JP3450604B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3450604B2
JP3450604B2 JP19219896A JP19219896A JP3450604B2 JP 3450604 B2 JP3450604 B2 JP 3450604B2 JP 19219896 A JP19219896 A JP 19219896A JP 19219896 A JP19219896 A JP 19219896A JP 3450604 B2 JP3450604 B2 JP 3450604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写装置
・静電記録装置等の画像形成装置に用いる定着装置に関
する。さらに詳しくは、転写紙・静電記録紙・エレクト
ロファックス紙等の記録材(以下、転写材と称する)に
形成された未定着トナー像を永久像として定着させるた
めの定着ローラを有し、その定着ローラへのトナーのオ
フセットを防止するために該ローラにシリコンオイル等
の離型剤を塗布する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来定着ローラにシリコンオイル等の離
型剤(以下、オイルという)を塗布する定着装置として
は、フェルトによって定着ローラにオイル塗布するも
の、あるいはフェルトによってオイルを汲み上げ、塗布
ローラを介して定着ローラに塗布するもの、汲み上げロ
ーラを用いてシリコンオイルの汲み上げを行う装置等が
提案されている。
【0003】従来、加圧ローラ上に塗布されたシリコン
オイル等の離型剤のうち余剰分は、シリコンゴム等から
なるオイル除去ブレード手段(以下、除去ブレードとい
う)によって加圧ローラ表面にそのエッジ部分を一定圧
力により接触させることにより、除去される。
【0004】また、加圧ローラ表面上の残留トナーや紙
粉等の残留物は、加圧ローラ表面に接触されたクリーニ
ング手段によって、清掃される。通常、クリーニング手
段としては、ウェッブ状から成るクリーニングウェッブ
を用いている。これは定着・加圧ローラ通過時の記録材
画像のオフセット・トナーによるローラ汚れ、紙粉等の
汚れや、あるいは、紙詰まり時等、異常時のローラ汚れ
による画像の劣化、定着・加圧ローラ傷等を防止するた
めに、通常長尺に形成されたウェッブを定着・加圧ロー
ラ表面に対して所定の圧力で接触させ、所定間隔毎に、
あるいは所定時間毎に、あらかじめ定められた所定量ず
つ送出することにより、定着・加圧ローラ表面上を、常
に新しいウェッブ面にて払拭クリーニングするものであ
る。
【0005】添付図面の図9に、汲み上げローラを用い
てシリコンオイルの汲み上げを行う定着装置を示す。図
9の装置において、PはシリコンオイルO等の離型剤貯
溜手段であるオイルパンで、該オイルパンP内のオイル
に第1汲み上げローラ1の一部が浸漬されており、第2
汲み上げローラ2は上記第1汲み上げローラ1に接触も
しくはギャップをもって回転している。上記第1及び第
2汲み上げローラ1,2は駆動源(図示せず)によって
回転駆動を受けている。さらに、該第2汲み上げローラ
2には駆動源(図示せず)により回転駆動を受ける塗布
ローラ3が接触回転し、該塗布ローラ3が定着ローラ4
に接離自在、または、常時接触して汲み上げられたオイ
ルを定着ローラ4の表面に塗布するようになっている。
なお、5は定着ローラ4に圧接回転する加圧ローラで、
両ローラ4,5のニップ部にて転写材を加圧搬送して定
着を行う。また、上記塗布ローラ3には、塗布ローラに
対して常に一定の圧が保たれるようにバネ10によって
付勢されたフッソゴム等の弾性体からなるメタリングブ
レード9が接触していて、塗布ローラ3上のオイルの量
を所定値に規制している。定着ローラ4上に塗布された
オイルOは、上記ニップ部にて、加圧ローラ表面上にも
塗布される。
【0006】31は加圧ローラクリーニング手段として
の加圧ローラクリーニングウェッブであり、加圧ローラ
表面に一定圧力によって接触され、所定間隔毎に、ある
いは所定時間毎に、あらかじめ定められた所定量ずつ送
出することにより、加圧ローラ表面上を、払拭クリーニ
ングするものである。
【0007】32は加圧ローラ表面離型剤払拭手段とし
てのオイル除去ブレードであり、上記オイル塗布手段に
よって定着ローラ4上に塗布され、さらに加圧ローラ5
表面に塗布されたオイルのうち、余剰となったオイルO
を除去するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、以下のような欠点があった。すなわ
ち、このようなオイル除去ブレードのようなシリコンゴ
ム等からなるゴムブレードを定着ローラや加圧ローラの
ような高温となるものに対して接触させると、ブレード
の接触部分が、高温により変形し、一定の接触エッジが
得られなくなるといった問題である。この問題は、以下
のような理由により発生することがわかっている。
【0009】通常、オイル除去ブレードのようなゴムブ
レードは、鉄、ステンレス、銅系金属、アルミニウム等
からなる支持部材に、一体成形、接着、融着等の方法に
より形成されている。一方、ブレード自体は、フッ素ゴ
ム、シリコンゴム等からなる。これらの方法により、ブ
レードゴムと支持部材が一体化される。
【0010】更に、これらの方法により一体化されたブ
レードは通常、装置内においては、鉄等からなるブレー
ド固定部材に対して、固定、支持される。つまり、ブレ
ード支持部材とブレード固定部材とをビス等の固定部材
にて締結して、ローラ表面に対して、一定圧力にて接触
させ、また、高精度にて位置決めをされている。
【0011】しかしながら、上記従来例においては、以
下のような問題があった。すなわち、上記構成のよう
な、ブレードにおいては、ブレード支持部材とブレード
固定部材とをビス等の固定部材にて締結していたため、
高温下となるローラ表面に接触させることにより、ブレ
ード支持部材と、ブレード固定部材との間で各々の熱膨
張差によって、歪を生じ、結果、ブレードエッジとロー
ラ間で適正なる当接ができなくなり、オイルのすりぬ
け、片あたりが発生し、本来の目的であるオイル除去が
不可能となってしまっていた。
【0012】これらの現象は、特に、ブレード支持部材
とブレード固定部材との材質が異質の場合に特に顕著で
あり、場合によっては、ブレード先端部の稜線が長手方
向の波うち現象となって、著しいブレード当接不良とな
る。また、ブレード支持部材とブレード固定部材とが同
一材質であっても、高温〜低温へのヒートサイクルによ
り、ブレード自体が永久歪を生じ、結果、ビス等による
締結部分に特に応力歪が集中し、結果、上記同様のブレ
ード当接不良が生じ、画像劣化、オイル掻き取り不良等
が発生し、結果、ブレードの耐久性が大幅に低下する等
の問題を生じていた。
【0013】本発明は係る問題を解決して、定着ロー
ラ、加圧ローラ、オイル塗布ローラ等高温となるローラ
に対してブレードを接触させる構成において、ブレー
ド、ブレード支持部材、ブレード固定部材間における熱
的変形、歪を防止するブレード固定方法をとることによ
り、ブレード支持部材と、ブレード固定部材との間で各
々の熱膨張差によって、歪を生じるといった欠点を防止
し、ブレードエッジとローラ間で適正なる当接不良や、
オイルのすりぬけ、片あたりが発生し、本来の目的であ
るオイル除去が不可能となってしまうといった欠点を防
止した定着装置を提供することを、目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、記
録材上の未定着像を定着する定着ローラと、この定着ロ
ーラを圧接し、記録材を挟持搬送するニップを形成する
加圧ローラと、定着ローラ及び加圧ローラ表面に離型剤
を塗布する離型剤塗布手段と、離型剤を払拭するブレー
ド手段と、を有し、ブレード手段には離型剤を払拭する
ブレード部材とこのブレード部材を支持するブレード支
持体とブレード支持体を押圧する支持体押圧部材とが備
えられている定着装置において、支持体押圧部材からブ
レード支持体への総圧Pは、ブレード部材が対象体に接
触する接触圧よりも大きく、ブレード支持体と支持体押
圧部材とが摺動可能となる支持体押圧部材からブレード
支持体への最大総圧よりも小さいことにより、上記問題
点を解決する。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明を適用した画像形成装置
の一実施の形態について図面を参照して説明する。本実
施の形態はフルカラー複写機を用いて説明を行う。
【0016】図1に示される実施の形態では本発明は電
子写真複写装置に具現化されている。本実施の形態にて
1a〜1dは画像形成媒体としての電子写真感光体ドラ
ムである。該感光体ドラム1a〜1dの周囲には一次帯
電器2a〜2d、レーザービーム露光装置の如き露光手
段3、及び現像器4a〜4d等の画像形成手段が配設さ
れる。これら画像形成手段の構成及び作用は当業者には
周知であるのでこれ以上の説明は省略する。
【0017】感光体ドラム1上に形成された画像は、給
紙装置5より給送された転写材P上に転写放電器6a〜
6dの作用下に転写される。転写を終了した転写材Pは
転写材搬送装置7の無端ベルト8にて定着装置9へと搬
送され転写像が転写材上に定着される。このとき、無端
ベルト8の搬送速度は定着装置の定着ローラ対10、1
1、の搬送速度より若干速くしてあり、転写材Pはルー
プを形成し定着時のシワの発生を防止している。又、無
端ベルト8の搬送速度は通常、感光体ドラム1の周速度
と一致させてあり、画像が転写材に転写される際の像の
伸び縮み等が発生するのを防止している。転写が終了し
た感光体ドラム1はクリーナー12a〜12dで残留現
像剤が除去され、次の画像形成プロセスが行われる。
【0018】図2の装置において定着ローラ10、加圧
ローラ11の両ローラ内部には、ハロゲンランプ等から
なる定着ヒータ13が配置され、両ローラ10、11の
ニップ部にて転写材を加圧搬送して熱定着を行う。22
はシリコンオイルO等の離型剤貯溜手段であるオイルパ
ンで、該オイルパン内のオイルに汲み上げローラ14、
15が配置され、さらに、塗布ローラ16が接触回転
し、該塗布ローラ16が定着ローラ10に接離自在、ま
たは、常時接触して汲み上げられたオイルを定着ローラ
10の表面に塗布するようになっている。また、上記塗
布ローラ16には、塗布ローラに対して常に一定の圧が
保たれるようにバネ17によって付勢されたフッソゴム
等の弾性体からなるメタリングブレード18が接触して
いて、塗布ローラ16上のオイルの量を所定値に規制し
ている。19は定着ローラ10の表面温度を検出する定
着ローラ表面温度検出手段としての定着ローラサーミス
タ、20は、加圧ローラ11の表面温度を検出する加圧
ローラ表面温度検出手段としての加圧ローラサーミスタ
である。定着ローラサーミスタ19、及び加圧ローラサ
ーミスタ20は、付勢手段としての板バネ21により、
各々、ローラ表面に対して、所望の接触圧力によって接
触されるように構成されている。これらのサーミスタ1
9、20によって、定着ローラ及び加圧ローラ表面温度
は各々、所望の制御温度TU、TLになるように不図示の
定着温調回路によって独立に温度制御される。23は、
定着ローラ分離爪であり、定着ローラ通過後の記録紙を
ローラ表面より分離するための分離手段としての分離爪
である。分離爪23は、加圧ローラ11のスラスト方向
(幅方向)に数個配置され、使用される記録紙の幅方向
のサイズに各々対応されている。25、26は、定着ロ
ーラ通過後の記録紙を排紙手段に導くための排紙上ガイ
ド、排紙下ガイドである。24a,24bは排出のため
の排紙ローラ対である。41は、定着ローラクリーニン
グ手段である定着ローラ10の表面をクリーニングする
ための、不織布等からなる定着ローラクリーニングウェ
ッブである。クリーニングウェッブ41は、不図示のク
リーニングウェッブ駆動手段により、駆動され、常に新
しいウェッブ表面にて、定着ローラ表面をクリーニング
可能なように、構成されている。
【0019】51は、加圧ローラ11表面上のオイルO
を払拭するためのフッソゴム等の弾性体からなるオイル
除去ブレード(ブレード手段)である。33は、オイル
除去ブレード51を支持するためのブレード台であり、
回転中心33bを軸として、回動可能にフレーム39に
取り付けられている。オイル除去ブレード51は、加圧
ローラ11表面に対して、常に一定の圧が保たれるよう
にバネ34によって付勢される。これによって、加圧ロ
ーラ上のオイルの量を所定量に規制するものである。
【0020】図3に、オイル除去ブレード51の詳細図
を示す。52は、フッ素ゴムからなるブレード、53
は、ブレード支持板であり、本実施の形態においては、
その材質はリン青銅板からなる。54はブレード押え部
材であり、ブレードをブレード台33に対して均等な圧
で固定するための部材である。55はブレード押圧固定
用段ビスである。56はブレード押え板バネ(弾性部
材)であり、本実施の形態においては、ブレード押え部
材54に、スポット溶接、或いはバーリングカシメによ
り、一体化されている。図4に、ブレードの平面図およ
び、断面図を示す。ブレード51は、ブレード台33に
対して、ブレード押え部材54を介して段ビス55にて
固定される。ブレード押え54の各段ビス固定部分(本
実施の形態においては4箇所)に対応する位置には、ブ
レード押え板バネ56が設けられている。この図におい
て、板バネ56の2点鎖線は、段ビスが締め付けられる
前の形状である。段ビス55を締め付けることにより、
板バネ56は、実線であらわされた形状のようになり、
すなわち、ブレード押えを押さえつける力が生ずる。こ
れは、ブレード押さえを介して、ブレード台33に対し
てブレードを押圧することとなり、これにより、ブレー
ド51は、押圧固定される。この時の、板バネ総数の総
圧をPとした時、このPは、次のように決定される。
【0021】まず、ブレードをその相手部材、本実施の
形態においては、加圧ローラ表面に対する必要圧を、F
1とする。
【0022】次に、ブレード台33と、ブレード支持部
材53との間で、最高使用温度における、熱膨張時の歪
みを吸収可能、すなわち、使用最高温度時にブレード台
33と、ブレード支持部材間において、部材どおしが摺
動可能な最高総圧をF2とした時、F1<P<F2 な
る関係となるようにPを設定すれば良い。言い替えれ
ば、加圧ローラへの必要圧以上であって、熱膨張時に、
摺動可能な範囲内にて板バネの圧を決定すれば良い。
【0023】これによって、加圧ローラ表面を必要なブ
レード圧にてオイル除去し、かつ、熱膨張時にブレード
支持部材〜ブレード台間にてブレードが摺動することに
より、ブレードの波うち、片あたり等の当接不良を防止
することが可能となる。
【0024】(実施の形態2)図5に、本発明第2の実
施の形態の説明図を示す。
【0025】図5は、オイル除去ブレード51の詳細図
を示す。52は、フッ素ゴムからなるブレード、53
は、ブレード支持板であり、本実施の形態においては、
その材質はリン青銅板からなる。54はブレード押え部
材であり、ブレードをブレード台33に対して均等な圧
で固定するための部材である。57はブレード押圧固定
用バネ座金付きビスである。バネ座金付きビス57は、
バネ座金57a、平座金57bよりなる。ブレード51
は、ブレード台33に対して、ブレード押え部材54を
介してバネ座金付きビス57にて固定される。
【0026】バネ座金付きビス57を締め付けることに
より、バネ座金57aは、ブレードを押さえつける力を
発生する。これにより、ブレード51は、押圧固定され
る。この時の、バネ座金付きビス57総数の総圧をPと
した時、このPは、次のように決定される。
【0027】まず、ブレードをその相手部材、本実施の
形態においては、加圧ローラ表面に対する必要圧を、F
1とする。
【0028】次に、ブレード台33と、ブレード支持部
材53との間で、最高使用温度における、熱膨張時の歪
みを吸収可能、すなわち、使用最高温度時にブレード台
33と、ブレード支持部材間において、部材どおしが摺
動可能な最高総圧をF2とした時、F1<P<F2 な
る関係となるようにPを設定すれば良い。言い替えれ
ば、加圧ローラへの必要圧以上であって、熱膨張時に、
摺動可能な範囲内にてバネ座金付きビス57の圧を、実
際には、ビスの締め付けトルクを決定すれば良い。
【0029】これによって、加圧ローラ表面を必要なブ
レード圧にてオイル除去し、かつ、熱膨張時にブレード
支持部材〜ブレード台間にてブレードが摺動となり、こ
れにより、ブレードの波うち、片あたり等の当接不良を
防止することが可能となる。
【0030】(実施の形態3)図6に、本発明第3の実
施の形態の説明図を示す。
【0031】図6に、オイル除去ブレード51の詳細図
を示す。52は、フッ素ゴムからなるブレード、53
は、ブレード支持板であり、本実施の形態においては、
その材質はリン青銅板からなる。54はブレード押え部
材であり、ブレードをブレード台33に対して均等な圧
で固定するための部材である。55はブレード押圧固定
用段ビスである。56はブレード押え板バネであり、本
実施の形態においては、ブレード押え部材54に、スポ
ット溶接、或いはバーリングカシメにより、一体化され
ている。本実施の形態においては、実施の形態1にて説
明を行った構成において、板バネ56の形状を図6の如
く変更したものを示しており、ブレードの平面図およ
び、断面図は省略する。ブレード51は、ブレード台3
3に対して、ブレード押え部材54を介して段ビス55
にて固定される。
【0032】ブレード押え54の各段ビス固定部分(本
実施の形態においては4箇所)に対応する位置には、ブ
レード押え板バネ56が設けられている。この図におい
て、板バネ56の2点鎖線は、段ビスが締め付けられる
前の形状である。段ビス55を締め付けることにより、
板バネ56は、実線であらわされた形状のようになり、
すなわち、ブレード押えを押さえつける力が生ずる。こ
れは、ブレード押さえを介して、ブレード台33に対し
てブレードを押圧することとなり、これにより、ブレー
ド51は、押圧固定される。この時の、板バネ総数の総
圧をPとした時、このPは、次のように決定される。
【0033】まず、ブレードをその相手部材、本実施の
形態においては、加圧ローラ表面に対する必要圧を、F
1とする。
【0034】次に、ブレード台33と、ブレード支持部
材53との間で、最高使用温度における、熱膨張時の歪
みを吸収可能、すなわち、使用最高温度時にブレード台
33と、ブレード支持部材間において、部材どおしが摺
動可能な最高総圧をF2とした時、F1<P<F2 な
る関係となるようにPを設定すれば良い。言い替えれ
ば、加圧ローラへの必要圧以上であって、熱膨張時に、
摺動可能な範囲内にて板バネの圧を決定すれば良い。
【0035】これによって、加圧ローラ表面を必要なブ
レード圧にてオイル除去し、かつ、熱膨張時にブレード
支持部材〜ブレード台間にてブレードが摺動することに
より、ブレードの波うち、片あたり等の当接不良を防止
することが可能となる。
【0036】(実施の形態4)図7に、本発明第4の実
施の形態の説明図を示す。図中、実施の形態1にて説明
した内容と共通の内容については、本実施の形態中では
省略する。
【0037】18は、オイル塗布ローラ16表面上のオ
イルOを掻き取り一定量のオイルを塗布するためのフッ
ソゴム等の弾性体からなるオイル塗布ブレードである。
64は、オイル塗布ブレード18を支持するためのブレ
ード台であり、回転中心64aを軸として、回動可能に
フレームに取り付けられている。オイル塗布ブレード1
8は、塗布ローラ16表面に対して、常に一定の圧が保
たれるようにバネ17によって付勢される。これによっ
て、塗布ローラ上のオイルの量を所定量に規制するもの
である。
【0038】本実施の形態においてはこの、オイル塗布
ブレードのブレード台に対する固定方法を前述した実施
の形態1〜3にて説明したような構成とすることによ
り、前実施の形態同様、ブレードの波うちを防止し、ロ
ーラ表面への当接不良を防止するものである。
【0039】なお、これらのブレード固定方法に付いて
は、実施の形態1〜3、および、図3〜6にて詳細に説
明したのでその説明は省略する。
【0040】(実施の形態5)図8に、本発明第5の実
施の形態の説明図を示す。図中、実施の形態1にて説明
した内容と共通の内容については、本実施の形態中では
省略する。
【0041】62は、定着ローラ10表面上のオイルO
を掻き取り一定量のオイルを塗布するためのフッソゴム
等の弾性体からなるオイル塗布ブレードである。63
は、オイル塗布ブレード62を支持するためのブレード
台であり、回転中心63aを軸として、回動可能にフレ
ームに取り付けられている。オイル塗布ブレード62
は、定着ローラ10表面に対して、常に一定の圧が保た
れるようにバネ64によって付勢される。これによっ
て、定着ローラ上のオイルの量を所定量に規制するもの
である。
【0042】本実施の形態においてはこの、オイル塗布
ブレードのブレード台に対する固定方法を前述した実施
の形態1〜3にて説明したような構成とすることによ
り、前実施の形態同様、ブレードの波うちを防止し、ロ
ーラ表面への当接不良を防止するものである。
【0043】なお、これらのブレード固定方法に付いて
は、実施の形態1〜3、および、図3〜6にて詳細に説
明したのでその説明は省略する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、記録材上の未定着
像を定着する定着ローラと、この定着ローラを圧接し、
記録材を挟持搬送するニップを形成する加圧ローラと、
定着ローラ及び加圧ローラ表面に離型剤を塗布する離型
剤塗布手段と、離型剤を払拭するブレード手段と、を有
し、ブレード手段には離型剤を払拭するブレード部材と
このブレード部材を支持するブレード支持体とブレード
支持体を押圧する支持体押圧部材とが備えられている
着装置において、支持体押圧部材からブレード支持体へ
の総圧Pは、ブレード部材が対象体に接触する接触圧よ
りも大きく、ブレード支持体と支持体押圧部材とが摺動
可能となる支持体押圧部材からブレード支持体への最大
総圧よりも小さいことにより、高温による熱膨張差、熱
的歪が発生する場合においても、ブレード支持体〜支持
体押圧部材間にて、熱膨張差を吸収できる構成とするこ
とができる。
【0045】これらのことにより、ブレード支持体と、
支持体押圧部材との間で各々の熱膨張差によって、歪を
生じるといった欠点を防止し、ブレードエッジとローラ
間で適正なる当接不良や、オイルのすり抜け、片あたり
が発生しないクリーニング性能と、離型剤払拭性能、離
型剤掻き落とし性能、離型剤塗布性能が得られ、高品位
な画像を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における定着装置の
説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の加圧ローラオイル除去ブレード部の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における画像形成装
置の加圧ローラオイル除去ブレード部の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における画像形成装
置の加圧ローラオイル除去ブレード部の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における画像形成装
置の加圧ローラオイル除去ブレード部の説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における定着装置の
説明図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態における定着装置の
説明図である。
【図9】従来例における定着装置の説明図である。
【符号の説明】
10 定着ローラ 11 加圧ローラ 33 ブレード台 51 ブレード手段 52 ブレード 53 支持板 54 押え部材 55 ビス 56 板バネ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材上の未定着像を定着する定着ロー
    ラと、この定着ローラを圧接し、記録材を挟持搬送する
    ニップを形成する加圧ローラと、定着ローラ及び加圧ロ
    ーラ表面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、離型剤
    を払拭するブレード手段と、を有し、ブレード手段には
    離型剤を払拭するブレード部材とこのブレード部材を支
    持するブレード支持体とブレード支持体を押圧する支持
    体押圧部材とが備えられている定着装置において、支持体押圧部材からブレード支持体への総圧Pは、ブレ
    ード部材が対象体に接触する接触圧よりも大きく、ブレ
    ード支持体と支持体押圧部材とが摺動可能となる支持体
    押圧部材からブレード支持体への最大総圧よりも小さい
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 ブレード部材は離型剤塗布手段に接触す
    る離型剤規制ブレード部材であることを特徴とする請求
    項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 ブレード部材は定着ローラ表面に接触
    し、離型剤を払拭するブレード部材であることを特徴と
    する請求項1から請求項2のいずれかに記載の定着装
    置。
  4. 【請求項4】 ブレード部材は加圧ローラ表面に接触
    し、離型剤を払拭するブレード部材であることを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載の定着装
    置。
  5. 【請求項5】 未定着画像を記録材上に形成する未定着
    画像手段を有する画像形成装置において、画像形成装置
    は請求項1から請求項4のいずれかに記載の定着装置を
    備える。
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