JP3464858B2 - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents
エアバッグ装置のカバー体Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガスを噴
射してエアバッグを膨張展開させる助手席乗員用のエア
バッグ装置のカバー体に関する。
射してエアバッグを膨張展開させる助手席乗員用のエア
バッグ装置のカバー体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のインストルメン
トパネルに取り付けられる助手席乗員用のエアバッグ装
置が用いられている。そして、このエアバッグ装置は、
上面を開口部としたケース内に、略円筒状のインフレー
タと、折り畳んだエアバッグとを収納し、上側の開口部
を覆うカバー本体を備えた樹脂製のカバー体をボルトお
よびナットなどを用いて取り付けている。そして、自動
車の衝突の際などには、インフレータが噴射するガスに
よりエアバッグを膨張させ、この膨張の圧力により、カ
バー体を脆弱なテアラインに沿って開裂させ、乗員の前
側に向かってエアバッグを膨張展開させるようになって
いる。
トパネルに取り付けられる助手席乗員用のエアバッグ装
置が用いられている。そして、このエアバッグ装置は、
上面を開口部としたケース内に、略円筒状のインフレー
タと、折り畳んだエアバッグとを収納し、上側の開口部
を覆うカバー本体を備えた樹脂製のカバー体をボルトお
よびナットなどを用いて取り付けている。そして、自動
車の衝突の際などには、インフレータが噴射するガスに
よりエアバッグを膨張させ、この膨張の圧力により、カ
バー体を脆弱なテアラインに沿って開裂させ、乗員の前
側に向かってエアバッグを膨張展開させるようになって
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、カ
バー体をケース体にボルトおよびナットなどを用いて取
り付けると、取り付け作業が煩雑で、製造コストが上昇
する問題を有している。この点、カバー体のカバー本体
の裏面に取付片部を突設し、この取付片部をケース体の
外側に係合して取り付ける構成が考えられるが、係合す
る際に取付片部を拡開させるように力を加えると、カバ
ー体の裏面に形成した補強用リブを介してカバー本体に
力が加わり、特に、略Ｈ字状のテアラインを形成した場
合に、テアラインの近傍などの外観が悪化する問題を有
している。
バー体をケース体にボルトおよびナットなどを用いて取
り付けると、取り付け作業が煩雑で、製造コストが上昇
する問題を有している。この点、カバー体のカバー本体
の裏面に取付片部を突設し、この取付片部をケース体の
外側に係合して取り付ける構成が考えられるが、係合す
る際に取付片部を拡開させるように力を加えると、カバ
ー体の裏面に形成した補強用リブを介してカバー本体に
力が加わり、特に、略Ｈ字状のテアラインを形成した場
合に、テアラインの近傍などの外観が悪化する問題を有
している。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、被取付部材に容易に取り付けでき、取付作業に際
して、テアラインに無理な応力がかからないようにした
エアバッグ装置のカバー体を提供することを目的とす
る。
ので、被取付部材に容易に取り付けでき、取付作業に際
して、テアラインに無理な応力がかからないようにした
エアバッグ装置のカバー体を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載のエアバッ
グ装置のカバー体は、エアバッグ装置のエアバッグを覆
うカバー本体と、このカバー本体の裏面から突設され被
取付部材の外側に係合保持される一対の取付片部と、こ
れらカバー本体の裏面と取付片部の側面とを連設して補
強する補強リブとを備え、一方の前記取付片部に隣接す
る前記補強リブのみに、前記取付片部に近接した部分
に、他の部分より弱化された弱部が形成されたものであ
る。
グ装置のカバー体は、エアバッグ装置のエアバッグを覆
うカバー本体と、このカバー本体の裏面から突設され被
取付部材の外側に係合保持される一対の取付片部と、こ
れらカバー本体の裏面と取付片部の側面とを連設して補
強する補強リブとを備え、一方の前記取付片部に隣接す
る前記補強リブのみに、前記取付片部に近接した部分
に、他の部分より弱化された弱部が形成されたものであ
る。
【０００６】そして、この構成では、取付片部を被取付
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、一方の
取付片部に隣接する補強リブのみに弱部を形成したの
で、弱部を形成した側の取付片部を後から係合すること
により取り付け作業は容易になるとともに、補強リブの
強度の低下が抑制される。
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、一方の
取付片部に隣接する補強リブのみに弱部を形成したの
で、弱部を形成した側の取付片部を後から係合すること
により取り付け作業は容易になるとともに、補強リブの
強度の低下が抑制される。
【０００７】請求項２記載のエアバッグ装置のカバー体
は、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバー本体と、
このカバー本体の裏面から突設され被取付部材に係合し
て取り付けられる取付片部と、これらカバー本体の裏面
と取付片部の側面とを連設して補強する格子状に形成さ
れた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記取付片部
に近接した部分に、他の部分より弱化された弱部が形成
されたものである。
は、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバー本体と、
このカバー本体の裏面から突設され被取付部材に係合し
て取り付けられる取付片部と、これらカバー本体の裏面
と取付片部の側面とを連設して補強する格子状に形成さ
れた補強リブとを備え、前記補強リブは、前記取付片部
に近接した部分に、他の部分より弱化された弱部が形成
されたものである。
【０００８】そして、この構成では、取付片部を被取付
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、補強リ
ブは、格子状に形成されたので、カバー体の強度が向上
する。
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、補強リ
ブは、格子状に形成されたので、カバー体の強度が向上
する。
【０００９】請求項３記載のエアバッグ装置のカバー体
は、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバー本体と、
このカバー本体の裏面から突設され被取付部材に係合し
て取り付けられる取付片部と、これらカバー本体の裏面
と取付片部の側面とを連設し て補強する前記取付片部の
外側に位置して形成された補強リブとを備え、前記補強
リブは、前記取付片部に近接した部分に、他の部分より
弱化された弱部が形成されたものである。
は、エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバー本体と、
このカバー本体の裏面から突設され被取付部材に係合し
て取り付けられる取付片部と、これらカバー本体の裏面
と取付片部の側面とを連設し て補強する前記取付片部の
外側に位置して形成された補強リブとを備え、前記補強
リブは、前記取付片部に近接した部分に、他の部分より
弱化された弱部が形成されたものである。
【００１０】そして、この構成では、取付片部を被取付
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、補強リ
ブは、取付片部の外側に位置して形成されたので、取付
片部の内側におけるカバー本体の開裂、展開が容易にな
る。
部材に係合して取り付ける際に、取付片部に力が加わる
と、補強リブの弱部が他の部分に比べて容易に変形する
ので、カバー体の取り付け作業が容易になるとともに、
カバー本体の外観の悪化が防止される。さらに、補強リ
ブは、取付片部の外側に位置して形成されたので、取付
片部の内側におけるカバー本体の開裂、展開が容易にな
る。
【００１１】請求項４記載のエアバッグ装置のカバー体
は、請求項１ないし３いずれか記載のエアバッグ装置の
カバー体において、補強リブの弱部は、他の部分より高
さ寸法が小さくなるように形成されたものである。
は、請求項１ないし３いずれか記載のエアバッグ装置の
カバー体において、補強リブの弱部は、他の部分より高
さ寸法が小さくなるように形成されたものである。
【００１２】そして、この構成では、弱部が容易に形成
される。
される。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置の
カバー体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
カバー体の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【００１４】図１において、１は自動車のインストルメ
ントパネルで、このインストルメントパネル１の内側
に、助手席乗員用のエアバッグ装置11が取り付けられて
いる。そして、このエアバッグ装置11は、開口部12a を
有する被取付部材としてのケース体（リテーナ）12を備
え、このケース体12の内側に、ガスを噴射するインフレ
ータ14と、折り畳まれたエアバッグ15と、ミッドリテー
ナ16となどを収納するとともに、開口部12a を、樹脂製
のカバー体18により覆って構成されている。なお、図１
において、左側がフロントガラス側、右側が乗員側とな
っている。
ントパネルで、このインストルメントパネル１の内側
に、助手席乗員用のエアバッグ装置11が取り付けられて
いる。そして、このエアバッグ装置11は、開口部12a を
有する被取付部材としてのケース体（リテーナ）12を備
え、このケース体12の内側に、ガスを噴射するインフレ
ータ14と、折り畳まれたエアバッグ15と、ミッドリテー
ナ16となどを収納するとともに、開口部12a を、樹脂製
のカバー体18により覆って構成されている。なお、図１
において、左側がフロントガラス側、右側が乗員側とな
っている。
【００１５】そして、ケース体12は、上部に矩形状の開
口部12a を設けた断面略Ｕ字状をなし、幅狭な中間部を
介して、下側にインフレータ収納部21が形成され、上側
にエアバッグ収納部22が形成されている。また、ケース
体12の底部には、ボルト24を固着するなどした取付板25
が固着され、車体側の部材に固定されるようになってい
る。また、インフレータ収納部21の上側部の前後の内面
には、下方に向かって拡開する傾斜面部28，28が設けら
れているとともに、これら傾斜面部28，28には、それぞ
れ長手方向に沿って所定の間隔でボルト用通孔29が形成
されている。さらに、ケース体12の上端部近傍の前後の
外面には、それぞれ断面略Ｃ字状などをなす係合爪31が
所定間隔で複数固着されている。
口部12a を設けた断面略Ｕ字状をなし、幅狭な中間部を
介して、下側にインフレータ収納部21が形成され、上側
にエアバッグ収納部22が形成されている。また、ケース
体12の底部には、ボルト24を固着するなどした取付板25
が固着され、車体側の部材に固定されるようになってい
る。また、インフレータ収納部21の上側部の前後の内面
には、下方に向かって拡開する傾斜面部28，28が設けら
れているとともに、これら傾斜面部28，28には、それぞ
れ長手方向に沿って所定の間隔でボルト用通孔29が形成
されている。さらに、ケース体12の上端部近傍の前後の
外面には、それぞれ断面略Ｃ字状などをなす係合爪31が
所定間隔で複数固着されている。
【００１６】また、インフレータ14は、周面あるいは一
端部などに形成されたガス噴射口からガスを噴射するも
ので、ケース体12の両端部に支持して固定されている。
端部などに形成されたガス噴射口からガスを噴射するも
ので、ケース体12の両端部に支持して固定されている。
【００１７】また、エアバッグ15は、布製の袋で、ケー
ス体12の横断面形状に沿う矩形状のガス流入口41を有し
ている。そして、波状に折り畳まれた後、巻き込むよう
に折り畳まれた状態で、エアバッグ収納部22に収納され
ている。
ス体12の横断面形状に沿う矩形状のガス流入口41を有し
ている。そして、波状に折り畳まれた後、巻き込むよう
に折り畳まれた状態で、エアバッグ収納部22に収納され
ている。
【００１８】さらに、カバー体18は、樹脂などにて一体
に形成され、図１および図２に示すように、インストル
メントパネル１に形成された開口1aを覆うカバー本体43
と、このカバー本体43の下側に突設された略四角筒状の
取付片部44と、この取付片部44の外側に位置してそれぞ
れカバー本体43の下側に突設された係合片部45と、取付
片部44の外側に位置してカバー本体43の裏面と取付片部
44および係合片部45の側面を連設して補強する補強リブ
46となどが設けられている。そして、取付片部44には、
それぞれケース体12の係合爪31に係合される取付孔47が
形成されている。また、各係合片部45には、インストル
メントパネル１の開口1aの端縁部などに係合する係合突
部48が形成されている。また、カバー本体43の裏面側に
は、取付片部44の内側に位置して平面略Ｈ字状などをな
して凹設され他の部分より脆弱なテアライン49が形成さ
れている。
に形成され、図１および図２に示すように、インストル
メントパネル１に形成された開口1aを覆うカバー本体43
と、このカバー本体43の下側に突設された略四角筒状の
取付片部44と、この取付片部44の外側に位置してそれぞ
れカバー本体43の下側に突設された係合片部45と、取付
片部44の外側に位置してカバー本体43の裏面と取付片部
44および係合片部45の側面を連設して補強する補強リブ
46となどが設けられている。そして、取付片部44には、
それぞれケース体12の係合爪31に係合される取付孔47が
形成されている。また、各係合片部45には、インストル
メントパネル１の開口1aの端縁部などに係合する係合突
部48が形成されている。また、カバー本体43の裏面側に
は、取付片部44の内側に位置して平面略Ｈ字状などをな
して凹設され他の部分より脆弱なテアライン49が形成さ
れている。
【００１９】さらに、取付片部44に連設する補強リブ46
のうち、所定の複数の補強リブ46には、取付片部44に近
接して、補強リブ46の他の部分より弱化された弱部50が
形成されている。すなわち、他の補強リブ46は、厚さ寸
法および高さ寸法すなわちカバー本体43の裏面からの突
出寸法がほぼ一定であるのに対して、弱部50において
は、取付片部44に向かって次第に高さ寸法が小さくな
り、外力を受けた際に変形しやすくなっている。
のうち、所定の複数の補強リブ46には、取付片部44に近
接して、補強リブ46の他の部分より弱化された弱部50が
形成されている。すなわち、他の補強リブ46は、厚さ寸
法および高さ寸法すなわちカバー本体43の裏面からの突
出寸法がほぼ一定であるのに対して、弱部50において
は、取付片部44に向かって次第に高さ寸法が小さくな
り、外力を受けた際に変形しやすくなっている。
【００２０】そして、ミッドリテーナ16は、例えば、矩
形状の金属板を屈曲、および切り起こしなどして形成さ
れ、ボルト用通孔29に挿入されるボルト55をナット57に
て締め付け固定することにより、ケース体12の内側に固
定され、エアバッグ15を保持するとともに、エアバッグ
15とインフレータ14との間に所定の間隔を確保するよう
になっている。
形状の金属板を屈曲、および切り起こしなどして形成さ
れ、ボルト用通孔29に挿入されるボルト55をナット57に
て締め付け固定することにより、ケース体12の内側に固
定され、エアバッグ15を保持するとともに、エアバッグ
15とインフレータ14との間に所定の間隔を確保するよう
になっている。
【００２１】そして、このエアバッグ装置11を組み立て
る際には、まず、ミッドリテーナ16にエアバッグ15を装
着し、次いで、このミッドリテーナ16をケース体12内に
固定し、続いて、エアバッグ15を折り畳んでケース体12
内に収納する。続いて、開口部12a にカバー体18を被
せ、まず、前側の取付片部44の取付孔47にケース体12の
係合爪31を係合し、続いて、後側（乗員側）の取付片部
44を後側に拡開させるように力を加えて変形させなが
ら、取付孔47にケース体12の係合爪31を係合する。そし
て、最後に、ケース体12にインフレータ14を挿入固定す
る。
る際には、まず、ミッドリテーナ16にエアバッグ15を装
着し、次いで、このミッドリテーナ16をケース体12内に
固定し、続いて、エアバッグ15を折り畳んでケース体12
内に収納する。続いて、開口部12a にカバー体18を被
せ、まず、前側の取付片部44の取付孔47にケース体12の
係合爪31を係合し、続いて、後側（乗員側）の取付片部
44を後側に拡開させるように力を加えて変形させなが
ら、取付孔47にケース体12の係合爪31を係合する。そし
て、最後に、ケース体12にインフレータ14を挿入固定す
る。
【００２２】そして、自動車が衝突した際などには、こ
の衝突の衝撃を図示しないセンサが検出し、インフレー
タ14を作動させる。すると、このインフレータ14から噴
射されたガスの圧力により、エアバッグ15が膨張展開
し、カバー体18のカバー本体43をテアライン49に沿って
開裂させ、図１に想像線で示すように、カバー本体43を
展開させる。すると、エアバッグ15は、ケース12から突
出し、フロントガラスに沿いながら乗員の正面の前側に
向かって膨張展開し、乗員を保護するようになってい
る。
の衝突の衝撃を図示しないセンサが検出し、インフレー
タ14を作動させる。すると、このインフレータ14から噴
射されたガスの圧力により、エアバッグ15が膨張展開
し、カバー体18のカバー本体43をテアライン49に沿って
開裂させ、図１に想像線で示すように、カバー本体43を
展開させる。すると、エアバッグ15は、ケース12から突
出し、フロントガラスに沿いながら乗員の正面の前側に
向かって膨張展開し、乗員を保護するようになってい
る。
【００２３】このように、本実施の形態のエアバッグ装
置によれば、係合によりカバー体18をケース体12に取り
付けできるため、ボルトなどを用いる構成に比べて、作
業を容易にし、製造コストを低減することができる。
置によれば、係合によりカバー体18をケース体12に取り
付けできるため、ボルトなどを用いる構成に比べて、作
業を容易にし、製造コストを低減することができる。
【００２４】そして、カバー本体43の裏面には、格子状
に補強リブ46を形成したため、カバー本体43の強度を向
上できるとともに、取付片部44に近接して補強リブ46に
弱部50を形成したため、カバー体18の強度の低下を抑制
しつつ、取付片部44を容易かつ円滑に変形させて係合爪
31に係合でき、作業性を向上でき、さらに、カバー本体
43に力が加わってテアライン49の部分などの外観が悪化
することを防止できる。
に補強リブ46を形成したため、カバー本体43の強度を向
上できるとともに、取付片部44に近接して補強リブ46に
弱部50を形成したため、カバー体18の強度の低下を抑制
しつつ、取付片部44を容易かつ円滑に変形させて係合爪
31に係合でき、作業性を向上でき、さらに、カバー本体
43に力が加わってテアライン49の部分などの外観が悪化
することを防止できる。
【００２５】さらに、取付片部44に近接して弱部50を形
成したため、インフレータ14が作動してカバー本体43が
テアライン49に沿って開裂、展開する際にも、弱部50に
おいて補強リブ46を円滑に変形させて、カバー本体43の
回転運動を円滑にすることができる。
成したため、インフレータ14が作動してカバー本体43が
テアライン49に沿って開裂、展開する際にも、弱部50に
おいて補強リブ46を円滑に変形させて、カバー本体43の
回転運動を円滑にすることができる。
【００２６】なお、カバー体の形状は、上記の実施の形
態のものに限られず、例えば、図３に示すように、図１
に示す係合突部48を形成しない形状とすることもでき
る。
態のものに限られず、例えば、図３に示すように、図１
に示す係合突部48を形成しない形状とすることもでき
る。
【００２７】また、弱部50は、高さ寸法を小さくして形
成するほか、厚さ寸法を次第に小さくして形成すること
もできる。
成するほか、厚さ寸法を次第に小さくして形成すること
もできる。
【００２８】さらに、上記の実施の形態では前側の取付
片部44を先に係合するため、後側の取付片部44に近接し
て弱部50を形成したが、レイアウトの関係などにより、
後側の取付片部44を先に係合する場合には、前側の取付
片部44に近接して弱部50を形成してもよく、さらに、前
後の取付片部44に近接して弱部50を形成することもでき
る。
片部44を先に係合するため、後側の取付片部44に近接し
て弱部50を形成したが、レイアウトの関係などにより、
後側の取付片部44を先に係合する場合には、前側の取付
片部44に近接して弱部50を形成してもよく、さらに、前
後の取付片部44に近接して弱部50を形成することもでき
る。
【００２９】
【発明の効果】請求項１記載のエアバッグ装置のカバー
体によれば、取付片部を被取付部材に 係合して取り付け
る際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他
の部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付
け作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪
化を防止できる。さらに、一方の取付片部に隣接する補
強リブのみに弱部を形成したため、弱部を形成した側の
取付片部を後から係合することにより取り付け作業を容
易にできるとともに、補強リブの強度の低下を抑制でき
る。
体によれば、取付片部を被取付部材に 係合して取り付け
る際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他
の部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付
け作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪
化を防止できる。さらに、一方の取付片部に隣接する補
強リブのみに弱部を形成したため、弱部を形成した側の
取付片部を後から係合することにより取り付け作業を容
易にできるとともに、補強リブの強度の低下を抑制でき
る。
【００３０】請求項２記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、取付片部を被取付部材に係合して取り付ける
際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他の
部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付け
作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪化
を防止できる。さらに、補強リブを、格子状に形成した
ため、カバー体の強度を向上でき、成形後の反り変形を
抑制してカバー体の寸法安定性を向上できる。
によれば、取付片部を被取付部材に係合して取り付ける
際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他の
部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付け
作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪化
を防止できる。さらに、補強リブを、格子状に形成した
ため、カバー体の強度を向上でき、成形後の反り変形を
抑制してカバー体の寸法安定性を向上できる。
【００３１】請求項３記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、取付片部を被取付部材に係合して取り付ける
際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他の
部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付け
作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪化
を防止できる。さらに、補強リブを、取付片部の外側に
位置して形成したため、取付片部の内側におけるカバー
本体の開裂、展開を容易にできる。
によれば、取付片部を被取付部材に係合して取り付ける
際に、取付片部に力が加わると、補強リブの弱部が他の
部分に比べて容易に変形するため、カバー体の取り付け
作業を容易にできるとともに、カバー本体の外観の悪化
を防止できる。さらに、補強リブを、取付片部の外側に
位置して形成したため、取付片部の内側におけるカバー
本体の開裂、展開を容易にできる。
【００３２】請求項４記載のエアバッグ装置のカバー体
によれば、請求項１ないし３いずれか記載の効果に加
え、補強リブの弱部を、他の部分より高さ寸法が小さく
なるように形成したため、弱部を容易に形成できる。
によれば、請求項１ないし３いずれか記載の効果に加
え、補強リブの弱部を、他の部分より高さ寸法が小さく
なるように形成したため、弱部を容易に形成できる。
【図１】本発明のエアバッグ装置のカバー体の一実施の
形態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
【図２】同上カバー体の裏面図である。
【図３】本発明のエアバッグ装置のカバー体の他の実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
11 エアバッグ装置
12 被取付部材としてのケース体
15 エアバッグ
18 カバー体
43 カバー本体
44 取付片部
46 補強リブ
50 弱部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平７−17350（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−205742（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−127302（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−85406（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B60R 21/16 - 21/32
Claims (4)
- 【請求項１】 エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバ
ー本体と、このカバー本体の裏面から突設され被取付部
材の外側に係合保持される一対の取付片部と、これらカ
バー本体の裏面と取付片部の側面とを連設して補強する
補強リブとを備え、 一方の前記取付片部に隣接する前記補強リブのみに、前
記取付片部に近接した部分に、他の部分より弱化された
弱部が形成されたことを特徴とするエアバッグ装置のカ
バー体。 - 【請求項２】 エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバ
ー本体と、このカバー本体の裏面から突設され被取付部
材に係合して取り付けられる取付片部と、これらカバー
本体の裏面と取付片部の側面とを連設して補強する格子
状に形成された補強リブとを備え、 前記補強リブは、前記取付片部に近接した部分に、他の
部分より弱化された弱部が形成された ことを特徴とする
エアバッグ装置のカバー体。 - 【請求項３】 エアバッグ装置のエアバッグを覆うカバ
ー本体と、このカバー本体の裏面から突設され被取付部
材に係合して取り付けられる取付片部と、これらカバー
本体の裏面と取付片部の側面とを連設して補強する前記
取付片部の外側に位置して形成された補強リブとを備
え、 前記補強リブは、前記取付片部に近接した部分に、他の
部分より弱化された弱部が形成された ことを特徴とする
エアバッグ装置のカバー体。 - 【請求項４】 補強リブの弱部は、他の部分より高さ寸
法が小さくなるように形成されたことを特徴とする請求
項１ないし３いずれか記載のエアバッグ装置のカバー
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31320195A JP3464858B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | エアバッグ装置のカバー体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31320195A JP3464858B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | エアバッグ装置のカバー体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09150696A JPH09150696A (ja) | 1997-06-10 |
| JP3464858B2 true JP3464858B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=18038329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31320195A Expired - Fee Related JP3464858B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | エアバッグ装置のカバー体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3464858B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4570397B2 (ja) * | 2004-05-24 | 2010-10-27 | カルソニックカンセイ株式会社 | エアバッグモジュールの取り外し構造 |
| JP5334596B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2013-11-06 | タカタ株式会社 | エアバッグカバー及びエアバッグ装置 |
| JP5049211B2 (ja) * | 2008-07-03 | 2012-10-17 | タカタ株式会社 | エアバッグカバー及びエアバッグ装置 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31320195A patent/JP3464858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09150696A (ja) | 1997-06-10 |
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