JP3448807B2 - 電子レンジ式生ゴミ処理機 - Google Patents

電子レンジ式生ゴミ処理機

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JP3448807B2
JP3448807B2 JP2000111254A JP2000111254A JP3448807B2 JP 3448807 B2 JP3448807 B2 JP 3448807B2 JP 2000111254 A JP2000111254 A JP 2000111254A JP 2000111254 A JP2000111254 A JP 2000111254A JP 3448807 B2 JP3448807 B2 JP 3448807B2
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garbage container
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミをマイクロ
波で乾燥処理する電子レンジ式生ゴミ処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭で使用される生ゴミ処理
機としては、例えば特開平11−333424号公報に
開示されているように、微生物を利用して生ゴミを分解
処理するバイオ方式のものが知られている。このバイオ
式生ゴミ処理機は、生ゴミ処理槽内に充填してあるバイ
オチップ(生ゴミ処理材)を生ゴミと共に攪拌羽根で攪
拌し、また電熱ヒータにて生ゴミ処理槽を加温しなが
ら、排気ファンで外気を給気して微生物を活性化させて
生ゴミを分解処理するもので、その製品が松下電工株式
会社から提供され、家庭の生ゴミの減量化に貢献できる
とか、処理した生ゴミをそのまま堆肥として利用できる
などの利点から、好評を得ている。
【0003】しかし、このバイオ式生ゴミ処理機は、微
生物による発酵を伴うため悪臭が発生し、触媒脱臭装置
を別途必要とするとか、設置場所が屋外の電源がある近
くに限られるとか、処理に数日要するとか、生ゴミ処理
材を交換する手間と費用が必要である、などの問題があ
る。
【0004】ところで、電子レンジは大半の家庭に普及
し、毎日の生活必需品として家庭内で簡便に使用されて
いるが、その用途は飲食物の加温や解凍や調理に限られ
ており、加熱により発生した蒸気を排気して処理物を乾
燥させるというものは無かった。
【0005】本発明は、バイオ式生ゴミ処理機の上記の
ような問題点、更に電子レンジの普及及び使用状況に鑑
み、生ゴミを、電子レンジで調理するのと同じような使
用形態で、一般家庭等で簡便に乾燥処理することができ
る簡易な電子レンジ式生ゴミ処理機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マグネトロン
からのマイクロ波を透過する耐熱性の生ゴミ容器に生ゴ
ミを入れ、筐体内でマイクロ波反射板により囲まれたマ
イクロ波照射室内に生ゴミ容器を着脱自在にセットし
て、その中の生ゴミを乾燥処理する電子レンジ式生ゴミ
処理機であって、その特徴は次の〜のような構成に
したことにある。
【0007】 生ゴミ容器を着脱自在に搭載する回転
受け台を、モータにより回転されるように筐体内に軸受
けしたこと。 カッタ用モータにより回転されるカッ
タ連結軸を、回転受け台の軸受け部を貫通してその軸と
で同心円状の二重軸構造となるように軸受けしたこと。
回転受け台上に突出したカッタ連結軸の上端部に、
回転受け台側継手を設けたこと。 生ゴミ容器の底部
にドレーン排出開口部を設けたこと。 生ゴミ容器の
底部を貫通するカッタ軸によって該生ゴミ容器内にカッ
タを回転自在に軸受けしたこと。 生ゴミ容器を回転
受け台上に搭載することによって、回転受け台側継手と
上下に対向して嵌合して雌雄の嵌合関係となるカッタ側
継手をカッタ軸の下端部に設けたこと。 生ゴミ容器
の底部外面に、カッタ側継手と回転受け台側継手との嵌
合による軸継手を覆って回転受け台上に載置する台座部
を設けたこと。 生ゴミ容器を回しながらその台座部
を回転受け台上に載置することにより、この台座部と係
合してその上下移動を規制した状態で生ゴミ容器を回転
受け台上に位置決め固定する容器固定用ストッパを回転
受け台に設けたこと。 マイクロ波照射室内から強制
排気するファンを備えたこと。
【0008】すなわち、本発明は、一般家庭や小規模店
舗等で毎日生ずる程度の比較的少量の生ゴミを、マイク
ロ波で簡便に乾燥処理することを主眼としていることか
ら、第1に、生ゴミを生ゴミ処理機へ入れる際の取り扱
い及びそれを乾燥後に廃棄する際の取り扱いを容易にす
るとともに、生ゴミ容器の清掃も容易にする目的で、生
ゴミ容器をマイクロ波照射室内に着脱自在にセットする
方式としたものである。第2に、生ゴミ容器内での乾燥
を促進するとともに、乾燥後のゴミ処分を容易にする目
的で、生ゴミを生ゴミ容器内で回転するカッタにより細
かく切断する方式としたものである。第3に、カッタの
清掃や交換を容易にする目的で、着脱自在な生ゴミ容器
自体にカッタを内蔵したものである。第4に、生ゴミ容
器内での撹拌及びカッタによる切断を良くして乾燥を一
層促進する目的で、生ゴミ容器を回転受け台上に着脱自
在に搭載して回転させる方式としたものである。第5
に、上記のように生ゴミ容器を回転受け台上に着脱自在
に搭載して回転させる方式とすると、生ゴミ容器が回転
中に揺動して不安定になるが、その安定化のために、生
ゴミ容器の底部外面に台座部を設け、この台座部を、回
転受け台の容器固定用ストッパで回転受け台上に固定す
る構造にしたものである。第6に、生ゴミ容器を回転受
け台上に着脱に搭載する方式としたが、その着脱は生ゴ
ミを乾燥させるたびに行わなければならないので、その
着脱を容易にするとともに、生ゴミ容器が回転受け台と
共に揺動しても回転受け台から外れないようにするた
め、生ゴミ容器を回しながらその台座部を回転受け台上
に載置することにより、この台座部が、回転受け台の容
器固定用ストッパと係合して上下移動を規制された状態
で、生ゴミ容器が位置決め固定される構造にしたもので
ある。第7に、生ゴミ容器内のカッタをモータにより回
転させなければならないが、生ゴミ容器は回転受け台上
に着脱自在に搭載することから、それを搭載するだけ
で、カッタをカッタ用モータに対し回転伝達できるよう
にするため、カッタ側の継手と回転受け台側の継手と
を、上下に対向して嵌合する雌雄の嵌合関係としたもの
である。第8に、その雌雄の嵌合関係となる軸継手が、
熱や蒸気などに曝されないようするため、生ゴミ容器の
台座部を利用してこの軸継手を覆う構造にしたものであ
る。第9に、生ゴミ容器を搭載して回転する回転受け台
の軸部と、カッタを回転させるための軸部とを単純化す
るため、及び生ゴミ容器とカッタの双方の回転を安定に
するため、回転受け台とカッタの両者の軸を同心円状の
二重軸構造としたものである。第10に、カッタで切断
すると上記のように生ゴミから多量の廃液が生じ、マイ
クロ波は水分に向かって吸収される傾向があるため、ま
たマイクロ波照射室内の湿度が高いと乾燥効率が悪くな
るので、マイクロ波照射室内からの水分(蒸気)除去の
目的で、ファンにより強制排気するようにしたものであ
る。第11に、マイクロ波は水分に向かって吸収される
傾向があるため、マイクロ波照射室内の湿度が高いと乾
燥効率が悪くなるので、マイクロ波照射室内からの水分
(蒸気)除去の目的で、ファンにより強制排気するよう
にしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】この電子レンジ式生ゴミ処理機は、飲食物
を加温・解凍・調理できる通常の電子レンジを改造した
構造で、通常の電子レンジが具備している部分の説明は
省略し、生ゴミ処理に必要な部分の構成に限って説明す
る。
【0011】図1において、筐体1内には、マイクロ波
を反射する金属板で囲んだマイクロ波照射室2が形成さ
れ、その側壁2aの外側で筐体1内に設置したマグネト
ロン3からマイクロ波照射室2内にマイクロ波が照射さ
れる。
【0012】また、マイクロ波照射室2の天井部2b上
には、熱風供給部として、加熱ヒータ(電熱ヒータ)
4、筐体1の外壁上部には外気を吸気する吸気ファン
(ファンモータ)5が設置され、この吸気ファン5にて
吸気された外気は、ダクト5a内にて加熱ヒータ4によ
り加熱され、天井部2bの中央の熱風吹込口6から熱風
となって下向きに吹き込まれる。
【0013】マイクロ波照射室2内の底部中央には、回
転受け台と廃液の受け皿を兼ねるターンテーブル7が回
転板8上に着脱自在に搭載されている。その搭載の際
に、ターンテーブル7が回転板8と一体に回転するよう
に、ターンテーブル7に設けられたキー溝7aを、回転
板8の上面に突設されたピン8aと嵌合させる。回転板
8は、マイクロ波照射室2の底部中央に軸受けされた回
転コア9と一体に回転する。図2に回転板8と回転コア
9を示す。回転コア9は、筐体1内においてその底部上
に設置されたターンテーブル用モータ10の回転軸と、
プーリ及びベルト11を介して連結されており、このモ
ータ10の駆動によりターンテーブル7が回転される。
【0014】ターンテーブル7上には、生ゴミ容器12
がマイクロ波照射室2内において着脱自在に搭載され
る。この生ゴミ容器12は、マイクロ波を透過する耐熱
性素材で作られ、図2に示すように、円形の胴部12a
の下部12bが底部に向かって先細になる円錐台形にな
っているとともに、胴部上端部12cが、上面の開口に
向かって先細になる円錐台形になっており、また底部外
面にドーム状の台座部13を一体に形成し、更に胴部1
2aの外面に取っ手14を突設している。円錐台形で斜
め上向きになっている胴部上端部12cには、通気性を
良くするための通気孔15が全周に等間隔に設けられ、
また生ゴミ容器12の底部には、ドレーン排出開口部と
なる複数のドレーン孔16(図1参照)が設けられてい
る。
【0015】生ゴミ容器12は、ターンテーブル7を回
転受け台として、その上に着脱自在に搭載してこれと一
体に回転させるものであるため、生ゴミ容器12の台座
部13の周壁には、横長のキー溝17が複数箇所(図で
は3箇所)に形成されているとともに、周壁下縁には、
ドレーン溝16aが複数箇所(図では3箇所)に形成さ
れている。各キー溝17は、一端側から他端側に向かっ
て幅員が上下方向に大きくなり、幅員が大きい他端側に
小さい凹部17aを形成している。これに対応してター
ンテーブル7の上面中央部には、容器固定用ストッパと
して、キー溝17と同数の突起18が上向きに突設さ
れ、各突起18には、ピンローラ19が水平に突設され
ている。
【0016】従って、ターンテーブル7上に生ゴミ容器
12を搭載する際に、各ピンローラ19を各キー溝17
と嵌合させた状態にして生ゴミ容器12を少し回すと、
各キー溝17においてその凹部17aにピンローラ19
が落ち込んだ状態で、生ゴミ容器12がターンテーブル
7上に位置決め固定される。
【0017】生ゴミ容器12内には、図1及び図4に示
すように、その底部の中央部上にカッタ20が回転自在
に軸受けされている。このカッタ20は、攪拌翼を兼ね
る複数枚の刃21をコア22に放射状に突設したもの
で、生ゴミ容器12の底部を貫通するカッタ軸23の下
端には、生ゴミ容器12の底部下側(外側)において雄
継手24が固着されている。一方、図5(B)に示すよ
うに、ターンテーブル7の中央に回転自在に貫通させて
軸受けされたカッタ連結軸25の上端には、雄継手24
と対になって軸継手を構成する雌継手26が固着されて
いる。
【0018】雄継手24は、図4に示すように複数の突
起24aを等間隔に下向きに突設し、雌継手26は、突
起24aと同数の凹部26aを等間隔に形成するとも
に、凹部と凹部の間に同数の凸部26bを形成したもの
で、雄継手24の突起24aが雌継手26の凹部26a
内に嵌合して、突起24aと凸部26bが互いに噛み合
う。従って、生ゴミ容器12を上記のようにターンテー
ブル7にセットすると、雄継手24と雌継手26とが結
合して、カッタ軸23がターンテーブル7側のカッタ連
結軸25と連結される。雄継手24と雌継手26との結
合による軸継手は、生ゴミ容器12の台座部13により
覆われ、水分や熱等から保護される。
【0019】一方、筐体1の底部上には、ターンテーブ
ル7のための上記回転コア9の真下においてカッタ用モ
ータ27が設置されている。このカッタ用モータ27の
モータ軸は、回転コア9中を貫通してこれに軸受けされ
ている中継軸28と直結されている。この中継軸28と
ターンテーブル7に軸受けされた上記連結軸25とは、
前者の上端と後者の下端とに設けられた凹凸の結合部に
て接離自在に結合される。
【0020】従って、カッタ20を回転させるための軸
部とターンテーブル7を回転させるための軸部とは、同
心円状の二重軸構造となっており、ターンテーブル7上
に搭載された生ゴミ容器12は、ターンテーブル用モー
タ10によりターンテーブル7と一体に回転され、また
生ゴミ容器12内のカッタ20は、カッタ用モータ27
により生ゴミ容器12の回転速度よりは高速で回転され
る。
【0021】更に、筐体1内には、その側壁の排気口1
aからマイクロ波照射室2内を強制排気する排気ファン
(ファンモータ)29が設置され、またこの排気ファン
20の内側に排気口開閉用ダンパ32が設置されてい
る。このダンパ32はダンパ駆動用アクチュエータ33
にて開閉駆動される。
【0022】なお、排気口1aの外側又は内側に脱臭器
を付設することができる。また、図示していないが、マ
イクロ波照射室2内の温度を検知する温度センサ、湿度
を検知する湿度センサ等のセンサ類も設けられている。
【0023】更に、生ゴミ容器12のドレーン孔16か
ら流れ落ち、ドレーン溝16aを通ってターンテーブル
7上に残留した廃液を回収するため、廃液回収容器30
が用意されている。この廃液回収容器30は、ターンテ
ーブル7の下方において筐体1内の定位置に着脱自在に
設置する。その定位置で、廃液回収容器30内に廃液を
投下するため、ターンテーブル7には廃液排出のための
栓31が設けられている。この栓31は、廃液回収容器
30の投入口と位置合わせする必要があるため、ターン
テーブル7の回転は、センサの働きにより、乾燥処理終
了後に栓31が廃液回収容器30の投入口と対向したと
ころで停止するようになっている。
【0024】この電子レンジ式生ゴミ処理機にて生ゴミ
を処理するには、筐体1外で生ゴミ容器12中に生ゴミ
を入れ、取っ手14を持って生ゴミ容器12をマイクロ
波照射室2内に入れて、ターンテーブル7上に上記のよ
うにセットし、筐体1の扉を閉めて、タイマで処理時間
を任意にセットするか、メニューを選択して電源オンと
する。すると、ターンテーブル7と一体に生ゴミ容器1
2が回転するとともに、カッタ20が高速で回転するこ
とにより、生ゴミ容器12中の生ゴミは、生ゴミ容器1
2を透過してくるマイクロ波で加熱されながら、カッタ
20により切断及び攪拌され、更に上方から乾燥した熱
風を吹き付けられる。なお、攪拌は生ゴミ容器12自体
の回転によっても行われる。
【0025】生ゴミ容器12中で発生した蒸気は、生ゴ
ミ容器12中に吹き込まれる熱風により、生ゴミ容器1
2からマイクロ波照射室2へ排出されるが、マイクロ波
照射室2は排気ファン29にて排気口1aから強制排気
される。
【0026】従って、生ゴミの乾燥は、マイクロ波加熱
を主として、これに外気の強制吸気を利用した熱風吹き
付け、蒸気(湿気)の強制排気、カッタ20による切
断、カッタ20と生ゴミ容器12の回転による攪拌が同
時に行われることにより、これらの相乗効果で短時間に
高効率に行われる。
【0027】生ゴミの乾燥が進んで、生ゴミ容器12内
の温度が急激に上昇又は湿度が急激に低下すると、乾燥
した生ゴミがマイクロ波加熱により着火する恐れがある
ので、例えばマイクロ波照射室2内又は排気口1a付近
の温度と湿度の両方又はいずれか一方を上記センサで検
知し、設定温度まで上昇又は設定湿度まで低下したら、
マグネトロン3からのマイクロ波照射を停止し、その後
は熱風吹き付けにより乾燥させるように制御することが
できる。
【0028】また、カッタ20による切断を同様に途中
で停止(カッタ用モータ27を停止)し、その後は、生
ゴミ容器12の回転だけで攪拌することなど、種々の制
御態様が考えられる。
【0029】図8は本発明の変形例で、ターンテーブル
7に代えて回転受け台34を用い、これにターンテーブ
ル7の場合と同様に雌継手26等を設けたものである。
この場合には、生ゴミ容器12からの廃液をマイクロ波
照射室2の底部に落下させて廃液回収容器30にて回収
する。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一般
家庭や小規模店舗等で毎日生ずる程度の比較的少量の生
ゴミを、マイクロ波で簡便に乾燥処理する生ゴミ処理機
として次のような効果がある。 (1) 生ゴミ容器をマイクロ波照射室内に着脱自在にセ
ットする方式としたので、生ゴミを生ゴミ処理機へ入れ
る際の取り扱い及びそれを乾燥後に廃棄する際の取り扱
いが容易であるとともに、生ゴミ容器の清掃も容易であ
る。 (2) 生ゴミを生ゴミ容器内で回転するカッタにより細
かく切断する方式としたので、生ゴミ容器内での乾燥を
促進できるとともに、乾燥後のゴミ処分が容易になる。 (3) 着脱自在な生ゴミ容器自体にカッタを内蔵したの
で、カッタの清掃や交換が容易である。 (4) 生ゴミ容器を回転受け台上に着脱自在に搭載して
回転させる方式としたので、生ゴミ容器内での撹拌及び
カッタによる切断を良くして乾燥を一層促進できる。 (5) 上記のように生ゴミ容器を回転受け台上に着脱自
在に搭載して回転させる方式とすると、生ゴミ容器が回
転中に揺動して不安定になるが、生ゴミ容器の底部外面
に台座部を設け、この台座部を、回転受け台の容器固定
用ストッパで回転受け台上に固定する構造にしたので、
生ゴミ容器を安定して回転させることができる。 (6) 生ゴミを乾燥させるたびに生ゴミ容器を回転受け
台上に着脱自在に搭載しなければならないところ、生ゴ
ミ容器を回しながらその台座部を回転受け台上に載置す
ることにより、この台座部が、回転受け台の容器固定用
ストッパと係合して上下移動を規制された状態で生ゴミ
容器が位置決め固定される構造にしたので、その着脱が
容易であるとともに、生ゴミ容器が回転受け台と共に揺
動しても回転受け台から外れることはない。 (7) カッタ側の継手と回転受け台側の継手とを、上下
に対向して嵌合する雌雄の嵌合関係としたので、生ゴミ
容器を回転受け台上に搭載するだけで、カッタをカッタ
用モータに対し回転伝達できる。 (8) その雌雄の嵌合関係となる軸継手を、生ゴミ容器
の台座部を利用して覆う構造にしたので、この軸継手を
熱や蒸気などから保護できる。 (9) 回転受け台とカッタの両者の軸を同心円状の二重
軸構造としたので、生ゴミ容器を搭載して回転する回転
受け台の軸部と、カッタを回転させるための軸部とを単
純化できるとともに、生ゴミ容器とカッタの双方を安定
して回転させることができる。 (10) 生ゴミ容器の底部にドレーン排出開口部を設けた
ので、生ゴミを入れた生ゴミ容器をマイクロ波照射室内
にセットする前に、できるだけ水抜きをしておくができ
るとともに、マイクロ波乾燥しながら廃液を排出できる
ので、カッタで生ゴミを切断することにより多量の廃液
が生じることによるマイクロ波乾燥の遅延を回避でき
る。 (11) マイクロ波は水分に向かって吸収される傾向があ
るため、マイクロ波照射室内の湿度が高いと乾燥効率が
悪くなるが、ファンによりマイクロ波照射室内から強制
排気して水分(蒸気)を除去するので、乾燥効率がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子レンジ式生ゴミ処理機の概要
構成図である。
【図2】ターンテーブルを保持して回転させるための回
転板とその回転コアを示し、(A)は平面図、(B)は
簡略断面図である。
【図3】生ゴミ容器を示し、(A)は側面図、(B)は
台座部の下面図である。
【図4】カッタとその軸受部の簡略断面図である。
【図5】ターンテーブルを示し、(A)は下面図、
(B)は簡略断面図である。
【図6】カッタ側の雄継手の下面図である。
【図7】ターンテーブル側の雌継手を示し、(A)は上
面図、(B)は側面図である。
【図8】本発明の変形例の概要構成図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 排気口 2 マイクロ波照射室 2a 側壁 2b 天井部 3 マグネトロン 4 加熱ヒータ 5 吸気ファン 5a ダクト 6 熱風吹込口 7 ターンテーブル 7a キー溝 8 回転板 8a ピン 9 回転コア 10 ターンテーブル用モータ 11 ベルト 12 生ゴミ容器 12a 胴部 12b 下部 12c 胴部上端部 13 台座部 14 取っ手 15 通気孔 16 ドレーン孔 16a ドレーン溝 17 キー溝 17a 凹部 18 突起 19 ピンローラ 20 カッタ 21 刃 22 コア 23 カッタ軸 24 雄継手 24a 突起 25 カッタ連結軸 26 雌継手 26a 凹部 26b 凸部 27 カッタ用モータ 28 中継軸 29 排気ファン 30 廃液回収容器 31 栓 32 排気口開閉用ダンパ 33 ダンパ駆動用アクチュエータ 34 回転受け台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F24C 7/02 F24C 7/02 541J B09B 3/00 F26B 23/08 C ZAB B09B 3/00 ZAB F26B 23/08 303M (56)参考文献 特開 平8−136122(JP,A) 特開 平10−211098(JP,A) 特開 平5−211090(JP,A) 特開 平2−208419(JP,A) 特開 平11−333415(JP,A) 特開 平1−189383(JP,A) 特開 平8−219637(JP,A) 特開 平4−48985(JP,A) 特開 平11−28165(JP,A) 特開 平6−101848(JP,A) 特開 平7−223702(JP,A) 実開 昭56−159142(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 B09B 3/00 F26B 23/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトロンからのマイクロ波を透過する
    耐熱性の生ゴミ容器に生ゴミを入れ、筐体内でマイクロ
    波反射板により囲まれたマイクロ波照射室内に生ゴミ容
    器を着脱自在にセットして、その中の生ゴミを乾燥処理
    する電子レンジ式生ゴミ処理機であって、 前記生ゴミ容器を着脱自在に搭載する回転受け台を、モ
    ータにより回転されるように前記筐体内に軸受けしたこ
    と、 カッタ用モータにより回転されるカッタ連結軸を、前記
    回転受け台の軸受け部を貫通してその軸とで同心円状の
    二重軸構造となるように軸受けしたこと、 前記回転受け台上に突出した前記カッタ連結軸の上端部
    に、回転受け台側継手を設けたこと、 前記生ゴミ容器の底部にドレーン排出開口部を設けたこ
    と、 前記生ゴミ容器の底部を貫通するカッタ軸によって該生
    ゴミ容器内にカッタを回転自在に軸受けしたこと、 前記生ゴミ容器を前記回転受け台上に搭載することによ
    って、前記回転受け台側継手と上下に対向して嵌合して
    雌雄の嵌合関係となるカッタ側継手を前記カッタ軸の下
    端部に設けたこと、 前記生ゴミ容器の底部外面に、前記カッタ側継手と前記
    回転受け台側継手との嵌合による軸継手を覆って回転受
    け台上に載置する台座部を設けたこと、 前記生ゴミ容器を回しながらその台座部を回転受け台上
    に載置することにより、この台座部と係合してその上下
    移動を規制した状態で生ゴミ容器を回転受け台上に位置
    決め固定する容器固定用ストッパを回転受け台に設けた
    こと、 マイクロ波照射室内から強制排気するファンを備えたこ
    と、 を特徴とする電子レンジ式生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】回転受け台に搭載された生ゴミ容器のドレ
    ーン排出開口部から落下してくる廃液を受ける受け皿
    を、回転受け台側に備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電子レンジ式生ゴミ処理機。
  3. 【請求項3】生ゴミ容器の台座部をドーム状としたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ式生ゴ
    ミ処理機。
  4. 【請求項4】回転受け台に搭載された生ゴミ容器内へそ
    の上方から熱気を送風する熱風供給部を筐体の上部に備
    えたことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の電
    子レンジ。
  5. 【請求項5】マイクロ波照射室の排気口付近の温度と湿
    度の両方又はいずれか一方をセンサで検知してカッタ用
    モータ及びマグネトロンを停止させる制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の電子
    レンジ。
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