JP3450827B2 - 置換2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸およびそれらの塩の合成方法 - Google Patents

置換2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸およびそれらの塩の合成方法

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JP3450827B2
JP3450827B2 JP2000536707A JP2000536707A JP3450827B2 JP 3450827 B2 JP3450827 B2 JP 3450827B2 JP 2000536707 A JP2000536707 A JP 2000536707A JP 2000536707 A JP2000536707 A JP 2000536707A JP 3450827 B2 JP3450827 B2 JP 3450827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(技術分野) 本発明は、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸誘導
体およびそれらのアルカリ金属塩の製造方法に関する。
【0002】(背景技術) 2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸およびそれらの
誘導体は、医薬、農業用化学剤、および物質防腐化学剤
の中間体として有用である。たとえば欧州特許0 715 62
5号参照。
【0003】Kolasaら:Syn. Comm. 23(6):743-8(1993)
には、ジメチルホルムアミド(DMF)溶媒および無水炭
酸カリウム中、2−ニトロベンズアルデヒドとエチル
メルカプトグリコレートの反応により、2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸エチルを製造する無水条件
での方法が記載されている。
【0004】Zambiasら:Syn. Comm. 21(7):959-964(19
91)には、(1)2−クロロ−5−ニトロベンズアルデ
ヒドをメタノール中ナトリウムメトキシドの存在下に、
50〜60℃でメチル チオグリコレートと反応させ、
ついで(2)得られた反応混合物をさらに水酸化ナトリ
ウムの存在下に加熱還流することからなる、2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸メチルの製造方法が記載さ
れている。
【0005】米国特許5,298,630号には、
(1)アルカリの存在下に還流温度において、好ましく
は相間移動触媒を用い、2−ハロベンズアルデヒドをア
ルキルメルカプタンと反応させて2−アルキルチオベン
ズアルデヒド中間体を製造し、ついで(2)この中間体
を110℃において2−ハロ酢酸で処理して2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸とアルキルハライド副生物
を生成させる、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸
を製造するための2段階方法が記載されている。
【0006】日本公開特許出願JP−05194484
号には、(1)2−クロロベンズアルデヒドを非プロト
ン性極性溶媒中、2−メルカプト酢酸のジアルカリ塩と
反応させて2−[(2−ホルミルフェニル)チオ]酢酸
アルカリ金属塩中間体を生成させ、ついで(2)その中
間体を塩基の存在下に環化して、中和後、ベンゾ[b]
チオフェン−2−カルボン酸を生成させることからな
る、ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボン酸の製造方
法が記載されている。この方法は無水条件で実施され、
2種類の別の有機溶媒を必要とする。
【0007】本発明の目的は、水性媒体中において有機
溶媒を使用しない、2-ベンゾ[b]チオフェンカルボ
ン酸誘導体の新規な製造方法を提供することである。
【0008】(発明の概要) 本発明は、式 (式中、R1はHまたはC1〜C4アルキルであり、R2
3,R4およびR5は、独立に、水素、ハロゲン、C1
4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキル
チオ、トリフルオロメチル、アセチル、ベンゾイル、ニ
トロ、シアノまたはアリールである)の2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸化合物を製造する方法であ
って、 (a)式 (式中、Xはハロゲンであり、R1,R2,R3,R4およ
びR5は上に記載の通りである)のハロベンゾイル化合
物を、水酸化アルカリ金属および水の存在下、約100
℃〜約150℃の温度および約5psi〜約50psi
の圧力において、メルカプト酢酸と反応させて、2−ベ
ンゾ[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金属塩を生成
する工程、および、 (b)その2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アル
カリ金属塩を中和して上記2−ベンゾ[b]チオフェン
カルボン酸化合物を生成する工程を含む、上記方法に関
する。
【0009】2-ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸ア
ルカリ金属塩は適当な鉱酸を用いて酸性化することによ
り遊離のカルボン酸に中和することができる。
【0010】本発明はまた、式 (式中、R1,R2,R3,R4およびR5は上に記載の通
りであり、Mはアルカリ金属である)の2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金属塩を製造する
方法であって、 (a)式 (式中、Xはハロゲンであり、R1,R2,R3,R4およ
びR5は上に記載の通りである)のハロベンゾイル化合
物を、水酸化アルカリ金属および水の存在下、約100
℃〜約150℃の温度および約5psi〜約50psi
の圧力において、メルカプト酢酸と反応させて、上記2
−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金属塩を
生成させる工程を含む、上記方法に関する。
【0011】(発明の記載) 式 (式中、X,R1,R2,R3,R4およびR5は上に記載
の通りである)のハロベンゾイル化合物は既知である。
これらのハロベンゾイル化合物の中には、たとえば、
5,6−ジクロロベンズアルデヒドおよび2−クロロ−
5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドのよう
に、たとえばAldrich Chemical Company, Incから市販
品を入手することができるものもある。
【0012】メルカプト酢酸もまた、チオグリコール酸
として既知である。
【0013】有用な水酸化アルカリ金属としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウム等、好ましくは水酸化カルシウムおよ
び水酸化マグネシウムを挙げることができる。
【0014】「相間移動触媒」の語は、水不溶性有機液
体中における水溶性有機化合物の溶解性を促進する触媒
を意味する。好ましい相間移動触媒には、テトラブチル
アンモニウムブロミド(TBAB)およびベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロリドが包含される。
【0015】「2-ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸
アルカリ金属塩を中和する」とは、その環境のpHを、
好ましくは約pH7またはそれ未満に低下させることを
意味する。このような中和は遊離酸を遊離させ沈殿させ
る。2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金
属塩の中和に有用な鉱酸の有効量を決定する一方法は、
2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金属塩
の水溶液に、もはや沈殿が生じなくなるまで鉱酸を添加
することである。沈殿は2−ベンゾ[b]チオフェンカ
ルボン酸である。有用な鉱酸としては、塩酸、硫酸等を
挙げることができる。
【0016】好ましくは、本発明は、式 (式中、R1はHまたはC1〜C4アルキルであり、R2
3,R4およびR5は、独立に、水素、ハロゲン、C1
4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキル
チオ、トリフルオロメチル、アセチル、ベンゾイル、ニ
トロ、シアノまたはアリールである)の2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸化合物を製造する方法であ
って、 (a)式 (式中、Xはハロゲンであり、R1,R2,R3,R4およ
びR5は上に記載の通りである)のハロベンゾイル化合
物を、10〜15%(w/w)の水酸化アルカリ金属水溶
液の存在下、任意に相間移動触媒の存在下、約114〜
140℃、さらに好ましくは約115〜125℃の温度
および約10〜30psi、さらに好ましくは約15〜
25psiの圧力において、約1〜約5時間、さらに好
ましくは約3時間、メルカプト酢酸と反応させて、2−
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アルカリ金属塩を生
成する工程、および (b)その2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アル
カリ金属塩を鉱酸好ましくは塩酸で中和して2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸化合物を生成する工程を含
む、上記方法に関する。
【0017】ハロベンゾイル化合物、水酸化アルカリ金
属、メルカプト酢酸、および任意の相間移動触媒の量
は、反応成分および条件の選択により広範囲に変動させ
ることができる。好ましくは、ハロベンゾイル化合物対
メルカプト酢酸の比(w/w)は約3:1〜約1:1、さ
らに好ましくは約2:1〜約1:1である。ハロベンゾ
イル化合物対水酸化アルカリ金属の比(w/w)は好まし
くは約1:3〜約3:1、さらに好ましくは約2:1〜
約1:1である。ハロベンゾイル化合物対相間移動触媒
の比(w/w)は好ましくは約5:1〜約50:1、さら
に好ましくは約20:1〜約40:1である。
【0018】反応混合物中におけるハロベンゾイル化合
物の濃度は、反応成分および条件の選択によって広範囲
に変動させることができる。好ましくは、ハロベンゾイ
ルの濃度(w/v)は約5%〜約25%、さらに好ましく
は約10%〜約15%である。
【0019】好ましくはR1は水素、メチルまたはエチ
ルであり、R2,R3,R4およびR5は独立に水素、ハロ
ゲン、C1〜C4アルキル、またはトリフルオロメチルで
あり、Xは塩素である。
【0020】以下の例は本発明を例示するために提供さ
れる。
【0021】(実施例)例1 2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸の製造 (A)水酸化カリウムペレット(12.5g)を、氷浴
中において冷却したガラス耐圧ボトル中の水(105m
l)に溶解した。ついで、窒素で覆って、ガラス耐圧ボ
トルに2−メルカプト酢酸(6.6ml)を加えて反応
混合物を生成させた。わずかな発熱が観察された。つい
で、反応混合物に、2−クロロベンズアルデヒド(1
0.6g,0.075mol)およびテトラブチルアン
モニウムブロミド(TBAB)(2mole%)(0.
5g)を添加した。この間ずっと、反応混合物は電磁攪
拌機で攪拌した。ガラス耐圧ボトルは、圧力ゲージを装
着したキャップを用いて緊密にシールした。密閉した耐
圧ボトルをついで油浴中に浸漬し、保護遮蔽の後部で加
熱した。加熱は徐々に実施して、2.5時間以内にボト
ルの内部温度を245°F(118.3℃)に到達さ
せ、この時点で圧力19psiが観察された。この温度
および圧力での加熱をさらに3時間維持した。反応混合
物を、ついで一夜室温まで放冷した。2−ベンゾ[b]
チオフェンカルボン酸カリウム塩の微小な淡黄色の沈殿
が沈積していた。この沈殿をフィルター上に集め、エー
テルで洗浄し、水に懸濁し、塩酸で酸性にした。得られ
た酸性での沈殿をついでフィルター上に集め、水で洗浄
し、乾燥すると、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン
酸の第一の生成物が産生した。得られたろ液をついで塩
酸で酸性にした。この酸性化によって得られた沈殿をつ
いでフィルター上に集め、水で洗浄し、乾燥すると、2
−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸の第二の生成物が
産生した。両生成物を合わせると、11.7gの2−ベ
ンゾ[b]チオフェンカルボン酸(収率87.6%)が
得られた。NMRでこの構造は2−ベンゾ[b]チオフ
ェンカルボン酸の構造として確認された。
【0022】(B)水(2.05L)、水酸化カリウム
(247g)、2−メルカプト酢酸(135.0m
l)、2−クロロベンズアルデヒド(209.1g,9
9%)およびTBAB(5g)の反応混合物を1USガ
ロンのオートクレーブ中窒素下に生成させ、加熱した。
3時間で124℃に到達させ、加熱ジャケットをはずす
前に、さらに4時間この温度に維持した。ついで反応混
合物を一夜、室温まで放冷した。2−ベンゾ[b]チオ
フェンカルボン酸カリウム塩の微小な淡黄色の沈殿が沈
積していた。この沈殿をフィルター上に集め、トルエン
で洗浄し、水に懸濁し、酸性にした。得られた酸性での
沈殿をついでフィルター上に集め、水で洗浄し、乾燥す
ると、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸の第一の
生成物が産生した。得られたろ液をついで塩酸で酸性に
した。この酸性化によって得られた沈殿をついでフィル
ター上に集め、水で洗浄し、乾燥すると、2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸の第二の生成物が産生し
た。両生成物を合わせると、245.1gの2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸(収率92%)が得られ
た。
【0023】(C)TBABを用いなかったことを除い
て(B)に上述した操作を反復した。241.1gの2
−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸が単離された(収
率90.3%)。
【0024】(D)水(644 lb)、水酸化カリウ
ム(176.5 lb)、2−メルカプト酢酸(69.
5 lb)、2−クロロベンズアルデヒド(80 lb)
およびTBAB(2 lb)の反応混合物を150US
ガロンのガラスライニングを施した反応器中に調製し
た。反応器を124〜128℃、23〜24.3psi
に加熱し、5時間維持した。ついで反応混合物を一夜、
室温まで放冷した。2−ベンゾ[b]チオフェンカルボ
ン酸カリウム塩の微小な淡黄色の沈殿が沈積していた。
この沈殿をフィルター上に集め、トルエンで洗浄し、水
に懸濁し、塩酸で酸性にした。得られた酸性での沈殿を
ついでフィルター上に集め、水で洗浄し、乾燥すると、
2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸の第一の生成物
が産生した。得られたろ液をついで塩酸で酸性にした。
この酸性化によって得られた沈殿をついでフィルター上
に集め、水で洗浄し、乾燥すると、2−ベンゾ[b]チ
オフェンカルボン酸の第二の生成物が産生した。両生成
物を合わせると、84.9 lbの2−ベンゾ[b]チ
オフェンカルボン酸(収率83.8%)が得られた。
【0025】例2 A.7−クロロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン
酸の製造 ガラス耐圧ボトル中、水酸化カリウム(12.5g)お
よび水(100ml)中チオグリコール酸(7.0m
l)の溶液に2,3−ジクロロベンズアルデヒド(1
7.5g,0.1mol)を添加した。ついでボトルを
密閉し、熱油浴中125±5℃に1.25時間加熱し
た。ついで、ボトルを熱油浴からはずし、冷却した。ボ
トル中に淡黄色の沈殿が得られた。室温でボトルを開
き、沈殿を溶解するのに十分な水を添加した。得られた
水性の物質をエーテルで洗浄し、ついで塩酸で酸性にす
ると、淡黄色の固体が生成した。淡黄色の固体をフィル
ター上に集め、水で洗浄し、乾燥すると、17.2gの
7−クロロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸
(収率83.8%、融点262〜265℃)が生成し
た。
【0026】B.7−クロロ−2−ベンゾ[b]チオフ
ェンカルボン酸クロリドの製造 上記Aで製造された16.6gの7−クロロ−2−ベン
ゾ[b]チオフェンカルボン酸を、チオニルクロリド
(48ml)およびトルエン(10ml)に加え、4時
間還流した。ついで、過剰のチオニルクロリドを除去
し、得られた残留物をトルエン(20ml)で処理し
た。ついでトルエンを減圧下に除去すると、7−クロロ
−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸クロリド1
7.8gが赤色の固体として産生した。
【0027】C.S-エチル7-クロロ−2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボチオエートの製造 上記Bで製造された17.8gの7−クロロ−2−ベン
ゾ[b]チオフェンカルボン酸クロリドをトルエン(1
00ml)に溶解し、エタンチオール(6.2ml)で
処理したのち、激しく攪拌しながら、トルエン(6m
l)中トリエチルアミン(11.2ml)の溶液を15
℃で滴下して加え、反応混合物を生成させた。反応混合
物を室温に達するまで放置し、ついで一夜攪拌した。つ
いで反応混合物に水(60ml)を加え、得られた有機
層を分離した。有機層を水(50ml)、ついで塩酸
(50ml,1N)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、
ろ過し、蒸発させると、18.8gのS−エチル7−ク
ロロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボチオエートが
産生した。
【0028】D.エチル7−クロロ−2−ベンゾ[b]
チオフェンカルボジチオエートの製造 上記Cで製造された17gのエチル7−クロロ−2−ベ
ンゾ[b]チオフェンカルボチオエートをトルエン(1
70ml)中、五硫化リン(22.1g)で処理して反
応混合物を生成させた。反応混合物を4時間還流した。
この時点で、薄層クロマトグラフィー(TLC)(4
0:60,メチレンクロリド:ヘキサン)はS−エステ
ルの存在を示さなかった。反応混合物をついで冷却して
ろ過した。ろ液を水で洗浄し、ガスの発生が完全に止ま
るまで飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)と攪拌
した。得られた有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)、ろ過し、蒸発させると、17.8gの
赤色の固体が生成した。赤色の固体をついでメタノール
から再結晶すると、14gのエチル7−クロロ−2−ベ
ンゾ[b]チオフェンカルボジチオエートが産生した。
NMRでこの構造はエチル7−クロロ−2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボジチオエートの構造として確認
された。
【0029】例3 A.5−フルオロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボ
ン酸の製造 ガラス耐圧ボトル中で、水酸化カリウム(16.5g)
および水(155ml)中2−メルカプト酢酸(9m
l)の溶液に2,5−ジフルオロベンズアルデヒド(1
1ml,0.1mol)を加えた。ついでボトルを密閉
し、熱油浴中125±5℃に1.25時間加熱した。つ
いで、ボトルを熱油浴からはずし、冷却した。ボトル中
に淡黄色の沈殿が得られた。室温でボトルを開き、沈殿
を溶解するのに十分な水を添加した。得られた水性の物
質をエーテルで洗浄し、ついで塩酸で酸性にすると、淡
黄色の固体が生成した。淡黄色の固体をフィルター上に
集め、水で洗浄し、乾燥すると、15.5gの5−フル
オロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸(収率8
0.1%、融点>300℃)が産生した。
【0030】B.エチル4−フルオロ−2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボジチオエートの製造 上記Aで製造された5−フルオロ−2−ベンゾ[b]チ
オフェンカルボン酸を、例2(B)〜2(D)に上述し
た操作を用いてエチル5−フルオロ−2−ベンゾ[b]
チオフェンカルボジチオエート(融点91〜92℃)に
変換した。NMRでこの構造はエチル5−フルオロ−2
−ベンゾ[b]チオフェンカルボジチオエートの構造と
して確認された。
【0031】例4 A.5−(トリフルオロメチル)−2−ベンゾ[b]チ
オフェンカルボン酸の製造 ガラス耐圧ボトル中で、水酸化カリウム(8.4g)お
よび水(85ml)中2−メルカプト酢酸(4.7m
l)の溶液に2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)
ベンズアルデヒド(10g,0.048mol)および
TBAB(0.2g)を加えた。ついでボトルを密閉
し、熱油浴中140℃に45分間加熱して、反応混合物
を生成させた。反応混合物が均一になったならば、ボト
ルを熱油浴からはずし、冷却した。室温でボトルを開
き、水を加えて内容物を均一にした。得られた水性の物
質をエーテルで洗浄し、ついで塩酸で酸性にすると、淡
黄色の固体が生成した。淡黄色の固体をフィルター上に
集め、水で洗浄し、乾燥すると、11.1gの4−(ト
リフルオロメチル)−2−ベンゾ[b]チオフェンカル
ボン酸(収率94%、融点178〜179℃)が産生し
た。
【0032】B.エチル5−(トリフルオロメチル)−
2−ベンゾ[b]チオフェンカルボジチオエートの製造 上記Aで製造された5−(トリフルオロメチル)−2−
ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸を、例2(B)〜2
(D)に上述した操作を用いてエチル5−(トリフルオ
ロメチル)−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボジチオ
エート(融点67〜68℃)に変換した。NMRでこの
構造はエチル5−(トリフルオロメチル)−2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボジチオエートの構造として確認
された。
【0033】例5 3−メチル−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸の
製造 氷浴中で冷却したガラス耐圧ボトル中において、水酸化
カリウム(12.5g)を水(105ml)に溶解し
た。ついで窒素で覆い、ガラス耐圧ボトルにチオグリコ
ール酸(7ml)を加えて反応混合物を生成させた。つ
いで、反応混合物に、2’−クロロアセトフェノン(1
2g,97%,0.075mol)およびTBAB
(0.5g)を加えた。ついでガラス耐圧ボトルを密閉
して、253°F、18psiで6時間加熱した。反応
を中止して一夜放置した。ついで、加熱を270°F、
30psiにおいて6時間繰り返し、ついで室温に冷却
した。ボトルを開いたのち、反応混合物をエーテルで洗
浄して有機物を除去し、塩酸で酸性にすると、3.9g
の粗3−メチル−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン
酸(収率27%、融点>200℃)が得られた。
【0034】例6 A.4−クロロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン
酸の製造 ガラス耐圧ボトル中で、水酸化カリウム(12.5g)
および水(100ml)中2−メルカプト酢酸(7m
l)の溶液に2,6−ジクロロベンズアルデヒド(1
3.5g,0.075mol)およびTBAB(0.4
g)を加えた。ついでボトルを密閉し、熱油浴中255
°F、20psiで1時間加熱した。ついでボトルを熱
油浴からはずし、冷却した。ボトル中に淡黄色の沈殿が
得られた。室温でボトルを開き、沈殿を溶解するのに十
分な水を添加した。得られた水性の物質をエーテルで洗
浄し、ついで塩酸で酸性にすると、淡黄色の固体が生成
した。淡黄色の固体をフィルター上に集め、水で洗浄
し、乾燥すると、18.1gの4−クロロ−2−ベンゾ
[b]チオフェンカルボン酸(収率85.2%、融点2
27〜231℃)が生成した。
【0035】B.エチル4−クロロ−2−ベンゾ[b]
チオフェンカルボジチオエートの製造 上記Aで製造された4−クロロ−2−ベンゾ[b]チオ
フェンカルボン酸を、例2(A)〜2(B)に上述した
操作を用いてエチル4−クロロ−2−ベンゾ[b]チオ
フェンカルボジチオエートに変換した。NMRでこの構
造はエチル4−クロロ−2−ベンゾ[b]チオフェンカ
ルボジチオエートの構造として確認された。
フロントページの続き (72)発明者 ブラウワー、ウォルター、ガーハード カナダ国 オンタリオ、グエルフ、 ヒ ッコリー ストリート 15 (56)参考文献 特開 平5−194484(JP,A) 特開 平5−155881(JP,A) 特開 昭59−197446(JP,A) 米国特許4863923(US,A) J.Chem.Soc.,Perki n Trans.1,(1984), (3),p.385−90 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 333/70 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 (式中、 R1はHまたはC1〜C4アルキルであり、 R2,R3,R4およびR5は、独立に、水素、塩素、フッ
    素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4
    アルキルチオ、トリフルオロメチル、アセチル、ベンゾ
    イル、シアノまたはアリールである)の2−ベンゾ
    [b]チオフェンカルボン酸化合物を製造する方法であ
    って、 (a)式 (式中、Xは塩素又はフッ素であり、R1,R2,R3
    4およびR5は上に記載の通りである)のハロベンゾイ
    ル化合物を、水酸化アルカリ金属および水の存在下に、
    100℃〜150℃の温度および0.35〜3.5kg
    /cm2(5〜50psi)の圧力において、メルカプ
    ト酢酸と反応させて、2−ベンゾ[b]チオフェンカル
    ボン酸アルカリ金属塩を生成する工程、および (b)その2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アル
    カリ金属塩を中和して上記2−ベンゾ[b]チオフェン
    カルボン酸化合物を生成する工程を含む、上記方法。
  2. 【請求項2】 R1は水素、メチルまたはエチルであ
    り、R2,R3,R4およびR5は独立に水素、ハロゲン、
    1〜C4アルキル、またはトリフルオロメチルであり、
    Xは塩素である「請求項1」記載の方法。
  3. 【請求項3】 水酸化アルカリ金属は、水酸化ナトリウ
    ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムおよび水酸化マ
    グネシウムからなる群より選択される「請求項1」記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 ハロベンゾイル化合物は110℃〜14
    0℃の温度においてメルカプト酢酸と反応させる「請求
    項1」記載の方法。
  5. 【請求項5】 ハロベンゾイル化合物は115℃〜12
    5℃の温度においてメルカプト酢酸と反応させる「請求
    項4」記載の方法。
  6. 【請求項6】 ハロベンゾイル化合物は0.70〜2.
    1kg/cm2(10〜30psi)の圧力においてメ
    ルカプト酢酸と反応させる「請求項1」記載の方法。
  7. 【請求項7】 ハロベンゾイル化合物は1.1〜1.8
    kg/cm2(15〜25psi)の圧力においてメル
    カプト酢酸と反応させる「請求項6」記載の方法。
  8. 【請求項8】 ハロベンゾイル化合物は1〜5時間、メ
    ルカプト酢酸と反応させる「請求項1」記載の方法。
  9. 【請求項9】 ハロベンゾイル化合物は相間移動触媒の
    存在下にメルカプト酢酸と反応させる「請求項1」記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 相間移動触媒はテトラブチルアンモニ
    ウムブロミド(TBAB)またはベンジルトリメチルアンモ
    ニウムクロリドである「請求項9」記載の方法。
  11. 【請求項11】 2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン
    酸アルカリ金属塩は鉱酸で中和される「請求項1」記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 鉱酸は塩酸または硫酸である「請求項
    11」記載の方法。
  13. 【請求項13】 式 (式中、 R1はHまたはC1〜C4アルキルであり、 R2,R3,R4およびR5は、独立に、水素、塩素、フッ
    素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4
    アルキルチオ、トリフルオロメチル、アセチル、ベンゾ
    イル、シアノまたはアリールであり、Mはアルカリ金属
    である)の2−ベンゾ[b]チオフェンカルボン酸アル
    カリ金属塩を製造する方法であって、 (a)式 (式中、Xは塩素又はフッ素であり、R1,R2,R3
    4およびR5は上に記載の通りである)のハロベンゾイ
    ル化合物を、水酸化アルカリ金属および水の存在下、1
    00℃〜150℃の温度および0.35〜3.5kg/
    cm2(5〜50psi)の圧力において、メルカプト
    酢酸と反応させて、2−ベンゾ[b]チオフェンカルボ
    ン酸アルカリ金属塩を生成する工程を含む、上記方法。
  14. 【請求項14】 R1は水素、メチルまたはエチルであ
    り、R2,R3,R4およびR5は独立に水素、ハロゲン、
    1〜C4アルキル、またはトリフルオロメチルであり、
    Xは塩素である「請求項13」記載の方法。
  15. 【請求項15】 それぞれ、水酸化アルカリ金属は、水
    酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムお
    よび水酸化マグネシウムからなる群より選択され、Mは
    ナトリウム、カリウム、カルシウムまたはマグネシウム
    である「請求項13」記載の方法。
  16. 【請求項16】 ハロベンゾイル化合物は114℃〜1
    40℃の温度においてメルカプト酢酸と反応させる「請
    求項13」記載の方法。
  17. 【請求項17】 ハロベンゾイル化合物は115℃〜1
    25℃の温度においてメルカプト酢酸と反応させる「請
    求項16」記載の方法。
  18. 【請求項18】 ハロベンゾイル化合物は0.70〜
    2.1kg/cm2(10〜30psi)の圧力におい
    てメルカプト酢酸と反応させる「請求項13」記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 ハロベンゾイル化合物は1.1〜1.
    8kg/cm2(15〜25psi)の圧力においてメ
    ルカプト酢酸と反応させる「請求項18」記載の方法。
  20. 【請求項20】 ハロベンゾイル化合物は1〜5時間、
    メルカプト酢酸と反応させる「請求項13」記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 ハロベンゾイル化合物は相間移動触媒
    の存在下にメルカプト酢酸と反応させる「請求項13
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 相間移動触媒はテトラブチルアンモニ
    ウムブロミド(TBAB)またはベンジルトリメチルアンモ
    ニウムクロリドである「請求項21」記載の方法。
  23. 【請求項23】 式 (式中、 R1はHまたはC1〜C4アルキルであり、 R2,R3,R4およびR5は、独立に、水素、塩素、フッ
    素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4
    アルキルチオ、トリフルオロメチル、アセチル、ベンゾ
    イル、シアノまたはアリールである)の2−ベンゾ
    [b]チオフェンカルボン酸化合物を製造する方法であ
    って、 (式中、 Mはアルカリ金属であり、R 1 ,R 2 ,R 3 ,R 4 及びR 5
    は上に記載の通りである)の2−ベンゾ[b]チオフェ
    ンカルボン酸金属塩を 「請求項13」記載の方法によっ
    て製造する工程、およびその2−ベンゾ[b]チオフェ
    ンカルボン酸アルカリ金属塩を中和する工程を含む、上
    記方法。
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