JP3461272B2 - 画像読取方法及び装置 - Google Patents

画像読取方法及び装置

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JP3461272B2
JP3461272B2 JP27326997A JP27326997A JP3461272B2 JP 3461272 B2 JP3461272 B2 JP 3461272B2 JP 27326997 A JP27326997 A JP 27326997A JP 27326997 A JP27326997 A JP 27326997A JP 3461272 B2 JP3461272 B2 JP 3461272B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40056Circuits for driving or energising particular reading heads or original illumination means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/04Scanning arrangements
    • H04N2201/0402Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
    • H04N2201/0458Additional arrangements for improving or optimising scanning resolution or quality

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャナ
装置或いはファクシミリ装置等における画像読取方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナ装置或いはファ
クシミリ装置等に使用されている一般的な画像読取装置
としては、図33に示すような縮小光学系を用いたもの
が知られている。この画像読取装置は、原稿3101を
照射する長手方向に伸びた光源3102、装置全体を小
型化するために光路を折り曲げるミラー3103、原稿
情報光を結像させるレンズ3104、白出力波形のレン
ズcos4乗則を補正する白基準補正板(シェーディン
グ板)3105、光情報を電気信号に変換するCCD
(撮像素子)3106から構成されている。更に、CC
D3106から出力される電圧波形を画像処理系に受け
渡す前にA(アナログ)/D(デジタル)変換するA/
Dコンバータ等のIC(集積回路)が介在する。
【0003】上述したような画像読取装置においては、
この装置を低コストにするために、原稿照明用の光源に
ついても安価なXe(キセノン)ランプやLED(発光
ダイオード)等が使用される場合が多い。特に、カラー
・スキャナーの場合は、R(赤),G(緑),B(青)
の3色分使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、LED等は、絶対的な光量が少な
いため、安定した画像情報を得るためには、読取りの蓄
積時間を長くしたり、受光系の感度を高めることが必要
になるという問題点があった。
【0005】しかし、現状では、受光素子であるBas
isセンサーやCCDデバイスの高速駆動化の開発が進
められてはいるものの、原稿の光情報を光電変換するた
めの受光部の感度特性には限界があり、安定したS(信
号)/N(雑音)比を得るためには、十分な光量で原稿
を照射する必要がある。
【0006】このために、LED等の駆動電流を上げて
光量を増やす場合、LED自体の発熱により、光の波長
及び順方向電圧の変化による電流の変化があり、安定し
た光量を得ることができないという問題点があった。
【0007】この問題を解決するために、従来では予め
ある温度まで光源を一気に暖める予熱と呼ばれる方法
と、スキャンされない間もある一定の状態を保持する保
熱と呼ばれる方法が知られている。これらの方法によ
り、電源投入直後の光源の熱不安定状態及び中断が長い
場合からのスキャンの開始時等の熱不安定要素は解消さ
れている。
【0008】しかし、R,G,Bの3色順次スキャン方
式のカラーの場合等は特に、各色主走査方向スキャン時
にLED等に流れる電流が大きく異なる場合等、LED
自体の自己発熱を含む熱均衡が崩れ、徐々に蓄熱して原
稿の始めと終りとでアンバランスとなり、結果的に画像
に微妙な色変化やコントラスト変化を伴う影響を及ぼし
ていた。
【0009】また、本発明の実施形態においては、ノー
ト・パソコン(ノート型パーソナルコンピュータ)に内
蔵されているプリンタの中の着脱可能な印字ヘッド/イ
ンクタンク・ユニットを取り外して装着することが可能
な形態を取る必要があり、外形の小型化という制約か
ら、スキャナー回路も簡素化しなければならないという
条件がある。
【0010】更に、本発明の実施形態においては、2次
電池による駆動が可能なノート・パソコンの使用なの
で、消費電力についても可能な限り減らしたいという条
件もある。
【0011】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、簡素化された回路構成で原稿画像の読み
取りに十分な光量を得つつ、少ない消費電力により安定
した高品質な画像情報を得ることができる画像読取方法
及び装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の画像読取方法は、各々が異
なる色の光を照射する複数の光源により前記異なる色の
光を順次照明された画像を受光素子により読み取る画像
読取方法であって、前記受光素子から出力される画像信
号を補正する際の基準となる基準データ取得期間におけ
る前記複数の光源の消費エネルギーが前記複数の光源
の保熱期間における前記複数の光源の消費エネルギー
と同じになるように制御すると共に、前記基準データ取
期間に前記複数の光源のなかの所定光源に供給され
電流値よりも前記保熱期間に前記所定光源に供給され
電流値の方が小さくるように前記複数の光源の供給電
流を制御することを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2に記載の画像読取方法は、請求項1に記載の画
像読取方法において、前記基準データ取得期間における
前記複数の光源の消費エネルギーが前記受光手段によ
る画像読み取り期間における前記複数の光源の消費エ
ネルギーと同じになるように前記複数の光源の供給電流
制御することを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3記載の画像読取方法は、請求項1または2
記載の画像読取方法において、前記複数の光源の消費エ
ネルギーを、前記光源の点灯デューティを変えることに
より制御することを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項に記載の画像読取装置は、各々が異なる色の光
を照射する複数の光源により前記異なる複数の色の光を
照明された画像を受光素子により読み取る画像読取装置
であって、前記受光素子から出力される画像信号を補正
する際の基準となる基準データ取得期間における前記複
数の光源の消費エネルギーが前記複数の光源の保熱期
における前記複数の光源の消費エネルギーと同じに
なるように制御すると共に前記基準データ取得期間に
前記複数の光源のなかの所定光源に供給される電流値よ
りも前記保熱期間に前記所定光源に供給される電流値
方が小さくるように前記複数の光源の供給電流を制御
する制御手段を有することを特徴とする。
【0026】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項に記載の画像読取装置は、請求項に記載の画
像読取装置において、前記制御手段は、前記基準データ
取得期間における前記複数の光源の消費エネルギー
が、前記受光手段による画像読み取り期間における前記
複数の光源の消費エネルギーと同じになるように前記
複数の光源の供給電流を制御することを特徴とする。
【0027】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項に記載の画像読取装置は、項またはに記載
の画像読取装置において、前記制御手段は、前記複数の
光源の消費エネルギーを、前記光源の点灯デューティを
変えることにより制御することを特徴とする。
【0028】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項17記載の画像読取装置は、請求項14乃至
16のいずれかに記載の画像読取装置において、前記受
光素子はCCD(電荷結合素子)であることを特徴とす
る。
【0029】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項18記載の画像読取装置は、複数の光源により
画像を照射する照射手段と、前記照射手段により照射さ
れた画像を読み取る画像読取手段と、前記複数の光源の
環境温度を所定の温度まで予熱する予熱手段と、前記画
像読取手段により画像を読み取らない間前記複数の光源
を保熱する保熱手段と、前記予熱終了の際における前記
複数の光源の環境温度と前記保熱手段により前記複数の
光源を保熱する際における前記複数の光源の環境温度と
前記画像読取手段での読み取り開始の際における前記複
数の光源の環境温度とを略同じになるように前記光源の
点灯を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0030】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項19記載の画像読取装置は、請求項18に記載
の画像読取装置において、前記照射された画像と前記画
像を読み取るための画像読取手段とを往路方向及び復路
方向に相対的に往復移動させるための移動手段を更に有
し、前記制御手段は、前記往復移動の際に、発生熱エネ
ルギーと放出熱エネルギーとを均衡させるように制御す
ことを特徴とする。
【0031】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項20記載の画像読取装置は、請求項18または
19に記載の画像読取装置において、前記制御手段は、
前記複数の光源の点灯の切り替えの際に、前記複数の光
源の環境温度と前記所定の温度とが略同じになるように
制御することを特徴とする。また、上記目的を達成する
ために本発明の請求項21に記載の画像読取装置は、請
求項20に記載の画像読取装置において、前記複数の光
源の点灯制御は、電流の供給により行われることを特徴
とする。また、上記目的を達成するために本発明の請求
項22に記載の画像読取装置は、請求項21に記載の画
像読取において、前記複数の光源は、LED(発光ダイ
オード)であることを特徴とする。また、上記目的を達
成するために本発明の請求項23に記載の画像読取装置
は、複数の色を照射する照射手段と、前記照射手段によ
り照射される画像と前記画像を読み取るための画像読取
手段とを往路方向及び復路方向に相対的に往復移動させ
るための移動手段と、前記移動手段よる往復移動に伴っ
て前記照射された画像を読み取る画像読取手段と、前記
画像読取手段により画像を読み取らない間前記複数の光
源を保熱する保熱手段と、前記往復移動を行いながら前
記照射手段に供給する往復移動の際の平均電流値と前記
画像読取手段により画像を読み取らない間前記複数の光
源を保熱する際に前記照射手段に供給する平均電流値と
を略同じになるように制御する制御手段とを有すること
を特徴とする。また、上記目的を達成するために本発明
の請求項24に記載の画像読取装置は、請求項23に記
載の画像読取装置において、前記画像読取手段は、往路
方向の際に前記照射手段に供給される電流が、復路方向
の際に前記照射手段に供給される電流と異なることを特
徴とする。また、上記目的を達成するために本発明の請
求項25に記載の画像読取装置は、請求項23または2
4に記載の画像読取装置において、前記読取手段は、前
記複数の光源に供給する電流値が光源毎に異なることを
特徴とする。また、上記目的を達成するために本発明の
請求項26に記載の画像読取装置は、請求項23乃至2
5のいずれかに記載の画像読取装置において、前記読取
手段 は、複数の色を順次照射することを特徴とする。ま
た、上記目的を達成するために本発明の請求項27に記
載の画像読取装置は、請求項26に記載の画像読取装置
において、前記複数の色は、R(赤)、G(緑)、B
(青)であることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図32に基づき説明する。
【0033】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図28に基づき説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置であ
るところのカラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの構
成を示す外観斜視図であり、同図において、101は筐
体で、図示しないキャリッジに設置されたときの位置決
めを行う位置決め孔101a及び位置決め溝101bを
有している。筐体101の一側壁は読み取り方向の姿勢
を決めるための基準壁101cとなっており、キャリッ
ジ側の基準壁(図示省略)に片寄せられることにより、
その搭載位置を決定する。筐体101の一端面には、プ
リンタへの装着時に電気的接触を図るための内部I/F
(インターフェース)であるところのコネクタ部101
dが設けられている。
【0034】図2は、図1に示すカラー・スキャナー・
ヘッド・ユニットにおける光学的配置を説明する図であ
り、同図において、201は原稿照明用の光源であると
ころのR,G,Bの3色のLED([赤色]λ=640
nm、[緑色]λ=525nm、[青色]λ=470n
m)であり、読み取り幅方向に配列されている。
【0035】LED201に近接して集光手段であると
ころの円筒形状のロッド・レンズ202が、LED20
1の並び方向と平行に設置されている。LED201の
照射中心は、ロッド・レンズ202のレンズ作用面の中
心を通過し、原稿面を斜めに照射する構成となってい
る。原稿からの反射光は、光軸中心が原稿と略直角方向
に設けられた第1の結像系レンズであるところのフィー
ルド・レンズ203を通過し、読み取り幅方向と平行に
設けられたミラー204により光軸の進行方向が90度
折り曲げられて原稿と略平行な光線とされる。205は
アバーチャで、フィールド・レンズ203の結像面はこ
の位置とされる。アバーチャ205の後方には、第2の
結像系レンズであるところの結像レンズ(図示省略)が
設けられている。この結像レンズの結像位置は光電変換
素子(Basisセンサー)206の位置である。な
お、結像系レンズの配置は縮小比0.45158に設置
されている。
【0036】図3は、図1に示すカラー・スキャナー・
ヘッド・ユニットの内部構成を示すブロック図である。
同図において、301はセンサーで、本実施の形態では
モノクロのBasisセンサー(図2では206)を使
用している。また、302は原稿照明用の光源であると
ころのR,G,Bの3色のLED(図2では201)
で、本実施の形態では、R及びGのLEDを各2個、B
のLEDを1個の合計5個を具備しており、後述する図
4に示す切り換え回路によりR,G,BのLED302
の切り換えを行う。但しLED302の個数に関して
は、5個に限られるものではなく、必要に応じて適宜増
減しても良い。
【0037】303はカラー・スキャナー・ヘッド・ユ
ニット専用に作られたカスタムIC(集積回路)で、ア
ンプ(AMP)304、A/Dコンバータ305、SR
AM(スタティック・ランダムアクセスメモリ)306
及び入出力制御部307を有している。アンプ304
は、Basisセンサー301から入力する信号を増幅
する。A/Dコンバータ305は、アンプ304から入
力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。SRA
M306はA/Dコンバータ305から入力する信号を
格納する。
【0038】カスタムIC303の機能としては、 (1)Basisセンサー301からの信号をクランプ
する機能 (2)クランプされた信号をA/Dコンバータ305の
最適レンジに増幅するためのピーク・サーチ機能 (3)1〜5倍の増幅&ゲインコントロール(256段
階)機能 (4)10ビットA/Dンバータ機能 (5)画像処理機能 *白黒歪み補正 *エッジ強調 *カラム方向及びライン方向の縮小 *2値画像データ出力 *多値(8bit)画像データ出力 図4は、R,G,BのLED302の切り換えを行う切
り換え回路の構成を示すブロック図である。同図におい
て、401はLED駆動用電源の12[V]3端子レギ
ュレータ(IC)で、ここから出力される12[V]の
電源が赤色(RED)のLED402a,402b(図
2では201、図3では302)、緑色(GREEN)
のLED403a,403b(図3では302)及び青
色(BLUE)のLED404(図2では201、図3
では302)にそれぞれ供給される。
【0039】405,406,407は各色のLEDの
駆動回路で、これは簡易型の停電流回路構成を成してい
て、赤色のLED402a,402bの駆動回路405
について説明すると、12[V]を抵抗R12及び抵抗
R13で分圧し、その分圧電圧が駆動用トランジスタQ
1のベースとエミッタとの間の電圧と抵抗R11の電圧
降下分と等しくなるだけLED回路に電流が流れる。R
on信号は、Low出力でLED402a,402bが
消灯し、High出力はオープンコレクタ状態になりL
ED402a,402bが点灯する。ダイオードD1を
介したH(High)/L(Low)信号により、これ
がLowの場合は抵抗R14が抵抗R13に並列接続さ
れた形態になることで、分圧電圧が下がりLED駆動電
流は弱電流となる。
【0040】なお、緑色のLED403a,403bの
駆動回路406及び青色のLED404の駆動回路40
7の構成は、上述した赤色のLED402a,402b
の駆動回路405と同一構成であるから、図面の同一部
分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0041】次に各色のLED402a,402b,4
03a,403b,404に流す電流値であるが、赤色
/緑色は強電流(Ron/Gon=High、H/L=
High)で10[mA]に、弱電流(Ron/Gon
=High、H/L=Low)で25[mA]にそれ
ぞれ設定している。青色は強電流(Bon=High、
H/L=High)で20[mA]に、弱電流(Bon
=High、H/L=Low)で5[mA]にそれぞれ
設定している。電流の設定値の違いは、LEDの数と配
置による光量のレベルが近い状態になるように設定する
ためである。
【0042】受光素子である図3のBasisセンサー
301とR,G,BのLED302の切り換えの組み合
わせを行うカラー画像読取方法としては、順次式カラー
方式による面順次式3パス読み取りにより行う。
【0043】この動作としては、R,G,BのLED3
02のうち、まず、第1色目のLED302のみ点灯
し、Basisセンサー301の読み込み幅でキャリア
を移動しつつ1行分のデータを取得する。消灯後キャリ
アを元の位置に戻す。
【0044】次に、改行を行わず、同じ位置のデータを
LED302のうち、第2色目のLED302のみ点灯
に切り換えて取得する。同じ様に第3色目のデータも取
得し、1行分のR,G,Bカラーデータの読み込みが終
了したら次の行へ改行する。
【0045】図5は、本実施の形態に係る画像読取装置
であるところのカラー・スキャナー・ヘッド・ユニット
により白基準取得したときの白データを示す図である。
同図において、縦軸は光電変換後の図3のA/Dコンバ
ータ305のA/D変換値(10ビット)、横軸はBa
sisセンサー301の全読み込み幅である128画素
である。また、△印は赤色のLED402a,402b
の出力、×印は緑色のLED403a,403bの出
力、○印は青色のLED404の出力である。
【0046】図2においてLED201の配置及びロッ
ド・レンズ202との位置により、1〜128dotの
中で出力が均一な状態でないこと、色ごとのプロファイ
ルのピーク位置が一致していないことが分かる。
【0047】本実施の形態における画像読み込み画素
は、33〜96dotの中間である64dot幅にて行
なっている。
【0048】次に、図3に示すカスタムIC303にお
ける白基準のピークサーチ機能について説明する。
【0049】白基準値は、各色10bit/128画素
データ構成であるが、A/Dコンバータ305のフルレ
ンジに白データが存在するように、A/Dコンバータ3
05の前段のアンプ304(1〜5倍ゲイン/256段
階によるントロール)倍率を128画素分のセンサー信
号の出力ピーク値を検出し、そのピーク値を最大値に設
定するようにゲインを決定する機能である。
【0050】この機能を使用した場合、図5に示す青色
のLEDでの白プロファイルでは、矢印で示す77do
t目がピーク値として検出され、このdotの出力がA
/D変換範囲のピークに来るようにゲインデータを決定
する。
【0051】図6はゲインデータと赤色LEDの環境温
度特性との関係を、図7はゲインデータと緑色LEDの
環境温度特性との関係を、図8はアンプ304のゲイン
と青色LEDの環境温度特性との関係をそれぞれ示す図
である。
【0052】カラー画像を読み込む場合、色要素として
R,G,Bの3色のLEDを使用するため、各色ごとに
LEDの出力及び温度特性が異なるために白基準を設定
する必要がある。
【0053】そのために、白基準取得時には図3に示す
カスタムIC303では、Basisセンサー301か
らの各色の信号別に、白基準プロファイルのピーク値を
検出し、A/D変換最適レンジにて基準を設定するため
に256段階で設定可能なアンプ304のゲインを決定
する。
【0054】白基準のデータとしては、 (1)白データとして128画素×10bit (2)ゲインデータとして8bit (3)黒データとして128画素×8bitの構成単位
でR,G,Bの3色分プラス温度データ(2byt
e)、ID(2byte)で管理を行っている。
【0055】次に、上記構成になる本実施の形態に係る
画像読取装置であるところのカラー・スキャナー・ヘッ
ド・ユニットを装着するノート・パソコン全体のシステ
ムについて図9及び図10を用いて説明する。
【0056】図9は、ノート・パソコンの外観斜視図で
あり、同図において、901は本体で、その上面にはキ
ーボード902が設けられている。また、本体901に
は、キーボード902を開閉し得るように蓋体903が
設けられている。この蓋体903には表示装置904が
設けられている。この表示装置904は、例えばTFT
(薄膜トランジスタ)液晶表示装置等からなる11.8
インチカラー表示装置である。また、本体901の後部
には、図示していないがプリンタが収納されている。
【0057】図10は、図9に示すノート・パソコンの
構成を示すブロック図である。同図において、ノート・
パソコンは、ホスト部1001とプリンタ/スキャナ部
1002とからなる。
【0058】ホスト部1001は、駆動源である電力供
給部(POWER SUPPLY)1003、電力管理
IC(POWER MANAGEMENT IC)10
04、中央演算処理装置(CPU)1005、浮動小数
点演算ユニット(FPU)1006、基本入出力システ
ムリードオンリーメモリ(BIOS ROM)100
7、リアルタイムクロック(RTC)1008、液晶表
示装置(LCD)1009(図9では904)、ビデオ
・グラフィクス・アレイ・コントローラ(VGAC)1
010、キーボード・コントローラ(KBC)101
1、キーボード1012(図9のキーボード902に相
当する)、ビデオ・ランダムアクセスメモリ(VRA
M)1013、メイン・ダイナミック・ランダムアクセ
スメモリ(MAIN DRAM)1014、ハードディ
スク・コントローラ(HDC)1015、ハードディス
ク(HDD)1016、フロッピーディスク・コントロ
ーラ(FDC)1017、フロッピーディスク(FD
D)1018、ダイレクト・メモリ・アクセス・コント
ローラ(DMAC)1019、割り込みントローラ(I
RQC)1020、拡張ポート(PORT)1021、
シリアルインターフェース(SIO)1022を有して
いる。電力供給部1003としては、ACアダプター
(定格電圧20[V]、54[W])1023とニッケ
ル水素2次電池(定格電圧12[V]、2700[mA
/h])等のバッテリー1024がある。
【0059】プリンタ/スキャナ部1002は、スキャ
ナ・ブロック1025とプリンタ・ユニット1026を
有し、内部バスによりホスト部1001と接続されてい
る。
【0060】上記構成になるノート・パソコンに内蔵さ
れたプリンタ・ユニット及びこのプリンタ・ユニットに
着脱可能なカラー・スキャナー・ユニットと印字ヘッド
・ユニット(以下、BJヘッド・ユニットと記述する)
について、図11及び図12を用いて説明する。
【0061】図11は、プリンタ・ユニット、カラー・
スキャナー・ユニット及びBJヘッド・ユニットの構成
を示すブロック図である。同図において、1101はプ
リンタ・ユニット、1102はカラー・スキャナー・ユ
ニット、1103はBJヘッドである。
【0062】プリンタ・ユニット1101は、CPU
(中央演算処理装置)1104、コントローラ110
5、切り換えブロック1106、モータ・ドライバ11
07,1108、CRモータ(キャリッジ用モータ)1
109、ASFモータ(オートシートフィード用モー
タ)1110、LFモータ(ラインフィード用モータ)
1111、キャリッジ・コンタクト1112、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)1113、ROM(リ
ード・オンリー・メモリ)1114、センサー・ユニッ
ト1115を有している。センサー・ユニット1115
はホーム・ポジション検出、ASF(オートシートフィ
ード)ポジション検出、給紙検出、排紙検出をそれぞれ
行う4つのセンサーを具備している。コントローラ11
05は、ノート・パソコン本体である図10のホスト部
1001に接続されている。
【0063】そして、CPU1104とコントローラ1
105により、3つのモータ1109,1110,11
11、センサー・ユニット1115の4つのセンサー、
カラー・スキャナー・ユニット1102及びBJヘッド
1103の駆動制御を行っている。
【0064】カラー・スキャナー・ユニット1102
は、画像読取センサー1116、アンプ(AMP)11
17、クロック(CLK)1118、A/D及びシェー
ディング・コントローラ1119及び原稿照明用の光源
1120を有している。A/D及びシェーディング・コ
ントローラ1119は、プリンタ・ユニット1101の
キャリッジ・コンタクト1112に接続されている。
【0065】BJヘッド・ユニット1103は、BJヘ
ッド1121とヘッド・ドライバー1122を有してい
る。このヘッド・ドライバー1122は、プリンタ・ユ
ニット1101のキャリッジ・コンタクト1112に接
続されている。
【0066】カラー・スキャナー・ユニット1102及
びBJヘッド・ユニット1103は、いずれか一方のユ
ニットとプリンタ・ユニット1101とが着脱可能な接
続構成をとっている。その接続部は、プリンタ・ユニッ
ト1101のキャリッジ部分にコンタクト電極があり、
前記ユニットの装着時に圧力による接続を行っている。
【0067】搭載ユニットの判別方法としては、キャリ
ッジ・コンタクト1112に2bitのヘッドIDを持
っていて、装着後に前記ヘッドIDを読み込み、カラー
・スキャナー・ユニット1102とBJヘッド・ユニッ
ト1103の判別を行い、制御ピンの内容を対応させ
る。
【0068】図12は、プリンタ・ユニット1101へ
のカラー・スキャナー・ユニット1102とBJヘッド
・ユニット1103の取り付け状態を説明するための斜
視図である。同図において、1201はカラー・スキャ
ナー・カートリッジ(カラー・スキャナー・ユニット1
102に相当する)、1202は記録媒体に記録を行う
印字ヘッド・カートリッジ(BJヘッド・ユニット11
03に相当する)である。これらカラー・スキャナー・
カートリッジ1201と印字ヘッド・カートリッジ12
02は互いに同一形状で、プリンタ・ユニットに対して
択一的に交換可能に着脱される。
【0069】1203はキャリッジで、カラー・スキャ
ナー・カートリッジ1201のコネクター部1201a
を介して本体より読取信号を送受信する接点部1203
aを有している。前記読取信号は、前記接点部及びフレ
キシブル・ケーブル1204を介して図11のプリンタ
・ユニット1101のCPU1104で処理される。キ
ャリッジ1203は、フレームの側板部1205,12
06の間に設けられたスライド軸1207とスライド板
1208に沿って往復運動することで読み取りが行われ
る。1209は駆動モータで、ベルトを介してキャリッ
ジ1203を移動させる。
【0070】次に、本実施の形態に係るカラー・スキャ
ナー・ヘッド・ユニットにおけるカラー・スキャナー光
源であるLEDの電気的特性について、図13を用いて
説明する。
【0071】図13は、LEDの周囲温度(Ta)と相
対発光強度(Iv)との関係を示す図である。同図にお
いて、周囲温度が上がるとLEDの発光強度が下がって
いることが分かる。
【0072】本実施の形態に係るカラー・スキャナー・
ヘッド・ユニットでプリンタ・ユニットから給紙した白
基準シートを蓄積時間256[μsec]にて強電流状
態で読み続けたデータを図14に示す。同図において、
横軸はLEDが点灯してからの時間(単位:秒)を、縦
軸はスキャナーからの出力を256段階で表現したとき
のプリンタ・ユニットが受け取った数値をそれぞれ表わ
す。
【0073】本実施の形態に係るカラー・スキャナー・
ヘッド・ユニットは、読み取り幅128画素構成になっ
ているが、データに載せているのは代表値として63〜
66画素目のものである。
【0074】LEDは点灯後に発熱することで相対発光
強度が低下する。この変化は、時間に対して比例関係で
はなく、明らかに発光直後が急峻な変化をしている。
【0075】また、カラー・スキャナー・ヘッド・ユニ
ットによる読み込み動作を考えると、読み込み中のLE
Dの発光は、受光側のS/N比を良くするために強電流
で選択的に行われているが、キャリッジがホームポジシ
ョンに戻るリターン動作中は、本体及びLEDでの消費
電力を抑える必要があるために、LEDの点灯を禁止し
ている。この状態でLEDが温度飽和したときの温度条
件が、温度的に最も安定した状態である。この状態の白
基準読み取り値は、図14においては、「110」であ
る。
【0076】同一環境下においての原稿画像読み込み中
のLEDの温度上昇による出力変動を無くすために予熱
/保熱制御(以下、予保熱制御と記述する)を行ってい
る。画像読み込み状態の熱均衡条件は下記のようにな
る。
【0077】[R(強励磁/100%点灯)+G(強励
磁/100%点灯)+B(強励磁/100%点灯)]/
6=1色(強励磁/100%点灯)/2ここで、(強励磁/100%点灯)は、LEDに強電流
を100%の点灯デューティで供給している状態、(弱
励磁/100%点灯)は、LEDに弱電流を100%の
点灯デューティで供給している状態をそれぞれ表してい
る。また、上記式は、R,G,B各色について、それぞ
れ1往復の往方向の走査でLEDを点灯し、復方向の走
査でLEDを消灯することで、3往復で6回の走査を行
う場合、復方向3回の走査ではLEDが消灯しているた
め、3色全ての光源の1回の走査で発生する平均熱量
は、1色のLEDを1往復で2回の走査の半分、即ち、
1回の走査で点灯する際に発生する熱量と等しいことを
表している。 画像読み取りの安定状態になった後で、次
の読み込み動作が始まるまでのインターバルにおいて、
この状態を保つためには、読み込み状態と同等の消費電
力をLEDで消費する必要がある。これを行う制御が保
熱制御である。
【0078】保熱=R,G(弱励磁/100%点灯)ここで、(弱励磁/100%点灯)は、LEDに弱電流
を100%の点灯デューティで供給している状態を表し
ている。また、上記式は、保熱時には、RとGのLED
に弱電流を100%のデューティで供給して点灯させる
ことを表している。 上記式の保熱条件にて保熱制御を行
うことができる。
【0079】図15は、本実施の形態に係るカラー・ス
キャナー・ヘッド・ユニットにおいて行った実験データ
を示す図である。同図において、縦軸は保熱制御を行っ
ていない場合のLED出力を100%としたときの出力
比率を、横軸は保熱条件をそれぞれ表わす。また、横軸
において、画像読み込みと同じものは[同1on50
%]であり、[R100%PHT3=1]が保熱条件と
同等のものである。
【0080】このような実験結果から、LEDの色
(赤、青)に拘らず保熱が旨く行われていることが裏付
けられる。
【0081】一方、予熱制御については、保熱条件まで
最短時間で到達するように発熱元のLEDを全て点灯す
る。
【0082】図14に示すデータより、出力の値が読み
込み時の安定状態である「110」に至るのは、LED
発光後、約60[sec]経過後である。
【0083】本実施の形態では、予熱時間を60[se
c]と時間管理しているが、カラー・スキャナー・ヘッ
ド・ユニット内にサーミスタを設けて温度管理としても
良い。
【0084】また、キャリッジの往復動作の速度は、図
16〜図18に示すように、読み込みモードによりBa
sisセンサーの蓄積時間と存在するキヤリッジ温度テ
ーブルとの関係で4種類設定している。図16はカラー
・モード、図17はMono(モノクロ)多値モード
(イメージ・トラスト・モード)、図18はMono
(モノクロ)2値モード(イメージ・トラスト・モー
ド)の場合をそれぞれ示す。
【0085】同一環境下においては、予保熱制御を行う
ことで画像を高品質に安定的に取得することができる。
【0086】上述したように通常読み取り時(保熱制御
を含む)と予熱時はLEDの総消費エネルギーが同等に
なるように制御されている。
【0087】本発明では、白基準読み取り時も、そのL
EDの総消費エネルギーに合わせ込むための制御を行う
ものである。
【0088】次に、白基準値取り処理動作について図1
9を用いて説明する。図19は、白基準値取り処理動作
の流れを示すフローチャートである。白基準値取り処理
動作が開始すると、まず、ステップS1701でキャリ
アをポジションAに移動し、次のステップS1702で
ゲイン値検出処理を行う。次にステップS1703でオ
フセット値/白基準値の検出処理を行い、その検出処理
終了後に、ステップS1704でキャリアをポジション
Bに移動する。次いで、ステップS1705で再度白基
準値の検出処理を行い、その検出処理終了後に、ステッ
プS1706でキャリアをホームポジションに移動した
後、本処理動作を終了する。
【0089】次に、ゲイン値検出処理動作について図2
0を用いて説明する。図20は、ゲイン値検出処理動作
の流れを示すフローチャートである。ゲイン値検出処理
動作が開始すると、まず、ステップS1801で該当す
るLEDを点灯する。次にステップS1802でゲイン
値検出処理を行う。次にステップS1803で各蓄積時
間で処理がなされたか否かを判断する。そして、各蓄積
時間で処理がなされない場合は、前記ステップS180
1へ戻って再び該当するLEDを点灯する。
【0090】一方、前記ステップS1803において各
蓄積時間で処理がなされた場合は、ステップS1804
でR,G,BのLED全てに対して処理がなされたか否
かを判断する。そして、R,G,BのLED全てに対し
て処理がなされない場合は、前記ステップS1801へ
戻って再び該当するLEDを点灯する。また、R,G,
BのLED全てに対して処理がなされた場合は、本処理
動作を終了する。
【0091】次に、オフセット値検出/白基準値検出処
理動作について図21を用いて説明する。図21は、オ
フセット値検出/白基準値検出処理動作の流れを示すフ
ローチャートである。オフセット値検出/白基準値検出
処理動作が開始すると、まず、ステップS1901でL
EDを消灯し、次のステップS1902でオフセット値
検出処理を行う。次にステップS1903で該当するL
EDを点灯する。次にステップS1904で白基準値検
出処理を行う。次にステップS1905でLEDを消灯
した後、次のステップS1906で各蓄積時間で処理が
なされたか否かを判断する。そして、各蓄積時間で処理
がなされない場合は、前記ステップS1901へ戻って
LEDを消灯する。
【0092】一方、前記ステップS1906において各
蓄積時間で処理がなされた場合は、ステップS1907
でR,G,BのLED全てに対して処理がなされたか否
かを判断する。そして、R,G,BのLED全てに対し
て処理がなされない場合は、前記ステップS1901へ
戻って再びLEDを消灯する。また、R,G,BのLE
D全てに対して処理がなされた場合は、本処理動作を終
了する。
【0093】次に、白基準値検出処理動作について図2
2を用いて説明する。図22は、白基準値検出処理動作
の流れを示すフローチャートである。白基準値検出処理
動作が開始すると、まず、ステップS2001で該当す
るLEDを点灯する。次にステップS2002で白基準
値検出処理を行う。次にステップS2003でLEDを
消灯した後、次のステップS2004で各蓄積時間で処
理がなされたか否かを判断する。そして、各蓄積時間で
処理がなされない場合は、前記ステップS2001へ戻
って再び該当するLEDを点灯する。
【0094】一方、前記ステップS2004において各
蓄積時間で処理がなされた場合は、ステップS2005
でR,G,BのLED全てに対して処理がなされたか否
かを判断する。そして、R,G,BのLED全てに対し
て処理がなされない場合は、前記ステップS2001へ
戻って再び該当するLEDを点灯する。また、R,G,
BのLED全てに対して処理がなされた場合は、本処理
動作を終了する。
【0095】図23は、画像の読み取り処理時の電流値
を表わすタイミングチャートである。同図に示すよう
に、キャリッジの正方向動作時は、各LED(R1,R
2,G1,G2,B)ごとに順次点灯し、また、キャリ
ッジの逆方向動作時は、各LED(R1,R2,G1,
G2,B)は消灯している。また、時間T0〜T1、T
2〜T3、T4〜T5の各々のトータル電流は20mA
となり、時間T0〜T6までの平均電流は10mAとな
る。これは、上述した予熱時及び保熱時と同じであり、
平均エネルギーについても同じである。
【0096】図24は、保熱処理時の電流値を表わすタ
イミングチャートである。同図に示すように、キャリッ
ジがホームポジション位置にある時、Bを除く各LED
(R1,R2,G1,G2)の電流は2.5mAとな
り、トータル電流は10mAとなり、時間T0〜T6ま
での平均電流は10mAとなる。
【0097】図25は、白基準値取り処理が開始し、ゲ
イン値検出処理時の電流値を表わすタイミングチャート
である。同図に示すように、キャリッジがホームポジシ
ョン位置にある時、時間T0〜T1、T2〜T3、T4
〜T5の各々のトータル電流は20mAとなり、時間T
1〜T2、T3〜T4、T5〜T6まで各LED(R
1,R2,G1,G2,B)を消灯することにより、時
間T0〜T6までの平均電流は10mAとなる。
【0098】図26は、オフセット値/白基準値検出処
理時の電流値を表わすタイミングチャートである。同図
に示すように、キャリッジがホームポジション位置にあ
る時、時間T1〜T2、T3〜T4、T5〜T6の各々
のトータル電流は20mAとなり、オフセット値検出処
理時間と白基準値検出処理時間とを同等にすることによ
り、時間T0〜T6までの平均電流は10mAとなる。
【0099】図27は、2回目の白基準値検出処理時の
電流値を表わすタイミングチャートである。同図に示す
ように、キャリッジがBポジション位置にある時、時間
T1〜T2、T3〜T4、T5〜T6の各々のトータル
電流は20mAとなり、処理休止時間を設けて白基準値
検出処理時間と同等にすることにより、時間T0〜T6
までの平均電流は10mAとなる。
【0100】図28は、図27に示す場合と異なる別方
法における白基準値検出処理時の電流値を表わすタイミ
ングチャートである。同図に示すように、各白基準値検
出処理ごとに各LED(R1,R2,G1,G2,B)
の点滅を行い、それにより時間T0〜T6までの平均電
流は10mAとしたものである。この場合、時間T0〜
T6までのトータル電流は20mAとなっている。
【0101】以上のような処理を行うことによって、予
熱時、保熱時、読み取り時と同等のエネルギー消費によ
り、安定した白基準値が得られる。
【0102】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図図29及び図30に基づき説明する。
なお、本実施の形態に係る画像読取装置の基本的な構成
は、上述した第1の実施の形態と同様であるから、必要
に応じて第1の実施の形態の図面を流用して説明する。
【0103】上述した第1の実施の形態においては、L
EDの出力変動が環境温度に影響を受けるため、この影
響を温度管理と補正制御により緩和するようにしたが、
本実施の形態では、LEDの出力変動が光源の自己発熱
温度に影響を受けるため、この影響を温度管理と補正制
御により緩和するようにしたものである。
【0104】本実施の形態における読み込み状態での各
色のLEDの駆動条件は、下記のようになる。
【0105】R(強励磁/100%点灯)=Ir,G
(強励磁/100%点灯)=Ig,B(強励磁/100
%点灯)=Ibここで、(強励磁/100%点灯)は、LEDに強電流
を100%の点灯デューティで供給している状態を表
し、上記式は、R,G,Bの各LEDに100%の点灯
デューティで強電流Ir,Ig,Ibを供給することを
表している。 また、本実施の形態における保熱条件とし
ては、 保熱=R(弱励磁/100%点灯=Ihr)+G(弱励
磁/100%点灯=Ihg)(弱励磁/100%点灯)は、LEDに弱電流を100
%の点灯デューティで供給している状態を表し、上記式
は、保熱時にRとGのLEDに100%のデューティで
弱電流Ihr,Ihgを供給して点灯させることを表し
ている。 上記保熱条件にて保熱制御を行うことができ
る。
【0106】図29は、1往復熱均衡制御の概要を示す
図であり、各状態におけるLEDの電流駆動条件と温度
状態及びキャリア駆動状態とをまとめて図示したもので
ある。
【0107】次に、本実施の形態に係る画像読取装置の
動作を図29及び図30に基づき説明する。図30は、
本実施の形態に係る画像読取装置の1ページスキャン処
理において、LED電流駆動制御を、1往復熱均衡制御
を基にどの様に行っているのかを示すフローチャートで
あり、ここに至る以前において、予熱制御及び保熱制御
が行われている。
【0108】図30において、1ページスキャン処理が
開始すると、ステップS2801で保熱状態のまま原稿
の給紙を行い、次のステップS2802で1ページが終
了したか否かを判断する。そして、1ページが終了した
場合は、ステップS2807で保熱状態のまま原稿を排
紙した後、本処理動作を終了する。
【0109】一方、前記ステップS2802において1
ページが終了しない場合は、ステップS2803で図2
9におけるRの1往復制御となり、順方向移動時にIr
という電流にてスキャン(移動時間Tsan)を行った
後、逆方向移動時は全てのLEDを消灯して順方向移動
時に移動時間Tsan内に蓄積した熱を放出するのに相
当する時間Troffにてキャリアの戻り制御を行う。
次にステップS2804で図29におけるGの1往復制
御では、順方向移動時にIgという電流にてスキャン
(移動時間Tsan)を行った後、逆方向移動時は全て
のLEDを消灯して順方向移動時に移動時間Tsan内
に蓄積した熱を放出するのに相当する時間Tgoffに
てキャリアの戻り制御を行う。次にステップS2805
で図29におけるBの1往復制御では、順方向移動時に
Ibという電流にてスキャン(移動時間Tsan)を行
った後、逆方向移動時は全てのLEDを消灯して順方向
移動時に移動時間Tsan内に蓄積した熱を放出するの
に相当する時間Tboffにてキャリアの戻り制御を行
う。
【0110】ここにおいて、R,G,Bの各LEDは、
流す電流もその特性及び構成も異なるため、各々として
は蓄積時間も同一スキャンに要する移動時間Tscan
も一緒であっても、蓄熱度合いは図29に示す通り大き
く異なっている。従って、戻りの時間もTboff>T
goff>Troffとなつて各状態で異なっている。
【0111】前記ステップS2803〜ステップS28
05にてR,G,Bの3色での1ラインカラースキャン
処理が終了すると、ステップS2806で保熱状態にし
て1ライン分の紙送りを行った後、前記ステップS28
02へ戻り、再び1ページが終了したか否かを判断す
る。
【0112】以上の動作を最終ページまで繰り返し行
う。
【0113】上述したRの1往復制御とGの1往復制御
とBの1往復制御は、各制御内での熱均衡を完全に保ち
且つ熱均衡点が予熱時及び保熱時のそれと同一に制御さ
れる。
【0114】これらを用いて同一環境下においては、画
像を高品質に安定的に取得することができる。
【0115】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図31及び図32に基づき説明する。な
お、本実施の形態に係る画像読取装置の基本的な構成
は、上述した第1の実施の形態と同様であるから、必要
に応じて第1の実施の形態の図面を流用して説明する。
【0116】本実施の形態において上述した第2の実施
の形態と異なる点は、R,G,BのLEDの各1往復制
御時のスキャン時間も蓄積時間を変化させて可変とした
こと及び各戻り時間は順方向時間に相当するように熱均
衡されることである。
【0117】図31は、1往復熱均衡制御の概要を示す
図であり、各状態におけるLEDの電流駆動条件と温度
状態及びキャリア駆動状態とをまとめて図示したもので
ある。図32は、本実施の形態に係る画像読取装置の1
ページスキャン処理において、LED電流駆動制御を、
1往復熱均衡制御を基にどの様に行っているのかを示す
フローチャートであり、ここに至る以前において、予熱
制御及び保熱制御が行われている。
【0118】図32において、1ページスキャン処理が
開始すると、ステップS3001で保熱状態のまま原稿
の給紙を行い、次のステップS3002で1ページが終
了したか否かを判断する。そして、1ページが終了した
場合は、ステップS3007で保熱状態のまま原稿を排
紙した後、本処理動作を終了する。
【0119】一方、前記ステップS3002において1
ページが終了しない場合は、ステップS3003で図3
1におけるRの1往復制御となり、順方向移動時にIr
という電流にてスキャン(移動時間Tr)を行った後、
逆方向移動時は全てのLEDを消灯して順方向移動時に
移動時間Tsr内に蓄積した熱を放出するのに相当する
時間Troffにてキャリアの戻り制御を行う。次にス
テップS3004で図31におけるGの1往復制御で
は、順方向移動時にIgという電流にてスキャン(移動
時間Tsg)を行った後、逆方向移動時は全てのLED
を消灯して順方向移動時に移動時間Tsg内に蓄積した
熱を放出するのに相当する時間Tgoffにてキャリア
の戻り制御を行う。次にステップS3005で図31に
おけるBの1往復制御では、順方向移動時にIbという
電流にてスキャン(移動時間Tsb)を行った後、逆方
向移動時は全てのLEDを消灯して順方向移動時に移動
時間Tsb内に蓄積した熱を放出するのに相当する時間
Tboffにてキャリアの戻り制御を行う。
【0120】ここにおいて、R,G,Bの各LEDは、
流す電流もその特性及び構成も異なるため、各々として
は蓄積時間も同一スキャンに要する移動時間Tsr,T
sg,Tsbも異なり、蓄熱度合いも図31に示す通り
大きく異なっている。従って、戻りの時間もTboff
>Tgoff>Troffとなつて各状態で異なってい
る。
【0121】前記ステップS3003〜ステップS30
05にてR,G,Bの3色での1ラインカラースキャン
処理が終了すると、ステップS3006で保熱状態にし
て1ライン分の紙送りを行った後、前記ステップS30
02へ戻り、再び1ページが終了したか否かを判断す
る。
【0122】以上の動作を最終ページまで繰り返し行
う。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、
準データ取得期間において光源に供給する電流値を保熱
期間に供給する電流値よりも大きくすることにより短時
間で光源を安定させ、基準データ取得期間を短縮し、保
熱期間では光源に供給する電流値を小さくすることによ
り光源の劣化を抑えながら、その温度を一定に保つこと
ができるという効果を奏する。
【0124】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
であるカラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの構成を
示す外観斜視図である。
【図2】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットにお
ける光学系部品配置状態を示す図である。
【図3】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの構
成を示すブロック図である。
【図4】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットのL
ED駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図5】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットにお
けるR,G,B白基準プロファイルを示す図である。
【図6】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットにお
けるR(赤)LEDのゲイン出力値と環境温度との関係
を示す図である。
【図7】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットにお
けるG(緑)LEDのゲイン出力値と環境温度との関係
を示す図である。
【図8】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットにお
けるB(青)LEDのゲイン出力値と環境温度との関係
を示す図である。
【図9】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットを具
備したノート・パソコンの構成を示す外観斜視図であ
る。
【図10】図10に示すノート・パソコンの構成を示す
ブロック図である。
【図11】図10に示すノート・パソコンのカラー・ス
キャナ・ユニット、プリンタ・ユニット及びBJヘッド
・ユニットの構成を示すブロック図である。
【図12】図10に示すノート・パソコンのプリンタ・
ユニットへのカラー・スキャナ・ユニット及びBJヘッ
ド・ユニットの着脱状態を示す図である。
【図13】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるLEDの相対発光強度と周囲温度との関係を示す
Iv−Ta特性曲線図である。
【図14】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるLEDの連続点灯における出力特性曲線図であ
る。
【図15】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける保熱データを示す図である。
【図16】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける画像読み込みモードの内容を示す図である。
【図17】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける画像読み込みモードの内容を示す図である。
【図18】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける画像読み込みモードの内容を示す図である。
【図19】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける白基準値取り処理動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図20】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるゲイン値検出処理動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図21】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるオフセット値検出/白基準値検出処理動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図22】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける白基準値検出処理動作の流れを示すフローチャー
トである。
【図23】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける画像読取処理時の電流値を顕すタイミングチャー
トである。
【図24】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける保熱処理時の電流値を顕すタイミングチャートで
ある。
【図25】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるゲイン値検出処理時の電流値を顕すタイミングチ
ャートである。
【図26】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おけるオフセット値検出/白基準値検出処理時の電流値
を顕すタイミングチャートである。
【図27】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける白基準値検出処理時の電流値を顕すタイミングチ
ャートである。
【図28】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットに
おける2回目の白基準値検出処理時の電流値を顕すタイ
ミングチャートである。
【図29】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置であるカラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの制御
概念図である。
【図30】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの
スキャン処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図31】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装
置であるカラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの制御
概念図である。
【図32】同カラー・スキャナー・ヘッド・ユニットの
スキャン処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図33】従来の画像読取装置の原理構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 画像読取装置(カラー・スキャナー・ヘッ
ド・ユニット) 101a 位置決め孔 101b 位置決め溝 101c 基準壁 101d コネクタ部 201 原稿照明用光源(LED) 202 ロッド・レンズ 203 フィールド・レンズ 204 ミラー 205 アバーチャ 206 光電変換素子(Basisセンサー) 301 受光素子(Basisセンサー) 302 原稿照明用光源(LED) 303 カスタムIC 304 アンプ(AMP) 305 A/Dコンバータ 306 SRAM(スタティック・ランダム・アク
セス・メモリ) 307 入出力制御部 401 IC 402a RED(赤)のLED 402b RED(赤)のLED 403a GREEN(緑)のLED 403b GREEN(緑)のLED 404 BLUE(青)のLED 405 RED(赤)のLED駆動回路 406 GREEN(緑)のLED駆動回路 407 BLUE(青)のLED駆動回路 901 パソコン本体 902 キーボード 903 蓋体 904 表示装置 1001 ホストコンピュータ 1002 プリンタ/スキャナー部 1003 電力供給部 1004 電力管理IC 1005 CPU(中央演算処理装置) 1006 FPU(浮動小数点演算ユニット) 1007 BIOS(基本入出力システム) 1008 RTC(リアルタイムクロック) 1009 LCD(液晶表示装置) 1010 VGAC(ビデオクグラフィクスアレイ) 1011 KBC(キーボードコントローラ) 1012 キーボード 1013 VRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・
メモリ) 1014 MAIN DRAM(メイン・ダイナミッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ) 1015 HDC(ハード・ディスク・コントロー
ラ) 1016 HDD(ハード・ディスク・ドライブ) 1017 FDC(フロッピー・ディスク・コントロ
ーラ) 1018 FDD(フロッピー・ディスク・ドライ
ブ) 1019 DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラ) 1020 IRQC( ) 1021 PORT(ポート) 1022 SIO(直列入出力インターフェース) 1023 アダプター 1024 バッテリー 1025 プリンタ/スキャナー・ブロック 1026 プリンタ/スキャナー・ユニット 1101 プリンタ・ユニット 1102 カラー・スキャナー・ユニット 1103 BJヘッド・ユニット 1104 CPU(中央演算処理装置) 1105 コントローラ 1106 切り換えブロック 1107 モータ・ドライバー 1108 モータ・ドライバー 1109 CR(キャリッジ用)モータ 1110 ASF(オートシートフィード用)モータ 1111 LF(ラインフィード用)モータ 1112 キャリッジ・コンタクト 1113 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 1114 ROM(リード・オンリー・メモリ) 1115 センサー・ユニット 1116 センサー 1117 AMP(アンプ) 1118 CLK(クロック) 1119 A/D、シェーディング・コントローラ 1120 原稿照明用光源 1121 BJヘッド 1122 ベッド・ドライバー 1201 カラー・スキャナー・カートリッジ 1201a コネクター部 1202 印字ヘッド・カートリッジ 1203 キャリッジ 1203a 接点部 1204 フレキシブル・ケーブル 1205 一側壁 1206 他側壁 1207 スライド軸 1208 スライド板 1209 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−163076(JP,A) 特開 昭63−178221(JP,A) 特開 昭64−29159(JP,A) 特開 平9−102849(JP,A) 特開 平7−212537(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/19 H04N 1/04 H04N 1/04 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が異なる色の光を照射する複数の光
    源により前記異なる色の光を順次照明された画像を受光
    素子により読み取る画像読取方法であって、 前記受光素子から出力される画像信号を補正する際の
    準となる基準データ取得期間における前記複数の光源の
    消費エネルギーが前記複数の光源の保熱期間における
    前記複数の光源の消費エネルギーと同じになるように
    制御すると共に、前記基準データ取得期間に前記複数の
    光源のなかの所定光源に供給される電流値よりも前記保
    熱期間に前記所定光源に供給される電流値の方が小さく
    るように前記複数の光源の供給電流を制御することを
    特徴とする画像読取方法。
  2. 【請求項2】 前記基準データ取得期間における前記複
    数の光源の消費エネルギーが前記受光手段による画像
    読み取り期間における前記複数の光源の消費エネルギ
    と同じになるように前記複数の光源の供給電流を制御
    することを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の光源の消費エネルギーを、前
    記光源の点灯デューティを変えることにより制御するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取方
    法。
  4. 【請求項4】 各々が異なる色の光を照射する複数の光
    源により前記異なる複数の色の光を照明された画像を受
    光素子により読み取る画像読取装置であって、 前記受光素子から出力される画像信号を補正する際の
    準となる基準データ取得期間における前記複数の光源の
    消費エネルギーが前記複数の光源の保熱期間における
    前記複数の光源の消費エネルギーと同じになるように
    制御すると共に前記基準データ取得期間に前記複数の
    光源のなかの所定光源に供給される電流値よりも前記保
    熱期間に前記所定光源に供給される電流値の方が小さく
    るように前記複数の光源の供給電流を制御する制御手
    段を有することを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記基準データ取得
    における前記複数の光源の消費エネルギーが、前記
    受光手段による画像読み取り期間における前記複数の光
    源の消費エネルギーと同じになるように前記複数の光
    源の供給電流 制御することを特徴とする請求項に記
    載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記複数の光源の消費
    エネルギーを、前記光源の点灯デューティを変えること
    により制御することを特徴とする請求項またはに記
    載の画像読取装置。
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