JP3449807B2 - おにぎり製造用具及びおにぎり製造方法 - Google Patents
おにぎり製造用具及びおにぎり製造方法Info
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Description
るおにぎり製造用具及びおにぎり製造方法に関するもの
である。
御飯を手で握って球形や三角柱形に形を整えるものであ
るが、勘で御飯の量を計り、勘で形状を整えることは以
外と難しく、又、手に御飯が付着して手間がかかるとい
った面倒さがあった。そこで、簡便に、且つ誰でも容易
におにぎりを作れるようにしたいという要求が出てき
た。
8に示すような、おにぎり形をした製造容器aが提供さ
れている。これを用いておにぎりを作るには、該容器a
にラップb等の敷物を被せて、図19、図20に示すよ
うに、この上から御飯cを載せ、図21に示すように、
ラップbを絞り込むことにより行っていた。
は、御飯を所定量入れた後に具を入れ、その上から再び
御飯を入れることになる。しかし、外から見える状態に
具を設ける場合には、図19に示すように、所要量の御
飯cを入れてから、その上に具dを置くことになる。
うな製造容器による場合には次の如き問題があった。
具が外から見える状態の例えば三角柱形のおにぎりを
作るばあい、図19〜20に示す如く、御飯の上に具d
を置いてラップを絞り込むことになるが、これでは図2
1に示すように、具dの位置にラップの絞り目eが位置
することになる。これでは、絞り部に具が巻き込まれる
ために、具がおにぎりの側面に奇麗に付かないことが多
い。
の大きさを決定する考え方のものであるため、これに御
飯を入れる場合に、詰め込みを強くして形を整えようす
ることが多く、加えて、絞り込みをするので一層詰め込
み圧が高くなる。このため、詰め込み後にラップを引っ
張って容器からおにぎりを出そうとしても、出難いので
ある。逆に、御飯の詰め込みを緩くすると、容器から取
り出したときにおにぎりが形崩れを起こす。
ップbを容器aに被せるので、この上から御飯を詰め込
むと、図20に示すように、底部の面(三角柱の一側
面)fだけがラップの延びた奇麗な面となるが、他の3
面(上面を除く)g,h,iは、御飯の詰め込みにつれ
てラップが引っ張られながら容器の中に入って行くた
め、皺が寄り、御飯がその皺に入り込み、絞り込み時
に、入り込んだ御飯を潰してしまうことになる。そのた
め、仕上がりが奇麗でなくなるばかりでなく、ラップを
剥がしたときに、潰れた御飯がラップ側に多数付着し
て、御飯の無駄が発生する。
について研究した結果、従来技術にかかわる前記問題点
は、古来より行われている押し型(例えば、幕の内に見
られる所定の形をなす御飯、或いは、所謂バッテラやお
ぼろ等の押し寿司)の考え方をそのまま「おにぎり」に
利用していることが原因であることを発見し、こうした
従来技術の考え方とは異なる新たな考え方を模索したの
である。
みて開発されたものであり、側面に具が奇麗に付いた状
態の包装されたおにぎりを容易に作ることのできるとこ
ろのおにぎり製造用具の提供を目的とするものであり、
又、おにぎり製造方法の提供を目的とするものである。
造用具及びおにぎり製造方法は、上記目的を達成するべ
く以下の手段を採用する。
質的に線対称となる二つの面部を具えたベースプレート
を有し、該ベースプレートの表裏面の外周縁の全周に亘
って、夫々立上り高さの異なる第1の立壁と第2の立壁
が突設されており、該ベースプレートと立壁との間で御
飯の収容部が形成される如くなされていることを特徴と
するものである。該おにぎり製造用具は、より好ましく
は、ベースプレートの前記二つの面部の内の少なくとも
一方に、具収容部を形成するために用いる開口部又は有
底の凹所を設けるのがよい。
ースプレートに、その線対称の軸線に沿って仕切り壁を
突設するのがよい。
は、内側プレートと外側プレートとからなり、該内側プ
レートは、実質的に線対称となる二つの面部を有するベ
ースプレートの一面側の外周縁の全周に亘って所要高さ
の垂下片が下方に向け突設されてなり、且つ前記二つの
面部の内の少なくとも一方には、具収容部を形成するた
めに用いる開口部又は有底の凹所が設けられており、一
方前記外側プレートは、前記内側プレートを収容させる
ための上方開放の収容空所を具え且つ前記垂下片の下端
を支持する底部を具え、該外側プレートに内側プレート
が収容された状態において、ベースプレートと外側プレ
ートの立壁との間で御飯の収容部が形成される如くなさ
れていることを特徴とするものである。
発明に係るおにぎり製造用具の他の態様は、該内側プレ
ートが、実質的に線対称となる二つの面部を有するベー
スプレートを有し、該二つの面部の内の少なくとも一方
には、具収容部を形成するために用いる開口部又は有底
の凹所が設けられており、一方前記外側プレートは、前
記内側プレートを収容させるための上方開放の収容空所
を具え且つ前記ベースプレートを下方より支持する支持
部を有し、該外側プレートに内側プレートが収容された
状態において、ベースプレートと外側プレートの立壁と
の間で御飯の収容部が形成される如くなされていること
を特徴とするものである。
からなるおにぎり製造用具において、前記内側プレート
を形成するベースプレートに、その線対称の軸線に沿っ
て仕切り壁を突設するのがよい。
にぎり製造用具のその他の態様は、内側プレートと外側
プレートとからなり、内側プレートと外側プレートとか
らなり、該内側プレートは、実質的に線対称となる二つ
の面部を有するベースプレートを以ってなり、一方前記
外側プレートは、前記内側プレートを収容させるための
上方開放の収容空所を具え、該外側プレートに内側プレ
ートが収容された状態において、ベースプレートと外側
プレートの立壁との間で御飯の収容部が形成される如く
なされており、前記内側プレートを形成するベースプレ
ートに、その線対称の軸線に沿って仕切り壁を突設した
ことを特徴とするものである。
ースプレートに、その線対称の軸線に沿って該軸線の略
全長に亘る溝部を開穿する一方、外側プレートの底部
に、前記溝部を挿通してベースプレートの上方に突出す
る仕切り壁を設けるのがよい。
にぎり製造用具のその他の態様は内側プレートと外側プ
レートとからなり、該内側プレートは、実質的に線対称
となる二つの面部を有するベースプレートを以ってな
り、一方前記外側プレートは、前記内側プレートを収容
させるための上方開放の収容空所を具え、該外側プレー
トに内側プレートが収容された状態において、ベースプ
レートと外側プレートの立壁との間で御飯の収容部が形
成される如くなされており、前記内側プレートを形成す
るベースプレートに、その線対称の軸線に沿って該軸線
の略全長に亘る溝部を開穿する一方、外側プレートの底
部に、前記溝部を挿通してベースプレートの上方に突出
する仕切り壁を設けたことを特徴とするものである。
質的に線対称となる二つの面部を具えたベースプレート
を有し、該ベースプレートの一面側の外周縁の全周に亘
って所要高さの立壁が突設されており、該ベースプレー
トと立壁との間で御飯の収容部が形成される如くなされ
たおにぎり製造用具を用いるおにぎり製造方法であっ
て、前記ベースプレートの上面部の全体を覆うようにフ
イルム状体を被せて後、前記収容部に御飯を収容し、該
収容された御飯を前記中央線に沿って折曲げるように前
記フイルム状体の対向する周縁部分を持ち上げて絞るこ
とを特徴とするものである。
は、実質的に線対称となる二つの面部を具えたベースプ
レートを有し、該ベースプレートの一面側の外周縁の全
周に亘って所要高さの立壁が突設されており、該ベース
プレートと立壁との間で御飯の収容部が形成される如く
なされたおにぎり製造用具を用いるおにぎり製造方法で
あって、前記ベースプレートの上面部の全体を覆うよう
にフイルム状体を被せると共に、該フイルム状体上に具
を載せて後、前記収容部に御飯を収容し、該収容された
御飯を前記中央線に沿って折曲げるように前記フイルム
状体の対向する周縁部分を持ち上げて絞ることを特徴と
するものである。
ースプレートと立壁との間で形成された御飯の収容部或
いは、内側プレートのベースプレートと外側プレートの
立壁との間で形成された御飯の収容部に、フイルム状体
を介して御飯を拡げて収容すると、一個のおにぎりの御
飯の量とおにぎりの展開状態の形が決まるため、その後
に、この御飯を中央線(線対称の軸線)で折り曲げるよ
うにフイルム状体を絞ると、おにぎりの基本的な形と大
きさが得られることとなる。従って、おにぎりの形や大
きさを、その後の簡単なにぎり方によって決定でき、従
来のように押し型に強く詰め込む如き作業が不要とな
る。又強く詰め込む必要がないために、フイルム状体が
御飯の収容部から出難くなることがない。
に沿って仕切り壁が突設されているときは、御飯の中央
線(線対称の軸線)での折り曲げが容易に行われる。そ
して、仕切り壁の側面に当接した御飯面がおにぎりの底
面を形成することとなる。
口部又は有底の凹所がベースプレートの面部に設けられ
ているときは、おにぎり製造用具のベースプレートの上
面部の全体を覆うようにフイルム状体を被せ、該フイル
ム状体を前記開口部又は有底の凹所で凹ませて具収容部
を形成し、該具収容部に具を収容しておくときは、ベー
スプレートの一面部或いは両面部の収容部に収容した具
が、おにぎりの側面に正しく位置され、従って前記従来
のように、具が絞り部に巻き込まれる恐れがなく、おに
ぎりの側面に奇麗につくこととなる。
被せて、この上から御飯を載せるのであるが、ベースプ
レートが線対称の展開形であるため、おりぎりの両側面
が奇麗な面に形成されて、ここに皺がよることが少な
く、仕上がりが良好である。又従来のように、皺に御飯
粒が多数挟み込まれるといった事態を回避できる。従っ
て、フィルム状体を剥がしたときも、フィルム状体の皺
に御飯粒が多数付着して御飯の無駄が発生するというこ
とがない。
の異なる立壁を突設したときは、その立上り高さに応じ
て御飯の収容量を変えることができるため、おにぎりの
大きさに大小をつけられる。
実施例について、図面を参照しながら説明する。
ばプラスチック成形によって一体に形成されており、ベ
ースプレート2の表裏の外周縁全周に亘って、立上り高
さの異なる立壁3,4を、ベースプレートの面と略直角
に突設してなる。
りの底面幅に略等しい中央片5の長さ方向の中央線6
(この中央線は、図1において一点鎖線で示されている
が、実際に描かれているものではない。中央線に関し
て、以下の実施例において同様である。)に対して実質
的に線対称となる例えば台形状をなす二つの面部7,7
を有している。該台形状の面部7,7は、おにぎりの側
面を形成するものであり、夫々の中央部分には、底辺9
が前記中央線6と平行する状態で三角形状の開口部1
0,10が、中央線6を挟んで対称位置に設けられてい
る。又ベースプレート2の上下面部には、その線対称の
軸線に沿って仕切り壁8が突設されている。
用具1を用いておにぎりを製造する要領は次のようであ
る。先ず図2〜3に示すように、例えば立上り量の大き
い立壁3を上向きにして、ベースプレート2を例えばテ
ーブル面上に設置し、その上に、所要大きさの平面状を
なすフイルム状体(例えばラップ)11を拡げて被せ、
前記開口部10,10部分においてこのフイルム状体1
1を下方に稍押し込んで具収容部12,12を形成す
る。この具収容部12は、ベースプレート2が下向きの
立壁4によって浮き上がっているため、その浮き上がり
量の範囲で無理なく形成できる。然る後、同図に示すよ
うに、この具収容部12,12に所要の具13を詰め込
む。
プレート2とこれを囲繞する前記立壁3とによって形成
された収容部14に御飯15を収容して、その上面15
aが立壁の上縁16に略合致するように均すと、収容さ
れた御飯は、前記仕切り壁8によって左右に分割された
状態となる。
容された御飯15を前記中央線6に沿って折曲げるよう
にフイルム状体11の対向する周縁部分11a,11a
を持ち上げて絞ると、収容部の両側部分の御飯上面が腹
合わせとなり、且つ仕切り壁8の対向する側面8a,8
aに当接する御飯面17,17がおにぎりの底面を形成
して、図5に示すように、製造すべきおにぎりの略三角
柱状をなす基本的な形と大きさが得られることとなる。
形を整え、図6に示すような略三角柱状の形に整えた
後、フイルム状体の絞り部をテープ18でバインドす
る。これによって、フイルム状体で包装されたおにぎり
19が得られる。図7はその断面図を示すものであり、
具13が、絞り部ではなく、おにぎりの両側面20,2
0に綺麗に配置されることになる。
際し、その上下を反転し、立上り量の小さい立壁4が上
向きになるように設置して、これを用いておにぎりを製
造する要領を説明するものである。この反転状態でのお
にぎりの製造要領は前記したステップと同様であり、ベ
ースプレート2とそれを囲繞する立壁4とによって形成
される収容部14の容積が前記の場合に比して小さいた
め、前記に比して厚さが薄いおにぎりを製造できる。
スプレート2に仕切り壁8が設けられないことがある。
この場合は、仕切り壁が設けられている場合に比べて、
収容された御飯をその中央線に沿って折曲げる際、折り
曲げにくくはなるが、製造すべきおにぎりの略三角柱状
をなす基本的な形と大きさは形成できる。又、ベースプ
レート2に前記開口部10が設けられないことがある。
この場合は、該ベースプレートの上面を覆うフイルム状
体の略全面に亘って、干しのりや、のしいか等の平面的
な具を載せると、これらの具が位置固定された状態にあ
るため、収容部に御飯を収容することにより、この具を
おにぎりの底面及び両側面に幅広く付着させることがで
きる。なお、前記おにぎり製造用具を用いる場合、具を
載せないで御飯を収容してもよい。これらいずれの場合
も、収容された御飯を前記中央線に沿って折曲げるよう
にフイルム状体11の対向する周縁部分を持ち上げて絞
ると、前記と同様にして、製造すべきおにぎりの略三角
柱状をなす基本的な形と大きさが得られることとなる。
実施例を示すものであり、内側プレート21と外側プレ
ート22とからなる。
ク成形によって一体に形成されており、ベースプレート
2の下面の外周縁全周に亘って、所要突出長さの垂下片
23が下方に向け突設されてなる。該ベースプレート2
は、製造すべきおにぎりの底面幅に略等しい中央片5の
長さ方向の中央線6に対して実質的に線対称となる例え
ば、先端部分が湾曲する三角形状をなす二つの面部7,
7を有している。又該三角形状の面部7,7は、おにぎ
りの側面を形成するものであり、夫々の中央部分には、
底辺9が前記中央線6と平行する状態で三角形状の開口
部10,10が、中央線6を挟んで対称位置に設けられ
ている。又ベースプレート2に、その線対称の軸線に沿
って該軸線の略全長に亘る(両端近傍に至る)溝部24
が開穿されている。
レート21を収容させるための上方開放の収容空所25
を具え且つ前記垂下片23の下端を支持する底部26を
具える。なおこの底部は、図9においては収容空所25
の底部分の全体を覆うように表わされているが、周縁部
分にのみ設けられていてもよい。又外側プレート22の
底部に、前記溝部24を挿通してベースプレートの上方
に突出する仕切り壁8を立設してなる。
ト21が収容された状態において、図10に示すよう
に、ベースプレート2と外側プレートの立壁26との間
で御飯の収容部27が形成される如くなされている。又
図10に示すように、外側プレート22の上面部の全体
を覆うように被るフイルム状体11が、前記開口部1
0,10で凹まされることによって具収容部12が形成
されるようになされている。
用具1を用いておにぎりを製造する要領は次のようであ
る。先ず図10に示すように、外側プレート22の収容
空所25に内側プレート21を収容する。その後、外側
プレートの上面部の全体を覆うように所要大きさの平面
状をなすフイルム状体(例えばラップ)11を広げて被
せ、前記開口部10,10部分においてこのフイルム状
体11を下方に稍押し込んで具収容部12,12を形成
する。この具収容部12は、ベースプレート2が下向き
の垂下片23によって浮き上がっているため、その浮き
上がり量の範囲で無理なく形成できる。然る後、図10
に示すように、この具収容部12,12に所要の具13
を詰め込む。
ト2と外側プレートの立壁26との間に形成された収容
部27に御飯15を収容して、その上面15aが立壁の
上縁29に略合致するように均すと、収容された御飯
は、前記仕切り壁8によって左右に分割された状態とな
る。
収容された御飯15を前記中央線6に沿って折曲げるよ
うにフイルム状体11の対向する周縁部分11a,11
aを持ち上げて絞ると、図2に示すと同様にして、仕切
り壁8の対向する側面8a,8aに当接する御飯面1
7,17がおにぎりの底面を形成して、図5に示すと同
様な、製造すべきおにぎりの略三角柱状をなす基本的な
形と大きさが得られることとなる。
形を整え、図6に示すような略三角柱状の形に整えた
後、フイルム状体11の絞り部をテープ19でバインド
する。これによって、フイルム状体で包装されたおにぎ
り19が得られる。その断面図は図7に示すと同様であ
り、具13が、絞り部ではなく、おにぎりの両側面2
0,20に綺麗に配置されることになる。
ト21との組合せによって本発明に係るおにぎり製造用
具を構成する場合、図11に示すように、内側プレート
21を前記垂下片23を具えない平板状に形成すると共
に、外側プレート22を、その収容空所25の例えば隅
部分に、ベースプレート2を下方より支持する支持部3
0を有するものとして構成することもできる。この場合
も、外側プレート22の底部に立設した仕切り壁8が、
ベースプレート2の線対称の軸線に沿って該軸線の略全
長に亘る(両端近傍に至る)如く設けられた溝部24を
挿通してベースプレート2の上方に突出するように構成
されている。
プレート21の他の態様を示すものであり、例えばプラ
スチック成形によって一体に形成されており、ベースプ
レート2の裏面の外周縁全周に亘って、所要突出長さの
垂下片31が下方に向け突設されてなる。又ベースプレ
ートの線対称の中央線に沿って前記と同様にして、外側
プレートに立設した仕切り壁が挿通しうる溝部24が設
けられるのがよく、或いはこれに代えて、例えば図12
に一点鎖線で示すように、この線対称の軸線に沿って仕
切り壁8を立設するのがよい。
ースプレート2に、製造すべきおにぎりの底面幅に略等
しい中央片32の長さ方向の中央線6に対して実質的に
線対称となる例えば、先端部分が湾曲する三角形状をな
す二つの面部7,7を有している。又該三角形状の面部
7,7は、おにぎりの側面を形成するものであり、夫々
の中央部分には、底辺9が前記中央線6と平行する状態
で三角形状の開口部10,10が、中央線6を挟んで対
称位置に設けられている。
ベースプレート2を、実質的に線対称となる台形状の二
つの面部7,7を具える如く形成し、中央線6に対して
線対称の状態で、略市松模様を描くように矩形或いは正
方形の開口部10が配置されている。かかる構成の内側
プレートを用いるときは、おにぎりの表面に、種々の具
を、市松模様状に散りばめた状態に付けることができ、
おにぎりに意匠感を付与できる。
は、そのベースプレート2の外形が、図13におけると
同様に形成されており、中央線に沿って長い長方形状或
いは台形状の開口部10を、中央線に対し左右対称に配
置している。
ベースプレート2の外形は前記と同様であるが、具収容
部を形成するための台形状や三角形状を成す開口部10
を中央線6に対し線対称の状態で配置している。
の面部の夫々が三角形状に形成されたベースペレート2
に、具収容部を形成するための矩形状や正方形状を成す
開口部10の多数を中央線6に対し線対称の状態で配置
してなる。
前記実施例で挙げたものの他各種の態様で設けられてよ
いものである。なお、開口部を有するかかるベースプレ
ートの構成は、前記第1実施例においても同様に採用し
うる。但しその場合は、ベースプレートの外周縁の全周
に亘って立壁が立設される。
所33をベースペレート2に形成してなる内側プレート
21を示すものである。なお、凹所を有するかかるベー
スプレートの構成は、前記第1実施例においても同様に
採用しうる。但しその場合は、ベースプレートの外周縁
の全周に亘って立壁が立設される。
る。 本発明に係るおにぎり製造用具を用いるとき
は、ベースプレートと立壁との間で形成された御飯の収
容部或いは、内側プレートのベースプレートと外側プレ
ートの立壁との間で形成された御飯の収容部に、フイル
ム状体を介して御飯を拡げて収容すると、一個のおにぎ
りの御飯の量とおにぎりの展開状態の形が決まる。従っ
てその後に、この御飯を中央線(線対称の軸線)で折り
曲げるようにフイルム状体を絞ると、おにぎりの基本的
な形と大きさが得られることとなる。従って、おにぎり
の形や大きさを、その後の簡単なにぎり方によって決定
でき、従来のように押し型に強く詰め込む如き作業が不
要となる。
プレートに立壁が突設されておにぎり製造用具が箱状を
なし、或いは、外側プレートに内側プレートが収容され
ておにぎり製造用具が箱状をなす場合においても、フイ
ルム状体が箱状部から出難くなることがなく、御飯を載
せた状態でフィルム状体を容易に持ち上げることがで
き、従来の容器に御飯を詰め込む方式に比べて、おにぎ
りが非常に作り易い。
るため、フイルム状体を介して収容部に御飯を載せたと
きの皺がよる部分が少なくてすみ、皺部分に御飯粒が入
って押し潰されることを未然に回避でき、その結果、フ
ィルム状体を剥がしたときに、潰れて皺部分に挟まった
御飯が、おにぎり本体の御飯を連れた状態で剥がれてフ
ィルム状体を奇麗に剥がせないといった不都合もない。
又、御飯粒の無駄をなくするためにフィルム状体に付い
た御飯を逐一取らねばならないといった手間も無くすこ
とができる。
軸線に沿って仕切り壁が突設されているときは、御飯の
中央線(線対称の軸線)での折り曲げが容易に行われ
る。そして、仕切り壁の側面に当接した御飯面がおにぎ
りの底面を形成することとなる。
いる開口部又は有底の凹所がベースプレートの面部に設
けられているときは、おにぎり製造用具のベースプレー
トの上面部の全体を覆うようにフイルム状体を被せ、該
フイルム状体を前記開口部又は有底の凹所で凹ませて具
収容部を形成し、該具収容部に具を収容しておくことに
より、ベースプレートの一面部或いは両面部の収容部に
収容した具が、おにぎりの側面に正しく位置され、従っ
て前記従来のように、具が絞り部に巻き込まれる恐れが
なく、おにぎりの側面に奇麗につくこととなる。
高さの異なる立壁を突設したときは、その立上り高さに
応じて御飯の収容量を変えることができるため、おにぎ
りの大きさに大小をつけられる。
1)おにぎり製造用具のベースプレートの上面部の全体を
覆うようにフイルム状体を被せ、該フイルム状体上に具
を載せたものや、2)フイルム状体を前記開口部又は有底
の凹所で凹ませて具収容部を形成し、該具収容部に具を
収容したもの、或いは、3)内側プレートのベースプレー
トの上面部の全体を覆うようにフイルム状体を被せ、該
フイルム状体上に具を載せたもの、4)フイルム状体を内
側プレートのベースプレートの開口部又は有底の凹所で
凹ませて具収容部を形成し、該具収容部に具を収容した
ものとして構成し、これを所要にパックして販売すると
きは、それを利用して直ちに、具付きのおにぎりを作る
ことができて、便利である。
である。
る。
る。
大きさを形成した状態を示す斜視図である。
図である。
図である。
用した状態を説明する断面図である。
おにぎり製造用具を説明する斜視図である。
ぎり製造用具の他の態様を説明する断面図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
図である。
示す斜視図である。
示す断面図である。
す斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 実質的に線対称となる二つの面部を具え
たベースプレートを有し、該ベースプレートの表裏面の
外周縁の全周に亘って、夫々立上り高さの異なる第1の
立壁と第2の立壁が突設されており、該ベースプレート
と立壁との間で御飯の収容部が形成される如くなされて
いることを特徴とするおにぎり製造用具。 - 【請求項2】 実質的に線対称となる二つの面部を具え
たベースプレートを有し、該ベースプレートの表裏面の
外周縁の全周に亘って、夫々立上り高さの異なる第1の
立壁と第2の立壁が突設されており、又、その二つの面
部の内の少なくとも一方には、具収容部を形成するため
に用いる開口部又は有底の凹所が設けられており、該ベ
ースプレートと立壁との間で御飯の収容部が形成される
如くなされていることを特徴とするおにぎり製造用具。 - 【請求項3】 ベースプレートに、その線対称の軸線に
沿って仕切り壁を突設したことを特徴とする請求項1又
は2記載のおにぎり製造用具。 - 【請求項4】 内側プレートと外側プレートとからな
り、該内側プレートは、実質的に線対称となる二つの面
部を有するベースプレートの一面側の外周縁の全周に亘
って所要高さの垂下片が下方に向け突設されてなり、且
つ前記二つの面部の内の少なくとも一方には、具収容部
を形成するために用いる開口部又は有底の凹所が設けら
れており、一方前記外側プレートは、前記内側プレート
を収容させるための上方開放の収容空所を具え且つ前記
垂下片の下端を支持する底部を具え、該外側プレートに
内側プレートが収容された状態において、ベースプレー
トと外側プレートの立壁との間で御飯の収容部が形成さ
れる如くなされていることを特徴とするおにぎり製造用
具。 - 【請求項5】 内側プレートと外側プレートとからな
り、該内側プレートは、実質的に線対称となる二つの面
部を有するベースプレートを有し、該二つの面部の内の
少なくとも一方には、具収容部を形成するために用いる
開口部又は有底の凹所が設けられており、一方前記外側
プレートは、前記内側プレートを収容させるための上方
開放の収容空所を具え且つ前記ベースプレートを下方よ
り支持する支持部を有し、該外側プレートに内側プレー
トが収容された状態において、ベースプレートと外側プ
レートの立壁との間で御飯の収容部が形成される如くな
されていることを特徴とするおにぎり製造用具。 - 【請求項6】 前記内側プレートを形成するベースプレ
ートに、その線対称の軸線に沿って仕切り壁を突設した
ことを特徴とする請求項4又は5記載のおにぎり製造用
具。 - 【請求項7】 内側プレートと外側プレートとからな
り、該内側プレートは、実質的に線対称となる二つの面
部を有するベースプレートを以ってなり、一方前記外側
プレートは、前記内側プレートを収容させるための上方
開放の収容空所を具え、該外側プレートに内側プレート
が収容された状態において、ベースプレートと外側プレ
ートの立壁との間で御飯の収容部が形成される如くなさ
れており、前記内側プレートを形成するベースプレート
に、その線対称の軸線に沿って仕切り壁を突設したこと
を特徴とするおにぎり製造用具。 - 【請求項8】 前記内側プレートを形成するベースプレ
ートに、その線対称の軸線に沿って該軸線の略全長に亘
る溝部を開穿する一方、外側プレートの底部に、前記溝
部を挿通してベースプレートの上方に突出する仕切り壁
を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のおにぎ
り製造用具。 - 【請求項9】 内側プレートと外側プレートとからな
り、該内側プレートは、実質的に線対称となる二つの面
部を有するベースプレートを以ってなり、一方前記外側
プレートは、前記内側プレートを収容させるための上方
開放の収容空所を具え、該外側プレートに内側プレート
が収容された状態において、ベースプレートと外側プレ
ートの立壁との間で御飯の収容部が形成される如くなさ
れており、前記内側プレートを形成するベースプレート
に、その線対称の軸線に沿って該軸線の略全長に亘る溝
部を開穿する一方、外側プレートの底部に、前記溝部を
挿通してベースプレートの上方に突出する仕切り壁を設
けたことを特徴とするおにぎり製造用具。 - 【請求項10】 実質的に線対称となる二つの面部を具
えたベースプレートを有し、該ベースプレートの一面側
の外周縁の全周に亘って所要高さの立壁が突設されてお
り、該ベースプレートと立壁との間で御飯の収容部が形
成される如くなされたおにぎり製造用具を用いるおにぎ
り製造方法であって、前記ベースプレートの上面部の全
体を覆うようにフイルム状体を被せて後、前記収容部に
御飯を収容し、該収容された御飯を前記中央線に沿って
折曲げるように前記フイルム状体の対向する周縁部分を
持ち上げて絞ることを特徴とするおにぎり製造方法。 - 【請求項11】 実質的に線対称となる二つの面部を具
えたベースプレートを有し、該ベースプレートの一面側
の外周縁の全周に亘って所要高さの立壁が突設されてお
り、該ベースプレートと立壁との間で御飯の収容部が形
成される如くなされたおにぎり製造用具を用いるおにぎ
り製造方法であって、前記ベースプレートの上面部の全
体を覆うようにフイルム状体を被せると共に、該フイル
ム状体上に具を載せて後、前記収容部に御飯を収容し、
該収容された御飯を前記中央線に沿って折曲げるように
前記フイルム状体の対向する周縁部分を持ち上げて絞る
ことを特徴とするおにぎり製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30829894A JP3449807B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | おにぎり製造用具及びおにぎり製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30829894A JP3449807B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | おにぎり製造用具及びおにぎり製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08140602A JPH08140602A (ja) | 1996-06-04 |
JP3449807B2 true JP3449807B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17979367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30829894A Expired - Lifetime JP3449807B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | おにぎり製造用具及びおにぎり製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3449807B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP3771929B1 (ja) | 2004-10-20 | 2006-05-10 | 利栄 水沢 | お握り製造用具 |
JP5883183B1 (ja) * | 2015-03-24 | 2016-03-09 | 友昭 杉浦 | 食品成形包装器具と食品成形包装システム及びそれらを用いた食品包装方法 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP30829894A patent/JP3449807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08140602A (ja) | 1996-06-04 |
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