JP3452727B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP3452727B2
JP3452727B2 JP16760396A JP16760396A JP3452727B2 JP 3452727 B2 JP3452727 B2 JP 3452727B2 JP 16760396 A JP16760396 A JP 16760396A JP 16760396 A JP16760396 A JP 16760396A JP 3452727 B2 JP3452727 B2 JP 3452727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定電流又は定電圧
が要求される負荷に給電する電源装置に関し、特に、出
力電流又は電圧を検出してそれが目標値に合致するよう
に、昇圧トランスの一次巻線に接続したスイッチング回
路の断続(オフ/オン)の続(オン)幅を制御するスイ
ッチング電源に関する。これは例えば、複写機,プリン
タ,FAXの荷電装置の高圧電源や高圧放電型空気浄化
機の高圧電源に用いられる。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスにおける除帯電装置
は、コロトロン,スコロトロンなどの放電による除帯電
装置と、近年の環境問題から放電時に発生するオゾンを
減少させるための、接触式の除帯電装置により構成され
るようになった。また、電子写真プロセスにおける除帯
電装置に電圧及び電流を供給する電源は、近年のプロセ
ス制御の要求から、出力コントロールの細分化により、
自由度の高い出力可変装置の備わった電源装置となって
おり、制御をマイコンで行うことにより多様性のある電
源装置が主流となっている。
【0003】定電流制御型のこの種の電源装置の1つの
ハ−ドウェア構成を図1に、定電圧制御型の1つのハ−
ドウェア構成を図6に示す。
【0004】まず定電流制御型のものの従来の電流制御
を図1を参照して説明する。ここでは、図1に示す負荷
8が、複写機の感光体を均一に荷電する帯電器(帯電チ
ャ−ジャ)である場合を説明する。複写機の画像形成各
要素の動作タイミングを制御するシ−ケンスコントロ−
ラSCRが与える信号CTSが、出力(チャ−ジャオ
ン)を指示する高レベルHになると、CPU(マイクロ
プロセッサ)を主体とするマイクロコンピュ−タ(以下
マイコンと称す)MPUが、それに設定されている電流
目標値Itagに対応付けられているパルス幅Wiを表わす
デ−タRBをPWMタイマ10に出力し、タイマスタ−
トを指令する。PWMタイマ10は、タイマスタ−ト指
令を受けると、まずトランジスタ回路2のオン(導通)
を指示する高レベルHをスイッチングドライバ3に出力
し、RB(Wi)の計時と周期T(タイマ10に設定され
た固定値)の計時を開始し、RBの計時が完了するとす
なわちRB時限のタイマがタイムオ−バすると、スイッ
チングドライバ3に与えているスイッチング信号をHか
ら低レベルLに反転する。そしてその後周期Tの計時が
完了すると、すなわちT時限のタイマがタイムオ−バす
ると、スイッチング信号をLからHに反転し、再度RB
の計時と周期Tの計時を開始する。この動作をPWMタ
イマ10が繰返すことにより、H区間がRB、周期がT
のパルス(スイッチング信号)がスイッチングドライバ
3に与えられ、該パルスに同期して、そのH区間にトラ
ンジスタ回路2がオンに、L区間にオフになる。マイコ
ンMPUが与えるデ−タRBが変更されると、該パルス
のデュ−ティ比(H区間幅RB/周期T)がかわる。
【0005】上述のパルスがHのとき昇圧トランス1の
1次巻線に電流が流れ、2次巻線に1次巻線に加わる電
圧より高い電圧が発生し、この電圧がダイオ−ド4とコ
ンデンサ5で整流および平滑化され、出力端(過電圧抑
制用の抵抗6の両端間)に直流高電圧が得られる。この
直流高電圧は、過電流抑制用の抵抗7を介して、負荷8
(感光体を均一に荷電する帯電チャ−ジャ)に印加され
る。
【0006】マイコンMPUは所定周期で、負荷電流検
出用の抵抗9の電圧(負荷電流に比例)をデジタル変換
して読込み、読込みの度に、検出電流値(読込み値)I
fbが目標値Itagと等しくなるように、目標値Itagより
検出値Ifbが小さいときはパルス幅(RB)を拡げ、大
きいときは狭めるという制御すなわちPWM制御を行
う。
【0007】このアルゴリズムとしては比例制御方式を
用いた場合、(1)式に示す計算式の演算結果により定電
流出力のためのパルス幅RBが算出され、PWMタイマ
10に出力される: RBn=RBn-1+Gi・(Itag−Ifb) ・・・(1) RBn:今回出力すべきパルス幅 RBn-1:前回出力したパルス幅 Gi:制御ゲイン Itag:電流目標値 Ifb :検出電流値。
【0008】上述のPWM制御に加えて、負荷開放(断
線),負荷短絡,ア−ク放電等の異常判定を、検出電流
値Ifbに基づいてマイコンMPUが行ない、異常と判定
すると、PWMタイマ10をクリアしてその出力をL
(オフ)に拘束する。すなわち電源出力を停止する。更
に、異常をシ−ケンスコントロ−ラSCRに報知する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧電源の
場合、特に負荷8が荷電装置(チャ−ジャ)など、高圧
放電を行なうものである場合には、感光体に対して局所
的に負荷電流が増大又は減少することがあり、電流値の
変動を生じ易い。異常判定を、安全側に強く設定する
と、画像形成が可能であるにもかかわらず、画像形成プ
ロセス中にチャ−ジャ停止により画像形成が中断される
という確率が高くなる。そこで異常判定を、画像形成の
中断を少くするように緩く設定すると、実際の重度の異
常のときにも出力停止が遅れて、電源装置の素子の破壊
などの不具合が発生する。
【0010】本発明は、出力中断を可及的に回避しかつ
短絡,開放といった異常状態による素子の破壊や安全性
の確保においても信頼性の高いスイッチング電源装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、パルス
幅可変なパルス発信器(10)と、出力レベルを検出する出
力検出回路(9/61,62)と、該出力検出回路が検出したレ
ベル(Ifb/Vfb)に対応して該パルス発信器のパルス幅(R
B)を可変する制御手段(MPU)を備えるスイッチング電源
装置において、前記出力検出回路(9/61,62)が検出した
レベル(Ifb/Vfb)および前記パルス幅(RB)から出力(I/V)
の異常を判定し、異常の時は、更新するパルス幅(RB)
定の狭いパルス幅(Wa)に固定しその後正常を判定する
と前記出力検出回路が検出したレベルに対応して前記パ
ルス発信器のパルス幅を可変する制御に復帰する制御手
段(MPU)を備えることを特徴とする。
【0012】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
の記号を、参考までに付記した。
【0013】これによれば、異常と判定したときに狭い
パルス幅(Wa)に固定するので、出力が継続し、更に異常
判定を継続することができる。そして正常に復帰すれば
自動的にパルス幅制御が再開され、出力の中断を生ずる
確率が低減し、電源装置の信頼性が高い。
【0014】
【発明の実施の形態】(2)制御手段(MPU)は、一定周
期(A・T)で、前記出力検出回路(9/61,62)が検出したレベ
ル(Ifb/Vfb)および前記パルス幅(RB)をそれぞれ所定の
値(Ia,Ib,Wb,Wc/Va,Vb,Wb,Wc)と比較して異常を判定す
る(図2の12〜14/図7の62〜64)。
【0015】これによれば、簡素なアルゴリズムで異常
を判定でき、判定処理が簡単で迅速かつ、判定の安定性
が高い。 (3)制御手段(MPU)は、正常と判定したときの前記出
力検出回路(9/61,62)が検出したレベル(Ifb/Vfb)および
前記パルス幅(RB)をメモリ(電流テ−ブル/電圧テ−ブ
ル,幅テ−ブル)に書込み、一定周期(A・T)で、前記出
力検出回路が検出したレベルおよび前記パルス幅をそれ
ぞれメモリに書込んでいるデ−タ(Im/Vm,RBm)と比較し
て異常を判定する(図5の52〜54/図10の82〜84)。
【0016】これによれば、出力(I/V)およびパルス幅
(RB)の可変範囲が広い時も、判定のための参照値(Im/V
m,RBm)が自動的に出力(I/V)およびパルス幅(RB)に対応
して定まるので、異常判定の安定性および信頼性が高
い。 (4)上記(3)において制御手段(MPU)は、異常と判
定しなかったとき、そのときの検出レベル(Ifb/Vfb)お
よびパルス幅(RB)を、メモリに書込む(図4の34〜37/図9
の74〜37)。
【0017】これによれば、出力(I/V)およびパルス幅
(RB)の可変範囲が広い時も、判定のための参照値(Im/V
m,RBm)が自動的に、正常時の出力(I/V)およびパルス幅
(RB)に対応して定まるので、異常判定の安定性および信
頼性がより高い。 (5)上記(4)において制御手段(MPU)は、メモリに
過去複数回(8回)のデ−タを直近のものから保持し、そ
れらの平均値(im/Vm,RBm)のそれぞれと前記出力検出回
路が検出したレベル(Ifb/Vfb)および前記パルス幅(RB)
とを比較して、両比較結果の組合せに従って異常を判定
する(図4の41,42&図5の52〜54/図9の71,42&図10の82〜8
4)。
【0018】これによれば、出力(I/V)およびパルス幅
(RB)の可変範囲が広い時も、判定のための参照値(Im/V
m,RBm)が自動的に、正常時の出力(I/V)およびパルス幅
(RB)に対応して定まるのに加えて、直近デ−タの平均値
(Im/Vm,RBm)を参照値にするので、出力検出値に含まれ
るノイズや動揺が抑制され、異常判定の安定性および信
頼性が更に向上する。 (6)制御手段(MPU)は、異常と判定して狭いパルス幅
(Wa)に固定した後に再度異常と判定すると前記スイッチ
ング回路(2,3)を断とする(図2/図7の24,28〜30)。
【0019】これによれば、一度異常と判定した後に、
また異常と判定すると出力が停止する。これにより、異
常状態による素子の破壊が回避され、電源装置の信頼性
および安全性が確保される。 (7)制御手段(MPU)は、給電指示を受けると前記パル
ス発信器に目標値に対応つけられている基準パルス幅(W
i)のパルス出力を指示して給電を開始し、出力の異常を
判定してパルス幅を所定の狭いパルス幅(Wa)に固定した
後正常を判定すると、前記基準パルス幅(Wi)のパルス出
力を前記パルス発信器に指示してから、前記出力検出回
路が検出したレベル(Ifb/Vfb)に対応してパルス発信器
のパルス幅(RB)を可変する制御に復帰する(図2の12〜1
5,27,17/図7の62〜64,15,27,17)。
【0020】これによれば、正常に復帰すると自動的に
パルス幅制御が再開され、出力の中断を生ずる確率が低
減し、電源装置の信頼性が高い。 (8)異常の判定に従って定める狭いパルス幅は、正常
時のパルス幅可変制御のパルス幅範囲(Wb〜Wc)の下限値
(Wb)より更に狭い所定幅(Wa)である。
【0021】これによれば、異常と判定したときに狭い
パルス幅(Wa)に固定するので、出力が継続し、更に異常
判定を継続することができる。この間、パルス幅(Wa)が
狭いので、異常状態による電源回路素子の破壊が回避さ
れる。 (9)制御手段(MPU)は、出力の異常を複数回(2回)検出
した後、前記スイッチング回路(2,3)を断に保持する(図
3の31,30)。
【0022】これによれば、異常の継続による電源回路
素子の破壊が回避される。 (10)制御手段(MPU)は、出力の異常を検出した回数
(RAN)を計数して保持し、該回数が設定値(2)以上で
あるときに給電指示(CTS=H)を受けても前記スイッ
チング回路(2,3)(RA=L)を継続する(図3の2,3,3
2,30)。
【0023】これによれば、異常を検出した回数(RA
N)が設定値に達するまでは、給電指示(CTS=H)に
応答して負荷(8)に給電するので、負荷動作の安定性,信
頼性が向上する。異常検出回数が増えると、給電指示
(CTS=H)を受けても給電を開始しないので、異常の
継続による電源回路素子の破壊が回避される。
【0024】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0025】
【実施例】−第1実施例− 図1に、第1実施例のハ−ドウェア構成を示す。この第
1実施例は、感光体を均一に荷電するための荷電装置
(帯電チャ−ジャ)を負荷8とするものであり、ハ−ド
ウェア構成およびPWM制御の概要は、本書の「従来の
技術」で説明した通りのものであるので、ここでの再度
の説明は省略し、第1実施例のマイコンMPUの、その
内部のROMに格納されたプログラムに従った制御動作
の詳細を、図2を参照して以下に説明する。
【0026】電源が投入されるとマイコンMPUは、そ
の内部のレジスタ,タイマ,カウンタおよび入出力ポ−
トを待機時の状態に設定する(ステップ1)。なお、以
下においては、カッコ内には、ステップという語を省略
して、ステップNo.数字のみを記す。この「初期化」
(1)で、マイコンMPUは、PWMタイマ10に、パ
ルス幅RB=0を示すデ−タRBを与えかつPWMタイ
マ10をクリア状態(スイッチングドライバ3への出
力:L)に保持させる。そしてマイコンMPUは、シ−
ケンスコントロ−ラSCRのからの信号CTSが、チャ
−ジャオン指令を示すHになるのを待つ(2)。
【0027】信号CTSがL(チャ−ジャオフ指令)か
らH(チャ−ジャオン指令)に切換わるとマイコンMP
Uは、高圧出力中を示すHをレジスタRAに書込み
(3,4)、マイコンMPUに設定されている目標電流
値Itagに対応けられているパルス幅Wi(Itag対応の
基準値)をレジスタRBに書込み、これを表わすデ−タ
をPWMタイマ10に出力してそれにスタ−トを指令す
る(クリアを解除する)。そして、パルス発生数をカウ
ントするためのレジスタRCをクリアして(7)、外部
割込を許可する(8)。
【0028】これによりPWMタイマ10が、RB=W
iの間H、それを経過して周期T経過まではLのパルス
を繰返し発生してスイッチングドライバ3に与える。こ
のパルスはマイコンMPUの外部割込ポ−トにも与えら
れ、マイコンMPUは、1パルスが到来する毎に外部割
込処理により、レジスタRCのデ−タを1インクレメン
トする。すなわち発生パルス数をカウントする。そして
カウント値が設定値Aになるのを待つ(9)。
【0029】カウント値が設定値AになるとマイコンM
PUは、レジスタRCをクリアする(10)。すなわち
そこまでのパルスカウント数をクリアしてカウント値を
0に初期化して、再度パルスのカウントを開始する。こ
の設定を終えるとマイコンMPUは、負荷電流検出用の
抵抗9の電圧(負荷電流に比例)をデジタル変換して読
込む(11)。以下において、このデジタルデ−タが表
わす負荷電流値(検出値)をIfbと記す。
【0030】マイコンMPUは次に、検出値Ifbとこの
とき発生しているパルスのH幅RBに基づいて、異常判
定を行なう(12〜14)。
【0031】負荷開放(断線)の異常1のときは、電流
値Ifbが小さく、後述のP(比例)制御のPWMフィ−
ドバック演算(16)によりパルス幅RBを拡げること
になる。そこで、マイコンMPUは、パルス幅RB(レ
ジスタRBのデ−タ)が、設定値Wc(目標値Itagに
対応付けられているパルス幅範囲の上限値)を越えるか
をチェックして(12)、越えていると異常1と判定し
てそれを示すデ−タをレジスタREに書込む(21)。
【0032】負荷短絡の異常2の時は、電流値Ifbが大
きく、後述のフィ−ドバック演算(16)によりパルス
幅RBを狭くすることになる。そこで、マイコンMPU
は、電流値Ifbが目標値Itagに対応付けられている上
限値Ibを越え、かつ、パルス幅RBが目標値Itagに対
応付けられているパルス幅範囲の下限値Wb未満、かを
チェックして(13)、それが成立していると異常2と
判定してそれを示すデ−タをレジスタREに書込む(2
2)。
【0033】アーク放電の異常3の時は、電流値が大き
くなる。そこで、マイコンMPUは、電流値Ifbが目標
値Itagに対応付けられている上限値Ibを越えるかをチ
ェックして(14)、越えていると異常3と判定してそ
れを示すデ−タをレジスタREに書込む(23)。
【0034】上述の異常1〜3のいずれも検出しなかっ
たときにはマイコンMPUは、前述の(1)式に従って、
検出電流値Ifbを目標値Itagに合致させるためのパル
ス幅RBを算出してレジスタRBに書込み(16)、こ
のレジスタRBのデ−タをPWMタイマ10に出力す
る。これにより、PWMタイマ10が発生するパルスの
H幅が、ステップ16で算出した値に変わる。これがマ
イコンMPUのPWM制御である。
【0035】上述の異常1〜3のいずれも検出しない間
は、PWMタイマ10がパルスをA個発生する毎に、電
流値Ifbの読込み(10),異常判定(11〜14)お
よび上述のPWM制御(16,17)を行なう。これに
より、パルスがA個発生する毎にパルス幅RBが、電流
値Ifbが目標値Itagに合致するように更新されるが、
電流値IfbはIb以下、パルス幅RBは下限値Wb以上上
限値Wc以下に留まる。シ−ケンスコントロ−ラSCR
が与える信号CTSがH(チャ−ジャオン指令)からL
(チャ−ジャオフ指令)に切換わると、マイコンMPU
はこれをステップ2で認識して、PWMタイマ10にR
B=0を与えて該タイマ10をクリア(その出力:L)
に保持させ(18,19)、レジスタRAのデ−タをL
(出力停止中)に書替えて(20)、チャ−ジャオン指
令(CTS=H)が到来するのを待つ(2)。
【0036】ところで、上述の異常1〜3のいずれかを
検出したときには、レジスタRDにH(異常を検知し
た)を書込み(25)、レジスタRBに、パルス幅下限
値Wbより小さいWa(所定の狭いパルス幅)を書込み
(26)、このレジスタRBのデ−タをPWMタイマ1
0に出力する。これにより、PWMタイマ10が発生す
るパルスのH幅がWaとなり、仮に、異常1と判定する
状態が継続しているときには出力電圧が低下し、異常2
又は異常3と判定する状態が継続しているときには出力
電流が低下する。
【0037】このようにパルス幅を狭い所定値Waに固
定した、A個のパルスを発生後の異常判定(12〜1
4)で異常1〜3のいずれも検出しないと、レジスタR
Dのデ−タがH(異常を検知した)であるので、定常の
PWM制御に復帰するために、まずレジスタRBにWi
を書込む(27A)。これは、電源出力開始時にステッ
プ5で設定する値と同じ(目標値Itag対応の基準値)
である。そしてレジスタRDのデータをL(異常検知な
し)に更新し(27B)、そしてレジスタRBのデ−タ
をPWMタイマ10に与える(17)。その後も異常1
〜3のいずれも検出しないと、ステップ16のPWMフ
ィ−ドバック演算により、パルス幅RBが、電流値Ifb
が目標値Itagに合致するように更新される。
【0038】前述のようにパルス幅を狭い所定値Waに
固定した直後に(つまりレジスタRDにHがある状態
で)、再度(続けて)異常1〜3のいずれかを判定する
と、マイコンMPUは、PWMタイマ10にRB=0を
与えて該タイマ10をクリア(その出力:L)に保持さ
せ(24,28)、つまり電源出力を停止し、レジスタ
RAのデ−タをL(出力停止中)に書替えて(29)、
レジスタREのデ−タをシ−ケンスコントロ−ラSCR
に与える(30)。すなわちシ−ケンスコントロ−ラS
CRに、チャ−ジャ異常を報知する。
【0039】シ−ケンスコントロ−ラSCRは、この異
常報知を受けると、信号CTSをL(チャ−ジャオフ指
令)に切換える。そして画像形成シ−ケンスがどこまで
進んでいるかをチェックして、他の画像形成要素に対す
る制御をそのまま進行する(1枚の画像形成を完了す
る)か、あるいは一部の画像形成要素の動作を中断して
(画像形成を中止して)処理中の記録紙を排出するか、
を選択して、それを実行し、記録紙の排出を終了する
と、操作表示盤(図示せず)に異常を表示する。
【0040】マイコンMPUは、上述のようにシ−ケン
スコントロ−ラSCRにチャ−ジャ異常を報知するとそ
こで動作を停止する。この停止中にシ−ケンスコントロ
−ラSCRがリセット信号をマイコンMPUに与える
と、「初期化」(1)に戻り、そこから処理を再開す
る。
【0041】1回異常と検出した後、狭いパルス幅RB
=Waに固定しこのとき異常を検出しないと、一過性(感
光体に対しては局所的な)の出力電圧又は電流の動揺
(もしくはノイズ)であるので、上述のように定常のP
WM制御に復帰しても電源回路および画像形成に格別に
大きな問題を生じない。むしろ画像形成を中断しないの
で、電源回路の安定性および信頼性が高い。1回異常と
検出した後、狭いパルス幅RB=Waに固定しこのとき
異常を検出すると、すなわち異常を連続して検出する
と、異常1〜3の可能性がきわめて高く、上述のように
電源回路をオフとすることにより、異常の拡大およびそ
れによる電源回路,帯電器8又は感光体の破壊又は損傷
が回避され、これらの保護の安定性および信頼性が高
い。
【0042】−第2実施例− 第2実施例も、感光体を均一に荷電するための荷電装置
(帯電チャ−ジャ)を負荷8とするものであり、ハ−ド
ウェア構成およびPWM制御の概要は、上述の第1実施
例と同様である。第2実施例のマイコンMPUの、その
内部のROMに格納されたプログラムに従った制御動作
を図3に示す。図3を参照して、第2実施例の、第1実
施例の動作と異なる点を以下に説明する。
【0043】第2実施例では、1回のチャ−ジャオン指
令期間(CTSがLからHに切換わってからLに戻るま
での、感光体上に1枚の画像を形成する領域分の荷電期
間)の間、異常と判定した回数をカウントする(3
1)。そして、チャ−ジャオン指令が発生したとき(C
TSがLからHに切換わったとき)にカウント値RAN
をチェックして、それが2以上(前回の1画像領域分の
荷電の間に2回以上異常を検出した)であると、電源回
路をオフ(出力停止)に維持したまま、シ−ケンスコン
トロ−ラSCRに、チャ−ジャ異常を報知する(32,
30)。シ−ケンスコントロ−ラSCRは、この異常報
知を受けると、信号CTSをL(チャ−ジャオフ指令)
に切換える。そして、操作表示盤(図示せず)に異常を
表示する。
【0044】チャ−ジャオン指令が発生したときにカウ
ント値が1以下であると、カウント値RANをクリアし
て(7)、電源回路をオン(出力開始)にする。その他
の制御動作は第1実施例と同様である。
【0045】この第2実施例によれば、1画像領域分の
荷電の間は、異常を検出しても電源回路をオンに維持
し、この1画像領域分の荷電の間に2回以上異常を検出
すると、次の1画像領域分の荷電のためにチャ−ジャオ
ン指令が発っせられたときに、異常報知が発生し、電源
回路は待機(オフ)を維持する。帯電チャ−ジャの場
合、突発的に、電源回路,帯電器8又は感光体の破壊又
は損傷をもたらすほどの重度異常を発生することは少
く、このような重度異常に至る前に、負荷電流又は電圧
の一時的な動揺(先行現象)が現われるようになり、そ
の頻度が高くなっていく。第2実施例ではこの先行現象
を捉えて異常報知と電源回路の待機(オフ)維持を行な
うので、一画像形成途中で荷電を中断する不具合はな
く、しかも、電源回路,帯電器8又は感光体の破壊又は
損傷が実質上回避され、これらの保護の安定性および信
頼性が高い。
【0046】−第3実施例− 第3実施例も、感光体を均一に荷電するための荷電装置
(帯電チャ−ジャ)を負荷8とするものであり、ハ−ド
ウェア構成およびPWM制御の概要は、上述の第1実施
例と同様である。第3実施例のマイコンMPUの、その
内部のROMに格納されたプログラムに従った制御動作
を図4および図5に示す。これらの図面を参照して、第
3実施例の、第1実施例の動作と異なる点を以下に説明
する。
【0047】第3実施例では、異常と判定しない期間
(すなわち正常期間)の電流値Ifbおよびパルス幅RB
を比較参照値として異常の判定を行なう(52〜5
4)。比較参照値の信頼性を高くするために、直近過去
8回の、異常と判定しなかったときの電流検出値Ifbの
平均値Imおよびパルス幅RBの平均値RBmを比較参
照値に設定する(34〜37,41,42)。なお、電
源装置をオン(出力開始)してから、8回分のデ−タが
整うまでは、異常判定をせず(33〜39−15−1
7),デ−タ収集(34〜37)のみを行なう。8回分
のデ−タが整った第9回のデ−タ読込み(11)から、
平均値の算出(41,42),異常の判定(52〜5
4)および異常を検出しなかった場合の収集デ−タの更
新(54−34〜37)を行なう。レジスタRFは、電
源装置をオン(出力開始)してからのデ−タ収集回数
(ステップ11の実行回数)をカウントするためのもの
であり、電源装置をオン(出力開始)してからカウント
アップ(ステップ38)を開始し、8までカウントアッ
プした後は、カウント値RFを8に留める(39,4
0)。ステップ34〜37および41,42のブロック
中に表記した「電流テ−ブル」は、8回の検出値Ifb
を格納するレジスタ(メモリ)であり、「幅テ−ブル」
は、8回のパルス幅RBを格納するレジスタ(メモリ)
であり、1回のデ−タ収集の度に、テ−ブルの最も古い
デ−タを捨てて、最新のデ−タを追加書込みする(34
〜37)。
【0048】負荷開放(断線)の異常1のときは、PW
Mフィ−ドバック演算(16)でパルス幅RBが拡がる
ため、正常時のパルス幅と異常1のときのパルス幅の関
係は、 RB[異常]/RB[正常]=K1, K1>1 となる。そこで第3実施例のマイコンMPUは、PWM
フィ−ドバック演算(16)で算出したパルス幅RB
が、直近過去8回の正常時の平均値RBmに設定値(係
数)K1を乗算した積K1・RBmより大きいかをチェ
ックして(52)、大きいと異常1と判定してそれを示
すデ−タをレジスタREに書込む(21)。この実施例
では、K1を1.5前後の値としている。
【0049】負荷短絡の異常2のときは、電流値Ifbが
大きくなり、PWMフィ−ドバック演算(16)でパル
ス幅RBが狭くなるため、正常時のパルス幅と異常2の
パルス幅の関係は、 RB[異常]/RB[正常]=K2, K2<1 となる。また、正常時の電流値と異常2の電流値の関係
は、 Ifb[異常]/Ifb[正常]=K3, K3>1 となる。そこで第3実施例のマイコンMPUは、PWM
フィ−ドバック演算(16)で算出したパルス幅RB
が、平均値RBmに設定値(係数)K2を乗算した積K
2・RBmより小さく、かつ、検出電流値Ifbが、直近
過去8回の正常時の平均値Imに設定値(係数)K3を
乗算した積K3・Imより大きいかをチェックして(5
3)、そうであると異常2と判定してそれを示すデ−タ
をレジスタREに書込む(22)。この実施例では、K
2を0.5前後の値とし、K3を1.5前後の値として
いる。
【0050】アーク放電の異常3の時は、アーク時に電
流値が大きくなるため、通常の出力で使用する電流値と
異常3の電流値の関係は、 Ifb[異常]/Ifb[正常]=K4, K4>1 となる。そこで第3実施例のマイコンMPUは、検出電
流値Ifbが、平均値Imに設定値(係数)K4を乗算し
た積K4・Imより大きいかをチェックして(54)、
そうであると異常3と判定してそれを示すデ−タをレジ
スタREに書込む(23)。この実施例では、K4を
1.5前後の値としている。
【0051】第3実施例のマイコンMPUのその他の処
理動作は、第1実施例のものと同様である。この第3実
施例によれば、異常判定のための比較参照値が、直近過
去の正常時の電流値およびパルス幅に基づいて設定され
るので、負荷電流およびパルス幅の変動範囲が広いとき
の異常判定の安定性および信頼性が高い。
【0052】−第4実施例− 図6に第4実施例のハ−ドウェア構成を示す。この実施
例は、負荷8に印加する電圧をPWMフィ−ドバック制
御するために、すなわち定電圧制御するために、負荷8
に並列に、電圧検出用の分圧抵抗61,62の直列回路
が接続されている。この第4実施例は、前述の第1実施
例の定電流制御を定電圧制御に変更したものである。第
4実施例のマイコンMPUの制御動作を図7に示す。こ
の図7を参照して、第4実施例の、第1実施例の動作と
異なる点を以下に説明する。
【0053】第4実施例では、抵抗62の電圧(負荷8
に印加する電圧に比例)をデジタル変換して読込む(6
1)。電圧検出値(負荷8の電圧)をVfbで表わす。
【0054】負荷開放(断線)の異常1の時は、電圧値
Vfbが大きくなるため、PWMフィ−ドバック演算(6
6)で算出するパルス幅RBが小さくなる。そこで第4
実施例のマイコンMPUは、電圧値Vfbが目標値Vtag
に対応付けられている上限値Vbを越え、かつ、パルス
幅RBが目標値Vtagに対応付けられているパルス幅範
囲の下限値Wb未満、かをチェックして(62)、それ
が成立していると異常1と判定してそれを示すデ−タを
レジスタREに書込む(21)。
【0055】負荷短絡の異常2のときは、電圧値Vfbが
小さくなるため、PWMフィ−ドバック演算(66)で
算出するパルス幅RBが拡がる。そこで第4実施例のマ
イコンMPUは、電圧値Vfbが目標値Vtagに対応付け
られている下限値Va未満、かつ、パルス幅RBが、設
定値Wc(目標値Vtagに対応付けられているパルス幅
範囲の上限値)を越えるかをチェックして(63)、こ
れが成立していると異常2と判定してそれを示すデ−タ
をレジスタREに書込む(22)。
【0056】アーク放電の異常3のとき、アーク時の電
圧値が小さくなる。そこで第4実施例のマイコンMPU
は、電圧値Vfbが目標値Vtagに対応付けられている下
限値Va未満かをチェックして(64)、そうであると
異常3と判定してそれを示すデ−タをレジスタREに書
込む(23)。その他の処理は、第1実施例と同様であ
る。
【0057】−第5実施例− 図8に、第5実施例のマイコンMPUの制御動作を示
す。第5実施例は、第4実施例と同様に、定電流制御を
定電圧制御に変更したものである(61〜64,6
6)。しかも第2実施例と同様に、1画像形成領域の荷
電の間の異常判定回数をカウントして(31)、それが
2以上であると、該領域分の荷電を終了した後、電源装
置をオフにし異常警報を発生して電源装置のオフに維持
する(32,30)。異常判定の内容(61〜64)は
第4実施例と同じである。
【0058】−第6実施例− 図9および図10に、第6実施例のマイコンMPUの制
御動作を示す。第6実施例は、第4実施例と同様に、定
電流制御を定電圧制御に変更したものである(61,6
6)。しかも第3実施例と同様に、検出値Vfbとパルス
幅RBのそれぞれの平均値Vm,RBmを異常判定のた
めの比較参照値に設定するものである(74,75,3
6〜38,71,42,82〜84)。
【0059】負荷開放(断線)の異常1では、電圧値V
fbが大きくなりこれに従ってPWMフィ−ドバック演算
(66)で算出するパルス幅RBが狭いものとなる。正
常時のパルス幅と異常1のパルス幅の関係は、 RB[異常]/RB[正常]=K5, K5<1 となる。また、正常時の電圧値と異常1の電圧値との関
係は、 Vfb[異常]/Vfb[正常]=K6, K6>1 となる。そこで第6実施例のマイコンMPUは、PWM
フィ−ドバック演算(66)で算出したパルス幅RB
が、直近過去8回の正常時のパルス幅の平均値RBmに
設定値(係数)K5を乗算した積K5・RBmより小さ
く、かつ、検出電圧値Vfbが、直近過去8回の正常時の
検出電圧値の平均値Vmに設定値(係数)K6を乗算し
た積K6・Vmより大きいかをチェックして(82)、
そうであると異常1と判定してそれを示すデ−タをレジ
スタREに書込む(21)。この実施例では、K5を
0.5前後の値とし、K6を1.5前後の値としてい
る。
【0060】負荷短絡の異常2のときは、電圧値が低下
しこれに伴ってPWMフィ−ドバック演算(66)で算
出したパルス幅RBが増大するので、正常時のパルス幅
と異常2のパルス幅の関係は、 RB[異常]/RB[正常]=K7, K7>1 となる。そこで第6実施例のマイコンMPUは、PWM
フィ−ドバック演算(66)で算出したパルス幅RB
が、平均値RBmに設定値(係数)K7を乗算した積K
7・RBmより大きいかをチェックして(83)、大き
いと異常2と判定してそれを示すデ−タをレジスタRE
に書込む(22)。
【0061】アーク放電の異常3のときは、アーク時に
電圧値が小さくなるため、正常時の電圧値と異常3の電
圧値の関係は、 Vfb[異常]/Vfb[正常]=K8, K8<1 となる。そこで第6実施例のマイコンMPUは、電圧検
出値Vfbが、平均値Vmに設定値(係数)K8を乗算し
た積K8・Vmより小さいかをチェックして(84)、
小さいと異常3と判定してそれを示すデ−タをレジスタ
REに書込む(23)。
【0062】第6実施例のマイコンMPUのその他の制
御動作は、第3実施例および第4実施例と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のハ−ドウェア構成を示
すブロック図である。
【図2】 図1に示すマイコンMPUの制御動作を示す
フロ−チャ−トである。
【図3】 第2実施例のマイコンMPUの制御動作を示
すフロ−チャ−トである。
【図4】 第3実施例のマイコンMPUの制御動作の一
部を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 第3実施例のマイコンMPUの制御動作の残
部を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 本発明の第4実施例のハ−ドウェア構成を示
すブロック図である。
【図7】 図6に示すマイコンMPUの制御動作を示す
フロ−チャ−トである。
【図8】 第5実施例のマイコンMPUの制御動作を示
すフロ−チャ−トである。
【図9】 第6実施例のマイコンMPUの制御動作の一
部を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 第6実施例のマイコンMPUの制御動作の
残部を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1:昇圧トランス 2:スイッチング回路 3:スイッチングドライバ 4:ダイオ−ド 5:コンデンサ 6,7:抵抗 8:負荷 9:負荷電流検出用の抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02H 7/00 H02H 7/12 H02M 3/335

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルス幅可変なパルス発信器と、出力レ
    ベルを検出する出力検出回路とを備えたスイッチング電
    源装置において、前記出力検出回路が検出したレベルお
    よび前記パルス幅から出力の異常を判定し、異常の時
    は、更新するパルス幅を所定の狭いパルス幅に固定しそ
    の後正常を判定すると前記出力検出回路が検出したレベ
    ルに対応して前記パルス発信器のパルス幅を可変する制
    御に復帰する制御手段を備えることを特徴とするスイッ
    チング電源装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、一定周期で、前記出力検出
    回路が検出したレベルおよび前記パルス幅をそれぞれ所
    定の値と比較して異常を判定する、請求項1記載のスイ
    ッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、正常と判定したときの前記
    出力検出回路が検出したレベルおよび前記パルス幅をメ
    モリに書込み、一定周期で、前記出力検出回路が検出し
    たレベルおよび前記パルス幅をそれぞれメモリに書込ん
    でいるデ−タと比較して異常を判定する、請求項1記載
    のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、異常と判定しなかったと
    き、そのときの検出レベルおよびパルス幅を、メモリに
    書込む、請求項3記載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、メモリに過去複数回のデ−
    タを直近のものから保持し、それらの平均値のそれぞれ
    と前記出力検出回路が検出したレベルおよび前記パルス
    幅とを比較して異常を判定する、請求項4記載のスイッ
    チング電源装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、異常と判定して狭いパルス
    幅に固定した後に再度異常と判定すると前記スイッチン
    グ回路を断とする、請求項1記載のスイッチング電源装
    置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、給電指示を受けると前記パ
    ルス発信器に目標値に対応つけられている基準パルス幅
    のパルス出力を指示して給電を開始し、出力の異常を判
    定してパルス幅を所定の狭いパルス幅に固定した後正常
    を判定すると、前記基準パルス幅のパルス出力を前記パ
    ルス発信器に指示してから、前記出力検出回路が検出し
    たレベルに対応してパルス発信器のパルス幅を可変する
    制御に復帰する、請求項1記載のスイッチング電源装
    置。
  8. 【請求項8】 異常の判定に従って定める狭いパルス幅
    は、正常時のパルス幅可変制御のパルス幅範囲の下限値
    より更に狭い所定幅である、請求項1記載のスイッチン
    グ電源装置。
  9. 【請求項9】 制御手段は、出力の異常を複数回検出し
    た後、前記スイッチング回路を断に保持する、請求項1
    記載のスイッチング電源装置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、出力の異常を検出した回
    数を計数して保持し、該回数が設定値以上であるときに
    給電指示を受けても前記スイッチング回路を継続
    る、請求項1記載のスイッチング電源装置。
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