JP3456074B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP3456074B2
JP3456074B2 JP29007095A JP29007095A JP3456074B2 JP 3456074 B2 JP3456074 B2 JP 3456074B2 JP 29007095 A JP29007095 A JP 29007095A JP 29007095 A JP29007095 A JP 29007095A JP 3456074 B2 JP3456074 B2 JP 3456074B2
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power supply
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電圧をさらに
低電圧に変換するダウンコンバータ等のDC−DCコン
バータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、チップ間およびチップ内小振幅転
送等、LSI内部で電源電圧VCCと独立した低電圧(た
とえばVCC/m)電源への要求が高まっている。
【0003】従来、この種の低電圧電源としては、一般
的に図5に示すようなシリーズレギュレータが用いられ
ている。このシリーズレギュレータは、図5に示すよう
に、反転入力(−)が定電圧V L の供給ラインに接続さ
れたオペアンプ1と、ゲートがオペアンプ1の出力に、
ソースが電源電圧VCCの供給ラインに、ドレインがオペ
アンプ1の非反転入力(+)に接続されたpチャネルM
OSトランジスタ2により構成され、ノードN1から低
電圧VL を回路ブロック3に供給する。
【0004】ところで、上記シリーズレギュレータの電
力損失について考察すると、下記式で示すpチャネルM
OSトランジスタ2による損失PLSがある。
【数1】 PLS=(VCC−VL )・iL …(1) そして、VL <(VCC/2)のときは50%以上の損失
となり、LSIの低消費電力化の大きな妨げとなってい
た。特に、VCC用外部電源として、リチウムイオン電池
を用いた場合、VCCの変動は大きく、その電力損失が問
題となっていた。
【0005】そこで、ドライバとしてのMOSトランジ
スタを用いず、容量素子とスイッチ素子だけで構成した
所望の低電圧電源電位を得られるDC−DCコンバータ
が提案されている。
【0006】図6は、この従来提案されたDC−DCコ
ンバータの構成例を示す回路図である。図に示すよう
に、このDC−DCコンバータ10は、スイッチ回路1
1〜13、キャパシタ21〜23により構成されてい
る。なお、スイッチ回路11〜13は、たとえばMOS
系トランジスタにより構成される。また、キャパシタ2
1,22としては、容量が同一のものが用いられる。
【0007】スイッチ回路11の作動接点aは電源電圧
CCの供給ラインに接続され、作動接点bは出力ノード
NDOUT に接続され、固定接点cがキャパシタ21の一
方の電極に接続されている。スイッチ回路12の作動接
点aはスイッチ回路13の作動接点aに接続され、作動
接点bは接地され、固定接点cがキャパシタ21の他方
の電極に接続されている。スイッチ回路13の作動接点
bは出力ノードNDOUT に接続され、固定接点cがキャ
パシタ22の一方の電極に接続されている。そして、キ
ャパシタ22の他方の電極が接地されている。
【0008】また、キャパシタ23は、出力ノードND
OUT と接地ラインとの間に接続され、負荷電流IL によ
り出力ノードNDOUT の電圧落ちを抑制する安定化させ
るための安定化キャパシタである。なお、この安定化キ
ャパシタ23は、出力電源ラインの寄生容量が大きい場
合には設ける必要はない。
【0009】スイッチ回路11,12,13は、クロッ
ク信号φがVCCレベル(ハイレベル)のときは固定接点
cを作動接点aに接続し、クロック信号φが接地レベル
(ローレベル)のときは固定接点cを作動接点bに接続
する。
【0010】このような構成において、クロック信号φ
がハイレベルの場合には、電源電圧VCCの供給ラインと
接地ラインとの間に、2つのキャパシタ21,22が直
列に接続され、各キャパシタ21,22に対する電荷の
充電が行われる。クロック信号φがローレベルの場合に
は、2つのキャパシタ21,22が並列に接続され、放
電が行われる。そして、キャパシタ21,22は容量が
同一のもので構成されていることから、上述した充放電
作用により、出力ノードNDOUT に現れる出力電圧Va
はVCC/2となり、この低電圧VCC/2で動作する回路
ブロック30に供給される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ダウンコンバータでは、ノードND1,ND2をそれぞ
れ電源電圧VCC、0.5VCCから0.5VCC、0Vに放
電するとき次式で示す電力Pdが消費される。
【0012】
【数2】 Pd=(1/2) ・(Cs1+Cs2)・(VCC/2)2 ・(1/τ) …(2) ここで、Cs1,Cs2はノードND1,ND2の寄生容量
である。
【0013】同様に、充電時も同量の電力が消費され、
結果として合計次式で示す電力Pが消費される。
【数3】 P=(1/4) ・(Cs1+Cs2)・(VCC/τ)2 …(3)
【0014】しかし、上記(3)式で示す電力消費量で
は、LSIの低消費電力化の要求を十分に満足させるも
のではなく、さらに低い電力損失で安定な出力電圧を得
られるDC−DCコンバータの実現が望まれている。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、低い電力損失で安定な出力電圧
を得られるDC−DCコンバータを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の容量素子を、外部電源と基準電源
間に直列に接続して充電した後、上記複数の容量素子を
出力ノードと上記基準電源間に並列に接続して放電させ
て外部電源電圧と基準電源電圧との間の値の出力電圧を
得るDC−DCコンバータであって、上記基準電源電圧
より高く上記外部電源電圧より低い電位用電源と、上記
複数の容量素子のうちの一つの容量素子の一方の電極と
上記外部電源または上記出力ノードを作動的に接続する
第1スイッチ回路と、上記一つの容量素子の他方の電極
と他の上記容量素子の一方の電極、上記低い電位用電
源、または上記基準電源とを作動的に接続する第2スイ
ッチ回路と、上記充電時は、上記第1スイッチ回路に上
記一つの容量素子の一方の電極を上記外部電源と接続さ
せ、上記第2スイッチ回路に上記他方の電極を上記他の
容量素子の一方の電極と接続させ、上記放電時は、上記
他の容量素子を上記出力ノードと上記基準電源間に並列
に接続させた状態で、上記第1スイッチ回路をオフにし
て、上記第2スイッチ回路に上記他方の電極を上記他の
容量素子の一方の電極に代えて上記低い電位用電源と接
続させ、上記第2スイッチ回路に上記一つの容量素子の
他方の電極を上記低い電位用電源に代えて上記基準電源
と接続させた後、上記第1スイッチ回路に上記一つの容
量素子の上記一方の電極を上記出力ノードと接続させて
放電を行わせる手段とを有する。また、上記一つの容量
素子の一方の電極と上記出力ノードを接続している第1
スイッチ回路をオフにし、上記第2スイッチ回路に上記
一つの容量素子の他方の電極を上記基準電源に代えて上
記低い電位用電源に接続させた後、上記第2スイッチ回
路をオフにして上記第1スイッチ回路に上記一つの容量
素子の一方の電極を上記外部電源に接続させて上記一つ
容量素子の充電を行わせる手段を、さらに有する。
【0017】また、本発明のDC−DCコンバータは、
容量素子の直列接続と並列接続との切り換えがクロック
信号に基づいて行われる上記複数の容量素子の配列を少
なくとも2系統有し、少なくとも2系統に、逆相のクロ
ック信号が供給される。
【0018】また、本発明のDC−DCコンバータで
は、上記容量素子が、強誘電体容量、高誘電体容量、M
IM(金属−絶縁物−金属)構成の容量、DRAMのト
レンチおよびスタック容量、プレーナ容量、外付け容
量、またはMOSのゲート容量のうちいずれかの素子に
より構成されている。
【0019】本発明のDC−DCコンバータによれば
複数の容量素子が外部電源と基準電源間に直列に接続さ
れて、次に、並列に接続されるとともに、外部電源に接
続されたスイッチ手段から接続、非接続状態を順次切り
換えて充電、放電が行われ、外部電源電圧と基準電源電
圧との間の値の出力電圧が得られる。
【0020】また、容量素子の直列接続と並列接続との
切り換えがクロック信号に基づいて行われ、かつ複数の
容量素子の2系統がそれぞれ逆相のクロック信号により
駆動される。これにより、負荷電流に伴うリップルを低
下させることができる。
【0021】また、容量素子が強誘電体容量等の比誘電
率の高い素子により構成されることにより、電力損失が
低減される。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るDC−DC
コンバータの第1の実施形態を示す回路図である。ま
た、図2は図1の回路のタイミングチャートである。図
1に示すように、このDC−DCコンバータ10aは、
スイッチ回路11a〜13a、キャパシタ21,22,
23、電源電圧VCCの外部電源40、0.25VCC用電
源50、および図2に示すタイミングでクロック信号φ
1〜φ7を生成するタイミング生成回路60により構成
されている。
【0023】スイッチ回路(第1スイッチ回路)11a
は、2つのオン・オフスイッチ111,112の固定接
点c1,c2がキャパシタ21の一方の電極に対して並
列に接続され、スイッチ111の作動接点a1が外部電
源40に接続され、スイッチ112の作動接点a2が出
力ノードNDOUT に接続されている。そして、スイッチ
111はクロック信号φ1によりオン・オフ制御され、
スイッチ112はクロック信号φ5によりオン・オフ制
御される。具体的には、スイッチ111,112は、ク
ロック信号がハイレベルのときオン状態となり、ローレ
ベルのときオフ状態となる。これらのオン・オフは相補
的に行われる。
【0024】スイッチ回路(第2スイッチ回路)12a
は、3つのオン・オフスイッチ121,122,123
の固定接点c1,c2,c3がキャパシタ21の他方の
電極に対して並列に接続され、スイッチ121の作動接
点a1がスイッチ回路13aのスイッチ131の作動接
点a1に接続されている。スイッチ122の作動接点a
2は0.25VCC用電源50に接続され、スイッチ12
3の作動接点a3が接地されている。そして、スイッチ
121はクロック信号φ2によりオン・オフ制御され、
スイッチ122はクロック信号φ6によりオン・オフ制
御され、スイッチ123はクロック信号φ7によりオン
・オフ制御される。具体的には、スイッチ121,12
2,123は、クロック信号がハイレベルのときオン状
態となり、ローレベルのときオフ状態となる。これらス
イッチ121,122,123のオン・オフは順次に行
われる。
【0025】スイッチ回路13aは、2つのオン・オフ
スイッチ131,132の固定接点c1,c2がキャパ
シタ22の一方の電極に対して並列に接続され、スイッ
チ132の作動接点a2が出力ノードNDOUT に接続さ
れている。そして、スイッチ131はクロック信号φ3
によりオン・オフ制御され、スイッチ112はクロック
信号φ4によりオン・オフ制御される。具体的には、ス
イッチ131,132は、クロック信号がハイレベルの
ときオン状態となり、ローレベルのときオフ状態とな
る。これらのオン・オフは相補的に行われる。また、キ
ャパシタ22の他方の電極は接地されている。
【0026】なお、スイッチ回路11a〜13aは、た
とえばMOS系トランジスタにより構成される。
【0027】また、出力ノードNDOUT と接地ラインと
の間には、負荷電流IL により出力ノードNDOUT の電
圧落ちを抑制する安定化キャパシタ23が接続されてい
る。なお、この安定化キャパシタ23は、出力電源ライ
ンの寄生容量が大きい場合には設ける必要はない。ま
た、キャパシタ21,22としては、容量が同一のもの
が用いられる。
【0028】図は、0.25VCC用電源50の構成例
を示す回路図である。この0.25VCC用電源50は、
図2に示すように、スイッチ回路511〜517、キャ
パシタ521〜525により構成されている。なお、ス
イッチ回路511〜517は、たとえばMOS系トラン
ジスタにより構成される。また、キャパシタ521〜5
24としては、容量が同一のものが用いられる。
【0029】スイッチ回路511の作動接点aは電源電
圧VCCの供給ラインに接続され、作動接点bは出力ノー
ドNDOUT に接続され、固定接点cがキャパシタ521
の一方の電極に接続されている。スイッチ回路512の
作動接点aはスイッチ回路513の作動接点aに接続さ
れ、作動接点bは接地され、固定接点cがキャパシタ5
21の他方の電極に接続されている。スイッチ回路51
3の作動接点bは出力ノードNDOUT に接続され、固定
接点cがキャパシタ522の一方の電極に接続されてい
る。スイッチ回路514の作動接点aはスイッチ回路5
15の作動接点aに接続され、作動接点bは接地され、
固定接点cがキャパシタ522の他方の電極に接続され
ている。スイッチ回路515の作動接点bは出力ノード
NDOUT に接続され、固定接点cがキャパシタ523の
一方の電極に接続されている。スイッチ回路516の作
動接点aはスイッチ回路517の作動接点aに接続さ
れ、作動接点bは出力ノードNDOUT に接続され、固定
接点cがキャパシタ524の一方の電極に接続されてい
る。そして、キャパシタ524の他方の電極が接地され
ている。
【0030】また、キャパシタ525は、出力ノードN
OUT と接地ラインとの間に接続され、負荷電流IL
より出力ノードNDOUT の電圧落ちを抑制する安定化さ
せるための安定化キャパシタである。なお、この安定化
キャパシタ525は、出力電源ラインの寄生容量が大き
い場合には設ける必要はない。
【0031】スイッチ回路511〜517は、クロック
信号φ50がVCCレベル(ハイレベル)のときは固定接点
cを作動接点aに接続し、クロック信号φ50が接地レベ
ル(ローレベル)のときは固定接点cを作動接点bに接
続する。
【0032】このような構成を有する電源50において
は、クロック信号φ50がハイレベルの場合には、電源電
圧VCCの供給ラインと接地ラインとの間に、4つのキャ
パシタ521,522,523,524が直列に接続さ
れ、各キャパシタ521〜524に対する電荷の充電が
行われる。クロック信号φ50がローレベルの場合には、
4つのキャパシタ421〜424が並列に接続され、放
電が行われる。そして、キャパシタ521〜524は容
量が同一のもので構成されていることから、上述した充
放電作用により、出力ノードNDOUT に現れる出力電圧
VaはVCC/4=0.25VCCとなり、図1の回路にお
けるスイッチ回路12aのスイッチ122の作動接点a
2に供給される。
【0033】タイミング生成回路6は、図2に示すよ
うに、まず、クロック信号φ1〜φ3をハイレベルに設
定して、スイッチ111,121,131をオン状態に
保持させて外部電源40と接地ラインとの間に、2つの
キャパシタ21,22を直列に接続させ、各キャパシタ
21,22に対する電荷の充電を行わせる。次いで、時
刻t1においてクロック信号φ1〜φ3をローレベルに
切り換え、れ、クロック信号φ4およびφ6をハイレベ
ルに設定してノードND2を0.25VCC用電源50に
接続させ、ノードND2に接続された側のキャパシタ2
1の電荷電源0に放電させる。そして、所定時間後
の時刻t2においてクロック信号φ6ローレベルに切
り換えられ、クロック信号φ7をハイレベルに設定して
ノードND2を接地ラインに接続させて、ノードND1
が0.5VCCに、ノードND2が0Vとなるようにキャ
パシタ21の電荷の放電を行わせる。次に、時刻t3に
おいてクロック信号φ5をハイレベルに設定してノード
ND1を出力ノードNDOUT に接続させて0.5V
CC(VCC/2)を出力ノードNDOUT に供給させる。さ
らに、時刻t4においてクロック信号φ5,φ7をロー
レベルに切り換えて、クロック信号φ6をハイレベルに
設定して、ノードND2を0.25VCC用電源50に接
続させ、ノードND1が0.5VCCから0.75V
CCに、ノードND2が0Vから0.25となるようにキ
ャパシタ21へ電荷の充電を行わせる。次に、時刻t5
において、クロック信号φ6をローレベルに切り換え、
クロック信号φ1をハイレベルに設定して、ノードND
1を外部電源40に接続させ、ノードND1をVCCに、
ノードND2が0.5VCCとなるようにキャパシタ21
に対する電荷の充電を行わせる。
【0034】次に、上記構成による動作を、図2のタイ
ミングチャートを参照しつつ説明する。まず、タイミン
グ生成回路60でクロック信号φ1〜φ7のうちクロッ
ク信号φ1,φ2,φ3がハイレベルに設定され、クロ
ック信号φ1がスイッチ回路11aのスイッチ111
に、クロック信号φ2がスイッチ回路12aのスイッチ
121に、クロック信号φ3がスイッチ回路131にそ
れぞれ供給される。これにより、スイッチ111,12
1,131がオン状態となり外部電源40と接地ライン
との間に、2つのキャパシタ21,22が直列に接続さ
れ、各キャパシタ21,22に対する電荷の充電が行わ
れる。
【0035】次に、時刻t1において、タイミング生成
回路60でクロック信号φ1〜φ3がローレベルに切り
換えられ、クロック信号φ4およびφ6がハイレベルに
設定されて、クロック信号φ4がスイッチ回路13aの
スイッチ132に、クロック信号φ6がスイッチ回路1
2aのスイッチ122にそれぞれ供給される。これによ
り、スイッチ111,121,131がオフ状態とな
り、スイッチ132および122がオン状態となり、キ
ャパシタ23および回路ブロック30へのVCC/2の供
給が開始される。
【0036】スイッチ122がオン状態となったことに
伴い、ノードND2が0.25VCC用電源50に接続さ
れ、ノードND2に接続された側のキャパシタ21の電
荷が電源50に放電される。ここで、スイッチ122を
介して電源0へ0.25VCC(Cs1+CS2)の電荷が
流入する。このときのノードND1のレベルは0.75
CCである。この場合に、スイッチ122では、次式で
示す電力消費が行われる。
【0037】
【数4】 P111 =(1/2) ・(Cs1+Cs2)・(VCC/4)2 ・(1/τ)…(4) ここで、Cs1,Cs2はノードND1、ND2の寄生容量
であり、キャパシタ21の容量C21とは、C21>>Cs
1,CS2とする。
【0038】次に、時刻t2において、タイミング生成
回路60でクロック信号φ6がローレベルに切り換えら
れ、クロック信号φ7がハイレベルに設定されて、クロ
ック信号φ7がスイッチ回路12aのスイッチ123に
供給される。これにより、スイッチ122がオフ状態と
なり、スイッチ123がオン状態となる。
【0039】スイッチ123がオン状態したことに伴
い、ノードND2が接地ラインに接続される。その結
果、ノードND1が0.5VCCに、ノードND2が0V
となるようにキャパシタ21の電荷の放電が行われる。
この場合に、スイッチ123では、上記(4)式で示す
電力と同等の電力が消される。そして、時刻t3におい
て、タイミング生成回路60でクロック信号φ5がハイ
レベルに設定されて、スイッチ回路11aのスイッチ1
12に供給される。これにより、スイッチ112がオ
状態となり、0.5VCC(VCC/2)が出力ノードND
OUT に供給される。
【0040】また、時刻t4において、タイミング生成
回路60でクロック信号φ5,φ7がローレベルに切り
換えられ、クロック信号φ6がハイレベルに設定され
て、クロック信号φ6がスイッチ回路12aのスイッチ
122に供給される。これにより、スイッチ112,1
23がオフ状態となり、スイッチ122がオン状態とな
る。
【0041】スイッチ122がオン状態したことに伴
い、ノードND2が0.25VCC用電源50に接続され
る。その結果、ノードND1が0.5VCCから0.75
CCに、ノードND2が0Vから0.25VCCとなるよ
うにキャパシタ21へ電荷の充電が行われる。この場合
に、スイッチ122では、上記(4)式で示す電力と同
等の電力が消される。ここで、スイッチ122を介して
電源50から0.25VCC(Cs1+Cs2)の電荷が流出
する。このように0.25VCC用電源50では、放電、
充電により0.25VCC(Cs1+Cs2)の流出入があ
り、電荷はリサイクルされる。このため、電源50用の
クロック信号φ50の周波数は低くてよく、図1の回路に
よる電力損失はほとんどない。
【0042】次に、時刻t5において、タイミング生成
回路60でクロック信号φ6がローレベルに切り換えら
れ、クロック信号φ1がハイレベルに設定されて、クロ
ック信号φ1がスイッチ回路11aのスイッチ111に
供給される。これにより、スイッチ122がオフ状態と
なり、スイッチ111がオン状態となる。
【0043】スイッチ111がオン状態になったことに
伴い、ノードND1が外部電源40に接続される。その
結果、ノードND1がVCCに、ノードND2が0.5V
CCとなるようにキャパシタ21に対する電荷の充電が行
われる。この場合に、スイッチ111では、上記(4)
式で示す電力と同等の電力が消される。
【0044】上述した一連の放電、充電動作で消費され
る電力PTは次式で与えられえる。
【数5】 PT=4×(1/2) ・(Cs1+Cs2)・(VCC/4)2 ・(1/τ) =4×(1/8) ・(Cs1+Cs2)・VCC 2 ・(1/τ) …(5)
【0045】この電力消費量は、従来回路の消費電力P
=(1/4) ・(Cs1+CS2)・(VCC/τ)2 の1/2で
ある。
【0046】以上説明したように、本第1の実施形態に
よれば、2つのキャパシタ21,22を、クロック信号
φ1〜φ3により外部電源と基準電源(グランド)間に
直列に接続して充電し、並列に接続して外部電源電圧と
基準電源電圧との間の値の出力電圧Vaを得るDC−D
Cコンバータにおいて、外部電源40VCCより低い電位
用電源0、および接地電源を設け、外部電源40およ
び低い電位用電源50とキャパシタ21とをそれぞれ作
動的に接続するスイッチ121,122,123と、外
部電源に接続されたスイッチ側から接続、非接続状態を
順次切り換えてキャパシタ21の充電、放電を行わせ、
接地電源側に接続されたスイッチ側から接続、非接続状
態を順次切り換えてキャパシタ21の充電を行わせる回
路50とを設け、いわゆる断熱充電を行わせるようにし
たので、低い電力損失で安定な出力電圧Vaを得られる
低電圧電源を実現できる利点がある。
【0047】なお、本実施形態では、いわゆる2ステッ
プ充電法を用いたが、さらにスイッチ回路12aのスイ
ッチ数をn個に増やしたnステップ充電法を採用するこ
とにより、電力損失を従来の1/nに低減することがで
きる。
【0048】なお、キャパシタの接続数等は本例に限定
されるものではなく、種々の態様が可能であることはい
うまでもない。また、スイッチ回路としては、たとえば
CMOSタイプの転送ゲートで構成することができる
が、転送電位に対応してpチャネルMOSトランジスタ
およびnチャネルMOSトランジスタを選択して用いる
ことが望ましい。
【0049】また、電力損失を低減するために、キャパ
シタとして、外付けキャパシタ、高誘電体容量、MIM
(金属−絶縁物−金属)構造の容量、DRAM用トレン
チ、スタック容量、プレーナ容量、強誘電体キャパシタ
等を用いることが望ましい。特に、PZT等の強誘電体
は、その比誘電率がSiO2 より2桁以上大きく、寄生
容量を十分小さくできる。
【0050】図4は、本発明に係るDC−DCコンバー
タの第2の実施形態を示す回路図である。本第2の実施
形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、A系統と
B系統のスイッチ回路およびキャパシタ列を並列に接続
し、それぞれ逆相(τ/2位相ずらした)のクロック信
号φ1〜φ7および/φ1〜/φ7(ただし、/は反転
を示す)で駆動するようにしたことにある。なお、回路
自体の基本的な動作は上述した第1の実施形態と同様で
あるため、ここではその説明を省略する。
【0051】このような構成においては、A系統の回路
においては、たとえばノードND1A,ND2Aをそれ
ぞれVCC、0.5VCCから0.75VCC、0.25VCC
へスイッチ122Aを介して0.25VCC用電源50へ
放電するとき、B系統の回路においては、逆に同じ電荷
量だけ充電動作が行われることから両者はキャンセルさ
れる。したがって、0.25VCC用電源50からの電荷
の供給は0で、0.25VCC用電源50は非常に安定す
る利点がある。負荷電流IL に伴う出力ノードNDOUT
のリップルを低下させることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低い電力損失で安定な出力電圧を得られる利点がある。
また、容量素子の直列接続と並列接続との切り換えがク
ロック信号に基づいて行われ、かつ複数の容量素子の2
系統をそれぞれ逆相のクロック信号により駆動すること
により、チャージ・リサイクリング電源の負担を大幅に
低減でき、また、負荷電流に伴うリップルを低下させる
ことができる。また、容量素子を強誘電体容量等の比誘
電率の高い素子により構成することにより、電力損失を
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDC−DCコンバータの第1の実
施例を示す回路図である。
【図2】図1の回路のタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る0.25VCC用電源の構成例を示
す回路図である。
【図4】本発明に係るDC−DCコンバータの第2の実
施例を示す回路図である。
【図5】従来のダウンコンバータとしてのシリーズレギ
ュレータの基本構成を示す回路図である。
【図6】従来のDC−DCコンバータの構成例を示す回
路図である。
【符号の説明】
10,10a…DC−DCコンバータ 11a〜13a,11A〜13A,11B〜13B…ス
イッチ回路 21〜23,21A〜23A,21B〜23B…キャパ
シタ 40…外部電源 50…0.25VCC用電源 60…タイミング生成回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容量素子を、外部電源と基準電源
    間に直列に接続して充電した後、上記複数の容量素子を
    出力ノードと上記基準電源間に並列に接続して放電させ
    て外部電源電圧と基準電源電圧との間の値の出力電圧を
    得るDC−DCコンバータであって、上記基準電源電圧より高く 上記外部電源電圧より低い電
    位用電源と、 上記複数の容量素子のうちの一つの容量素子の一方の電
    極と上記外部電源または上記出力ノードを作動的に接続
    する第1スイッチ回路と、 上記一つの容量素子の他方の電極と他の上記容量素子の
    一方の電極、上記低い電位用電源、または上記基準電源
    とを作動的に接続する第2スイッチ回路と、 上記充電時は、上記第1スイッチ回路に上記一つの容量
    素子の一方の電極を上記外部電源と接続させ、上記第2
    スイッチ回路に上記他方の電極を上記他の容量素子の一
    方の電極と接続させ、上記放電時は、上記他の容量素子
    を上記出力ノードと上記基準電源間に並列に接続させた
    状態で、上記第1スイッチ回路をオフにして、上記第2
    スイッチ回路に上記一つの容量素子の他方の電極を上記
    他の容量素子の一方の電極に代えて上記低い電位用電源
    と接続させ、上記第2スイッチ回路に上記他方の電極を
    上記低い電位用電源に代えて上記基準電源と接続させた
    後、上記第1スイッチ回路に上記一つの容量素子の上記
    一方の電極を上記出力ノードと接続させて放電を行わせ
    る手段と を有するDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記一つの容量素子の一方の電極と上記
    出力ノードを接続している第1スイッチ回路をオフに
    し、上記第2スイッチ回路に上記一つの容量素子の他方
    の電極を上記基準電源に代えて上記低い電位用電源に接
    続させた後、上記第2スイッチ回路をオフにして上記第
    1スイッチ回路に上記一つの容量素子の一方の電極を上
    記外部電源に接続させて上記一つの容量素子の充電を行
    わせる手段を有する請求項1記載のDC−DCコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 容量素子の直列接続と並列接続との切り
    換えがクロック信号に基づいて行われる上記複数の容量
    素子の配列を少なくとも2系統有し、 上記少なくとも2系統に、逆相のクロック信号が供給さ
    れる請求項1記載のDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 上記容量素子が、強誘電体容量、高誘電
    体容量、MIM(金属−絶縁物−金属)構成の容量、D
    RAMのトレンチおよびスタック容量、プレーナ容量、
    外付け容量、またはMOSのゲート容量のうちいずれか
    の素子により構成されている請求項1記載のDC−DC
    コンバータ。
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