から出
力される補正デジタル画信号DVaは、白画素判定部2
4、黒画素判定部25、中間調二値化部26、および、
二値化部65に加えられている。
【0090】二値化部65には、制御部1から出力され
る閾値THcが加えられている。二値化部65は、入力
した補正デジタル画信号DVaを閾値THcと比較し
て、補正デジタル画信号DVaの値が閾値THc以下に
なっているときには、そのときの画素を黒画素として判
定し、その出力をデータ「1」に設定するとともに、補
正デジタル画信号DVaの値が閾値THcより大きい値
になっているときには、その出力をデータ「0」に設定
する。この二値化部65の出力は、非中間調二値化画信
号BWdとして、選択器29の一方の入力端に加えられ
ている。
【0091】選択器29は、文字領域判定部33から出
力されている選択信号SLがデータ「1」になっている
ときには、非中間調二値化信号BWdを選択して二値化
画信号BWとして出力するとともに、選択信号SLがデ
ータ「0」になっているときには、中間調二値化画信号
BWpを選択して二値化画信号BWとして出力するもの
である。
【0092】したがって、本実施例では、非中間調二値
化処理を独立した二値化部65で実行しているので、そ
の前段で実行されているγ補正処理の影響を解消できる
値に閾値THcを設定することで、適切な非中間調二値
化処理を実現でき、文字部の二値化画像の画質劣化を解
消することができる。
【0093】なお、上述した実施例では、グループ3フ
ァクシミリ装置のスキャナに本発明を適用したが、本発
明は、それ以外の画像読み取り装置についても同様にし
て適用することができる。
【0094】また、上述した実施例では、2つの閾値T
Hw,THbを用いて画像を判別しているが、さらに多
くの閾値を用いることもできる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の閾値での二値化処理結果に基づき、注目画素が文
字領域の境界部に位置しているかどうかを調べる像域判
別処理を実行し、その像域判別処理結果に基づいて非中
間調二値化画信号または中間調二値化画信号を選択する
ようにしているので、像域判別のための処理内容が比較
的簡単であり、かつ、原稿画像の特徴を良好に抽出する
ことができるので、精度が良好である。それにより、非
中間調画像と中間調画像が混在した原稿の画像を、品質
よく読み取ることができるとともに、装置構成を比較的
安価に実現できる。また、像域判別処理の特性を、処理
対象の画像の読取解像度に応じて適宜に変化することが
できるので、より高画質の画像を得ることができるとい
う効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例にかかるスキャナの信号処理
系を示したブロック図。
【図3】γ補正処理の特性を説明するためのグラフ図。
【図4】白画素パターンマッチング処理部のマッチパタ
ーンの一例を示した概略図。
【図5】黒画素パターンマッチング処理部のマッチパタ
ーンの一例を示した概略図。
【図6】黒画素パターンマッチング処理部のアンマッチ
パターンの一例を示した概略図。
【図7】文字領域判定部で適用する画素マトリクスを示
した概略図。
【図8】文字領域判定部の一例を示したブロック図。
【図9】本発明の他の実施例にかかるスキャナの信号処
理系を示したブロック図。
【図10】本発明のさらに他の実施例にかかるスキャナ
の信号処理系を示したブロック図。
【符号の説明】
1 制御部 4 スキャナ 22 γ補正処理部 23,23a 空間画像処理部 24 白画素判定部 25 黒画素判定部 26 中間調二値化部 27 白画素パターンマッチング処理部 28 黒画素パターンマッチング処理部 29,63 選択器 30 白アクティブ判定部 31 黒アクティブ判定部 32 アンド回路 33 文字領域判定部 65 二値化部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像をラスタスキャンして得た多値
    画像データを中間調二値化処理して中間調二値化信号を
    形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを非中間調二値化処理して非中間調
    二値化信号を形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを所定の黒画素判定閾値で二値化処
    理する黒画素二値化手段と、 上記多値画像データを所定の白画素判定閾値で二値化処
    理する白画素二値化手段と、 上記黒画素二値化手段および上記白画素二値化手段のそ
    れぞれの二値化結果を、処理対象となっている注目画素
    を含む複数の画素からなる所定の画素領域について取り
    出し、その画素領域で白画素が連続し、かつ、黒画素が
    連続しているときには、その注目画素が文字画像の境界
    領域に含まれると判定する文字領域判定手段と、 この文字領域判定手段が文字領域に含まれていないと判
    定した注目画素については、上記中間調二値化手段が出
    力する中間調二値化信号を選択して二値化画信号として
    出力する一方、上記文字領域判定手段が文字領域に含ま
    れていると判定した注目画素については、上記非中間調
    二値化手段の二値化処理結果をあらわす信号を選択して
    二値化画信号として出力する選択手段を備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像をラスタスキャンして得た多値
    画像データを中間調二値化処理して中間調二値化信号を
    形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを非中間調二値化処理して非中間調
    二値化信号を形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを所定の黒画素判定閾値で二値化処
    理する黒画素二値化手段と、 上記多値画像データを所定の白画素判定閾値で二値化処
    理する白画素二値化手段と、 上記黒画素二値化手段および上記白画素二値化手段のそ
    れぞれの二値化結果を、処理対象となっている注目画素
    を含む複数の画素からなる所定の画素領域について取り
    出し、その画素領域で白画素が連続し、かつ、黒画素が
    連続しているときには、その注目画素が文字画像の境界
    領域に含まれると判定する文字領域判定手段と、 この文字領域判定手段が文字領域に含まれていないと判
    定した注目画素については、上記中間調二値化手段が出
    力する中間調二値化信号を選択して二値化画信号として
    出力する一方、上記文字領域判定手段が文字領域に含ま
    れていると判定した注目画素については、上記非中間調
    二値化手段の二値化処理結果をあらわす信号を選択して
    二値化画信号として出力する選択手段と、 上記文字領域判定手段が適用する上記所定の画素領域の
    寸法を設定入力する操作手段を備えたことを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像をラスタスキャンして得た多値
    画像データを中間調二値化処理して中間調二値化信号を
    形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを非中間調二値化処理して非中間調
    二値化信号を形成する中間調二値化手段と、 上記多値画像データを所定の黒画素判定閾値で二値化処
    理する黒画素二値化手段と、 上記多値画像データを所定の白画素判定閾値で二値化処
    理する白画素二値化手段と、 上記黒画素二値化手段および上記白画素二値化手段のそ
    れぞれの二値化結果を、処理対象となっている注目画素
    を含む複数の画素からなる所定の画素領域について取り
    出し、その画素領域で白画素が連続し、かつ、黒画素が
    連続しているときには、その注目画素が文字画像の境界
    領域に含まれると判定する文字領域判定手段と、 この文字領域判定手段が文字領域に含まれていないと判
    定した注目画素については、上記中間調二値化手段が出
    力する中間調二値化信号を選択して二値化画信号として
    出力する一方、上記文字領域判定手段が文字領域に含ま
    れていると判定した注目画素については、上記非中間調
    二値化手段の二値化処理結果をあらわす信号を選択して
    二値化画信号として出力する選択手段と、 上記多値画像データの読取解像度に応じて、上記文字領
    域判定手段が適用する上記所定の画素領域の寸法を設定
    する設定手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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