JP3459606B2 - 折り畳み式携帯電話機 - Google Patents

折り畳み式携帯電話機

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JP3459606B2
JP3459606B2 JP2000058090A JP2000058090A JP3459606B2 JP 3459606 B2 JP3459606 B2 JP 3459606B2 JP 2000058090 A JP2000058090 A JP 2000058090A JP 2000058090 A JP2000058090 A JP 2000058090A JP 3459606 B2 JP3459606 B2 JP 3459606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の操作キーを
具えた本体ケースに蓋体ケースを開閉可能に連結して構
成される折り畳み式携帯電話機に関し、特に、ワンタッ
チの操作で容易に蓋体ケースを開くことが可能な折り畳
み式携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図17及び図18に示す如く、複
数の操作キー(92)を具えた本体ケース(9)に、ディスプ
レイ(93)を具えた蓋体ケース(91)を開閉可能に連結して
構成される折り畳み式携帯電話機が知られている。本体
ケース(9)と蓋体ケース(91)の連結部には、左右一対の
ヒンジ機構(90)(90′)が配備されており、該ヒンジ機構
(90)(90′)の回転軸を中心として蓋体ケース(91)を開閉
することが可能である。一方のヒンジ機構(90)は、本体
ケース(9)に突設した第1駒部(94)と蓋体ケース(91)に
突設した第1駒部(96)とを同軸上に配置して、両駒部(9
4)(96)の中央孔へヒンジ軸(98)を嵌入せしめて構成され
ている。他方のヒンジ機構(90′)も同様に、本体ケース
(9)に突設した第2駒部(95)と蓋体ケース(91)に突設し
た第2駒部(97)とを同軸上に配置して、両駒部(95)(97)
の中央孔へヒンジ軸(99)を嵌入せしめて構成されてい
る。
【0003】上述の如き折り畳み式携帯電話機において
は、携帯時には蓋体ケース(91)を折り畳むことによって
小型化することが出来るので、携帯に便利であるばかり
でなく、操作キー(92)が蓋体ケース(91)によって覆われ
るため、鞄等の中で操作キー(92)が押下される虞れはな
く、安全である。
【0004】尚、図17及び図18に示す折り畳み式携
帯電話機においては、本体ケース(9)の両側部及び蓋体
ケース(91)の両側部にそれぞれ凹部(9a)(9a)(91a)(91a)
が形成されており、図17の如く蓋体ケース(91)を閉じ
た状態から図18の如く蓋体ケース(91)を開く場合、図
17に示す様に互いに対向して空間を形成している2つ
の凹部(9a)(91a)の間へ指先を差し込んで、蓋体ケース
(91)を開くことが出来る。この様にして、本体ケース
(9)を把持した一方の手だけで蓋体ケース(91)を開くこ
とが出来るので、便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
及び図18に示す如き従来の折り畳み式携帯電話機にお
いては、蓋体ケース(91)を開く場合、本体ケース(9)と
蓋体ケース(91)の間に指先を差し込むだけでは、蓋体ケ
ース(91)は途中まで開くに過ぎず、蓋体ケース(91)を図
18に示す全開位置まで開くためには、途中まで開いた
蓋体ケース(91)を更に押し開くことが必要であり、この
操作が困難である問題があった。
【0006】仮に、本体ケース(9)に対して蓋体ケース
(91)を開き方向にばね付勢すると共に、図19に示す如
く本体ケース(9)の側面に係合フック(101)をスライド
可能に取り付ける一方、蓋体ケース(91)には被係合フッ
ク(100)を突設し、本体ケース(9)の係合フック(101)に
は操作片(102)を介してばね(103)を連結して、係合フッ
ク(101)を係合方向に付勢した構成を採用したとすれ
ば、操作片(102)を操作するだけで、蓋体ケース(91)を
自動的に開くことが可能となるが、ヒンジ機構(90)とは
別に、一対のフック(101)(100)、操作片(102)、ばね(10
3)等を装備する必要があるため、携帯電話機が大型化す
るばかりでなく、組立工程が複雑となる問題がある。
又、蓋体(91)を閉じた状態では、蓋体(91)を開き方向に
回転させるばね付勢力が、両ケース(9)(91)に突設した
フック(101)(100)によって受け止められているため、両
ケース(9)(91)に直接に力がかかって、ケースに変形を
生じる虞れがある。更に、一対のフック(101)(100)が鋭
角の突起を有しているので、危険である問題がある。
【0007】又、従来の折り畳み式携帯電話機において
は、蓋体ケース(91)を全閉位置と全開位置の2つの角度
姿勢で保持することが可能であるが、途中の1或いは複
数の角度姿勢でも保持出来る様にして、所望の角度姿勢
で使用したいという要望がある。
【0008】そこで本発明の目的は、ワンタッチの操作
で容易に蓋体ケースを開くことが出来、然も、蓋体ケー
スの開き角度を複数段に調整することが出来る折り畳み
式携帯電話機を提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る折り畳み式携
帯電話機は、操作キー(12)が配備された本体ケース(1)
に、同軸上に配置された一対のヒンジ機構(10)(10)を介
して、前記操作キー(12)を覆うための蓋体ケース(2)を
連結して構成されている。前記一対のヒンジ機構(10)(1
0)はそれぞれ、本体ケース(1)の端部に連結されて本体
ケース(1)と一体に回転する本体駆動部材(72)と、蓋体
ケース(2)の端部に連結されて蓋体ケース(2)と一体に
回転する蓋体駆動部材(71)と、本体駆動部材(72)と蓋体
駆動部材(71)の間に介在して、蓋体ケース(2)の開き方
向へ蓋体駆動部材(71)を回転させる力を発揮する原動機
構と、蓋体ケース(2)を閉じた状態で、該蓋体ケース
(2)を閉じ位置に保持するための保持機構と、蓋体ケー
ス(2)を開く際に操作すべき操作釦(41)と、操作釦(41)
の操作に応じて、保持機構による保持状態を解除する保
持解除機構と、蓋体ケース(2)を全開位置から閉じる過
程で、蓋体ケース(2)を1或いは複数の開き角度で保持
するための開き角度調整機構とを具えている。
【0010】上記本発明の折り畳み式携帯電話機におい
て、蓋体ケース(2)が閉じた状態では、各ヒンジ機構(1
0)の保持機構が動作して、蓋体ケース(2)は閉じ位置に
保持されている。蓋体ケース(2)を開くべく両ヒンジ機
構(10)(10)の操作釦(41)(41)を同時に操作すると、保持
機構による保持状態が解除され、この結果、各ヒンジ機
構(10)の原動機構が動作を開始する。これによって、
ヒンジ機構(10)(10)の蓋体駆動部材(43)(43)が同時に
転して、蓋体ケース(2)は全開位置まで開かれることに
なる。蓋体ケース(2)を閉じるときは、両ヒンジ機構(1
0)(10)の原動機構が発揮する力に抗して、蓋体ケース
(2)を閉じ方向に押圧する。これによって、蓋体ケース
(2)は閉じ位置まで回転する。この過程で、両ヒンジ機
構(10)(10)の開き角度調整機構が動作して、蓋体ケース
(2)は、1或いは複数の開き角度で保持される。そし
て、更に蓋体ケース(2)を閉じ方向に押圧すると、両ヒ
ンジ機構(10)(10)の保持機構が動作して、蓋体ケース
(2)は全閉位置に保持されることになる。
【0011】具体的構成において、本体駆動部材(72)と
蓋体駆動部材(71)の係合部にはカム機構が形成されると
共に、本体駆動部材(72)と蓋体駆動部材(71)の間には、
蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(71)を回転さ
せる力を発揮する弾性部材が介在している。前記カム機
構は、蓋体ケース(2)が閉じ位置から開き位置まで回転
する過程の前半及び後半でそれぞれ動作すべき第1カム
曲線部及び第2カム曲線部と、蓋体ケース(2)が開き位
置から閉じ位置まで回転する過程で動作すべき第3カム
曲線部とを有している。第1カム曲線部は、弾性部材が
発揮する力によって蓋体ケース(2)の閉じ方向へ蓋体駆
動部材(71)を回転させることが可能なカム曲線に形成さ
れ、第2カム曲線部は、弾性部材が発揮する力によって
蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(71)を回転さ
せることが可能なカム曲線に形成され、第3カム曲線部
は、弾性部材が発揮する力によって蓋体ケース(2)を途
中の1或いは複数の開き角度で保持することが可能なカ
ム曲線に形成されている。斯くして、第1カム曲線部及
び弾性部材によって前記保持機構が構成され、第2カム
曲線部及び弾性部材によって前記原動機構が構成され、
更に第3カム曲線部及び弾性部材によって開き角度調整
機構が構成される。
【0012】上記本発明の折り畳み式携帯電話機におい
て、蓋体ケース(2)が閉じた状態では、カム機構の第1
カム曲線部が動作して、弾性部材が発揮する力によっ
て、蓋体ケース(2)は閉じ位置に保持されている。この
状態から操作釦(41)を操作することによって、カム機構
は第1カム曲線部の動作状態から第2カム曲線部の動作
状態に移行する。第2カム曲線部が動作すると、これに
よって蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(71)が
回転付勢され、蓋体ケース(2)は全開位置まで開くこと
になる。蓋体ケース(2)を全開位置から閉じ方向に押圧
すると、蓋体ケース(2)は全閉位置まで閉じられること
になるが、その途中で、カム機構の第3カム曲線部が動
作して、蓋体ケース(2)は1或いは複数の角度姿勢で保
持される。
【0013】具体的構成において、本体ケース(1)及び
蓋体ケース(2)にはそれぞれ円筒状の駒部(13)(22)が突
設されて互いに同軸上に配置されており、前記本体駆動
部材(72)、蓋体駆動部材(71)、カム機構、弾性部材、操
作釦(41)、及び操作力伝達部材は、丸軸状を呈するヒン
ジアセンブリに組み立てられている。該ヒンジアセンブ
リは、前記本体ケース(1)及び蓋体ケース(2)の駒部(1
3)(22)に嵌入し、本体駆動部材(72)は本体ケース(1)の
駒部(13)に相対回転不能に係合する一方、蓋体駆動部材
(71)は蓋体ケース(2)の駒部(22)に相対回転不能に係合
し、操作釦(41)は駒部(13)(22)から外側へ露出してい
る。
【0014】該具体的構成によれば、ヒンジアセンブリ
を単体として組み立てた後、該ヒンジアセンブリを本体
ケース(1)及び蓋体ケース(2)の駒部(13)(22)に嵌入せ
しめることによって、本体ケース(1)と蓋体ケース(2)
を連結することが出来るので、組立工程が簡易となる。
【0015】又、具体的構成において、蓋体駆動部材(7
1)及び本体駆動部材(72)はそれぞれ円筒状に形成されて
互いに嵌合し、軸方向の相対移動が可能であると共に相
対回転が可能であり、蓋体駆動部材(71)と本体駆動部材
(72)の間に前記弾性部材となる原動スプリング(5)が介
在し、本体駆動部材(72)にはカム溝(8)が開設されると
共に、蓋体駆動部材(71)には前記カム溝(8)に係合する
カムフォロワー(78)が突設されて、前記カム機構を構成
しており、カム溝(8)に前記第1カム曲線部、第2カム
曲線部及び第3カム曲線部が形成されている。又、原動
スプリング(5)の弾性力によって、蓋体駆動部材(71)と
本体駆動部材(72)の間に相対的な回転力が与えられてい
る。操作釦(41)は操作力伝達部材を介して蓋体駆動部材
(71)に連結されており、操作釦(41)の操作によって蓋体
駆動部材(71)を軸方向へ押圧することにより、カムフォ
ロワー(78)をカム溝(8)の第1カム曲線部から第2カム
曲線部へ推し進めることが可能である。
【0016】該具体的構成においては、蓋体ケース(2)
が閉じられているとき、カムフォロワー(78)はカム溝
(8)の第1カム曲線部の始端に位置し、弾性部材の弾性
付勢力によって該始端位置に押圧保持されている。この
状態から操作釦(41)を押圧操作すると、カムフォロワー
(78)は、第1カム曲線部から第2カム曲線部へ推し進め
られ、これに伴って、蓋体ケース(2)は開き始める。そ
して、カムフォロワー(78)は、原動スプリング(5)の弾
性付勢力と第2カム曲線部のカム作用によって、第2カ
ム曲線部の終端まで駆動されることになる。これに伴っ
て、蓋体駆動部材(71)が蓋体ケース(2)の開き方向に回
転し、蓋体ケース(2)は全開位置まで開くことになる。
蓋体ケース(2)を全開位置から閉じ方向に押圧すると、
蓋体ケース(2)は全閉位置まで閉じられることになる
が、その途中で、カムフォロワー(78)はカム機構の第3
カム曲線部へ移動し、蓋体ケース(2)を1或いは複数の
角度姿勢に保持する。
【0017】更に具体的な構成において、カム溝(8)
は、前記第1カム曲線部、第2カム曲線部及び第3カム
曲線部をループ状に連結して形成され、第3カム曲線部
の後半には、弾性部材が発揮する力によって蓋体ケース
(2)の閉じ方向へ蓋体駆動部材(71)を回転させることが
可能なカム曲線が形成されている。
【0018】該具体的構成においては、蓋体ケース(2)
を全開位置から閉じ方向に押圧することによって、カム
フォロワー(78)は、カム溝(8)の第3カム曲線部を経
て、第1カム曲線部の始端位置へ戻ることになる。ここ
で、カムフォロワー(78)が第3カム曲線部の前半部を移
動する過程では、原動スプリング(5)の弾性付勢力と第
3カム曲線部の前半部のカム作用によって、カムフォロ
ワー(78)は、第3カム曲線部の前半部に押圧保持され、
蓋体ケース(2)が1或いは複数の角度姿勢に保持され
る。その後、カムフォロワー(78)が第3カム曲線部の後
半部に達すると、原動スプリング(5)の弾性付勢力と第
3カム曲線部の後半部のカム作用によって、カムフォロ
ワー(78)は、第3カム曲線部の終端まで駆動され、最終
的には第1カム曲線の始端位置に戻ることになる。これ
に伴って、蓋体駆動部材(71)が蓋体ケース(2)の閉じ方
向に回転し、蓋体ケース(2)は全閉位置まで閉じられる
ことになる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る折り畳み式携帯電話機によ
れば、操作釦を操作するだけで、ワンタッチで蓋体ケー
スを全開位置まで開くことが出来るばかりでなく、蓋体
ケースの開き角度を複数段に調整することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る折り畳み式携
帯電話機について、図面に沿って具体的に説明する。
尚、後述する第1実施例、第3実施例及び第4実施例
は、本発明に関連する実施例であって、第2実施例が、
本発明の特徴を具えた実施例である。
【0021】第1実施例 本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図1〜図3に示す
如く、複数の操作キー(12)を具えた本体ケース(1)に、
ディスプレイ(21)を具えた蓋体ケース(2)を開閉可能に
連結して構成され、本体ケース(1)と蓋体ケース(2)の
連結部には、右側に本発明に係るヒンジ機構(10)、左側
に従来と同様のヒンジ機構(10′)が配備されており、両
ヒンジ機構(10)(10′)の回転軸を中心として蓋体ケース
(2)を開閉することが可能である。又、本体ケース(1)
には伸縮式のアンテナ(11)が突設されている。尚、以下
の説明では、折り畳み式携帯電話機の通常の使用状態で
の姿勢を基準として、左右の向きを定めるものとする。
【0022】右側のヒンジ機構(10)は、本体ケース(1)
に突設した第1駒部(13)と蓋体ケース(2)に突設した第
1駒部(22)とを同軸上に配置して、両駒部(13)(22)の中
央孔へヒンジアセンブリ(4)を嵌入せしめて構成されて
おり、ヒンジアセンブリ(4)は、第1駒部(13)から外側
へ露出する操作釦(41)を具えている。左側のヒンジ機構
(10′)は、本体ケース(1)に突設した第2駒部(15)と蓋
体ケース(2)に突設した第2駒部(23)とを同軸上に配置
して、両駒部(15)(23)の中央孔へヒンジ軸(3)を嵌入せ
しめて構成されている。
【0023】ヒンジアセンブリ(4)は、図4に示す如く
全体が丸軸状を呈しており、それぞれ円筒状の蓋体駆動
部材(43)と本体駆動部材(44)とが同軸上に配備され、互
いに軸方向に相対移動可能、且つ相対回転可能に係合し
ている。蓋体駆動部材(43)と本体駆動部材(44)の対向部
には、互いに摺接するカム面(6)(61)が形成されてい
る。蓋体駆動部材(43)の外周面には、所定の角度差で一
対の突起(48)(48)が形成されており、これらの突起(48)
(48)が蓋体ケース(2)の第1駒部(22)の内周面に係合し
ている。これによって、蓋体駆動部材(43)と蓋体ケース
(2)とは一体に回転する。又、本体駆動部材(44)の外周
面には、所定の角度差で一対の突起(47)(47)が形成され
ており、これらの突起(47)(47)が本体ケース(1)の第1
駒部(13)の内周面に係合している。これによって、本体
駆動部材(44)と本体ケース(1)とは一体に回転する。
【0024】図5に示す如く、蓋体駆動部材(43)は、大
径の第1筒部(43a)と小径の第2筒部(43b)を同軸上に具
え、第1筒部(43a)の右側の端面に、前記カム面(6)が
形成されている。該蓋体側のカム面(6)は、頂部(62)の
前後に斜面部(63)(64)を有するカム部を具えている。一
方、本体駆動部材(44)は、前記蓋体駆動部材(43)の第1
筒部(43a)と同径の円筒部(44a)と、該円筒部(44a)の右
側の端部に突設された円板状の鍔部(44b)とを具え、円
筒部(44a)の左側の端面に、前記カム面(61)が形成され
ている。該本体側のカム面(61)は、頂部(65)の前後に斜
面部(66)(67)を有するカム部を具えている。
【0025】図4に示す如く、本体駆動部材(44)の鍔部
(44b)の左側面には、軸体(45)が左方へ向けて突設さ
れ、該軸体(45)の先端部に円板状の鍔部(46)が突設され
ている。そして、軸体(45)の外周面を包囲して、コイル
状の原動スプリング(5)が装着され、該原動スプリング
(5)の左側の端部が軸体(45)の鍔部(46)に固定されると
共に、右側の端部が蓋体駆動部材(43)に固定されてい
る。これによって、原動スプリング(5)は、軸方向の弾
性付勢力を発揮して、蓋体側カム面(6)と本体側カム面
(61)とを互いに軸方向に圧接せしめると共に、蓋体ケー
ス(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(43)を回転付勢してい
る。
【0026】又、本体駆動部材(44)の鍔部(44b)には、
円筒状部材(42)が貫通しており、該円筒状部材(42)の右
側の端部に操作釦(41)が固定され、左側の端部が蓋体駆
動部材(43)に摺接している。円筒状部材(42)には、コイ
ル状の補助スプリング(51)が装着され、操作釦(41)を突
出方向へ付勢している。これによって、操作釦(41)は、
自由状態で突出位置に保持される。
【0027】本実施例の折り畳み式携帯電話機において
は、蓋体ケース(2)を閉じた状態では、図6(a)に示す
如く蓋体側カム面(6)と本体側カム面(61)とが最も深く
係合した状態、即ち、蓋体側カム面(6)の頂部(62)が本
体側カム面(61)の最も低い位置に落ち込んだ状態にあ
る。ここで、原動スプリング(5)は軸方向の弾性付勢力
と回転方向の弾性付勢力を発揮するが、軸方向の弾性付
勢力が優勢であるために、蓋体側カム面(6)と本体側カ
ム面(61)の係合状態がずれることはなく、従って蓋体駆
動部材(43)が回転することはない。これによって、蓋体
ケース(2)が閉じ位置に保持されている。
【0028】尚、蓋体ケース(2)を閉じた状態で、蓋体
側カム面(6)の頂部(62)が本体側カム面(61)の最も低い
位置から少しずれた斜面部(66)に摺接する様、各部材の
相対位置を調整すれば、蓋体ケース(2)を閉じた状態で
は、原動スプリング(5)が発揮する軸方向の弾性付勢力
と、本体側カム面(61)の斜面部(66)のカム作用により、
蓋体駆動部材(43)は、蓋体ケース(2)の閉じ方向の回転
付勢力を受けることとなって、蓋体ケース(2)は本体ケ
ース(1)に圧接された状態で閉じられる。従って、確実
な閉じ状態を得ることが出来る。
【0029】蓋体ケース(2)を開くべく、図6(b)の如
く、原動スプリング(5)及び補助スプリング(51)の付勢
力に抗して操作釦(41)を押圧操作すると、その押圧力P
が蓋体駆動部材(43)に伝えられて、蓋体駆動部材(43)が
本体駆動部材(44)から離間する方向に移動することにな
る。ここで、蓋体駆動部材(43)には原動スプリング(5)
によって回転付勢力が加えられているので、蓋体駆動部
材(43)は、軸方向の移動に伴って、蓋体ケース(2)の開
き方向へ回転することになる。この結果、蓋体側カム面
(6)の頂部(62)が、本体側カム面(61)の斜面部(66)を登
り切って頂部(65)を通過すると、図6(c)の如く、その
後は操作釦(41)から手を離したとしても、原動スプリン
グ(5)の軸方向の弾性付勢力と、本体側カム面(61)の斜
面部(67)のカム作用によって、蓋体駆動部材(43)は、蓋
体ケース(2)の開き方向の回転力を受けることとなり、
蓋体ケース(2)は全開位置まで開かれる。
【0030】蓋体ケース(2)を閉じるときは、原動スプ
リング(5)の回転方向の弾性付勢力に抗して、蓋体ケー
ス(2)を閉じ方向へ押圧する。これによって、蓋体側カ
ム面(6)の頂部(62)は本体側カム面(61)の斜面部(67)を
上昇する。そして、蓋体側カム面(6)の頂部(62)が本体
側カム面(61)の頂部(65)を通過した後は、蓋体ケース
(2)から手を離したとしても、原動スプリング(5)の軸
方向の弾性付勢力と、本体側カム面(61)の斜面部(66)の
カム作用によって、蓋体駆動部材(43)は、蓋体ケース
(2)の閉じ方向の回転力を受けることになり、蓋体ケー
ス(2)は、全閉位置まで閉じられることになる。
【0031】本実施例の折り畳み式携帯電話機によれ
ば、図1に示す如く蓋体ケース(2)が閉じられた状態か
ら、操作釦(41)を押圧操作するだけで、蓋体ケース(2)
が図2の如く全開位置まで開くので、操作が極めて簡易
である。尚、蓋体ケース(2)を開く場合、図1の閉じ状
態から操作釦(41)を押圧操作することなく、蓋体ケース
(2)を手で把持して開くことも可能である。
【0032】又、本実施例の折り畳み式携帯電話機にお
いては、温度変化などに起因して、蓋体ケース(2)を閉
じた状態での各部材の係合位置が多少ずれたとしても、
図6(a)に示す係合状態が図6(b)(c)に示す係合状態
までずれることはないので、意思に反して蓋体ケース
(2)が開く虞れはない。又、ヒンジアセンブリ(4)は、
本体駆動部材(44)と蓋体駆動部材(43)からなるヒンジ軸
としての構成に、蓋体ケース(2)の開き方向若しくは閉
じ方向に蓋体駆動部材(43)を回転させるための原動スプ
リング(5)やカム面(6)(61)の他、蓋体ケース(2)を開
く際に操作すべき操作釦(41)等をコンパクトに組み込ん
で、ユニット化されているので、折り畳み式携帯電話機
が大型化することはなく、然も、本体ケース(1)及び蓋
体ケース(2)の駒部(13)(22)にヒンジアセンブリ(4)を
嵌入せしめるだけの簡易な作業によって、組立が可能で
ある。
【0033】又、蓋体ケース(2)を閉じた状態で、原動
スプリング(5)が発揮する回転力は、蓋体駆動部材(43)
のカム面(6)と本体駆動部材(44)のカム面(61)との係合
によって受け止められ、本体ケース(1)や蓋体ケース
(2)に直接に作用することはないので、ケース(1)(2)
に変形が生じる虞れはない。更に又、操作釦(41)は、そ
の頭部を僅かにケースから突出させて配置すれば、その
押圧操作は容易に行なうことが出来る。然も、操作釦(4
1)の頭部は滑らかな曲面によって形成されており、鋭い
突起を有しないので、安全である。
【0034】第2実施例 本実施例の折り畳み式携帯電話機は、第1実施例に用い
た図4のヒンジアセンブリ(4)に代えて、図7及び図8
に示すヒンジアセンブリ(7)を採用したものである。
尚、図7及び図8において、図4に示すヒンジアセンブ
リ(4)の構成部材と基本的に同じ機能を果たす部材に
は、同じ符号を付している。
【0035】図8に示す如く、ヒンジアセンブリ(7)
は、全体が丸軸状を呈しており、それぞれ円筒状の蓋体
駆動部材(71)と本体駆動部材(72)とが同軸上に配備さ
れ、互いに軸方向に相対移動可能、且つ相対回転可能に
係合している。本体駆動部材(72)の外周壁には、カム溝
(8)が開設される一方、蓋体駆動部材(71)にはカムフォ
ロワー(78)が突設され、カム溝(8)を内側から外側へ貫
通している。尚、カム溝(8)の形状については後述す
る。
【0036】蓋体駆動部材(71)の外周面には、所定の角
度差で一対の突起(48)(48)が形成されており、第1実施
例と同様に、これらの突起(48)(48)が蓋体ケース(2)の
第1駒部(22)の内周面に係合している。これによって、
蓋体駆動部材(71)と蓋体ケース(2)とは一体に回転す
る。又、本体駆動部材(72)の外周面には、所定の角度差
で一対の突起(47)(47)が形成されており、第1実施例と
同様に、これらの突起(47)(47)が本体ケース(1)の第1
駒部(13)の内周面に係合している。これによって、本体
駆動部材(72)と本体ケース(1)とは一体に回転する。
【0037】図7に示す如く、蓋体駆動部材(71)の右側
の端部には円板部(73)が突設され、該円板部(73)の外周
面に前記カムフォロワー(78)が突設されている。一方、
本体駆動部材(72)の内周面には、左側の端部に連結部(7
9)、右側の端部に鍔部(72b)、中央部に突片(77)がそれ
ぞれ形成されており、連結部(79)の中央部には、本体駆
動部材(72)の中心軸上を左方へ伸びる軸体(45)が固定さ
れている。又、軸体(45)の左側の端部には、円板状の鍔
部(46)が突設されている。そして、軸体(45)の外周面を
包囲して、コイル状の原動スプリング(5)が装着され、
該原動スプリング(5)の左側の端部が軸体(45)の鍔部(4
6)に固定されると共に、右側の端部が蓋体駆動部材(71)
に固定されている。これによって、原動スプリング(5)
は、蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(71)を回
転付勢している。
【0038】本体駆動部材(72)の鍔部(72b)には、円筒
状部材(74)が貫通しており、該円筒状部材(74)の右側の
端部に操作釦(41)が固定され、左側の端部に鍔部(75)が
突設されている。該鍔部(75)の左側面の中央部には凸部
(76)が形成されて、該凸部(76)の先端が、蓋体駆動部材
(71)の円板部(73)に当接している。円筒状部材(74)に
は、コイル状の補助スプリング(51)が装着され、操作釦
(41)を突出方向へ付勢している。これによって、操作釦
(41)は、自由状態で突出位置に保持される。又、蓋体駆
動部材(71)の中央部外周面には第2補助スプリング(52)
が装着され、蓋体駆動部材(71)の円板部(73)と本体駆動
部材(72)の突片(77)とを互いに離間方向に付勢してい
る。これによって、カムフォロワー(78)は、自由状態で
カム溝(8)の右側の周面に押し付けられることになる。
【0039】本体駆動部材(72)に開設されたカム溝(8)
は、図9に示す如く、ヒンジアセンブリ(7)の軸方向に
対して傾斜の異なる複数のカム溝部(81)〜(86)をループ
状に連結して構成されている。第1カム部溝(81)は、軸
方向に対して略平行であって、該第1カム部溝(81)の始
端に位置するカムフォロワー(78a)は、原動スプリング
(5)が発揮する軸方向の力Faと回転方向の力Frの合
力である付勢力Fを受けて、溝周壁に押圧保持される。
第1カム部溝(81)に続く第2カム溝部(82)は、軸方向に
対して大きく傾斜し、該第2カム溝部(82)に位置するカ
ムフォロワー(78b)(78c)は、前記付勢力Fの第2カム溝
部(82)に沿う方向の分力Fsを受けて、第2カム溝部(8
2)を前進することになる。第2カム溝部(82)に続く第3
カム溝部(83)は逆U字状に屈曲し、該第3カム溝部(83)
に位置するカムフォロワー(78d)は、前記付勢力Fによ
って溝周壁に押圧保持される。第3カム溝部(83)に続く
第4カム溝部(84)は逆U字状に屈曲し、該第4カム溝部
(84)に位置するカムフォロワー(78e)は、前記付勢力F
によって溝周壁に押圧保持される。第4カム溝部(84)に
続く第5カム溝部(85)は逆U字状に屈曲し、該第5カム
溝部(85)に位置するカムフォロワー(78f)は、前記付勢
力Fによって溝周壁に押圧保持される。更に第6カム溝
部(86)は、軸方向に対して僅かに傾斜し、該第6カム溝
部(86)に位置するカムフォロワー(78g)は、前記付勢力
の第6カム溝部(86)に沿う方向の分力Fs′を受けて、
第6カム溝部(86)を前進し、最終的に第1カム部溝(81)
に戻ることになる。
【0040】蓋体ケース(2)を閉じた状態では、カムフ
ォロワー(78)は第1カム部溝(81)の始端に位置してお
り、この状態から操作釦(41)を押圧操作すると、蓋体駆
動部材(71)が左方へ向かって移動し、これに伴ってカム
フォロワー(78)は第1カム部溝(81)を前進する。この過
程では蓋体ケース(2)は殆ど開かない。そして、カムフ
ォロワー(78)が第2カム溝部(82)に達すると、操作釦(4
1)から手を離したとしても、カムフォロワー(78)は前記
分力Fsの作用によって第2カム溝部(82)を前進し、第
3カム溝部(83)に達する。このカムフォロワー(78)の前
進に伴って、蓋体駆動部材(71)は蓋体ケース(2)の開き
方向に回転し、最終的にカムフォロワー(78)が第3カム
溝部(83)に達することによって、蓋体ケース(2)は図1
1に示す全開位置(2a)まで開かれ、この位置に保持され
ることになる。
【0041】その後、蓋体ケース(2)を閉じるべく、蓋
体ケース(2)を閉じ方向に押圧すると、カムフォロワー
(78)は、カム溝(8)の第4カム溝部(84)に向かって進
み、第4カム溝部(84)の近傍に達すると、前記付勢力F
の作用によって、カムフォロワー(78)は第4カム溝部(8
4)に落ち込むことになる。この結果、蓋体ケース(2)
は、図11に示す第1角度姿勢(2b)に保持される。更に
蓋体ケース(2)を閉じ方向に押圧すると、カムフォロワ
ー(78)は、第4カム溝部(84)から脱出した後、第5カム
溝部(85)に向かって進み、第5カム溝部(85)の近傍に達
すると、前記付勢力Fの作用によって、カムフォロワー
(78)は第5カム溝部(85)に落ち込むことになる。この結
果、蓋体ケース(2)は、図11に示す第2角度姿勢(2c)
に保持される。
【0042】蓋体ケース(2)を完全に閉じるべく、蓋体
ケース(2)を更に閉じ方向に押圧すると、カムフォロワ
ー(78)は、第5カム溝部(85)から脱出し、第6カム溝部
(86)に向かって進む。カムフォロワー(78)が第6カム溝
部(86)に達すると、蓋体ケース(2)から手を離したとし
ても、カムフォロワー(78)は、前記分力Fs′の作用に
よって第6カム溝部(86)を進み、最終的に第1カム部溝
(81)の始端位置(78a)に戻ることになる。このカムフォ
ロワー(78)の移動に伴って、蓋体駆動部材(71)は蓋体ケ
ース(2)の閉じ方向に回転し、カムフォロワー(78)が第
1カム部溝(81)の始端位置に達することによって、蓋体
ケース(2)は全閉置まで閉じられ、この位置に保持され
ることになる。
【0043】尚、カム溝(8)の第6カム溝部(86)が第1
カム部溝(81)と交差する位置には、図10(a)(b)に示
す様に、トーションスプリング(88)によって回転付勢さ
れた弁部材(87)が配備されており、通常は、第6カム溝
部(86)の出口を塞いでいる。従って、操作釦(41)を押圧
操作して蓋体ケース(2)を開く場合、図10(a)に示す
如く、カムフォロワー(78a)が第1カム部溝(81)の始端
位置から前進する過程で、該カムフォロワー(78a)が弁
部材(87)によって前進を妨げられることはなく、然も、
該カムフォロワー(78a)が第6カム溝部(86)へ侵入する
虞れもない。又、蓋体ケース(2)を閉じる場合は、図1
0(b)に示す如く、第6カム溝部(86)を進むカムフォロ
ワー(78)は、弁部材(87)を押し開けて、第1カム部溝(8
1)へ進入することが出来る。
【0044】本実施例においては、蓋体ケース(2)を閉
じた状態で、カムフォロワー(78)が第1カム部溝(81)の
始端位置から少し進んだ位置に設置される様、各部材の
相対位置を調整すれば、蓋体ケース(2)を閉じた状態で
は、原動スプリング(5)が発揮する軸方向の弾性付勢力
により、蓋体駆動部材(71)は、蓋体ケース(2)の閉じ方
向の回転付勢力を受けることとなって、蓋体ケース(2)
は本体ケース(1)に圧接された状態で閉じられる。従っ
て、確実な閉じ状態を得ることが出来る。
【0045】本実施例の折り畳み式携帯電話機によれ
ば、前述した第1実施例と同様の効果が得られるばかり
でなく、図11に示す如く、蓋体ケース(2)の開き角度
を複数段に調整することが可能である。又、蓋体ケース
(2)を途中の開き角度に設定した状態から、操作釦(41)
を押圧操作すれば、蓋体ケース(2)を再び、全開位置ま
で開くことが出来る。更に又、図9に示すカム溝(8)の
形状によって、蓋体(2)は全開位置から全閉位置までス
ムーズに閉じることが出来る。尚、カム溝(8)の形状
は、ループ状に限らず、図9に示す第1カム部溝(81)及
び第2カム溝部(82)からなる円弧状として、第2カム溝
部(82)の途中に、第4カム溝部(84)及び第5カム溝部(8
5)の機能を果たすべきカム溝部を凹設した形状も採用可
能である。
【0046】第3実施例 本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図7に示す第2実
施例のヒンジアセンブリ(7)に、蓋体ケース(2)が開く
過程で蓋体ケース(2)の開き速度を途中から減速するた
めのダンパー機構を装備したものである。
【0047】即ち、本実施例では、図12に示す如く、
蓋体駆動部材(71)の円板部(73)の右側面に、180°の
位相差で一対の摩擦抵抗部(73a)(73a)を設けると共に、
円筒状部材(74)の鍔部(75)の左側面に、180°の位相
差で前記一対の摩擦抵抗部(73a)(73a)と摺接すべき一対
の円板状の凸部(75a)(75a)を形成している。摩擦抵抗部
(73a)(73a)は、例えば円板部(73)に微細な凹凸を刻設
し、若しくはフェルト部材を貼着固定することによって
形成することが出来る。又、蓋体駆動部材(71)には、一
対の摩擦抵抗部(73a)(73a)の間の円弧状領域に、前記凸
部(75a)(75a)が摺接すべき断面半円状の***部(73c)が
形成されている。ここで、蓋体ケース(2)の開き動作に
伴って、蓋体駆動部材(71)の円板部(73)は回転するが、
円筒状部材(74)の鍔部(75)は静止したままであって、円
板部(73)と鍔部(75)の間には相対回転が生じる。尚、蓋
体駆動部材(71)の円板部(73)に一対の凸部(75a)(75a)を
形成すると共に、円筒状部材(74)の鍔部(75)に一対の摩
擦抵抗部(73a)(73a)を形成することも可能である。
【0048】図13に示す如く、蓋体ケース(2)が全閉
位置から全開位置まで開く過程で、前半の回転角度θ1
(約90°)の範囲では、蓋体駆動部材(71)の摩擦抵抗部
(73a)(73a)は円筒状部材(74)の凸部(75a)(75a)と接触せ
ず、***部(73c)と摺接して摩擦抵抗が低減されるの
で、前記原動スプリング(5)の回転付勢力によって、蓋
体ケース(2)は比較的早い速度で開く。その後、後半の
回転角度θ2(約75°)の範囲では、蓋体駆動部材(71)
の摩擦抵抗部(73a)(73a)が円筒状部材(74)の凸部(75a)
(75a)と接触して、蓋体ケース(2)の回転に制動力を及
ぼす。この結果、蓋体ケース(2)は、全開位置まで比較
的遅い速度で開くことになる。
【0049】本実施例によれば、蓋体ケース(2)の開き
速度が途中で減速されるので、蓋体ケース(2)が大型の
ディスプレイ(21)を装備して大きな重量を有している場
合でも、蓋体ケース(2)が全開位置に達したときの衝撃
力は小さくなる。従って、比較的弱い力で本体ケース
(1)を把持していたとしても、蓋体ケース(2)を開いた
ときの衝撃力によって電話機を落とす虞れはない。
【0050】尚、上述のダンパー機構は、第1実施例の
ヒンジアセンブリ(4)に装備することも可能である。
又、ダンパー機構としては、摩擦抵抗を利用したものの
他、液体の流動抵抗を利用したもの等、周知の種々の機
構を採用することが出来る。更に、ダンパー機構の取付
け位置についても上記実施例に限定されず、蓋体ケース
(2)と共に回転若しくは移動する蓋体ケース(2)側の部
材と、本体ケース(1)と共に回転若しくは移動する本体
ケース(1)側の部材とが対向する、任意の部位に配備す
ることが出来る。
【0051】第4実施例 本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図14〜図16に
示す如く、本体ケース(1)と蓋体ケース(2)の連結部の
左右両側に、一対のヒンジ機構(10)(10)を配備したもの
である。但し、右側のヒンジ機構(10)には図4に示す第
1実施例のヒンジアセンブリ(4)をそのまま配備する
が、左側のヒンジ機構(10)には、図4に示すヒンジアセ
ンブリ(4)とは左右対称の構造を有するものを作製し、
配備する。尚、第1実施例のヒンジアセンブリ(4)に代
えて、第2実施例又は第3実施例のヒンジアセンブリ
(7)を採用することも可能である。
【0052】本体ケース(1)には円筒状の第1駒部(13)
及び第2駒部(15)が突設される一方、蓋体ケース(2)に
は円筒状の第1駒部(22)及び第2駒部(23)が突設され、
これらの駒部は同軸上に配置されている。右側のヒンジ
機構(10)を構成するヒンジアセンブリ(4)は、本体ケー
ス(1)の第1駒部(13)及び蓋体ケース(2)の第1駒部(2
2)に嵌入し、本体駆動部材(44)が本体ケース(1)の第1
駒部(13)の内周面に係合すると共に、蓋体駆動部材(43)
が蓋体ケース(2)の第1駒部(22)の内周面に係合してい
る。左側のヒンジ機構(10)を構成するヒンジアセンブリ
(4)は、本体ケース(1)の第2駒部(15)及び蓋体ケース
(2)の第2駒部(23)に嵌入し、本体駆動部材(44)が本体
ケース(1)の第2駒部(15)の内周面に係合すると共に、
蓋体駆動部材(43)が蓋体ケース(2)の第2駒部(23)の内
周面に係合している。そして、両ヒンジ機構(10)(10)の
操作釦(41)(41)が本体ケース(1)の両側へ露出してい
る。
【0053】本実施例の折り畳み式携帯電話機において
は、左右一対の操作釦(41)(41)を同時に押圧操作するこ
とによって、両ヒンジアセンブリ(4)(4)が動作して、
蓋体ケース(2)が開くことになる。従って、携帯電話機
を鞄等で収容して携帯しているときに、何れか一方の操
作釦(41)が押圧されたとしても、蓋体ケース(2)は開か
ないので、安全である。
【0054】又、蓋体ケース(2)は、その両側部に、左
右一対のヒンジアセンブリ(4)(4)が発揮する回転力を
受けるので、例えば大型のディスプレイ(21)の装備によ
って蓋体ケース(2)の重量が大きくなったとしても、蓋
体ケース(2)を開くために必要な充分なトルクが得られ
る。又、蓋体ケース(2)を開く際には、左右一対の操作
釦(41)(41)を両側から押圧することになるので、必然的
に本体ケース(1)に対する把持力が大きなものとなり、
従って、蓋体ケース(2)が開いたときの衝撃力で電話機
を落とす虞れはない。更に又、一対の操作釦(41)(41)を
操作して蓋体ケース(2)を開く際、図14の如く本体ケ
ース(1)に突設されたアンテナ(11)に手が触れてアンテ
ナ性能を阻害する虞れはない。その他、第1実施例と同
様の効果も得られるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケー
スを閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケー
スを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施例の折り畳み式携帯電話機からヒンジ
アセンブリを分解した状態を示す斜視図である。
【図4】第1実施例のヒンジアセンブリの一部破断拡大
正面図である。
【図5】蓋体駆動部材と本体駆動部材の分解斜視図であ
る。
【図6】ヒンジアセンブリの動作を説明する一連の正面
図である。
【図7】第2実施例のヒンジアセンブリの一部破断拡大
正面図である。
【図8】第2実施例のヒンジアセンブリの斜視図であ
る。
【図9】該ヒンジアセンブリに開設されたカム溝の拡大
正面図である。
【図10】該カム溝に配備されている弁部材の動作を説
明する図である。
【図11】第2実施例に採用されている開き角度調整機
構の動作を説明する側面図である。
【図12】第3実施例の折り畳み式携帯電話機に装備さ
れているダンパー機構を示す斜視図である。
【図13】該ダンパー機構が動作する角度範囲を説明す
る側面図である。
【図14】第4実施例の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケ
ースを閉じた状態を示す斜視図である。
【図15】第4実施例の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケ
ースを開いた状態を示す斜視図である。
【図16】第4実施例の折り畳み式携帯電話機から一対
のヒンジアセンブリを分解した状態を示す斜視図であ
る。
【図17】従来の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケースを
閉じた状態を示す斜視図である。
【図18】従来の折り畳み式携帯電話機の蓋体ケースを
開いた状態を示す斜視図である。
【図19】本発明を完成する過程で出願人が考案した折
り畳み式携帯電話機の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 本体ケース (12) 操作キー (2) 蓋体ケース (21) ディスプレイ (10) ヒンジ機構 (13) 第1駒部 (15) 第2駒部 (22) 第1駒部 (23) 第2駒部 (4) ヒンジアセンブリ (41) 操作釦 (43) 蓋体駆動部材 (44) 本体駆動部材 (5) 原動スプリング (6) 蓋体側カム面 (61) 本体側カム面 (7) ヒンジアセンブリ (71) 蓋体駆動部材 (72) 本体駆動部材 (8) カム溝 (78) カムフォロワー

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作キー(12)が配備された本体ケース
    (1)に、同軸上に配置された一対のヒンジ機構(10)(10)
    を介して、前記操作キー(12)を覆うための蓋体ケース
    (2)を連結して構成される折り畳み式携帯電話機におい
    て、前記一対のヒンジ機構(10)(10)はそれぞれ、 本体ケース(1)の端部に連結されて本体ケース(1)と一
    体に回転する本体駆動部材(72)と、 蓋体ケース(2)の端部に連結されて蓋体ケース(2)と一
    体に回転する蓋体駆動部材(71)と、 本体駆動部材(72)と蓋体駆動部材(71)の間に介在して、
    蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(71)を回転さ
    せる力を発揮する原動機構と、 蓋体ケース(2)を閉じた状態で、該蓋体ケース(2)を閉
    じ位置に保持するための保持機構と、 蓋体ケース(2)を開く際に操作すべき操作釦(41)と、 操作釦(41)の操作に応じて、保持機構による保持状態を
    解除する保持解除機構と、 蓋体ケース(2)を全開位置から閉じる過程で、蓋体ケー
    ス(2)を1或いは複数の開き角度で保持するための開き
    角度調整機構とを具えていることを特徴とする折り畳み
    式携帯電話機。
  2. 【請求項2】 複数の操作キー(12)が配備された本体ケ
    ース(1)に、ヒンジ機構を介して、前記操作キー(12)を
    覆うための蓋体ケース(2)を連結して構成される折り畳
    み式携帯電話機において、前記ヒンジ機構(10)は、本体
    ケース(1)の端部に連結された本体駆動部材(72)と、蓋
    体ケース(2)の端部に連結された蓋体駆動部材(71)と、
    本体駆動部材(72)と蓋体駆動部材(71)の係合部に形成さ
    れたカム機構と、本体駆動部材(72)と蓋体駆動部材(71)
    の間に介在して蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部
    材(71)を回転させる力を発揮する弾性部材と、蓋体ケー
    ス(2)を開く際に操作すべき操作釦(41)と、操作釦(41)
    の操作力をカム機構に伝えるための操作力伝達部材とを
    具え、前記カム機構は、蓋体ケース(2)が閉じ位置から
    開き位置まで回転する過程の前半及び後半でそれぞれ動
    作すべき第1カム曲線部及び第2カム曲線部と、蓋体ケ
    ース(2)が開き位置から閉じ位置まで回転する過程で動
    作すべき第3カム曲線部とを有し、第1カム曲線部は、
    弾性部材が発揮する力によって蓋体ケース(2)の閉じ方
    向へ蓋体駆動部材(71)を回転させることが可能なカム曲
    線に形成され、第2カム曲線部は、弾性部材が発揮する
    力によって蓋体ケース(2)の開き方向へ蓋体駆動部材(7
    1)を回転させることが可能なカム曲線に形成され、第3
    カム曲線部は、弾性部材が発揮する力によって蓋体ケー
    ス(2)を1或いは複数の開き角度で保持することが可能
    なカム曲線に形成され、操作釦(41)の操作によってカム
    機構を第1カム曲線部の動作状態から第2カム曲線部の
    動作状態へ移行せしめることが可能であることを特徴と
    する折り畳み式携帯電話機。
  3. 【請求項3】 本体ケース(1)及び蓋体ケース(2)には
    それぞれ円筒状の駒部(13)(22)が突設されて互いに同軸
    上に配置されており、前記本体駆動部材(72)、蓋体駆動
    部材(71)、カム機構、弾性部材、操作釦(41)、及び操作
    力伝達部材は、丸軸状を呈するヒンジアセンブリ(7)に
    組み立てられ、該ヒンジアセンブリ(7)は、前記本体ケ
    ース(1)及び蓋体ケース(2)の駒部(13)(22)に嵌入し、
    本体駆動部材(72)は本体ケース(1)の駒部(13)に相対回
    転不能に係合する一方、蓋体駆動部材(71)は蓋体ケース
    (2)の駒部(22)に相対回転不能に係合し、操作釦(41)は
    駒部(13)(22)から外側へ露出している請求項2に記載の
    折り畳み式携帯電話機。
  4. 【請求項4】 蓋体駆動部材(71)及び本体駆動部材(72)
    はそれぞれ円筒状に形成されて互いに嵌合し、軸方向の
    相対移動が可能であると共に相対回転が可能であり、蓋
    体駆動部材(71)と本体駆動部材(72)の間に前記弾性部材
    となる原動スプリング(5)が介在し、本体駆動部材(72)
    にはカム溝(8)が開設されると共に、蓋体駆動部材(71)
    には前記カム溝(8)に係合するカムフォロワー(78)が突
    設されて、前記カム機構を構成しており、カム溝(8)に
    前記第1カム曲線部、第2カム曲線部及び第3カム曲線
    部が形成され、原動スプリング(5)の弾性力によって、
    蓋体駆動部材(71)と本体駆動部材(72)の間に相対的な回
    転力が与えられ、操作釦(41)は操作力伝達部材を介して
    蓋体駆動部材(71)に連結されており、操作釦(41)の操作
    によって蓋体駆動部材(71)を軸方向へ押圧することによ
    り、カムフォロワー(78)をカム溝(8)の第1カム曲線部
    から第2カム曲線部へ推し進めることが可能である請求
    項2又は請求項3に記載の折り畳み式携帯電話機。
  5. 【請求項5】 カム溝(8)は、前記第1カム曲線部、第
    2カム曲線部及び第3カム曲線部をループ状に連結して
    形成され、第3カム曲線部の後半には、弾性部材が発揮
    する力によって蓋体ケース(2)の閉じ方向へ蓋体駆動部
    材(71)を回転させることが可能なカム曲線が形成されて
    いる請求項4に記載の折り畳み式携帯電話機。
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