JP3461398B2 - 誘電体キャパシタおよびその製造方法 - Google Patents

誘電体キャパシタおよびその製造方法

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JP3461398B2
JP3461398B2 JP00446395A JP446395A JP3461398B2 JP 3461398 B2 JP3461398 B2 JP 3461398B2 JP 00446395 A JP00446395 A JP 00446395A JP 446395 A JP446395 A JP 446395A JP 3461398 B2 JP3461398 B2 JP 3461398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は誘電体キャパシタに関
するものであり、特にその強誘電性の向上に関するもの
である。
【0002】従来の強誘電体キャパシタを、図29に示
す。シリコン基板2の上に、酸化シリコン層4が形成さ
れている。その上に、白金からなる下部電極6が設けら
れている。下部電極6の上には、強誘電体層であるPZ
T(PbZrXTi1-XO3)膜8が設けられ、さらにその上には、
白金からなる上部電極10が設けられている。このよう
にして、下部電極6、PZT膜8、上部電極10によ
り、強誘電体キャパシタが形成される。
【0003】なお、ここで、下部電極6として白金を用
いているのは、次のような理由によるものである。PZ
T膜8は、配向膜の上に形成しなければならない。アモ
ルファス膜の上に形成すると、配向しないため強誘電性
が損なわれてしまうからである。一方、下部電極6は、
シリコン基板2から絶縁した状態で形成しなければなら
ない。このため、シリコン基板2上に酸化シリコン層4
を形成している。この酸化シリコン層4はアモルファス
である。一般に、アモルファスの上に形成した膜は無配
向膜となるが、白金はアモルファスの上においても、配
向膜となる性質を有している。このような理由から、下
部電極として白金が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の強誘電体キャパシタには、次のような問題
点があった。
【0005】白金は酸素を透過しやすいため、強誘電体
(PZT)内の酸素の抜け出し、経年変化および分極反
転の繰り返しによって強誘電性が低下するという問題が
あった。つまり、図30に示すように、白金の柱状結晶
の間から、強誘電体中の酸素が抜け出すおそれがあっ
た。
【0006】また、このような問題は高誘電率を有する
誘電体を用いたキャパシタにおいても同様に生じてい
た。
【0007】この発明は、上記の問題点を解決して、経
年劣化および分極反転の繰り返しによる劣化の少ない強
誘電体キャパシタまたは高誘電率を有する誘電体キャパ
シタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】なお、この発明におい
て、「キャパシタ」とは絶縁体の両側に電極が設けられ
た構造を指すものであり、電気の蓄積に用いられると否
とにかかわらず、この構造を有するものを含む概念であ
る。
【0009】本発明の誘電体キャパシタは、基板と、前
記基板の上に酸化シリコン層を介して形成され、少なく
とも酸化イリジウム層とその上に形成されたイリジウム
層とを有する下部電極と、下部電極の上に形成され、強
誘電体または高誘電率を有する誘電体によって構成され
る誘電体層と、誘電体層の上に形成された上部電極と、
を備えている。
【0010】また、本発明は、前記誘電体キャパシタに
おいて、前記下部電極は、スパッタリングによって形成
された酸化イリジウム層によって構成されている。
【0011】また、本発明の誘電体キャパシタは、基板
と、前記基板の上に酸化シリコン層を介して形成され、
少なくとも酸化イリジウム層とその上に形成された白金
とイリジウムの合金層とを有する下部電極と、下部電極
の上に形成され、強誘電体または高誘電率を有する誘電
体によって構成される誘電体層と、誘電体層の上に形成
された上部電極とを備えている。
【0012】また、本発明は、上記誘電体キャパシタに
おいて、前記下部電極は、前記酸化シリコン層に接する
接合層を有している。
【0013】また、本発明の誘電体キャパシタは、基板
と、前記基板の上に酸化シリコン膜を介して形成された
イリジウム層と、前記イリジウム層の上に結晶配向性の
良い導電性薄膜として白金とイリジウムの合金層を形成
した状態で前記イリジウム層を酸化することによって形
成された酸化イリジウム層とを含む下部電極と、前記下
部電極の前記導電性薄膜上に形成され、強誘電体または
高誘電率を有する誘電体によって構成される誘電体層
と、前記誘電体層上に形成された上部電極とを備えてい
る。
【0014】また、本発明の誘電体キャパシタは、下部
電極、下部電極の上に形成され、強誘電体または高誘電
率を有する誘電体によって構成される誘電体層、誘電体
層の上に形成された上部電極、を備えた誘電体キャパシ
タにおいて、前記下部電極は、イリジウム層の表面に結
晶配向性の良い導電性薄膜として白金とイリジウムの合
金層を形成した状態で前記イリジウム層を酸化して形成
したものであることを特徴とする。
【0015】また、本発明の誘電体キャパシタの製造方
法は、基板上にスパッタリングによってイリジウム層を
形成するステップ、前記イリジウム層の表面に結晶配向
性が良く、酸化しにくい導電性薄膜を形成するステッ
プ、表面に前記導電性薄膜が形成されたイリジウム層を
酸化するステップ、前記導電性薄膜の上に強誘電体膜ま
たは高誘電率を有する誘電体膜を誘電体層として形成す
るステップ、前記誘電体層の上に上部電極を形成するス
テップ、を備えている。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】本発明の誘電体キャパシタは、下部電極に
酸化イリジウム層とこの上に形成されたイリジウム層と
を有している。したがって、誘電体層からの酸素の抜け
出しを防止することができ、誘電特性の経年変化を抑え
ることができる。すなわち、酸化イリジウム層は下地層
が配向しているか否かにかかわらず配向性を有しない
が、この酸化イリジウム層上に更にイリジウム層を設け
て形成した場合、イリジウム層が配向性をもつため、こ
の上層に形成される誘電体層は良好に配向し、電流積分
値がほとんど変化せず良好な特性を得ることが出来る。
また、酸化イリジウム層上にイリジウムを形成している
ため、酸素の抜け出しを防止しつつ、強誘電体層の配向
性を良好にすることができる。さらにまた、強誘電体層
中の鉛成分が下部電極の方に浸透することがないため、
インプリント特性が向上する。
【0032】また本発明の誘電体キャパシタは、イリジ
ウム層の上に結晶配向性の良い導電層を設け、この導電
層の上に誘電体層を設けている。したがって、誘電体層
の配向性が良くなり、誘電特性の経年変化を抑えること
ができる。すなわち、前記イリジウム層の上に結晶配向
性の良い導電体層を形成した状態で酸化することによっ
て形成された酸化イリジウム層を含むように下部電極が
構成されている。このため、表面の良導電体層は酸素と
反応しないので酸化されず、イリジウム層の結晶間のみ
が酸化されて結晶間を塞ぎ、誘電体層からの酸素の透過
を良好に防止することが可能となる。また誘電体層が形
成される表面は配向性の良好な導電体であるため、この
上層に形成される誘電体層は極めて配向性よく形成され
る。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】すなわち、強誘電性、高誘電性の良好な誘
電体キャパシタを提供することができる。
【0038】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による強誘電体
キャパシタの構図を示す。シリコン基板2の上に、酸化
シリコン層4、下部電極12、強誘電体膜(強誘電体
層)8、上部電極15が設けられている。下部電極12
は酸化イリジウムによって形成されており、上部電極1
5も酸化イリジウムによって形成されている。
【0039】図2に、白金とイリジウムの物性を比較し
て掲げる。この表からも明らかなように、酸化イリジウ
ムの抵抗率は、49×10-6Ωcmであって、電極材料と
して問題はない。
【0040】従来例の図30に示すように、白金は柱状
の結晶であるため、強誘電体膜8中の酸素を透過してし
まう。この実施例では、酸化イリジウムを下部電極12
として用いている。この酸化イリジウム層12は、柱状
結晶でないため酸素を透過しにくい。したがって、強誘
電体膜8の酸素の欠乏を防ぐことができる。上部電極1
5についても同様である。これにより、強誘電体膜8の
強誘電性が向上した。この点については、後に実験デー
タとともに詳述する。
【0041】なお、上記実施例では、下部電極12、上
部電極15の双方を酸化イリジウムによって形成してい
るので、酸素の透過を確実に防止することができる。し
かし、何れか一方だけでも、ある程度の効果を得ること
ができる。この点についても、後述する。
【0042】上記のような強誘電体キャパシタは、たと
えば、図3に示すように、トランジスタ24と組み合わ
せて、不揮発性メモリとして用いることができる。
【0043】図4に、この発明の一実施例による強誘電
体キャパシタの製造工程を示す。シリコン基板2の表面
を熱酸化し、酸化シリコン層4を形成する(図4A)。
ここでは、酸化シリコン層4の厚さを600nmとし
た。次に、イリジウムをターゲットとして用いて、反応
性スパッタリングにより酸化イリジウムを、酸化シリコ
ン層4の上に形成し、これを下部電極12とする(図4
B)。ここでは、200nmの厚さに形成した。
【0044】次に、この下部電極12の上に、ゾルゲル
法によって、強誘電体層8としてPZT膜を形成する
(図4C)。出発原料として、Pb(CH3COO)2・3H2O,Zr(tー
OC4H9)4、Ti(i-OC3H7)4の混合溶液を用いた。この混合溶
液をスピンコートした後、150度(摂氏、以下同じ)
で乾燥させ、ドライエアー雰囲気において400度で3
0秒の仮焼成を行った。これを5回繰り返した後、O2
雰囲気中で、700度以上の熱処理を施した。このよう
にして、250nmの強誘電体層8を形成した。なお、
ここでは、PbZrxTi1-xO3において、xを0.52として
(以下PZT(52・48)と表わす)、PZT膜を形
成している。
【0045】さらに、強誘電体層8の上に、反応性スパ
ッタリングにより酸化イリジウムを形成し、上部電極1
5とする(図4D)。ここでは、200nmの厚さに形
成した。このようにして、強誘電体キャパシタを得るこ
とができる。
【0046】図5および図6に、強誘電体膜8としてP
ZT(52/48)を用いて、強誘電体キャパシタを形
成した場合の、残留分極Prの疲労を示す。試験は、図
8のような構造で、a点とb点間に電圧を印加すること
によって行った。図7に示すような5Vと−5Vの電圧
を、上部電極15と下部電極12の間に印加して、残留
分極Prの劣化を測定した。なお、5Vと−5Vの電圧
の印加を1サイクルとした。また、電圧は、500KH
zの周波数で印加した。
【0047】図5および図6の縦軸は、最初の残留分極
をPoとし、疲労後の残留分極をPrとしたとき、Pr
/Poの値を表わしている。つまり、この値が大きいほ
ど劣化が著しいことになる。横軸は、図7の電圧を、何
サイクル繰り返して印加したかを表わしている。図中、
曲線50は、上部電極15、下部電極12ともに酸化イ
リジウムで構成した場合、曲線52は上部電極15を白
金で、下部電極12を酸化イリジウムで構成した場合、
曲線54は上部電極15を酸化イリジウムで、下部電極
12を白金で構成した場合、上部電極15、下部電極1
2ともに白金で構成した場合の特性変化である。
【0048】この図からも明らかなように、上部電極1
5または下部電極12のいずれかを酸化イリジウムで構
成すると、残留分極Prの劣化がかなり改善されること
が明らかである。特に、上部電極15および下部電極1
2の双方を酸化イリジウムで構成すると、1010サイク
ルまで劣化がほとんど生じないことが明らかである。
【0049】ところで、酸化イリジウムは、下地層が配
向しているか否かにかかわらず配向性を有しない。この
ため、酸化イリジウムの上に形成される強誘電体膜8
も、配向しないこととなる。
【0050】酸化イリジウムが下地層の配向いかんにか
かわらず、配向性をもたないことを検証するため、次の
ような試験を行った。シリコン基板2上に、直接、酸化
イリジウムを下部電極12として形成した強誘電体キャ
パシタと、酸化シリコン層4上に酸化イリジウムを下部
電極12として形成した強誘電体キャパシタとの特性の
比較を行った。図9に、そのヒステリシス特性を示す。
図9Aが、酸化シリコン層4上に下部電極12を形成し
た場合であり、図9Bがシリコン基板2上に、直接、酸
化イリジウムを下部電極12として形成した場合であ
る。このグラフから明らかなように、酸化イリジウムの
下地層が、シリコンであるか酸化シリコンであるかにか
かわらず、強誘電体膜8の特性が同じであることが示さ
れている。これは、酸化イリジウムが、下地層が配向し
ているか否かにかかわらず、配向性を持たないためであ
ると思われる。
【0051】下部電極12の酸化イリジウム層が配向し
ていないと、その上に形成される強誘電体膜8の配向性
も悪くなる。したがって、酸化イリジウム層を用いつ
つ、強誘電体層8の配向性を向上させれば、さらに残留
分極Prの疲労特性が向上する。
【0052】このためには、酸化イリジウム層の上に白
金層を形成して下部電極12を構成すればよい。このよ
うにした場合の、特性の変化を図10Aに示す。このグ
ラフは、縦軸が分極の大きさを表わしており、横軸が図
6と同じ電圧の印加サイクルを表わしている。また、こ
のグラフでは、図10Bに示すヒステリシス特性の特徴
量Pr、Pmax、P、Nの変化を示している。グラフ
から明らかなように、酸化イリジウム層の上に白金層を
設けることにより、特性の劣化がさらに改善されてい
る。つまり、1011サイクルまで、劣化がほとんど生じ
ていない。
【0053】なお、白金層に代えて、イリジウム層や白
金とイリジウムの合金等の、配向性の良い導電体層を設
けてもよい(後述のように、図27の構造のものを用い
てもよい)。特に、白金とイリジウムの合金は、配合比
を変えることで格子定数を選択することができ、強誘電
体層との格子定数のマッチングをとりやすい。
【0054】図11に、強誘電体層8としてPZT(5
2/48)を用い、下部電極12としてPtxIr1-xを用い
て、白金とイリジウムの組成比xを変化させた場合の、
残留分極Prと抗電界Ecの変化をグラフで示す。この
図からも明らかなように、下部電極12として、白金の
みを用いた場合(x=1.0の場合)に比べて、イリジ
ウムとの合金を用いた場合の方が、残留分極Prが高い
値を示すことが明らかである。すなわち、強誘電性が向
上しているといえる。白金0%〜50%の範囲において
顕著な特性の改善が得られており、特に白金25%程度
をピークとして、20%〜30%の混合比において、極
めて優れた特性が得られている。したがって、酸化イリ
ジウム層の上に上記合金を形成すれば、優れた特性の強
誘電体膜8を得ることができる。
【0055】なお、酸化イリジウム層の上に導電層を形
成して電極として用いる場合においても、図5、図6の
場合と同様に、上下双方の電極15、12に酸化イリジ
ウム層を有するように形成するのが好ましい。
【0056】図12、図13に、上部電極15に酸化イ
リジウム層とイリジウム層を用いた場合のヒステリシス
特性(図12A、図13A)と、上部電極15にイリジ
ウム層のみを用いた場合のヒステリシス特性(図12
B、図13B)を示す。なお、下部電極は、両方の場合
ともに、酸化イリジウム層とイリジウム層によって形成
した。初期特性(図12A、図12B)は双方とも変わ
らないが、108回(サイクル)にわたってパルスを印
加した後の特性(図13A、図13B)は、明らかに、
上部電極15にも酸化イリジウム層とイリジウム層を用
いた場合の方が優れている。これも、やはり、酸化イリ
ジウム層による酸素の抜け出しの防止による効果である
と思われる。
【0057】なお、酸化イリジウム層の上に、白金を設
けた場合と、イリジウムを設けた場合とでは、上記のよ
うな残留分極Pr、抗電界Ecの経年変化特性に違いは
なかった。しかしながら、強誘電体層8に一定方向のパ
ルスを連続的に印加したり、一定方向の分極状態のまま
長時間保持すると分極特性がかたよってしまうインプリ
ント特性において差が生じた。
【0058】図14に、酸化イリジウム層の上に白金を
設けて下部電極12を形成した場合の、強誘電体キャパ
シタの特性を示す。このグラフは、分極状態にある強誘
電体キャパシタ(強誘電体膜8)に、分極方向とは異な
る電圧を印加した場合(図15Aに示す反転モード)
と、分極方向と同じ電圧を印加した場合(図15Bに示
す非反転モード)の電流(単位面積当りの電流)の時間
的変化を示したものである。反転モードとなった場合の
ほうが大きな電流が流れることがわかる。
【0059】この特性は、強誘電体キャパシタをメモリ
として用いたときに利用される。つまり、電圧を印加し
たときの電流の積分値をしきい値と比べて大小を判断
し、記録されていた情報を読み出すのに用いられる。し
たがって、使用期間の経過とともに、反転モードQPの
場合の電流積分値が減少したり(つまり、しきい値に近
づく)、非反転モードの場合の電流積分値が増加したり
(つまり、しきい値に近づく)すると、誤読み出しを生
じるおそれがある。
【0060】図16に、強誘電体膜8(上部電極15、
下部電極12ともに、酸化イリジウム層の上に白金を設
けて形成した場合)に、同方向のパルスを3×109
印加した後の、反転、非反転モードにおける電流を示
す。この実験結果からも明らかなように、反転モードQ
P+の際の電流積分値が減少し、ほとんど、最初の非反転
モードQU-の積分値に等しくなるところまで近づいてい
る。
【0061】図17に、上記の場合の電流積分値の変化
を示す。横軸はパルスの印加サイクル(回数)であり、
縦軸は電流積分値である。グラフからもわかるように、
104回を越えたあたりから、電流積分値が大きく変化
しているのがわかる。
【0062】図18に、上部電極15、下部電極12と
もに、酸化イリジウム層の上にイリジウム層を設けて形
成した場合の、強誘電体膜8の電流積分値の変化を示
す。グラフからも明らかなように、電流積分値がほとん
ど変化せず、良好な特性が選られている。つまり、上記
のようなインプリント特性に関して、酸化イリジウムの
上に白金を形成した電極よりも、酸化イリジウムの上に
イリジウムを形成した電極の方が優れていることが明ら
かとなった。
【0063】図19に、上記の実験に用いた強誘電体キ
ャパシタの各層における元素の含有量を分析した結果を
示す。図19Aが酸化イリジウムの上に白金を形成した
場合であり、図19Bが酸化イリジウムの上にイリジウ
ムを形成した場合である。横軸は上部電極の表面からの
深さを示し、縦軸は各元素の含有量を示している。
【0064】このグラフから明らかなことは、図19A
の場合には、強誘電体層8中の鉛(Pb)成分が、下部
電極の白金(Pt)のところまで浸透していることであ
る。これに対し、図19Bの場合には、強誘電体中8の
鉛(Pb)成分は、ほとんど下部電極のほうに浸透して
いない。これが、上記のような、インプリント特性に影
響を与えているものと思われる。
【0065】図20に、この発明の他の実施例による強
誘電体キャパシタの構造を示す。この実施例では、下部
電極12と酸化シリコン層4との間に、チタン層(5n
m)を接合層30として設けている。一般に、酸化イリ
ジウムと酸化シリコンとの密着性はあまり良くない。こ
のため、部分的に合金層がはがれ、強誘電特性を劣化さ
せるおそれがある。特に、合金中のイリジウムの比率が
高くなるほど、このことが顕著となる。そこで、この実
施例では、酸化シリコン層4と密着性のよいチタン層を
接合層30として設けている。これにより、強誘電特性
を改善している。なお、チタン層は、スパッタリングに
よって形成すればよい。
【0066】なお、上記実施例では、接合層30として
チタン層を用いたが、接合性を改善する材料であれば、
どのようなものでもよい。例えば、白金層を用いてもよ
い。
【0067】上記各実施例では、強誘電体膜8としてP
ZTを用いているが、酸化物強誘電体であれば、どのよ
うなものを用いてもよい。たとえば、Ba4Ti3O12を用い
てもよい。
【0068】この発明の他の実施例によるキャパシタを
図21に示す。この実施例では、強誘電体層8に代え
て、高誘電率を有する誘電体層90を用いている。酸化
シリコン層4の上に、酸化イリジウムの下部電極12を
設け、その上にSrTiO3,(Sr,Ba)TiO3のペロブスカイト構
造を有する高誘電率薄膜を誘電体層90として形成し
た。この場合も、強誘電体の場合と同様、誘電性の改善
が図られた。つまり、強誘電体層について述べたこと
が、高誘電率を有する誘電体層にも適用できることが明
らかとなった。
【0069】図22に、この発明の他の実施例による強
誘電体キャパシタの構造を示す。シリコン基板2の上
に、酸化シリコン層4、下部電極12、強誘電体膜(強
誘電体層)8、上部電極15が設けられている。下部電
極12は、イリジウム層11とその上に形成された酸化
イリジウム層によって形成されている。また、上部電極
15は、イリジウム層7とその上に形成された酸化イリ
ジウム層9によって形成されている。
【0070】下部電極12近傍の拡大図を、図23に示
す。イリジウム層11は、柱状の結晶であるため、強誘
電体膜8中の酸素を透過してしまう。この実施例では、
イリジウム層11の上部表面に酸化イリジウム層13を
形成している。前述のように、この酸化イリジウム層1
3によって強誘電体膜8の酸素の欠乏を防ぐことができ
る。上部電極15についても同様である。
【0071】上記実施例では、下部電極12、上部電極
15の双方に酸化イリジウム層を形成しているので、経
年変化の少ない優れた特性の強誘電体キャパシタを得る
ことができる。なお、下部電極12、上部電極15の何
れか一方を、上記の構造にしても、ある程度の効果は得
られる。この点についても、後述する。
【0072】図24に、この強誘電体キャパシタの製造
工程を示す。シリコン基板2の表面を熱酸化し、酸化シ
リコン層4を形成する(図24A)。ここでは、酸化シ
リコン層4の厚さを600nmとした。次に、イリジウ
ムをターゲットとして用いて、イリジウム層11を、酸
化シリコン層4の上に形成する(図24B)。次に、O
2雰囲気中で800度、1分の熱処理を行い、イリジウ
ム層11の表面に酸化イリジウム層13を形成する。こ
のイリジウム層11と酸化イリジウム層13を、下部電
極12とする。ここでは、下部電極を、200nmの厚
さに形成した。
【0073】次に、この下部電極12の上に、ゾルゲル
法によって、強誘電体層8としてPZT膜を形成する
(図24C)。出発原料として、Pb(CH3COO)2・3H2O,Zr
(tーOC4H9)4、Ti(i-OC3H7)4の混合溶液を用いた。この混
合溶液をスピンコートした後、150度(摂氏、以下同
じ)で乾燥させ、ドライエアー雰囲気において400度
で30秒の仮焼成を行った。これを5回繰り返した後、
2雰囲気中で、700度以上の熱処理を施した。この
ようにして、250nmの強誘電体層8を形成した。な
お、ここでは、PbZrXTi1-XO3において、xを0.52と
して(以下PZT(52・48)と表わす)、PZT膜
を形成している。
【0074】さらに、強誘電体層8の上に、スパッタリ
ングによりイリジウム層7を形成する。次に、O2雰囲
気中で800度、1分の熱処理を行い、イリジウム層7
の表面に酸化イリジウム層9を形成する(図24D)。
このイリジウム層7と酸化イリジウム層9を、上部電極
15とする。ここでは、上部電極15を、200nmの
厚さに形成した。このようにして、強誘電体キャパシタ
を得ることができる。
【0075】図25、図26に、このようにして得られ
た強誘電体キャパシタの残留分極Prの疲労特性を示
す。このグラフの測定は、図5、図6と同様の方法によ
って行った。
【0076】図25、図26の縦軸は、最初の残留分極
をPoとし、疲労後の残留分極をPrとしたとき、Pr
/Poの値を表わしている。横軸は、図7の電圧を、何
サイクル繰り返して印加したかを表わしている。図中、
曲線αは、下部電極12のみを、上記実施例のように製
造した場合である。ここでは、酸化シリコン層4を60
0nmとし、下部電極12(イリジウム層11の表面を
酸化したもの)を200nmとし、強誘電体膜8(PZ
T(52/48))を250nmとし、上部電極を白金
で構成した。曲線βは、下部電極12のイリジウム層の
表面を酸化しなかった場合である(他の条件は曲線αと
同じ)。また、曲線γは、下部電極12を白金によって
形成した場合である(他の条件は曲線αと同じ)。
【0077】この図からも明らかなように、イリジウム
層11の表面を酸化して酸化イリジウム層13を形成し
た場合には、残留分極Prの劣化はかなり改善されてい
る。なお、白金(曲線γ)に比べて、イリジウム(酸化
しない場合)(曲線β)の方が優れているのは、特別に
酸化処理をしなくとも、他の工程等でイリジウムが酸化
されるためであると考えられる。
【0078】なお、この実施例についても、図20で説
明したような接合層30を設けることが好ましい。
【0079】また、ここで説明したイリジウムの表面を
酸化するという実施例は、強誘電体膜だけでなく前述の
高誘電率を有する誘電体膜にも適用でき、同様の効果を
得ることができる。
【0080】上記のように、イリジウム層の表面を酸化
することにより強誘電体膜の酸素の抜け出しを防止でき
るが、表面に酸化イリジウムが形成されて、強誘電体膜
の配向性が悪くなる。これは、既に述べたように、酸化
イリジウム層13の上に、イリジウム層、白金層、これ
らの合金層等を設けることにより解決できる(図10参
照)。しかし、次のようにして、下部電極を形成しても
解決できる。
【0081】まず、図27に示すように、イリジウム層
11の上に白金層80(薄膜導電体)をごく薄く設け
る。ここでは、30nmとした。次に、この状態で熱処
理を行う。表面の白金層80は酸素と反応しないので、
酸化されない。また、白金層80は、薄く形成されてい
るので、その下のイリジウム層11の結晶間が酸化さ
れ、酸化イリジウムが形成されて酸素の透過を防ぐ。し
たがって、表面は配向性に優れたままでありながら、酸
素の透過を防ぐことのできる下部電極12を形成するこ
とができる。なお、薄膜導電体としては、配向性が良
く、酸化しにくい導電体であれば、どのようなものを使
用してもよい。
【0082】なお、このような薄膜白金層80を形成し
たのち酸化したイリジウム層11は、単独で下部電極1
2として使用できる。しかし、スパッタリングで形成し
た酸化イリジウム層の上に配向性の良い導電層(イリジ
ウム層、白金層等)を設けて配向性を改善した実施例
(図10参照)においての、配向性の良い導電層として
用いることもできる。
【0083】図28Bに、酸化イリジウム(50nm)
の上に、図27の構造のイリジウム層(200nm)お
よび白金層(30nm)を設けて酸化処理したものを下
部電極12とした場合の、強誘電体8のヒステリシス特
性を示す。また、図28Aに、酸化イリジウム層(50
nm)の上にイリジウム層(200nm)を設けて酸化
処理した場合の、強誘電体8のヒステリシス特性を示
す。図から明らかなように、図27の構造のものを用い
た場合のほうが、ヒステリシス特性が優れている。
【0084】また、ここで説明した実施例は、強誘電体
膜だけでなく前述の高誘電率を有する誘電体膜にも適用
でき、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による強誘電体キャパシタ
の構図を示す図である。
【図2】白金とイリジウムの物性を表わす図である。
【図3】強誘電体キャパシタ22を用いた不揮発性メモ
リを示す図である。
【図4】強誘電体キャパシタの製造工程を示す図であ
る。
【図5】電極材料を変えた場合の残留分極の経年変化を
示すグラフである。
【図6】電極材料を変えた場合の残留分極の経年変化を
示すグラフである。
【図7】疲労試験を行う際に、印加した電圧を示す図で
ある。
【図8】疲労試験のための構造を示す図である。
【図9】酸化イリジウムが下地層の影響を受けないこと
を検証した結果を表わすグラフである。
【図10】酸化イリジウムの上に白金を設けた場合の残
留分極Prの変化を示すグラフである。
【図11】白金とイリジウムの合金の混合比を変えた場
合の残留分極Prと抗電界Ecの変化を示す図である。
【図12】下部電極と上部電極の双方に酸化イリジウム
層を設けた場合と、下部電極のみに設けた場合とを比較
するグラフである。
【図13】下部電極と上部電極の双方に酸化イリジウム
層を設けた場合と、下部電極のみに設けた場合とを比較
するグラフである。
【図14】強誘電体に電圧を印加した場合に生じる電流
の時間的変化を示すグラフである。
【図15】図14のグラフにおいて、電圧の印加方向を
示す図である。
【図16】インプリント特性によって図14の特性が変
化した状態を示すグラフである。
【図17】インプリント特性を示すグラフである。
【図18】インプリント特性を示すグラフである。
【図19】インプリント特性に差が生じることの原因を
説明するための図である。
【図20】接合層30を設けた実施例を示す図である。
【図21】高誘電率を有する誘電体90を用いた場合の
実施例を示す図である。
【図22】他の実施例による強誘電体キャパシタの構造
を示す図である。
【図23】酸化イリジウム層が酸素の抜け出しを防止す
るメカニズムを示す図である。
【図24】図22の強誘電体キャパシタの製造工程を示
す図である。
【図25】残留分極の経年変化を比較して示す図であ
る。
【図26】残留分極の経年変化を比較して示す図であ
る。
【図27】イリジウムの表面に薄膜白金を設けて酸化を
行う実施例を示す図である。
【図28】図27の電極を用いた場合の効果を比較して
示すグラフである。
【図29】従来の強誘電体キャパシタの構造を示す図で
ある。
【図30】白金による下部電極6から酸素が抜け出す状
態を示す図である。
【符号の説明】
2...シリコン基板 4...酸化シリコン層 8...強誘電体層 12...下部電極 15...上部電極 90...高誘電率を有する誘電体層

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 前記基板の上に酸化シリコン層を介して形成され、少な
    くとも酸化イリジウム層とその上に形成されたイリジウ
    ム層とを有する下部電極と、 下部電極の上に形成され、強誘電体または高誘電率を有
    する誘電体によって構成される誘電体層と、 誘電体層の上に形成された上部電極と、 を備えた誘電体キャパシタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の誘電体キャパシタにおい
    て、 前記下部電極は、スパッタリングによって形成された酸
    化イリジウム層によって構成されていることを特徴とす
    る誘電体キャパシタ。
  3. 【請求項3】基板と、 前記基板の上に酸化シリコン層を介して形成され、少な
    くとも酸化イリジウム層とその上に形成された白金とイ
    リジウムの合金層とを有する下部電極と、 下部電極の上に形成され、強誘電体または高誘電率を有
    する誘電体によって構成される誘電体層と、 誘電体層の上に形成された上部電極と、 を備えた誘電体キャパシタ。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3記載の誘電体キャ
    パシタにおいて、 前記下部電極は、前記酸化シリコン層に接する接合層を
    有していることを特徴とする誘電体キャパシタ。
  5. 【請求項5】基板と、 前記基板の上に酸化シリコン膜を介して形成されたイリ
    ジウム層と、 前記イリジウム層の上に結晶配向性の良い導電性薄膜と
    して白金とイリジウムの合金層を形成した状態で前記イ
    リジウム層を酸化することによって形成された酸化イリ
    ジウム層とを含む下部電極と、 前記下部電極の前記導電性薄膜上に形成され、強誘電体
    または高誘電率を有する誘電体によって構成される誘電
    体層と、 前記誘電体層上に形成された上部電極とを備えたことを
    特徴とする誘電体キャパシタ。
  6. 【請求項6】下部電極、 下部電極の上に形成され、強誘電体または高誘電率を有
    する誘電体によって構成される誘電体層、 誘電体層の上に形成された上部電極、 を備えた誘電体キャパシタにおいて、 前記下部電極は、イリジウム層の表面に結晶配向性の良
    い導電性薄膜として白金とイリジウムの合金層を形成し
    た状態で前記イリジウム層を酸化して形成したものであ
    ることを特徴とする誘電体キャパシタ。
  7. 【請求項7】基板上にスパッタリングによってイリジウ
    ム層を形成するステップ、 前記イリジウム層の表面に結晶配向性が良く、酸化しに
    くい導電性薄膜を形成するステップ、 表面に前記導電性薄膜が形成されたイリジウム層を酸化
    するステップ、 前記導電性薄膜の上に強誘電体膜または高誘電率を有す
    る誘電体膜を誘電体層として形成するステップ、 前記誘電体層の上に上部電極を形成するステップ、 を備えた誘電体キャパシタの製造方法。
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