JP3461162B2 - 駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレス振動モータ - Google Patents

駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレス振動モータ

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JP3461162B2 JP2000331882A JP2000331882A JP3461162B2 JP 3461162 B2 JP3461162 B2 JP 3461162B2 JP 2000331882 A JP2000331882 A JP 2000331882A JP 2000331882 A JP2000331882 A JP 2000331882A JP 3461162 B2 JP3461162 B2 JP 3461162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信装置
の無音報知手段に用いて好適なもので、駆動回路を内蔵
した扁平型ブラシレス振動モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扁平な小型ブラシレス振動モータ
として本出願人は、先に実開平4−137463号(実
用新案登録第2549357号)、特開平10−248
203号などを提案している。また、同様なものとして
特開2000−166173号に示すようなものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブラシレスモータは、
ブラシ、コミュテータに代わる駆動回路が必須要件であ
るが、上記従来の構造は、いずれも駆動回路が内蔵され
ておらず、外付けのため引き出し端子も4端子以上が必
要となって通常の2端子型直流モータのように取り扱う
ことができない問題があった。 しかも通常のブラシレスモータでは、ステータは複数個
の電機子コイルを均等に全周に配置しており、駆動回路
部品もICを始め他の電子部品が必要なため、内蔵でき
るものではなかった。
【0004】そこで、この発明は、振動モータがほとん
ど無負荷に近い状態で動作するので、効率を多少犠牲に
できることに着眼したもので、簡単な構成で駆動回路部
品を内蔵できるようにして通常の2端子型直流モータと
同様な取り扱いができるようにした扁平型ブラシレス振
動モータを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、請求項1に示すように、ロータケース(5)の内方
に複数個の磁極を等分に有する円筒型マグネット(6、
66)を配するとともに、このマグネットの外方で前記
ロータケースに半円筒型偏心ウエイト(5b)を設けて
なる偏心ロータ(R〜R5)と、この偏心ロータを支え
る軸(2)と、この軸を支える軸支部(1a)を有する
ステータベース(1)と、このステータベースに配され
たもので、前記ロータを駆動するためにステータコア
(4)の複数個の突極(4a〜、44a〜)にそれぞれ
電機子コイル(3a〜、33a)を巻線したコアード型
ステータ(S)とを備え、前記ステータベースは平面か
ら見て円盤形に形成され、基板(1b)がその上面に配
されると共に、この基板上に前記電機子コイルが配置さ
れた部分と、この電機子コイルの少なくとも1個分を空
けるようにした空所(K〜)を有し、この空所に駆動回
路部材(1c)が配着され、さらに、外周に前記ステー
タコアの突極と等分の配置開角でダミーコア(1d)が
立ち上げられ、これらを覆うように前記このステータ
ースの外周部にロータカバー(C)を取り付けたことを
特徴とする駆動回路を内蔵したもので達成できる。具体
的には、前記ステータは請求項2、3に示すように、前
記ステータは少なくとも2個の突極に電機子コイルを巻
線したもので、径方向空隙を介してNS交互に磁化され
た2の整数倍の磁極を有するマグネットと組み合わせ、
前記空所(K1〜K3)に配された駆動回路部材(1
c)はセンサレス方式にしたものか、前記ステータは磁
極の幅の整数倍の開角で配置したステータコア(44)
少なくとも2個の突極(44a〜)に電機子コイル(3
3a〜)を巻線したもので、前記空所(K4、K5)に
少なくとも1個のセンサを有する前記駆動回路部材(1
1c)を備えた構成するのがよい。また、ステータの別
の具体的な解決手段は請求項4に示すように、偏心ロー
タ(R6〜)はロータケース(111)と、このロータ
ケースの天井部に接着されたもので複数個の磁極を等分
に有する扁平なリング状軸方向空隙型マグネット(66
6)と、さらにこのロータケースに一部が固着されると
共に弧状型となっている他部が前記マグネットの外周に
直接配されるようにした偏心ウエイト(55b)と、中
心に固定された軸(22)とが備えられたもので、この
偏心ロータを駆動するステータ(S6〜)は前記偏心ロ
ータの軸を支える軸受部(111a)、この軸受部に配
されたもので前記軸の基端を受けるスラスト軸受(11
1b)、前記軸受部を一体化したステータベース(11
1)と、このステータベース上に配した基板(1b)、
この基板に配されたもので、前記ロータを駆動する複数
個の空心電機子コイル(333a〜)とからなり、前記
ステータベースは平面から見て前記空心電機子コイルが
配置された部分と、この電機子コイルの少なくとも1個
分を空けるようにした空所(K6〜)を有し、この空所
に駆動回路部材(1c、11c)が配着され、さらに、
これらを覆うように前記ステータベースの外周部にロー
タカバー(C)を取り付けたことを特徴とするもので達
成できる。 ここでも具体的には、ステータとして請求
項5、6に示すように、前記軸支部は軸受(111a)
を前記ステータベースに直接取り付けたもので、内部に
スラスト軸受(111b)を有し、前記ステータ(S
6)は配置開角が60度ピッチの少なくとも2個の空心
電機子コイルからなり、軸方向空隙を介して組みあわせ
る前記ロータはNS交互に磁化された8極の磁極を有
し、前記駆動回路部材はセンサレス方式にしたものか、
前記軸支部は軸受(111a)を前記ステータベースに
直接取り付けたもので、内部にスラスト軸受(111
b)を有し、前記ステータ(S8)は前記マグネットの
磁極の幅の整数倍の開角で配置した2個の空心電機子コ
イルを有し、少なくとも1個のセンサを有する前記駆動
回路部材(11c)を備えたものであるのがよい。
【0006】請求項1に示す発明では、簡単に駆動回路
部材が内蔵できることになり、給電端子も正負の2端子
にすることができ、コアード型ステータのため、ステー
タの厚みを利用して比較的高姿勢な内蔵部材が使用で
き、カバーによって回転部が覆われるので、危険性が無
く、取り扱いに利便性があるものにすることができ、
ータケースに配した半円筒型偏心ウエイトによって偏心
が強調され重心の移動が大きくなって回転時の遠心力振
動を大にできる。請求項2、3に示す発明では、ダミー
コアによってコギング改善が図れ、ステータも径方向空
隙型の3相のためセンサレス方式や単相などの1ホール
センサ方式が容易に採用できる。請求項4に示す発明で
は、簡単に駆動回路部材が内蔵できることになり、給電
端子も正負の2端子にすることができ、軸方向空隙型の
コアレスステータのため薄型にでき、ここでもカバーに
よって回転部が覆われるので、危険性が無く、取り扱い
に利便性があるものとなり、ロータケースとマグネット
に配した偏心ウエイトは、弧状の部分がマグネットの外
周にあるため偏心がより強調され、重心の移動が大きく
なって回転時における遠心力振動が大にできる。請求項
5、6に示す発明では、軸支部を軸受にしたので、部品
点数が減り、空心電機子コイルも軸方向空隙型の3相型
のセンサレス方式や単相型のなどの1ホールセンサ方式
にすることが容易にできる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施の
形態を示すもので、3相の径方向空隙型コアード方式の
扁平型ブラシレス振動モータの横方向切断平面図であ
る。図2は図1のモータの縦方向切断断面図である。図
3は図1のモータの第1の変形例の横方向切断平面図で
ある。図4は図1のモータの第2の変形例の横方向切断
平面図である。図5は図1のモータの第3の変形例の横
方向切断平面図である。図6はこの発明の第2の実施の
形態を示すもので、他の径方向空隙型コアード方式の
型ブラシレス振動モータの横方向切断平面図である。
図7は図6のモータの第1の変形例の横方向切断平面図
である。図8はこの発明の第3の実施の形態を示すもの
で、軸方向空隙型コアレス方式の扁平型ブラシレス振動
モータの横方向切断平面図である。図9は図8の縦方向
切断断面図である。図10は図9のモータの第1の変形
例の横方向切断平面図である。図11はこの発明の第4
の実施の形態を示すもので、他の軸方向空隙型コアレス
方式の扁平型ブラシレス振動モータの横方向切断平面図
である。
【0008】以下、この発明の構成を図示する各実施の
形態に基づいて説明する。図1、図2に示すものは3相
の径方向空隙型コアード方式の扁平型ブラシレス振動モ
ータで、すなわち、ハウジングHの一部を構成するステ
ータベース1の中央に段部付き軸支部1aをバーリング
して立ち上げ、この軸支部1aに軸2を圧入することに
よって固定する。この軸支部1aに電機子コイル3a、
3b、3cをコアカバー(図示せず)を介して突極4
a、4b、4cに巻回したステータコア4を取り付ける
ことによりステータSとして構成しているが、この発明
の特徴として本来60度のピッチの配置開角の3相6突
極型ステータのうち3突極を削除(すなわち、電機子コ
イルのうち3個分を空けるように)して空所Kを構成
し、ここにガラスクロスエポキシ基板1bに配着したI
C(アイ・シー)、チップ型電子部品からなる駆動回路
部材1cが格納されるようにしたものである。したがっ
て、通常は対向する電機子コイル同士をシリーズに結線
したものと同等にするためには、パワーは落ちるが細線
を多く巻回させるのがよい。一方ロータRは、軽量化と
偏心量を稼ぐために天井部に切り欠き5aを設けた浅い
円筒型ロータケース5とこの内側に固着された浅い円筒
マグネット6からなり、さらに、このロータケース5の
外側に偏心強調用として半円筒型のウエイト5bを溶着
などで取り付け、中心に配した軸受5cを介して前記軸
に回転自在に装着されるようになっている。ここでマグ
ネット6は良好な起動が得られるようにNS交互に磁化
した8個の磁極を有している。なお、図中、1dはマグ
ネットから受ける磁気吸着力をなるべく均等にするため
にステータベース1から立ち上げたダミーコアであり、
Cは前記ステータベース1に開口縁で取り付けたカバー
で、前記偏心ロータを保護する機能と偏心ロータ表面が
凹凸していることから生ずる旋回時の危険性を回避する
機能を有する。 このようにした構成の駆動方式として
は3相ユニポーラあるいはバイポーラによるセンサレス
方式が用いられる。その駆動原理は公知のため説明を省
略する。
【0009】以下、上記の実施の形態の変形例や他の実
施の形態を説明するが、同一の部材または同一機能を有
する略同一部材については同一符号を付してその説明を
省略する場合がある。また、以下の実施の形態、及び各
変形例では、構成を明確にして説明するためにカバーC
を省略している。図3に示すものは、上記の第1の変形
例で、ステータS1はコストダウンのために2個の突極
型電機子コイル3a、3bで構成したもので、電機子コ
イルのうち4個分が削除された形となっており、この空
所K1に前記のような駆動部材1cを配着するのは上述
と同様である。この駆動は、センサレスにした場合は、
1極がショートすることになるため、各相に通電するバ
イポーラ方式にするのがよい。このようにすれば、駆動
回路部材1cの配置空間に余裕ができることになり、駆
動回路部材1cを無理なく収納できる。
【0010】図4に示すものは、上記の第2の変形例
で、ステータS2は突極4aに対向して突極4dを設け
た4個の突極型で構成したものである。すなわち、ステ
ータS2は対向する突極4a、4dに巻回した電機子コ
イル3a、3dをシリーズに結線する他は上記第1の実
施の形態と同様であり、空所K2は電機子コイルの2個
分となってここに駆動回路部材1cを配着するのも同様
であるがセンサレスICより小型にしたベアチップ型に
するのがよい。
【0011】図5は上記の第3の変形例でステータS3
は、ステータコア4を構成する配置開角が約80度の3
個の突極4e、4f、4gにそれぞれ巻回した電機子コ
イル3e、3f及び3gからなるもので、このステータ
S3に径方向空隙を介して望ませた偏心ロータR3を構
成する浅い円筒型マグネット6は、NS交互に磁化した
6極の磁極を有するものが選定される。この場合も当然
ながら、空所K3は電機子コイルの1個分以上あり、こ
こに駆動回路部材1cを配着するのも同様である。な
お、3個の突極の配置開角はブレードのサイズなどを変
えるなどして設計的に70度から100度程度まで採用
することができる。
【0012】図6はこの発明の第2の実施の形態として
1個のホールICを使用した径方向空隙型コアード方式
扁平型ブラシレス振動モータを示すものである。すな
わち、NS交互に磁化した4個の磁極を有するマグネッ
ト66を備えた偏心ロータR4を駆動するステータS4
として磁極に幅の開角(この場合は90度)でステータ
ベース11に配置した2個の突極44a、44bを有す
るステータコア44と、このステータコア44に巻回し
た電機子コイル33a、33bとからなるもので、4個
の電機子コイルのうち2個分が削除された形となってこ
の空所K4に駆動回路部材11cとして1個のホールI
Cとこれに付随する他の電子部品が収納されるようにな
っている。
【0013】図7は、図6の変形例としてステータS5
として3個の突極からなるものを示している。すなわ
ち、前記突極44a、44bに3個目の突極44cを突
極44aに対向して設けたものである。この突極44c
に電機子コイル33cが巻回され対向した電機子コイル
33aとシリーズに結線される。このようにした場合
も、電機子コイル1個分の空所K5が生じ、ここに駆動
回路部材11cとして1個のホールICとこれに付随す
る他の電子部品が収納されるようになっている。この場
合も偏心ロータR5を構成する浅い円筒状マグネット6
6はNS交互に当分に磁化した6個の磁極からなる。
【0014】図8、図9に示すものは、この発明の第3
の実施の形態として軸方向対向型コアレス方式の3相の
扁平型ブラシレス振動モータで、すなわち、ステータS
6としてステータベース111の中心に軸支部としての
軸受111aを直接一体に固着し、この軸受111aを
中心として本来は3相の60度の開角で配置されるべき
6個のうち3個を削除した残りの3個の空心電機子コイ
ル333a、333b、333cを配置し、3個の空心
電機子コイル分の空所K6にセンサレス駆動回路部材1
cを配置することにより構成したものである。この1個
のホールセンサ型駆動原理は公知のためここではその説
明を省略する。なお、軸受111aの底部には、ロータ
側に配されたマグネット666の強力な吸着ブレーキを
軽減させる目的として軸の摺動面積を減らすためにボー
ルからなるスラスト軸受け111bが介挿されている。
一方、偏心ロータR6は、ロータケース55の天井部に
NS交互に磁化された8個の磁極からなる扁平なリング
状マグネット666が固着され、中心に設けたバーリン
グ部55aに軸22が圧入されている以外は図1に詳記
した前述の各例と同様なものになっている。このように
した偏心ロータR6は、前記軸受111aに回転自在に
装着される。アンバランス手段としての偏心ウエイト5
5bは前記扁平なリング状マグネット666の外周にそ
の一部が直接接着されると共に図示されているように一
部が前記ロータケース55に外周にも接着されているよ
うになっていて同図から判断できるように前記空心電機
子コイル333a、333b、333cの厚みまで垂下
している。このため偏心強調が大となる。図10は、上
記の図8の第1の変形例でステータS7は、配置開角が
約80度の3個の空心電機子コイル333d、333e
及び333fからなるもので、このステータS7に軸方
向空隙を介して臨ませた浅い円筒型マグネット666
は、NS交互に磁化した6極の磁極を有するものが選定
される。この場合も当然ながら、空所K7は電機子コイ
ルの1個分以上あり、ここに駆動回路部材1cを配着す
るのも同様である。なお、3個の突極の配置開角はサイ
ズなどを変えるなどして設計的に70度から100度程
度まで採用することができる。
【0015】図11は、上記図8の変形例でステータS
8は、コスト上から2個の空心電機子333g、90度
(磁極の開角)開角で配置したもので、当然ながら空所
K8は、空心電機子コイル2個分が確保され、ここに前
記のような1個のホールICと付属する電子部品からな
る駆動回路部材11cが収納される。このステータS8
に臨ませる偏心ロータは、NS交互に90度の開角で磁
化された4個の磁極を有しているが、空心電機子コイル
の有効導体部の開角に応じて6個の磁極で構成させるこ
ともできる。なお、図示しないが、空心電機子コイルは
90度開角で3個配置して空所を1個の空心電機子分だ
けにしてもよい。
【0016】また、上記各実施の形態やその変形例では
軸支部をハウジングの一部であるステータベース側にし
たものが主体となって示されているが、図示しないがハ
ウジングの他の一部であるカバーに軸支部を設けたもの
でもよい。すなわち、本出願人が先に公開した特開平1
0−248203号の図3に示すようにしてもよい。さ
らにまた、前記ガラスクロスエポキシ基板1bの代わり
にステータベースを回路印刷した鉄基板にして駆動回路
部材1c添設させてもよい。このようにすると駆動回路
部材の放熱がよくなる。この発明は、その技術的思想、
特徴から逸脱することなく、他のいろいろな実施の形態
をとることができる。そのため、前述の実施の形態は単
なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。この発
明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示すものであ
って、明細書本文には拘束されない。
【0017】
【発明の効果】この発明は、上記請求項1のようにロー
タケース(5)の内方に複数個の磁極を等分に有する
筒型マグネット(6、66)を配するとともに、このマ
グネットの外方で前記ロータケースに半円筒型偏心ウエ
イト(5b)を設けてなる偏心ロータ(R〜R5)と、
この偏心ロータを支える軸(2)と、この軸を支える軸
支部(1a)を有するステータベース(1)と、このス
テータベースに配されたもので、前記ロータを駆動する
ためにステータコア(4)の複数個の突極(4a〜、4
4a〜)にそれぞれ電機子コイル(3a〜、33a)を
巻線したコアード型ステータ(S)とを備え、前記ステ
ータベースは平面から見て円盤形に形成され、同等な形
状の回路基板(1b)がその上面に配されると共に、こ
の回路基板上に前記電機子コイルが配置された部分と、
この電機子コイルの少なくとも1個分を空けるようにし
た空所(K〜)を有し、この空所に駆動回路部材(1
c)がステータ外周径内となるように配着され、さら
に、これらを覆うように前記このステータベースの外周
部ににロータカバー(C)を取り付けものを第1の基
本とし、請求項4に示すようにロータケース(111)
の内方に複数個の磁極を等分に有する円盤状リング型マ
グネット(666)を配するとともに、このマグネット
の外周に固着されると共に前記ロータケースにも一部が
固着された偏心ウエイト(55b)を有する偏心ロータ
(R6〜)と、この偏心ロータを支える軸(22)と、
この軸を支える軸支部(111a)と、この軸支部に配
されたもので前記軸の基端を受けるスラスト軸受(11
1b)と、前記軸支部を配した全体として円盤形のステ
ータベース(111)と、このステータベース上に配し
た基板(1b)と、この基板に配されたもので、前記ロ
ータを駆動する複数個の空心電機子コイル(333a
〜)からなるステータ(S6〜)とを備え、前記ステー
タベースは平面から見て前記空心電機子コイルが配置さ
れた部分と、この電機子コイルの少なくとも1個分を空
けるようにした空所(K6〜)を有し、この空所に前記
空心電機子コイルが配置外周径を円とする範囲に駆動回
路部材(1c、11c)が配着され、前記半円筒型偏心
ウエイトは前記空心電機子コイルの外周部分にまで垂下
され、さらに、これらを覆うように前記ステータベース
の外周部にロータカバー(C)を取り付けたものを第2
の基本としているので、いずれも簡単な構成で駆動回路
部品を内蔵できるようにして通常の直流モータと同様な
取り扱いができるようにしながらも偏心強調ウエイトに
よって振動量の大なる扁平型ブラシレス振動モータを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すもので、3
相の径方向空隙型コアード方式の扁平型ブラシレス振動
モータの横方向切断平面図である。
【図2】図1のモータの縦方向切断断面図である。
【図3】図1のモータの第1の変形例の横方向切断平面
図である。
【図4】図1のモータの第2の変形例の横方向切断平面
図である。
【図5】図1のモータの第3の変形例の横方向切断平面
図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態を示すもので、他
の径方向空隙型コアード方式の扁平型ブラシレス振動モ
ータの横方向切断平面図である。
【図7】図6のモータの第1の変形例の横方向切断平面
図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態を示すもので、軸
方向空隙型コアレス方式の扁平型ブラシレス振動モータ
の横方向切断平面図である。
【図9】図8の縦方向切断断面図である。
【図10】図9のモータの第1の変形例の横方向切断平
面図である。
【図11】この発明の第4の実施の形態を示すもので、
他の軸方向空隙型コアレス方式の扁平型ブラシレス振動
モータの横方向切断平面図である。
【符号の説明】
H‥ハウジング 1、11、111‥ステータベース 2、22‥軸 3a〜3g、33a、33b、33c‥電機子コイル 333a〜333h‥空心電機子コイル 4、44‥ステータコア 4a〜4g、44a〜44c‥突極 S、S1‥‥Sn‥ステータ K、K1〜K8‥空所 1c、11c‥駆動回路部材 R、R1、R2‥偏心ロータ 5‥浅い円筒型ロータケース 5b‥偏心ウエイト 6、66‥浅い円筒マグネット 666‥リング状の扁平なマグネット C‥カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 7/065 H02K 7/065 11/00 11/00 X (56)参考文献 特開2000−262969(JP,A) 特開 昭59−139852(JP,A) 特開 平11−289734(JP,A) 特開 平11−98761(JP,A) 特開 平8−37753(JP,A) 特開 平7−213041(JP,A) 特開 平5−304744(JP,A) 特開 平4−229044(JP,A) 実開 昭61−52483(JP,U) 実開 昭55−117185(JP,U) 実開 平2−22071(JP,U) 実開 平1−180868(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 B06B 1/04 H02K 3/04 H02K 3/18 H02K 3/47 H02K 7/065 H02K 11/00 H02K 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータケース(5)の内方に複数個の磁
    極を等分に有する円筒型マグネット(6、66)を配す
    るとともに、このマグネットの外方で前記ロータケース
    に半円筒型偏心ウエイト(5b)を設けてなる偏心ロー
    タ(R〜R5)と、この偏心ロータを支える軸(2)
    と、この軸を支える軸支部(1a)を有するステータベ
    ース(1)と、このステータベースに配されたもので、
    前記ロータを駆動するためにステータコア(4)の複数
    個の突極(4a〜、44a〜)にそれぞれ電機子コイル
    (3a〜、33a)を巻線したコアード型ステータ
    (S)とを備え、前記ステータベースは平面から見て円
    盤形に形成され、基板(1b)がその上面に配されると
    共に、この基板上に前記電機子コイルが配置された部分
    と、この電機子コイルの少なくとも1個分を空けるよう
    にした空所(K〜)を有し、この空所に駆動回路部材
    (1c)が配着され、さらに、外周に前記ステータコア
    の突極と等分の配置開角でダミーコア(1d)が立ち上
    げられ、これらを覆うように前記このステータベースの
    外周部ににロータカバー(C)を取り付けたことを特徴
    とする駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレス振動モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ステータは少なくとも2個の突極に
    電機子コイルを巻線したもので、径方向空隙を介してN
    S交互に磁化された2の整数倍の磁極を有するマグネッ
    トと組み合わせ、前記空所(K1〜K3)に配された駆
    動回路部材(1c)はセンサレス方式にしたものである
    請求項1に記載の駆動回路部材を内蔵した扁平型ブラシ
    レス振動モータ。
  3. 【請求項3】 前記ステータは磁極の幅の整数倍の開角
    で配置したステータコア(44)は、少なくとも2個の
    突極(44a〜)に電機子コイル(33a〜)を巻線し
    たもので、前記空所(K4、K5)に少なくとも1個の
    センサを有する前記駆動回路部材(11c)を備えたも
    のである請求項1に記載の駆動回路を内蔵した扁平型ブ
    ラシレス振動モータ。
  4. 【請求項4】 偏心ロータ(R6〜)はロータケース
    (111)と、このロータケースの天井部に接着された
    もので複数個の磁極を等分に有する扁平なリング状軸方
    向空隙型マグネット(666)と、さらにこのロータケ
    ースに一部が固着されると共に弧状型となっている他部
    が前記マグネットの外周に直接配されるようにした偏心
    ウエイト(55b)と、中心に固定された軸(22)と
    が備えられたもので、この偏心ロータを駆動するステー
    タ(S6〜)は前記偏心ロータの軸を支える軸受部(1
    11a)、この軸受部に配されたもので前記軸の基端を
    受けるスラスト軸受(111b)、前記軸受部を一体化
    したステータベース(111)と、このステータベース
    上に配した基板(1b)、この基板に配されたもので、
    前記ロータを駆動する複数個の空心電機子コイル(33
    3a〜)とからなり、前記ステータベースは平面から見
    て前記空心電機子コイルが配置された部分と、この電機
    子コイルの少なくとも1個分を空けるようにした空所
    (K6〜)を有し、この空所に駆動回路部材(1c、1
    1c)が配着され、さらに、これらを覆うように前記ス
    テータベースの外周部にロータカバー(C)を取り付け
    たことを特徴とする駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレ
    ス振動モータ。
  5. 【請求項5】 前記軸支部は軸受(111a)を前記ス
    テータベースに直接取り付けたもので、内部にスラスト
    軸受(111b)を有し、前記ステータ(S6)は配置
    開角が60度ピッチの少なくとも2個の空心電機子コイ
    ルからなり、軸方向空隙を介して組みあわせる前記ロー
    タはNS交互に磁化された8極の磁極を有し、前記駆動
    回路部材はセンサレス方式にしたものである請求項4に
    記載の駆動回路部材を内蔵した扁平型ブラシレス振動モ
    ータ。
  6. 【請求項6】 前記軸支部は軸受(111a)を前記ス
    テータベースに直接取り付けたもので、内部にスラスト
    軸受(111b)を有し、前記ステータ(S8)は前記
    マグネットの磁極の幅の整数倍の開角で配置した2個の
    空心電機子コイルを有し、少なくとも1個のセンサを有
    する前記駆動回路部材(11c)を備えた請求項4に記
    載の駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレス振動モータ。
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