JP3462649B2 - 固形製剤充填装置 - Google Patents

固形製剤充填装置

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JP3462649B2
JP3462649B2 JP32217895A JP32217895A JP3462649B2 JP 3462649 B2 JP3462649 B2 JP 3462649B2 JP 32217895 A JP32217895 A JP 32217895A JP 32217895 A JP32217895 A JP 32217895A JP 3462649 B2 JP3462649 B2 JP 3462649B2
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    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/04Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills
    • B65D83/0409Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills the dispensing means being adapted for delivering one article, or a single dose, upon each actuation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病院などにおいて、
処方箋により指定された数量の固形製剤(以下、固形製
剤とは錠剤、カプセル剤、丸剤、トローチ剤などの固形
化された全ての製剤を云うものとする。)を容器(瓶、
袋など)に充填する固形製剤充填装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より病院や調剤薬局においては、例
えば実公昭57−7660号公報(B65D83/0
4)に示される如き錠剤包装機(錠剤給送機)を用い
て、医師により処方された錠剤を患者に提供している。
即ち、処方箋に記載された数量の錠剤(固形製剤)を排
出ドラムなどによってタブレットケースから一個ずつ排
出し、その後はホッパーやコンベアなどにより集めて包
装紙にて袋状に包装するものであった。
【0003】この場合、排出ドラムの側面には上下に複
数の溝が形成されており、これら各溝にタブレットケー
ス内の錠剤、カプセル剤、丸剤、トローチ剤などの固形
化された製剤である固形製剤を上下一列で入り込ませる
ことによって整列させる。そして、この状態で排出ドラ
ムを回転させることにより、出口に合致した溝から固形
製剤を一個ずつ落下させるものであった。
【0004】また、出口から落下する固形製剤の数はセ
ンサーによって計数し、前記処方箋にて指定された数量
にて排出ドラムを停止させることによって、所定数量の
固形製剤を容器内に充填するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は前記固形製剤の出口が常時開放されている構造であっ
たため、排出ドラムの慣性力による排出過多が発生する
場合がある。特に、充填時間を短縮するために排出ドラ
ムの回転速度を上げるとこの危険性は著しく増大する。
【0006】また、出口から常時外気がタブレットケー
ス内に侵入するため、固形製剤が吸湿して変質したり、
崩壊してしまう問題もあった。更に、固形製剤の補充或
いは清掃などのためにタブレットケースを着脱する際、
開口されたままの出口から固形製剤が落ちてしまうなど
の問題も生じていた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、精度良く固形製剤を排出
でき、且つ、湿気による変質や、タブレットケース着脱
時などの固形製剤の落下を未然に防止することができる
固形製剤充填装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の固形製
剤充填装置は、固形製剤を収納するタブレットケース
と、回転に伴いタブレットケース内の固形製剤を出口か
ら落下させて排出する排出手段とを備えたものであっ
て、前記出口を開閉すると共に、常には前記出口を閉塞
する遮蔽手段と、常にはこの遮蔽手段と離間しており、
排出手段の回転に伴う遠心力にて遮蔽手段に当接し、前
記出口を開放する駆動手段とを設けたものである。
【0009】請求項2の発明の固形製剤充填装置は、
形製剤を収納するタブレットケースと、回転に伴いタブ
レットケース内の固形製剤を出口から落下させて排出す
る排出ドラムとを備えたものであって、排出ドラムの側
面に上下に渡って形成され、内部にタブレットケース内
の固形製剤が入り込むと共に、前記出口に合致した状態
で内部の固形製剤を落下させる複数の溝と、これら溝の
下側に位置し、回転して前記出口を開閉する遮蔽板と、
前記出口を閉じる方向に常時遮蔽板を付勢する第1のバ
ネと、排出ドラム内において回動自在に設けられ、遮蔽
板に離接自在に当接する遠心腕と、遮蔽板から離間する
方向に常時遠心腕を付勢する第2のバネとを備えてお
り、遠心腕は、常には第2のバネにより遮蔽板から離間
し、遮蔽板は第1のバネにより前記出口を閉塞すると共
に、排出ドラムの回転に伴う遠心力にて遠心腕は第2の
バネに抗して回転して遮蔽板に当接し、この遠心腕の当
接によって遮蔽板は第1のバネに抗して回転し、前記出
口を開放するものである。
【0010】請求項3の発明の固形製剤充填装置は、
記において遮蔽板を導電材料にて構成し、且つ、接地し
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の固形製剤充填装置1の
正面図、図2は固形製剤充填装置1のトップテーブル2
を開放した状態の斜視図、図3は固形製剤充填装置1の
縦断側面図、図4は固形製剤充填装置1の平断面図、図
5は固形製剤充填装置1の内部構成を説明する図であ
る。
【0012】本発明の固形製剤充填装置1は、病院や調
剤薬局などに設置されるものであり、矩形状の外装ケー
ス3内上部にはタブレットケース収納部3Aが構成され
ている。このタブレットケース収納部3Aは上方に開放
されており、トップテーブル2により開閉自在に閉塞さ
れている。また、外装ケース3の前面には断面円弧状の
充填部3Bが突出形成されており、この充填部3Bの前
面両側には断面円弧状の透明ガラス(アクリル樹脂板な
どでも良い)4、4が取り付けられ、これら透明ガラス
4、4間に、充填部3B内に連通した挿入口6が構成さ
れている。
【0013】前記タブレットケース収納部3A内には、
複数のタブレットケース7・・・が納出自在に配列収納
されており、このタブレットケース7・・・内には固形
製剤5(例えば、所定の長さの円筒形状で両端が半球状
のカプセル剤など)が種類毎に収納されている。そし
て、各タブレットケース7・・・の下部にはそれぞれ排
出カウント装置8・・・が対応して設けられる。
【0014】この排出カウント装置8は図8乃至図10
に示す如く、タブレットケース7側に設けられた排出手
段としての排出ドラム9と、ブラシ部材14と、本体
(外装ケース3)側に設けられて排出ドラム9を回転駆
動するためのドラム回転モータ10(図9では省略。図
11に記載。)、フォトセンサ13などから構成されて
いる。前記排出ドラム9はタブレットケース7内下部に
内蔵されており、その側面には上下に複数の溝11・・
・が形成され、各溝11・・・内に前記錠剤、カプセル
剤、丸剤、トローチ剤などの固形化された製剤である固
形製剤5が上下一列で入り込む(この場合の実施例では
2個)構成とされている。そして、排出ドラム9の側面
周囲(溝11以外の部分)には、下端より所定の間隔
(略固形製剤一個分の寸法)を存して、所定深さの仕切
溝11Aが形成されている。
【0015】また、排出ドラム9は下方に開放した内部
中空形状を呈しており、その内面中央の上端からは下方
に延在する図示しない嵌合部が設けられると共に、この
排出ドラム9の下方に対応して前記ドラム回転モータ1
0が設けられる。このドラム回転モータ10の上面から
は図示しない嵌合軸(回転軸)が突出しており、この嵌
合軸は前記排出ドラム9の嵌合部に嵌合自在に構成され
ている。そして、タブレットケース7をセットする際、
ドラム回転モータ10の嵌合軸に排出ドラム9の嵌合部
が嵌合する。
【0016】タブレットケース7の底面には溝11の回
転範囲に位置して出口7Aが開口形成されており、この
出口7Aに対応して本体側には後述するターンテーブル
16上に開放した通路12が構成されている。そして、
ドラム回転モータ10の回転により排出ドラム9が回転
すると、出口7A(後述する遮蔽板53により開放され
ているものとする)に合致した溝11内の固形製剤5
が、出口7Aから通路12内に落下する構造とされてい
る(図5に黒墨矢印で示す)。
【0017】また、タブレットケース7の底面上には遮
蔽手段としての遮蔽板51が設けられている。この遮蔽
板51は略ドーナッツ形状の基部52と、この基部52
の外縁一部から外方に突出した遮蔽部53と、基部52
の上面から上方の排出ドラム9内に向けて起立した断面
円弧状の摩擦壁54(実施例では一個であるが、対向す
る位置などに複数個設ければ信頼性が増す。)と、前記
基部52に形成された円弧状の切欠溝56とから成り、
前記排出ドラム9の下側に同心状に、且つ、回転可能に
配置されている。前記遮蔽部53は前記出口7Aを閉塞
できる面積を有して出口7Aの上側に位置している。そ
して、排出ドラム9の前記嵌合部或いはドラム回転モー
タ10の前記嵌合軸は基部52の中心を通過することに
なる。
【0018】一方、タブレットケース7の底面からはピ
ン57が起立形成されており、このピン57は遮蔽板5
1の基部52の切欠溝56内に係合されている。これに
よって、遮蔽板51は切欠溝56の範囲内で回転可能と
なる。そして、このピン57と切欠溝56の遮蔽部53
側の端部間には第1のバネ(引っ張りバネ)58が取り
付けられており、このバネ58の付勢力によって遮蔽板
51は遮蔽部53により、常時出口7Aを閉塞する位置
に保持される(図8)。
【0019】また、このバネ58の付勢力(引っ張り)
に抗して遮蔽板51が図8中矢印の方向に回転される
と、遮蔽部53は出口7Aを開放する。
【0020】他方、排出ドラム9内には駆動手段として
の遠心腕61が取り付けられている。この遠心腕61
は、前記摩擦壁54の内面形状に合致した外面円弧形状
を呈しており、その一端の回転軸62において排出ドラ
ム9内面の一端部に回動自在に設けられ、摩擦壁54の
内側に位置している(尚、図9は図8の状態から排出ド
ラム9が90度回転した状態を示している)。
【0021】遠心腕61の他端には重り63が取り付け
られており、この重り63と排出ドラム9の側壁内面間
には第2のバネ(圧縮バネ)64が取り付けられてい
る。このバネ64は常時遠心腕61が摩擦壁54から間
隔aを存して離間するように付勢(伸張)しており、こ
の付勢力に抗して圧縮された場合には、遠心腕61の外
面は摩擦壁54の内面に所定の摩擦力を有して当接す
る。
【0022】出口7A上方のタブレットケース7側面に
前記ブラシ部材14は取り付けられている。このブラシ
部材14は、仕切溝11A内に突出して溝11を上下に
仕切り、溝11内に一列に入り込んだ最下部の固形製剤
5とその上の固形製剤5との間に介在するように位置す
る。それによって、溝11内の固形製剤5を安定して一
個ずつ出口7Aから落下させる。尚、フォトセンサ13
は出口7Aから落下する固形製剤5を検出する位置に取
り付けられる。
【0023】出口7A以外の部分タブレットケース7の
底面上には、溝11の回転範囲に位置して環状の導電板
66(出口7A部分は削除)が取り付けられている。こ
の導電板66は前記遮蔽板51の下側に位置しており、
前記溝11内に入り込んだ最下部の固形製剤5が接触す
る。そして、導電板66はタブレットケース7のセット
時に、導通板67を介して外装ケース3に固定された導
電板68に接触され、接地される。
【0024】このようなタブレットケース7及び排出カ
ウント装置8の下側の本体(外装ケース3)内にはター
ンテーブル16が設けられている。このターンテーブル
16は円盤状を呈しており、前記全タブレットケース7
(及び排出カウント装置8)・・・の下方に対応する面
積を有している。ターンテーブル16の中心部には円錐
状に盛り上がった***部16Aが形成されており、更に
この***部16Aから半径方向に延在する仕切羽17、
17が突設されている(図5)。このターンテーブル1
6は***部16A下方に設けられたターンテーブルモー
タ18により、所定の角速度で図中矢印方向に回転駆動
される。
【0025】このターンテーブル16の周囲には環状の
ガイド21が起立して設けられ、このガイド21の前端
部には排出口22が切欠形成されている。係る排出口2
2は、ターンテーブル16上とガイド21外とを連通し
ており、この排出口22は外側に回動するシャッタ23
により開閉自在に閉塞される。尚、このシャッタ23は
ソレノイドプランジャなどの後述するシャッタ開閉手段
24により開閉駆動される。また、ガイド21を含むタ
ーンテーブル16の上下寸法は実施例では10cm程で
ある。
【0026】これらターンテーブル16及びガイド21
の前端部下側には固形製剤5を一時保留するホルダ装置
31が設けられている。このホルダ装置31は図6及び
図7に示す如く、上端の円形基板32と、この基板32
から外側斜め下方(実施例では60度)に向けて突出降
下する複数(実施例では12本)のホルダ33・・・と
を備えている。各ホルダ33の上端は基板32に位置し
た入口33Aにて開放しており、下端は取出口33Bに
て開放している。
【0027】そして、各ホルダ33・・・は、基板32
の中心から放射状に延在すると共に、各入口33A・・
・及び取出口33B・・・は、基板32とその中心を同
一とした仮想円上にそれぞれ配列されている。更に、各
ホルダ33・・・には各取出口33B・・・を開閉自在
に閉塞する蓋36がそれぞれ取り付けられており(図5
及び図6では一個のみ示す)、この蓋36は図示しない
バネなどにより常に取出口33Bを閉じている。そし
て、各蓋36・・・にはホルダ33の外に引き出された
ハンドル37が取り付けられており、このハンドル37
により蓋36は回動されて取出口33Bを開放する。
【0028】このホルダ装置31の基板32の中心から
は回転軸38が下方に突出して形成されており、この回
転軸38にはホルダモータ39が取り付けられ、このホ
ルダモータ39によってホルダ装置31は回転駆動され
る。更に、このホルダ装置31には各ホルダ33・・・
の位置を検出するための後述するホルダ位置検出センサ
41が設けられている。
【0029】また、前記外装ケース3の充填部3B内に
は、挿入口6の近傍に位置してバーコードリーダ42が
設けられており、また、充填部3Bの天面にはテンキー
から成るキースイッチ43と、処方データの内容やアラ
ームなどの調剤状況を表示する表示装置47が配設され
ている。
【0030】次に、図11は本発明の固形製剤充填装置
1の制御装置44のブロック図を示している。制御装置
44は汎用マイクロコンピュータ45から構成されてお
り、このマイクロコンピュータ45には図示しない外部
のパーソナルコンピュータなどとの間でデータの送受信
を行う送受信手段46が接続されると共に、入力端子に
は前記排出カウント装置8のフォトセンサ13、ホルダ
装置31のホルダ位置検出センサ41、バーコードリー
ダ42及びキースイッチ43が接続されている。
【0031】また、マイクロコンピュータ45の出力端
子には、前記排出ドラム9を駆動するドラム回転モータ
10、ターンテーブルモータ18、ホルダモータ39、
シャッタ開閉手段24及び表示装置47が接続されてい
る。
【0032】以上の構成で、次に図12〜図14を参照
しながら本発明の固形製剤充填装置1の動作を説明す
る。図13はマイクロコンピュータ45の固形製剤排出
動作のプログラムのフローチャートを、また、図14は
同じくマイクロコンピュータ45の固形製剤充填動作の
プログラムのフローチャートを示している。
【0033】尚、電源投入状態において前記シャッタ2
3はガイド21の排出口22を閉じており、各カウント
値などはリセットされている。また、ターンテーブルモ
ータ18は常時通電され、それによって、ターンテーブ
ル16は常時回転しているものとする。但し、調剤作業
が一定時間休止した場合、ターンテーブル16を一時的
に停止させることも可能である。
【0034】また、排出ドラム9は停止しており、遠心
腕61はバネ64により押されて摩擦壁54から離間
し、遮蔽板51はバネ58により引っ張られ、その遮蔽
部53は出口7Aを閉塞している。従って、通常タブレ
ットケース7内には出口7Aからの外気侵入が無くなる
ため、固形製剤5が吸湿して変質したり、崩壊してしま
う不都合が解消される。更に、固形製剤5の補充或いは
タブレットケース7の清掃などのためにタブレットケー
ス7を着脱しても、出口7Aから固形製剤5が飛び出し
てしまうことも無くなる。
【0035】この状態で、作業者が医師の処方箋に基づ
き、前記パーソナルコンピュータに処方データを入力す
ると、パーソナルコンピュータからは固形製剤充填装置
1にデータ送信要求が成される。固形製剤充填装置1の
マイクロコンピュータ45は送受信手段46により、ス
テップS1で上記パーソナルコンピュータからのデータ
送信要求を受信すると、次に、ステップS2でホルダ装
置31の全ホルダ33・・・に固形製剤5が保留されて
満杯となっているか否か判断し、満杯となっていればス
テップS1に戻って待機する。
【0036】ステップS2でホルダ33・・・が満杯で
なければ、マイクロコンピュータ45はステップS3で
パーソナルコンピュータにデータ待ち受け状態である旨
返信し、それに応じてパーソナルコンピュータから送ら
れてくる処方データを受信して読み込む。そして、ステ
ップS4で上記処方データに基づき、当該処方データに
より指定された種類の固形製剤5を収納するタブレット
ケース7の排出カウント装置8のドラム回転モータ10
を駆動して、排出ドラム9を図8中矢印方向に回転させ
る。
【0037】この排出ドラム9の回転によって遠心腕6
1も共に回転するが、このとき遠心腕61は、遠心力に
よってバネ64の付勢力に抗し、他端の重り63が外方
に移動する方向に回転軸62を中心として回動する。こ
れによって、遠心腕61の外面が摩擦壁54の内面に当
接し、押し付けられるので、このときの摩擦力によって
バネ58の付勢力に抗し、遮蔽板51も排出ドラム9の
回転方向に回転される。この回転によって前述の如く遮
蔽板51の遮蔽部53は出口7Aを開放する(図1
2)。尚、遠心腕61は排出ドラム9の回転中、その何
れかの部位が摩擦壁54に当接し、出口7Aを開放させ
る寸法に設定する。
【0038】また、排出ドラム9の回転により、上述の
如く開放された出口7Aに合致した溝11からは前述の
如く固形製剤5が落下するが、このとき、溝11内にお
いて上下に並んだ固形製剤5、5間にはブラシ部材14
が入り込んで上側の固形製剤5を保持しているので、前
記溝11からはブラシ部材14より下にある最下部の固
形製剤5のみが落下する。従って、排出ドラム9の回転
に伴い、各溝11・・からは一個ずつ固形製剤5が落下
するようになる。
【0039】このように、排出ドラム9の回転により溝
11内から出口7Aを介して落下した固形製剤5は通路
12を経てターンテーブル16に受けとめられるが、落
下する固形製剤5の数は前記フォトセンサ13からの出
力に基づいてマイクロコンピュータ45によりカウント
される。そして、ステップS5にて当該カウントが終了
したか否か判断し、否であればステップS4に戻ってこ
れを繰り返す。そして、フォトセンサ13にて検出され
る固形製剤5の落下数が前記処方データに基づく固形製
剤5の数に一致したら、マイクロコンピュータ45はカ
ウントが終了したものと判断し、ドラム回転モータ10
の通電を停止して、ステップS5からステップS6に進
む。
【0040】ドラム回転モータ10への通電停止によっ
て排出ドラム9は停止するが、排出ドラム9の回転が変
化(遅くなる)して遠心腕61に作用する遠心力が減少
すると、遠心腕61は直ちにバネ64により内側に押さ
れ、摩擦壁54から離間する。それによって、遮蔽板5
1はバネ58により引き戻され、遮蔽部53によって出
口7Aを閉塞する。
【0041】従って、ドラム回転モータ10への通電停
止後、排出ドラム9が慣性によって回転を続けても(実
際には極めて短い期間)、溝11から固形製剤5が排出
されることが阻止され、排出過多の発生が確実に防止さ
れる。従って、排出ドラム9の回転速度を上げ、排出に
要する時間を短縮することができるようになる。
【0042】また、排出ドラム9の回転などによってタ
ブレットケース7内の固形製剤5には静電気が帯電する
が、溝11内に入った固形製剤5は最下部に至った時点
で導電板66に接触するので、固形製剤5に帯電した電
荷は導電板66、導通板67及び68を介して外装ケー
ス3に放電される。
【0043】このようにして、固形製剤5は除電される
のでタブレットケース7や排出ドラム9に固形製剤5が
吸着して排出不良が発生する不都合が回避される。
【0044】一方、ターンテーブル16の上に落下した
固形製剤5は、回転しているターンテーブル16の遠心
力で外側のガイド21方向に移動して行く。このとき、
遠心力の弱いターンテーブル16の中心部には***部1
6Aが形成されているので、この部分に落下した固形製
剤5は***部16Aの傾斜によって外側に移動し、その
後、遠心力でガイド21方向に移動して行く。また、タ
ーンテーブル16には仕切羽17、17が設けられて一
緒に回転しているので、回転するターンテーブル16の
上で静止している固形製剤5も円滑に外側に押し退けら
れていく。このようにしてターンテーブル16上に落下
した固形製剤5はガイド21の内側に集められ、一列に
並んでガイド21に押し付けられるようになる。
【0045】次に、ステップS6でマイクロコンピュー
タ45は空いているホルダ33を選択し、ホルダモータ
39を駆動してホルダ装置31を回転させ、且つ、ホル
ダ位置検出センサ41に基づいて前記ガイド21の排出
口22の下方に当該空のホルダ33を位置せしめる。次
に、マイクロコンピュータ45はステップS7でシャッ
タ開閉手段24によりシャッタ23を図5の如く外側に
回動し、排出口22を所定時間(例えば1秒間)開放し
て閉じる。
【0046】排出口22が開放されると、ガイド21の
内側に一列に並んでいる固形製剤5は遠心力にて次々と
排出口22に集められてそこから流出し、下方に位置し
ているホルダ33の入口33Aからホルダ33内に流入
して充填される(ステップS8)。
【0047】尚、マイクロコンピュータ45は処方デー
タにて指定された全種類の固形製剤5について上記ステ
ップS4からステップS8の動作を繰り返し、それぞれ
種類毎に別々のホルダ33・・・に充填する。
【0048】他方、作業者は前記処方データにて指定さ
れた患者名や固形製剤5のうちの一種類を示すバーコー
ドが印刷されたバーコードラベルLを所定の容器として
の瓶Vの側面に貼り付ける。そして、固形製剤充填装置
1の挿入口6から充填部3B内に挿入すると、前記バー
コードラベルLのバーコードはバーコードリーダ42に
よって読みとられる。マイクロコンピュータ45は図1
4のステップS9でこのバーコードリーダ42にて読み
とられたバーコード(固形製剤5の種類)を読み込んだ
か否か判断し、読み込んだらステップS10に進んで当
該種類の固形製剤5がホルダ33に充填済みか否か判断
する。そして、未だ充填されていない場合にはステップ
S9に戻って待機する。
【0049】そして、前記ステップS8で当該種類の固
形製剤5がホルダ33に充填されると、マイクロコンピ
ュータ45はステップS10からステップS11に進ん
で当該固形製剤5が充填されたホルダ33を選択し、ホ
ルダモータ39を駆動してホルダ装置31を回転させ、
且つ、ホルダ位置検出センサ41に基づいて挿入口6に
当該ホルダ33を位置せしめる。
【0050】この状態で瓶Vの入り口をホルダ33の取
出口33B下方に宛い、ハンドル37で蓋36を開け
ば、当該種類の固形製剤5がホルダ33から瓶V内に充
填される(ステップS12)。
【0051】次に、図15は本発明のタブレットケース
7及び排出カウント装置8の図9に対応する他の実施例
を示している。この場合、遮蔽板51には遮蔽部53は
形成されておらず、その代わりに基部52の幅が拡大さ
れ、その外側部全体が排出ドラム9の溝11・・が回転
する全範囲の下方に位置する。また、基部52には図示
しない透孔(若しくは切欠)が形成され、常には基部5
2にて出口7Aを閉塞すると共に、排出ドラム9の回転
時には回転して前記透孔が出口7Aに合致し、出口7A
を開放する構造とされている。
【0052】特に、この場合の遮蔽板51は金属板など
の導電材料にて構成されており、その下面には導電板7
1が接触する。そして、この導電板71は前述同様の導
通板67、68を介して接地されている。
【0053】この実施例によれば、遮蔽板51によって
前記実施例の導電板66を兼用することが可能となり、
導電板71を小型化して組立作業性の改善と材料コスト
の削減を図ることが可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、常に
は固形製剤が落下する出口を閉塞すると共に、排出手段
による排出動作中は出口を開放する遮蔽手段を設けたの
で、通常タブレットケース内に出口からの外気侵入が無
くなるため、固形製剤が吸湿して変質したり、崩壊して
しまう不都合が解消される。更に、固形製剤の補充或い
は清掃などのためにタブレットケースを着脱しても、出
口から固形製剤が飛び出してしまうことも防止すること
ができるようになる。
【0055】更にまた、排出動作の停止時には出口が閉
塞されるので排出過多の発生が確実に防止され、精度良
い充填動作を実現することができるようになる。
【0056】特に、排出手段(排出ドラム)の回転に伴
う遠心力により、遮蔽手段(遮蔽板)にて出口を開閉す
ることができるようになるので、出口を開閉するために
格別な電気的駆動装置などを設ける必要が無くなり、生
産コストの削減が図れると共に、省エネルギーにも寄与
することができるようになる。
【0057】また、排出手段(排出ドラム)の停止時に
遮蔽手段(遮蔽板)は出口を閉塞するので、排出手段
(排出ドラム)の回転速度を上げても排出過多の発生が
防止できるようになり、排出・充填に要する時間を短縮
することが可能となるものである。
【0058】請求項3の発明によれば請求項2に加えて
遮蔽板を導電材料にて構成し、接地したので、タブレッ
トケース内の固形製剤の除電を行い、固形製剤の円滑な
排出及び充填動作を実現することができるようになると
共に、遮蔽板を利用して除電するので、材料コストの削
減及び組立作業性の改善も図ることが可能となるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形製剤充填装置の正面図である。
【図2】固形製剤充填装置のトップテーブルを開放した
状態の斜視図である。
【図3】固形製剤充填装置の縦断側面図である。
【図4】固形製剤充填装置の平断面図である。
【図5】本発明の固形製剤充填装置の内部構成の説明図
である。
【図6】ホルダ装置の斜視図である。
【図7】ホルダ装置の側面図である。
【図8】固形製剤(カプセル剤)が溝に入り込んだタブ
レットケースの一部切欠斜視図である。
【図9】図8のタブレットケース下部の縦断側面図であ
る。
【図10】図8のタブレットケース下部の平断面図であ
る。
【図11】本発明の固形製剤充填装置の制御装置のブロ
ック図である。
【図12】遮蔽板の動作を説明するタブレットケース下
部の平断面図である。
【図13】マイクロコンピュータのプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図14】同じくマイクロコンピュータのプログラムを
示すフローチャートである。
【図15】本発明の他の実施例を示すタブレットケース
下部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 固形製剤充填装置 5 固形製剤 7 タブレットケース 9 排出ドラム 7A 出口 11 溝 16 ターンテーブル 31 ホルダ装置 44 制御装置 45 マイクロコンピュータ 51 遮蔽板 54 摩擦壁 58 第1のバネ 61 遠心腕 64 第2のバネ 71 導電板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 3/00 B65B 1/30 B65D 83/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形製剤を収納するタブレットケース
    と、回転に伴いタブレットケース内の固形製剤を出口か
    ら落下させて排出する排出手段とを備えた固形製剤充填
    装置において、 前記出口を開閉すると共に、常には前記出口を閉塞する
    遮蔽手段と、常にはこの遮蔽手段と離間しており、前記
    排出手段の回転に伴う遠心力にて前記遮蔽手段に当接
    し、前記出口を開放する駆動手段とを設けたことを特徴
    とする固形製剤充填装置。
  2. 【請求項2】 固形製剤を収納するタブレットケース
    と、回転に伴いタブレットケース内の固形製剤を出口か
    ら落下させて排出する排出ドラムとを備えた固形製剤充
    填装置において、 前記排出ドラムの側面に上下に渡って形成され、内部に
    前記タブレットケース内の固形製剤が入り込むと共に、
    前記出口に合致した状態で内部の固形製剤を落下させる
    複数の溝と、これら溝の下側に位置し、回転して前記出
    口を開閉する遮蔽板と、前記出口を閉じる方向に常時前
    記遮蔽板を付勢する第1のバネと、前記排出ドラム内に
    おいて回動自在に設けられ、前記遮蔽板に離接自在に当
    接する遠心腕と、前記遮蔽板から離間する方向に常時前
    記遠心腕を付勢する第2のバネとを備え、前記遠心腕
    は、常には前記第2のバネにより前記遮蔽板から離間
    し、遮蔽板は前記第1のバネにより前記出口を閉塞する
    と共に、前記排出ドラムの回転に伴う遠心力にて前記遠
    心腕は前記第2のバネに抗して回転して前記遮蔽板に当
    接し、この遠心腕の当接によって前記遮蔽板は前記第1
    のバネに抗して回転し、前記出口を開放することを特徴
    とする固形製剤充填装置。
  3. 【請求項3】 遮蔽板を導電材料にて構成し、且つ、接
    地したことを特徴とする請求項2に記載の固形製剤充填
    装置。
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