JP3462729B2 - 永久染毛剤組成物 - Google Patents

永久染毛剤組成物

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JP3462729B2 JP22552597A JP22552597A JP3462729B2 JP 3462729 B2 JP3462729 B2 JP 3462729B2 JP 22552597 A JP22552597 A JP 22552597A JP 22552597 A JP22552597 A JP 22552597A JP 3462729 B2 JP3462729 B2 JP 3462729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高められた染色効
果と改善された操作性を有する人の毛髪を染色するため
の永久又は半永久染毛剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】染毛剤組成物を一般に次の2つのカテゴ
リーに分類することは知られている。その1つは、酸化
剤と反応して選択された処方に応じて所望の毛髪の色を
顕色する、酸化染料前駆体を含む永久染毛剤組成物であ
り、もう1つは、染毛効果を発現するために酸化剤を追
加することを全く必要としない直接染料を含有する半永
久染毛剤組成物である。半永久染毛剤組成物による染毛
効果は、永久染毛剤組成物によるものよりも明らかに持
続性が悪い。
【0003】直接染料をベースとした染毛剤組成物は、
通常は染毛シャンプー、染毛ローション又はカラーセッ
ティングローションとして適用され、時にはエアロゾル
フォームとしても使用される。特に植物染料をベースと
する染毛剤組成物等の場合には、粉末製品の使用が提案
されているが、それらは毛髪に適用する前に水と混合さ
れる。通常は顕色剤及びカップリング剤を含む、酸化染
料前駆体をベースとする染毛剤組成物は、ゲル、エマル
ジョン又は分散液として使用され、毛髪に適用する直前
に、酸性溶液、分散液、エマルジョン又はゲル状の酸化
剤、特に過酸化水素、と混合して使用され、所望の色調
が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】染毛剤組成物の分野で
は多種類の製品があるにもかかわらず、光沢があり、強
く且つ持続性のある色と、もし可能ならさらにコンディ
ショニング効果を毛髪に付与することのできる改善され
た製剤が、相変わらず求められている。本発明は、この
ような性状を有する染毛剤組成物を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、1種以上の酸化染料前駆体を含有する
永久染毛剤組成物において、 (a)カミツレ抽出物を含む1種以上の植物抽出物、 (b)1種以上の天然油、 (c)1種以上の蛋白質加水分解物、及び (d)1種以上のシリコーン誘導体 を組み合わせて含有させることによって、染毛剤組成物
を構成する。このような構成を有する本発明の染毛剤組
成物を使用することにより、高い光沢のある優れた色と
ともに、毛髪の量感とスタイルの持続性が改善されたき
わめて良好な櫛通り性を毛髪に付与することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、植物抽出物は、通常
即時使用可能な組成物全体(酸化剤を除く)を基準とし
て計算し、抽出物中の固体含有量として0.005〜
2.5重量%、好ましくは0.01〜1重量%、特に好
ましくは0.025〜0.5重量%の割合で使用され
る。組成物が使用前に水と混合される直接作用粉末染料
である場合には、含有量は粉末自身を基準として計算さ
れ、したがって一般に多くなる。
【0007】本発明で使用される植物抽出物は、好まし
くは葉、果実、花、根、樹皮又は樹幹等の植物成分のア
ルコール性、水性アルコール性及び水性(例えば、水蒸
気により調製されたもの)調製物である。本発明では、
植物抽出物としてカミツレ抽出物を含む植物抽出物使用
することを特徴とする。カミツレ抽出物は、単独で又は
他の植物抽出物と組み合わせて使用することができる。
カミツレ抽出物と組み合わせて使用可能な植物抽出物と
しては、例えばアロエ、うさぎぎく、かのこそう、ヒヨ
ス、かばの木、いらくさ、エキナシア(echinac
ea)、西洋きづた、りんどう、しだ、松葉、えにし
だ、オート麦、アメリカまんさく、にわとこ、ホップ、
ふきたんぽぽ、くりの実、クローバー、ライムの花、す
ずらん、メリッサ(melissa)、やどりぎ、とけ
いそう、ラタニア、マリゴールド、まんねんろう、西洋
とちのき、紅花サンザシ、サルビア、とくさ、西洋のこ
ぎりそう、さくらそう、おどりこそう、たちじゃこそ
う、ぶどうの葉、サンザシ等から得られたものが挙げら
れる。市場から得られる使用可能な製品としては、例え
ば種々の「Extrapones」、「Sedapla
nt」及び「Hexaplant」等が挙げられる。使
用可能な抽出物とその製剤は、「ハガース薬剤実用ハン
ドブック」第4版にも記載されている。
【0008】天然油としては、植物油が特に好ましく、
本発明の組成物中には、即時使用可能な組成物全体(酸
化剤を除く)を基準として計算して、約0.01〜5重
量%、特に0.05〜2.5重量%の割合で使用され
る。好ましい天然油の例としては、アボカド油、ココや
し油、やし油、ピーナッツ油、鯨油、ごま油、ひまわり
油、アーモンド油、桃核油、小麦麦芽油、クインスラン
ドナット油、さくらそう油、ホホバ油、ひまし油等や、
オリーブ油又は大豆油、ラノリン及びその誘導体等、さ
らにはパラフィン油やワセリン等の鉱油等が挙げられ
る。特に好ましい植物油は、アボカド油である。
【0009】本発明の組成物で、組合せの第3の必須成
分(c)として用いられる1種以上の蛋白質加水分解物
は、全組成物を基準として計算して0.05〜5重量
%、特に好ましくは0.1〜2.5重量%、さらに好ま
しくは0.25〜1.5重量%の割合で使用される。こ
の目的に特に有用なものとしては、高含有量のヒドロキ
シプロリン基を有する糖蛋白質から得られるような植物
蛋白質加水分解物が挙げられる。これらは好ましくは植
物細胞壁の加水分解によって得られるので、特にセリン
を含有する。同様に有用なものとしては、大豆蛋白質、
小麦蛋白質、トウモロコシ蛋白質、ピーナッツ蛋白質か
ら得られた植物蛋白質加水分解物、ならびにエンドウ、
米、ライ麦、じゃがいも、豆、カシューナッツ、クル
ミ、ピーナッツ及びアーモンド蛋白質の加水分解物等が
挙げられる。(ヨーロッパ特許出願第186025号参
照)
【0010】これらの植物蛋白質加水分解物の分子量
は、通常は約500〜100,000、好ましくは約8
00〜50,000、特に好ましくは約1,000〜3
0,000、最も好ましくは約1,000〜5,000
の範囲にある。これらは通常の工程により、酵素又は酸
加水分解により調製される。しかしながら、原則として
他の蛋白質加水分解物やポリペプチド、例えば「Nut
rilan」タイプのコラーゲン加水分解物、もしくは
エラスチン加水分解物もまた本発明の染毛剤組成物に使
用することができる。
【0011】酸化染料前駆体中で好適に用いられる顕色
剤は、主に良く知られたフェニレンジアミン及びその誘
導体であり、例えば1,4−ジアミノベンゼン及び2,
5−ジアミノトルエン、4−アミノフェノール、1−ヒ
ドロキシエチル−2,5−ジアミノベンゼン(ヨーロッ
パ特許出願第7,537号及びヨーロッパ特許第40
0,330号参照)、テトラアミノピリミジン、トリア
ミノヒドロキシピリミジン、特に2,5,6−トリアミ
ノ−4−ヒドロキシピリミジン(ヨーロッパ特許出願第
467,026号参照)、5−アミノ−サリチル酸(ヨ
ーロッパ特許出願第345,728号参照)、及び2−
(2’ヒドロキシエチル−)アミノ−5−アミノトルエ
ン(ヨーロッパ特許出願第615,743号参照)等が
挙げられる。
【0012】所望の色調に応じて、一般に全ての公知で
承認されたカップリング剤を本発明の染毛剤組成物に使
用することができる。好適なカップリング剤としては、
例えばレゾルシン、2−メチルレゾルシン、4−クロロ
レゾルシン、2−アミノフェノール、4−(N−メチ
ル)アミノフェノール、3−アミノフェノール、3−
N,N−ジメチルアミノフェノール、4−アミノ−3−
メチルフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノー
ル、6−アミノ−3−メチルフェノール、3−アミノ−
2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ
−3−ヒドロキシピリジン、4−アミノジフェニルアミ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2−ジメチ
ルアミノ−5−アミノピリジン、2,6−ジアミノピリ
ジン、1,3−ジアミノベンゼン、1−アミノ−3−
(2’−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、1−アミ
ノ−3−〔ビス(2’−ヒドロキシエチル)アミノ〕ベ
ンゼン、1,3−ジアミノトルエン、α−ナフトール、
1,4−ジアミノ−2−クロロベンゼン、4,6−ジク
ロロレゾルシン、4−ヒドロキシ−1,2−メチレンジ
オキシベンゼン、1,5−ジヒドロキシナフタリン、
1,7−ジヒドロキシナフタリン、2,7−ジヒドロキ
シナフタリン、1−ヒドロキシナフタリン、4−ヒドロ
キシ−1,2−メチレンジオキシベンゼン、2,4−ジ
アミノ−3−クロロフェノール、及び/又は1−メトキ
シ−2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチルアミ
ノ)ベンゼン等が挙げられる。
【0013】顕色剤の含有量は、通常は全組成物を基準
として、そして顕色剤が塩の場合には遊離の塩基として
計算して、約0.05〜5重量%、好ましくは約0.1
〜3重量%、特に好ましくは約0.25〜2重量%であ
る。顕色剤のカップリング剤に対するモル比は、通常は
約1:1〜約2.5:1である。もちろん、特別な色調
を得るために、異なるカップリング剤の混合物を使用す
ることができ、特に好ましい混合物としては、レゾルシ
ン又は2−メチルレゾルシンと2−アミノフェノール及
び/又は3−アミノフェノールとの混合物、レゾルシン
又は2−メチルレゾルシンと1−メトキシ−2−アミノ
−4−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼンとの
混合物、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジンと5−ア
ミノ−2−メチルフェノール及び/又は1−メトキシ−
2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)ベ
ンゼンとの混合物、又は1,3−ジアミノベンゼンと
1,4−ジアミノ−2−クロロベンゼンとの混合物等が
挙げられる。
【0014】ある種の色調を得るために必要な場合に
は、直接染料を添加することもでき、例えば良く知られ
たアリアノール(Arianor)染料又は2−アミノ
−4,6−ジニトロフェノール、2−アミノ−6−クロ
ロ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−4−ニトロフ
ェノール等のニトロ染料、さらにはヘンナ等の良く知ら
れた植物染料を低含有量で、すなわち約0.05〜1重
量%加えることができる。最終製品中の染料混合物の全
含有量は、好ましくは染毛剤組成物の約0.2〜6.0
重量%、特に好ましくは約0.5〜4重量%である。
【0015】本発明の染毛剤組成物を調製するには、酸
化染料前駆体、すなわち顕色剤及びカップリング剤の混
合物ならびに選択的に使用する直接染料は、適当な化粧
品担体中に混合される。好ましい形態としては、エマル
ジョンすなわちクリーム又はゲルが挙げれる。この形態
の組成物及び該組成物における他の成分としては、特に
界面活性剤、安定化剤、増粘剤等が挙げられる。このよ
うな先行技術は、例えば、ケー・シュレイダー(K.S
chrader)著の学術論文「化粧品の基礎と処方
(Grudlagen und Rezepturen
der Kosmetika)」1.cの796頁〜
815頁、等の学術論文に記載されている。これらの文
献は、参照として本明細書中に含まれるものである。
【0016】使用する直前に、本発明の組成物は等量の
過酸化物組成物、例えば6%過酸化水素溶液と混合さ
れ、人の毛髪に適用され約15〜30分間処理した後
に、水で濯がれ、通常のシャンプーで洗い落とされる。
この過酸化水素組成物は、他の過酸化物製剤、例えば過
ホウ酸塩、過酸化尿素、過酸化メラミン等によって置き
換えることができる。しかしながら、これらの組成物
は、使用するまでは水分を遮断して貯蔵する必要があ
り、使用量及び処理方法が複雑である。
【0017】本発明の組成物が直接作用染毛剤をベース
とするものである場合には、基本的にこの目的で認可さ
れている全ての直接染料を使用することができる。この
点については、ドイツ化粧品規則「Verordnun
g uber kosmetische Mittel
(Kosmetik−Verordnung)」最新
版、付録3を参照。
【0018】本発明で好ましい染料はカチオン性(塩基
性)染料であり、その安定性と色吸収性は本発明にした
がってガラクトマンナン誘導体を添加することによっ
て、特に改善される。特に好ましい塩基性(カチオン
性)染料としては、ベーシックブルー6,C.I.N
o.51,175;ベーシックブルー7,C.I.N
o.42,595;ベーシックブルー9,C.I.N
o.52,015;ベーシックブルー26,C.I.N
o.44,045;ベーシックブルー41,C.I.N
o.11,154;ベーシックブルー99,C.I.N
o.56,059;ベーシックブラウン4,C.I.N
o.21,010;ベーシックブラウン16,C.I.
No.12,250;ベーシックブラウン17,C.
I.No.12,251;ベーシックグリーン1,C.
I.No.42,040;ベーシックレッド2,C.
I.No.52,240;ベーシックレッド22,C.
I.No.11,055;ベーシックレッド76,C.
I.No.12,245;ベーシックバイオレット1,
C.I.No.42,535;ベーシックバイオレット
3,C.I.No.42,555;ベーシックバイオレ
ット10,C.I.No.45,170;ベーシックバ
イオレット14,C.I.No.42,510;ベーシ
ックイエロー57,C.I.No.12,719等が挙
げられる。
【0019】選択的に使用される酸性(アニオン性)染
料としては、アシッドブラック1,C.I.No.2
0,470;アシッドブルー9,C.I.No.42,
090;アシッドブルー74,C.I.No.73,0
15;アシッドレッド18,C.I.No.16,25
5;アシッドレッド27,C.I.No.16,18
5;アシッドレッド87,C.I.No.45,38
0;アシッドレッド92,C.I.No.45,41
0;アシッドバイオレット43,C.I.No.60,
730;アシッドイエロー1,C.I.No.10,3
16;アシッドイエロー23,C.I.No.19,1
40;アシッドイエロー3,C.I.No.47,00
5;D&CブラウンNo.1,C.I.No.20,1
70;D&CグリーンNo.5,C.I.No.61,
570;D&CオレンジNo.4,C.I.No.1
5,510;D&CオレンジNo.10,C.I.N
o.45,425:1;D&CオレンジNo.11,
C.I.No.45,425;D&CレッドNo.2
1,C.I.No.45,380:2;D&CレッドN
o.27,C.I.No.45,410:1;D&Cレ
ッドNo.33,C.I.No.17,200;D&C
イエローNo.7,C.I.No.45,350:1;
D&CイエローNo.8,C.I.No.45,35
0;FD&CレッドNo.4,C.I.No.14,7
00;FD&CイエローNo.6,C.I.No.1
5,985等が挙げられる。
【0020】植物染料もまた、単独又は合成染料と組み
合わせて使用することができ、例えばヘンナ(赤又は
黒)、アルカンナの根、ラッカイン酸(スチックラッ
ク)、ログウッド粉末、アカネの根粉末、ダイオウの根
粉末等が挙げられる。本発明の組成物中の直接染料の含
有量は、使用の形態や所望の毛髪の色調に応じて変化す
るが、即時使用可能な組成物の約0.01〜2.5重量
%、好ましくは約0.05〜1.0重量%とすることが
できる。
【0021】本発明の永久又は半永久染毛剤組成物は、
好ましくは1種以上の合成又は天然ヘアコンディショニ
ングポリマーを、好ましくは全組成物の約0.05〜5
重量%、特に好ましくは0.1〜2.5重量%含有する
ことができる。原則としてあらゆる種類のポリマー、す
なわち非イオン性、アニオン性、両性及びカチオン性の
ポリマーを使用することができるが、本発明の目的には
カチオン性ポリマーが好ましい。
【0022】本発明の組成物は、さらに追加的に使用す
る界面活性剤としてよく知られたものを、好ましくは即
時使用製品の約0.5〜6重量%の量で含有することが
できる。好ましい界面活性剤としては、N−ラウロイル
サルコシネート及びグルタメート等の長鎖N−アシルア
ミノカルボン酸及びその塩のようなアニオン性界面活性
剤、ベタイン例えばココアミドプロピルベタインのよう
な両性界面活性剤、さらに例えばC12〜C18−アル
キルポリグリコールエーテル及びエチレンオキサイド/
プロピレンオキサイドコーポリ縮合物等の非イオン性及
びカチオン性界面活性剤、そして例えばジステアリル−
又はジラウリルジメチルアンモニウムクロライド等の長
鎖第4級アンモニウム化合物が挙げられる。
【0023】本発明の染毛剤組成物は、通常これらの製
剤に使用される全ての添加剤を含むことができる。その
種類及び性状は、使用形態に応じて選択されるが、例え
ば脂肪、脂肪アルコール、乳化剤、pH調整剤、蛋白質
加水分解物、可溶化剤、防腐剤、香料等が挙げられる。
本発明の他の好ましい形態としては、ジメチコン、シク
ロメチコン又は例えばジメチコンコーポリオールのよう
なシリコーンコーポリオール等のシリコーン誘導体を1
種以上、全組成物を基準として好ましくは約0.1〜
2.5重量%、特に好ましくは0.25〜1.5重量%
添加することができる。
【0024】半永久染毛剤組成物が粉末状である場合に
は、使用前に約1:5〜1:30、好ましくは1:10
〜1:20の割合で水と混合した後に、混合物を一様に
毛髪に適用し、約20〜30分間処理した後にシャンプ
ーして除去する。
【0025】
【実施例】次に実施例により本発明の組成物が従来の製
品よりも優れていることを説明するが、これらの実施例
は本発明を限定するものではない。以下の実施例におい
て、各成分の含有量は全て重量%により表示する。
【0026】
【0027】常法により調製した上記処方の半永久染毛
ローション組成物を毛髪に適用し、20分間処理した後
に濯ぎ乾燥すると、毛髪は強い光沢のあるダークブラウ
ン色に染色された。上記組成物から、本発明の組成物で
必須の3種の組合せ成分(a)、(b)、(c)のうち
いずれか1成分を除いたものを使用して染色した毛髪
は、色調、光沢ともに弱いものであった。また、3、4
回シャンプーした後には、色の深さは極端に減少した。
これに対して、本発明の組成物で染色した場合には、
7、8回洗髪した後にも毛髪の色は殆ど変化しなかっ
た。
【0028】
【0029】常法により調製した上記処方の半永久染毛
ローション組成物を使用して実施例1と同様に毛髪を処
理したところ、強い、永続性があり、光沢のある銅マホ
ガニー色に染色された。この組成物から、小麦蛋白質加
水分解物又はアボカド油又は植物抽出物を除いたものを
使用して染色した毛髪は、明らかに色の強さと持続性が
劣っていた。
【0030】
【0031】上記処方の前駆体混合物を6%過酸化水素
溶液と1:1の割合で混合して毛髪に適用し、20分間
処理した後に水で濯ぎ乾燥した。毛髪は銅赤色に染色さ
れた。上記組成物からアボガド油又はカミツレ抽出物を
除いたものを使用して染色した毛髪は、色の強さと持続
性が劣っていた。
【0032】
【発明の効果】本発明では、1種以上の直接作用染毛剤
及び/又は酸化染料前駆体を含有する永久又は半永久染
毛剤組成物において、(a)1種以上の植物抽出物、
(b)1種以上の天然油、及び(c)1種以上の蛋白質
加水分解物を組み合わせて使用することにより、高い光
沢のある優れた色とともに、毛髪の量感とスタイルの持
続性が改善されたきわめて良好な櫛通り性を毛髪に付与
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュディガー ヴィルツ ドイツ連邦共和国 D−64280 ダルム シュタット ツェルニンシュトラーセ 10−18 ゴールドウエル ゲー・エム・ ベー・ハー内 (56)参考文献 特開 平9−165324(JP,A) 特開 平10−53721(JP,A) 特開 平9−30937(JP,A) 特開 昭59−157011(JP,A) 特開 平9−100224(JP,A) 特開 平11−29452(JP,A) 特開 平9−20627(JP,A) 特開 平8−283130(JP,A) 特開 平6−172146(JP,A) 特開 平4−208214(JP,A) 特開 平8−301739(JP,A) 特開 平9−175962(JP,A) COSMETIC RESEARCH USA NEWS, NOVENBE R/DECEMBER (1994),p. 11 フレグランスジャーナル,Vol. 23,No.1,p.135,1995 フレグランスジャーナル,Vol. 19,No.6,pp.79−85,1991 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種以上の酸化染料前駆体を含有する永
    久染毛剤組成物において、 (a)カミツレ抽出物を含む1種以上の植物抽出物、 (b)1種以上の天然油、 (c)1種以上の蛋白質加水分解物、及び (d)1種以上のシリコーン誘導体 を組み合わせて含有
    することを特徴とする永久染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 全組成物を基準として計算し、抽出物中
    の固体含有量として0.005〜2.5重量%のカミツ
    レ抽出物を含む1種以上の植物抽出物を含有することを
    特徴とする請求項1に記載の永久染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 全組成物を基準として計算し、抽出物中
    の固体含有量として0.01〜1重量%のカミツレ抽出
    物を含む1種以上の植物抽出物を含有することを特徴と
    する請求項2に記載の永久染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 全組成物を基準として計算して0.01
    〜5重量%の1種以上の天然油を含有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の永久染毛剤組
    成物。
  5. 【請求項5】 1種以上の植物油を含有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の永久染毛剤
    組成物。
  6. 【請求項6】 アボカド油を含有することを特徴とする
    請求項4又は5に記載の永久染毛剤組成物。
  7. 【請求項7】 全組成物を基準として計算して0.05
    〜5重量%の1種以上の蛋白質加水分解物を含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    染毛剤組成物。
  8. 【請求項8】 全組成物を基準として計算して0.1〜
    2.5重量%の1種以上の蛋白質加水分解物を含有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の永久染毛剤組成物。
  9. 【請求項9】 植物蛋白質加水分解物を含有することを
    特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の永久
    毛剤組成物。
JP22552597A 1997-08-08 1997-08-08 永久染毛剤組成物 Expired - Lifetime JP3462729B2 (ja)

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