JP2002226341A - 染毛剤組成物及び該組成物を用いた染毛方法 - Google Patents

染毛剤組成物及び該組成物を用いた染毛方法

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JP2002226341A
JP2002226341A JP2001029037A JP2001029037A JP2002226341A JP 2002226341 A JP2002226341 A JP 2002226341A JP 2001029037 A JP2001029037 A JP 2001029037A JP 2001029037 A JP2001029037 A JP 2001029037A JP 2002226341 A JP2002226341 A JP 2002226341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な染毛力が得られ、毛髪強度を増加さ
せ、毛髪の感触及び艶を良好にすることができる染毛剤
組成物及び染毛方法を提供する。 【解決手段】 (a)ヘナから得られた粉末及び(b)
水溶性高分子を含有する粉末状又は顆粒状の第1剤と、
酸を含有する第2剤とからなることを特徴とする染毛剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天然染料を主剤とした染
毛剤組成物並びにこの染毛剤組成物を用いた染毛方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】天然染料を用いた染毛は古くから知られ
ており、ヘナやカミツレ等が使用されていた。しかし、
近年では、合成染料、特にp−フェニレンジアミン等の
酸化染料が、染毛力に優れ、色調が多彩であることから
好んで使用されるようになり、天然染料を用いる染毛剤
は殆ど使用されなくなってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘアスタイル
の多様化により、頭髪は染毛剤、ブリーチ剤、パーマネ
ントウェーブ用剤、ヘアストレートナー等によって処理
される機会が多くなり、それに伴い毛髪が損傷を受けや
すくなるという問題があった。
【0004】そこで、毛髪に負担をかけない天然染料を
用いた染毛剤が見直されるようになってきたが、その染
毛力については充分満足できるものは得られていなかっ
た。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明者は上記実情を鑑
み鋭意研究を重ねた結果、ヘナから得られた粉末及び水
溶性粉末高分子を含有する粉末状又は顆粒状の第1剤
と、酸を含有する第2剤とからなる染毛剤組成物によ
り、良好な染毛力が得られ、毛髪強度を増加させ、毛髪
の感触及び艶を良好にすることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(a)ヘナから得ら
れた粉末及び(b)水溶性高分子を含有する粉末状又は
顆粒状の第1剤と、酸を含有する第2剤とからなること
を特徴とする染毛剤組成物を提供するものである。以
下、本発明について更に詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(a)の
ヘナは、指甲花(シコウカ)とも呼ばれるミソハギ科の
灌木で、エジプト、インド、イランその他の熱帯地方に
産するもので、Lawsonia inermis、Lawsonia alba La
m.、Lawsonia Spinosa等の学名で知られる。本発明で
は、ヘナの葉や幹を乾燥後粉砕して粉末にしたものを用
いる。ヘナから得られる粉末には、主にLawsone(2−
ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン)が含まれる。
【0008】本発明で用いられる成分(b)の水溶性粉
末高分子としては、天然系高分子、半合成系高分子、合
成系高分子、無機物系高分子等が挙げられる。
【0009】天然系高分子の具体例としては、アラビア
ガム、カラギーナン、ガラクタン、グアーガム、クイン
スシードガム、ローカストビーンガム、トラガカントガ
ム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、
デキストラン、カードラン、サクシノグルカン、ゼラチ
ン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、タマリンドガ
ム、褐藻エキス等が挙げられる。
【0010】半合成系高分子の具体例としては、メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド、ヒドロキシエチ
ルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリド等のセルロース系高分子;カルボキシメチル
デンプン、メチルデンプン、可溶性デンプン等のデンプ
ン系高分子;アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリ
コールエステル等のアルギン酸系高分子;カチオン化グ
アーガム等のグアーガム系高分子等が挙げられる。
【0011】合成系高分子の具体例としては、カルボキ
シビニルポリマー、ポリアクリル酸アミド、アクリル酸
・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、4級化ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ナトリ
ウム等のビニル系高分子;ポリエチレンオキシド;エチ
レンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体;
ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸
共重合体のカチオン化物;ジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロリド・アクリル酸共重合体等の第4級アンモニ
ウム塩重合物誘導体等が挙げられる。
【0012】無機物系高分子の具体例としては、ベント
ナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸、合成ケイ酸ナトリ
ウム・マグネシウム等が挙げられる。
【0013】これらの中でも、トラガカントガム、キサ
ンタンガム、褐藻エキス、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース・ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム
クロリド、アルギン酸塩、カチオン化グアーガム、ジメ
チルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマーが好
ましい。
【0014】本発明においては、これらの中から1種又
は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合
量は第1剤中に0.01〜20重量%、好ましくは0.
1〜15重量%である。0.01重量%より少ないと、
第1剤と第2剤との混合性が悪いため毛髪に塗布しにく
く、20重量%を超えると粘度が高すぎるため毛髪に塗
布しにくいばかりか、染毛力も低下する。
【0015】本発明で用いられる酸としては、有機酸及
び無機酸が挙げられる。有機酸としては、クエン酸、グ
リコール酸、コハク酸、サリチル酸、酒石酸、乳酸、酢
酸、リンゴ酸、レブリン酸、プロピオン酸、フマル酸、
マレイン酸、吉草酸、酪酸、シュウ酸、マンデル酸等が
挙げられ、無機酸としては、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸
等が挙げられる。本発明においては、これらの中から選
ばれる1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。これらの中でも、レブリン酸及び/又はリン酸を
用いることが好ましい。また、これらの酸とその酸の塩
を組み合わせて緩衝作用をもたせることもできる。
【0016】また、本発明の染毛剤組成物の第1剤に、
酸化染料及び直接染料から選ばれる1種以上を配合する
ことにより、様々な色調を得ることができる。
【0017】酸化染料は、通常、主要中間体とカプラー
とに分けられる。主要中間体としては、フェニレンジア
ミン類、アミノフェノール類、ジアミノピリジン類等お
よびそれらの塩類の1種又は2種以上が挙げられる。塩
類としては塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が挙げられる。こ
れらの中でもp−フェニレンジアミン、トルエン−2,
5−ジアミン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)
−p−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシエチ
ル)−N−エチル−p−フェニレンジアミン、2−(β
−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン及びそ
れらの塩類が、効果の点から好ましい。さらに好ましく
は、トルエン−2,5−ジアミン、N,N−ビス(β−
ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−β
−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン及びそれ
らの塩類である。その配合量は第1剤中に0.01〜1
5重量%であり、0.01重量%よりも少ないと十分な
染毛効果が得られず、15重量%を超えても、その効果
は変わらず経済的ではない。さらには0.1重量%〜1
0重量%が好ましく、0.1重量%以上配合することに
より、より優れた染毛効果が得られる。一方、10重量
%を超えた場合は染毛効果の上昇は少なくなる。
【0018】カプラーとしては、レゾルシン、ピロガロ
ール、カテコール、m−アミノフェノール、m−フェニ
レンジアミン、o−アミノフェノール、2,4−ジアミ
ノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トル
エン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミ
ン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミ
ノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−ア
ミノ−o−クレゾール、ジフェニルアミン、p−メチル
アミノフェノール、フロログルシン、2,4−ジアミノ
フェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子
酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍
子、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシ
エチル)アミノベンゼン、5−(2−ヒドロキシエチル
アミノ)−2−メチルフェノール等およびそれらの塩を
配合することができる。この配合量は第1剤中に0.0
1〜10重量%であり、0.01重量%よりも少ないと
十分な染色性が得られず、10重量%を超えても、その
効果は変わらず経済的ではない。さらには、0.1重量
%〜5重量%が好ましく、0.1重量%以上配合するこ
とにより、より優れた染色性が得られる。一方、5重量
%を超えた場合は染色性の上昇は少なくなる。その他、
「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行,薬事日
報社)に収載されたものも適宜、用いることができる。
【0019】直接染料としては、ニトロ染料、アゾ染
料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キサンテ
ン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ
染料等が挙げられる。具体的には、ニトロ−p−フェニ
レンジアミン、p−ニトロ−o−フェニレンジアミン、
p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、2−アミノ−4
−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノー
ル、ピクラミン酸、N1,N4,N4−トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)−2−ニトロ−p−フェニレンジアミ
ン、4−〔(2−ニトロフェニル)アミノ〕フェノー
ル、N1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−p
−フェニレンジアミン、2,2'−〔(4−アミノ−3
−ニトロフェニル)イミノ〕ビスエタノール、N−(2
−ヒドロキシエチル)−2−ニトロアニリン、2−
〔〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−ニトロフェ
ニル〕アミノ〕エタノール、N1−(2−ヒドロキシエ
チル)−4−ニトロ−o−フェニレンジアミン及びそれ
らの塩、1,4−ジアミノアントラキノン、「医薬品等
に使用することができるタール色素を定める省令」(昭
和41年告示、厚生省)により定められた染料(以下、
法定色素と略す)、すなわち法定色素赤色2号、赤色3
号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105
号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色218
号、赤色225号、赤色227号、赤色230号の
(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色2
32号、赤色401号、赤色501号、赤色502号、
赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色50
6号、だいだい色201号、だいだい色205号、だい
だい色207号、だいだい色402号、だいだい色40
3号、黄色4号、黄色5号、黄色201号、黄色202
号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄
色204号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄
色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407
号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202
号、青色203号、青色205号、青色403号、緑色
3号、緑色201号、緑色202号、緑色205号、緑
色401号、緑色402号Aかっ色201号、紫色20
1号、紫色401号及び黒色401号、さらには、Inte
rnational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handb
ook Eighth Edition(米国CTFA発行)に収載されて
いる、Basic Blue 3、Basic Blue 7、BasicBlue 9、Bas
ic Blue 26、Basic Blue 47、Basic Blue 99、Basic Br
own 4、Basic Brown 16、Basic Brown 17、Basic Green
1、Basic Green 4、Basic Orange 1、Basic Orange
2、Basic Red 1、Basic Red 2、Basic Red 22、Basic R
ed 46、Basic Red 76、Basic Red 118、Basic Violet
1、Basic Violet 3、Basic Violet 4、Basic Violet 1
0、Basic Violet 11: 1、Basic Violet 14、Basic Viol
et16、Basic Yellow 28、Basic Yellow 57、Direct Bla
ck 51、Direct Red 23、Direct Red 80、Direct Red 8
1、Direct Violet 48、Direct Yellow 12、DisperseBla
ck 9、Disperse Blue 1、Disperse Blue 3、Disperse B
lue 7、Disperse Brown 1、Disperse Orange 3、Disper
se Red 11、Disperse Red 15、Disperse Red17、Disper
se Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Violet 1
5、HC Blue No.2、HC Blue No.4、HC Blue No.5、HC Bl
ue No.6、HC Blue No.7、HC Blue No.8、HC Blue No.
9、HC Blue No.10、HC Blue No.11、HC Blue No.12、HC
Blue No.13、HC Blue No.14、HC Brown No.1、HC Brow
n No.2、HC Green No.1、HC Orange No.1、HC Orange N
o.2、HC Orange No.3、HC Orange No.5、HC Red No.1、
HCRed No.3、HC Red No.7、HC Red No.8、HC Red No.
9、HC Red No.10、HC Red No.11、HC Red No.13、HC Re
d No.14、HC Violet No.1、HC Violet No.2、HC Yellow
No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.5、HC Yellow N
o.6、HC Yellow No.7、HC Yellow No.8、HC Yellow No.
9、HC Yellow No.10、HC Yellow No.11、HC Yellow No.
12、HC Yellow No.13、HC Yellow No.14、HC Yellow N
o.15、SolventBlack 3、Solvent Black 5、Solvent Blu
e 35、Solvent Yellow 172等が挙げられる。その配合量
は第1剤中に0.01〜10重量%であり、好ましくは
0.1〜5重量%である。
【0020】また、本発明の染毛剤組成物の第1剤に、
ハッカ、カミツレ及びラベンダーから得られた粉末のう
ち少なくとも1種を配合することにより、ヘナ特有の臭
いを抑えることができる。
【0021】本発明の染毛剤組成物の第1剤は粉末状又
は顆粒状である。顆粒状とする場合は、粉末原料を混合
した後、油分を噴霧する。油分としては常温で流動性を
有する液状のものが好ましい。具体例としてはα−オレ
フィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソ
パラフィン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スク
ワラン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、シリコ
ーンオイル等が挙げられる。
【0022】さらに、第1剤には、界面活性剤、ポリペ
プタイド、金属封鎖剤等を、本発明の効果を妨げない範
囲において適宜配合することができる。界面活性剤とし
ては、高級アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸石
鹸、高級アルキルスルホン酸塩、高級アルキル燐酸エス
テル等が挙げられる。ポリペプタイドは、コラーゲン、
ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、
大豆蛋白、カゼイン等の蛋白質を、酸、アルカリ及び酵
素などにより加水分解した加水分解物や、更に、4級化
したカチオン変性蛋白質も挙げられる。また、金属封鎖
剤としては、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト
酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム等が挙げられる。その
他、固体状の任意成分として、帯電防止剤、毛髪柔軟
剤、酸化防止剤、防腐剤、賦形剤、色素、香料等を適宜
配合することができる。
【0023】また、第2剤に芳香族アルコールを配合す
ることにより、更に染毛力を向上させることができる。
芳香族アルコールの具体例としては、ベンジルアルコー
ル、フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピルアル
コール、桂皮アルコール、アニスメトキシアルコール、
p−メチルベンジルアルコール、α−ジメチルフェネチ
ルアルコール、α−フェニルエタノール、フェノキシエ
タノール、ベンジルオキシエタノール等が挙げられる
が、効果の発現性からみてベンジルアルコールが好まし
く使用される。その配合量は、第2剤中の0.5〜20
重量%が好ましく、より好ましくは1〜10重量%であ
る。配合量が0.5重量%未満では、毛髪を着色するの
に十分な効果が得られず、20重量%を超えるとべたつ
きや芳香族アルコール特有のにおいが生じ、使用に耐え
難い。
【0024】また、本発明の染毛剤組成物の第2剤に
は、必要に応じて、カチオン化ポリマー、アニオン性ポ
リマー、非イオン性ポリマー、両性ポリマー、カチオン
性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面
活性剤、両性界面活性剤、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル類、炭化水素及び溶剤を配合することがで
きる。
【0025】カチオン化ポリマーとしては、ポリマー鎖
に結合してアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又は
少なくともジメチルジアリルアンモニウムハライドを構
成単位として含む水溶液のものであり、例えばカチオン
化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グア
ーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩・アクリル
アミド共重合物及び4級化ポリビニルピロリドン誘導体
などが挙げられる。カチオン化セルロース誘導体の市販
品としては、ライオン(株)のレオガードG,GP、ユ
ニオンカーバイド社のポリマーJR−125,JR−4
00,JR−30M,LR−400,LR−30M等が
挙げられる。その他のカチオン化セルロース誘導体とし
てはヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアン
モニウムクロリドが挙げられ、市販品としてはナショナ
ルスターチアンドケミカル社のセルコートH−100,
L−200等が挙げられる。カチオン化グアーガム誘導
体としては、例えば、特公昭58−35640号、特公
昭60−46158号及び、特開昭58−53996号
公報に記載され、RHONE-POULENC社のジャガーC−13
S,同−14S,同−17,同−210,同−162,
HI−CARE1000として市販されている。カチオ
ン性のジアリル4級アンモニウム塩・アクリルアミド共
重合物としては、市販品としては、カルゴン社のマーコ
ート100,550等が挙げられる。4級化ポリビニル
ピロリドン誘導体としては、分子量1万〜200万のも
のが好ましく、市販品としては、アイエスピー・ジャパ
ン(株)のガフコート734,755,755N等が挙
げられる。
【0026】アニオン性ポリマーとしては、アクリル酸
・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アク
リル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体
カリウム塩液、アクリル酸アルキルエステル・メタクリ
ル酸アルキルエステル・ジアセトンアクリルアミド・メ
タクリル酸共重合体液、アクリル酸・メタクリル酸アル
キル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、カ
ルボキシビニルポリマー、アクリル酸ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オク
チルアミドの共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合
体、酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン酸ビニル共重
合体、酢酸ビニル・クロトン酸・プロピオン酸ビニル共
重合体、メチルビニルエーテル・マレイン酸モノブチル
エステル共重合体等が挙げられる。
【0027】非イオン性ポリマーとしては、天然系、半
合成系および合成系のものが挙げられる。天然系非イオ
ン性ポリマーとしては、セルロース、グアーガム、寒
天、デンプン、加水分解デンプン及びデキストリン等が
挙げられる。また、半合成系非イオン性ポリマーとして
は、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチル
デキストランおよびカルボキシメチルキチン等が挙げら
れる。さらに、合成系非イオン性ポリマーとしては、ポ
リアクリル酸エチル、ポリアクリル酸アミド、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンヘ
キシレングリコールエーテル、ポリオキシプロピレンブ
チルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリオキシプロ
ピレングリコール、ジメチルポリシロキサン、フェニル
メチルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサ
ン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリオキシエチレンモ
ノステアレート及びポリオキシエチレンジステアレート
等が挙げられる。
【0028】両性ポリマーとしては、例えば、N−メタ
クリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウムα−N
−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチル共重
合体(市販名;ユカフォーマーAM−75;三菱化学社
製)、アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブ
チルアミノエチル・アクリル酸オクチルアミド共重合体
(市販名;アンフォマー28−4910;ナショナルス
ターチ社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・ア
クリル酸共重合体(市販名;マーコート280,29
5;カルゴン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウ
ム・アクリルアミド・アクリル酸のターポリマー(市販
名;マーコートプラス3330,3331;カルゴン社
製)、アクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリル
アミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体(市販
名;マーコート2001;カルゴン社製)等が挙げられ
る。
【0029】カチオン性界面活性剤としては、第4級ア
ンモニウム塩が挙げられ、具体例としては、塩化アルキ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルア
ンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化
セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ジア
ルキルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルア
ンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、
塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリスチル
ジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチ
ルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸ア
ミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等が挙げられ
る。
【0030】アニオン性界面活性剤としては、次のもの
が挙げられる。 1.硫酸エステル塩 1−1)アルキル硫酸エステル塩 ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノール
アミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリ
ウム、ステアリル硫酸ナトリウムなど 1−2)アルキル及びアルキルアリルエーテル硫酸エス
テル塩 ポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)ラウリル
エーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸
トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸ア
ンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム、
POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、P
OEアルキルエーテル硫酸ジエタノールアミン、POE
アルキルエーテル硫酸アンモニウムなど 1−3)高級脂肪酸エステル塩の硫酸エステル塩 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウムなど 1−4)高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル
塩 1−5)硫酸化油硫酸化ヒマシ油など 2.リン酸エステル塩 POEラウリルエーテルリン酸、POEオレイルエーテ
ルリン酸、POEセチルエーテルリン酸、POEステア
リルエーテルリン酸、POEアルキルエーテルリン酸、
POEアルキルフェニルエーテルリン酸、及びその塩
(ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩)など 3.スルホン酸塩 3−1)α−オレフィンスルホン酸塩 3−2)高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩 3−3)高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩 ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメ
チルタウリンナトリウムなど 3−4)アルキルベンゼンスルホン酸塩 ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなど 3−5)スルホコハク酸塩 スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、PO
Eスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク
酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリ
ウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二
ナトリウムなど 4.カルボン酸塩 4−1)高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物 ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシルサル
コシン塩、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウ
ム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウ
ム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムな
どN−アシルグルタミン酸塩 4−2)脂肪酸石鹸 オレイン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸
などのナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミ
ン塩あるいはアンモニウム塩
【0031】非イオン界面活性剤としては、次のものが
挙げられる。 1.POEアルキルエーテル POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、P
OEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、PO
Eラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテ
ル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステア
リルエーテルなど 2.POEアルキルアリルエーテル POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニ
ルエーテルなど 3.POEソルビタン脂肪酸エステル モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸P
OEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、
モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸PO
Eソルビタンなど 4.POEグリセリルモノ脂肪酸エステル モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸
POEグリセリンなど 5.POEソルビトール脂肪酸エステル テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン
酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビッ
ト、POEソルビットミツロウなど 6.ヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体 POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油など 7.POE脂肪酸エステル モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリ
ン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチ
レングリコールなど 8.高級脂肪酸グリセリンエステル 親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリ
ン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリ
ンなど 9.ソルビタン脂肪酸エステル モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタ
ン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソル
ビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸
ソルビタンなど 10.ラノリン誘導体 POEラノリン、POEラノリンアルコール、POEソ
ルビトールラノリンなど 11.アルキロールアミド ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミドなど 12.POE脂肪酸アミド POEステアリン酸アミドなど 13.ショ糖脂肪酸エステル 14.アルキルアミンオキシド ジメチルラウリルアミンオキシドなど
【0032】両性界面活性剤としては、グリシン型両性
界面活性剤、アミノプロピオン酸型両性界面活性剤、ア
ミノ酢酸型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面
活性剤等が挙げられる。例えば、2−アルキル−N−カ
ルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウ
ムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ウ
ンデシルカルボキシメトキシエチルカルボキシメチルイ
ミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシルヒドロ
キシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウン
デシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチル
イミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチ
ルグリシン液、ステアリルジヒドロキシエチルベタイ
ン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリ
ルジメチルベタインナトリウム液、ビス(ステアリル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、
ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油
アルキル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボ
キシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシ
ド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−
N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウムヒ
ドロキシド、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムジナト
リウムラウリル硫酸、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油
脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸−N−カ
ルボキシメトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダ
ゾリニウムベタインナトリウム、ラウリルアミノプロピ
オン酸トリエタノールアミン、β−ラウリルアミノプロ
ピオン酸ナトリウム、ラウリルN−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナト
リウムドデカノイルサルコシン、ラウリルジアミノエチ
ルグリシンナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタ
イン液、ラウリルスルホベタイン、ラウリルヒドロキシ
スルホベタイン等が挙げられる。
【0033】高級脂肪酸としては、例えば、オレイン
酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、イソス
テアリン酸、ベヘニン酸、アラキン酸、アラキドン酸、
リノレイン酸、リノール酸などが挙げられる。
【0034】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、
オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−オ
クチルドデカノール、2−デシルテトラデカノールなど
が挙げられ、これらを1種又は2種以上配合することが
できる。
【0035】エステル類としては、例えば、ミリスチン
酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オク
チルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン
酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデ
シル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、
12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−
エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリス
リトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−ア
ルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウン
デカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリ
メチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロ
ールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタン
エリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリ
ン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セ
チル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパ
ルミテート等が挙げられる。
【0036】炭化水素としては、例えば、パラフィン、
流動パラフィン、軽質流動パラフィン、軽質流動イソパ
ラフィン、重質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワ
ラン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、オゾ
ケライト、プリスタン等が挙げられる。
【0037】溶剤としては、エタノール、イソプロパノ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコー
ル、へキシレングリコール、エチルカルビトール、グリ
セリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等が挙げられる。
【0038】本発明の染毛剤組成物中には、上記成分の
他に、通常化粧品分野で用いられる他の任意成分を本発
明の効果を妨げない範囲で加えることができる。このよ
うな任意成分としては、コラーゲン、ケラチン、エラス
チン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼイ
ン、ゼラチン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等により
加水分解した加水分解物、及びこれらを4級化したカチ
オン変性蛋白質等のポリペプタイド;ピロリドンカルボ
ン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソルビトール、ヒア
ルロン酸等の保湿剤;ヒマシ油、カカオ脂、ミンク油、
アボカド油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オリーブ
油等の油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウ
バロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;ポリエーテル変
性シリコーン、アルキル変性シリコーン等のシリコーン
誘導体;N−メチルピロリドン、N−エチルピロリド
ン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等
の染色助剤;パラベン等の防腐剤;EDTA−Na等の
キレート剤;フェナセチン、8−オキシキノリン等の安
定化剤;アスコルビン酸、チオグリコール酸、亜硫酸塩
等の酸化防止剤;液化石油ガス、ジメチルエーテル、窒
素、炭酸ガス等の噴射剤;その他、植物抽出物、生薬抽
出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤等
が挙げられる。
【0039】本発明の染毛剤組成物の第2剤の剤型とし
ては、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト
状、泡状等とすることができる。これらの中でも、毛髪
への付着性という点から、液状、クリーム状又はゲル状
であることが好ましい。特に好ましいのはクリーム状で
ある。
【0040】本発明の染毛剤組成物の使用方法として
は、まず、染毛前に第1剤と第2剤を混合する。この
時、第1剤と第2剤の混合比は、染毛力と塗布性の点か
ら、重量比で第1剤:第2剤=1:5〜1:15である
ことが好ましい。混合物を毛髪に塗布した後、室温〜4
0℃で、5〜40分間放置する。この放置時間中に、毛
髪に水分を補給することにより、さらに良好な染毛力を
得ることができる。この水分の補給方法としては、水を
噴霧する方法や、水蒸気を含むガスを毛髪に接触させる
方法などが挙げられる。
【0041】次に、本発明の実施例について説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0042】
【実施例】表1及び2に示す組成の実施例1〜12及び
比較例1〜3の染毛剤組成物を常法により調製した。こ
れらを用いて、染毛力、毛髪強度及び毛髪の風合いにつ
いて比較評価した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】<染毛力>実施例1〜12及び比較例1〜
3の染毛剤組成物の第1剤と第2剤を重量比1:5の割
合で混合した。得られた混合物を山羊毛束(白色)にそ
れぞれ塗布し、30℃で30分間放置した。次いで、水
洗、シャンプーした後、乾燥した。また、実施例1の組
成物を上記と同様に塗布した後、放置時間中に水を噴霧
したものを実施例13とし、実施例1の第1剤と第2剤
を1:2及び1:20の重量比で混合したものをそれぞ
れ実施例14及び15として染毛試験を行った。得られ
た染色毛束について、染毛力を下記の基準により目視に
て評価した。 ◎:均一且つ濃く染まり白色が目立たない ○:均一に染まり白色が目立たない △:染まりがやや不均一で、白色がやや目立つ ×:染まりが不均一で白色が目立つ
【0046】<毛髪強度>上記の染色毛束について、引
張試験機(テンシロンUTM−II;東洋ボールドウィン
社製)を用いて降伏応力値を測定し、未処理の毛束の降
伏応力値を100として相対値を算出し、毛髪強度とし
た。
【0047】<風合い>上記の染色毛束の感触及び艶に
ついて、専門のパネラーにより下記の基準にて官能評価
を行った。 ◎:非常に良い ○:良い △:やや悪い ×:悪い 以上の結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果より、本発明の染毛剤組成物に
よれば、良好な染毛力が得られ、毛髪強度を増加させ、
毛髪の感触及び艶を良好にできることがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、良好な染毛力が得ら
れ、毛髪強度を増加させ、毛髪の感触及び艶を良好にす
ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB271 AB272 AB412 AC022 AC072 AC151 AC182 AC301 AC302 AC352 AC552 AC792 AC852 AD272 AD352 BB21 BB36 BB42 CC36 DD31 EE26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ヘナから得られた粉末及び(b)
    水溶性粉末高分子を含有する粉末状又は顆粒状の第1剤
    と、酸を含有する第2剤とからなることを特徴とする染
    毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 酸がレブリン酸及び/又はリン酸である
    ことを特徴とする請求項1記載の染毛剤組成物。
  3. 【請求項3】 第2剤が芳香族アルコールを含有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 【請求項4】 第2剤がクリーム状であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項記載の染毛剤組成物。
  5. 【請求項5】 第1剤が、酸化染料及び直接染料から選
    ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項記載の染毛剤組成物。
  6. 【請求項6】 第1剤が、ハッカ、カミツレ及びラベン
    ダーから得られた粉末のうち少なくとも1種を含有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の染
    毛剤組成物。
  7. 【請求項7】 使用時に第1剤と第2剤を混合するタイ
    プの染毛剤であって、第1剤と第2剤との混合比が1:
    5〜1:15であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の染毛剤組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の染毛
    剤組成物を用いる染毛方法において、該染毛剤組成物を
    塗布した毛髪に、水分を補給することを特徴とする染毛
    方法。
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