JP3453435B2 - 位相シフトマスクおよびその製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクおよびその製造方法

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JP3453435B2
JP3453435B2 JP21400294A JP21400294A JP3453435B2 JP 3453435 B2 JP3453435 B2 JP 3453435B2 JP 21400294 A JP21400294 A JP 21400294A JP 21400294 A JP21400294 A JP 21400294A JP 3453435 B2 JP3453435 B2 JP 3453435B2
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shift mask
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昭彦 悳
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    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相シフトマスクに
関し、より特定的には、露光波長の光を減衰させる減衰
型の位相シフトマスクの構造およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路における高集積化
および微細化には目ざましいものがある。それに伴い、
半導体基板(以下、単位ウェハを称す)上に形成される
回路パターンの微細化も急速に進んできている。中で
も、フォトリソグラフィ技術が、パターン形成における
基本技術として広く認識されるところである。よって、
今日までに種々の開発、改良がなされてきている。しか
し、パターンの微細化は止まるところを知らず、パター
ンの解像度向上への要求もさらに強いものとなってきて
いる。
【0003】一般に、縮小露光方法を用いたフォトリソ
グラフィ技術における解像限界R(nm)は、 R=k1 ・λ/(NA) …(1) と表される。ここで、λは使用する光の波長(nm)、
NAはレンズの開口数、k1 はレジストプロセスに依存
する定数である。
【0004】上式からわかるように、解像限界の向上を
図るためには、k1 とλとの値は小さくし、NAの値は
大きくすればよい。つまり、レジストプロセスに依存す
る定数を小さくするとともに、短波長化や高NA化を進
めればよいのである。しかし、光源やレンズの改良は技
術的に難しく、また、短波長化および高NA化を進める
ことによって、光の焦点深度δ(δ=k2 ・λ/(N
A)2 )が浅くなり、却って解像度の低下を招くといっ
た問題も生じている。
【0005】ここで、従来のフォトマスクを使用したと
きのフォトマスク断面、マスク上の電場、レジスト膜上
の光強度および転写パターンについて、図18(a),
(b),(c),(d)を参照して、説明する。
【0006】まず、図18(a)を参照して、フォトマ
スク30の構造について説明する。透明ガラス基板32
上には、所定形状のマスクパターン38が形成されてい
る。このマスクパターン38は、クロムなどからなる遮
光部34と、透明ガラス基板1が露出する透過部36と
を有している。
【0007】次に、図18(b)を参照して、フォトマ
スク30上の露光光の電場について説明する。フォトマ
スク30上の露光光の電場は、フォトマスクパターンに
沿った電場となる。
【0008】次に、図18(c)を参照して、半導体ウ
ェハ上の光強度について説明する。半導体ウェハ上の光
強度は、微細なパターンの転写の場合、隣合ったパター
ン像においてはフォトマスクを透過した露光光が、光の
回折現象および光の干渉効果により、光の重なり合う部
分において、互いに強め合うことになる。このため、図
に示すように半導体ウェハ上の光強度の差が小さくな
り、解像度が低下する。
【0009】その結果、レジスト膜に転写されるパター
ンは、図18(d)に示すように、フォトマスクのパタ
ーンが正確に反映されないものとなってしまう。
【0010】これを解決するフォトマスクとして、たと
えば特開昭57−62052号公報および特開昭58−
173744号公報により、位相シフトマスクによる位
相シフト露光法が提案されている。
【0011】ここで、特開昭58−173744号公報
に開示された位相シフトマスクによる位相シフト露光法
について、図19(a),(b),(c),(d),
(e)を参照して、説明する。
【0012】まず、図19(a)を参照して、位相シフ
トマスクの構造について説明する。ガラス基板32上に
形成されたマスクパターン38の透過部36には、1つ
おきにシリコン酸化膜などの透明絶縁膜よりなる位相シ
フタ40が設けられている。
【0013】次に、図19(b)を参照して、位相シフ
トマスク上の電場について説明する。この位相シフタ4
0を透過した光によるマスク上の電場は、その位相が交
互に180°反転して構成されている。そのため、隣合
ったパターン像においては、位相シフトマスクを透過し
た光は重なり合う光の位相が反転する。
【0014】これにより、レジスト膜上での光の振幅
は、図19(c)に示すようになる。したがって、レジ
スト膜上での光強度は、光の干渉効果により、光の重な
り合う部分において互いに打消合い、図19(d)に示
すようになる。
【0015】その結果、レジスト膜上において露光光の
光強度の差は十分となり、解像度の向上を図ることが可
能となり、図19(e)に示すように、マスクパターン
に従ったパターンをレジスト膜に転写することができ
る。
【0016】しかし、上記位相シフトマスクは、ライン
・アンド・スペースなどの周期的なパターンに対しては
非常に有効ではあるが、パターンが複雑な場合には、位
相シフタの配置等が非常に困難となり、任意のパターン
には設定できないという問題点があった。
【0017】そこで、本出願の発明者は、特願平5−9
1445号において、減衰型の位相シフトマスクを開示
している。以下、この特願平5−91445号に開示さ
れた減衰型の位相シフトマスクについて説明する。
【0018】図20を参照して、この減衰型位相シフト
マスク200は、露光光を透過する石英基板50と、こ
の石英基板50の主表面上に形成された位相シフトパタ
ーン60とを備えている。この位相シフトパターン60
は、石英基板50が露出する光透過部51と、透過する
露光光の位相と透過率とが、光透過部51を透過する露
光光の位相角に対して180°変換し、かつ、透過率が
4〜20%であり、略均一な材料からなる位相シフト部
52とから構成されている。
【0019】次に、図21(a),(b),(c),
(d),(e)を参照して、上記構造よりなる位相シフ
トマスク200を透過する露光光の位相シフトマスク上
の電場、レジスト膜上の光の振幅、レジスト膜上の光強
度、およびレジスト膜に転写されるパターンについて説
明する。
【0020】図21(a)は、上述した位相シフトマス
ク200の断面図である。マスク上の電場は、図21
(b)に示すように露光パターンのエッジで位相が反転
する。このため、レジスト膜上での露光光の振幅は、図
21(c)に示すようになる。したがって、レジスト膜
上の光強度は、図21(d)に示すように露光パターン
のエッジ上での電場が必ずゼロとなる。
【0021】よって、露光パターンの光透過部51と、
位相シフタ部52とのウェハ上における電場の差が十分
となり高い解像度を得ることが可能となる。その結果、
図21(e)に示すように、位相シフトパターンに従っ
たパターンをレジスト膜に転写することができる。
【0022】次に、上記位相シフトマスク200の製造
方法について、位相シフタ膜の材料としてモリブデンシ
リサイド膜またはモリブデンシリサイド酸化窒化膜を用
いた場合について説明する。
【0023】図22〜図25は、図20に示す位相シフ
トマスク200の断面に従った製造工程を示す断面構造
図である。
【0024】まず、図22を参照して、石英基板50の
上に、スパッタリング法を用いて、モリブデンシリサイ
ド酸化膜またはモリブデンシリサイド酸化窒化膜よりな
る位相シフタ膜52を形成する。その後、この位相シフ
タ膜52の透過率を安定させるために、クリーンオーブ
ンなどを用いて200℃以上の加熱処理を行なう。これ
により、位相シフタ膜52の成膜の,レジスト塗布プロ
セスなどの加熱処理(約180℃)による透過率の変動
(0.5〜1.0%)を防止することができる。
【0025】次に、後に形成する電子ビーム用レジスト
膜の電子ビームによる露光時の帯電を防止するために、
モリブデンなどからなる帯電防止膜61を約100Å形
成する。その後、この帯電防止膜61の上に、電子ビー
ム用レジスト膜53(日本ゼオン製 ZEP−810S
(登録商標))を膜厚約5000Å形成する。
【0026】次に、図23を参照して、電子ビーム用レ
ジスト膜53の所定位置に、電子ビームを露光する。そ
の後、このレジスト膜53を現像することにより、所定
のパターンを有するレジスト膜53を形成する。
【0027】次に、図24を参照して、上記レジスト膜
53をマスクとして、帯電防止膜61および位相シフタ
膜52のエッチングを行なう。このときのエッチング装
置は、平行平板型のRIEイオンエッチング装置を用い
て、電極基板間距離を160mm、作動圧力2000.
3Torr、反応ガスCF4 +O2 を用いてそれぞれの
流量を約95sccmおよび約5sccmによりエッチ
ング時間約11分によりエッチングを行なう。
【0028】次に、図25を参照して、レジスト膜53
および帯電防止膜61を除去する。以上により、この実
施例における位相シフトマスク200が完成する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下に述べる問題点を有している。
【0030】図26を参照して、モリブデンシリサイド
酸化膜(図中実線A)またはモリブデンシリサイド酸化
窒化膜(図中実線B)からなる位相シフト膜52は、k
rFレーザ(248nm)に対しては透過率が10%以
下であるのに対して、たとえば位相シフトマスクの欠陥
検査に用いられる欠陥検査装置の光の波長、488nm
の光に対しては、透過率が30%〜60%となってしま
う。
【0031】そのために、位相シフトマスクの欠陥検査
装置において、488nmの波長の光を使用する通常の
欠陥修正装置(KLA3シリーズ)を用いた場合、位相
シフトマスクに発生した欠陥に対する検出感度が小さく
なってしまう。
【0032】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、位相シフトマスクとしての性能を低下
させることなく、通常の欠陥検査装置を用いて位相シフ
トマスクに発生した欠陥を検出することができる構造を
有する位相シフトマスクおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1における位相シ
フトマスクは、露光光を透過する基板と、上記基板の上
の所定の領域に形成され、透過する上記露光光の位相角
を略180°変換し、かつ、露光光の透過率が4〜20
%となる位相シフタ部とを備えている。さらに、上記位
相シフタ部は、略均一な材料からなる単層膜と、上記単
層膜よりも波長依存性が小さい透過膜とを含んでいる。
さらに、上記単層膜は、モリブデンシリサイドの酸化物
およびモリブデンシリサイドの酸化窒化物からなる群よ
り選択される、少なくとも1種類の材料からなる膜であ
る。
【0034】請求項2における位相シフトマスクは、上
記基板の上の所定の領域に、上記基板が露出する光透過
部を有している。
【0035】請求項3における位相シフトマスクは、上
記基板が露出する上記光透過部の上記基板表面に、上記
透過膜を有している。
【0036】請求項4における位相シフトマスクは、上
記透過膜は、モリブデン、モリブデンシリサイド、シリ
コン、窒化タンタル、金、白金、窒化シリコン、酸化シ
リコン、酸窒化シリコン、チタン、タンタル、タングス
テン、酸化タンタル、酸窒化タンタル、酸化チタン、窒
化チタン、酸窒化チタン、酸化タングステン、ニオブ、
酸化ニオブ、酸窒化ニオブ、炭化ケイ素からなる群より
選択される、少なくとも1種類の材料からなる膜であ
る。
【0037】請求項5における位相シフトマスクは、前
記透過膜は、クロム、酸化クロム、酸化窒化クロム、酸
化窒化炭化クロム、ニッケルクロム、ニッケル、インコ
ネル、酸化インジウム、酸化錫、酸化錫インジウム、ア
ルミ、酸化アルミからなる群より選択される、少なくと
も1種類の材料からなる膜である。
【0038】請求項6における位相シフトマスクの製造
方法は、以下の工程を備えている。まず、露光光を透過
する基板の主表面上の所定の領域に、透過する露光光の
位相角を180°変換し、かつ、4〜20%の透過率を
有する位相シフタ膜が形成される。その後、上記位相シ
フタ膜の上に、帯電防止膜が形成される。
【0039】次に、上記帯電防止膜の上に、電子ビーム
露光を用いて、所定のパターン形状を有するレジスト膜
が形成される。
【0040】次に、上記レジスト膜をマスクとして、上
記帯電防止膜と上記位相シフタ膜のパターニングが行な
われる。その後、上記帯電防止膜が除去される。
【0041】さらに、上記位相シフタ膜を形成する工程
は、略均一な材料からなる単層膜を形成する工程と、
記単層膜よりも波長依存性が小さい透過膜を形成する工
程とを含んでいる。さらに、上記単層膜は、モリブデン
シリサイドの酸化物およびモリブデンシリサイドの酸化
窒化物からなる群より選択される、少なくとも1種類の
材料からなる膜である。
【0042】請求項7における位相シフトマスクの製造
方法においては、上記帯電防止膜を除去する工程は、上
記位相シフタ膜をマスクとして、上記透過膜のパターニ
ングを行なう工程を含んでいる。
【0043】
【作用】この発明に基づいた位相シフトマスクおよびそ
の製造方法によれば、位相シフタ部が、略均一な材料か
らなる単層膜と、この単層膜よりも波長依存性が小さい
透過膜とを含んでいる。これにより、位相シフタ部の透
過率は、透過する光の波長の変化に対しても依存性が小
さくなり、たとえば、光の波長が長波長になっても、従
来の位相シフトマスクに比べて、透過率を小さくするこ
とができる。その結果、従来から用いられている欠陥検
査装置を用いても、位相シフタ部に発生した欠陥の検出
精度を向上させることが可能となる。
【0044】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例につ
いて説明する。
【0045】まず、図1を参照して、この実施例におけ
る位相シフトマスクの構造について説明する。この位相
シフトマスク100は、露光光を透過する石英基板1
と、この石英基板1の主表面上に形成された所定の透過
率とパターンを有する透過膜10とを備えている。さら
に、この透過膜10の上には、この透過膜10ととも
に、露光光の位相角を180°変換し、かつ、透過率が
4〜20%となる略均一な材料からなる単層膜4とが形
成されている。位相シフタ部4は、モリブデンシリサイ
ド酸化膜またはモリブデンシリサイド酸化窒化膜などか
ら構成されている。この単層膜4と透過膜10とによ
り、位相シフタ部20を構成している。
【0046】なお、この単層膜4は、その製造工程にお
いて、単層膜4の下層部分と上層部分において、膜を構
成する組成の組成比が若干異なる場合もあるが、ここで
は、組成材料が同じであるものを単層膜と呼ぶこととす
る。
【0047】また、透過膜10は、たとえばモリブデ
ン、モリブデンシリサイド、シリコン、窒化タンタル、
金、白金、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコ
ン、チタン、タンタル、タングステン、酸化タンタル、
酸窒化タンタル、酸化チタン、窒化チタン、酸窒化チタ
ン、酸化タングステン、ニオブ、酸化ニオブ、酸窒化ニ
オブ、炭化ケイ素からなる群より選択される、少なくと
も1種類の材料からなる膜で形成されている。
【0048】以上のように、単層膜4および透過膜10
に、上述したような材料を用いることにより、位相シフ
タ部20における透過率は、透過する光の波長の変化に
対しても依存性が小さくなる。たとえば、図16を参照
して、透過膜10にモリブデンシリサイド膜を用い、単
層膜4にモリブデンシリサイドの酸化窒化膜を用いた場
合について説明する。モリブデンシリサイド膜(図中
A)およびモリブデンシリサイドの酸化窒化膜(図中
B)のみの場合それぞれ光が長波長になるにつれ透過率
も上昇しているが、透過膜10にモリブデンシリサイド
膜、単層膜4のモリブデンシリサイドの酸化窒化膜を用
いた場合(図中C)は、従来のモリブデンシリサイドの
酸化窒化物からなる位相シフトマスクの透過率に比べ
て、光の波長が長波長になっても、透過率を小さく設定
することが可能となっている。
【0049】上記構成よりなる位相シフトマスク100
を用いて露光を行なった場合でも、図21の従来技術で
説明した位相シフトマスクと同様の作用効果を得ること
ができる。また、この実施例における位相シフトマスク
によれば、位相シフタ部は石英基板1の上に、上記材料
を用いて形成された所定の透過率を有する透過膜10と
単層膜4とから構成されている。これにより、位相シフ
タ部透過率の波長依存性が従来の位相シフトマスクより
も小さくなる。
【0050】その結果、従来から用いられている、波長
が488nmの欠陥検査装置を用いても、位相シフタ部
に発生した欠陥の検出精度を向上させることが可能とな
る。
【0051】次に、上記位相シフトマスク100の製造
方法について、図2〜図6を参照して説明する。
【0052】図2〜図6は、図1に示す位相シフトマス
ク100の断面に従った製造工程を示す断面構造図であ
る。
【0053】まず、図2を参照して、石英基板1の上
に、所定の透過率を有する透過膜10を形成する。この
とき、透過膜10には、上述したように、モリブデン、
モリブデンシリサイド、シリコン、窒化タンタル、金、
白金、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン、
チタン、タンタル、タングステン、酸化タンタル、酸窒
化タンタル、酸化チタン、窒化チタン、酸窒化チタン、
酸化タングステン、ニオブ、酸化ニオブ、酸窒化ニオ
ブ、炭化ケイ素からなる群より選択される少なくとも1
種類の材料からなる膜であることが好ましい。
【0054】次に、この透過膜10の上に、スパッタリ
ング法を用いて、モリブデンシリサイド酸化膜またはモ
リブデンシリサイド酸化窒化膜よりなる単層膜4を成膜
し、マスクブランクスを形成する。その後、この単層膜
4の透過率を安定させるために、クリーンオーブンなど
を用いて200℃以上の加熱処理を行なう。これによ
り、単層膜の成膜のレジストとプロセスなどの加熱処理
(約180℃)による透過率の変動(0.5〜1.0
%)を防止することができる。
【0055】次に、この単層膜4の上に、後に形成され
る電子ビーム用レジスト膜の電子ビームによる露光時の
帯電を防止するために、モリブデンなどからなる帯電防
止膜6を約100Å形成する。その後、この単層膜4の
上に、電子ビーム用レジスト膜5(日本ゼオン製 ZE
P−810S(登録商標))などを膜厚約5000Å形
成する。
【0056】次に、図3を参照して、電子ビーム用レジ
スト膜5に、所定のパターンを有するように電子ビーム
を露光する。その後、レジスト膜5を現像することによ
り、所定形状のレジストパターンを有するレジスト膜5
を形成する。
【0057】次に、図4を参照して、レジスト膜5をマ
スクとして、単層膜4と帯電防止膜6と透過膜10との
エッチングを行なう。このときのエッチング装置は、平
行平板型のRIEイオンエッチング装置を用い、電極基
板間距離を60mm、作動圧力0.3Torr、反応ガ
スCF4 +O2 を用いてそれぞれの流量を95sccm
および5sccmにより、エッチング時間約11分によ
りエッチングを行なう。
【0058】次に、図5を参照して、レジスト膜5の除
去を行なう。その後、図6を参照して、たとえばモリブ
デン膜などからなる帯電防止膜6を、50〜100℃の
硫酸化水を用いて除去を行なう。これにより、図1に示
す位相シフトマスクが完成する。
【0059】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて、図7を参照して説明する。この第2の実施例に
おける位相シフトマスク150Aの構造は、図1に示す
位相シフトマスク100の構造と同じ構造を有している
が、透過膜10の材質が異なっている。この実施例にお
ける透過膜10は、クロム、酸化クロム、酸化窒化クロ
ム、酸化窒化炭化クロム、ニッケルクロム、ニッケル、
インコネル、酸化インジウム、酸化錫、酸化錫インジウ
ム、アルミ、酸化アルミからなる群より選択される、少
なくとも1種類の材料からなる膜で形成されている。
【0060】以上のように、単層膜4および透過膜10
に、上述したような材料を用いても第1の実施例と同様
に位相シフタ部20における透過率は、透過する光の波
長の変化に対しても依存性が小さくなる。たとえば、図
17を参照して、透過膜10に酸化クロム膜、単層膜4
にモリブデンシリサイドの酸化窒化膜を用いた場合の透
過率の波長依存性について説明する。図に示すように、
酸化クロム膜(図中A)およびモリブデンシリサイドの
酸化窒化膜(図中B)の光の透過率は、光の波長が長波
長になるにつれ透過率も大きくなるが、透過膜10に酸
化クロム膜を用い、単層膜4にモリブデンシリサイドの
酸化窒化膜を用いた場合(図中C)、モリブデンシリサ
イドの酸化窒化膜のみからなる位相シフタ部に比べて、
光が長波長になっても、透過率を低く設定することが可
能となる。
【0061】次に、上記位相シフトマスク150Aの製
造方法について、図8〜図12を参照して説明する。
【0062】図8〜図12は、図7に示す位相シフトマ
スク150Aの断面に従った製造工程を示す断面構造図
である。
【0063】まず、図8を参照して、石英基板1の上
に、所定の透過率を有する透過膜10を形成する。この
透過膜10の材質は、上述したように、クロム、酸化ク
ロム、酸化窒化クロム、酸化窒化炭化クロム、ニッケル
クロム、ニッケル、インコネル、酸化インジウム、酸化
錫、酸化錫インジウム、アルミ、酸化アルミからなる群
より選択される少なくとも1種類の材料からなる膜であ
ることが好ましい。
【0064】次に、この透過膜10の上に、スパッタリ
ング法を用いて、モリブデンシリサイド酸化膜またはモ
リブデンシリサイド酸化窒化膜よりなる単層膜4を成膜
し、マスクブランクスを形成する。その後、この単層膜
4の透過率を安定させるために、クリーンオーブンなど
を用いて200℃以上の加熱処理を行なう。これによ
り、単層膜の成膜のレジストとプロセスなどの加熱処理
(約180℃)による透過率の変動(0.5〜1.0
%)を防止することができる。
【0065】次に、この単層膜4の上に、後に形成され
る電子ビーム用レジスト膜の電子ビームによる露光時の
帯電を防止するために、モリブデンなどからなる帯電防
止膜6を約100Å形成する。その後、この単層膜4の
上に、電子ビーム用レジスト膜5などを膜厚約5000
Å形成する。
【0066】次に、図9を参照して、電子ビーム用レジ
スト膜5に、所定のパターンを有するように電子ビーム
を露光する。その後、レジスト膜5を現像することによ
り、所定形状のレジストパターンを有するレジスト膜5
を形成する。
【0067】次に、図10を参照して、レジスト膜5を
マスクとして、単層膜4と帯電防止膜6のエッチングを
行なう。このときのエッチング装置は、平行平板型のR
IEイオンエッチング装置を用い、電極基板間距離を6
0mm、作動圧力0.3Torr、反応ガスCF4 +O
2 を用いてそれぞれの流量を95sccmおよび5sc
cmにより、エッチング時間約11分によりエッチング
を行なう。
【0068】このとき、透過膜10は、上記反応ガスC
4 +O2 に対してはエッチングされることはない。そ
のために、エッチング時間に誤差が生じた場合であって
も、石英基板1が上記エッチングガスによりオーバーエ
ッチングされることがない。
【0069】次に、図11を参照して、レジスト膜5の
除去を行なう。その後、図12を参照して、たとえばモ
リブデン膜などからなる帯電防止膜6と、露出した透過
膜10とをCrのウェットエッチング液等を用いて同時
に除去する。これにより、図7に示す位相シフトマスク
が完成する。
【0070】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて、図13を参照して説明する。この第3の実施例
における位相シフトマスク150Bの構造は、第2の実
施例に示した位相シフトマスク150Aに用いられた透
過膜10と同じ材質を有するが、光透過部7において、
透過膜10が形成された状態となっている。このよう
に、光透過部7に透過膜10が残存する場合であって
も、光透過部7を透過する露光光の透過率が4〜20%
であり、位相角が約180°となるように透過膜10お
よび単層膜4の膜厚を調整することで、第1および第2
の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
【0071】次に、本実施例における製造工程について
説明する。なお、本実施例において透過膜10に用いら
れる材料は、第2の実施例と同じクロム、酸化クロム、
酸化窒化クロム、酸化窒化炭化クロム、ニッケルクロ
ム、ニッケル、インコネル、酸化インジウム、酸化錫、
酸化錫インジウム、アルミ、酸化アルミからなる群より
選択される1種類の材料からなる膜が用いられている。
【0072】なお、本実施例において、第2の実施例で
説明した図8ないし図10に示す工程は同一であるため
ここでの説明は省略する。
【0073】まず、図14を参照して、レジスト膜5の
除去を行なう。その後、図15を参照して、たとえばモ
リブデンなどからなる帯電防止膜6を50〜100℃の
硫酸過水を用いて除去する。以上により、本実施例の位
相シフトマスク150Bが完成する。
【0074】
【発明の効果】この発明に基づいた位相シフトマスクお
よびその製造方法によれば、位相シフタ部が、略均一な
材料からなる単層膜と、この単層膜よりも波長依存性が
小さい透過膜とを含んでいる。これにより、位相シフタ
部の透過率は、透過する光の波長の変化に対しても依存
性が小さくなり、たとえば、光の波長が長波長になって
も、従来の位相シフトマスクに比べて、透過率を小さく
することができる。その結果、従来から用いられている
欠陥検査装置を用いても、位相シフタ部に発生した欠陥
を容易に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの断面構造図である。
【図2】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す図であ
る。
【図3】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面図
である。
【図4】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面図
である。
【図5】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面図
である。
【図6】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第5製造工程を示す断面図
である。
【図7】 この発明に基づいた第2の実施例における位
相シフトマスクの断面構造図である。
【図8】 この発明に基づいた第2の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面構
造図である。
【図9】 この発明に基づいた第2の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面図
である。
【図10】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面
図である。
【図11】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面
図である。
【図12】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第5製造工程を示す断面
図である。
【図13】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面
図である。
【図14】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面
図である。
【図15】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面
図である。
【図16】 この発明に基づいた位相シフトマスクの透
過率依存性を示す第1の図である。
【図17】 この発明に基づいた位相シフトマスクの透
過率依存性を示す第2の図である。
【図18】 従来の技術のフォトマスクを用いた場合の
マスク断面、マスク上の露光光の電場、半導体ウェハ上
の光強度、レジスト膜に転写されるパターンを示す模式
図である。
【図19】 従来の技術における位相シフトマスクを用
いた場合の位相シフトマスクの断面、位相シフトマスク
上の電場、レジスト膜上での光の振幅、レジスト膜上で
の光強度、レジスト膜に転写されるパターンを示す模式
図である。
【図20】 従来技術における減衰型位相シフトマスク
の断面構造図である。
【図21】 従来の技術における減衰型位相シフトマス
クを用いた場合の、マスク断面、マスク上の電場、レジ
スト膜上の電場、レジスト膜上の光強度、レジスト膜に
転写されるパターンを示す模式図である。
【図22】 従来技術における減衰型位相シフトマスク
の製造方法の第1製造工程を示す断面図である。
【図23】 従来技術における減衰型位相シフトマスク
の製造方法の第2製造工程を示す断面図である。
【図24】 従来技術における減衰型位相シフトマスク
の製造方法の第3製造工程を示す断面図である。
【図25】 従来技術における減衰型位相シフトマスク
の製造方法の第4製造工程を示す断面図である。
【図26】 位相シフタ膜の波長に対する透過率の関係
を示す図である。
【符号の説明】
100,150A,150B 減衰型位相シフトマス
ク、1 石英基板、4単層膜、7 光透過部、10 透
過膜、20 位相シフタ部。なお、図中、同一符号は同
一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 前 埼玉県秩父市大字寺尾2804番地 アルバ ック成膜株式会社内 (72)発明者 吉岡 信行 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社ユー・エル・エス・アイ開発 研究所内 (56)参考文献 特開 平4−136854(JP,A) 特開 平6−342205(JP,A) 特開 平6−175346(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光を透過する基板と、 前記基板の上の所定の領域に形成され、透過する前記露
    光光の位相角を略180°変換し、かつ、前記露光光の
    透過率が4〜20%となる位相シフタ部と、 を備え、 前記位相シフタ部は、 略均一な材料からなる単層膜と、前記単層膜よりも波長
    依存性が小さい透過膜と、を含み、 前記単層膜は、モリブデンシリサイドの酸化物およびモ
    リブデンシリサイドの酸化窒化物からなる群より選択さ
    れる、少なくとも1種類の材料からなる膜である、位相
    シフトマスク。
  2. 【請求項2】 前記基板の上の所定の領域に、前記基板
    が露出する光透過部を有する、請求項1に記載の位相シ
    フトマスク。
  3. 【請求項3】 前記基板が露出する前記光透過部の前記
    基板表面に、前記透過膜を有する、請求項2に記載の位
    相シフトマスク。
  4. 【請求項4】 前記透過膜は、モリブデン、モリブデン
    シリサイド、シリコン、窒化タンタル、金、白金、窒化
    シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン、チタン、タ
    ンタル、タングステン、酸化タンタル、酸窒化タンタ
    ル、酸化チタン、窒化チタン、酸窒化チタン、酸化タン
    グステン、ニオブ、酸化ニオブ、酸窒化ニオブ、炭化ケ
    イ素からなる群より選択される、少なくとも1種類の材
    料からなる膜である請求項1、請求項2または請求項3
    に記載の位相シフトマスク。
  5. 【請求項5】 前記透過膜は、クロム、酸化クロム、酸
    化窒化クロム、酸化窒化炭化クロム、ニッケルクロム、
    ニッケル、インコネル、酸化インジウム、酸化錫、酸化
    錫インジウム、アルミ、酸化アルミからなる群より選択
    される1種類の材料からなる膜である、請求項1、請求
    項2または請求項3に記載の位相シフトマスク。
  6. 【請求項6】 露光光を透過する基板の主表面上の所定
    の領域に、透過する露光光の位相角を180°変換し、
    かつ、4〜20%の透過率を有する位相シフタ膜を形成
    する工程と、 前記位相シフタ膜の上に、帯電防止膜を形成する工程
    と、 前記帯電防止膜の上に、電子ビーム露光を用いて、所定
    のパターン形状を有するレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとして、前記帯電防止膜と前記
    位相シフタ膜のパターニングを行なう工程と、 前記帯電防止膜を除去する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜を形成する工程は、 略均一な材料からなる単層膜を形成する工程と、前記単層膜よりも 波長依存性が小さい透過膜を形成する
    工程と、を含み、 前記単層膜は、モリブデンシリサイドの酸化物およびモ
    リブデンシリサイドの酸化窒化物からなる群より選択さ
    れる、少なくとも1種類の材料からなる膜である、位相
    シフトマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記帯電防止膜を除去する工程は、前記
    位相シフタ膜をマスクとして、前記透過膜のパターニン
    グを行なう工程を含む、請求項6に記載の位相シフトマ
    スクの製造方法。
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