JP3446778B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3446778B2
JP3446778B2 JP24926894A JP24926894A JP3446778B2 JP 3446778 B2 JP3446778 B2 JP 3446778B2 JP 24926894 A JP24926894 A JP 24926894A JP 24926894 A JP24926894 A JP 24926894A JP 3446778 B2 JP3446778 B2 JP 3446778B2
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cassette
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リッド付き記録再生用
テープカセットに関するものであり、詳しくはカセット
の外部に露出しているテープの表裏を狭持する回動自在
なリッドに使用されているリッドスプリング、及びリッ
ドスプリングを係止する係止部の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるリッド付き記録再生用
カセット60は、図9に示すように、略四角形状に形成
された上シエル2と、テープ3を巻装させた一対のリー
ル4からなるリール部5と、カセット60の外部に一部
露出したテープ3の表裏を狭持する回動自在なリッド及
びリッドスプリングを有するリッド機構部61と、上シ
エル2に係合できる略四角形状に形成された下シエル3
7とから構成されている。
【0003】上シエル2は、図9に示すように、略四角
形状をした絶縁性部材で形成され、長手方向の両端側面
には、上シエル2の前面側から奥に向かって溝を形成し
たトップリッド案内溝7と、このトップリッド案内溝7
に近接した位置に半円形状に切り欠いたフロントリッド
回転軸受部8と、筒型形状にした中央部にめくら穴を有
する下シエル係合突起9と、前面側の中央部を中心にし
て所定間隔おいた両側に舌片の中央部を切り欠いたバッ
クリッド係止部10とを設けた構造となっている。
【0004】リッド機構部61は、カセット60を使用
する時に狭持しているテープ3の表裏から開きながら離
れる機構になっておりトップリッド12と、バックリッ
ド17と、フロントリッド21と、弾性材である捻りコ
イルバネ形状に形成されたリッドスプリング65とから
構成されている。
【0005】トップリッド12は、図9に示すように、
長方形状に形成された長手方向の両端に設けた側壁13
と、この側壁13に内側方向に向かい合い且つ一部を切
り欠いためくら穴に形成したフロントリッド係合突起穴
14と、このフロントリッド係合突起穴14の反対側の
側壁13に上シエル2のトップリッド案内溝7にガイド
される上シエル係合突部15と、側壁13から内側に所
定間隔に形成されたバックリッド17を係合するバック
リッド係合突部16とを設けた構造になっている。
【0006】バックリッド17は、図9に示すように、
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
は露出するテープ3を狭持する長板形状のテープ保持面
18Aを形成する。一方、三角形状をした側面の一辺に
はテープ3の狭持状態の開閉動作を連動する下シエル案
内突部19と、テープ保持面18Aの上部端は棒状に形
成した両端にトップリッド12に係合する突出して形成
したトップリッド係合突部20とから構成されている。
【0007】フロントリッド21は、図9に示すよう
に、細長い平板形状にした基板部22と、この基板部2
2の両端部に直交する方向に突設させて設けたフロント
リッド保持部23と、トップリッド12と係合するトッ
プリッド係合突部20Aと、基板部22の裏側の面にテ
ープを挟むテープ保持面18Bとを設けた構造となって
いる。
【0008】フロントリッド保持部23は、内側に対向
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部62、35と、自由端部に近接した位置に舌片形
状に形成されたリッド係止片26とを備えた構造になっ
ている。
【0009】一方のリッド回転軸部(図9で左側)62
は、図10及び図11に示すように、いわゆるリッド機
構部61の係止部であり、上シエル2のフロントリッド
回転軸受部8(図9参照)と下シエル37のフロントリ
ッド回転軸係合部41(図9参照)とに回転自在に係合
する軸部27と、この軸部27の延長軸上にリッドスプ
リング65を装着する支持軸63と、軸部27と支持軸
63との間に拡径なフランジ部64を設けた構造になっ
ている。
【0010】支持軸63は、リッドスプリング65の座
巻き部66の巻径の内径よりも小さく形成され、且つ支
持軸63の一部から直交する方向に突出させて形成した
フック係合部64を設けた構造となっている。
【0011】リッドスプリング65は、図12及び図1
3に示すように、線材を捻りコイルバネ形状に巻き回し
た座巻き部66と、この座巻き部66の一端を直線的に
のばした腕部67と、端部に相当する他端を座巻き部6
6の巻径dcをそのまま90度起こして半円形状のフッ
ク部68にすることができる。この場合は、その座巻き
部66からフック部68の自由端までの長さdcとな
り、図10に示すリッドスプリング65を収容できる幅
waを大きくとる必要がある。そのため、図13に示す
ように、座巻きにした線材を90度起こした後に、再度
加工を施して半円の径dhを小さくしてその高さYを制
限したフック部69にする。このようにして、図10に
示すように、付勢軸63に装着できる幅wbにできる。
【0012】他方のリッド回転軸部(図9で右側)35
は、上シエル2のフロントリッド回転軸受部8と下シエ
ル37のフロントリッド回転軸係合部41とに回転自在
に係合される軸部36を設けた構造となっている。
【0013】下シエル37は、図9に示すように、上シ
エル2と係合する略四角形状に形成されており、長手方
向の両端部略中央の位置から前方向にリッド係止部40
を設けた構造になっている。
【0014】このように上記説明した種々の構成からな
るリッド付きテープカセット60の組立は、先ず下シエ
ル37にテープ3を巻装させた一対のリール4を装着す
る。そして、バックリッド17、トップリッド12、フ
ロントリッド21をそれぞれ係合させて上シエル2に係
合し、且つリッドスプリング65を装着してリッド機構
部61は完成する。そして、リッド機構部61をリッド
スプリング65の付勢力に抗して開の状態にして下シエ
ル37に被せるようにしてカセット60の組立は完成す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術におけるリッド付きカセット構造におい
ては、リッドスプリング65のフック部69を座巻き部
分を90度起こしてから径を小さくしなければならない
ために、バネの曲げ工程が複雑になり、且つ加工性が悪
くなると云う問題点がある。
【0016】又、フック部69の径を小さくするため
に、フック部69の径に合わせた座巻き径にするとリッ
ドスプリング65に求められているリッド機構を閉じる
のに必要な力の大きさが弱まってしまい、バネに必要と
する最大応力を得ることができないという問題点もあ
る。
【0017】従って、従来からのバネに加わる最大応力
を維持できて、且つリッドスプリングの高さ低くしたバ
ネ構造に解決しなければならない課題を有している。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るテープカセットは、四角形状の上下シ
エルで形成したカセットと、該カセットの外部に一部露
出して収容したテープと、該カセットの外部に一部露出
したテープの表裏を狭持し回転軸を介して回動自在なリ
ッドを備えたリッド機構部を装備したテープカセットで
あり、前記リッド機構部は、トップリッドと、バックリ
ッドと、フロントリッドとからなる回動自在なリッド
と、前記リッドを常時閉方向に付勢する捻りコイルバネ
形状のリッドスプリングとから構成され、前記回転軸
は、前記リッドを前記上下シエルに係合して回転させる
軸部と、該軸部の延長軸上にフランジ部を介して前記リ
ッドスプリングを装着する支持軸とからなり、前記フラ
ンジ部は、その一部を前記回転軸から直交する方向に突
出させ、その先端に前記支持軸と平行に係止リブを設け
たことである。
【0019】又、上記リブに、前記リッドスプリングの
一方の端部を係止する係止溝を設けたテープカセットで
ある。
【0020】
【作用】上記構成にした本発明に係るテープカセット
は、リッド機構部の回動自在なリッドを常時閉の状態に
付勢するリッドスプリングの端部を曲げないで係止する
係止部を設けたことにより、高さを低くして取り付けス
ペースを小さくすることができる。
【0021】又、リッドスプリングにはフック部を設け
なくてすむため、形状が簡単になりバネの実効的な開き
角度のバラツキを減少させることができる。
【0022】更に、リッドスプリングの幅寸法に余裕が
でるので、バネに使用する線材の径と巻き数を大きくし
てバネにかかる応力を下げることができるようになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るテープカセットについて
図を参照して以下詳細に説明する。尚、従来技術と同一
のものには理解し易いように同一番号を付与する。
【0024】リッド付きテープカセット1は、図1及び
図2に示すように、四角形状に形成され、その上殻に相
当する上シエル2と、カセット1を不使用時にはリッド
スプリング28の付勢力により常時閉の状態に回動自在
なリッド機構部11と、カセット1の内部に記録再生用
テープ3を巻装させた一対のテープリール4を有するリ
ール部5と、下殻に相当する下シエル37と、リッド機
構部11を閉状態にロックするリッド係止部材47とか
ら構成されている。
【0025】このような構成からなるリッド付きテープ
カセット1は、不使用時においてはカセットの長手方向
前面から外部に露出しているテープ3をリッドスプリン
グ28の付勢力により挟み込んで収納して磁気テープ自
体を保護する。カセットを使用時においてはリッドスプ
リング28の付勢力に逆らってリッド機構部11を上方
向に回動させることにより狭持して収納してある磁気テ
ープ3を離しながら開き、テープを外部に露出した状態
にする。
【0026】上シエル2は、図2に示すように、略四角
形状をした絶縁性部材で形成され、一対のリール4が回
転する中央部分に長方形状に透明部材6で形成してリー
ル4の動きが容易に解る構造となっている。又、長手方
向の両端側面には、上シエル2の前面側から奥に向かっ
て溝を形成したトップリッド案内溝7と、このトップリ
ッド案内溝7に近接した位置に半円形状に切り欠いたフ
ロントリッド回転軸受部8と、筒型形状に突出した中央
部にめくら穴を有する下シエル係合突起9とを設けた構
造となっている。更に、前面側の中央位置には所定間隔
をおいた両側に舌片の中央部を切り欠いたバックリッド
係止部10を設けた構造となっている。
【0027】リッド機構部11は、図2に示すように、
リッド付きテープカセット1が電子機器、例えばディジ
タルVTR等に装着された時に開閉してテープ3を機器
の記録再生機構に案内するものであり、トップリッド1
2と、バックリッド17と、フロントリッド21と、捻
りコイルバネ形状のリッドスプリング28とから構成さ
れている。
【0028】トップリッド12は、図2に示すように、
長方形状に形成された長手方向の両端に設けた側壁13
と、この側壁13に内側方向に互いに向かい合い且つ一
部を切り欠いためくら穴を形成したフロントリッド係合
突起穴14と、このフロントリッド係合突起穴14の反
対側の側壁13に上シエル2のトップリッド案内溝7に
ガイドされる上シエル係合突部15と、側壁13から内
側に所定間隔に形成されたバックリッド17を係合する
バックリッド係合突部16とを設けた構造になってい
る。
【0029】バックリッド17は、図2に示すように、
長手形状をした下部側を略三角形状に形成し、その表面
はフロントリッド21のテープ保持面18Aと共にカセ
ット1を不使用時に上下シエル2、37から露出するテ
ープ3の裏面側から狭持する長板形状のテープ保持面1
8Aを形成する。一方、三角形状をした側面の一辺には
下シエル37に案内されてテープ3の狭持状態の開閉動
作を連動する下シエル案内突部19と、テープ保持面1
8Aの上部端は棒状に形成した両端にトップリッド12
に係合する突出して形成したトップリッド係合突部20
とから構成されている。
【0030】フロントリッド21は、図2に示すよう
に、細長い平板形状にした基板部22と、この基板部2
2の長手方向の両端部に直交する方向に突設させて設け
たフロントリッド保持部23と、短手方向の上部端の両
端部に突出形成したトップリッド12と係合するトップ
リッド係合突部20Aと、基板部22の裏側の面にバッ
クリッド17と共にテープ3の表面を挟むテープ保持面
18Bとを設けた構造となっている。
【0031】フロントリッド保持部23は、内側に対向
して左右に構造の異なるリッド回転軸を設けたリッド回
転軸部24、35と、四角形状に切り抜いたライトパス
孔25と、ライトパス孔25よりも外側であって自由端
側に近接した位置に舌片形状に形成されたリッド係止片
26とを備えた構造になっている。
【0032】一方のリッド回転軸部(図2で左側)24
は、図2、図5及び図6に示すように、上シエル2のフ
ロントリッド回転軸受部8と下シエル37のフロントリ
ッド回転軸係合部41とに回転自在に係合される軸部2
7と、この軸部27の延長軸上に設けたリッドスプリン
グ28を装着する支持軸32と、軸部27と支持軸32
との間に設けたフランジ部33とからなる構造になって
いる。
【0033】リッドスプリング28は、図3及び図4に
示すように、いわゆる捻りコイルバネであり、座巻きに
してコイル状に形成した座巻き部29と、その一端を長
い直線形状に形成した第1の腕部30と、いわゆる端子
部に相当する他端側を第1の腕部よりは短く且つ第1の
腕部方向と所定角度をもって形成された第2の腕部31
とから構成されている。このような構造からなるリッド
スプリング28は、座巻き部29の空洞部分を支持軸3
2(図5参照)に嵌装させ、一方の長い端部である第1
の腕部30側を図示していないがフロントリッド21に
係止し、他方の短い端子部である第2の腕部31をフロ
ントリッド保持部23のフランジ部33の係止リブ34
に係止させてリッド機構部11を常に閉状態になるよう
に付勢するスプリング機能を有する。
【0034】支持軸32は、図5及び図6に示すよう
に、軸部27の延長軸上であって、フランジ部33を介
して形成され、その径はリッドスプリング28の座巻き
部29の巻径の内径よりも小さく、且つその高さは、座
巻き部29の厚さよりも充分に大きな高さ、例えば倍前
後の高さになっている。
【0035】フランジ部33は、図5及び図6に示すよ
うに、軸部27と支持軸32との間であって、その一部
を軸から直交する方向に突出させ、その先端に支持軸3
2と平行に係止リブ34を設けた構造となっている。こ
の係止リブ34は、支持軸32と間隔Wだけの距離をお
いて設けられている。このような構造をしたフランジ部
33にリッドスプリング28の座巻き部29を支持軸3
2に遊嵌合し、第2の腕部31を係止リブ34に引っか
け、且つ第1の腕部30に付勢力をかけながらフロント
リッド21に引っかける。この時、支持軸32と座巻き
部29との関係は、第2の腕部31を従来のように座巻
き部分と第2の腕部31と幅Yを必要とせず、座巻きし
た部分の幅X(図4参照)だけでよいからそのぶん支持
軸32の高さを低くすること、若しくは余裕のある嵌装
状態を得ることができる。
【0036】他方のリッド回転軸部(図2で右側)35
は、上シエル2のフロントリッド回転軸受部8と下シエ
ル37のフロントリッド回転軸係合部41とに回転自在
に係合される軸部36と、この軸部36に隣接した位置
に直角形状に形成された防塵リブ37と、ライトパス孔
25と、リッド係止片26とを設けた構造となってい
る。
【0037】下シエル37は、図2に示すように、上シ
エル2と係合する略四角形状に形成されており、背面側
のコーナーに設けた外部端子接続部38と、背面側の中
央の位置に設けたリールロック機構部39と、長手方向
の両端部略中央の位置から前方向に略三角形状に仕切っ
たリッド係止部40と、前面側のコーナー近傍に設けた
フロントリッド回転軸係合部41と、光路切欠部42
と、防塵リブ43と、上シエル係合突起44と、前面側
中央位置であって外部からの光源をカセット内に取り入
れる孔を設けた光源挿入部45と、この光源挿入部45
を中心にして左右の位置にバックリッドガイド部46と
を設けた構造になっている。
【0038】リッド係止部材47は、図2、図5及び図
6に示すように、リッド係止爪部48と、一端をU字状
にした平板のスプリング49とからなる。リッド係止爪
部48は、上部の両側に伸びた回動軸50と、回動軸5
0の下部であって略45度上を向いた爪51とから構成
されている。このような構造からなるリッド係止部材4
7とスプリング49は、下シエル37のリッド係止部4
0に回動軸50を上部から掛けるようにして爪51を下
げた状態にし、回動軸50に近接した上部からスプリン
グ49の他端で押さえて爪51を前方に常時押すように
した構造となっている。
【0039】上記説明した種々の部品からなるリッド付
きテープカセット1の組立は、先ず下シエル37にテー
プ3を巻装させた一対のリール4を装着する。そして、
バックリッド17をトップリッド12に係合すると共
に、トップリッド12をフロントリッド21に係合させ
てリッドの組立は完成する。尚、リッドは最初から組み
立てておいてもよい。
【0040】次に、組み立てられたリッドを上シエル2
に係合し、且つフロントリッド21の支持軸34にリッ
ドスプリング28を嵌装させてリッド機構部11の組立
は完成する。次に、リッド機構部11をリッドスプリン
グ28の付勢力に抗して開の状態にして、下シエル37
に被せるようにしてカセット1の組立は完成する。
【0041】このように組立てられたカセット1に収容
されているリッド回転軸部24を構成するリッドスプリ
ング28は、上シエル2側に取り付ける第1の腕部30
と、リッド側に取り付ける第2の腕部31との両方共直
線形状になっていて、従来技術に示したようにリッド側
に取り付ける端子部が半円形状のフック状になっていな
い。そのため、そのぶんスペースを少なくすることがで
きる、と共にスプリングに加わる最大応力を劣化させる
ことがない構造となっている。更に、リッドスプリング
28の形状が単純になりバネの実効的な開き角度のバラ
ツキを低減できる構造にもなっている。また、このよう
な構造をしたリッドスプリング28はその幅X(図4参
照)を抑えた構造となっているために、幅X寸法に余裕
が出来るので、そのぶん線材の径と巻き数を大きくして
バネ線にかかる応力を下げ、線材に許容応力の小さな安
い材料を使用してコストの低減を図ることができる構造
となっている。
【0042】次に、本発明に係る第2の実施例は、上記
したリッドスプリング28をそのまま使用して、支持軸
32に設けたフランジ部及び係止リブを変形したもので
ある。
【0043】即ち、図7及び図8に示すように、支持軸
32と軸部27との外径よりも拡径のフランジ部33に
近接した位置に上向きにしたフック状の係止溝からなる
係止リブ52を設けた構造である。この係止リブ52に
は、リッドスプリング28が簡単に横ずれ、又は外れな
いように一部切欠いた切欠部53を設けた構造となって
いる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るテー
プカセットは、リッド機構部の回動自在なリッドを常時
閉の状態に付勢するリッドスプリングの端部を曲げるこ
となく係止する係止部を回転軸に設けたことにより、フ
ック部がなくなり幅方向の取り付けスペースが小さくで
きると云う極めて優れた効果を奏する。
【0045】又、リッドスプリングのフック部をなくし
たことにより、フック部を座巻きの部分から起こして加
工を施すことが不要になり生産性の向上、コストダウン
を図ることができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0046】更に、リッドスプリングを係止部に装着し
たときに幅寸法に余裕ができるので、線材の径、巻き数
を大きくしてバネ線にかかる応力を下げることができ、
線材に許容応力の小さなコスト的に安価な材料を使用し
てコストの低減化を図ることができると云う極めて優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープカセットの全体を示した斜
視図である。
【図2】同、テープカセットの分解斜視図である。
【図3】同、テープカセットに使用されているリッドス
プリングの平面図である。
【図4】同、テープカセットに使用されているリッドス
プリングの側面図である。
【図5】同リッドスプリングを係止部に装着した要部を
略示的に示した説明図である。
【図6】同リッドスプリングを係止部に装着した要部を
略示的に示した説明図である。
【図7】同第2の実施例の係止部を略示的に示した説明
図である。
【図8】同第2の実施例の係止部を略示的に示した説明
図である。
【図9】従来技術におけるリッド付きテープカセットの
分解斜視図である。
【図10】従来技術におけるリッドスプリングを係止部
の装着した要部を略示的に示した説明図である。
【図11】従来技術におけるリッドスプリングを係止部
の装着した要部を略示的に示した説明図である。
【図12】従来技術におけるリッドスプリングの平面図
である。
【図13】従来技術におけるリッドスプリングの側面図
である。
【符号の説明】
1 リッド付きテープカセット 2 上シエル 3 テープ 4 リール 5 テープリール部 6 透明部材 7 トップリッド案内溝 8 フロントリッド回転軸受部 9 下シエル係合突起 10 バックリッド係止部 11 リッド機構部 12 トップリッド 13 側壁 14 フロントリッド係合突起穴 15 上シエル係合突部 16 バックリッド係合突部 17 バックリッド 18 テープ保持面 19 下シエル案内突部 20 トップリッド係合突部 21 フロントリッド 22 基板部 23 フロントリッド保持部 24 リッド回転軸部 25 ライトパス孔 26 リッド係止片 27 軸部 28 リッドスプリング 29 座巻き部 30 第1の腕部 31 第2の腕部 32 支持軸 33 フランジ部 34 係止リブ 35 リッド回転軸部 36 軸部 37 下シエル 38 外部端子接続部 39 リールロック機構部 40 リッド係止部 41 フロントリッド回転軸係合部 42 光路切欠部 43 防塵リブ 44 上下シエル係合突起 45 光源挿入部 46 バックリッドガイド部 47 リッド係止部材 48 リッド係止爪部 49 スプリング 50 軸 51 爪 52 係止リブ 53 切欠部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状の上下シエルで形成したカセッ
    トと、該カセットの外部に一部露出して収容したテープ
    と、該カセットの外部に一部露出したテープの表裏を狭
    持し回転軸を介して回動自在なリッドを備えたリッド機
    構部を装備したテープカセットであり、 前記リッド機構部は、トップリッドと、バックリッド
    と、フロントリッドとからなる回動自在なリッドと、前
    記リッドを常時閉方向に付勢する捻りコイルバネ形状の
    リッドスプリングとから構成され、 前記回転軸は、前記リッドを前記上下シエルに係合して
    回転させる軸部と、該軸部の延長軸上にフランジ部を介
    して前記リッドスプリングを装着する支持軸とからな
    り、前記フランジ部は、その一部を前記回転軸から直交する
    方向に突出させ、その先端に前記支持軸と平行に係止リ
    ブを設け たことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 上記リブに、前記リッドスプリングの一
    方の端部を係止する係止溝を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のテープカセット。
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