JP3459568B2 - 自動取引システム - Google Patents
自動取引システムInfo
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- JP3459568B2 JP3459568B2 JP15522498A JP15522498A JP3459568B2 JP 3459568 B2 JP3459568 B2 JP 3459568B2 JP 15522498 A JP15522498 A JP 15522498A JP 15522498 A JP15522498 A JP 15522498A JP 3459568 B2 JP3459568 B2 JP 3459568B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金融機関に
設置されるＡＴＭ（自動取引装置）のような端末部を含
む自動取引システムに関し、特に、顧客を識別するため
に、アイリスデータのようなバイオメトリクス情報を利
用する自動取引システムに関する。
設置されるＡＴＭ（自動取引装置）のような端末部を含
む自動取引システムに関し、特に、顧客を識別するため
に、アイリスデータのようなバイオメトリクス情報を利
用する自動取引システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば金融機関に設置されるＡＴＭのよ
うな端末部を用いて顧客と取引するために、例えば預金
口座の番号が記録されたキャッシュカードのようなカー
ドあるいは通帳と、顧客に固有な情報である例えばアイ
リスデータのようなバイオメトリクス情報とを利用する
自動取引システムが提案されている。
うな端末部を用いて顧客と取引するために、例えば預金
口座の番号が記録されたキャッシュカードのようなカー
ドあるいは通帳と、顧客に固有な情報である例えばアイ
リスデータのようなバイオメトリクス情報とを利用する
自動取引システムが提案されている。
【０００３】このカードおよびバイオメトリクス情報を
利用する自動取引システムでは、口座番号および該口座
番号に対応するアイリスデータが登録部に予め登録され
る。顧客がＡＴＭを用いて取引するとき、顧客のアイリ
スデータがバイオメトリクス情報取得部により取得され
る。また、顧客がカードをＡＴＭに挿入すると、このカ
ードから口座番号が読み取られ、読み取られた口座番号
に一致する登録部の口座番号が検索される。
利用する自動取引システムでは、口座番号および該口座
番号に対応するアイリスデータが登録部に予め登録され
る。顧客がＡＴＭを用いて取引するとき、顧客のアイリ
スデータがバイオメトリクス情報取得部により取得され
る。また、顧客がカードをＡＴＭに挿入すると、このカ
ードから口座番号が読み取られ、読み取られた口座番号
に一致する登録部の口座番号が検索される。
【０００４】この検索された口座番号に対応する登録部
のアイリスデータと、バイオメトリクス情報取得部によ
り取得された顧客のアイリスデータとが照合され、両者
の一致により、顧客は識別される。登録部のアイリスデ
ータは口座番号に対応して登録されていることから、こ
の顧客の識別は迅速に行われる。顧客の識別により顧客
が本人であることが確認された後、顧客がＡＴＭを操作
することにより、例えば預金および引出しのような所定
の取引が自動的に行われる。
のアイリスデータと、バイオメトリクス情報取得部によ
り取得された顧客のアイリスデータとが照合され、両者
の一致により、顧客は識別される。登録部のアイリスデ
ータは口座番号に対応して登録されていることから、こ
の顧客の識別は迅速に行われる。顧客の識別により顧客
が本人であることが確認された後、顧客がＡＴＭを操作
することにより、例えば預金および引出しのような所定
の取引が自動的に行われる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したカ
ードおよびバイオメトリクス情報を利用する自動取引シ
ステムでは、前記したように、顧客がＡＴＭを用いて取
引するときにカードが必要になることから、顧客が例え
ばカードを持参し忘れたとき、顧客は取引することがで
きないといった問題があった。
ードおよびバイオメトリクス情報を利用する自動取引シ
ステムでは、前記したように、顧客がＡＴＭを用いて取
引するときにカードが必要になることから、顧客が例え
ばカードを持参し忘れたとき、顧客は取引することがで
きないといった問題があった。
【０００６】この問題を解決するために、バイオメトリ
クス情報取得部により取得された顧客のアイリスデータ
を、登録部に登録される各バイオメトリクス情報と逐次
照合することにより、カードを用いることなく、顧客を
識別することが考えられる。
クス情報取得部により取得された顧客のアイリスデータ
を、登録部に登録される各バイオメトリクス情報と逐次
照合することにより、カードを用いることなく、顧客を
識別することが考えられる。
【０００７】しかしながら、バイオメトリクス情報取得
部により取得されたアイリスデータと登録部の各バイオ
メトリクス情報との照合により顧客を識別するとき、前
記取得されたアイリスデータと登録部の全てのバイオメ
トリクス情報との照合が必要となることがある。
部により取得されたアイリスデータと登録部の各バイオ
メトリクス情報との照合により顧客を識別するとき、前
記取得されたアイリスデータと登録部の全てのバイオメ
トリクス情報との照合が必要となることがある。
【０００８】バイオメトリクス情報の情報量は多く、し
かも登録部に登録される顧客のバイオメトリクス情報の
数は一般に多くなることから、前記取得されたアイリス
データと登録部の各バイオメトリクス情報との照合によ
り顧客を識別するとき、この顧客の識別に時間がかか
り、これにより、顧客は迅速に取引することができない
といった問題があった。
かも登録部に登録される顧客のバイオメトリクス情報の
数は一般に多くなることから、前記取得されたアイリス
データと登録部の各バイオメトリクス情報との照合によ
り顧客を識別するとき、この顧客の識別に時間がかか
り、これにより、顧客は迅速に取引することができない
といった問題があった。
【０００９】従って、本発明の目的は、顧客が端末部を
用いて取引するためのカードあるいは通帳を不要とし、
かつ、顧客を迅速に識別することができる自動取引シス
テムを提供することにある。
用いて取引するためのカードあるいは通帳を不要とし、
かつ、顧客を迅速に識別することができる自動取引シス
テムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉 本発明は、端末部に顧客が入力した取引情報に基づき自
動的に取引するための自動取引システムであって、顧客
からバイオメトリクス情報を取得するためのバイオメト
リクス情報取得部と、複数の顧客が選択した同一の記号
を検索子として記号に対応させて各顧客毎に登録バイオ
メトリクス情報と口座番号が登録され、かつ一つの口座
を共通に利用する複数の顧客に対しては記号に対応させ
て各顧客の複数の登録バイオメトリクス情報と一つの口
座番号が登録されている登録部と、端末部に記号が入力
されたとき、入力された記号に基づき、記号に対応する
各登録バイオメトリクス情報を登録部から順次検索する
ための検索部と、バイオメトリクス情報取得部により取
得されたバイオメトリクス情報を、検索部により検索さ
れた各登録バイオメトリクス情報と照合するための照合
部とを備えることを特徴とする。
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉 本発明は、端末部に顧客が入力した取引情報に基づき自
動的に取引するための自動取引システムであって、顧客
からバイオメトリクス情報を取得するためのバイオメト
リクス情報取得部と、複数の顧客が選択した同一の記号
を検索子として記号に対応させて各顧客毎に登録バイオ
メトリクス情報と口座番号が登録され、かつ一つの口座
を共通に利用する複数の顧客に対しては記号に対応させ
て各顧客の複数の登録バイオメトリクス情報と一つの口
座番号が登録されている登録部と、端末部に記号が入力
されたとき、入力された記号に基づき、記号に対応する
各登録バイオメトリクス情報を登録部から順次検索する
ための検索部と、バイオメトリクス情報取得部により取
得されたバイオメトリクス情報を、検索部により検索さ
れた各登録バイオメトリクス情報と照合するための照合
部とを備えることを特徴とする。
【００１１】〈作用〉
本発明に係る自動取引システムでは、複数の顧客によっ
て任意に選択された同一の記号を検索子として登録バイ
オメトリクス情報と口座番号が登録部に登録されるだけ
でなく、一つの口座を共通に利用する複数の顧客に対し
ては複数の登録バイオメトリクス情報と一つの口座情報
が対応して登録される。
て任意に選択された同一の記号を検索子として登録バイ
オメトリクス情報と口座番号が登録部に登録されるだけ
でなく、一つの口座を共通に利用する複数の顧客に対し
ては複数の登録バイオメトリクス情報と一つの口座情報
が対応して登録される。
【００１２】前記記号は、顧客によって任意に選択する
ことが許されることから、顧客は、前記記号として、例
えば顧客の電話番号、生年月日および郵便番号のような
覚え易い番号を登録部に登録させることができる。
ことが許されることから、顧客は、前記記号として、例
えば顧客の電話番号、生年月日および郵便番号のような
覚え易い番号を登録部に登録させることができる。
【００１３】顧客が端末部を用いて取引するとき、従来
と同様に、バイオメトリクス情報取得部により顧客のバ
イオメトリクス情報が取得される。また、顧客が前記記
号を端末部に入力することにより、入力された記号に一
致する登録部の記号が検索される。
と同様に、バイオメトリクス情報取得部により顧客のバ
イオメトリクス情報が取得される。また、顧客が前記記
号を端末部に入力することにより、入力された記号に一
致する登録部の記号が検索される。
【００１４】検索された記号に対応する登録部の登録バ
イオメトリクス情報は、バイオメトリクス情報取得部に
より取得されたバイオメトリクス情報と照合され、両者
の一致により、顧客は識別される。
イオメトリクス情報は、バイオメトリクス情報取得部に
より取得されたバイオメトリクス情報と照合され、両者
の一致により、顧客は識別される。
【００１５】複数の登録バイオメトリクス情報は、記号
ごとに対応されて登録され、バイオメトリクス情報取得
部により取得されたバイオメトリクス情報は、端末部に
入力された記号に対応する登録部の複数の登録バイオメ
トリクス情報のみと照合されることから、前記取得され
たアイリスデータが登録部の全てのバイオメトリクス情
報と逐次照合されることに比べて、カードを用いなくて
も顧客の識別を迅速に行うことができる。
ごとに対応されて登録され、バイオメトリクス情報取得
部により取得されたバイオメトリクス情報は、端末部に
入力された記号に対応する登録部の複数の登録バイオメ
トリクス情報のみと照合されることから、前記取得され
たアイリスデータが登録部の全てのバイオメトリクス情
報と逐次照合されることに比べて、カードを用いなくて
も顧客の識別を迅速に行うことができる。
【００１６】このことから、本発明に係る自動取引シス
テムでは、顧客が端末部に前記記号を入力すれば、カー
ドあるいは通帳を用いることなく、しかも顧客は迅速に
識別される。
テムでは、顧客が端末部に前記記号を入力すれば、カー
ドあるいは通帳を用いることなく、しかも顧客は迅速に
識別される。
【００１７】前記記号として、数字および文字のうち少
なくとも一方を用いることにより、顧客に前記記号を覚
え易くさせることができる。
なくとも一方を用いることにより、顧客に前記記号を覚
え易くさせることができる。
【００１８】
【００１９】取引情報を端末部に入力するための入力キ
ーを用いて、前記記号を端末部に入力することにより、
前記記号を音声で入力する自動取引システムと比べて、
前記記号の秘匿性を向上することができる。
ーを用いて、前記記号を端末部に入力することにより、
前記記号を音声で入力する自動取引システムと比べて、
前記記号の秘匿性を向上することができる。
【００２０】
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 《具体例》図１は、本発明に係る自動取引システムを利
用する顧客の識別に用いられるバイオメトリクス情報の
データ構造を示す。図１に沿ってバイオメトリクス情報
のデータ構造を説明する前に、本発明に係る自動取引シ
ステムの全体を、図２に沿って説明する。
例を用いて説明する。 《具体例》図１は、本発明に係る自動取引システムを利
用する顧客の識別に用いられるバイオメトリクス情報の
データ構造を示す。図１に沿ってバイオメトリクス情報
のデータ構造を説明する前に、本発明に係る自動取引シ
ステムの全体を、図２に沿って説明する。
【００２２】図２は、本発明に係る自動取引システム
を、例えば銀行店に設置される自動取引装置（以下、Ａ
ＴＭと称する）を端末部２０として含む自動取引システ
ム１０に適用した例を示す。
を、例えば銀行店に設置される自動取引装置（以下、Ａ
ＴＭと称する）を端末部２０として含む自動取引システ
ム１０に適用した例を示す。
【００２３】自動取引システム１０では、例えば支払い
取引を行うために、支払い先の口座番号および支払い金
額等の取引情報は、顧客が端末部２０を操作することに
より端末部２０に入力される。この端末部２０の操作者
である顧客を識別するために、従来よく知られた例えば
アイリスデータのようなバイオメトリクス情報が利用さ
れる。
取引を行うために、支払い先の口座番号および支払い金
額等の取引情報は、顧客が端末部２０を操作することに
より端末部２０に入力される。この端末部２０の操作者
である顧客を識別するために、従来よく知られた例えば
アイリスデータのようなバイオメトリクス情報が利用さ
れる。
【００２４】自動取引システム１０は、図２に示される
例では、顧客が取引情報を入力するための少なくとも一
台の端末部２０と、端末部２０に設けられ、顧客に固有
な情報であるバイオメトリクス情報を取得するためのバ
イオメトリクス情報取得部３０と、端末部２０に入力さ
れる取引情報およびバイオメトリクス情報取得部３０に
より取得されるバイオメトリクス情報を通信回線４０を
経て受信するサーバ５０とを備える。サーバ５０は、図
示の例では、銀行の本店に設置されている。
例では、顧客が取引情報を入力するための少なくとも一
台の端末部２０と、端末部２０に設けられ、顧客に固有
な情報であるバイオメトリクス情報を取得するためのバ
イオメトリクス情報取得部３０と、端末部２０に入力さ
れる取引情報およびバイオメトリクス情報取得部３０に
より取得されるバイオメトリクス情報を通信回線４０を
経て受信するサーバ５０とを備える。サーバ５０は、図
示の例では、銀行の本店に設置されている。
【００２５】サーバ５０には、予め取得された望ましく
は銀行店の全顧客のバイオメトリクス情報を、予め各顧
客に与えられた少なくとも数字、文字および符号のうち
の一つを含む記号に対応させて登録するための登録部６
０と、登録部６０のバイオメトリクス情報を検索するた
めの検索部７０と、バイオメトリクス情報取得部３０に
より取得されたバイオメトリクス情報を、検索部７０に
より検索された登録部６０のバイオメトリクス情報と照
合するための照合部８０とが設けられている。
は銀行店の全顧客のバイオメトリクス情報を、予め各顧
客に与えられた少なくとも数字、文字および符号のうち
の一つを含む記号に対応させて登録するための登録部６
０と、登録部６０のバイオメトリクス情報を検索するた
めの検索部７０と、バイオメトリクス情報取得部３０に
より取得されたバイオメトリクス情報を、検索部７０に
より検索された登録部６０のバイオメトリクス情報と照
合するための照合部８０とが設けられている。
【００２６】サーバ５０の登録部６０には、図１（ａ）
に示されるデータ構造の例では、複数組の記号が図中、
縦方向に配置され、この各記号組ごとに少なくとも一つ
対応するバイオメトリクス情報が、横方向に集約的に配
置されて登録されている。
に示されるデータ構造の例では、複数組の記号が図中、
縦方向に配置され、この各記号組ごとに少なくとも一つ
対応するバイオメトリクス情報が、横方向に集約的に配
置されて登録されている。
【００２７】各顧客に与えられ、予め登録部６０に登録
される前記した記号は、例えば各顧客により予め任意に
選択される。また、この記号は、他の顧客に与えられる
記号との重複が許されることから、記号として、顧客の
例えば電話番号、生年月日および郵便番号のような覚え
易い番号を用いることができる。本具体例では、記号の
桁数を小さくすることにより顧客が記号を一層覚え易く
するために、電話番号の例えば下４桁の数字が記号とし
て用いられている。
される前記した記号は、例えば各顧客により予め任意に
選択される。また、この記号は、他の顧客に与えられる
記号との重複が許されることから、記号として、顧客の
例えば電話番号、生年月日および郵便番号のような覚え
易い番号を用いることができる。本具体例では、記号の
桁数を小さくすることにより顧客が記号を一層覚え易く
するために、電話番号の例えば下４桁の数字が記号とし
て用いられている。
【００２８】端末部２０に入力される例えば記号ｂ
（ｎ）および記号ｂ（ｎ）に対応するバイオメトリクス
情報は、図１（ａ）の斜線に示されるように、登録部６
０に登録されている。他の顧客は記号ｂ（ｎ）を重複し
て選択することができることから、図１（ｂ）に示され
る例では、記号ｂ（ｎ）に対応して複数のバイオメトリ
クス情報（Ａ，ＢおよびＣ）が登録部６０に登録されて
いる。また、前記各バイオメトリクス情報に対応して、
取引を行うために必要な預金口座の口座番号（Ｋ１、Ｋ
２およびＫ３）が登録されている。
（ｎ）および記号ｂ（ｎ）に対応するバイオメトリクス
情報は、図１（ａ）の斜線に示されるように、登録部６
０に登録されている。他の顧客は記号ｂ（ｎ）を重複し
て選択することができることから、図１（ｂ）に示され
る例では、記号ｂ（ｎ）に対応して複数のバイオメトリ
クス情報（Ａ，ＢおよびＣ）が登録部６０に登録されて
いる。また、前記各バイオメトリクス情報に対応して、
取引を行うために必要な預金口座の口座番号（Ｋ１、Ｋ
２およびＫ３）が登録されている。
【００２９】顧客が、端末部２０に設けられた取引情報
を入力するための図示されない入力キーを用いて、例え
ば引出し、支払いおよび残高照会等の取引内容から支払
い取引を選択すると、バイオメトリクス情報取得部３０
は、端末部２０を操作する顧客のバイオメトリクス情報
ａを取得すべく、動作する。顧客は、取引を選択した
後、前記入力キーを用いることにより、例えば記号ｂ
（ｎ）を端末部２０に入力する。
を入力するための図示されない入力キーを用いて、例え
ば引出し、支払いおよび残高照会等の取引内容から支払
い取引を選択すると、バイオメトリクス情報取得部３０
は、端末部２０を操作する顧客のバイオメトリクス情報
ａを取得すべく、動作する。顧客は、取引を選択した
後、前記入力キーを用いることにより、例えば記号ｂ
（ｎ）を端末部２０に入力する。
【００３０】顧客が記号ｂ（ｎ）を端末部２０に入力す
ると、図２に示されるように、バイオメトリクス情報取
得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａおよ
び端末部２０に入力された記号ｂ（ｎ）を含む送信デー
タｃは、通信回線４０を経てサーバ５０に送信される。
ると、図２に示されるように、バイオメトリクス情報取
得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａおよ
び端末部２０に入力された記号ｂ（ｎ）を含む送信デー
タｃは、通信回線４０を経てサーバ５０に送信される。
【００３１】送信データｃがサーバ５０に送信される
と、サーバ５０の図示されない読取部により、送信デー
タｃからバイオメトリクス情報ａおよび記号ｂ（ｎ）が
それぞれ読み取られ、この読み取られた記号ｂ（ｎ）
は、検索情報として、検索部７０に入力され、バイオメ
トリクス情報ａは、検索後の照合情報として、照合部８
０に入力される。
と、サーバ５０の図示されない読取部により、送信デー
タｃからバイオメトリクス情報ａおよび記号ｂ（ｎ）が
それぞれ読み取られ、この読み取られた記号ｂ（ｎ）
は、検索情報として、検索部７０に入力され、バイオメ
トリクス情報ａは、検索後の照合情報として、照合部８
０に入力される。
【００３２】検索部７０に検索情報である記号ｂ（ｎ）
が入力されると、検索部７０は、この検索情報に基づい
て、登録部６０から記号ｂ（ｎ）を検索し、図１（ｂ）
に示される記号ｂ（ｎ）に対応するバイオメトリクス情
報Ａ，ＢおよびＣを、バイオメトリクス情報ｄとして登
録部６０から読み出す。この読み出されたバイオメトリ
クス情報ｄは、照合部８０に入力される。照合部８０
は、検索後の照合情報として入力されたバイオメトリク
ス情報ａを、検索部７０から入力されたバイオメトリク
ス情報ｄ、すなわちバイオメトリクス情報Ａ，Ｂおよび
Ｃとそれぞれ照合する。
が入力されると、検索部７０は、この検索情報に基づい
て、登録部６０から記号ｂ（ｎ）を検索し、図１（ｂ）
に示される記号ｂ（ｎ）に対応するバイオメトリクス情
報Ａ，ＢおよびＣを、バイオメトリクス情報ｄとして登
録部６０から読み出す。この読み出されたバイオメトリ
クス情報ｄは、照合部８０に入力される。照合部８０
は、検索後の照合情報として入力されたバイオメトリク
ス情報ａを、検索部７０から入力されたバイオメトリク
ス情報ｄ、すなわちバイオメトリクス情報Ａ，Ｂおよび
Ｃとそれぞれ照合する。
【００３３】この照合の結果、バイオメトリクス情報取
得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａと、
登録部６０の例えばバイオメトリクス情報Ｃとが一致す
ると、端末部２０を用いる顧客は、本人であると認識さ
れる。これにより、端末部２０を用いる顧客が取引する
口座番号は、登録部６０のバイオメトリクス情報Ｃに対
応する口座番号Ｋ３であると判別される。
得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａと、
登録部６０の例えばバイオメトリクス情報Ｃとが一致す
ると、端末部２０を用いる顧客は、本人であると認識さ
れる。これにより、端末部２０を用いる顧客が取引する
口座番号は、登録部６０のバイオメトリクス情報Ｃに対
応する口座番号Ｋ３であると判別される。
【００３４】この判別された口座番号に基づき、従来よ
く知られているように、端末部２０を用いる顧客の氏
名、住所および残高等の取引に必要な個人情報が、例え
ば登録部６０の前記データ構造とは異なる場所から読み
出される。照合部８０は、判別された口座番号および前
記個人情報を含む返信データｅを、通信回線４０を経て
端末部２０に送信する。端末部２０は、サーバ５０の照
合部８０から返信データｅを受信すると、端末部２０を
用いる顧客により選択された前記支払い取引のために、
従来よく知られた処理を行い、取引を終了する。
く知られているように、端末部２０を用いる顧客の氏
名、住所および残高等の取引に必要な個人情報が、例え
ば登録部６０の前記データ構造とは異なる場所から読み
出される。照合部８０は、判別された口座番号および前
記個人情報を含む返信データｅを、通信回線４０を経て
端末部２０に送信する。端末部２０は、サーバ５０の照
合部８０から返信データｅを受信すると、端末部２０を
用いる顧客により選択された前記支払い取引のために、
従来よく知られた処理を行い、取引を終了する。
【００３５】他方、照合の結果、バイオメトリクス情報
取得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａに
一致する登録部６０のバイオメトリクス情報が検索され
なかった場合、端末部２０を用いる顧客は、本人ではな
いと認識され、照合部８０は、本人を確認できなかった
ことを表す返信データｆを、端末部２０に送信する。端
末部２０は、サーバ５０の照合部８０から返信データｆ
を受信すると、従来よく知られているように、本人確認
できなかったので取引できない旨を表示し、取引を行う
ことなく動作を終了する。
取得部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａに
一致する登録部６０のバイオメトリクス情報が検索され
なかった場合、端末部２０を用いる顧客は、本人ではな
いと認識され、照合部８０は、本人を確認できなかった
ことを表す返信データｆを、端末部２０に送信する。端
末部２０は、サーバ５０の照合部８０から返信データｆ
を受信すると、従来よく知られているように、本人確認
できなかったので取引できない旨を表示し、取引を行う
ことなく動作を終了する。
【００３６】自動取引システム１０では、登録部６０の
バイオメトリクス情報は、複数組の重複を許される記号
ごとに対応されて登録され、バイオメトリクス情報取得
部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａは、端
末部２０に入力された記号ｂ（ｎ）に対応する登録部６
０のバイオメトリクス情報Ａ、ＢおよびＣのみと照合さ
れる。
バイオメトリクス情報は、複数組の重複を許される記号
ごとに対応されて登録され、バイオメトリクス情報取得
部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａは、端
末部２０に入力された記号ｂ（ｎ）に対応する登録部６
０のバイオメトリクス情報Ａ、ＢおよびＣのみと照合さ
れる。
【００３７】このことから、バイオメトリクス情報取得
部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａが登録
部６０に登録される全てのバイオメトリクス情報と逐次
照合されることに比べて、顧客に固有な情報であるバイ
オメトリクス情報ａと一致する登録部６０のバイオメト
リクス情報は、カードおよび通帳を用いることなく、速
く検索され、これにより、端末部２０を用いる顧客は、
迅速に識別される。
部３０により取得されたバイオメトリクス情報ａが登録
部６０に登録される全てのバイオメトリクス情報と逐次
照合されることに比べて、顧客に固有な情報であるバイ
オメトリクス情報ａと一致する登録部６０のバイオメト
リクス情報は、カードおよび通帳を用いることなく、速
く検索され、これにより、端末部２０を用いる顧客は、
迅速に識別される。
【００３８】前記した例では、登録部６０に登録される
各口座番号を、一つのバイオメトリクス情報のみと対応
させて登録部６０に登録したが、例えば家族内で同一の
預金口座を共有することを考慮して、登録部６０の各口
座番号を、図１（ｃ）に示されるように、複数のバイオ
メトリクス情報と対応させて登録することができる。
各口座番号を、一つのバイオメトリクス情報のみと対応
させて登録部６０に登録したが、例えば家族内で同一の
預金口座を共有することを考慮して、登録部６０の各口
座番号を、図１（ｃ）に示されるように、複数のバイオ
メトリクス情報と対応させて登録することができる。
【００３９】また、前記した例では、記号の秘匿性を向
上するために、記号を入力キーを用いて端末部２０に入
力する例を挙げたが、この例に代えて、記号を例えば音
声で端末部２０に入力することができる。
上するために、記号を入力キーを用いて端末部２０に入
力する例を挙げたが、この例に代えて、記号を例えば音
声で端末部２０に入力することができる。
【００４０】顧客が預金口座の口座番号を任意に選択す
ることができれば、前記記号として、口座番号を用いる
ことができる。しかしながら、口座番号は比較的覚えに
くいことから、前記記号は、口座番号とは異なることが
望ましい。
ることができれば、前記記号として、口座番号を用いる
ことができる。しかしながら、口座番号は比較的覚えに
くいことから、前記記号は、口座番号とは異なることが
望ましい。
【００４１】前記した例では、各銀行のサーバ５０にそ
れぞれ登録部６０が設けられた例を示したが、この例の
代わりに、図３に示されるように、各銀行のサーバ（５
１、５２）に通信回線１００を経て接続された共同セン
タ９０にのみ登録部６０を設けることができる。これに
より、複数の銀行間で登録部６０を共有することができ
ることから、例えば顧客のバイオメトリクス情報および
記号を登録部６０に登録するための各銀行の負担を低減
することができる。
れぞれ登録部６０が設けられた例を示したが、この例の
代わりに、図３に示されるように、各銀行のサーバ（５
１、５２）に通信回線１００を経て接続された共同セン
タ９０にのみ登録部６０を設けることができる。これに
より、複数の銀行間で登録部６０を共有することができ
ることから、例えば顧客のバイオメトリクス情報および
記号を登録部６０に登録するための各銀行の負担を低減
することができる。
【００４２】前記した例では、バイオメトリクス情報と
して、アイリスデータを用いたが、この代わりに、指
紋、声紋および身体的特徴等の情報を、バイオメトリク
ス情報として用いることができる。
して、アイリスデータを用いたが、この代わりに、指
紋、声紋および身体的特徴等の情報を、バイオメトリク
ス情報として用いることができる。
【００４３】
【発明の効果】本発明に係る自動取引システムでは、前
記したように、任意に選択された記号であって他の記号
との重複を許す記号ごとに対応して、複数のバイオメト
リクス情報が予め登録部に登録され、バイオメトリクス
情報取得部によりバイオメトリクス情報が取得される。
また、端末部に記号が入力されるとき、端末部に入力さ
れる記号に一致する登録部の記号が検索される。
記したように、任意に選択された記号であって他の記号
との重複を許す記号ごとに対応して、複数のバイオメト
リクス情報が予め登録部に登録され、バイオメトリクス
情報取得部によりバイオメトリクス情報が取得される。
また、端末部に記号が入力されるとき、端末部に入力さ
れる記号に一致する登録部の記号が検索される。
【００４４】バイオメトリクス情報取得部により取得さ
れたバイオメトリクス情報は、検索された記号に対応す
る登録部のバイオメトリクス情報のみと照合されること
から、バイオメトリクス情報により取得されたバイオメ
トリクス情報に一致する登録部のバイオメトリクス情報
は、カードを用いることなく、登録部から速く検索さ
れ、これにより、顧客は迅速に識別される。
れたバイオメトリクス情報は、検索された記号に対応す
る登録部のバイオメトリクス情報のみと照合されること
から、バイオメトリクス情報により取得されたバイオメ
トリクス情報に一致する登録部のバイオメトリクス情報
は、カードを用いることなく、登録部から速く検索さ
れ、これにより、顧客は迅速に識別される。
【００４５】したがって、本発明によれば、顧客が端末
部に前記記号を入力すれば、カードあるいは通帳を用い
ることなく、しかも顧客を迅速に識別することができ
る。
部に前記記号を入力すれば、カードあるいは通帳を用い
ることなく、しかも顧客を迅速に識別することができ
る。
【図１】本発明に係る登録部に登録されるバイオメトリ
クス情報のデータ構造である。
クス情報のデータ構造である。
【図２】自動取引システムの構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図３】自動取引システムの変形例を示すブロック図で
ある。
ある。
１０ 自動取引システム
２０ 端末部
３０ バイオメトリクス情報取得部
６０ 登録部
７０ 検索部
８０ 照合部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平８−335256（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−123960（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−233147（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−256497（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−137800（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−243157（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−160879（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−124168（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G06T 7/00
G06F 15/00
G06F 17/60
G07D 9/00
Claims (3)
- 【請求項１】 端末部に顧客が入力した取引情報に基づ
き自動的に取引するための自動取引システムであって、前記顧客から バイオメトリクス情報を取得するためのバ
イオメトリクス情報取得部と、複数の顧客が選択した同一の記号を検索子として該記号
に対応させて前記各顧客毎に登録バイオメトリクス情報
と口座番号が登録され、かつ一つの口座を共通に利用す
る複数の顧客に対しては前記記号に対応させて各顧客の
複数の登録バイオメトリクス情報と一つの口座番号が登
録されている登録部と、 前記端末部に前記記号が入力されたとき、入力された前
記記号に基づき、該記号に対応する各登録バイオメトリ
クス情報を前記登録部から順次検索するための検索部
と、 前記バイオメトリクス情報取得部により取得されたバイ
オメトリクス情報を、前記検索部により検索された前記
各登録バイオメトリクス情報と照合するための照合部と
を備えることを特徴とする自動取引システム。 - 【請求項２】 前記記号として、数字および文字のうち
少なくとも一方が用いられることを特徴とする請求項１
記載の自動取引システム。 - 【請求項３】 前記端末部は、取引情報を入力するため
の入力キーを備え、該入力キーを用いて、前記記号が前
記端末部に入力されることを特徴とする請求項１記載の
自動取引システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15522498A JP3459568B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 自動取引システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15522498A JP3459568B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 自動取引システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11328421A JPH11328421A (ja) | 1999-11-30 |
| JP3459568B2 true JP3459568B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=15601245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15522498A Expired - Fee Related JP3459568B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 自動取引システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459568B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008065493A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 生体認証システム、及び方法 |
| JP2008146138A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Hitachi Ltd | 生体認証装置、生体認証システム、及び生体認証方法 |
| JP5272445B2 (ja) | 2008-02-28 | 2013-08-28 | 富士通株式会社 | 生体認証システム、生体認証方法および生体認証プログラム |
| JP5528504B2 (ja) * | 2012-06-08 | 2014-06-25 | 株式会社大垣共立銀行 | 本人認証システム、本人認証プログラム、及び本人認証方法 |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP15522498A patent/JP3459568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11328421A (ja) | 1999-11-30 |
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