JPH03183078A

JPH03183078A - テープカセット

Info

Publication number: JPH03183078A
Application number: JP32171589A
Authority: JP
Inventors: Mineo Oshima; 大島　峰生
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-12-11
Filing date: 1989-12-11
Publication date: 1991-08-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、テープカセットに関するものであって、特に
テープカセットのシャッタの構造に関する。

従来の技術テープ状記録媒体（以下テープと称す。）を収納してな
るテープカセットにおいては、磁気ヘッド挿入窓及びピ
ンチローラ挿入窓が開閉自在なシャッタで覆われたもの
がある。

これは上記挿入窓から塵埃等が侵入してテープの記録／
再生面に付着したり、手等がテープの記録／再生面に不
測に触れてこれを損傷するのを防止するためのものであ
る。

発明が解決しようとする課題例えば第１０図に示すデジタル・オーディオ・テープ（
以下ＤＡＴと称す。）では、テープの記録／再生面の保
護のために回動シャッタ２０を用い、テープを巻き取っ
ているハブからの塵埃等の侵入を防止するために摺動シ
ャッタ２１を用いているが、構成部品も多く、製造コス
トもかかるという問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点を解決するものであ
り、簡単な構成で、製造コストもかからないテープカセ
ットのシャッタを提供することを技術的課題としたもの
である。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明のテープカセットは、
テープが収納された筐体と、断面コ字状で筐体の窓を一
対のリール挿入孔の中心を結ぶ方向へ開閉するよう摺動
可能なシャッタと、筐体とシャッタとの間に常時は筐体
の窓を閉じるよう張架されたスプリングとよりなり、ス
プリングは前記筐体に設けた凹部に納められ、前記筐体
と前記シャッタとで挟持されている。

また、スプリングの一端が筐体の凹部に係合し、他端が
前記略コ字状突起に係合しており、シャッタの組立挿入
時、シャッタの内側に設けた略コ字状突起が通過する案
内溝を筐体に設けている。

さらに、シャッタの内側に設けた略コ字状突起が通過す
る筐体の案内溝の略中央に係合部を設け、これにスプリ
ングの他端が仮設され、シャッタを筐体に組立挿入する
とき、シャッタの略コ字状突起に係合するように配置し
ている。

作用上記構成によって、スプリングがテープカセットの筐体
とシャッタとの間の筐体の凹部に納められ、テープが収
納されている筐体の内部のテープ収納部にスプリングが
飛び出さぬよう、シャッタの外部に飛び出さぬよう、挟
持されている。

また、組立挿入時には、シャッタの内側に設けた略コ字
状突起は筐体に設けた案内溝によって無理なく案内され
、スプリングは一端が筐体の凹部に係合し、他端が前記
略コ字状突起に係合しているので、保合が外れることが
なく、組立も無理がない。

また、上記案内溝の略中央に係合部を設けることで、ス
プリングの他端が仮設され、シャッタを筐体に組立挿入
するとき、シャッタの内側に設けた略コ字状突起に係合
するよう配置されているので、スプリングが外れること
なく組立挿入される。

実施例以下本発明の第１の実施例について図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明の第１の実施例のテープカセットを裏面
より見た平面図、第２図はこれを斜めより見た裏面斜視
図、第３図は第２図のテープカセットのシャッタを開い
たときの裏面斜視図、第４図はこのシャッタを裏面より
見た斜視図、第５図は本発明のテープカセットの表面を
斜めより見た斜視図、第６図は本発明のテープカセット
のシャッタとスプリングとの関係を示す詳細斜視図であ
り、第７図は第１図のテープカセットのシャッタを開い
たときの裏面より見た平面図、第８図は第６図のテープ
カセットのシャッタが組立挿入される前のスプリングの
状態を示す詳細図である。

第１図、第２図、第３図および第４図において、１はテ
ープが収納された筐体、シャッタ７は断面コ字状で筐体
１の窓２．　３．　４を一対のリール挿入孔５，６の中
心を結ぶ方向へ開閉可能であって、ガイド８　ａｌ　　
８　ｂが筺体１に設けたガイド溝９ａ。

９ｂにより摺動可能になっており、スプリング１０は一
端が筐体１に他端がシャッタ７の内側に設けた略コ字状
突起１１に係合して、スプリング１０は筐体１とシャッ
タ７とで挟持されている。

第６図は本発明のテープカセットのシャッタ７とスプリ
ング１０との関係を示す詳細斜視図であって、シャッタ
７はその内側に設けた略コ字状突起１１のみ記載されて
おり、スプリング１０は筐体１に（この例では裏面に）
設けられた凹部１２に納められており、その一端は凹部
１２の角１２ａに係合し、他端はシャッタ７の略コ字状
突起１１に係合しシャッタ７の遮蔽部１３．　１４．　
１５が筐体１の窓２．　３．　４を閉じるよう張架され
ている。

案内溝１６はシャッタ７が筐体１に組立挿入される際、
シャッタ７の略コ字状突起１１が通過するガイドの役目
を果たし、係合部１７はスプリング１０の他端が仮設張
架されシャッタ７が組立挿入される際、略コ字状突起１
１の凹部１１ａにスプリング１０が係合するよう配置さ
れている。

この際略コ字状突起１１は凸部ｆｉｂ、ｌｌｃのうち凸
部ｆｌｂを短く設定し、スプリング１０の他端が越える
ようにしている。

以上のように構成されたテープカセットについて、以下
その組立動作を説明する。

本実施例のテープカセットは、スプリング１０の張架力
により常時筐体１の窓２．　３．　４をシャッタ７で閉
じられている。第５図はこのときのテープカセットの表
面を斜めより見た斜視図である。

このスプリング１０の張架力に逆らってシャッタ７を筐
体１に設けたガイド溝９ａ、９ｂに沿って開いたときの
裏面からの正面図が第７図であり、これを斜めより見た
斜視図が第３図である。

また、第８図はシャッタ７を組立挿入する直前の詳細図
であって、シャッタ７が筺体１に矢印Ａの方向に組立挿
入されると、筐体１の凹部１２の角１２ａにスプリング
１０の一端が係合され、シャッタ７の略コ字状突起１１
が通過する案内溝１６の略中央の係合部１７にスプリン
グ１０の他端が仮設張架されている。このときにシャッ
タ７の略コ字状突起１１が案内溝１６の面取り部ｌｅａ
から案内挿入され、その凸部ｆｌｂを越え凸部１１ｃに
案内され凹部１１ａにスプリング１０の他端が係合し、
組立挿入が完了する（第６図）。

以上の本実施例においてはカセットテープの裏面におけ
る構成について説明したが、カセットテープの表面にお
いても同様であることはいうまでもない。

次に、本発明の第２の実施例について図面に基づいて説
明する。

第９図は本発明の第２の実施例のテープカセットのシャ
ッタとスプリングとの関係を示す詳細斜視図である。

第９図は第１の実施例でのシャッタ７の内側の略コ字状
突起１１の凹部１１ａの方向をシャッタ７を組立挿入す
る際の方向に略々合わせたときの実施例であって、シャ
ッタ７はその内側に設けた略コ字状突起１１のみ記載さ
れており、構成および動作に関しては第１の実施例と同
様である。

また、第１および第２の実施例でシャッタに設けた略コ
字状突起を２個のガイドを結ぶ路線上に配置すれば開閉
動作は滑らかに行える。

発明の効果以上のように本発明のテープカセットによれば、スプリ
ングは筐体に設けた凹部に納められシャッタとの間で挟
持されているので、シャッタの開閉にともなって動いて
も筐体の内部のテープ収納部にスプリングが飛び出るこ
ともなくシャッタの外部に飛び出ることもない。

また、シャッタの組立挿入時にはシャッタの内側に設け
た略コ字状突起は筐体に設けた案内溝によって案内され
変形・破壊する恐れがなく、スプリングの一端は筐体の
凹部に係合し、他端はシャッタの略コ字状突起の凹部に
係合しているので、この係合を乗り越えて外れることも
ない。

また、スプリングの他端が筐体に設けた案内構の略中央
の係合部で仮設されているので、シャッタの組立挿入は
きわめて簡単に行え、低コストで実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテープカセットの裏面より見た平面図
、第２図はこれを斜めより見た裏面斜視図、第３図は第
２図のテープカセットのシャッタを開いたときの裏面斜
視図、第４図はこのシャッタを裏面より見た斜視図、第
５図は本発明のテープカセットの表面を斜めより見た斜
視図、第６図は本発明のテープカセットのシャッタとス
プリングとの関係を示す詳細斜視図であり、第７図は第
１図のテープカセットのシャッタを開いたときの裏面よ
り見た平面図、第８図は第６図のテープカセットのシャ
ッタが組立挿入される前のスプリングの状態を示す詳細
図、第９図は本発明の第２の実施例のテープカセットの
シャッタとスプリングとの関係を示す詳細斜視図、第１
０図は従来のテープカセットの動作を説明するための斜
視図であ１・・・筐体、２．３．４・・・窓、５，６・
・・一対のリール挿入孔、　　７・・・シャッタ、８ａ
、８ｂ・・・ガイド、　　９ａ＋９ｂ・・・ガイド溝、
　　１０・・・スプリング、　　１１・・・略コ字状突
起、　　１２・・・凹部、１３、　１４．　１５・・・
遮蔽部、　　１６・・・案内溝、１７・・・係合部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）テープ状記録媒体が収納された筺体と、断面コ字
状で筐体の窓を一対のリール挿入孔の中心を結ぶ方向へ
開閉するよう摺動可能なシャッタと、筺体とシャッタとの間に常時筐体の窓を閉じるよう張架
されたスプリングとよりなり、スプリングは前記筺体に
設けた凹部に納められ、前記筐体と前記シャッタとで挟
持されたことを特徴とするテープカセット。
（２）スプリングの一端が筐体の凹部に係合し、他端が
前記略コ字状突起に係合し、シャッタの組立挿入時、シ
ャッタの内側に設けた略コ字状突起が通過する案内溝を
筐体に設けたことを特徴とする請求項１記載のテープカ
セット。
（３）シャッタの内側に設けた略コ字状突起が通過する
筐体の案内溝の略中央に係合部を設け、これにスプリン
グの他端が仮設され、シャッタを筐体に組立挿入すると
き、シャッタの略コ字状突起に係合するように配置した
ことを特徴とする請求項２記載のテープカセット。