JP3454563B2 - 買物信任完結型会計機能付き買物篭システム - Google Patents

買物信任完結型会計機能付き買物篭システム

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JP3454563B2 JP03948694A JP3948694A JP3454563B2 JP 3454563 B2 JP3454563 B2 JP 3454563B2 JP 03948694 A JP03948694 A JP 03948694A JP 3948694 A JP3948694 A JP 3948694A JP 3454563 B2 JP3454563 B2 JP 3454563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は買物信任完結型会計機能
付き買物篭システム、特にレジ係の販売商品の照合作業
を必要としない会計機能付き買物篭システムに関する。
【0002】
【従来の技術】会計機能付き買物篭では、買物客が商品
を購入する毎に買物篭に備え付けのバーコードリーダを
使って商品コードを登録しながら買物篭に収納して行
く。このような会計機能付き買物篭では商品の購入代金
の合計額が表示されており、買物を終った買物客はレジ
カウンタでこの表示されている金額を支払って決済す
る。この時、買物篭に実際に収納されている商品の代金
とスキャナが読み込んだ商品コードから求められた購入
累計額(店から見ると販売金額)との一致性を見るた
め、(A)特開昭63−149791号公報には、レジ
係が買物篭から商品を取り出しながら再びスキャナに読
み取らせて買物客の申告した金額との一致性をチェック
するものが記載され、また(B)特開平3−73093
号公報や特開平3−73094号公報には、登録された
商品コードから算出した重量と実際に買物篭に収納され
ている商品の重量とを照合して購入累計額の信憑性をチ
ェックするものが記載されている。更に(C)特開昭6
3−223998号公報には、商品コードをスキャンし
た時点でバーコードラベルの色を変えておき、最後にレ
ジ係が買物篭の全商品を目視でチェックするものが記載
され、また(D)特開平2−238594号公報には、
商品に付されている磁気シールを商品コードをスキャン
した時点で磁化させ、最後にレジ係が買物篭の全商品の
磁化の有無を電気的にチェックする等の方法が記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような会計機能付き買物篭では次のような問題があっ
た。すなわち、買物篭の商品投入口が開放型のため商品
コードを登録しないでも自由に商品の出し入れができる
ため、不注意や意図的な行為による商品の未登録の可能
性があった。このため、購入累計額が買物篭に表示され
ているにもかわらずこの表示金額が実際の商品代金と
『確かに一致している』との保証は必ずしも無く、上記
(A)〜(D)で述べたようなレジカウンタでのレジ係
による販売商品の照合作業を必ず必要とした。また、買
物篭に登録/会計機能を持たせるべく高額の投資をした
割には従来と同じ程度にレジ係を必要とするためレジカ
ウンタの省力化への効果は極めて低い上、更に上記
(A)の場合にはレジカウンタでレジ打を行うので買物
客を待たせる。(B)の場合は同じ重量で代金の異なる
別種類の商品があることを考えると不正の入る余地が大
きく、(C)の場合にはスキャンした後ではバーコード
ラベルが変色するため商品の返品が困難で、かつ目視チ
ェックを行うためレジカウンタで買物客を待たせる。
(D)の場合ではレジカウンタで磁化されていない商品
がないかどうかの電気的なチェックを行うためレジカウ
ンタで買物客を待たせる等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、レジ係により販売商品の照
合作業を必要としない買物信任完結型の会計機能付き買
物篭と買物決済システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る買物信任完結型会計機能付き買物篭シ
ステムは、以下の特徴を有する。
【0006】本発明の参考形態の買物篭信任完結型会計
機能付買物篭システムは、少なくとも一部には「信任」
を示す買物ステータスが付された商品と、前記商品のバ
ーコード化された商品コードが正しく読めない場合に、
「信任」を示す買物ステータスを「不信任」の買物ステ
ータスに書き換えるステータスライト機構を有する買物
篭と、を有する。
【0007】()会計機能付き買物篭であって、前記
買物篭に収納された商品の商品コードを読み取るスキャ
ナ機構と、前記買物篭に収納された商品の代金を計算す
るとともに、前記買物篭から取り出した商品の代金を差
し引く計算機と、前記買物篭に収納された商品の商品コ
ードまたは前記買物篭から取り出された商品の商品コー
ドが正しく読み取れたかどうか確認し、商品コードが正
しく読み取れない場合には商品の一部分に「不信任」の
買物ステータスを付するステータスライト機構と、「
信任」の買物ステータスが付された商品が発生したと
き、買物客に警告を発する警報装置と、を有することを
特徴とする会計機能付き買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、更に、前記買物篭に収納された商品に付された「不
信任」の買物ステータスをカウントする毎にインクリメ
ントするとともに、前記買物篭から取り出された商品に
付された「不信任」の買物ステータスをカウントする毎
にデクリメントする収納不信任カウンタを有することを
特徴とする会計機能付き買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、更に、前記買物篭から取り出される商品に付された
「不信任」の買物ステータスをカウントする毎にインク
リメントするとともに、「不信任」の買物ステータスが
付された商品を前記買物篭に収納する毎にデクリメント
する取出不信任カウンタを有することを特徴とする会計
機能付き買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、更に、商品の「不信任」の買物ステータスを読み取
るステータスリード機構を有し、前記ステータスリード
機構が、前記買物篭に収納されている又は前記買物篭か
ら取り出された商品から「不信任」の買物ステータスを
読み取ると、前記計算機は、該商品の代金を増加または
減算することを防止し、前記ステータスライト機構は、
該「不信任」の買物ステータスを「信任」の買物ステー
タスに書き換え、前記警報装置は、「不信任」の買物ス
テータスが付された商品が、「信任」の買物ステータス
に書き換えられたのち、前記買物篭から取り出された又
は前記買物篭に戻された場合には警報を解除することを
特徴とする会計機能付き買物篭である。
【0008】()上記()に記載の会計機能付き買
物篭において、前記買物篭は、商品の出し入れを行うた
めの単一の開口部を有する密閉型であって、前記ステー
タスライト機構は、「不信任」の買物ステータスが付さ
れた商品が前記買物篭に戻される毎に前記「不信任」の
買物ステータスを「信任」の買物ステータスに書き換え
る第1のステータスライト機構と、「不信任」の買物ス
テータスが付された商品が前記買物篭から取り出される
毎に前記「不信任」の買物ステータスを「信任」の買物
ステータスに書き換える第2のステータスライト機構
と、を有し、前記第1及び第2のステータスライト機構
は、前記スキャン機構と前記ステータスライト機構に挟
まれた状態で前記開口部に配置されていることを特徴と
する会計機能付き買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記買物篭は、商品の出し入れを行うための単一の
開口部を有する密閉型であって、前記ステータスリード
機構は、「不信任」の買物ステータスが付された商品が
前記買物篭に戻される毎に前記「不信任」の買物ステー
タスを読み取る第1のステータスリード機構と、「不信
任」の買物ステータスが付された商品が前記買物篭から
取り出される毎に前記「不信任」の買物ステータスを読
み取る第2のステータスリード機構と、を有し、前記ス
キャン機構は、商品が前記買物篭に収納されたときにそ
の商品コードを読み取るとともに、商品が前記買物篭か
ら取り出されるときにその商品コードを読み取り、前記
第1のステータスリード機構とスキャン機構及び前記第
2のステータスリード機構とスキャン機構とは対とな
り、上記各々の対に前記ステータスライト機構を挟むよ
うに、前記開口部に配置されていることを特徴とする会
計機能付き買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記買物篭は、商品の出し入れを行うための単一の
開口部を有する密閉型であって、前記ステータスライト
機構は、「不信任」の買物ステータスが付された商品が
前記買物篭に戻される毎に前記「不信任」の買物ステー
タスを「信任」の買物ステータスに書き換える第1のス
テータスライト機構と、「不信任」の買物ステータスが
付された商品が前記買物篭から取り出される毎に前記
「不信任」の買物ステータスを「信任」の買物ステータ
スに書き換える第2のステータスライト機構と、を有
し、前記ステータスリード機構は、「不信任」の買物ス
テータスが付された商品が前記買物篭に戻される毎に前
記「不信任」の買物ステータスを読み取る第1のステー
タスリード機構と、「不信任」の買物ステータスが付さ
れた商品が前記買物篭から取り出される毎に前記「不信
任」の買物ステータスを読み取る第2のステータスリー
ド機構と、を有し、前記第1のステータスリード機構、
第2のステータスライト機構、スキャン機構、第1のス
テータスライト機構、第2のステータスリード機構の順
に前記開口部に配置されていることを特徴とする会計機
能付き買物篭である。
【0009】()上記()、()、()のいず
れか1つに記載の会計機能付き買物篭において、前記買
物篭内に存在する収納された商品の最終購入累計額を表
示する表示装置を有することを特徴とする会計機能付き
買物篭である。 ()上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記表示装置は、更に商品の販売情報を表示するこ
とを特徴とする会計機能付き買物篭である。 (10)上記()に記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記警報装置は、更に実際に前記買物篭に信任状態
で収納されている商品の購入累計額と前記商品コード登
録によって求められた前記表示装置に表された購入累計
額とが不一致の場合、又は買物客が継続して買物を行え
ないような障害が発生した場合には警報を発することを
特徴とする会計機能付き買物篭である。
【0010】(11)上記(10)に記載の会計機能付
き買物篭において、更に、買物客がレジカウンタに到着
した際に、レジカウンタの決済装置に前記買物篭に保持
した実際に収納されている商品の会計データを送信する
送信装置を有することを特徴とする会計機能付き買物篭
である。 (12)上記(11)記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記送信装置は、更に買物客が継続して買物を行え
ないような障害が発生したときに最寄りの商品陳列棚へ
この障害を通知することを特徴とする会計機能付き買物
篭である。 (13)上記(12)記載の会計機能付き買物篭におい
て、更に、外部に設けられたホストコンピュータからの
プログラムや商品データを受信する受信装置を有するこ
とを特徴とする会計機能付き買物篭である。 (14)上記(13)記載の会計機能付き買物篭におい
て、前記受信装置は、前記買物篭が商品陳列棚に接近し
た時に、前記商品陳列棚から商品の販売情報を受信する
ことを特徴とする会計機能付き買物篭である。 (15)上記(14)記載の会計機能付き買物篭におい
て、更に、受信された前記プログラム及び販売情報を記
憶する外部記憶装置を有することを特徴とする会計機能
付き買物篭である。
【0011】(16)上記(15)記載の会計機能付き
買物篭において、更に、前記スキャナ機構と、計算機
と、ステータスリード機構と、ステータスライト機構
と、収納不信任カウンタと、取出不信任カウンタと、警
報装置と、受信装置と、送信装置と、外部記憶装置と接
続され、前記会計機能付き買物篭を実行制御する会計処
理装置を有することを特徴とする会計機能付き買物篭で
ある。
【0012】(17)上記()乃至(16のいずれ
か1つに記載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物
篭システムであって、前記会計機能付き買物篭がレジカ
ウンタに到着したことを検知する到着センサと、前記会
計機能付き買物篭に対して会計データを送るよう指令を
出す送信装置と、前記会計機能付き買物篭から送られる
会計データを受信する受信装置と、決済に必要とする情
報を表示する表示装置と、領収書を発行する印刷装置
と、前記会計機能付き買物篭がレジカウンタを離れたこ
とを検知する退場センサと、前記会計機能付き買物篭の
売上情報を外部に設けられたホストコンピュータへ送る
ホスト通信装置と、前記到着センサ、送信装置、受信装
置、表示装置、印刷装置、退場センサ及びホスト通信装
置と接続されこれらの装置を制御する制御部と、を備え
た買物決済装置を有することを特徴とする買物信任完結
型会計機能付き買物篭システムである。
【0013】(18)上記()乃至(16のいずれ
か1つに記載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物
篭システムであって、前記会計機能付き買物篭がレジカ
ウンタに接近したことを検知する到着センサと、レジカ
ウンタの入口に配置される入口ゲート装置と、前記会計
機能付き買物篭に対して会計データを送るよう指令を出
す送信装置と、前記会計機能付き買物篭から送られるこ
れらの情報を受信する受信装置と、買物客の決済の確認
に必要な情報を表示する表示装置と、カードによる代金
の支払いを行うカード読取装置と、カードでの決済完了
後に領収書を発行する印刷装置と、前記会計機能付き買
物篭がレジカウンタの出口に接近したことを検知する退
場センサと、レジカウンタの出口に配置される出口ゲー
ト装置と、前記会計機能付き買物篭の売上情報を外部に
設けられたホストコンピュータへ送るホスト通信装置
と、前記到着センサ、入口ゲート装置、送信装置、受信
装置、表示装置、カード読取装置、印刷装置、退場セン
サ、出口ゲート装置及びホスト通信装置と接続されこれ
らの装置を制御する制御部と、を備えた決済装置を有す
ることを特徴とする買物信任完結型会計機能付き買物篭
システムである。
【0014】(19)上記()乃至(16のいずれ
か1つに記載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物
篭システムであって、前記会計機能付き買物篭が店内を
移動して行くとき、前記会計機能付き買物篭の接近を検
出する接近センサと、販売情報を前記会計機能付き買物
篭へ送る送信装置と、前記買物信任システムの障害を起
こした前記会計機能付き買物篭から送られる障害通知を
受信する受信装置と、この障害を外部に設けられたホス
トコンピュータへ伝える、及び/又は販売情報を前記ホ
ストコンピュータから受信するホスト通信装置と、前記
接近センサ、送信装置、受信装置及びホスト通信装置と
接続され制御する制御部と、を備えた商品陳列棚を有す
ることを特徴とする買物信任完結型会計機能付き買物篭
システムである。
【0015】
【作用】本発明は、買物ステータスを付した商品と買物
ステータスのリード/ライト可能な商品登録機構を備え
た密閉型構造の買物篭により前記買物信任システムの買
物信任アルゴリズムを構築してレジ係による販売商品の
照合作業を必要としない買物信任完結型の会計機能付き
買物篭と買物決済システムを提供する他、カードによる
決済を導入した店舗では超省力化店舗システムも実現す
る。
【0016】すなわち、本発明は、小売店等に備え付け
られた会計機能付き買物篭を用いた買物動作において、
買物客が商品を出し入れする度に買物篭に収納された商
品の代金が商品コードの登録によって求められた購入累
計額に正しく反映できたかどうかの買物信任チェックを
買物篭自身が行い、買物篭が信任状態でレジカウンタに
到着した時には買物篭に実際に収納されている商品の代
金合計と商品コードから求められた購入累計額とは必ず
一致していることを保証してレジ係による販売商品の照
合作業を必要としない買物信任完結型の会計機能付き買
物篭を実現するものである。また、この会計機能付き買
物篭を備えた店舗においてカードを使った決済システム
を導入するならば、レジ係を必要としない超省力化店舗
が実現できる。なお、生産工場における仕分け篭や運搬
篭に本発明を適用することにより、生産現場の情報化を
推進する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0018】買物ステータス 図1及び図2は、本発明の会計機能付き買物篭が扱う商
品1の実施例を示し、バーコードのような商品を識別す
るための商品コードSCと少なくとも二値の状態を保持
する買物ステータスKSが付されている。買物ステータ
スKSは図1に示すように商品の全体表示あるいは特定
の広い範囲に対し、例えば無磁化状態であれば「0」、
磁化状態では「1」であるように二値の状態が表現でき
る記憶媒体で、電気的にセット(「1」)/リセット
(「0」)できる。以下の説明では買物篭に実際に収納
された商品の代金と表示装置が表示している累計額とに
不一致を引き起した商品1に対しては『不信任=1』、
不一致を引き起さなかった商品1に対しては『信任=
0』として買物ステータスの二値の理論上の意味を表現
することとする。また、商品陳列棚に置かれている商品
1の初期状態での買物ステータスKSは信任状態の
「0」を保持している。
【0019】会計機能付き買物篭の構成 図3は、実施例の会計機能付き買物篭の外観図を示す。
図3の実施例では、手押台車式買物篭を示すが、本発明
においては買物篭2は手持ち式買物篭であっても良い
し、電動式の台車であっても良い。買物篭2は商品1を
出し入れする場所に商品の移動方向、買物ステータス、
商品コードを読み取る商品登録機構3が取り付けられて
おり、商品登録機構3が配置されていない空間や側面か
らは商品の出し入れができない密閉構造となっている。
また、買物篭本体2は商品登録機構3で読み取られた情
報に基づいて登録処理や買物信任チェックを行う会計処
理装置4と、少なくとも出し入れした商品1の価格と購
入累計額を表示するための表示装置5と、買物篭2に収
納されている商品の代金と買物篭2が表示している累計
額に不一致が発生した場合やこれ以上買物動作が継続で
きないような障害が発生した場合に買物客へこれを知ら
せる警報装置6と、レジカウンタに到着した買物篭2が
持つ会計情報(買物篭番号、買物篭の信任ステータス、
購入情報)を決済装置へ送る送信装置7と、ホストコン
ピュータから送られるプログラムや商品情報(商品コー
ド/品名/基準単価/値引き率)を受信する受信装置8
と、受信したこれらの情報を格納しておく外部記憶装置
9から構成される。
【0020】商品登録機構 図4は、商品1の出し入れ口である商品登録機構の外観
斜視図であり、この商品登録機構3の実施例を示す。図
5は、図4の商品登録機構の構成を分解した図である。
図5に示すように、商品登録機構3の切開面Xは買物篭
の外側、切開面Yを買物篭の内側とするとき、買物動作
において商品1を買物篭へ収納する場合は商品1はXか
らYへ移動し、逆に一旦収納した商品1を取り出す場合
は商品1はYからXへ移動する。商品登録機構3はここ
を通過する商品1の移動方向を検出する方向検出機構W
1a、W1bと、通過中の商品1に付されている買物ス
テータスを読み取るステータスリード機構W2、W6
と、商品1に付されている買物ステータスを書き換える
ステータスライト機構W3、W5と、商品1に付されて
いる商品コードを読み取るスキャナ機構W4から構成さ
れている。そして、図4に示すように買物篭の外側(X
側)から買物篭の内側(Y側)にかけてW1a、W2、
W3、W4、W5、W6、W1bの順番で配置されてい
る。従って、商品1を買物篭へ収納する場合、商品1は
W1a→W2→W3→W4→W5→W6→W1bの順で
移動し、一方商品1を買物篭から取り出す場合には、商
品1はW1b→W6→W5→W4→W3→W2→W1a
の順で移動する。収納動作における商品1の信任チェッ
クはW1a…→W1bを通過する間に完了し、取り出し
動作であればW1b…→W1aを商品1が通過する間に
完了する。以上説明したように各機構W2〜W6の動作
順序は商品1の移動方向に依存するので、信任チェック
の一番初めに方向性が判読できるよう商品登録機構3の
両端に方向検出機構W1aとW1bが配置される。尚、
商品1を出し入れする買物客は、商品コードSCをスキ
ャナ機構W4の射光面に接近させながら通過させること
を意識するだけで良い。
【0021】買物アルゴリズム 以下、買物信任アルゴリズムを図6〜図14を用いて説
明するが、説明の都合上、買物篭へ出し入れする商品の
代金をn、買物篭に実際に収容された商品の代金合計を
Nとしている。尚、特に断りがない限り説明の初期の状
態では買物篭の商品の代金と商品コードから求められ表
示されている購入累計額とは一致しているものとする。
また、この買物アルゴリズムは、買物信任システムで行
われる。商品を買物篭へ収納する場合、図6のF1に示
すように初めに方向検出機構W1aによって商品の移動
方向X→Yが調べられ、次にF2に示すようにステータ
スリード機構W2によって商品に付されている買物ステ
ータスの読み取りが行われる。買物ステータスが信任状
態(KS=0)であって且つF3においてスキャナ機構
W4が商品コードを正しく読み取ることができたなら
ば、F4に示すように別のステータスリード機構W6に
よって再度買物ステータスを読み取り、確かに「0」で
あることを確認した後でF5に示すように商品1の代金
nをそれまでの累計額Nに加算する。この状態では買物
篭に実際に収納されている商品の代金合計(N+n)と
商品コードから求められ表示している累計額(N+n)
は一致しており、商品1の買物ステータスは「0」のま
ま買物篭に収納され警告も発せられない。一方、もしF
4の段階で買物ステータスが「1」と認知されれば、先
にステータスリード機構W2によって読み取られた買物
ステータス(KS=0)と矛盾しており、F6に示すよ
うにシステム障害を通知して終了する。このようなF4
での買物ステータスの再読み取りは、例えばステータス
リード機構W2又はW6の故障などを検出するのに有効
である。以上の動作状態は図8の(a)に示す通りであ
る。
【0022】F2の段階で買物ステータスが「0」であ
って、かつF3において商品コードの読み込みが正しく
行われなかった場合には、読み取りに失敗した商品の金
額は不明であるため、それまでの累計額が更新できな
い。従って、この状態では買物篭に収納された商品の代
金(N+n)と表示されている金額(N)との間には不
一致が発生しているので、F7に示すようにステータス
ライト機構W5によって買物ステータスを「1(不信
任)」にセットする。その直後にF8に示すようにステ
ータスリード機構W6によってこの買物ステータスを読
み取り、確かに「1」であることを確認した後で、F9
に示すように当該商品に不信任状態が発生したことを買
物客へ通知して信任チェックを完了する。以上の動作状
態を第6図の(a−1)に示す。尚、この警告が通知さ
れると買物客自身が当該商品を買物篭から取り戻す不信
任状態の解消動作が必要で、不信任状態が解消されない
限り警告は継続する。
【0023】そこで、買物客は不信任状態を解消すべく
不信任状態(KS=1)にある商品を買物篭から取り出
す行動をとる。図7のF15に示すように初めに方向検
出機構W1bによって商品の移動方向Y→Xが調べら
れ、次にF16に示すようにステータスリード機構W6
によって商品に付されている買物ステータスの読み取り
が行われる。買物ステータスが不信任状態(KS=1)
であればこの商品が買物篭に収納された時点では代金は
累計額に加算されていないので、当該商品を買物篭から
取り出すことによって買物篭に残った商品の代金合計
(N)と、それまで表示されていた累計額(N)は必ず
一致するようになる。従って、F17に示すように商品
コードの読み込みの結果には関係なく、F18に示すよ
うにステータスライト機構W3によって買物ステータス
を「0(信任)」にセットすれば良い。その直後にF1
9に示すようにステータスリード機構W2によってこの
買物ステータスを読み取って確かに「0」であることを
確認した後、F20に示すように不信任状態の警告を解
除する。尚、実施例ではスキャナ機構W4はここを通過
する商品の商品コードをいつも読み込むように構成して
いるので、もし買物ステータスが「1」である商品の商
品コードが正しく読み込まれた場合には、減算の会計処
理は行わないようにノーオペレーションの制御を行って
いる。この一連の動作状態を図8の(a−2)と(a−
3)に示した。また、F19の段階でステータスリード
機構W2によって買物ステータスが「1」と認知された
場合には、この直前にステータスライト機構W3によっ
てセットした内容(KS=0)と矛盾するのでF21に
示すようにシステム障害を通知して終了する。
【0024】以上の説明によれば、不信任状態にあった
商品が買物篭から取り出されることによってその商品は
信任状態となり、同時に買物篭に残った商品の代金合計
とそれまで表示されていた累計額は一致する。従って、
不信任状態が解消された当該商品を再び買物篭へ収納す
る時には通常の収納時の信任チェックが行われて引き続
き買物ができる。もし、当該商品に対する購入の気持ち
が変わって返品するならばそのまま陳列棚へ戻せばよ
い。
【0025】商品を買物篭から取り出す場合(通常の返
品動作)、図7のF15に示すように初めに方向検出機
構W1bによって商品の移動方向Y→Xが調べられ、次
にF16に示すようにステータスリード機構W6によっ
て商品に付されている買物ステータスの読み取りが行わ
れる。買物ステータスが信任状態(KS=0)であっ
て、かつF22において商品コードが正しく読み取るこ
とができたならば、F23に示すように別のステータス
リード機構W2によって再度買物ステータスを読み取
り、「0」であることを確認した後でF24に示すよう
に商品1の代金nをそれまでの累計額Nから減算する。
この状態では買物篭に実際に収納されている商品の代金
合計(N−n)と商品コードから求められ表示している
累計額(N−n)は一致しているので、商品1の買物ス
テータスは「0」のまま買物篭から取り出されて警告も
発せられない。もしF23の段階で買物ステータスが
「1」と認知されれば、先にステータスリード機構W6
によって読み取られた買物ステータス(KS=0)と矛
盾し、F25に示すようにシステム障害を通知して終了
する。このようにF23での買物ステータスの再読み取
りは、例えばステータスリード機構W2又はW6の故障
などを検出するのに有効である。以上の動作状態は図9
の(b)に示す通りである。
【0026】F16の段階で買物ステータスが「0」で
あって、かつF22において商品コードの読み込みが正
しく行われなかった場合には、読み取りに失敗した商品
の金額は不明であるのでそれまでの累計額は更新できな
い。従って、この状態では買物篭に残されている商品の
代金(N−n)と表示されている金額(N)との間には
不一致が発生しているので、F26に示すようにステー
タスライト機構W3によって買物ステータスを「1(不
信任)」にセットする。その直後にF27に示すように
ステータスリード機構W2によってこの買物ステータス
を読み取り、確かに「1」であることを確認した後でF
28に示すように当該商品に不信任状態が発生したこと
を買物客へ通知して信任チェックを完了する。以上の動
作状態は図9の(b−1)に示す通りである。尚、この
警告が通知されると買物客自身が当該商品を買物篭へ入
れ戻す不信任状態の解消動作が必要で、不信任状態が解
除されない限り警告は継続する。
【0027】そこで、買物客は不信任状態を解消すべく
不信任状態(KS=1)にある商品を買物篭へ収納す
る。図6のF1に示すように初めに方向検出機構W1a
によって商品の移動方向X→Yが調べられ、次にF2に
示すようにステータスリード機構W2によって商品に付
されている買物ステータスの読み取りが行われる。買物
ステータスが不信任状態(KS=1)であれば、この商
品が買物篭から取り出された時点では代金は累計額から
減算されていないので、当該商品を買物篭へ収納するこ
とによって買物篭に残った商品の代金合計(N)とそれ
まで表示されていた累計額(N)は必ず一致することと
なる。従って、F10に示すように商品コードの読み込
みの結果には関係なく、F11に示すようにステータス
ライト機構W5によって買物ステータスを「0(信
任)」にセットすれば良い。その直後にF12に示すよ
うにステータスリード機構W6によって、この買物ステ
ータスを読み取って確かに「0」であることを確認した
後、F13に示すように不信任状態の警告を解除する。
尚、実施例ではスキャナ機構W4はここを通過する商品
の商品コードをいつも読み込むように構成しているの
で、もし買物ステータスが「1」である商品の商品コー
ドが正しく読み込まれた場合には加算の会計処理は行わ
ないようにノーオペレーションの制御を行っている。こ
の一連の動作状態は図9の(b−2)と(b−3)に示
す通りである。またF12の段階で買物ステータスが
「1」と認知された場合には、この直前にステータスラ
イト機構W5によってセットした内容(KS=0)と矛
盾するので、F14に示すようにシステム障害を通知し
て終了する。
【0028】以上の説明によれば、不信任状態にあった
商品が買物篭へ戻されることによって信任状態となり、
同時に買物篭に収納されている商品の代金合計とそれま
で表示されていた累計額は一致する。従って、不信任状
態が解消された当該商品を再び買物篭から取り出す時に
は通常の取り出し時の信任チェックが行われて陳列棚に
返品できる。もし、当該商品に対する返品の気持ちが変
わって購入するならばそのまま買物篭の中に残せばよ
い。
【0029】実際の買物動作では、購入した商品を買物
篭の中に置いた後で手で外へ引き戻す動作や、既に買物
篭に置かれている商品を返品するつもりで最初に買物篭
へ手を入れる動作が見られるように、買物ステータスや
商品コードを持たない物体が商品登録機構3を横切るこ
とがある。以上、商品1を商品登録機構3を通過させた
時の信任チェックの手順について述べたが、本発明の買
物信任アルゴリズムは商品以外の物体(以下『素手』と
いう)の通過に対してもこれを識別し、素手であれば会
計処理や警告処理をノーオペレーションとする制御を行
う。以下に素手が商品登録機構3を通過した場合の信任
チェックの手順について説明する。
【0030】素手が買物篭の外側から内側へ移動する場
合にも商品の収納動作と同じく、初めに図6のF1に示
すように、方向検出機構W1aによって素手の移動方向
X→Yが調べられ、次にF2に示すようにステータスリ
ード機構W2によって買物ステータスの読み取りが試み
られる。しかしながら、素手の場合は買物ステータスが
電気的に記憶されないので、必ず「0(見かけ上の信任
=0*)」として認知される。次にF3においてスキャ
ナ機構W4が商品コードの読み取りを試みるが、素手で
あるため商品コードは正しく読み取ることができず、F
7に示すようにステータスライト機構W5は買物ステー
タスを「1(不信任)」にセットするように動作する。
その直後にF8に示すようにステータスリード機構W6
によって先の買物ステータスの読み取りが試みられる
が、書込みの対象が素手であるため、買物ステータスが
電気的に記憶されずに『0*=素手』として認知されて
以降の動作はF33に示すようにノーオペレーションと
なる。以上の動作は図8の(a−)に示す通りであ
る。
【0031】次に、素手が買物篭の内側から外側へ移動
する場合には商品の取り出し動作と同じく、初めに図7
のF15に示すように方向検出機構W1bによって素手
の移動方向Y→Xが調べられ、次にF16に示すように
ステータスリード機構W6によって買物ステータスの読
み取りが試みられる。しかしながら、素手であるため買
物ステータスが電気的に記憶されず、必ず「0(見かけ
上の信任=0*)」として認知される。次にF22にお
いてスキャナ機構W4が商品コードの読み取りを試みる
が、素手であるので商品コードは正しく読み取ることが
できないため、F26に示すようにステータスライト機
構W3によって買物ステータスを「1(不信任状態)」
にセットするように動作する。その直後にF27に示す
ようにステータスリード機構W2によって先の買物ステ
ータスの読み取りが試みられるが、書込みの対象が素手
であるため、買物ステータスは電気的に記憶されずに
『0*=素手』として認知されて、以降の動作はF34
に示すようにノーオペレーションとなる。以上の動作は
図9の(b−)に示す通りである。
【0032】以上の発明によれば、買物ステータスが電
気的に記憶されていない(0=信任)と認知され、かつ
商品コードが正しく読み取れることができなかった時に
ステータスライト機構によって買物ステータスの電気的
に記憶(1=不信任)が試みられ、セットできなければ
素手であると判断して以降の動作をノーオペレーション
にする。買物ステータスがセットできれば前に説明した
ように不信任状態が発生したとして判断され、F9やF
28に示す不信任処理を進めることになる。
【0033】実際の購入動作では、商品を図3に示す商
品登録機構3を通過させて収納登録を行う前半の動作
と、その商品を買物篭に置いた後素手のみを通過させる
後半の動作との組み合わせで完了する。また、返品動作
であれば素手のみが商品登録機構3を通過する前半の動
作と、商品を捕捉して取り出し登録を行う後半の動作と
の組み合わせで完了する。上述した買物動作の信任アル
ゴリズムの動作タイミングチャートの一実施例を、図1
3及び図14に示す。図13(a)及び図13(b)
は、格納時の商品コードが正しく登録できた場合の動作
タイミングチャートであり、図14(a)及び図14
(b)は、取り出し時の商品コードが正しく登録できた
場合の動作タイミングチャートである。図13(a)と
図14の(a)はそれぞれの前半の動作タイミングチャ
ートを示し、図13(b)と図14の(b)はそれぞれ
後半の動作のタイミングチャートを示す。また図13及
び図14のそれぞれの(a)と(b)のタイミングチャ
ートは、*同士で連結され時系列的に連続するものであ
る。
【0034】本実施例は、商品に不信任、すなわち買物
篭の不信任状態が発生したならば、原則その時点で買物
客が当該商品の出し入れを再実行し、不信任を解消した
後に買物が再開できるように運用する。しかしながら、
更に不信任となった商品の数を計数する不信任カウンタ
を設けることにより、商品の不信任が発生してもその解
消動作を後回しにして買物が継続できるように運用する
こともできる。すなわち、商品の収納動作において不信
任が発生する毎にインクリメント(+1)し、逆に不信
任状態の商品を買物篭から取り出す毎にデクリメント
(−1)する収納不信任カウンタと、商品の取り出し動
作において不信任が発生する毎にインクリメント(+
1)し、逆に不信任状態の商品を買物篭に収納する毎に
デクリメント(−1)する取出不信任カウンタを買物篭
に設ける。実施例では、収納不信任カウンタのインクリ
メントは、図6のF29に示すように収納した商品の不
信任が確定した時点で行われ、デクリメントは、図7の
F30に示すように取り出した商品の不信任が解除され
た時点で行われるように構成している。一方、取出不信
任カウンタのインクリメントは、図7のF31に示すよ
うに取り出した商品の不信任が確定した時点で行われ、
デクリメントは、図9のF32に示すように収納した商
品の不信任が解除された時点で行われるように構成して
いる。尚、両カウンタの初期値は共に零である。以下に
不信任状態(KS=1)にある商品が買物篭の内外に存
在しても買物が続けられる信任チェックの手順について
説明する。図10の(a−1)は図8の(a−1)と同
じく、代金nである商品を買物篭に収納するとき商品コ
ードの読み込みに失敗して不信任が発生している状態を
示し、収納不信任カウンタは「1」、取出不信任カウン
タは「0」を保持している。次に図10の(a−1)の
状態から不信任の原因となった商品を買物篭の中に残し
たまま、代金nである別の商品を買物篭から取り出
した場合であって、かつ商品コードの読み取りに成功し
た時には、図10の(a−4)に示すように取出不信任
カウンタはそのまま「0」であるが、商品コードの読み
取りに失敗した時には、図10の(a−5)に示すよう
に、取出不信任カウンタはインクリメントされて「1」
となる。一方、図10の(a−1)の状態から不信任の
原因となった商品を篭の中に残したまま、代金n
ある別の商品を買物篭へ収納する場合、商品コードの読
み取りに成功した時には、図10の(a−6)に示すよ
うに収納不信任カウンタはそのまま「1」であるが、商
品コードの読み取りに失敗した時には図10の(a−
7)に示すように、収納不信任カウンタはインクリメン
トされて「2」となる。
【0035】図11の(b−1)は図9の(b−1)と
同じく、代金nである商品を買物篭から取り出すとき商
品コードの読み込みに失敗して不信任が発生している状
態を示し、収納不信任失敗カウンタは「0」、取出不信
任失敗カウンタは「1」を保持している。次に図11の
(b−1)の状態から不信任の原因となった商品を買物
篭の中に残したまま、代金nである別の商品を篭へ
収納した場合、商品コードの読み取りに成功した時に
は、図11の(b−4)に示すように収納不信任失敗カ
ウンタはそのまま「0」である。しかし、上記の動作に
おいて、商品コードの読み取りに失敗した時には図11
の(b−5)に示すように収納不信任失敗カウンタはイ
ンクリメントされて「1」となる。一方、図11の(b
−1)の状態から不信任の原因となった商品を買物篭の
中に残したまま、代金nである別の商品を買物篭か
ら取り出した場合、商品コードの読み取りに成功した時
には、図11の(b−6)に示すように取出不信任失敗
カウンタはそのまま「1」であるが、商品コードの読み
取りに失敗した時には、図11の(b−7)に示すよう
に取出不信任失敗カウンタはインクリメントされて
「2」となる。
【0036】図12は一例として、不信任状態にある代
金oである商品が買物篭の外に1個取り出され、一
方不信任状態にある代金iとiの商品が買物篭
の中に2個収納されて存在している時、これらの商品の
不信任状態の解消を行った場合の両不信任カウンタの変
化を説明する。図12の(c)はこの信任チェックを行
う前の買物篭の状態を示し、収納不信任カウンタは
「2」、取出不信任カウンタは「1」にセットされてい
る。図12の(c−1)は買物篭の中にある不信任な代
金iの商品を取り出した場合を示し、信任チェック
を行った後では収納不信任カウンタはデクリメントされ
て「1」、取出不信任カウンタはそのまま「1」を保持
している。更に、図12の(c−2)は図12の(c−
1)の動作に引き続き買物篭の外に取り出した不信任な
代金oの商品を再度収納した場合を示し、信任チェ
ックを行った後では取出不信任カウンタはデクリメント
されて「0」となり、収納不信任カウンタは依然として
「1」を保持している。図12の(c−3)は図12の
(c−2)の動作に引き続いて買物篭の中にある不信任
な代金iの商品を取り出した場合を示し、信任チェ
ックをした後では収納不信任カウンタはデクリメントさ
れて「0」となり、両方のカウンタが零となって買物篭
全体が信任状態となる。尚、実施例では両方のカウンタ
が零になるまで不信任の警告は継続する。
【0037】上記の説明からも判るように、図12の
(c−1)、(c−2)、(c−3)の3つの動作はど
のような順番/組合わせで行われても差し支えないし、
またこれら動作の間で別の商品の購入動作や返品動作を
行っても差し支えないことは明白である。
【0038】以上の発明によれば、収納不信任カウンタ
は買物篭の中に収納された不信任な状態にある商品の数
を保持し、一方取出不信任カウンタは買物篭の外に取り
出された不信任な状態にある商品の数を保持している。
従って、この不信任カウンタの内容を表示することによ
り、買物客は買物篭の内外にある不信任の商品の数を知
ることができ、買物客はレジカウンタに到着するまでの
間に不信任な状態にある商品の信任チェックの再実行、
すなわち不信任の解消を済ませれば良い。尚、買物途中
に存在し得る不信任状態の商品の数を無制限にすると、
買物客自身が不信任な商品の所在が判らなくなるなど運
用上の混乱を招く恐れがあるので、両方の不信任カウン
タの計数に上限値を設け、買物途中に存在し得る不信任
状態の商品の数を制限して運用する方法が好ましい。
【0039】会計機能付き買物篭による買物システム 以上説明した買物信任アルゴリズムを適用した会計機能
付き買物篭による買物システムの概要を図15と図16
に示す。図15は買物客が当該買物篭2を使って買物動
作を行った後、現金による支払のためレジカウンタへ到
着した状況を図解する。また、図16には、接近した買
物篭2へ特売品や新製品等の販売情報を送ることができ
る商品陳列棚14を導入し、買物客が買物を終わった
後、カードによる支払のためレジカウンタへ到着した状
況を図解している。図16に示す実施例と図15に示す
実施例との大きな違いは、図16に示す実施例の場合は
カードによる支払が可能なため、レジカウンタの無人化
が実現されることにある。以下、図15と図16を用い
て買物システムについて説明する。
【0040】まず、上述してきた会計機能付き買物篭2
の機能ブロック図を図17に示す。会計処理装置4は、
各種演算処理を実行する中央処理装置10と内部記憶装
置11を有し、この会計処理装置4と商品登録機構3、
表示装置5、警報装置6、送信装置7、受信装置8、外
部記憶装置9とをインターフェースそれぞれの制御部、
すなわち商品登録制御部23、表示制御部25、警報制
御部26、送信制御部27、受信制御部28、外部記憶
制御部29から構成されている。内部記憶装置11は第
16図に示すように会計機能付き買物篭システムを実現
するためのプログラム11aと、販売の対象となる商品
の商品データ11b(例えば、商品コード/品名/基準
単価/値引き率、からなる)と、買物篭が固有に持つ買
物篭番号11c、購入した商品の会計データ11d(例
えば、商品コード/品名/販売単価/数量/小計額/購
入累計額、からなる)と、買物篭としての信任ステータ
ス11eを格納している。また、不信任カウンタを導入
した買物信任アルゴリズムでは、図19に示すように、
更に収納不信任カウンタ11fと取出不信任カウンタ1
1gも内部記憶装置11に割り付けられる。更に、商品
陳列棚に接近したときに特売品や新製品等の販売情報を
受信する手段を備えた買物篭では販売情報11hも内部
記憶情報11に格納されている。表示装置5は図20に
示すように買物客が買物動作中に出し入れした最後の商
品の品名とその代金を、購入動作であれば[お買上]、
返品動作であれば[ご返品]等の識別用語を付加して代
金表示部51に表示し、同時に更新された購入累計額を
合計表示部52に表示する。また、商品陳列棚からの販
売情報の受信が可能な買物篭では、図21に示すように
最寄りの商品陳列棚から受信した販売情報も販売情報表
示部53に表示する。
【0041】また、買物篭2の警報装置6は、図22に
示すようにブザー部61とランプ部62から構成され
る。ブザー部61は例えば商品の登録が正しく行われて
購入累計額が更新されたことを通知する『ピー』の登録
音と、商品の登録が正しく行われずに不一致(不信任)
が発生したことを通知する『ピー、ピー、ピー』の警告
音と、システムに障害が検出されてこれ以上の買物動作
が続けられない状態を通知する『ピーーー』の障害音を
鳴らす。不一致の警告音は不信任状態が解消された時点
で停止し、障害音は店員(監視員)によって障害が除去
されるか、あるいは店員による初期化操作によってのみ
停止する。ランプ部62は登録音が発せられている間点
灯する登録ランプ62aと、警告音が発せられている間
点滅する不信任ランプ62bと、障害音が発せられてい
る間点滅する障害ランプ62cが配置される。また、不
信任カウンタを導入した買物信任アルゴリズムでは図2
3に示すように、収納不信任カウンタ11fの内容は
[篭の中]計数部62d、取出不信任カウンタ11gの
内容は[篭の外]計数部62eに表示する。以上説明し
た表示装置5の機能と警報装置6のランプ部62の機能
はCRTや液晶ディスプレイで実現しても良い。また、
買物篭2の登録音/警告音/障害音もブザー音に代って
音声で実現しても良い。
【0042】また、買物篭2の送信装置7は、レジカウ
ンタに到着したとき決済装置12からの指令に基づいて
内部記憶装置11に格納している買物篭番号11c、購
入データ11d、信任ステータス11eを決済装置12
に送信する。また、不信任カウンタを導入した買物信任
アルゴリズムでは収納不信任カウンタ11fと取出不信
任カウンタ11gも送信する。図16に示す商品陳列棚
14を導入した買物システムでは、買物篭2が買物動作
中に障害を検出すれば、当該買物篭番号11cを最寄り
の商品陳列棚14へ送信する。買物篭2の受信装置8
は、ホストコンピュータ13が保有する買物篭の実行プ
ログラム11aや販売の対象となる商品の商品データ1
1b(例えば、商品コード/品名/基準単価/値引き
率、からなる)等をホストコンピュータ13から受信す
る。また、商品陳列棚14を導入した買物システムで
は、接近した最寄りの商品陳列棚14から販売情報も受
信する。外部記憶装置9はホストコンピュータ13から
送られた実行プログラム11aと商品データ11bを格
納する。実行プログラム11aや商品データ11bに変
更が出た場合、本実施例では営業開始前までにホストコ
ンピュータ13からこれらの変更情報を送信し、買物篭
2の外部記憶装置9へ格納する。但し、内部記憶装置1
1の商品データ11bは時限ディスカウント(時間帯に
よる値引き)にも対応できるようにするため、営業時間
内のホストコンピュータからの変更指令に対しても更新
できるようにしている。
【0043】決済装置 図15に示すレジカウンタに配置される決済装置12の
機能ブロック図を図24に示し、以下に説明する。決済
装置12の制御装置120は、各種演算処理を実行する
中央処理装置121と実行プログラム等を格納する内部
記憶装置122を有し、到着センサ123aと退場セン
サ123b、送信装置124、受信装置125、表示装
置126、操作キーである決済完了キー127、印字装
置128、ホスト通信装置129とをインターフェース
するそれぞれの制御部、すなわちセンサ制御部223、
送信制御部224、受信制御部225、表示制御部22
6、キー制御部227、印字制御部228、通信制御部
229から構成される。買物篭2の接近を到着センサ1
23aが検知すると、決済装置12は当該買物篭2に対
して買物篭番号、購入データ、信任ステータスを送るよ
うに送信装置124を介して指令を出す。この指令に応
じて送られてくるこれらの情報を受信装置125を介し
て受信した後、内部記憶装置122に格納する。不信任
カウンタを導入した買物信任アルゴリズムを適用した買
物篭2では、収納不信任カウンタと取出不信任カウンタ
の内容も信任ステータスの一部として送られる。
【0044】決済装置12の表示装置126は、買物篭
2から送られた情報の内買物篭番号、信任ステータス、
購入累計額等を表示する。通常、買物2篭は信任状態で
レジカウンタに到着するので、買物篭2に警告が残って
いることはなく信任ステータス『信任』である。万一、
不信任状態で買物篭2が到着した場合には『不信任』が
表示され、レジ係や他の監視員に以後の処置が委ねられ
る。レジ係は表示された信任ステータスが『信任』でか
つ買物篭2にも警告音がないことを確認した後、買物客
から代金を受領して決済完了キー127を押す。これに
よって印字装置128から領収書が発行され、ホスト通
信装置129を介して当該売上データがホストコンピュ
ータ13へ送られる。支払いを完了した買物篭2が退場
センサ123bを通過すると、決済装置12は買物篭2
に対して初期化するよう送信装置124を介して指令を
出す。この指令を受けた買物篭2の会計処理装置4は、
次の買物客が使用可能なように表示内容をクリヤする等
の初期化処理を実行する。
【0045】図16に示すレジカウンタに配置される決
済装置12の機能ブロック図を図25に示し、以下に説
明する。決済装置12の制御装置220は、各種演算処
理を実行する中央処理装置121と実行プログラム等を
格納する内部記憶装置122を有し、到着センサ123
aと退場センサ123b、送信装置124、受信装置1
25、表示装置126、印字装置128、ホスト通信装
置129、カード読取装置130、入口ゲート装置13
1aと出口ゲート装置131bとをインターフェースす
るそれぞれの制御部、すなわちセンサ制御部223、送
信制御部224、受信制御部225、表示制御部22
6、印字制御部228、通信制御部229、カード読取
制御部230、ゲート制御装置231から構成される。
買物篭2の接近を到着センサ123aが検知すると、レ
ジカウンタに先客が居ないことを確認して入口ゲート1
31aを開く。決済装置12は買物篭が入口ゲート13
1aを通過したことを確認した後、当該買物篭2に対し
て買物篭番号、購入データ、信任ステータスを送るよう
に送信装置124を介して指令を出し、同時に入口ゲー
ト131aを閉じる。この指令に応じて買物篭2から送
られてくるこれらの情報を受信装置125を介して受信
する。不信任カウンタを導入した買物信任アルゴリズム
を適用した買物篭2では、収納不信任カウンタと取出不
信任カウンタの内容も信任ステータスの一部として送ら
れる。表示装置126は買物篭2から送られた情報の内
買物篭番号、信任ステータス、購入累計額等を表示す
る。通常、買物篭2は信任状態でレジカウンタに到着す
るので、買物篭2に警告が残っていることはなく信任ス
テータスは『信任』であるので、買物客は表示装置12
6に表示されている購入累計額等を確認した後、カード
読取装置130にプリペード等のカードを装着して支払
いを行う。カードがアクセプトされて支払いが完了する
と、印字装置128から領収書が発行され、当該売上デ
ータがホスト通信装置129を介してホストコンピュー
タへ送られる。支払いを完了した買物篭が退場センサ1
23bを通過すると、決済装置12は買物篭2に対して
初期化するように送信装置124を介して指令を出して
出口ゲート131bを開ける。初期化の指令を受けた買
物篭2の会計処理装置4は、次の買物客が使用できるよ
うに表示内容をクリヤする等の初期化処理を実行する。
万一、不信任状態で買物篭2が到着した場合やカードが
アクセプトされなかった等の問題が発生した場合には、
ホストコンピュータ13を介して監視員へ通知される。
【0046】商品陳列棚 図16に示す商品陳列棚14の機能ブロック図を図26
に示し、以下に説明する。
【0047】商品陳列棚14の制御装置140は、各種
演算処理を実行する中央処理装置141と実行プログラ
ムや特売品や新製品等の販売情報を格納する内部記憶装
置142を有し、接近センサ143、送信装置144、
受信装置145、ホスト通信装置146とをインターフ
ェースするそれぞれの制御部、すなわちセンサ制御部2
47、送信制御部244、受信制御部245、通信制御
部246から構成される。店内共通な告知や当該陳列棚
が扱う固有の特売品や新製品情報の販売情報は、ホスト
コンピュータ13から送られて内部記憶装置142に格
納されている。接近センサ143が買物篭2の接近を検
知するとその販売情報を送信装置144を介して買物篭
2に送信する。もし買物篭2が買物の途中で障害を検出
したような場合には、買物篭2が最寄りの商品陳列棚1
4にその買物篭番号を送ることとなるので、受信装置1
45を介してこれを受信し、買物篭番号に当該商品陳列
棚の識別情報(例えば店内のロケーションとか販売部門
名)を添えてホストコンピュータ13へ送ることができ
る。障害を起こした買物篭番号と最寄りの商品陳列棚1
4の識別情報を通知された監視員は現場に急行して障害
の復旧にあたる。尚、この実施例では外部記憶装置は設
けられていないが、外部記憶装置を設けてここに販売情
報を格納しても差支えない。また、ホストコンピュータ
との情報の授受は記憶媒体の移動あるいは無線通信で行
っても良い。
【0048】以上説明してきた買物信任完結型の会計機
能付き買物篭システムを用いれば、超省力化店舗システ
ムを提供することができる。
【0049】また、例えば買物客が意図的に商品コード
を隠しながら商品を買物篭に投入したような場合、商品
コードの登録ができないため[商品コードから求められ
た購入累計額]が[実際に収納された商品の代金合計]
よりも少なくなる不一致が発生し、一方既に収納した商
品を返品しようとして買物篭から取り出したとき、例え
ば商品コードが手に隠れて商品コードの登録ができない
ような場合、商品コードの登録ができないため[商品コ
ードから求められた購入累計額]が[実際に収納された
商品の代金合計]よりも大きくなる不一致が発生する。
本発明のシステムでは、上記の状況でも出し入れした商
品の代金が正しく購入累計額に反映されたかどうかの
『買物信任チェック』を買物客の意図とは関係なく行う
ので、万一、不一致を引き起した場合でも、当該商品の
買物ステータスを『不信任』にセットし同時に警報を発
し、この不信任状態の解消を買物客自身に委ねることが
できる。また、不一致を引き起した商品の代金が登録さ
れていないので、買物客は単に不一致を引き起した時と
は逆の方向に当該商品を移動させるだけで不信任の解消
ができ、[商品コードから求められた購入累計額]と
[実際に収納された商品の代金合計]とは一致するよう
になる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明によれば、買物客にとっては
正確な購入金額を確認しながら買物ができること、販売
情報を購入場所で得られるためリアルタイムで買物支援
が受けられる等の長所がある。一方、買物篭から商品を
出し入れする度に商品の代金が正確に累計額に反映され
たかどうかの信任チェックを行う買物信任システムの買
物信任アルゴリズムを構築することによって、買物信任
完結型の会計機能付き買物篭を提供し、レジ係による販
売商品の照合作業を必要としない省力/省スペースのレ
ジカウンタを実現するとともにレジカウンタでの買物客
の待ち時間も解消する。加えて、この会計機能付き買物
篭とカードでの支払ができる決済装置を導入することに
よってレジ係も必要としない超省力化店舗システムが実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る会計機能付き買物篭システムにお
いて会計機能付き買物篭が扱う商品の信任状態の構成を
説明する図である。
【図2】本発明に係る会計機能付き買物篭システムにお
いて会計機能付き買物篭が扱う商品の不信任状態の構成
を説明する図である。
【図3】本発明に係る会計機能付き買物篭の外観図であ
る。
【図4】本発明に係る商品登録機構の構成を示す外観図
である。
【図5】本発明に係る商品登録機構と買物篭から商品を
出し入れする場合の通過状態を説明する図である。
【図6】買物篭に商品を収納する場合の買物信任アルゴ
リズムを示すフローチャート図である。
【図7】商品を買物篭から取り出す場合の買物信任アル
ゴリズムを示すフローチャート図である。
【図8】商品の買物ステータスに基づく買物信任アルゴ
リズムの動作を示す状態転移図である。
【図9】商品の買物ステータスに基づく買物信任アルゴ
リズムの動作を示す状態転移図である。
【図10】商品の買物ステータスに基づく買物信任アル
ゴリズムの動作及び収納/取出不信任カウンタの状態を
示す状態転移図である。
【図11】商品の買物ステータスに基づく買物信任アル
ゴリズムの動作及び収納/取出不信任カウンタの状態を
示す状態転移図である。
【図12】商品の買物ステータスに基づく買物信任アル
ゴリズムの動作及び収納/取出不信任カウンタの状態を
示す状態転移図である。
【図13】購入のため商品を買物篭に収納した場合の買
物信任アルゴリズムのタイミングチャート図である。
【図14】返品のため商品を買物篭から取出す場合の買
物信任アルゴリズムのタイミングチャート図である。
【図15】本発明に係る会計機能付き買物篭を用いた買
物システムの一例を示す図である。
【図16】本発明に係る会計機能付き買物篭を用いた買
物システムの他の例を示す図である。
【図17】本発明に係る会計機能付き買物篭の機能ブロ
ック図である。
【図18】会計処理装置の内部記憶装置の構成の一例を
示す図である。
【図19】会計処理装置の内部記憶装置の構成の他の例
を示す図である。
【図20】会計機能付き買物篭の表示装置の一例を示す
図である。
【図21】会計機能付き買物篭の表示装置の他の例を示
す図である。
【図22】会計機能付き買物篭の警報装置の一例を示す
図である。
【図23】会計機能付き買物篭の警報装置の他の例を示
す図である。
【図24】本発明に係る決済装置の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図25】本発明に係る決済装置の他の例を示す機能ブ
ロック図である。
【図26】本発明に係る商品陳列棚の機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 商品 2 買物篭 3 商品登録機構 4 会計処理装置 5 表示装置 6 警報装置 7 送信装置 8 受信装置 9 外部記憶装置 10 中央処理装置 11 内部記憶装置 12 決済装置 13 ホストコンピュータ 14 商品陳列棚 120、140、220 制御装置 121、141 中央処理装置 122、142 内部記憶装置 123a 到着センサ 123b 退場センサ 124、144 送信装置 125、145 受信装置 126 表示装置 127 決済完了キー 128 印字装置 129、146 ホスト通信装置 130 カード読み取り装置 131a 入口ゲート装置 131b 出口ゲート装置 143 接近センサ W1a 方向検出機構 W1b 方向検出機構 W2 ステータスリード機構 W3 ステータスライト機構 W4 スキャナ機構 W5 ステータスライト機構 W6 ステータスリード機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/00 G07K 7/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会計機能付き買物篭であって、 前記買物篭に収納された商品の商品コードを読み取るス
    キャナ機構と、 前記買物篭に収納された商品の代金を計算するととも
    に、前記買物篭から取り出した商品の代金を差し引く計
    算機と、 前記買物篭に収納された商品の商品コードまたは前記買
    物篭から取り出された商品の商品コードが正しく読み取
    れたかどうか確認し、商品コードが正しく読み取れない
    場合には商品の一部分に「不信任」の買物ステータスを
    付するステータスライト機構と、 不信任」の買物ステータスが付された商品が発生した
    とき、買物客に警告を発する警報装置と、 を有することを特徴とする会計機能付き買物篭。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 更に、前記買物篭に収納された商品に付された「不信
    任」の買物ステータスをカウントする毎にインクリメン
    トするとともに、前記買物篭から取り出された商品に付
    された「不信任」の買物ステータスをカウントする毎に
    デクリメントする収納不信任カウンタを有することを特
    徴とする会計機能付き買物篭。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 更に、前記買物篭から取り出される商品に付された「不
    信任」の買物ステータスをカウントする毎にインクリメ
    ントするとともに、「不信任」の買物ステータスが付さ
    れた商品を前記買物篭に収納する毎にデクリメントする
    取出不信任カウンタを有することを特徴とする会計機能
    付き買物篭。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 更に、商品の「不信任」の買物ステータスを読み取るス
    テータスリード機構を有し、 前記ステータスリード機構が、前記買物篭に収納されて
    いる又は前記買物篭から取り出された商品から「不信
    任」の買物ステータスを読み取ると、前記計算機は、該
    商品の代金を増加または減算することを防止し、前記ス
    テータスライト機構は、該「不信任」の買物ステータス
    を「信任」の買物ステータスに書き換え、前記警報装置
    は、「不信任」の買物ステータスが付された商品が、
    「信任」の買物ステータスに書き換えられたのち、前記
    買物篭から取り出された又は前記買物篭に戻された場合
    には警報を解除することを特徴とする会計機能付き買物
    篭。
  5. 【請求項5】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 前記買物篭は、商品の出し入れを行うための単一の開口
    部を有する密閉型であって、 前記ステータスライト機構は、「不信任」の買物ステー
    タスが付された商品が前記買物篭に戻される毎に前記
    「不信任」の買物ステータスを「信任」の買物ステータ
    スに書き換える第1のステータスライト機構と、「不信
    任」の買物ステータスが付された商品が前記買物篭から
    取り出される毎に前記「不信任」の買物ステータスを
    「信任」の買物ステータスに書き換える第2のステータ
    スライト機構と、を有し、前記第1及び第2のステータ
    スライト機構は、前記スキャン機構と前記ステータスラ
    イト機構に挟まれた状態で前記開口部に配置されている
    ことを特徴とする会計機能付き買物篭。
  6. 【請求項6】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 前記買物篭は、商品の出し入れを行うための単一の開口
    部を有する密閉型であって、 前記ステータスリード機構は、「不信任」の買物ステー
    タスが付された商品が前記買物篭に戻される毎に前記
    「不信任」の買物ステータスを読み取る第1のステータ
    スリード機構と、「不信任」の買物ステータスが付され
    た商品が前記買物篭から取り出される毎に前記「不信
    任」の買物ステータスを読み取る第2のステータスリー
    ド機構と、を有し、 前記スキャン機構は、商品が前記買物篭に収納されたと
    きにその商品コードを読み取るとともに、商品が前記買
    物篭から取り出されるときにその商品コードを読み取
    り、 前記第1のステータスリード機構とスキャン機構及び前
    記第2のステータスリード機構とスキャン機構とは対と
    なり、上記各々の対に前記ステータスライト機構を挟む
    ように、前記開口部に配置されていることを特徴とする
    会計機能付き買物篭。
  7. 【請求項7】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 前記買物篭は、商品の出し入れを行うための単一の開口
    部を有する密閉型であって、 前記ステータスライト機構は、「不信任」の買物ステー
    タスが付された商品が前記買物篭に戻される毎に前記
    「不信任」の買物ステータスを「信任」の買物ステータ
    スに書き換える第1のステータスライト機構と、「不信
    任」の買物ステータスが付された商品が前記買物篭から
    取り出される毎に前記「不信任」の買物ステータスを
    「信任」の買物ステータスに書き換える第2のステータ
    スライト機構と、を有し、 前記ステータスリード機構は、「不信任」の買物ステー
    タスが付された商品が前記買物篭に戻される毎に前記
    「不信任」の買物ステータスを読み取る第1のステータ
    スリード機構と、「不信任」の買物ステータスが付され
    た商品が前記買物篭から取り出される毎に前記「不信
    任」の買物ステータスを読み取る第2のステータスリー
    ド機構と、を有し、 前記第1のステータスリード機構、第2のステータスラ
    イト機構、スキャン機構、第1のステータスライト機
    構、第2のステータスリード機構の順に前記開口部に配
    置されていることを特徴とする会計機能付き買物篭。
  8. 【請求項8】 請求項5、6、7のいずれか1項に記載
    の会計機能付き買物篭において、 前記買物篭内に存在する収納された商品の最終購入累計
    額を表示する表示装置を有することを特徴とする会計機
    能付き買物篭。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の会計機能付き買物篭に
    おいて、 前記表示装置は、更に商品の販売情報を表示することを
    特徴とする会計機能付き買物篭。
  10. 【請求項10】 請求項に記載の会計機能付き買物篭
    において、 前記警報装置は、更に実際に前記買物篭に信任状態で収
    納されている商品の購入累計額と前記商品コード登録に
    よって求められた前記表示装置に表された購入累計額と
    が不一致の場合、又は買物客が継続して買物を行えない
    ような障害が発生した場合には警報を発することを特徴
    とする会計機能付き買物篭。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の会計機能付き買物
    篭において、 更に、買物客がレジカウンタに到着した際に、レジカウ
    ンタの決済装置に前記買物篭に保持した実際に収納され
    ている商品の会計データを送信する送信装置を有するこ
    とを特徴とする会計機能付き買物篭。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の会計機能付き買物篭
    において、 前記送信装置は、更に買物客が継続して買物を行えない
    ような障害が発生したときに最寄りの商品陳列棚へこの
    障害を通知することを特徴とする会計機能付き買物篭。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の会計機能付き買物篭
    において、 更に、外部に設けられたホストコンピュータからのプロ
    グラムや商品データを受信する受信装置を有することを
    特徴とする会計機能付き買物篭。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の会計機能付き買物篭
    において、 前記受信装置は、前記買物篭が商品陳列棚に接近した時
    に、前記商品陳列棚から商品の販売情報を受信すること
    を特徴とする会計機能付き買物篭。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の会計機能付き買物篭
    において、 更に、受信された前記プログラム及び販売情報を記憶す
    る外部記憶装置を有することを特徴とする会計機能付き
    買物篭。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の会計機能付き買物篭
    において、 更に、前記スキャナ機構と、計算機と、ステータスリー
    ド機構と、ステータスライト機構と、収納不信任カウン
    タと、取出不信任カウンタと、警報装置と、受信装置
    と、送信装置と、外部記憶装置と接続され、前記会計機
    能付き買物篭を実行制御する会計処理装置を有すること
    を特徴とする会計機能付き買物篭。
  17. 【請求項17】 請求項乃至16のいずれか1項に記
    載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物篭システム
    であって、 前記会計機能付き買物篭がレジカウンタに到着したこと
    を検知する到着センサと、 前記会計機能付き買物篭に対して会計データを送るよう
    指令を出す送信装置と、 前記会計機能付き買物篭から
    送られる会計データを受信する受信装置と、 決済に必要とする情報を表示する表示装置と、 領収書を発行する印刷装置と、 前記会計機能付き買物篭がレジカウンタを離れたことを
    検知する退場センサと、 前記会計機能付き買物篭の売
    上情報を外部に設けられたホストコンピュータへ送るホ
    スト通信装置と、 前記到着センサ、送信装置、受信装置、表示装置、印刷
    装置、退場センサ及びホスト通信装置と接続されこれら
    の装置を制御する制御部と、を備えた買物決済装置を有
    することを特徴とする買物信任完結型会計機能付き買物
    篭システム。
  18. 【請求項18】 請求項乃至16のいずれか1項に記
    載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物篭システム
    であって、 前記会計機能付き買物篭がレジカウンタに接近したこと
    を検知する到着センサと、 レジカウンタの入口に配置される入口ゲート装置と、 前記会計機能付き買物篭に対して会計データを送るよう
    指令を出す送信装置と、 前記会計機能付き買物篭から
    送られるこれらの情報を受信する受信装置と、 買物客の決済の確認に必要な情報を表示する表示装置
    と、 カードによる代金の支払いを行うカード読取装置と、 カードでの決済完了後に領収書を発行する印刷装置と、 前記会計機能付き買物篭がレジカウンタの出口に接近し
    たことを検知する退場センサと、 レジカウンタの出口に配置される出口ゲート装置と、 前記会計機能付き買物篭の売上情報を外部に設けられた
    ホストコンピュータへ送るホスト通信装置と、 前記到着センサ、入口ゲート装置、送信装置、受信装
    置、表示装置、カード読取装置、印刷装置、退場セン
    サ、出口ゲート装置及びホスト通信装置と接続されこれ
    らの装置を制御する制御部と、 を備えた決済装置を有することを特徴とする買物信任完
    結型会計機能付き買物篭システム。
  19. 【請求項19】 請求項乃至16のいずれか1項に記
    載の会計機能付き買物篭を操作制御する買物篭システム
    であって、 前記会計機能付き買物篭が店内を移動して行くとき、前
    記会計機能付き買物篭の接近を検出する接近センサと、 販売情報を前記会計機能付き買物篭へ送る送信装置と、 前記買物信任システムの障害を起こした前記会計機能付
    き買物篭から送られる障害通知を受信する受信装置と、 この障害を外部に設けられたホストコンピュータへ伝え
    る、及び/又は販売情報を前記ホストコンピュータから
    受信するホスト通信装置と、 前記接近センサ、送信装置、受信装置及びホスト通信装
    置と接続され制御する制御部と、を備えた商品陳列棚を
    有することを特徴とする買物信任完結型会計機能付き買
    物篭システム。
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