JP3458361B2 - ベースキャビネット装置 - Google Patents

ベースキャビネット装置

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JP3458361B2
JP3458361B2 JP18684198A JP18684198A JP3458361B2 JP 3458361 B2 JP3458361 B2 JP 3458361B2 JP 18684198 A JP18684198 A JP 18684198A JP 18684198 A JP18684198 A JP 18684198A JP 3458361 B2 JP3458361 B2 JP 3458361B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は洗面化粧台やトイ
レの手洗カウンター下側のキャビネット装置として好適
なベースキャビネット装置に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図15
に示しているように、従来、洗面台や洗面化粧台におい
ては手洗器200からの配管を、床上に設置したキャビ
ネット204の内部に収容し、配管隠しをキャビネット
204自体により行っていた。 【0003】ところで、トイレ空間においては便器の清
掃用のトイレブラシがブラシカップに収容された状態で
トイレ室の隅などに置いてあるのが一般であるが、この
トイレブラシ及びブラシカップは狭いトイレ室内を煩雑
化し、トイレ室内の美観を損ねる原因となっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明のベースキャビネ
ット装置はこのような問題を解決することを目的として
案出されたものである。而して請求項1のベースキャビ
ネット装置は、キャビネット本体にトイレブラシの収納
空間を形成するとともに、該収納空間を開閉する扉の下
端部とキャビネット本体の一方に嵌合突起を、他方に嵌
合凹部を形成して、それらの嵌合により該扉の下端部を
支持するようになすとともに、前記扉の上端部とキャビ
ネット本体との一方に左右の位置決め用の嵌合突起を、
他方に該嵌合突起に嵌合する嵌合凹部をそれぞれ設けた
ことを特徴とする。 【0005】 【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、キャビ
ネット本体にトイレブラシの収納空間を形成し、且つそ
の収納空間を開閉する扉の下端部を、嵌合突起と嵌合凹
部との嵌合に基づいてキャビネット本体により支持させ
るようになすとともに、扉の上端部とキャビネット本体
との一方に左右の位置決め用の嵌合突起を、他方に嵌合
凹部をそれぞれ設けて、それらを嵌合させるようになし
たもので、本発明によればトイレブラシをキャビネット
内部に収納でき、従ってそのトイレブラシが部屋の隅に
置いてあってトイレ室内が煩雑化し、美観が損なわれる
問題を解消することができる。 また本発明によれば、ト
イレブラシの収納空間を開閉する扉の上端部を正確に左
右方向に位置決めすることができ扉の上端部が左右に
位置ずれするのを確実に防止することができる。 【0006】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10はトイレの壁であって、こ
の壁10に接するようにして手洗カウンター装置12が
設置されている。14はその主体をなす手洗カウンター
であって、手洗器16とカウンター本体18とを備えて
いる。尚手洗器16はカウンター本体18と一体であっ
ても良いし別体であっても良い。 【0007】28は手洗カウンター14に接するように
してその上側に設けられた吐水口ハウジングであって、
この吐水口ハウジング28は壁10に接する状態で設け
られている。吐水口ハウジング28は、水跳ね防止板を
兼ねた、全体的に板状をなすハウジング前板30と天板
32とから成っており、そのハウジング前板30に手洗
用の吐水口34が設けられる一方、上記手洗カウンター
14にハンドル36が設けられている。尚、38は手洗
カウンター14の下側において壁10に取り付けられた
トイレットペーパーホルダである。 【0008】図6に示しているように、手洗カウンター
14の下側には弁部を内蔵した水栓本体40が配置され
ている。水栓本体40は、ナット42により手洗カウン
ター14に固定されている。そしてその水栓本体40に
対して上記ハンドル36が取付固定されている。 【0009】この水栓本体40には、床22に埋設され
た給水元管44(図2参照)からの水を供給する給水管
46が接続されている。更にまたこの水栓本体40に対
し、吐水口34に水を導くための可撓管から成る導水管
48が接続されている。尚、手洗器16の排水口50か
らは排水管52が延び出しており(図2参照)、その排
水管52が床22に埋込配管された排水配管54に接続
されている。 【0010】図5及び図7に示しているように、ハウジ
ング前板30は左右両側端部に折曲り部56を有してお
り、それら折曲り部56を壁10に当接させる状態で取
り付けられている。詳しくは、このハウジング前板30
にはその上端部に垂直上向きに突出する固定片58が形
成されていて、その固定片58においてビス60により
壁10に固定されている。一方下端部には係止爪62
(図7参照)が形成されており、その係止爪62が手洗
カウンター14(詳しくは手洗器16)の後端に係止さ
れることで、ハウジング前板30の下端部が前後方向に
位置決めされている。 【0011】ハウジング前板30は、その上部が前方斜
め上向きに迫り出す迫出部64とされており、そこに上
記手洗用の吐水口34が取り付けられている。詳しく
は、この吐水口34が迫出部64の開口68を挿通して
吐水口ハウジング28内部から外部且つ斜め下向きに突
き出し、そこにナット70がねじ込まれて吐水口34が
迫出部64に固定されている。尚、この吐水口34の先
端部には整流用のキャップ72が装着されている。 【0012】この吐水口34には、上記導水管48の先
端部が接続されている。而して導水管48は、その上部
が吐水口ハウジング28の内部に収納され、また下端部
が図6に示しているように手洗カウンター14の後側を
通って上記手洗カウンター14下側の水栓本体40に接
続されている。 【0013】上記迫出部64は、図5に示しているよう
にその前端且つ上端が円弧形状の平面形状をなしてい
る。また同図に示しているようにその内部には左右方向
4箇所にリブ74,76が垂直向きに設けられており、
そして左右端部側のリブ76の上端に、L字状の溝形成
部材78が設けられている。そしてその溝形成部材78
によって、プレート80との間にスライド溝82が前後
方向に形成されている。 【0014】上記天板32は、ハウジング前板30にお
ける迫出部64に対応した平面形状をなしている。この
天板32は点検口蓋を兼ねており、ハウジング前板30
に対して脱着可能とされている。即ち、この天板32の
下面にはL字状の垂下片84が左右方向に所定間隔を隔
てて設けられているとともに、それら垂下片84に水平
なスライド突起86が形成されており、それらスライド
突起86が、ハウジング前板30におけるスライド溝8
2に対して前後方向にスライド可能に嵌合するようにな
っている。 【0015】このスライド突起86には、前後方向所定
位置に係合凹部88が形成されている。一方前記溝形成
部材78には、下向きの係合突起89がスライド溝82
の前後方向所定位置に形成されており、それら係合突起
89と係合凹部88とが、L字状の溝形成部材78及び
垂下片84の弾性変形に基づいて弾性係合するようにな
っている。 【0016】本例において、それら係合突起89及び係
合凹部88は図8,図9に示しているように天板32を
壁10側に押し込んだときに、その押込端において互い
に係合する位置にそれぞれ形成されている。 【0017】この例の手洗カウンター装置12の場合、
天板32を前方に、つまり作業者が手前に引いてスライ
ド移動させるだけで、ハウジング前板30から簡単に取
り外すことができる。また逆に天板32を取り付けるに
は、天板32に設けたスライド突起86をハウジング前
板30に設けたスライド溝82に嵌め合わせ、そしてス
ライド突起86をスライド溝82に対してスライド移動
させつつ、これを後方に押し込むだけで簡単に天板32
を取り付けることができる。 【0018】而して天板32を押込端まで押し込んだ時
点でスライド溝82側の係合突起89とスライド突起8
6側の係合凹部88とが弾性係合して、天板32が前後
方向に位置決めされる。 【0019】尚このとき、即ち天板32を取り付けた状
態において、ハウジング前板30側の固定片58は、天
板32によって隠蔽される。固定片58の配設位置が予
めそのように定められている。尚、天板32の側には固
定片58との干渉を回避するための切欠き90が設けら
れている。 【0020】この例の手洗カウンター装置12の場合、
天板32が吐水口ハウジング28内部の点検用の点検口
を開閉する点検口蓋を兼ねており、且つこれを前後方向
にスライド移動させるだけで簡単に取外し及び取付けを
行うことができる。 【0021】図1〜図4及び図13に示しているよう
に、手洗カウンター14の下側には、本例のベースキャ
ビネット装置20が設けられている。ここでベースキャ
ビネット装置20は、下端が床22に接するように、ま
た後端が壁10に接するようにして設けられている。 【0022】このベースキャビネット装置20は、キャ
ビネット本体25とその前面を構成する一対の扉23,
24,キャビネット本体25の蹴込部26(図4参照)
を覆う蹴込部カバー27を有している。 【0023】キャビネット本体25は樹脂の成形品から
成るものであって、図4に示しているように上面,後面
及び下面が開放形状をなしており、そして上端が手洗カ
ウンター14に接するようにして、また後端が壁10に
接するように、更に下端が蹴込部カバー27を介して床
22に実質的に接するようにして壁10に後に詳述する
固定構造で取付固定されている。 【0024】このキャビネット本体25は、その上部に
手洗器16のカバー部92を、また下端に上記蹴込部2
6を有しており、更にその全体が上記排水管52及び給
水管46を隠蔽する構造をなしている。 【0025】このキャビネット本体25は、その上端部
且つ左右端部において横向きに舌片状に突出する固定片
94を備えており、それら固定片94において親ビス9
6,子ビス98から成る二重ビスにより壁10に取付固
定されている。 【0026】図10はその固定構造を詳しく示したもの
である。同図に示しているように親ビス96は皿形状の
頭部100を有しており、そしてその頭部100の天
面、つまり親ビス96における軸端面から雌ねじ孔10
2がその内部に形成されている。そしてその雌ねじ孔1
02に子ビス98が螺合されるようになっている。 【0027】尚、子ビス98は化粧部を兼ねた円盤状の
頭部104を備えている。その円盤状の頭部104の外
周面にはローレット部が設けてあり、そのローレット部
により子ビス98が回転操作し易いものとなっている。 【0028】本例においては、キャビネット本体25を
壁10に固定するに際して、予め親ビス96を壁10に
ねじ込固定しておき、そしてその親ビス96の皿状の頭
部100にキャビネット本体25における上記固定片9
4を重ねた状態で、その固定片94を貫通する状態で子
ビス98を親ビス96の雌ねじ孔102にねじ込む。こ
れによりキャビネット本体25が、その上端部且つ左右
端部において、詳しくは一対の固定片94において壁面
10に取付固定される。 【0029】キャビネット本体25は、また、図4及び
図10に示しているように上下中間部、詳しくは上下の
中央位置よりも下側部位において、親ビス96及び子ビ
ス98の二重ビスにより同様にして壁10に固定されて
いる。 【0030】キャビネット本体25には、その前面から
後方に向けて左右一対の凹陥部が形成されており、それ
ら各凹陥部によって所定の物品の収納凹部105,10
6が形成されている。そして図3に詳しく示しているよ
うに、その収納凹部105,106の後壁部112にお
いて、前記親ビス96,子ビス98の二重ビスにより壁
10に固定されている。 【0031】一方の収納凹部105の上部は、汚物入れ
107の収納凹部とされており、そこにボックス状の汚
物入れ107が出入れ可能に収納されるようになってい
る。ここでボックス状の汚物入れ107は、キャビネッ
ト本体25に設けられた支持レール108に沿って前後
にスライド可能に支持されるようになっており、更にキ
ャビネット本体25に設けられたL字舌片状の掛止片1
10により、キャビネット本体25から脱落防止される
ようになっている。詳しくは、掛止片110がボックス
状の汚物入れの上端且つ後端部に掛止することで、汚物
入れ107がキャビネット本体25から脱落防止され
る。 【0032】この一方の収納凹部105の前部におい
て、上記扉23がキャビネット本体25に開閉可能に取
り付けられており、その扉23の開閉に基づいて、収納
凹部105が開放され或いは閉鎖されるようになってい
る。尚、扉23の上端部には操作部としての取手114
が設けてある。 【0033】前記他方の収納凹部106は、トイレブラ
シ116の収納凹部としてのもので、そこにトイレブラ
シ116がブラシカップ118で受けられた状態で収納
されるようになっている。そしてその収納凹部106
が、キャビネット本体25に取り付けられた前記扉24
の開閉によって開放され或いは閉鎖されるようになって
いる。 【0034】この扉24の内面且つ下端部からは支持ア
ーム120が後方に向かって突出している。扉24は、
この支持アーム120によって自立可能とされている
(図14参照)。この支持アーム120の先端部下面に
は、円形の嵌合突起122が下向きに突出形成されてい
る。 【0035】一方キャビネット本体25における収納凹
部106の底部には対応する円形の嵌合凹部124が形
成されており、それら嵌合突起122と嵌合凹部124
との嵌合に基づいて、扉24の下端部がキャビネット本
体25により支持され且つ位置決めされるようになって
いる。 【0036】この扉24の上端部には、図14に示して
いるように磁性材から成る吸着材126がその内面側に
設けられており、一方キャビネット本体25の対応する
部位にはマグネット128が設けられていて、扉24を
取り付けたときにそのマグネット128と吸着材126
の吸着力により、扉24の上端部がキャビネット本体2
5に固定されるようになっている。 【0037】尚、扉24の上端部にはまた、左右の位置
決め用の嵌合突起129が形成されており、またこれに
対応してキャビネット本体25には対応する嵌合凹部1
30が形成され、それらが互いに嵌合されるようになっ
ている。即ちそれら嵌合突起129と嵌合凹部130と
の嵌合に基づいて、扉24の上端部が左右方向に位置決
めされ、左右への位置ずれが防止されるようになってい
る。 【0038】上記ブラシカップ118の上端部には、下
向きに折れ曲がった被掛止部132が形成されており、
その被掛止部132が図12,図14に示しているよう
に扉24の内面に形成された上向きの折曲り形状の掛止
部134に掛止され、以ってブラシカップ118が扉2
4に脱着可能に取り付けられ保持されるようになってい
る。 【0039】扉24の内面には、また、掛止部134の
上側において鍵状のブラシホルダ136が設けられてお
り、そのブラシホルダ136によって、トイレブラシ1
16の柄の部分が掛止保持されるようになっている。 【0040】このように本例においては、扉24がトイ
レブラシ116及びブラシカップ118を保持した状態
で、キャビネット本体25から外してこれを便器の位置
まで持ち来すことができる。しかも扉24は自立可能で
あって、便器の傍らにこれをブラシカップ118ととも
に立てておくことができる。 【0041】従って便器を清掃するに際して、トイレブ
ラシ116,ブラシカップ118に触れることなく、扉
24上端部の取手114を持って、キャビネット内部に
収納してあるトイレブラシ116及びブラシカップ11
8を便器の位置まで運んで便器を清掃することができ、
また清掃後においても同じくトイレブラシ116,ブラ
シカップ118に手を触れることなく、扉24とともに
これをキャビネットの収納凹部106へと持ち来たして
そこに収納することができる。 【0042】またその際、トイレブラシ116をブラシ
カップ118で受けた状態で運ぶことができるため、ト
イレブラシ116に水が付着していても、その水がトイ
レブラシ116をキャビネット本体25の収納凹部10
6まで運ぶ過程で滴り落ちて、床を汚してしまうといっ
た不都合がない。 【0043】またブラシカップ118自体が扉24に対
して脱着可能とされているため、ブラシカップ118を
清掃する必要が生じた場合において、これを扉24から
取り外して清掃することができ、ブラシカップ118の
清掃作業自体も簡単である。 【0044】キャビネット本体25は、上記親ビス96
と子ビス98とから成る二重ビスによって壁10に固定
され、その重量が実質上壁10によって支持されるよう
になっている。このキャビネット本体25は、上記手洗
カウンター14と床22との間に位置して後側の排水配
管52,給水管46を隠蔽する働きをなす。 【0045】キャビネット本体25は、その上端を手洗
カウンター14の下面に接するようにして壁10に取り
付けることとなるが、手洗カウンター14の取付高さの
ばらつきや床22の不陸等によって、キャビネット本体
25を壁10に取り付けた状態においてその下端、詳し
くは蹴込部26と床22との間に隙間が生じる恐れがあ
る。 【0046】本例においては、そのような隙間が生じた
場合においても蹴込部カバー27の装着により且つその
取付高さを上下に調節することで隠蔽することができ
る。具体的には、蹴込部26には上下の長穴138が形
成される一方、蹴込部カバー27には締結穴140が形
成されていて、それら蹴込部26と蹴込部カバー27と
が締結具142により締結されるようになっており、そ
してその締結位置を長穴138に沿って変更すること
で、蹴込部カバー27の取付高さを調整することができ
る。 【0047】即ち、蹴込部26の下端と床22との間に
隙間がある場合、その蹴込部カバー27の取付位置を下
方に位置調整することで、詳しくは蹴込部カバー27の
下端を床22に当接させる位置においてそれら蹴込部カ
バー27と蹴込部26とを締結することで、隙間を良好
に隠蔽することができる。 【0048】ここで締結具142は、図11に示してい
るように外筒部材144と芯体146とから成ってお
り、そしてその芯体146を押し込むことで外筒部材1
44の弾性爪148が拡開させられ、その弾性爪148
の拡開作用で、蹴込部カバー27と蹴込部26とが締結
穴140及び長穴138において互いに締結固定され
る。 【0049】本例では、図11(B)の(I)〜(III)に示
しているように外筒部材144における弾性爪148を
収縮させた状態で締結具142を締結穴140及び長穴
138に挿入しておき、その状態で芯体146を押し込
んで外筒部材144の弾性爪148を拡開させるだけ
で、ワンタッチで簡単に蹴込部カバー27と蹴込部26
とを締結固定することができる。 【0050】上記のように本例においては、親ビス96
と子ビス98との二重ビスを固定具として用い、その親
ビス96を壁10に予めねじ込固定した状態で、その親
ビス96に対する子ビス98のねじ込みによって、キャ
ビネット本体25を壁10に取付固定するようになして
いることから、子ビス98を親ビス96から外すことに
よって、ベースキャビネット装置20全体、より具体的
にはキャビネット本体25を壁10から取り外すことが
できる。従って本例によれば、そのキャビネット本体2
5を壁10から取り外しておくことで、配管の施工やメ
ンテナンス作業を開放された広い空間の下で作業性良く
行うことができる。 【0051】また本例によれば、キャビネット本体25
の着脱に際してビスをその都度壁10にねじ込固定した
り、或いは壁10から抜き取ったりすることを行わなく
ても良く、子ビス98を親ビス96に対してねじ込み或
いは取り外すだけでキャビネット本体25の着脱が可能
であるため、キャビネット本体25の着脱の繰返しによ
り壁10に対するビスのねじ込みが効かなくなるといっ
た不都合を生じない利点を有する。更に本例ではその子
ビス98が化粧部材を兼ねているため、ビスによる固定
部分の美観も良好である。 【0052】本例においては、キャビネット本体25を
壁10にて実質的に重量支持させるようになしており、
そしてキャビネット本体25の下端部の蹴込部26に蹴
込部カバー27を上下に高さ調節可能に装着している。
従って本例によれば、その蹴込部カバー27の高さ調節
によりベースキャビネット装置20と床22との間に隙
間が生じた場合にも、その隙間を蹴込部カバー27にて
良好に閉鎖することができる。またその高さ調節は蹴込
部カバー27に設けた長孔138における締結位置の変
更によって簡単に行うことができる。 【0053】本例においては、ベースキャビネット装置
20全体が配管カバーを兼用しているにも拘らず、その
ベースキャビネット装置20には収納凹部105,10
6とその収納凹部105,106を開閉する扉23,2
4とが設けられているため、単に配管カバーを設けただ
けの場合に比べて、それがいかにも配管カバーであると
いった印象を与えず、手洗カウンター14の下側の空間
の美観を収まりの良い良好な外観状態に仕上げることが
できる。 【0054】加えて本例においては、そのベースキャビ
ネット装置20における扉23,24を開いた状態でも
配管がキャビネット内部に露出するといったことがな
く、扉23,24を開けても配管がキャビネット本体2
5により隠蔽状態に保持されるため、扉を開けたときに
配管が現われて不潔感を感じさせたり、美観を損なった
りするといった問題を生じない。 【0055】その他本例においては、キャビネット本体
25にトイレブラシ116の収納凹部106を形成し且
つその収納凹部106を開閉する扉24の下端部を、嵌
合突起122と嵌合凹部124との嵌合に基づいてキャ
ビネット本体25に支持させるようになすとともに、扉
24の上端部とキャビネット本体25とを、マグネット
128と吸着材126との吸着力でキャビネット本体2
5に吸着固定するようになしている。従って本例では、
トイレブラシ116をキャビネット本体25内部に収納
でき、そのトイレブラシ116やブラシカップ118等
が部屋の隅に置いてあることによるトイレ室内の煩雑
化,美観の低下といった問題を解消することができる。 【0056】加えて本例ではその扉24自体が脱着可能
であるため、トイレブラシ116が必要となったときに
は容易にこれをキャビネット本体25から取り出し、或
いは収納する場合にも容易にこれを収納することができ
るとともに、扉24自体の脱着作業も上記キャビネット
本体25への取付構造に起因して容易にこれを行うこと
ができる。 【0057】本例では扉24の上端部をマグネット12
8と吸着材126との吸着力で固定するようになしてい
るが、その扉24の上端部にはまた、左右の位置決め用
の嵌合突起129を設けているとともに、キャビネット
本体25側には嵌合凹部130を設けてそれらを嵌合さ
せるようにしていることから、扉24の上端部を正確に
左右方向に位置決めでき、扉24の上端部がキャビネッ
ト本体25に対して左右に位置ずれするのを確実に防止
することができる。 【0058】本例では、上記収納凹部106においてト
イレブラシ116を受けるブラシカップ118を扉24
に取り付け、且つそのブラシカップ118を扉24に対
して脱着可能としており、それ故本例ではトイレブラシ
116をブラシカップ118に受けたままの状態で扉2
4ごとキャビネット本体25から取り外し、便器の位置
まで運ぶことができる。従って作業者はトイレブラシ1
16やブラシカップ118に直接手を触れることなく、
それらを便器の位置まで持ち来すことができる。 【0059】しかもトイレブラシ116をブラシカップ
118で受けた状態でそれらを便器まで移動させること
ができることから、便器清掃後においてそれらをキャビ
ネット本体25まで移動させて収納凹部106に収納す
る際、トイレブラシ116から汚れた水が床22に滴り
落ちて床を汚してしまうといった不都合を生じない。加
えてそのブラシカップ118自体も扉24に対して脱着
可能とされているため、ブラシカップ118を清掃する
必要が生じた場合にそれを扉24とともに清掃する必要
はなく、扉24からブラシカップ118を取り外した状
態で容易にブラシカップ118自体を清掃することがで
きる。 【0060】そのほか、本例ではトイレブラシ116及
びブラシカップ118を収納する収納空間の開閉用の扉
24の下端部から支持アーム120を延出させて、その
支持アーム120により扉24を単独で自立可能として
おり、従って扉24をキャビネット本体25から取り外
してトイレブラシ116及びブラシカップ118ととも
に便器まで移動させたときに、扉24をトイレブラシ1
16及びブラシカップ118を保持した状態で自立させ
ておくことができ、トイレブラシ116の取出し及び清
掃後におけるトイレブラシ116のブラシカップ118
への挿入作業を容易に行うことができる。 【0061】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記実施例はトイレの手洗
カウンター下側のベースキャビネット装置に本発明を適
用した場合の例であるが、本発明は洗面台や洗面化粧台
におけるベースキャビネット装置に適用することももと
より可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であるベースキャビネット装
置を手洗カウンター装置とともに示す図である。 【図2】同実施例のベースキャビネット装置及び手洗カ
ウンター装置の正面図及び側面図である。 【図3】同実施例のベースキャビネット装置及び手洗カ
ウンター装置の側面断面図及び平面断面図である。 【図4】同実施例のベースキャビネット装置を各部に分
解して示す図である。 【図5】同実施例における手洗カウンター装置の吐水口
ハウジング部分の分解斜視図である。 【図6】同実施例における手洗カウンター装置の要部切
欠正面図及び要部側面断面図である。 【図7】同実施例における吐水口ハウジング部分を分解
して示す側面断面図である。 【図8】同実施例における吐水口ハウジング部分の一部
切欠側面図である。 【図9】同実施例における吐水口ハウジング部分の天板
の脱着時の作用説明図である。 【図10】同実施例におけるキャビネット本体の壁への
固定構造を示す図である。 【図11】同実施例における蹴込部カバーと蹴込部との
締結構造を示す図である。 【図12】同実施例のベースキャビネット装置の側面断
面図である。 【図13】同実施例のベースキャビネット装置を、扉を
開いた状態で示す図である。 【図14】同実施例のベースキャビネット装置の扉及び
ブラシカップの脱着構造を示す図である。 【図15】本発明の背景説明のための説明図である。 【符号の説明】 10 壁 20 ベースキャビネット装置 22 床 23,24 扉 25 キャビネット本体 26 蹴込部 27 蹴込部カバー 96 親ビス 98 子ビス 102 雌ねじ孔 105,106 収納凹部 116 トイレブラシ 118 ブラシカップ 120 支持アーム 122,129 嵌合突起 124,130 嵌合凹部 126 吸着材 128 マグネット 138 長穴 140 締結穴 142 締結具
フロントページの続き (72)発明者 鶴田 博美 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社 イナックス内 (56)参考文献 特開 平9−108151(JP,A) 特開 平1−153128(JP,A) 実開 昭63−190355(JP,U) 実開 昭47−22347(JP,U) 実開 昭55−17835(JP,U) 実開 平7−20880(JP,U) 実開 平2−147098(JP,U) 登録実用新案3028776(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 17/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャビネット本体にトイレブラシの収納
    空間を形成するとともに、該収納空間を開閉する扉の下
    端部とキャビネット本体の一方に嵌合突起を、他方に嵌
    合凹部を形成して、それらの嵌合により該扉の下端部を
    支持するようになすとともに、前記扉の上端部とキャビ
    ネット本体との一方に左右の位置決め用の嵌合突起を、
    他方に該嵌合突起に嵌合する嵌合凹部をそれぞれ設けた
    ことを特徴とするベースキャビネット装置。
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