JP3463568B2 - トラニオンの製造方法 - Google Patents

トラニオンの製造方法

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JP3463568B2 JP22707398A JP22707398A JP3463568B2 JP 3463568 B2 JP3463568 B2 JP 3463568B2 JP 22707398 A JP22707398 A JP 22707398A JP 22707398 A JP22707398 A JP 22707398A JP 3463568 B2 JP3463568 B2 JP 3463568B2
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    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに搭載さ
れるトロイダル型無段変速機の製造方法に関し、、特に
トラニオンの成形に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられるトロイダル型無段変速
機としては、特開平4−366049号公報に開示され
るように、回転軸部とほぼ「コ」の字状に形成されたオ
フセット部を備えたトラニオンで、入出力ディスクに挟
持、押圧されるパワーローラを軸支するものが知られて
おり、トラニオンを軸まわりに回動(以下、傾転とい
う)させることで、無段階に変速比を変更している。
【0003】また、上記トラニオンは、入出力ディスク
を挟んで対向配置されるため、特開平7−253145
号公報に開示されるように、トラニオンのオフセット部
に切り欠きを備えたワイヤ溝をそれぞれ形成する一方、
対向するトラニオンの傾転角を同期させるエンドレスワ
イヤを、ワイヤ溝に巻き付ける。
【0004】そして、上記エンドレスワイヤに配設され
て所定の曲率を備えた大径部を、ワイヤ溝の間の切り欠
き部に引っかけることで、対向するトラニオンの傾転運
動を同期させるものが知られている。
【0005】さらに、実開平6−43404号公報のよ
うに、トラニオンを円柱状の素材より切削により形成す
るものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、トラニオンを鍛造や鋳造あるいは焼結
などの型成形により形成する場合、このままでは、エン
ドレスワイヤの大径部と係合する切り欠き部の精度が確
保できないため、例えば、トラニオンを鍛造した後に、
切り欠き部またはワイヤ溝の端面に機械加工を施す必要
があるが、切り欠き部の形状が、大径部と係合する必要
があるため円弧状となり、トラニオンを軸まわりに回転
させながら工具を駆動する2軸加工を行う必要がある。
このため、加工位置の割り出しや、位置決めのための工
数が増大して生産性が低下するという問題があった。
【0007】また、円柱状の素材から切削によってトラ
ニオンを成形する場合では、加工工数が増大して生産性
が大きく低下するという問題があった。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、生産性の低下を抑制しながらも、エンドレ
スワイヤの大径部と係合する切り欠き部を高精度で加工
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、パワーロ
ーラを回転自在に支持しながら、軸まわり及び軸方向へ
変位可能なトラオンと、対向配置されたトラニオンを回
動方向で連結して各パワーローラの傾転角を一致させる
同期手段が、前記トラニオンの軸まわりに形成された溝
部と、溝部の間に形成された切り欠き部と、前記溝部に
巻き掛けられるエンドレスワイヤと、このエンドレスワ
イヤに形成されるとともに、前記切り欠き部に係合する
大径部から構成され、前記溝部及び切り欠き部を鍛造時
円弧状に形成する型成形工程と、前記溝部のうち切り
欠き部に臨む端面に回転工具を対峙させてから、回転工
具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削する切削工
程とを含む。
【0010】また、第2の発明は、パワーローラを回転
自在に支持しながら、軸まわり及び軸方向へ変位可能な
トラニオンと、対向配置されたトラニオンを回動方向で
連結して各パワーローラの傾転角を一致させる同期手段
が、前記トラニオンの軸まわりに形成された溝部と、溝
部の間に形成された切り欠き部と、前記溝部に巻き掛け
られるエンドレスワイヤと、このエンドレスワイヤに形
成されるとともに、前記切り欠き部に係合する大径部か
ら構成され、前記溝部及び切り欠き部を鍛造時に円弧状
に形成する型成形工程と、前記溝部のうち切り欠き部に
臨む一方の端面に、回転工具を対峙させるとともに、パ
ワーローラの軸線に対して回転工具の軸線を第1の角度
に設定する第一の位置決め工程と、前記回転工具を軸線
方向へ駆動して所定の位置まで切削する第一の切削工程
と、回転工具の軸線とトラニオンの相対位置関係を、ト
ラニオンの軸まわりに所定の角度だけ回転させる工程
と、回転工具を他方の溝部の端面に対峙させるととも
に、パワーローラの軸線に対して回転工具の軸線を第2
の角度に設定する第二の位置決め工程と、前記回転工具
を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削する第二の切
削工程とを含む。
【0011】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記第一及び第二の切削工程は、回転工具の端面
が、パワーローラの軸線に対して第1または第2の角度
でトラニオンの軸線から延長した線上に達したとき、切
削を終了する。
【0012】また、第4の発明は、パワーローラを回転
自在に支持しながら、軸まわり及び軸方向へ変位可能な
トラニオンと、対向配置されたトラニオンを回動方向で
連結して各パワーローラの傾転角を一致させる同期手段
が、前記トラニオンの軸まわりに形成された溝部と、溝
部の間に形成された切り欠き部と、前記溝部に巻き掛け
られるエンドレスワイヤと、このエンドレスワイヤに形
成されるとともに、前記切り欠き部に係合する大径部か
ら構成され、前記溝部及び切り欠き部を鍛造時に円弧状
に形成する型成形工程と、前記溝部のうち切り欠き部に
臨む一方の端面に、第一の回転工具を対峙させるととも
に、パワーローラの軸線に対して第一回転工具の軸線を
第1の角度に設定する第一の位置決め工程と、前記第一
回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削する
第一の切削工程と、前記溝部のうち切り欠き部に臨む他
方の端面に、第二の回転工具を対峙させるとともに、パ
ワーローラの軸線に対して第二回転工具の軸線を第2の
角度に設定する第二の位置決め工程と、前記第二回転工
具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削する第二の
切削工程とを含む。
【0013】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、溝部のうち
切り欠き部に臨む端面に回転工具を対峙させてから、回
転工具を軸線方向へ直線的に駆動して所定の位置まで切
削することで、エンドレスワイヤと係合する溝部端面の
加工を行うようにしたため、この端面とエンドレスワイ
ヤ大径部の直角度を容易に確保することが可能となっ
て、生産性と加工精度を両立することができる。
【0014】また、第2の発明は、回転工具の計2回の
切削によって、エンドレスワイヤを巻き掛ける溝部の端
面同士がなす角を、確実に切削位置に応じた所定の角度
とすることができ、切り欠き部へエンドレスワイヤの大
径部を正確に組み付けることが可能となって精度を確保
するとともに、切削に際しては、回転工具の軸線とパワ
ーローラの軸線を第1の角度に設定した後は、所定の位
置まで切削すればよく、また、トラニオンまたは回転工
具の相対位置の変更は第1及び第2の角度の間で行えば
よいので、予め設定した第1及び第2の角度に応じて容
易かつ迅速にワークのセットを行うことができ、また、
回転工具の運動は軸線に沿った直線運動であるため、マ
シニングセンタ等の設定を容易にでき、型成形後のトラ
ニオンを迅速かつ高精度で機械加工することが可能とな
って、精度の確保と生産性の確保を両立させることがで
きる。
【0015】また、第3の発明は、エンドレスワイヤを
巻き掛ける溝部の端面がなす角は、、パワーローラの軸
線に対して第1または第2の角度に設定され、位置決め
をパワーローラの軸回りで行うことで切削加工を容易に
でき、高精度で切り欠き部を成形してエンドレスワイヤ
の大径部を正確に組み付けることが可能となる。
【0016】また、第4の発明は、2つの回転工具の各
1回の切削によって、エンドレスワイヤを巻き掛ける溝
部の端面同士がなす角を、確実に切削位置に応じた所定
の角度とすることができ、切り欠き部へエンドレスワイ
ヤの大径部を正確に組み付けることが可能となって精度
を確保するとともに、切削に際しては、第1及び第2回
転工具を軸線方向へ直線的に駆動するだけでよいため、
マシニングセンタ等の設定を容易にでき、型成形後のト
ラニオンを迅速かつ高精度で機械加工することが可能と
なって、精度の確保と生産性の確保を両立することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0018】図1は、対向配置されたトラニオンのうち
の一方を示し、前記従来例と同様に、オフセット部3c
に図示しないエンドレスワイヤを巻き掛けて、対向配置
されたトラニオン3と傾転角を同期させるものである。
【0019】図1〜図3に示すように、トラニオン3
は、前記従来例と同様に、ほぼ「コ」の字状に屈曲形成
されたオフセット部3cの上下に回転軸部3a、3bが
鍛造などの型成形によって一体的に形成され、この回転
軸部3a、3bの軸線3z方向に変位することで、ピボ
ットシャフト2(パワーローラの軸)を介して軸支され
たパワーローラ1が、入出力ディスクの間で傾転するこ
とにより変速比を無段階に変更する。
【0020】オフセット部3cには、偏心したピボット
シャフト2の基端を揺動可能に支持する貫通孔34が形
成され、ラジアルベアリング19を介してパワーローラ
1を軸支するピボットシャフト2の端部は、基端の軸線
Cまわりに揺動可能に支持される。
【0021】そして、オフセット部3cの内周には、外
輪18及びボールベアリング16がパワーローラ1との
間に介装されてスラスト力を支持する。
【0022】また、オフセット部3cの下部に設けた回
転軸部3bの内周には、図示しないアクチュエータと結
合するためのロッド6が嵌合し、ロッド6とトラニオン
3は、オフセット部3cに設けたピン穴33へ図示しな
いピンを圧入することで、結合される。
【0023】ここで、エンドレスワイヤ(図示せず)を
巻き掛けて、傾転角(軸線3zまわりの回動角)を同期
させる傾転同期機構は、図2、図3のようにオフセット
部3cの下部に形成された、一対のワイヤ溝30、30
と、これらワイヤ溝30の間に形成されて、エンドレス
ワイヤの大径部と係合する切り欠き部37から構成され
る。
【0024】上記ワイヤ溝30、30及び切り欠き部3
7は、トラニオン3の成形時に、鍛造によってオフセッ
ト部3cと一体的に形成されたもので、鍛造後では、図
4に示すように、トラニオン3の軸線3zを中心とし
て、ピボットシャフト2の軸線Cと切り欠き部37に面
したワイヤ溝30の端面31’、31’がなす角βは、
45°未満の所定値に設定され、後述する機械加工を行
った後には、ピボットシャフト2の軸線と、図5に示す
ように、機械加工後のワイヤ溝30の端面31、31が
なす角は、45°に設定されて、軸線3zを中心とする
切り欠き部37の角度は、鍛造後の2βから90°に拡
大され、端面31、31の延長線が、トラニオン3の軸
線3zで直交するように形成される。
【0025】次に、機械加工の一例について、図4を参
照しながら詳述する。
【0026】図4は、回転工具90としてエンドミルを
用いた場合を示し、まず、図中右側の端面31に回転工
具90の先端を対峙させるとともに、回転工具90の軸
線とピボットシャフト2の軸線Cがなす角を45°(第
1の角度)に設定する(第一位置決め工程)。
【0027】そして、回転工具90を軸線方向に前進さ
せながら駆動して端面31’の切削を開始し、回転工具
90の先端が、トラニオン3の軸線3zからピボットシ
ャフト2の軸線Cに対して45°の角度で延長した線L
1に達した位置で切削を終了する(第一切削工程)。
【0028】次に、トラニオン3を図中反時計まわりに
90°回転させて、回転工具90の軸線とピボットシャ
フト2の軸線Cがなす角を−45°(第2の角度)に設
定する(第二位置決め工程)。そして、上記と同様に、
図中左側の端面31’から軸線3zより延長した線L2
まで回転工具90の前進のみによって切削を行う(第二
位置決め工程、第二切削工程)。
【0029】したがって、回転工具90の計2回の切削
によって、図5に示すように、ワイヤ溝30、30の端
面31、31がなす角は確実に90°となって、切削に
際しては、回転工具90の軸線とピボットシャフト2の
軸線Cを45°に設定した後は、軸線3zから延長した
線Lまで切削すればよく、また、トラニオン3または回
転工具90の相対位置の変更は90°であるため、切削
位置の割り出しに用いる数値が45°と90°となって
容易かつ迅速にワークのセットを行うことができ、ま
た、回転工具90の運動は軸線に沿った直線運動である
ため、図示しないマシニングセンタ等の設定を容易にで
き、鍛造後のトラニオン3を容易かつ高精度で機械加工
することが可能となって、トロイダル型無段変速機へ組
み付ける際には、切り欠き部37へエンドレスワイヤの
大径部を正確に組み付けることができ、精度の確保と生
産性の確保を両立することができる。
【0030】鍛造時に成形した端面31’と軸線Cがな
す角β(βは、例えば、39°)と、機械加工後の角度
(45°)の差が、削り代32となり、機械加工時には
回転工具90の外径を適宜選択することにより、図3に
示す端面31、31のように工具の逃げを大きく設定で
き、エンドレスワイヤの装着時には、大径部を削り代3
2に引っかけることなく正確かつ迅速に端面31、31
の間へ装着することができ、生産性を向上させながら高
精度で切り欠き部37とワイヤ溝30の加工を行うこと
ができるのである。
【0031】また、上記削り代32を、小さく設定する
ことにより、機械加工(切削)時間の増大を防いで、生
産性をさらに向上させることができる。
【0032】また、同種の回転工具90を2つ用意可能
な場合には、トラニオン3を回転させることなく、各端
面31’、31’をそれぞれ切削してもよく、この場
合、機械加工時間を短縮してさらに生産性を向上させる
ことが可能となる。
【0033】なお、上記実施形態において、ピボットシ
ャフト2の軸線Cに対して端面31、31がなす角α
が、同一の45°となる場合について述べたが、これに
限定されることはなく、端面31、31と軸線Cがなす
角を30°と50°など、異なる角度に設定してもよ
く、この場合、位置決めの際の第1の角度及び第2の角
度を、軸線Cに対してそれぞれ30°、50°等に設定
すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトラニオンの断面
図。
【図2】同じくトラニオンの正面図。
【図3】同じくトラニオンの側面図。
【図4】同じくトラニオンの底面図で、切削加工中の様
子を示す底面図である。
【図5】同じくトラニオンの底面図で、切削加工後の様
子を示す底面図である。
【符号の説明】
2 ピボットシャフト 3 トラニオン 3a、3b 回転軸部 3c オフセット部 37 切り欠き部 30 ワイヤ溝 32 削り代 31 端面 90 回転工具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーローラを回転自在に支持しながら、
    軸まわり及び軸方向へ変位可能なトラニオンと、 対向配置されたトラニオンを回動方向で連結して各パワ
    ーローラの傾転角を一致させる同期手段が、前記トラニ
    オンの軸まわりに形成された溝部と、溝部の間に形成さ
    れた切り欠き部と、前記溝部に巻き掛けられるエンドレ
    スワイヤと、このエンドレスワイヤに形成されるととも
    に、前記切り欠き部に係合する大径部から構成され、 前記溝部及び切り欠き部を鍛造時に円弧状に形成する型
    成形工程と、 前記溝部のうち切り欠き部に臨む端面に回転工具を対峙
    させてから、回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置
    まで切削する切削工程とを含むことを特徴とするトラニ
    オンの製造方法。
  2. 【請求項2】パワーローラを回転自在に支持しながら、
    軸まわり及び軸方向へ変位可能なトラニオンと、 対向配置されたトラニオンを回動方向で連結して各パワ
    ーローラの傾転角を一致させる同期手段が、前記トラニ
    オンの軸まわりに形成された溝部と、溝部の間に形成さ
    れた切り欠き部と、前記溝部に巻き掛けられるエンドレ
    スワイヤと、このエンドレスワイヤに形成されるととも
    に、前記切り欠き部に係合する大径部から構成され、 前記溝部及び切り欠き部を鍛造時に円弧状に形成する型
    成形工程と、 前記溝部のうち切り欠き部に臨む一方の端面に、回転工
    具を対峙させるとともに、パワーローラの軸線に対して
    回転工具の軸線を第1の角度に設定する第一の位置決め
    工程と、 前記回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削
    する第一の切削工程と、 回転工具の軸線とトラニオンの相対位置関係を、トラニ
    オンの軸まわりに所定の角度だけ回転させる工程と、 回転工具を他方の溝部の端面に対峙させるとともに、パ
    ワーローラの軸線に対して回転工具の軸線を第2の角度
    に設定する第二の位置決め工程と、 前記回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで切削
    する第二の切削工程とを含むことを特徴とするトラニオ
    ンの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第一及び第二の切削工程は、回転工具
    の端面が、パワーローラの軸線に対して第1または第2
    の角度でトラニオンの軸線から延長した線上に達したと
    き、切削を終了することを特徴とする請求項2に記載の
    トラニオンの製造方法。
  4. 【請求項4】パワーローラを回転自在に支持しながら、
    軸まわり及び軸方向へ変位可能なトラニオンと、 対向配置されたトラニオンを回動方向で連結して各パワ
    ーローラの傾転角を一致させる同期手段が、前記トラニ
    オンの軸まわりに形成された溝部と、溝部の間に形成さ
    れた切り欠き部と、前記溝部に巻き掛けられるエンドレ
    スワイヤと、このエンドレスワイヤに形成されるととも
    に、前記切り欠き部に係合する大径部から構成され、 前記溝部及び切り欠き部を鍛造時に円弧状に形成する型
    成形工程と、 前記溝部のうち切り欠き部に臨む一方の端面に、第一の
    回転工具を対峙させるとともに、パワーローラの軸線に
    対して第一回転工具の軸線を第1の角度に設定する第一
    の位置決め工程と、 前記第一回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで
    切削する第一の切削工程と、 前記溝部のうち切り欠き部に臨む他方の端面に、第二の
    回転工具を対峙させるとともに、パワーローラの軸線に
    対して第二回転工具の軸線を第2の角度に設定する第二
    の位置決め工程と、 前記第二回転工具を軸線方向へ駆動して所定の位置まで
    切削する第二の切削工程とを含むことを特徴とするトラ
    ニオンの製造方法。
JP22707398A 1998-08-11 1998-08-11 トラニオンの製造方法 Expired - Lifetime JP3463568B2 (ja)

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US09/371,790 US6224508B1 (en) 1998-08-11 1999-08-10 Trunnion of a toroidal continuously variable transmission and manufacturing process thereof

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