JP3460827B2 - ブリスター包装袋及びブリスター包装体 - Google Patents

ブリスター包装袋及びブリスター包装体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品をシートカバ
ーの収納凹部に入れて、台紙シートに該シートカバーを
貼り付けた構造の包装袋、通称ブリスター包装袋、ブリ
スター包装体及びブリスター包装体の連続的製造方法に
関する。さらに、詳しくは、ブリスター包装袋の台紙シ
ートとして、袋体を使用して、プラスチックフイルム包
装袋とブリスター包装袋を融合した構造及び性能を有す
る包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すような商品包装袋
は、小物商品の包装袋として使用して、商品を収納した
包装体を、スーパー等の小売店で陳列して広く使用され
ている。この商品包装袋は、印刷された薄手の長尺プラ
スチックフイルムを連続的に半折重合して、長尺の半折
重合フイルムとして、これを袋体の幅毎に溶断して、袋
体を形成する連続製造方法によって効率的に製造するこ
とができる。この製造方法は、袋体の表の印刷と裏の印
刷が同一の長尺フイルムに印刷されているので、これを
半折重合して、溶断しているので、表と裏の印刷模様が
ずれない点に長所がある。一方、従来より、台紙シー
ト、主としてボール紙等の厚手のシートに、商品を収納
できる大きさの凹部を有する透明なプラスチック製包装
シートを貼り合わせるブリスター包装袋も、これに収納
した商品の形状、寸法及び色が立体的に消費者に良く見
え、消費者の購買意欲をそそる利点から、立体的な小物
商品、例えば、電池、電気カミソリ、安全カミソリ、安
全カミソリの刃ケース、万年筆等の包装体として好ま
れ、広く使用されている(特開平8−268465号公
報、特開平2000−43936号公報、実開平2−1
5467号公報)。上記の通り、ブリスター包装袋は、
台紙シートのほぼ全面に商品を収納できる大きさの凹部
を有する透明なプラスチック製シート(カバーシートと
いう)を貼り合わせるものであり、ブリスター包装袋の
表面のカバーシートへの印刷は困難となる。そのため、
台紙シートの表明に印刷を施工して透明なカバーシート
越しに印刷模様が見えるようにしている。通常、ブリス
ター包装袋の製造方法は、厚手のボール紙の台紙の単葉
シートと単葉のカバーシートの凹部に商品を収納して、
これを台紙シートに固定してブリスター包装体を作成し
ている。安価にブリスター包装体を製造するために、連
続的製造方法が望まれていたが、連続的に製造するため
には、熱融着及び熱溶断工程を施工できる熱可塑性樹脂
を台紙シートに用いる必要がある。しかし、連続製造方
法を採用した場合に、台紙シートの表側印刷模様と裏側
印刷模様を同調されることが必要となる。勿論、台紙シ
ートの印刷も反対面の印刷と同調する必要のない単色の
ベタ印刷又はどこで切断されてもよい単純な模様印刷、
例えば市松模様、唐草模様等のパターン印刷に制限され
て、包装体毎に一つの単位として構成される印刷、例え
ば収納商品の説明等を表側及び裏側に同時に印刷するこ
とはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続製造方
法によって製造されるブリスター包装体の表側印刷が制
限される欠点を改善するために、表裏の印刷を連続的製
造方法において容易に同調させることができるブリスタ
ー包装袋を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、長尺フイルムを半折重合して製造する商品包装袋を
ブリスター包装袋の台紙と置換することに想到し、この
二つの包装袋の構造を融合することによって、本発明を
完成するに至った。本発明は、下記の各項の発明よりな
る。 (1)商品収納凹部を有する熱可塑性樹脂製シートカバ
ーを、該シートカバーの凹部の周縁にフランジ状の縁部
を設け、このフランジ状の縁部を、熱可塑性樹脂フイル
ム製印刷フイルムを半折重合したのち、両側縁を溶断し
て形成される袋体の表フイルムの表面に固定してなるこ
とを特徴とするブリスター包装袋。 (2)袋体がヘッダー部を設けたものである第1項記載
のブリスター包装袋。 (3)袋体が内部に芯材シートを収納したものである第
1項又は第2項記載のブリスター包装袋。 (4)袋体が不透明フイルムよりなるものである第1項
又は第2項記載のブリスター包装袋。 (5)袋体が開閉自在の開口部を有するものである第1
項、第2項、第3項又は第4項記載のブリスター包装
袋。 (6)シートカバーの袋体への固定が感熱接着剤による
ものである第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項
記載のブリスター包装袋。 (7)シートカバーの袋体への固定が熱融着によるもの
である第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項記載
のブリスター包装袋。 (8)シートカバーの袋体への固定が感圧接着剤による
ものである第1項、第2項、第3項、第4項又は第5項
記載のブリスター包装袋。 (9)第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6
項、第7項又は第8項記載のブリスター包装袋に商品を
収納したブリスター包装体。 (10)連続的に繰り出す商品収納凹部を有する長尺の
熱可塑性樹脂製シートカバーの商品収納凹部に商品を収
納したのち、連続的に繰り出す長尺熱可塑性樹脂フイル
ム製印刷フイルムを半折重合した重合フイルムの表側を
向けて、前記長尺の熱可塑性樹脂製シートカバーに印刷
模様を同調させながら被せ、シートカバー の凹部の周縁
の縁部を表フイルムに固定し、最後にブリスター包装体
の形状に、熱刃による溶断又は打抜きすることを特徴と
するブリスター包装体の製造方法。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明ブリスター包装袋の商品収
納凹部を有する熱可塑性樹脂製シートカバーは、公知の
ブリスター包装袋のシートカバーを特に制限なく使用す
ることができる。すなわち、商品の大きさに応じて立体
的にシート平面から陥没した空間を有する商品収納凹部
と当該商品収納凹部の周縁からフランジ状に延設された
縁部からなるものであって、該縁部によって、台紙シー
トに相当する袋体の表フイルムに固定することができ
る。通常のブリスター包装袋のシートカバーでは、縁部
が台紙シート全面を覆うように形成されていたが、本発
明のシートカバーは、縁部は凹部の周縁から、固定に必
要な最小限度の寸法のものから、台紙シートに代わる袋
体の表フイルム全面の寸法のものまで、適宜採用するこ
とができる。本発明のブリスター包装袋のシートカバー
の材質は、熱可塑性樹脂であれば、特に制限なく使用す
ることができ、その厚さはシートカバーに要求される剛
性及び樹脂の種類によって、選択されるが通常は、80
〜500μm、好ましくは90〜200μmを使用する
ことができる。熱可塑性樹脂としては、例えばポリオレ
フィン、PET、PBT、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ナイロン等が使用できるが、透明性、強度及び再生
処理又は廃棄処理の点から、ポリプロピレン、PET、
PBTが好ましい。また、材質は、通常のブリスター包
装袋の台紙シートに代えて使用する本発明の袋体部フイ
ルムの材質と同一にすることによって、再生処理のため
の分別を不要にすることができる。特に、両者ともポリ
プロピレンを使用するのが、透明性及び融着性の点から
望ましい。本発明ブリスター包装袋の袋体部フイルムを
構成する熱可塑性樹脂フイルム製印刷フイルムの材質
は、熱可塑性樹脂であれば特に制限なく使用することが
でき、シートカバーに用いた範囲の熱可塑性樹脂、例え
ばポリオレフィン、PET、PBT、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ナイロン等を好適に使用することができ
る。このフイルムの厚さは20〜80μm、好ましくは
30〜60μmを使用することができる。この場合は、
透明性は特に必要でなく、シートカバーよりも選択の幅
が増大するが、シートカバーの樹脂と同一のものを使用
する方が再生処理の点で好都合である。
【0006】本発明ブリスター包装袋に用いる長尺の印
刷フイルムは、原則として袋体の幅毎に周期的印刷模様
を有するものであって、これを半折重合したときに、表
側の印刷と裏側の印刷模様は必然的に裏表で同調してず
れることはない。本発明ブリスター包装袋に用いる袋体
の構造は、通常、商品包装袋として使用されている構造
のものは、特に制限なく使用することができる。すなわ
ち、本発明ブリスター包装袋は、公知の構造の商品包装
袋に、公知の態様のブリスター包装用に用いるシートカ
バーを組み合わせて、商品包装袋の構造とブリスター包
装袋構造を融合した包装袋である。例えば、図1に示す
構造の袋体は、薄手の印刷フイルムを下部の折目eで半
折して重合した裏フイルムaと表フイルムbとからな
り、上部にヘッダー部1を有するものである。この実施
態様の袋体の場合は、ヘッダー部1の表フイルムbと裏
フイルムaは、好ましくは、ヘッダー部を溶着シールf
又はヘッダー部の全面を熱圧着によって、裏フイルムと
表フイルムを固定しておくとヘッダーとしての剛性が増
加するので望ましい。図1の場合は、袋体を形成してい
るが、袋体内部に物を収納する必要がないので、開口部
は設けられていない。この図1の態様の袋体は、裏フイ
ルムと表フイルムの印刷模様を同調させるために袋体を
形成している。しかし、所望によって、図2の態様と同
様に適当な構造の開口部を図1の袋体に設けることがで
きる。ヘッダー部には吊り下げ孔3が設けられている。
この態様の袋体の場合は、裏と表の印刷模様が重なって
混同しないように、袋体フイルムを不透明にするのが望
ましい。不透明にするには、不透明フイルムを使用する
か、地色のベタ印刷を施工してその上に目的の印刷模様
を印刷するか、金属蒸着フイルムを使用することによっ
て達成することができる。
【0007】次に、図2の構造の袋は、図1の袋体の上
部のヘッダー部に芯材シートcを挿入して、ヘッダー部
に剛性を付与するとともに、吊り下げ部の強度を増加し
たものである。さらに、図2の袋体のヘッダー部1の融
着線4で融着シールによって固定するとともに、その融
着シールに沿って、開口部5を設け開口部から袋体内部
に物を収納できる。開口部の構造は特に制限はないが、
商品包装袋に常用されている構造はすべて採用すること
ができる。図2の開口部の構造は封口片6が設けられて
いる。該封口片6には、剥離紙8付き粘着剤層7が設け
られている。この開口部から袋体の中に、収納商品の付
属部品、消耗部品、商品の情報を記載した説明書、類似
商品のカタログ等を収納することができる。開口部の位
置は、袋体表裏の上部、中間又は下部のどのような位置
にでも特に制限はなく、適宜設けることができる。さら
に、本発明ブリスター包装袋の袋体として、図3の態様
は、芯材シートが袋体の全面に広がっているものであっ
て、これは従来のブリスター包装袋の台紙シートの剛性
と同等の剛性を有するものである。この場合には、芯材
シートは、通常は無地の単色、例えば白色無地の着色に
することができる。これによって、裏及び表の印刷模様
を鮮明にする効果が発生する。図3の態様では、開口部
5は裏面の下部に設けてある。開口部の位置は特に制限
なく、袋体の表裏、上部、中間部又は下部に設けること
ができる。本発明ブリスター包装袋は、図4に示すよう
に商品包装袋の袋体の表面側のフイルムにシートカバー
11を固定して形成することができる。このとき、袋体
の構造として、公知の商品包装袋、例えば図1〜3の態
様の袋体の構造を使用することができる。シートカバー
11を固定する前に、シートカバー11の凹部に収納商
品Sを収納した状態で固定することができる。
【0008】図4に示すように、シートカバー11の凹
部の周縁には、固定のために、フランジ状に縁部12が
設けられている。この縁部12を袋体の表フイルムbの
表面に熱融着、感熱接着剤もしくは粘着剤によって固定
することができる。シートカバー11を袋体の表フイル
ムbに取り付ける方法は、シートカバー11の縁部12
の面と表フイルムbと融着、感熱接着剤又は粘着剤によ
って固定することができる。本発明ブリスター包装袋に
商品を収納した包装体を製造する方法は二つの態様があ
る。第一は、長尺の半折重合した袋体部フイルムを表側
を上面にして連続的に繰り出しながら、その表フイルム
の所定の位置に、収納すべき商品を自動的に載置して、
これにシートカバーの凹部をちょうど嵌合するように被
せて、その縁部を表フイルムに固定してから、袋体の形
状毎に熱刃による溶断又は熱刃による打ち抜きを行う方
法である。第二は、長尺のシートカバーの凹部を上に向
けて繰り出し、その凹部に収納商品を順次挿入してか
ら、長尺の半折重合した袋体部印刷フイルムを表側を下
方にして被せ、そのシートカバーの縁部を表フイルムに
固定してから、袋体の形状毎に溶断又は熱的に打ち抜く
方法である。
【0009】このブリスター包装体の連続製造方法にお
いて、シートカバーの縁部と表フイルムの固定を、熱融
着、感熱接着剤及び粘着剤(感圧接着剤)によって行う
ことができる。シートカバーの縁部と表フイルムに固定
を熱融着で行う場合は、シートカバーの縁部に常法のヒ
ートシール手段、例えば熱ローラ、熱圧着、高周波融
着、超音波融着等によって、融着することができる。ま
た、感熱接着剤による固定の場合は、例えばシートカバ
ーの縁部に塗布された感熱接着剤を熱圧着して固定する
ことができる。粘着剤による固定は、例えば、長尺のシ
ートカバーの縁部に長尺の粘着シートを予め貼着してお
き、商品収納工程の直前に粘着シートを連続的に剥がし
て、粘着層をシートカバーの縁部に移行させて、この粘
着剤層を介して、半折重合された印刷フイルムの表側を
接着固定することができる。本発明ブリスター包装体の
連続的製造方法は、商品を収納した長尺のシートカバー
に長尺の印刷フイルムを被せたのち、包装体の形状に溶
断又は熱的に打ち抜く方法が好適である。
【0010】すなわち、まず、第1工程として、連続的
に繰り出す商品収納凹部を有する長尺の熱可塑性樹脂製
シートカバーの商品収納凹部に商品を収納したのち、連
続的に繰り出す長尺熱可塑性樹脂フイルム製印刷フイル
ムを半折重合した重合フイルムの表側を向けて、前記長
尺の熱可塑性樹脂製シートカバーに印刷模様を同調させ
ながら被せる収納工程を行う。次いで、ブリスター包装
体の形状に、熱刃による溶断又は打抜きを行いブリスタ
ー包装体を個別的に切り離す分離工程を行う。この収納
工程と分離工程の間に、好ましくは、シートカバーの縁
部と印刷フイルムの表側との固定を行うことができる。
この固定は、熱シール又は感熱接着剤若しくは粘着剤に
よって行うことができる。本発明ブリスター包装体の製
造方法において、最終工程において、袋体の形状毎に溶
断又は熱打ち抜き方法を採用するので、このときに、ブ
リスター包装袋の積層構造の全体が一体的に融着するの
で、シートカバーの縁部と表フイルムとの固定の工程を
袋体の形状毎の熱溶断又は熱打抜工程と兼用させて、こ
れを省略することができる。シートカバーの縁部と表フ
イルムとの固定の工程を省略する場合には、袋体には芯
材シートを挿入して剛性を大きくするとともに、シート
カバーの剛性も大きくするのが望ましい。溶断は、包装
袋の連続的製造方法において通常行われる手法である。
また、本発明の溶断工程としては、切断すべき位置を前
以て融着しておき、その1本又は2本の融着線の真ん中
を機械的に切断する方法も採用することができる。この
方法は、融着と切断を同時に行う溶断工程と実質的に同
一と認定することができる。
【0011】本発明では、ブリスター包装体を製造する
には、溶断方法以外に、熱刃による打抜工程を採用する
ことができる。図5に示すように、芯材シートcを挟ん
で半折重合した長尺の袋体積層フイルムの上に商品を収
納したシートカバーを取り付け、吊り下げ孔を設け、こ
れをブリスター包装体の輪郭を有する刃型の溶断刃によ
って打ち抜くことができる。この打抜が加熱された溶断
刃であるので、袋体印刷フイルムの表裏フイルムは、ブ
リスター包装体の輪郭に沿って芯材シートと表裏2枚の
袋体フイルムは3枚の積層が一体的に融着されている。
このとき、シートカバーも一枚の長尺のシートとして、
袋体積層の表面全体に積層して、シートカバーも溶断刃
による打抜によって、袋体フイルムの積層構造と一体的
に融着させることができる。図5のような打抜工程にお
いて、長尺の印刷フイルム重合帯状体又は長尺のシート
カバーの長手方向に沿って、順次打ち抜くことによっ
て、ブリスター包装体を連続的に製造することができ
る。この場合は、ブリスター包装体の台紙シートの役割
を果たす袋体フイルムは、半折折目eは切り離される
が、これも半折重合された裏フイルムaと表フイルムb
とから形成される袋体フイルムである点に変わりはな
く、表の裏の印刷は同調している。また、図5の製造方
法の溶断打抜工程によっても袋体部の輪郭に種々の形状
を採用しても開口部の構造及び機能は溶断手段を用いた
場合と構造及び機能をそのまま維持することができる。
機械的打抜工程を用いる場合は、袋体フイルムの表裏フ
イルムが分離するので、機械的打抜工程の前に、打抜輪
郭に沿ってヒートシールを施工する必要がある。このよ
うなヒートシールを行ってからその外側の輪郭を機械的
に切断する方法は、本発明において、熱刃によって溶断
打抜する方法と同一の作用効果を与える均等方法であ
る。すなわち、本発明の溶断打抜工程として、融着と機
械的切断を連続して行う方法を採用することができる。
熱打抜を行う場合には、袋体フイルムの表裏フイルムの
みでなく、半折重合した表裏の袋体部フイルムとシート
カバーの積層構造を一体的に融着することができる。こ
の場合は、シートカバーの形状によっては、熱打抜工程
にシートカバーの融着固定工程を兼用させることができ
る。
【0012】
【発明の効果】通常のブリスター包装の台紙シートを半
折重合した印刷フイルムからなる袋体にしたことによっ
て、台紙シートの裏及び表の印刷をブリスター包装体の
連続製造方法において同調させるのが容易となる効果が
得られる。また、本発明の袋体部の中に、収納商品の付
属部品、収納商品の説明書等の商品情報を収納すること
ができる。特に商品の使用説明書などを保存できる点で
便利である。従来の使用説明書等は台紙シートの裏に印
刷がされている。こうした場合、かさ張るブリスター包
装袋の廃棄をしたいが、説明用のシートは取っておきた
いという不便さを、2ケ所の収納場所を設けることによ
り、一気に不便さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明ブリスター包装袋を構成する一
態様の袋体部の構造を示す平面図と断面図である。
【図2】図2は、本発明ブリスター包装袋を構成する一
態様の袋体部の構造を示す平面図と断面図である。
【図3】図3は、本発明ブリスター包装袋を構成する一
態様の袋体部の構造を示す平面図と断面図である。
【図4】図4は、本発明の一態様のブリスター包装袋に
商品を収納した状態を示す平面図と断面図である。
【図5】図5は、本発明ブリスター包装袋の他の態様の
商品包装体の斜視図である。
【図6】図6は、従来の商品包装袋の平面図と断面図で
ある。
【符号の説明】
a 袋体裏印刷フイルム b 袋体表印刷フイルム c 芯材シート e 折目 f 溶着シール 1 ヘッダー部 2 袋体部 3 吊り下げ孔 4 融着線 5 開口部 6 封口片 7 粘着剤層 8 剥離紙 11 シートカバー 12 縁部 S 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 75/36 B65B 61/10 B65D 33/00 B65D 33/02 B65D 33/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品収納凹部を有する熱可塑性樹脂製シー
    トカバーを、該シートカバーの凹部の周縁にフランジ状
    の縁部を設け、このフランジ状の縁部を、熱可塑性樹脂
    フイルム製印刷フイルムを半折重合したのち、両側縁を
    溶断して形成される袋体の表フイルムの表面に固定して
    なることを特徴とするブリスター包装袋。
  2. 【請求項2】袋体がヘッダー部を設けたものである請求
    項1記載のブリスター包装袋。
  3. 【請求項3】袋体が内部に芯材シートを収納したもので
    ある請求項1又は2記載のブリスター包装袋。
  4. 【請求項4】袋体が不透明フイルムよりなるものである
    請求項1又は2記載のブリスター包装袋。
  5. 【請求項5】袋体が開閉自在の開口部を有するものであ
    る請求項1、2、3又は4記載のブリスター包装袋。
  6. 【請求項6】シートカバーの袋体への固定が感熱接着剤
    によるものである請求項1、2、3、4又は5記載のブ
    リスター包装袋。
  7. 【請求項7】シートカバーの袋体への固定が熱融着によ
    るものである請求項1、2、3、4又は5記載のブリス
    ター包装袋。
  8. 【請求項8】シートカバーの袋体への固定が感圧接着剤
    によるものである請求項1、2、3、4又は5記載のブ
    リスター包装袋。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載のブリスター包装袋に商品を収納したブリスター包
    装体。
  10. 【請求項10】連続的に繰り出す商品収納凹部を有する
    長尺の熱可塑性樹脂製シートカバーの商品収納凹部に商
    品を収納したのち、連続的に繰り出す長尺熱可塑性樹脂
    フイルム製印刷フイルムを半折重合した重合フイルムの
    表側を向けて、前記長尺の熱可塑性樹脂製シートカバー
    に印刷模様を同調させながら被せ、シートカバーの凹部
    の周縁の縁部を表フイルムに固定し、最後にブリスター
    包装体の形状に、熱刃による溶断又は打抜きすることを
    特徴とするブリスター包装体の製造方法。
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