JP3450782B2 - 下水道取付管の補修方法及び補修装置 - Google Patents

下水道取付管の補修方法及び補修装置

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JP3450782B2 JP2000032945A JP2000032945A JP3450782B2 JP 3450782 B2 JP3450782 B2 JP 3450782B2 JP 2000032945 A JP2000032945 A JP 2000032945A JP 2000032945 A JP2000032945 A JP 2000032945A JP 3450782 B2 JP3450782 B2 JP 3450782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道管の補修方
法及び該方法に用いる補修装置に関するものであり、よ
り詳しくは、宅内に設置された汚水桝から下水道本管に
接続された既設の埋設取付管に亀裂や破損が生じた際
に、掘り起こすことなく非開削で取付管内面に補修材層
を張設して取付管を更生する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】各家庭内には宅内桝、即ち汚水桝が設置
してあり、該汚水桝から道路下面の下水道本管までは地
中に埋設した取付管で連通してあるが、取付管は径年変
化による老朽化や外的荷重、或いは地震等によって破損
や継目の開離が生じ、これに伴なう地下水や土砂の流
入、或いは汚水の地中への流出等が生じるため、取付管
の修繕改築が必要となる。
【0003】従来の最も一般的な修繕改築方法は、取付
管に単にひび割れ等で漏水を生じている程度の場合で
も、埋設されている取付管を掘り出して既設取付管を撤
去し、新たに取付管を設置埋設する開削工法である。し
かし、該開削工法では、交通事情に悪影響を及ぼす点、
近隣住民への影響等、住環境問題面から好ましくない。
従って、近年は、このような開削工法に代る非開削工法
が開発され、実用化されている。
【0004】非開削工法としては、IPC(Inver
sion Chemical Pipe)ブリース工法
やLIP(Lateral in Pipe)工法等の
反転工法があり、IPCブリース工法は、合成樹脂含浸
補修材の反転挿入を本管側から取付管側へ圧縮空気によ
って行い、温水を補修材内へ充填注入して補修材を硬化
させるものであり、LIP工法は、宅内の汚水桝側で補
修材の端部を取付け、圧縮空気によって既設取付管内に
補修材を反転挿入し、補修材を硬化後、本管内及び汚水
桝内に突出した部分を切断除去するものである。
【0005】即ち、LIP工法は、図9、図10に示す
如く、基端を汚水桝に固定した合成樹脂含浸補修材を、
地上の反転硬化装置によって汚水桝から本管へとコンプ
レッサーからの圧縮空気圧によって補修材自体を拡開し
ながら反転挿入し、反転が終了した位置(図10
(A))で補修材内のUVランプにより補修材を硬化し
て既設取付管内面に圧接硬化した補修材層を形成し、次
いで本管内のTVカメラで補修材の本管内への突出状態
を監視しながら本管内の切断機で補修材の突出部を切断
し(図10(B))、汚水桝側の補修材突出部は目視で
切断除去するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】開削工法は、工事期間
やコスト面ではもとより、路上の交通遮断や近隣住民の
住環境問題等からも好ましくなく、該開削工法の問題を
解決するために案出された非開削の反転工法にあっても
路上の交通遮断問題や住環境問題の改善には有効である
が、反転硬化装置及び付属装置等の多大の設備が必要で
あり、しかもこれら装置は工事終了まで工事現場から移
動出来ないため、即ち反転装置は反転工事終了後の長時
間を要する硬化処理中も稼働しつづける必要があり、硬
化完了迄移動出来ないため、装置の稼動率上問題があ
り、コスト高となって経済的でない。本発明は、非開削
工法でありながら、従来のIPCブリース工法やLIP
工法等に比べて、より少ない材料を使用し、より少ない
設備で、設備稼動率をより高め、より経済的に施工出来
る優れた新規な工法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】例えば図8に示
す如く、取付管P内に、合成樹脂液を含浸させて該管
と略同径同長とした筒状の補修材5を予め挿入し、
次いで、中間部にゴム筒25を備えた保形性パイプから
成り、先端Tの外周に反転ゴム4の基端42を締着して
反転ゴム4を内装した反転ガイド2の先端Tに、補修材
5の後端5を反転ゴム基端42の外周に被覆形態で
着し、次いで、補修材5内に筒状の反転ゴム4を高圧流
体の作用により加圧反転挿入し、補修材5を取付管P
内面に圧接した段階でゴム筒25を圧接手段33,3
4,35で圧接して反転ガイド2の流路を遮断し、反転
ゴム4の高圧膨張状態を維持して補修材5を硬化し、補
修材5の硬化後に、反転ゴム内を減圧して反転ゴム4を
引抜くことにより取付管Pの内面に圧接硬化した補修
材層を形成する。尚、ここで言う反転ゴムは、合成ゴ
ム、天然ゴム等ゴム弾性を有するシート材を意味するも
のであり、合成樹脂は光硬化、熱硬化、自然硬化(経時
硬化)する合成樹脂材を広く意味するものであり、流体
とは、空気、水、ガス等を意味するものである。また、
ここで言う保形性パイプとは、バンド、紐等で外周を強
固に締着しても変形しない程度の意であり、広く金属パ
イプや通常のプラスチックパイプを指すものである。
【0008】この方法で補修すれば、補修材を必要補修
寸法と出来て、補修材の切断廃棄部は補修材の基部の取
付部分(5〜10cm)だけであり従来の反転硬化工法
(LIP工法)の如き補修材の先端部と基部での長寸の
切断廃棄部分(先端部で約10cm、基部で約1.5m)が
生じなく、従って補修材使用量が大幅に節約出来る。更
に、従来の反転硬化工法では、補修材自体を圧縮空気で
取付管内面に圧接するため、取付管の湾曲部では皺(シ
ワ)が発生し、皺の形態のまま硬化して表面が平滑とな
らなかったが、この方法(請求項1)によれば補修材の
皺も反転ゴムが圧接して硬化するため、硬化補修材の内
表面(反転ゴムと接した面)が平滑に仕上がり、取付管
特有の90°曲がり等の曲管部での流水の流下能力低下
が避けられる。また、反転ガイド2への反転ゴム4の固
定は高圧流体が漏れないようにする必要があるが、反転
ガイド2が保形性パイプであるため、その先端Tの外周
への反転ゴム基端42の嵌合や補修材5の後端5の嵌
合は容易であり、嵌合部はバンド締着するだけで高圧流
体が漏れないように取付可能である。また、補修材5を
取付管P 内面に圧接した段階でゴム筒25を圧接して
反転ガイド2の流路を遮断し、反転ゴム4の高圧状態を
維持するため、比較的長時間を要する補修材5の硬化時
間中での、反転ガイド2内への高圧流体供給が停止出来
【0009】また、使用する補修材としては、布材51
と外側のゴムシート52と内側フィルム53の遊離形態
の3層構造とするのが好ましい。遊離3層構造であれば
補修材への合成樹脂液の含浸注入作業が容易である上、
取付管P1内壁面への当接性が良く、しかも該補修材で
補修更生された取付管は、地震や外圧によって亀裂が入
るような場合でもゴムシート52は或程度の応力変形の
吸収が出来、何ら亀裂の心配なく、水漏れの発生が防止
出来る。
【0010】また、補修材5の取付管P1内への挿入
は、補修材を径方向に折畳んで縮径し、挿入棒6によっ
て取付管内へ突っ込めば、屈曲部を有する取付管内への
挿入が容易であり、折畳んで挿入しても、補修材の取付
管内への圧接は補修材内への反転ゴム4の膨張反転圧入
により実施するため、補修材は反転ゴム4で拡開作用を
受けるだけで取付管内面に圧接出来、折畳みによる支障
は生じない。
【0011】また、補修材5の取付管P内への挿入
を、補修材の先端 が本管Pの少し手前に、後端5
が取付管Pの後端Pより少し突出した状態にとど
めるのが好ましい。補修材5の先端 が本管Pの手
前に位置した状態で硬化すれば、本管P側からの補修
材先端切断の作業が省略出来、補修材後端5を取付管
の後端Pより突出状態に挿入すれば、補修材5の
汚水桝内での位置固定作業(反転ガイド先端Tへの取付
等)が容易となる。しかも、管口切断仕上げによる補修
材5の廃棄部分は汚水桝側での取付用の突出部分のみで
あるので、補修材使用量を必要最小限に出来る。
【0012】
【0013】また、反転ゴム4に反転機1からの高圧流
体Aを送入する反転ガイド2の流路の中間に流路遮断用
のバルブVを配置し、反転ゴム4が補修材5を取付管P
1内面に圧接した段階でバルブVが反転ガイド2の流路
を遮断し、反転ゴム4の高圧膨張状態を維持して補修材
5を硬化するのが好ましい。
【0014】この方法を採用したために、反転機1はバ
ルブVの流路遮断作用中は稼動の必要がなく、従って比
較的長時間(85〜115分)を要する補修材5の硬化
時間中には、反転機は休止開放して必要な準備をするこ
とも、反転ガイド2から切離して次の現場へと移送し、
稼動することも可能となり、反転機1の稼動率向上が達
成出来る。
【0015】また、バルブVとしては、高圧流体の流路
としての反転ガイド2の流路中にゴム筒25部を設け、
該ゴム筒25を圧接するタイプとしても良い。この場合
は、ゴム筒を両側から圧接するだけで流路の遮断が可能
であり、ゴム筒25の両端の反転ガイド2の開口端への
嵌合締着もバンド締着で可能であり、ゴム筒25の圧接
は単純な2本の圧接板が採用出来、必要機能を備えたバ
ルブVが簡単且つ容易に形成出来る。
【0016】また、バルブVには圧力計M及び調整バル
ブV0を配置し、バルブVの作用状態での反転ゴム4の
補修材5への加圧力を管理するのが好ましい。補修材の
硬化時間(85〜115分)中は反転ゴム4内の圧力を
維持する必要があり、従って、圧力計を設けたために反
転ゴム内圧力、即ちバルブVより前方の封入流体圧力を
知ることが出来、バルブVは反転ロープ41を挟んでの
遮断作用であるため少しの流体漏れは生ずるが、バルブ
Vからの流体漏れによる圧力低下が生じても調整バルブ
0からの流体補充によって反転ゴム4の補修材5への
押圧力を常時支障なく保持出来、バルブVにも或程度の
漏れが許容されるため、バルブVの製作も容易となる。
【0017】また、本件補修方法の実施に用いる装置
は、内部に巻芯10を備え、表面に供給口金15を備え
た反転機1の接続口16を、保形性パイプから成り、中
間部にゴム筒25を備えた反転ガイド2に着脱自在に連
結し、反転ガイド2の中間部のゴム筒25には圧接手段
33,34,35を配置して反転ガイド2の流路遮断用
のバルブVを構成し、反転ガイド2の先端Tに筒状の反
転ゴム4の基端42を締着すると共に反転ゴム4の先端
43を巻芯に係止した反転ロープ41に接続した構造で
ある。
【0018】この装置によれば、反転ゴム4の反転前進
は反転ロープ41の巻芯10からの巻き戻し量で決定出
来、反転ガイド2及び反転ゴム4内への加圧流体の供給
は付属装置(例えばコンプレッサー)からの供給口金1
5への送入によって決定出来るため、高圧流体の反転機
1内への供給量に応じて反転ロープ41を徐々に巻戻す
ことにより、反転ゴム4を加圧膨張した状態で反転ガイ
ド2の先端Tから徐々に筒状の補修材5内へと反転進出
させることが出来る。
【0019】従って、取付管P1内面の更生補修を施工
する際には、取付管P1と略同径同長の筒状の補修材5
の後端5Eを、反転ガイドの先端に締着した反転ゴム4
の基端42上に嵌合止着した状態で反転ゴムを加圧膨張
下で補修材5の内部へ反転進出させることにより、合成
樹脂を含浸した補修材5は、取付管P1の後端PEから順
次前方へと圧接され、反転ゴム4が補修材5の全長を取
付管P1の内面に圧接した状態(図1)で反転ロープ4
1の巻戻しを停止し、バルブVで反転ロープ41を挟ん
だ状態で反転ガイド2の流路を遮断した後、反転ガイド
2と反転機1の接続口16とを切離し、反転ロープ41
を巻芯10から外して反転機1を次の施工現場へ移送出
来る。
【0020】そして、補修材5の硬化時間(85〜11
5分)経過後は、バルブVを開放して反転ゴム4内を常
圧とすると共に、補修材5の後端5Eを反転ガイドの先
端Tから外した後、再び運び込んだ反転機1によって反
転ロープ41及び反転ゴム4を反転機1内へ巻戻し収納
し、次の施工作業に備える。本装置を用いれば、コスト
のかかる反転機1及び付属のコンプレッサーの1組を用
意し、設備コストの安い反転ゴム4、反転ロープ41及
びバルブVを備えた反転ガイド2のセットを複数組用意
しておけば、補修材5の硬化時間中にも反転機セット
(反転機とコンプレッサー)は別の個所で稼動出来、1
個所での機械使用時間の短縮による機械使用の合理化
(稼動率向上)により取付管補修費のコスト削減が可能と
なる。
【0021】また、反転ガイド2を、反転機1の接続口
16と着脱自在の基端ガイド片21から先端ガイド片2
4へと連なる複数部片の着脱自在形態とし、反転機1の
前方に突出した接続口16を上下傾動の調節可能とする
のが好ましい。反転ガイド2が分割可能であれば、持ち
運びに有利なばかりでなく、反転ガイドの反転機への装
着作業や、反転ガイド先端Tへの反転ゴム及び補修材の
取付け作業やバルブVの装着作業も容易となり、取付管
径の変化に対応した補修材の反転ガイド先端Tへの装着
も容易となる。その上、反転機1の接続口16の上下傾
動調整によって、反転ガイド2の先端の汚水桝Sの適切
位置への設定も容易となる。
【0022】また、反転機1を、ベース11と、ベース
11後方でベース11に揺動自在に軸支した支持脚12
と、ベース11前方でベース11に揺動自在に軸支さ
れ、且つ複数の軸支用の調節孔hを備えた調節脚13と
を備えた形態とすれば、調節脚13のベースとの接合店
2及び反転機との接合点J3を適宜調節変更することに
よって反転機1の接続口16の上下傾動調節が容易とな
り、各現場での反転ガイド先端Tの汚水桝Sへの位置調
整が容易となる。
【0023】また、バルブVは、取付片32によって反
転ガイド2に着脱可能に取付けたカバー31と、カバー
31内部に位置する反転ガイド中間に配置したゴム筒2
5を圧接するための手段33,34,35と、バルブV
の圧接位置より前側のゴム筒に連通したゴムチューブt
1に接続した調整バルブV0及び圧力計Mを備えた構造と
するのが好ましい。
【0024】バルブVは反転ガイド2の流体経路を遮断
するものであるので、ゴム筒25を圧着する際は、内部
に反転ロープ41か場合(反転ゴム4の反転進出長が短
い場合)によっては反転ゴム4を圧着するため、バルブ
Vが反転ガイド2中の高圧流体を全く漏らさない様に圧
着するのは困難であるが、圧力計M及び調整バルブV 0
をバルブVの前方に連通しているため、反転ゴム4内の
圧力低下を検出すれば調整バルブV0を介して圧力付加
が可能となり、補修材の硬化時間中の流体圧力の維持管
理が可能となる。
【0025】また、バルブVがカバー31を備えている
ため、バルブVの形態は、カバー31を案内部材として
ハンドル33´を有するプーリー33にネジロッド34
を採用し、ネジロッド34によって圧接板35で圧接す
るようにすることも、カバー31を支点として挺子機構
によりバネ弾性力を介して2本の圧接棒でゴム筒25を
圧着するようにすることも可能であり、しかも、カバー
31は取付片32によって着脱可能であるため、バルブ
Vの組付け及び保守管理が容易となる。
【0026】
【発明の実施の形態】〔補修装置〕補修装置は、図1に
略示する如く、反転機1と、該反転機1に接続する反転
ガイド2と、反転ガイド2から反転ロープ41を介して
出没させる反転ゴム4、とから成り、反転ガイド2はバ
ルブVを備えている。また、慣用の高圧空気発生機(コ
ンプレッサー)を反転機1への圧力流体供給源として準
備する必要がある。
【0027】〔反転機(図1、図8)〕反転機1は、本
体Bが空密構造のドラム形態であって、図1に示す如
く、車輪WとステイYを備えたベース11後部では支持
脚12によって軸支ジョイントJ 1で揺動可能に取付
け、ベース11の前部では等間隔に多数穿孔した調節孔
hを有する調節脚13の、上端を軸支ジョイントJ3
反転機本体側に、下端を軸支ジョイントJ2でベース1
1側に取付け、上部にはハッチ14及び高圧流体注入用
の供給口金15を設け、前方には突出した接続口16を
備えており、本体Bが軸支ジョイントJ1を回動中心と
して上下に調節出来る構造である。
【0028】ベース11は後部の車輪Wと前部のステイ
Yを備えているため、移動時は前部を持ち上げて車輪W
による移動が可能であり、地上に載置時には前部のステ
イYが移動防止機能を奏する。また調節脚13のジョイ
ントJ2、又はJ3の取付孔の変更により反転機1を矢印
Xの上下傾動出来、突出接続口16の上下傾動が可能で
ある。また、接続口16は、外周にネジを備え、反転ガ
イド2との接続用の内面にネジを備えたカプラーC1
備えている。
【0029】また、図8の如く、反転機の空密構造の本
体Bの内部中心には巻芯10があり、反転機外部のハン
ドル(図示せず)により回転可能となっており、反転ロ
ープ41の基端を巻芯に係脱自在に係止して、ハンドル
操作による巻芯の回転によって反転ロープ41を巻付け
たり、巻戻したり出来る構造である。
【0030】〔反転ガイド(図1、図3)〕図1に示す
如く、反転ガイド2は、金属パイプで等経(140mm
径)の基端ガイド片21、第2ガイド片22、第3ガイ
ド片23、及び先端ガイド片24の4部材分割型とし、
第3ガイド片23は水平から垂直へと、先端ガイド片2
4は垂直から水平へと湾曲した形態である。そして、基
端ガイド片21と反転機1の接続口16とはカプラーC
1で、基端ガイド片21と第2ガイド片22とはカプラ
ーC2で、第3ガイド片23と先端ガイド片24とはカ
プラーC3で着脱自在に接続する構造である。
【0031】第2ガイド片22と第3ガイド片23との
接続は、図4(C)の如く、第2ガイド片22端には間
隔d1(約3cm)を置いて2本の肉盛環22´,22´
を、第3ガイド片23端には間隔d1を置いて2本の肉
盛環23´,23´を設けておき、且つ両ガイド片2
2,23の端間距離L1(25cm)を置いた状態で、両
ガイド片間に、長さL0が40cmで、径が反転ガイド片
22,23の径よりやや小径のゴム筒25を嵌合して差
渡し、両ガイド片22,23の各肉盛環の間隔d 1部を
締着バンドB1で空密状態に締付け、両ガイド片22,
23間に長さL1のゴム筒25のみの部分を流体(空
気)の漏れが生じないように形成する。また、先端ガイ
ド片24の先端Tにも、反転ゴム4の基端42、及び補
修材5の後端5Eの装着を容易とするために、4〜5cm
の間隔d2を置いて2本の肉盛環24´,24´を設け
ておく。尚、先端ガイド片24は、種々の取付管P1
径に対応した種々の径の補修材5が装着出来るように、
先端Tの径のみの異なるもの(例えば、取付管径100
用の75,150用の130,200用の170)を用
意しておく。
【0032】〔バルブV(図2、図3)〕 バルブVは、図2に示す如く、鉄板で溶接形成した方形
筒のカバー31を、取付片32によって、第2ガイド片
22端から第3ガイド片23端にかかり、ゴム筒25を
覆う形態に取付ける。カバー31の中間部には補強版3
1´で補強し、両側の補強版31´にはガイドナットN
を固定し、各ネジロッド34を各ガイドナットNに螺合
嵌入し、各ネジロット34の先端には厚さ3cm、幅2.
5cmで長さがカバー31の内面縦寸法に略等しいゴム製
の角棒状の圧接板35をネジロッド34の回転が伝達さ
れないように慣用の手段で取付け、ネジロッド34の外
側基端にはハンドル33´を備えたプーリー33を固定
する。そして、カバー31の内面四隅には圧接板35
両側から挟持する形態にガイド板Gを固定する。即ち、
ハンドル33´を回転すればネジロッド34がガイドナ
ットNに案内されて出没し、各圧接板35がカバー31
内で上下左右のガイド板Gに案内されながら前進又は後
退出来る構造であり、両側の圧接板35の内方進出作用
によってゴム筒25の中央部分を両側面から圧接出来る
構造である。尚、上下左右計8板の四隅のガイド板Gに
換えて、カバー31の内面にガイド溝を形成して圧接板
35の両端がガイド溝内を摺動するようにしても良い。
【0033】また、バルブVのカバー31には、図4
(A),(B)に示す如く、内面側のコネクタ39と上
面側のニップル38とをナットn1,n2を介してカバー
挟着形態で螺合し、ニップル38の上側にはT字ソケッ
ト37を螺合し、T字ソケット37の上方には圧力計M
を螺合し、T字ソケット37の側方からはニップル38
を介して調整バルブV0を螺合し、調整バルブV0から外
方へはニップル38´を介して圧力供給源(図示せず)
と接続する構造である。また、カバー31の内面のコネ
クタ39にはゴムチューブt1の上端を接続し、ゴムチ
ューブt1の下端はゴム筒25の第3ガイド片23寄り
の上面にコネクタ29を介して取付けた。
【0034】即ち、ゴム筒25の内部と圧力計M及び調
整バルブV0とは連通形態であり、ゴム筒25内部の圧
力低下を圧力計Mが検出すれば調整バルブV0を開いて
ニップル38´に接続した高圧源(図示せず)から高圧
流体(空気)を付加してゴム筒25内部の圧力を所望の
値に回復出来、高圧源とニップル38´とを切離して調
整バルブV0を開けばゴム筒25内の高圧流体(空気)
を放出できる構造である。しかも、ゴム筒25とカバー
31に固定したコネクタ39との間はゴムチューブ接続
であるため、バルブVの取付け取外し操作が容易とな
る。
【0035】〔反転ゴムの装着(図7)〕反転ゴム4
は、図7(A)に示す如く、反転ガイド2の内径より小
径の反転ゴム(ゴム管)の基端42を拡開伸長して先端
ガイド片24の先端Tに嵌着し、先端ガイド片24の2
本の肉盛環24´,24´のうちの後方(反転機側)の
肉盛環24´の後側に締着バンドB2で強固、且つ空密
的に固定し、反転ゴム4を反転ガイド2中に反転挿入す
ると共に、先端43を反転ロープ41の先端に接続し、
ロープ41の基端を反転機1の巻芯10に係止する。即
ち、反転ガイド2内に高圧流体(空気)が供給されれ
ば、反転ゴム4は膨張して反転ガイド2の先端Tから前
方に突出するための圧力を受け、反転ゴム4の先端ガイ
ド片24からの反転進出量は反転ロープ41の巻戻し量
で制御出来る構造である。
【0036】〔補修材の準備(図5)〕補修材5は、図
5(A),(B)に示す如く、取付管P1と略同径の布
材(ガラス繊維織物か柔軟肉厚の不織布)51の外層に
ゴムシート52を内層にプラスチックの内側フィルム5
3を重ねた各層間がルーズな3層構造筒状体であり、図
5(C)に示す如く、前後2対の絞りローラ56を備え
たテーブルを用いて布材51と内側フィルム53との層
間に注入パイプ57を挿入し、注入パイプ57により、
所定時間(2時間〜2時間30分)で硬化するように設
定したビニールエステル樹脂(又はポリエステル樹脂)
を矢印F0の如く注入しながら、絞りローラ56の2段
絞りを経て矢印F5の如く補修材を取出す。2段絞りを
採用したため、補修材5の内部には合成樹脂材が斑な
く、且つ十分に含浸出来る。
【0037】〔取付管P1の補修施工〕補修施工は下記
の1)から11)までの工程で実施する。 1) まず、補修の必要な取付管P1の内周面を高圧洗
浄により洗浄する(所要時間約5分)。 2) 次いで、洗浄剤取付管内部の状況を調査する(所
要時間約5分)。 3) 次いで、反転機1を現場に設置し、反転ガイド
2、反転ゴム4及び反転ロープ41を装着し(所要時間
約10分)、同時並行作業で補修材5に樹脂を含浸する
(所要時間約20分)。
【0038】4) 次いで、洗浄された取付管P1内に
合成樹脂を含浸させた補修材5を折畳んで挿入する(所
要時間約10分)。 即ち、図6(A)に示す如く、先端にワイヤー環61を
備えた挿入棒6を用意し、先端の止めループ62にワイ
ヤーロープ63を挿通して把持ループLが形成出来るよ
うにしたワイヤーロープ63を挿入棒6のワイヤー環6
1に挿通し、太さ方向に折畳んで縮径した補修材5の先
端5Tを把持ループL内に入れてワイヤーロープ63を
引張って(矢印Fa)保持(図6(A))したまま、挿
入棒6を補修材5と共に取付管P1内へ汚水桝S側から
挿入する。
【0039】5) 次いで、補修材5を反転ガイド2の
先端Tに取付ける(所要時間約5分)。 即ち、図7(B)に示す如く、先端ガイド片先端Tの反
転ゴム基端42上に、挿入棒6に把持された補修材の後
端5Eを拡開して嵌合し、締着バンドB3を2本の肉盛環
24´,24´の間に締着して、補修材後端5Eと反転
ゴム基端42と反転ガイド先端Tとの3者を強固に締着
する。そして、締着バンドB3で締付けた後に、挿入棒
6によって補修材5の位置を修正すると共に、図6
(B)の如くワイヤーロープ63をゆるめ(矢印
b)、図6(C)の如く、挿入棒6のみを押し込んで
ワイヤーロープ63を補修材先端5Tから外し、補修材
5の反転ガイド2への接続を完了する。
【0040】6) 次いで、用意した慣用のエアーコン
プレッサー(図示せず)から反転機1の本体B内に高圧
空気Aを供給し、図8に示す如く、圧力計Mを見ながら
反転ロープ41を徐々に巻戻し(矢印F8)ながら、高
圧空気で膨張した反転ゴム4を補修材4内へ反転進出さ
せて、補修材5の全長を取付管P1の内壁面に拡開圧接
する(反転施工の所要時間約10分)。
【0041】7) 反転施工完了と同時にバルブVを操
作し、両側のゴム製の圧接板35によってゴム筒25を
圧接して空密的に遮断した後、反転機1側の高圧空気を
抜き、反転機1を開けて反転ロープ41を巻芯から外す
と共に、カプラーC1によって反転機1を先端ガイド片
21から切離して反転機を撤去する(所要時間約10
分)。 尚、切離した反転機1は次の現場へ移動し、前述の3)
から7)までの工程遂行に使用する。
【0042】8) 補修材の硬化(所要時間約85分〜
115分) 前述7)の工程で反転機1を切離し撤去した後も、反転
ガイド2は、補修材5の合成樹脂が硬化するまでは反転
作業時の状態を維持し続け、圧力計Mによって硬化処理
中の反転ゴム4の内圧(補修材5への圧接力)を維持管
理し、内圧降下に対しては調整バルブV0からの高圧空
気の供給調整で対処する。
【0043】補修材5が硬化すれば、9)管口切断(所
要時間10分)→10)反転ガイド2の分解撤去及び管
口仕上(所要時間約20分)→11)取付管内の補修状
態調査確認(所要時間約10分)する。1本の取付管P
1の標準的な補修施工は、以上の1)ないし11)の工
程で終了し、所要時間は約185分乃至215分であ
る。しかし、反転機1は工程3)から工程7)まででの
み使用するだけであるので、1台の反転機1を複数個所
へ移動使用出来、反転機の稼動率が従来の工法での使用
に比して3倍以上に高まる。
【0044】〔その他〕高圧流体Aとしては空気の外に
水を用いることも、加熱液体、加熱気体(空気、ガス)
を用いることも可能であり、反転ゴムに支障を生じない
加熱された流体を用いれば補修材の硬化時間の短縮に有
効である。また、バルブVとしては、ゴム筒25及び圧
接板35の手段に換えて、金属製の反転ガイド2に対す
る慣用の管路開閉型バルブとしても良い。この場合はシ
ャッターの反転ロープ41に当接する個所にゴム製のシ
ールリップ等を付設すれば流体漏れはかなり防止出来、
バルブVが調整バルブV0を備えているため、バルブV
での少しの液体漏れによる圧力低下は支障なく補償出来
る。
【0045】また、補修材5の芯材としての布材51
は、織布、編布、不織布等のシート材の適切な物を選択
使用すれば良く、必要に応じてシート材を重ね合せても
良い。勿論、従来の布芯材の両面をプラスチックフィル
ムで覆ったものを用いても本発明の目的は達成出来る。
また、バルブVに用いる圧接板35は、反転ゴム4を損
傷しないで圧接密封機能の発揮出来るもの、例えば一方
が凸面で他方が凹面の当接形態等の反転ゴム4及び反転
ロープ41に対応した適切な物を選べば良い。また、反
転ロープ41としてはバルブVの締付けによる空気漏れ
を少なくするために、例えば軟質プラスチック被覆層を
有するロープや、ゴム被覆繊維ロープの採用も好まし
い。また、反転機1の突出接続口16の上下傾動手段と
しては、反転機自体を上下傾動するのに代えて、接続口
16のみを反転機1の本体Bに上下傾動調節出来る手段
(ユニバーサルジョイント手段+調節係止手段)を採用
しても、反転ガイド2の先端の上下位置調節が可能とな
り、所期の目的が達成出来る。
【0046】
【発明の効果】補修材5を反転ゴム4が拡開圧接するた
めに、補修材5は必要最小限の長さに切断して用いるこ
とが出来、補修材の切断廃棄量を最小限に出来、材料費
コストが軽減出来る。また、取付管P1内の湾曲部では
内接補修材5に皺や凸凹が必然的に発生するが、補修材
5の硬化中は反転ゴム4が加圧押圧するため、取付管P
1内で硬化した補修材5の内表面(反転ゴムが当接した
面)は平滑に仕上がり、流水の流下能力を妨げるような
皺の発生が阻止出来る。
【0047】また、補修材は多層構造であって外側、即
ち取付管P1に当接する面がゴムシートを備えているた
め、補修更生済の取付管P1に地震等によって少し位の
亀裂が入っても補修材層の破損が阻止出来る。また、反
転ゴム4に高圧流体を送入する反転ガイド2の中間に流
路遮断用のバルブVを備えているため、反転ゴム4の反
転終了と共にバルブVを閉じることによって、補修材の
硬化中に反転機を開放して次作業の準備をしたり、次の
現場での作業に供したり出来、反転機の稼働率向上が可
能となる。
【0048】また、補修材5は取付管P1と略同長とし
たため、取付管P1は補修材の先端5 Tが本管P0内へ突
出しない形態で補修更生出来、従って、作業の困難な本
管P0側の端部処理が不要となる。本件工法にあって
は、1箇所での施工に対する反転機及びコンプレッサー
等の機械の使用時間が短い(硬化処理中は、機械は次の
現場へ移動可能)ため、機械の稼動率が向上して機械1
台での1日当りの施工量が大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体側面図。
【図2】本発明のバルブを示す図であって、(A)は斜
視図、(B)は略示断面図である。
【図3】本発明バルブの図であって、(A)は図2
(B)のa−a断面図、(B)は図2(B)のb−b断
面図である。
【図4】本発明バルブの部分図であって、(A)は調整
バルブの分解平面図、(B)は調整バルブの組付状態説
明図、(C)は調整バルブを接続したゴム部の側面図で
ある。
【図5】補修材の図であって、(A)は縦断面図、
(B)は注入パイプの配置を示す横断面図、(C)は合
成樹脂含浸状態説明図である。
【図6】補修材の取付管内への挿入説明図であって、
(A)は補修材固定状態を、(B)は補修材開放状態
を、(C)は補修材の切り放し状態を示す図である。
【図7】本発明補修装置の説明図であって、(A)は反
転ゴム取付状態略示側面図、(B)は反転ガイド先端T
への反転ゴム及び補修材の取付状態説明図である。
【図8】本発明装置の反転作用説明図である。
【図9】従来のLIP工法図であって、補修材の反転挿
入途中の略示側面図である。
【図10】図9に後続する工程を示す図であり、(A)
は補修材反転挿入後の硬化中の状態を、(B)は硬化処
理終了後の本管側端部処理の状態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・反転機、 2・・・反転ガイド、 4・・・反転ゴム、
5・・・補修材、5E・・・補修材後端、 5T・・・補修材先
端、 6・・・挿入棒、 10・・・巻芯、 11・・・ベー
ス、 12・・・支持脚、 13・・・調節脚、 14・・・ハ
ッチ、 15・・・供給口金、 16・・・接続口、 21
・・・基端ガイド片、22・・・第2ガイド片、 22´,2
3´,24´・・・肉盛環、23・・・第3ガイド片、 24
・・・先端ガイド片、 25・・・ゴム筒、31・・・カバー、
31´・・・補強板、 32・・・取付片、 33・・・プーリ
ー、33´・・・ハンドル、 34・・・ネジロッド、 35
・・・圧接板、37・・・T字ソケット、 38,38´・・・
ニップル、 39・・・コネクタ、41・・・反転ロープ、
51・・・布材、 52・・・ゴムシート、53・・・内側フィ
ルム、 55・・・テーブル、 56・・・絞りローラ、57
・・・注入パイプ、 61・・・ワイヤー環、 62・・・止め
ループ、63・・・ワイヤーロープ、 C1,C2,C3・・・
カプラー、 M・・・圧力計、N・・・ガイドナット、 P0
・・本管、 P1・・・取付管、 S・・・汚水桝、V・・・バル
ブ、 V0・・・調整バルブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−34150(JP,A) 特開 平4−136573(JP,A) 特開 昭57−41917(JP,A) 特開 平8−216256(JP,A) 特公 平7−80241(JP,B2) 実公 平6−32537(JP,Y2) 特許2736368(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 63/00 - 63/48 F16L 1/00 F16L 55/16

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付管(P1)内に、合成樹脂液を含浸
    させて該管(P)と略同径同長とした筒状の補修材
    (5)を予め挿入し、次いで、中間部にゴム筒(25)
    を備えた保形性パイプから成リ、先端(T)の外周に反
    転ゴム(4)の基端(42)を締着して反転ゴム(4)
    を内装した反転ガイド(2)の先端(T)に、補修材
    (5)の後端(5)を反転ゴム基端(42)の外周に
    被覆形態で締着し、次いで、補修材(5)内に筒状の反
    転ゴム(4)を高圧流体の作用により加圧反転挿入し、
    補修材(5)を取付管(P)内面に圧接した段階でゴ
    ム筒(25)を圧接手段(33,34,35)で圧接し
    て反転ガイド(2)の流路を遮断し、反転ゴム(4)の
    高圧膨張状態を維持して補修材(5)を硬化し、補修材
    (5)の硬化後に、反転ゴム内を減圧して反転ゴム
    (4)を引抜くことを特徴とする下水道取付管の補修方
    法。
  2. 【請求項2】 補修材(5)が、少なくとも布材(5
    1)と外側のゴムシート(52)と内側フィルム(5
    3)の遊離形態の3層を備えた請求項1の下水道取付管
    の補修方法。
  3. 【請求項3】 補修材(5)を径方向に折畳んで縮径
    し、挿入棒(6)によって取付管(P)内に挿入配置
    する請求項1又は2の下水道取付管の補修方法。
  4. 【請求項4】 補修材(5)の取付管(P)への挿入
    を、補修材の先端(5)が本管(P)の少し手前
    に、後端(5)が取付管(P)の後端(P)より
    少し突出した状態にとどめる請求項1乃至3のいずれか
    1項の下水道取付管の補修方法。
  5. 【請求項5】 反転ゴム(4)に反転機(1)からの高
    圧流体(A)を送入する反転ガイド(2)の中間に流路
    遮断用のバルブ(V)を配置し、反転ゴム(4)が補修
    材(5)を取付管(P)内面に圧接した段階でバルブ
    (V)が反転ガイド(2)の流路を遮断し、反転ゴム
    (4)の高圧膨張状態を維持して補修材5を硬化する請
    求項1乃至4のいずれか1項の下水道取付管の補修方
    法。
  6. 【請求項6】 バルブ(V)が反転ガイド(2)流路に
    設けたゴム筒(25)と該ゴム筒(25)の圧接手段
    (33,34,35)とを備えた請求項5の下水道取付
    管の補修方法。
  7. 【請求項7】 バルブ(V)に圧力計(M)及び調整バ
    ルブ(V)を配置し、バルブ(V)の作用状態での反
    転ゴム(4)の補修材(5)への加圧力を管理する請求
    項5又は6の下水道取付管の補修方法。
  8. 【請求項8】 内部に巻芯(10)を備え、表面に供給
    口金(15)を備えた反転機(1)の接続口(16)
    を、保形性パイプから成り、中間部にゴム筒(25)を
    備えた反転ガイド(2)に着脱自在に連結し、反転ガイ
    ド(2)の中間部のゴム筒(25)には圧接手段(3
    3,34,35)を配置して反転ガイド(2)の流路遮
    断用のバルブ(V)を構成し、反転ガイド(2)の先端
    (T)に筒状の反転ゴム(4)の基端(42)を締着す
    ると共に、反転ゴム(4)の先端(43)を巻芯(1
    0)に係止した反転ロープ(41)に接続した下水道取
    付管の補修装置。
  9. 【請求項9】 反転ガイド(2)が、反転機(1)の接
    続口(16)と着脱自在の基端ガイド片(21)から先
    端ガイド片(24)へと連なる複数部片(21,22,
    23,24)の着脱自在連結形態であって反転機(1)
    の前方に突出した接続口(16)が上下傾動調節可能で
    ある請求項8の下水道取付管の補修装置。
  10. 【請求項10】 反転機(1)が、ベース(11)と、
    ベース(11)後方でベース(11)に揺動自在に軸支
    された支持脚(12)と、ベース(11)前方でベース
    (11)に揺動自在に軸支され且つ複数の軸支用の調節
    孔(h)を備えた調節脚(13)とを備えた請求項8又
    は9の下水道取付管の補修装置。
  11. 【請求項11】 バルブ(V)が、取付片(32)によ
    って反転ガイド(2)に着脱可能に取付けたカバー(3
    1)と、カバー(31)内部に位置する反転ガイドのゴ
    ム筒(25)を圧接するための手段(33,34,3
    5)と、バルブ(V)の圧接位置より前側でゴム筒(2
    5)に連通したゴムチューブ(t)に接続した調整バ
    ルブ(V)及び圧力計(M)とを備えた請求項8乃至
    10のいずれか1項の下水道取付管の補修装置。
  12. 【請求項12】 圧接手段がカバー(31)外側に設け
    たハンドル(33´)付きプーリー(33)と、プーリ
    ー(33)で回動するネジロッド(34)と、ネジロッ
    ド(34)の回動で進退する圧接板(35)とから成る
    請求項11の下水道取付管の補修装置。
  13. 【請求項13】 調整バルブ(V)はゴムチューブ
    (t)への高圧流体の調整注入が可能である請求項1
    1又は12の下水道取付管の補修措置。
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