JP3465906B2 - 透過型スクリーン - Google Patents

透過型スクリーン

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JP3465906B2
JP3465906B2 JP50680598A JP50680598A JP3465906B2 JP 3465906 B2 JP3465906 B2 JP 3465906B2 JP 50680598 A JP50680598 A JP 50680598A JP 50680598 A JP50680598 A JP 50680598A JP 3465906 B2 JP3465906 B2 JP 3465906B2
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英樹 宮田
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    • G03B21/625Lenticular translucent screens

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はビデオプロジェクタやスライドプロジェクタ
等の背面投射式のプロジェクタに主として用いられる透
過型スクリーンに関する。
背景技術 従来、この種の透過型スクリーンとしては、ポリメチ
ルメタクリレート等の合成樹脂材料を基材としたレンチ
キュラーレンズシートを単独または他のレンズシートと
組み合わせて用いる透過型スクリーンが知られている。
このような透過型スクリーンにおいては、例えばCRT等
の光源により映像光を投影して観察していた。
近年、光源としては、CRTの代わりに液晶プロジェク
タやライトバルブ等の投射瞳の小さい投影管が用いられ
るようになってきている。しかしながら、従来の透過型
スクリーンでは、このような投射瞳の小さい投影管を用
いた場合に、シンチレーションまたはスペックルと呼ば
れる映像のちらつきが現れるという問題がある。
なお、このような問題を解決するための従来の方法と
しては、レーザ光源によりスクリーン上を走査する方法
(特開平5−173094号公報参照)や、スクリーンを振動
させる方法(文献1(J.Opt.Soc.Am.Vol.66,No.11,Nov.
1976,“Speckle−free rear−projection screen using
two close screens in slow relative motion")参
照)、およびレンズシートに拡散剤を多量に添加する方
法等が提案されている。
発明の開示 しかしながら、上述した従来の技術では、シンチレー
ション等の映像のちらつきを防止するためにプロジェク
タ本体の変更や付加装置が必要となり、また拡散剤を多
量に添加する場合にはゲインの低下や不必要な解像度の
低下が発生するという問題がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであ
り、投射瞳の小さい投影管を用いる場合であっても、付
加装置が必要なく、またゲインの低下や解像度の低下を
最小限にとどめたままで、シンチレーション等の映像の
ちらつきを防止することができる透過型スクリーンを提
供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、光の集光または拡散等の光学
的機能を有するレンズシートを備えた透過型スクリーン
において、前記レンズシートは光の透過方向に分離した
少なくとも2つの拡散部を有し、前記少なくとも2つの
拡散部のうち光源側に近い拡散部は第1基材中に第1拡
散性微粒子が添加されることにより形成され、観察側に
近い拡散部は第2基材中に第2拡散性微粒子が添加され
ることにより形成され、前記第1拡散性微粒子と前記第
1基材との屈折率の差は、前記第2拡散性微粒子と前記
第2基材との屈折率の差よりも小さいことを特徴とする
透過型スクリーンである。
本発明の第1の特徴において、少なくとも2つの拡散
部のうちの1つはレンズシートの入光側の表面に設けら
れ、他はレンズシートの出光側の表面に設けられている
とよい。また、少なくとも2つの拡散部はレンズシート
の表面および内部に設けられているとよい。
本発明の第2の特徴は、光の集光または拡散等の光学
的機能を有する複数のレンズシートまたは光学シートを
備えた透過型スクリーンにおいて、前記複数のレンズシ
ートまたは光学シートのうちの少なくとも1つは少なく
とも1つの拡散部を有し、前記複数のレンズシートまた
は光学シートは全体として少なくとも2つの拡散部を有
し、前記少なくとも2つの拡散部のうち光源側に近い拡
散部は第1基材中に第1拡散性微粒子が添加されること
により形成され、観察側に近い拡散部は第2基材中に第
2拡散性微粒子が添加されることにより形成され、前記
第1拡散性微粒子と前記第1基材との屈折率の差は、前
記第2拡散性微粒子と前記第2基材との屈折率の差より
も小さいことを特徴とする透過型スクリーンである。
本発明の第2の特徴において、各拡散部は複数のレン
ズシートまたは光学シートの表面または内部に設けられ
ているとよい。また、複数のレンズシートまたは光学シ
ートのうちで光源側に最も近い位置に配置されたレンズ
シートまたは光学シートの拡散部は、レンズシートまた
は光学シートの入光側の表面に設けられ、観察側に最も
近い位置に配置されたレンズシートまたは光学シートの
拡散部は、レンズシートまたは光学シートの出光側の表
面に設けられているとよい。
なお上述した本発明の第1および第2の特徴におい
て、少なくとも2つの拡散部のうち光源側に近い拡散部
は、この拡散部よりも観察側に近い拡散部に比べて光の
拡散の度合いが小さくなっているとよい。
図面の簡単な説明 図1は本発明による透過型スクリーンの第1の実施の
形態を示す図である。
図2は本発明による透過型スクリーンの第2の実施の
形態を示す図である。
図3は本発明による透過型スクリーンの第1の実施例
を示す図である。
図4は本発明による透過型スクリーンの第2の実施例
を示す図である。
図5は本発明による透過型スクリーンの第3の実施例
を示す図である。
図6は本発明による透過型スクリーンの第4の実施例
を示す図である。
図7は本発明による透過型スクリーンの第5の実施例
を示す図である。
図8は本発明による透過型スクリーンの第6の実施例
を示す図である。
図9Aおよび図9Bは本発明による透過型スクリーンの第
7の実施例を示す図である。
図10は透過型スクリーンの比較例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説
明する。
第1の実施の形態 図1は本発明による透過型スクリーンの第1の実施の
形態を示す図である。
図1に示すように、透過型スクリーン1は、フレネル
レンズやレンチキュラーレンズ等が一方または両方の表
面に形成された単体のレンズシートからなり、光の透過
方向(図面の左右方向)に少なくとも2つの拡散部1A,1
Bが局在化(分離)して設けられている。なお、この第
1の実施の形態においては、拡散部1A,1Bはレンズシー
トの入光側の表面(入光面)および出光側の表面(出光
面)に設けられている。
ここで拡散部1A,1Bは、光の拡散作用を与えるための
部分であり、微少レンズ、ガラスビーズまたは有機ビー
ズ等の拡散剤(拡散性微粒子)を含む樹脂層、または微
少レンズ表面のエンボス処理等の一般的な手法により容
易に形成することができる。
なお拡散部は、レンズシートの表面に限らず、拡散部
1Cのようにレンズシートの内部に設けられていてもよ
い。
ところで拡散部1A,1Bは、光源光の持つ可干渉性を消
すようにその光源光を拡散させるので、シンチレーショ
ンやスペックル等の問題を解消することができる。しか
し、光源光を拡散させることは解像度を低下させること
になり、また従来の技術のように単一の拡散部に拡散剤
を多量に添加した場合には、ゲインが低下して映像が非
常に暗くなる。
本発明の第1の実施の形態によれば、レンズシートに
2つの拡散部1A,1Bを分離して設けるようにしたので、
単一の拡散部の場合に使用する拡散剤量よりも少量の拡
散剤でシンチレーション等の強さを同等程度にまで弱め
ることが可能であり、なおかつ使用する拡散剤が少ない
ので、ゲインの低下を防止して映像の明るさの不必要な
低下を防止することができる。
また、レンズシートに2つの拡散部1A,1Bを分離して
設けることにより拡散剤の添加量が減少するので、拡散
部1A,1Bの内部で生じる迷光量を低減することができ、
このためフレアやゴースト等の不必要な解像度の低下を
抑えることができる。
さらに、このような光の拡散作用により、フレネルレ
ンズ、レンチキュラーレンズまたは光源のピクセル等の
相互の干渉により発生するモアレを低減することができ
る。
なお、拡散部1A,1Bはレンズシートの入光側および出
光側の表面に設けることが好ましい。これは、拡散部1
A,1B間の距離を長くして光源光の持つ可干渉性を消すこ
とにより、各拡散部1A,1Bにおける光の拡散効果を非常
に弱い程度に抑えながらシンチレーション等の強さの低
減を図ることができ、また映像の明るさの低下を非常に
少なくすることができるからである。
また、光源側に近い拡散部1Aは観察側に近い拡散部1B
よりも光の拡散の度合いを小さくすることが好ましい。
これは、入光側の拡散要素による光の拡散を小さくする
ことにより、不必要な解像度の低下を防ぎながらシンチ
レーション等の強さを抑えることができるからである。
なお、シンチレーション等の評価項目としては、上述
したシンチレーション等の強さ以外にも、動画を映した
際に生じるちらつきの動きの粗さ(シンチレーション等
の大きさ(粗さ))がある。ここで、シンチレーション
等の強さを抑えるためには基材との屈折率の差が小さい
拡散剤を添加することが好ましく、一方、シンチレーシ
ョン等の大きさ(粗さ)を抑えるには平均粒径が小さい
拡散剤を添加することが好ましい。
このため、シンチレーション等のみを問題にする場合
には、光源側に近い拡散部1Aおよび観察側に近い拡散部
1Bの両方に、基材との屈折率の差が小さく、かつ平均粒
径が小さい拡散剤を添加することが考えられる。しか
し、基材との屈折率の差が小さい拡散剤や平均粒径が小
さい拡散剤は視野角を狭くするので、シンチレーション
等の問題と視野角の問題とをともに解消するよう、拡散
部1Aに添加される拡散剤と拡散部1Bに添加される拡散剤
の種類を異ならせることが好ましい。
具体的には、後述する第7の実施例に示すように、光
源側に近い拡散部1Aに添加される拡散剤と基材との屈折
率の差を、観察側に近い拡散部1Bに添加される拡散剤と
基材との屈折率の差よりも小さくし、かつ観察側に近い
拡散部1Bに添加される拡散剤の平均粒径を所定粒径(例
えば15μm)以下にすることが好ましい。
なお、光の拡散の度合いを調整する方法としては種々
の方法が知られている。具体的には例えば、エンボス加
工が施されている場合にはそのエンボスの凹凸の大きさ
を変えたり、拡散剤を用いる場合にはその粒径、屈折率
または添加量を変えればよい。なお、拡散剤の粒径、屈
折率等と光の拡散作用との関係については、例えば文献
2(J.Opt.Soc.Am.A Vol.2,No.12,Dec.1985,“Diffract
ion analysis of bulk diffusers for projection−scr
een applications")に記載されている。
第2の実施の形態 図2は本発明による透過型スクリーンの第2の実施の
形態を示す図である。
図2に示すように、透過型スクリーン2は、複数のレ
ンズシートまたは光学シート2−1,2−2,2−3,…からな
り、各レンズシートまたは光学シート2−1,2−2,2−3,
…には拡散部2A,2B,2C,…が設けられている。
なお、拡散部2Aは光源側に最も近い位置に配置された
レンズシートまたは光学シート2−1の入光側の表面
(入光面)に設けられ、拡散部2Bは観察側に最も近い位
置に配置されたレンズシートまたは光学シート2−2の
出光側の表面(出光面)に設けられ、拡散部2Cはレンズ
シートまたは光学シート2−3の入光側の表面(入光
面)に設けられている。
ここでレンズシートとしては、リニアまたはサーキュ
ラーのフレネルレンズシート、一方または両方の表面に
レンチキュラーレンズが形成されたレンチキュラーレン
ズシート、または各表面にフレネルレンズまたはレンチ
キュラーレンズが組み合わされて形成されたレンズシー
ト等が用いられる。
また光学シートとしては、ポリメチルメタクリレート
等の樹脂からなる両方の表面が平坦なパネル等が用いら
れる。
なお、拡散部2A,2B,2C,…の特性、および拡散部2A,2
B,2C,…の互いの位置関係に係る特性等については、上
述した第1の実施の形態における拡散部1A,1B,1Cと同様
であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
実施例 次に、図1および図2に示す透過型スクリーンの具体
的実施例について説明する。
第1の実施例 図3は本発明による透過型スクリーンの第1の実施例
を示す図である。この第1の実施例は図1に示す第1の
実施の形態に対応しており、単体のレンズシートの両方
の表面に2つの拡散層(拡散部)が分離して設けられて
いる。
すなわち第1の実施例では、図3に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ5mmのレンズシート1
1の入光面11aおよび出光面11bにそれぞれ拡散層10Aおよ
び10Bを形成することにより透過型スクリーン10を作製
した。なお入光面11aには、入光面11aに位置するフレネ
ルレンズ部にエンボス処理を行うことにより拡散層10A
を形成し、出光面11bには平均粒径11μm、屈折率1.535
のガラスビーズを15重量部分散させた厚さ500μmの拡
散層10Bを形成した。なお、本実施例、以下の第2乃至
第7の実施例および比較例において、ガラスビーズ等の
拡散剤の量(重量部)は拡散剤が混入される基材100重
量部に対する値である。
ここで、レンズシート11の基材としては、住友化学工
業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率1.51)を
用いた。また、平均粒径11μm、屈折率1.535のガラス
ビーズとしては、東芝バロティーニ社製のEMB20を用い
た。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン10
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第2の実施例 図4は本発明による透過型スクリーンの第2の実施例
を示す図である。第2の実施例は図2に示す第2の実施
の形態に対応しており、2つのレンズシートのそれぞれ
に2つの拡散層(拡散部)が分離して設けられている。
なお、2つの拡散層のうちの1つはレンズシートの表面
(フレネルレンズシート入光面)に設けられている。
すなわち第2の実施例では、図4に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ2mmのフレネルレン
ズシート21と、ポリメチルメタクリレートからなる厚さ
1mmのレンチキュラーレンズシート22とを組み合わせる
ことにより透過型スクリーン20を作製した。このうちフ
レネルレンズシート21には、その入光面21aに平均粒径1
2μm、屈折率1.59の有機ビーズを7.0重量部分散させた
厚さ150μmの拡散層20Aを形成した。またレンチキュラ
ーレンズシート22(拡散層20B)には、内部に均一に平
均粒径12μm、屈折率1.59の有機ビーズを0.75重量部混
入させた。
ここで、フレネルレンズシート21およびレンチキュラ
ーレンズシート22の基材としては、住友化学工業(株)
製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率1.51)を用いた。
また、平均粒径12μm、屈折率1.59の有機ビーズとして
は、住友化学工業(株)製のPB3011(スチレンビーズ)
を用いた。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン20
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第3の実施例 図5は本発明による透過型スクリーンの第3の実施例
を示す図である。第3の実施例は図2に示す第2の実施
の形態に対応しており、3つのレンズシートおよび光学
シートに2つの拡散層(拡散部)が分離して設けられて
いる。なお、2つの拡散層のうちの1つは光源側に最も
近い位置に配置されたレンズシートの表面(フレネルレ
ンズシート入光面)に設けられ、他は観察側に最も近い
位置に配置された光学シートの表面(全面パネル入光
面)に設けられている。
すなわち第3の実施例では、図5に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ2mmのフレネルレン
ズシート31と、ポリメチルメタクリレートからなる厚さ
2mmの全面パネル32と、フレネルレンズシート31と全面
パネル32との間に配置されたポリメチルメタクリレート
からなる拡散剤を含まない厚さ1mmのレンチキュラーレ
ンズシート33とを組み合わせて透過型スクリーン30を作
製した。このうちフレネルレンズシート31には、その入
光面31aに平均粒径11μm、屈折率1.535のガラスビーズ
を45重量部分散させた厚さ150μmの拡散層30Aを形成し
た。また全面パネル32には、その入光面32aに平均粒径1
1μm、屈折率1.535のガラスビーズを45重量部分散させ
た厚さ150μmの拡散層30Bを形成した。
ここで、フレネルレンズシート31、全面パネル32およ
びレンチキュラーレンズシート33の基材としては、住友
化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率1.
51)を用いた。また、平均粒径11μm、屈折率1.535の
ガラスビーズとしては、東芝バロティーニ社製のEMB20
を用いた。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン30
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第4の実施例 図6は本発明による透過型スクリーンの第4の実施例
を示す図である。第4の実施例は図2に示す第2の実施
の形態に対応しており、2つのレンズシートに2つの拡
散層(拡散部)が分離して設けられている。なお、2つ
の拡散層のうちの1つは光源側に最も近い位置に配置さ
れたレンズシートの表面(フレネルレンズシート入光
面)に設けられ、他は観察側に最も近い位置に配置され
たレンズシートの内部(レンチキュラーレンズシート内
部)に設けられている。また、2つの拡散層のうち光源
側に近い拡散層は、この拡散層よりも観察側に近い拡散
層に比べて光の拡散の度合いが小さくなっている。
すなわち第4の実施例では、図6に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ2mmのフレネルレン
ズシート41と、ポリメチルメタクリレートからなる厚さ
200μmのフィルム42aの両面に透明レンズ42bを賦型し
たレンチキュラーレンズシート42とを組み合わせて透過
型スクリーン40を作製した。このうちフレネルレンズシ
ート41には、その入光面41aに平均粒径11μm、屈折率
1.535のガラスビーズを35重量部分散させた厚さ100μm
の拡散層40Aを形成した。またレンチキュラーレンズシ
ート42のフィルム42a(拡散層40B)には、内部に均一に
平均粒径12μm、屈折率1.59の有機ビーズを10.0重量部
混入させた。
ここで、フレネルレンズシート41の基材としては、住
友化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率
1.51)を用いた。また、平均粒径11μm、屈折率1.535
のガラスビーズとしては、東芝バロティーニ社製のEMB2
0を用いた。さらに、平均粒径12μm、屈折率1.59の有
機ビーズとしては、住友化学工業(株)製のPB3011(ス
チレンビーズ)を用いた。なお、レンチキュラーレンズ
シート42は、透明レンズ42bの逆形状の型に流し込まれ
たUV(紫外線)硬化性樹脂またはEB(電子線)硬化性樹
脂にフィルム42aをかぶせるとともに、このUV硬化性樹
脂またはEB硬化性樹脂に対して紫外線または電子線を照
射することにより成形した。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン40
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第5の実施例 図7は本発明による透過型スクリーンの第5の実施例
を示す図である。第5の実施例は図2に示す第2の実施
の形態に対応しており、2つのレンズシートに2つの拡
散層(拡散部)が分離して設けられている。なお、2つ
の拡散層のうちの1つは光源側に最も近い位置に配置さ
れたレンズシートの表面(フレネルレンズシート入光
面)に設けられ、他は観察側に最も近い位置に配置され
たレンズシートの表面(レンチキュラーレンズシート出
光面)に設けられている。また、2つの拡散層のうち光
源側に近い拡散層は、この拡散層よりも観察側に近い拡
散層に比べて光の拡散の度合いが小さくなっている。
すなわち第5の実施例では、図7に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ2mmのフレネルレン
ズシート51と、ポリメチルメタクリレートからなる厚さ
1mmのレンチキュラーレンズシート52とを組み合わせて
透過型スクリーン50を作製した。このうちフレネルレン
ズシート51には、その入光面51aには平均粒径11μm、
屈折率1.535のガラスビーズを35重量部分散させた厚さ1
00μmの拡散層50Aを形成した。またレンチキュラーレ
ンズシート52には、その出光面52bに平均粒径12μm、
屈折率1.59の有機ビーズを12.0重量部分散させた厚さ10
0μmの拡散層50Bを形成した。ここで、フレネルレンズ
シート51およびレンチキュラーレンズシート52の基材と
しては、住友化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹
脂(屈折率1.51)を用いた。また、平均粒径11μm、屈
折率1.535のガラスビーズとしては、東芝バロティーニ
社製のEMB20を用いた。さらに、平均粒径12μm、屈折
率1.59の有機ビーズとしては、住友化学工業(株)製の
PB3011(スチレンビーズ)を用いた。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン50
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第6の実施例 図8は本発明による透過型スクリーンの第6の実施例
を示す図である。第6の実施例は図2に示す第2の実施
の形態に対応しており、3つのレンズシートおよび光学
シートのそれぞれに3つの拡散層(拡散部)が分離して
設けられている。なお、3つの拡散層はそれぞれレンズ
シートまたは光学シートの表面(入光面)に設けられて
いる。
すなわち第6の実施例では、図8に示すように、ポリ
メチルメタクリレートからなる厚さ2mmのフレネルレン
ズシート61と、ポリメチルメタクリレートからなる厚さ
2mmの全面パネル62と、フレネルレンズシート61と全面
パネル62との間に配置されたポリメチルメタクリレート
からなる厚さ1mmのレンチキュラーレンズシート63とを
組み合わせて透過型スクリーン60を作製した。このうち
フレネルレンズシート61には、その入光面61aに平均粒
径11μm、屈折率1.535のガラスビーズを3.5重量部分散
させた厚さ100μmの拡散層60Aを形成した。また全面パ
ネル62には、その入光面62aに平均粒径11μm、屈折率
1.535のガラスビーズを3.5重量部分散させた厚さ100μ
mの拡散層60Bを形成した。さらにレンチキュラーレン
ズシート63には、その入光面63aに平均粒径30μm、屈
折率1.49の有機ビーズを5.0重量部分散させた厚さ300μ
mの拡散層60Cを形成した。
ここで、フレネルレンズシート61、全面パネル62およ
びレンチキュラーレンズシート63の基材としては、住友
化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率1.
51)を用いた。また、平均粒径11μm、屈折率1.535の
ガラスビーズとしては、東芝バロティーニ社製のEMB20
を用いた。さらに、平均粒径30μm、屈折率1.49の有機
ビーズとしては、住友化学工業(株)製のXC01(アクリ
ルビーズ)を用いた。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン60
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、シンチレーションが弱く、かつ
解像度も良好な映像が観察された。
第7の実施例 図9Aおよび図9Bは本発明による透過型スクリーンの第
7の実施例を示す図である。第7の実施例は図2に示す
第2の実施の形態に対応しており、2つのレンズシート
に2つの拡散層(拡散部)が分離して設けられている。
また、2つの拡散層のうち光源側に近い拡散層と観察側
に近い拡散層とでは拡散剤の種類(屈折率および平均粒
径)を異ならせている。
すなわち第7の実施例では、図9Aおよび図9Bに示すよ
うに、ポリメチルメタクリレートからなるフレネルレン
ズシート71,81と、ポリメチルメタクリレートからなる
厚さ1mmのレンチキュラーレンズシート72,82とをそれぞ
れ組み合わせて透過型スクリーン70,80を作製した。図9
Aおよび図9Bに示すように、透過型スクリーン70,80は、
フレネルンレンズシート71,81の構造が異なる点を除い
てほぼ同一の形状および構造をしている。
ここで、フレネルレンズシート71,81の基材として
は、住友化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂
(屈折率1.51)を用いて押出成形したものを用い、その
一方の面に、拡散剤を含まないUV硬化性樹脂を用いてUV
硬化法によりフレネルレンズ部を形成することにより、
フレネルレンズシート71,81を得た。なお図9Aおよび図9
Bにおいては、基材とUV硬化性樹脂からなるフレネルレ
ンズ部との境界は図示していない。
なお、図9Aに示すフレネルレンズシート71は、内部に
均一に所定の平均粒径および屈折率の拡散剤を混入させ
た単層(拡散層70A)の基材を用いて、この一方の面に
フレネルレンズ部を形成したレンズシートである。ま
た、図9Bに示すフレネルレンズシート81は、共押出成形
法等により、その入光面81aに所定の平均粒径および屈
折率の拡散剤を分散させた拡散層80Aを形成した2層の
基材を用いて、この一方の面にフレネルレンズ部を形成
したレンズシートである。
なお、拡散層70A,80Aに添加される拡散剤としては、
平均粒径30μm、屈折率1.49のアクリルビーズ(住友
化学工業(株)製XC01)、平均粒径11μm、屈折率1.
49のアクリルビーズ(積水化学社製MBX)、平均粒径1
7μm、屈折率1.535のガラスビーズ(東芝バロティーニ
社製EGB210)、平均粒径12μm、屈折率1.59のスチレ
ンビーズ(住友化学工業(株)製PB3011)、のうちのい
ずれかを用いた。
ここで、これら乃至の拡散剤は、フレネルレンズ
シート71,81の拡散層70A,80Aにおいて次表1に示すよう
な態様で添加した。
なお上記表1において、添加剤の種類(例えば「XC0
1」)の右側に付された数字(例えば「2.5t」)はフレ
ネルレンズシート71,81の基材の厚さ(mm)を示し、こ
れにUV硬化性樹脂により形成したフレネルレンズ部の厚
さ0.2mmを加えた厚さがフレネルレンズシート71,81の厚
さとなる。また、このような基材の厚さ(mm)を表す数
字(例えば「1.8t」)の右側に付された「(2)」は、
その添加剤が添加されるフレネルレンズシートの基材が
2層構造(図9Bに示す構造)となっていることを表して
いる。なお、拡散剤の濃度の単位(P)は基材であるポ
リメチルメタクリレート100重量部(100g)に混入され
ている拡散剤の重量部(g数)を示している。
一方、レンチキュラーレンズシート72,82の基材とし
ては、上述したフレネルレンズシート71,81と同様に、
住友化学工業(株)製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折
率1.51)を用い、レンチキュラーレンズシート72,82の
全体を押出成形法により成形した。なお図9Aおよび図9B
に示すように、レンチキュラーレンズ72,82には、その
出光面72b,82bに所定の平均粒径および屈折率の拡散剤
を分散させた厚さ600μmの拡散層70B,80Bを形成した。
なお、拡散層70B,80Bに添加される拡散剤としては、
平均粒径11μm、屈折率1.535のガラスビーズ(東芝
バロティーニ社製EMB20)、平均粒径17μm、屈折率
1.535のガラスビーズ(東芝バロティーニ社製EGB21
0)、平均粒径30μm、屈折率1.49のアクリルビーズ
(住友化学工業(株)製XC01)と上記東芝バロティーニ
社製EGB210とを6:1の割合で混合させたもの(XC01+EGB
−1)、および上記住友化学工業(株)製XC01と上記
東芝バロティーニ社製EGB210とを2:3の割合で混合させ
たもの(XC01+EGB−2)、のうちのいずれかを用い
た。
ここで、これら乃至の拡散剤は、レンチキュラー
レンズシート72,82の拡散層70B,80Bに次のような態様で
添加した。すなわち、上記乃至の拡散剤のうち、上
記の住友化学工業(株)製XC01と上記東芝バロティー
ニ社製EGB210とを6:1の割合で混合させた「XC01+EGB−
1」を基準として、この「XC01+EGB−1」に含まれるE
GB210の濃度を2.0Pとした。そして他の上記、およ
び拡散剤の濃度は、その拡散剤が含まれるレンチキュ
ラーレンズシートと上記表1に示す「XC01 2.5t」のフ
レネルレンズシートとを組み合わせた透過型スクリーン
のゲインが、上記「XC01+EGB−1」のレンチキュラー
レンズと上記「XC01 2.5t」のフレネルレンズシートと
を組み合わせた透過型スクリーンのゲインとほぼ同じ
(±0.2以内)となるように設定した。
なお、以上のような各種のレンチキュラーレンズ72,8
2およびレンチキュラーレンズシート72,82を枠(図示せ
ず)内で組み合わせて透過型スクリーン70,80を作製
し、このようにして作製した各々の透過型スクリーン7
0,80に対してLCDプロジェクタにより白画面を映して映
像の評価を行ったところ、シンチレーション等の強さお
よび大きさ(粗さ)について次表2に示すような結果が
得られた。なおここでは、シンチレーション等の大きさ
(粗さ)については、観察者側の目を動かしたときの、
ちらつきの動きの粗さ等により評価した。また、シンチ
レーション等の強さおよび大きさについての評価の最も
良いものを「5」とし、最も悪いものを「0」として6
段階で評価した。
上記表2の評価結果から、シンチレーション等の強さ
および大きさ(粗さ)ともに評価の高い組み合わせは、
光源側に近いフレネルレンズシート(FL)に添加する拡
散剤として平均粒径30μm、屈折率1.49のアクリルビー
ズ(住友化学工業(株)製XC01)を用い、観察側に近い
レンチキュラーレンズシート(LL)に添加する拡散剤と
して平均粒径11μm、屈折率1.535のガラスビーズ(東
芝バロティーニ社製EMB20)を用いたものであることが
確かめられた。
また上記表2の評価結果から、光源側に近いフレネル
レンズシート(FL)に添加される拡散剤の屈折率と基材
の屈折率(1.51)との差が小さい程、シンチレーション
等の強さおよび大きさ(粗さ)が小さくなるという傾向
が確かめられた(例えば、平均粒径がほぼ等しい「MBX
1.8t」と「PB3011 1.8t」との間での評価の差異参
照)。さらに、観察側に近いレンチキュラーレンズシー
ト(LL)に添加される拡散剤の平均粒径が小さい程、シ
ンチレーション等の大きさ(粗さ)が小さくなるという
傾向が確かめられた(例えば、屈折率が等しい「EGB」
と「EMB」との間での評価の差異参照)。なお、レンチ
キュラーレンズシート(LL)に添加される拡散剤の平均
粒径に関しては、EGB210(平均粒径17μm)とEMB20
(平均粒径11μm)との間、特に平均粒径15μmの近傍
でシンチレーションの大きさ(粗さ)の大きな改善が見
られた。
なお、上記表2の評価結果からは、フレネルレンズシ
ート(FL)の厚さが厚い程、また単層ではなく2層の方
がシンチレーションの強さおよび大きさ(粗さ)が小さ
いことも確かめられた。
比較例 図10は透過型スクリーンの比較例を示す図である。
図10に示すように、この比較例では、ポリメチルメタ
クリレートからなる拡散剤を含まない厚さ2mmのフレネ
ルレンズシート91と、ポリメチルメタクリレートからな
る厚さ1mmのレンチキュラーレンズシート92とを組み合
わせて透過型スクリーン70を作製した。このうちレンチ
キュラーレンズシート72(拡散層90B)には、内部に均
一に平均粒径11μm、屈折率1.535のガラスビーズを5
重量部混入させた。
ここで、フレネルレンズシート91およびレンチキュラ
ーレンズシート92の基材としては、住友化学工業(株)
製の耐衝撃性メタクリル樹脂(屈折率1.51)を用いた。
また、平均粒径11μm、屈折率1.535のガラスビーズと
しては、東芝バロティーニ社製のEMB20を用いた。
なお、このようにして作製された透過型スクリーン90
に対してLCDプロジェクタにより映像光を投射して映像
の評価を行ったところ、映像のちらつきが強く、かつ画
質も低下することが観察された。
以上説明したように本発明によれば、1つまたは複数
のレンズシートまたは光学シートに少なくとも2つの拡
散部を分離して設けるようにしたので、単一の拡散部の
場合に使用する拡散剤量よりも少量の拡散剤でシンチレ
ーションの強さを同等程度にまで弱めることが可能であ
る。また、2つの拡散部で用いられる拡散剤の種類を異
ならせることにより、シンチレーション等の強さととも
にシンチレーション等の大きさ(粗さ)を小さくするこ
とが可能である。このため、解像度の低下や映像の明る
さの低下を抑えつつ、シンチレーション等の映像のちら
つきを効果的に低減させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光の集光または拡散等の光学的機能を有す
    るレンズシートを備えた透過型スクリーンにおいて、 前記レンズシートは光の透過方向に分離した少なくとも
    2つの拡散部を有し、 前記少なくとも2つの拡散部のうち光源側に近い拡散部
    は第1基材中に第1拡散性微粒子が添加されることによ
    り形成され、観察側に近い拡散部は第2基材中に第2拡
    散性微粒子が添加されることにより形成され、前記第1
    拡散性微粒子と前記第1基材との屈折率の差は、前記第
    2拡散性微粒子と前記第2基材との屈折率の差よりも小
    さいことを特徴とする透過型スクリーン。
  2. 【請求項2】前記少なくとも2つの拡散部のうちの1つ
    は前記レンズシートの入光側の表面に設けられ、他は前
    記レンズシートの出光側の表面に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の透過型スクリーン。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2つの拡散部は前記レンズ
    シートの表面および内部に設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の透過型スクリーン。
  4. 【請求項4】前記少なくとも2つの拡散部のうち光源側
    に近い拡散部は、この拡散部よりも観察側に近い拡散部
    に比べて光の拡散の度合いが小さいことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の透過型スクリー
    ン。
  5. 【請求項5】前記第2拡散性微粒子の平均粒径は15μm
    以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    一項に記載の透過型スクリーン。
  6. 【請求項6】光の集光または拡散等の光学的機能を有す
    る複数のレンズシートまたは光学シートを備えた透過型
    スクリーンにおいて、 前記複数のレンズシートまたは光学シートのうちの少な
    くとも1つは少なくとも1つの拡散部を有し、 前記複数のレンズシートまたは光学シートは全体として
    少なくとも2つの拡散部を有し、 前記少なくとも2つの拡散部のうち光源側に近い拡散部
    は第1基材中に第1拡散性微粒子が添加されることによ
    り形成され、観察側に近い拡散部は第2基材中に第2拡
    散性微粒子が添加されることにより形成され、前記第1
    拡散性微粒子と前記第1基材との屈折率の差は、前記第
    2拡散性微粒子と前記第2基材との屈折率の差よりも小
    さいことを特徴とする透過型スクリーン。
  7. 【請求項7】前記各拡散部は前記複数のレンズシートま
    たは光学シートの表面または内部に設けられていること
    を特徴とする請求項6に記載の透過型スクリーン。
  8. 【請求項8】前記複数のレンズシートまたは光学シート
    のうちで光源側に最も近い位置に配置されたレンズシー
    トまたは光学シートの拡散部は、このレンズシートまた
    は光学シートの入光側の表面に設けられ、観察側に最も
    近い位置に配置されたレンズシートまたは光学シートの
    拡散部は、このレンズシートまたは光学シートの出光側
    の表面に設けられていることを特徴とする請求項6又は
    7に記載の透過型スクリーン。
  9. 【請求項9】前記少なくとも2つの拡散部のうち光源側
    に近い拡散部は、この拡散部よりも観察側に近い拡散部
    に比べて光の拡散の度合いが小さいことを特徴とする請
    求項6乃至8のいずれか一項に記載の透過型スクリー
    ン。
  10. 【請求項10】前記第2拡散性微粒子の平均粒径は15μ
    m以下であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれ
    か一項に記載の透過型スクリーン。
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