JP3445692B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3445692B2
JP3445692B2 JP24540195A JP24540195A JP3445692B2 JP 3445692 B2 JP3445692 B2 JP 3445692B2 JP 24540195 A JP24540195 A JP 24540195A JP 24540195 A JP24540195 A JP 24540195A JP 3445692 B2 JP3445692 B2 JP 3445692B2
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信夫 岩田
眞吾 加藤
豊 塩
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  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の
カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に第1の従来例のカラー画像形成装
置の構成を示す。図4においてベルト状の感光体である
感光体ベルト1は、回転ローラ2、3の間に架設されて
おりこれら回転ローラ2、3の駆動により時計方向に搬
送される。回転ローラ2の近傍には、感光体クリーニン
グ装置15、除電ランプ21、帯電部材4が配置されて
おり、除電ランプ21は、予め感光体ベルト1の除電を
行い、帯電部材4は感光体ベルト1を一様に帯電させ
る。画像書込信号は、レーザ書込系ユニット5に入力さ
れる。この入力により半導体レーザよりレーザ光5Dが
発生され、駆動モータ5Aにより回転されるポリゴンミ
ラー5Bにより回転走査される。さらに、fθレンズ5
Cおよびミラーを介し、帯電した感光体ベルト1を露光
し、静電潜像が形成される。ここで、露光する画像パタ
ーンはフルカラー画像をイエロー(y)、マゼンタ
(m)、シアン(c)、ブラック(黒)に色分解した単
色の画像パターンである。
【0003】形成した単色の静電潜像は、各色の現像剤
を入れた回転型現像器6、7、8、9によって現像さ
れ、顕像化された単色画像が形成される。感光体ベルト
1上に形成された単色画像は、感光体ベルト1に接触し
ながら回転ローラ11、12の駆動により反時計方向に
搬送される中間転写ベルト10上に、中間転写である第
1の転写がされる。
【0004】感光体ベルト1上に形成される4色の単色
画像は、中間転写ベルト10上で順次重ね合わされ、フ
ルカラーの画像を形成する。このカラー画像は、給紙台
17から給紙ローラ18、レジストローラ19を経て転
写部へ搬送された転写紙に、転写ローラ14により紙転
写である第2の転写がされる。転写終了後、転写紙は定
着装置20により定着されて、フルカラー画像が完成さ
れる。画像の形成後は、中間転写ベルト10に圧接する
ように設けられたクリーニングブレード16Aを備え
た、中間転写ベルト用クリーニング装置16によってク
リーニングされる。なお、クリーニングブレード16A
は、画像形成中に中間転写ベルト10と離されて置かれ
ており、形成画像を紙転写した後の中間転写ベルトクリ
ーニング時のみ当接される。
【0005】図5は、第2の従来例のカラー画像形成装
置の部分拡大図を示している。中間転写ベルト10の端
面には6個のマーク41がある。反射型のマーク検出セ
ンサ40で任意のマークを検知することにより画像書込
を開始し、ベルト1周後には同じマークの検知で第2色
目の書込を開始する。ポリゴンミラー5Bによって走査
されるレーザ光5Dは、1回の走査の内、感光体ベルト
1に照射される前に、同期検知センサ5Fによってレー
ザ光を検出し、画像書込の主走査方向の同期信号とな
る。なお、ポリゴンモータ5Aは、入力されるモータ同
期信号PLSに同期して回転している。
【0006】第3の従来例を示す図6は、ポリゴンモー
タ5Aの回転位相の制御を行う制御回路の概略構成を示
しており、モータ制御回路52と位相整合回路51で構
成されている。モータ制御回路52は、位相整合回路5
1から出力されるモータ同期信号PLSによってPLL制
御を行い、ポリゴンミラー5Bの回転速度や回転位相を
同期制御している。位相整合回路51は、発振器50か
ら出力されているクロック信号を基準に動作しており、
マーク検知センサ40より出力されるマーク検知信号MA
RKが入力されると、モータ同期信号PLSの位相を進ませ
たり遅らせたりすることによって、ポリゴンミラーの回
転位相を制御している。つまり、位相整合である。この
方法は、各色について行われ、所定の位相整合期間が経
過した後には、レーザ書込が開始されるので、副走査方
向の露光位置ズレがない高精度な重ね合わせが可能とな
る。
【0007】しかし、このような制御では、紙転写後に
中間転写ベルトのクリーニングを行うと、次の画像(第
2枚目)に色ズレが生じてしまうことがある。
【0008】図7は、この色ズレの原因を説明するタイ
ムチャートである。図7は、複数枚の連続印刷を行った
際の第1枚目と第2枚目(前半)の、装置のシーケンス
を示している。マークの番号は、マーク検知センサで検
知されるマークを順に示したもので、位相整合の基準と
なるマークをマーク1としている。マーク1が検出され
ると、位相整合を開始する。予め決められた位相整合期
間が経過すると感光体ベルトにレーザを照射し、第1色
目(ブラック:黒)の書込を開始する。感光体ベルトで
は、レーザ書込により潜像が形成され、更に、回転型現
像器の現象ユニット(黒)によって現像され顕像化され
た後、中間転写ベルトに中間転写される。第1色目のレ
ーザ書込が終わると、感光体ベルトは、クリーニング及
び除電されると共に同じマーク1のタイミングで第2色
目(シアン:c)の位相整合を開始する。
【0009】この後、第1色目と同様に現像及び中間転
写を行う。第3色目(マゼンタ:m)第4色目(イエ
ロ:y)も同様に行われ、第4色目の中間転写の後に
は、中間転写ベルト上に4色の画像が重ね合わされたカ
ラー画像が形成される。このカラー現像は、第4色目の
中間転写後、紙転写され、転写された後の中間転写ベル
トはクリーニングブレードを当接させることによってク
リーニングされる。中間転写ベルトのクリーニングは、
ベルト1周分行われ、クリーニング終了時点で、第2枚
目の画像形成を開始することになる。第2枚目の画像開
始タイミングを決める基準マークの検知は、マーク2の
位置で行われる。
【0010】図7では、このマーク2を、第2枚目の基
準マークとして、改めてマーク1として示している。こ
の後のシーケンスは、第1枚目と同様である。図7は、
中間転写ベルトのクリーニング時のベルト速度も示して
いる。中間転写ベルトのクリーニングは、クリーニング
ブレードを当接させることによって、中間転写ベルト上
に残ったトナーをかき落とすようにクリーニングを行
う。そのためクリーニングブレードを当接させない場合
と、当接させる場合とでは、ベルトを回転駆動させてい
る駆動モータにかかる負荷が異なる。このため、クリー
ニング中のベルト速度がそれまでより多少低く(−α)
なってしまうことがある。また、図7には示されていな
い、クリーニングブレードを当接させた直後や、クリー
ニングブレードを離した直後には、モータ駆動の負荷変
動によってベルト速度の変動も生じ得る。
【0011】このような連続印刷の画像形成シーケンス
において、図7に示すように、中間転写ベルトのクリー
ニングの終了のタイミングと、第2枚目の最初のマーク
検知タイミングとの間に時間的余裕がない場合、ベルト
の速度変動が生じている時点で第2枚目の最初の基準マ
ークが検知される。第2枚目の第2色目以降は、このよ
うな速度変動がない時に基準マークの検知を行うため、
第2枚目の最初の色(黒)の基準タイミングのみズレて
検出され、この検出誤差が第2枚目の第1色目(黒)の
色ズレの原因となる。尚、この第1色目の色ズレの現象
は、連続印刷の第2枚目以降の全てに生じる現象であ
る。
【0012】図8は、このような連続印刷時の色ズレを
防止する対策を説明するタイムチャートである。図8
は、基本的には図7と同じであるが、第1枚目の中間転
写ベルトのクリーニング終了タイミングと、第2枚目の
マーク検知タイミングとの間に、マーク1個分余裕を持
たせている点が相違する。この方法は、クリーニングに
よるベルト速度変動がない状態(マーク3の時点)で、
第2枚目の基準マークを検知する。第2枚目の基準マー
クを改めてマーク1とすることで、第2枚目以降の色ズ
レを防止している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
8に示す方法では、第2枚目以降の基準マークの検知も
4色とも同じように行われるので色ズレはなくなる。し
かし、図7の場合に比べマーク1個分ずらして印刷する
ことになるので、印字速度が図7の場合より遅くなる。
【0014】中間転写ベルトにクリーニングブレードを
当接させない時のベルト速度と、当接させてクリーニン
グさせる時のベルト速度とは多少異なる。複数枚のカラ
ー画像を連続印刷する場合、2枚目以降の印刷時の1色
目のマーク検出は、クリーニングブレードを当接させた
状態(又はクリーニングブレードを離した直後)で行う
ため、ベルト速度が通常とは異なり、2色目以降とはマ
ーク検出のタイミングがズレてしまう。このタイミング
のズレは、連続印刷時の1色目と2色目以降の色ズレの
原因となる問題を伴う。
【0015】このような色ズレの対策としては、クリー
ニングが終わってから余裕をもってマーク検出を行うこ
とが考えられる。しかし、マークが中間転写ベルトに複
数個設けられているとしても、この対策では次に来るマ
ークまで待つことになり、連続印刷の印刷速度が遅くな
る問題を伴う。
【0016】本発明は、高い印刷速度で副走査方向に色
ズレの生じ難いカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のカラー画像形成装置は、回転多面鏡により
反射された露光ビームを感光体へ照射して複数色の画像
形成信号に対応する静電潜像を形成し、感光体に形成さ
れた潜像を顕像化し、感光体上の複数の顕像を順次重ね
て中間転写体へ転写し複数色の顕像とし、中間転写体上
に重ねて転写された顕像を別の転写体上に転写するカラ
ー画像形成装置であり、中間転写体上の基準位置を検出
する検出手段と、検出手段による検出タイミングにより
作像を開始する制御手段とを備え、検出手段が第1色目
の検出タイミングと第2色目以降の色の検出タイミング
とを検出し、検出された検出タイミング信号に基づき制
御手段が第2色目以降の回転多面鏡の回転位相の制御を
行うことを特徴としている。
【0018】また、上記の回転多面鏡の回転位相の制御
は、カラーを構成する第2色目以降のそれぞれの色につ
いて実行されるとよい。さらに、カラー画像形成装置
は、所定のクロック信号を生成する発振手段を備え、制
御手段へは所定のクロック信号と検出タイミング信号と
色選択信号とが入力され、これらの信号に基づき回転多
面鏡の回転位相の制御を行うとよい。
【0019】また、上記の中間転写体には複数のマーク
が付けられており、このマークの第1色目のマークを基
準マーク(1)とし、基準マークの次マーク(2)以降
のマーク(2以上の自然数)についての検出タイミング
信号に基づき回転多面鏡の回転位相の制御を行うとよ
い。なお、回転多面鏡の回転位相の制御は、回転多面鏡
の駆動モータの同期信号の立ち上りのズレ時間t21を検
出し、予め定められた基準マークと次マークのそれぞれ
の検出タイミング信号の時間差tm12と、次マークの立
ち上がりタイミングとその時の駆動モータの同期信号の
立ち上がりタイミングのズレ時間t12と、基準マークの
立ち上がりと同期信号の立ち上がりのズレ時間t21とに
基づいて行うとよい。
【0020】
【作用】したがって、本発明のカラー画像形成装置によ
れば、中間転写体上の基準位置を検出し、検出された検
出タイミングにより作像を開始する。この作像におい
て、第1色目の検出タイミングと第2色目以降の色の検
出タイミングとを検出し、検出された検出タイミング信
号に基づき第2色目以降の回転多面鏡の回転位相の制御
を行う。よって、第2色目以降の第1色目に対する位置
ズレを防止することができる。
【0021】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるカラー
画像形成装置の実施例を詳細に説明する。図1〜図3を
参照すると本発明のカラー画像形成装置の実施例が示さ
れている。図1は実施例のカラー画像形成装置へ適用さ
れるポリゴンミラー周辺部の回路構成を示すブロック図
である。また、図2及び図3は動作を説明するためのタ
イミング図であり、図3は図2の要部の詳細を表してい
る。
【0022】図1に本発明の実施例の構成を示す。従来
技術と同符号の構成及び動作は同じものとして取扱い、
重複する説明を省く。図1は、ポリゴンモータ周辺部の
回路構成を示しており、その主要部に、モータ制御回路
52と位相整合回路60とを有して構成される。
【0023】位相整合回路60は、発振器50から出力
されているクロック信号を基準に動作する。位相整合回
路60へは、マーク検知センサ40より出力されるマー
ク検知信号MARKが入力され、モータ同期信号PLSの位相
を進ませたり遅らせたりする。この制御により、ポリゴ
ンミラーの回転位相を位相整合制御する。また、位相整
合回路60へは色選択信号CSELも入力される。この色選
択信号CSELは、図示しない画像形成装置のCPU等のコ
ントローラより出力される4色の色を識別する信号であ
り、対応する色のレーザ書込信号が合わせて出力され
る。
【0024】図2は、図1の位相整合回路60の動作を
説明するタイムチャートである。位相整合回路60は、
色選択信号CSELによって、マーク信号とレーザ書込の色
の関係を把握しており、第1色目の基準マーク1が検出
されると、位相整合を行うことなくポリゴンモータをそ
のまま回転させる。位相整合回路60は、次のマーク2
では、マークとモータ制御回路52に出力しているモー
タ同期信号PLSの位相差、または立ち上がりタイミング
の時間差t12を検出する。
【0025】レーザ書込は、マーク2の検出後に行われ
ることになる。レーザ書込が開始されると、現像、中間
転写を行う。第2色目では、基準マーク1で位相整合を
開始する。位相整合は、第1色目で検出された位相差t
12と、マーク1とその時のモータ同期信号PLSの位相
差、または立ち上がりタイミングの時間差t21に基づい
て行われ、位相整合期間が経過した後には第1色目のモ
ータ同期信号と(マーク2を基準とすると)同じ位相で
出力される。位相整合期間は、マーク2の時点では既に
終了しているので、マーク2のタイミングで第2色目の
レーザ書込を開始する。更に、第3色目、第4色目も同
様なシーケンスでレーザ書込、現像、中間転写が行われ
る。
【0026】図3は、図2のタイムチャートをマーク1
とマーク2について詳細に示した図である。第1色目の
マーク1では位相整合されることなくそのままの状態で
モータ同期信号PLSは出力される。第1色目のマーク2
では、マーク2の立ち上がりタイミングとその時のモー
タ同期信号PLSの立ち上がりタイミングのズレ時間t12
を検出する。第1色目のレーザ書込は、その直後行われ
る。第2色目においては、マーク1で、マーク1の立ち
上がりとモータ同期信号PLSの立ち上がりのズレ時間t2
1を検出する。位相整合は、予め分かっているマーク1
とマーク2の時間差tm12と時間t12と時間t21に基づ
いて行われる。
【0027】位相整合する時間はそれらの時間差に依存
するが、位相整合期間が経過した後には、モータ同期信
号PLSは第1色目の位相と同じ位相に整合されている。
この時、第2色目のマーク2のタイミングでもモータ同
期信号の位相は一致しているので、第1色目のレーザ書
込と同じタイミングでレーザ書込ができることになる。
更に、第3色目、第4色目も第2色目と同様に位相整合
され、レーザ書込のタイミングも第1色目の位相に一致
する。
【0028】具体的な例で説明する。ここでは、微短パ
ルスを発生することによって位相整合する場合について
説明する。ここで、各時間を下記のように仮定する。
【0029】 マーク1、2間の時間 : tm12 = 400 (msec) モータ同期信号PLSのパルス幅 : tPLS = 0.4 (msec) 第1色目、マーク2の検出タイミング : t12 = 0.3 (msec) 第2色目、マーク1の検出タイミング : t21 = 0.1 (msec) 第3色目、マーク1の検出タイミング : t31 = 0.3 (msec) 第4色目、マーク1の検出タイミング : t41 = 0.2 (msec) 位相整合時の微短パルスPLS2のパルス幅 : tPLS2 = 0.399(msec)
【0030】上記に基づく時間[tm12+t12-t21]の
間に、モータ同期信号のパルスPLSは下記式(1)によ
り得られるパルス数を発生する。
【0031】 [400 + 0.3 - 0.1 (msec)]/0.4(msec) = 1000(パルス)…余り0.2(msec) …(1)
【0032】この間(位相整合期間)に微短パルスを2
00回発生させる。この微短パルス200回の根拠は、
下記の式(2)および式(3)による。つまり、通常の
パルスPLSと微短パルスPLS2との時間差は、下記式
(2)により得られる。
【0033】 tPLS-tPLS2=0.4-0.399=0.001(msec) …(2)
【0034】式(1)に生じた余りの時間(0.2msec) を
なくすように微短パルスを発生させる。つまり、下記式
(3)とする。
【0035】 0.2(msec)/0.001(msec)=200 (パルス) …(3)
【0036】この時、マーク2の時点で、モータ同期信
号PLSは、第1色目の位相と第2色目の位相は一致する
ことになる。第3色目、第4色目についても同様に計算
すると、第3色目には、微短パルスを0 (パル
ス)、第4色目には、微短パルスを100(パルス)、
を発生させれば、モータ同期信号は第1色目の位相と一
致する。
【0037】尚、本実施例では、位相整合を微短パルス
の発生により行ったが、位相整合はその他の方法でも可
能である。また、マーク1、2間の時間差tm12は、ベ
ルト速度とマーク間距離から求めたり、予めクリーニン
グブレードを当接させない状態で実測することで求めて
おくとよい。
【0038】以上、位相整合の手順について述べたが、
説明を図2のタイムチャートに戻す。図2は連続印刷時
の第2枚目のシーケンスも示している。第2枚目の第1
色目のマーク1は、レーザ書込の基準タイミングとなっ
ておらず、マーク2がレーザ書込の基準となる。第2色
目以降では、マーク1の検出タイミングと第1色目のマ
ーク2の検出タイミングに基づいて位相整合され、レー
ザ書込タイミングはマーク2のタイミングで行われる。
このような位相整合を行った場合、中間転写ベルトのク
リーニングによるベルト速度変動の影響を受けることな
く、位相整合を行うことができる。
【0039】上記の実施例は、マーク検知タイミングに
基づいてポリゴンミラーの回転位相を制御する方法にお
いて、複数枚のカラー画像の連続印刷時に生じる第2色
目以降の色ズレを防止でき、印字速度を低下させること
もない方法を実現させる。本実施例により、連続印刷時
においても、各色の副走査方向に色ズレがないカラー画
像を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
カラー画像形成装置は、中間転写体上の基準位置を検出
し、検出された検出タイミングにより作像を開始する。
この作像において、第1色目の検出タイミングと第2色
目以降の色の検出タイミングとを検出し、検出された検
出タイミング信号に基づき第2色目以降の回転多面鏡の
回転位相の制御を行う。第2色目以降の第1色目に対す
る位置ズレを制御することにより、複数枚の連続印刷時
に印刷速度を落とすことなく、1色目と2色目以降の色
ズレのないカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の実施例を示すポ
リゴンモータ周辺部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図3】図2のタイムチャートのマーク1とマーク2の
関連部を詳細に示した図である。
【図4】第1の従来例のカラー画像形成装置の構成例を
示す縦断面概念図である。
【図5】第2の従来例のカラー画像形成装置の主要部の
構成を示す部分拡大概念図である。
【図6】従来のポリゴンモータの制御部の回路構成を示
すブロック図である。
【図7】図6の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図8】図7の連続印刷時の色ズレを防止する対策を説
明するタイムチャートである。
【符号の説明】
5A ポリゴンモータ 5B ポリゴンミラー 40 マーク検知センサ 50 発振器 52 モータ制御回路 60 位相整合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薮田 知典 鳥取県鳥取市北村10番地3 リコ−マイ クロエレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−181343(JP,A) 特開 平5−289440(JP,A) 特開 平4−105962(JP,A) 特開 平6−289684(JP,A) 特開 平4−318874(JP,A) 特開 平5−150574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 21/00 370 G03G 21/14 B41J 2/44 G03G 15/04 - 15/04 120

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡により反射された露光ビーム
    を感光体へ照射して複数色の画像形成信号に対応する静
    電潜像を形成し、前記感光体に形成された潜像を顕像化
    し、前記感光体上の複数の顕像を順次重ねて中間転写体
    へ転写し複数色の顕像とし、前記中間転写体上に重ねて
    転写された顕像を別の転写体上に転写するカラー画像形
    成装置において、 前記中間転写体上の基準位置を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出タイミングにより作像を開始す
    る制御手段とを備え、 前記検出手段が第1色目の前記検出タイミングと第2色
    目以降の色の検出タイミングを検出し、該検出された検
    出タイミング信号に基づき前記制御手段が第2色目以降
    の前記回転多面鏡の回転位相の制御を行うことを特徴と
    するカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転多面鏡の回転位相の制御は、カ
    ラーを構成する前記第2色目以降のそれぞれの色につい
    て実行されることを特徴とする請求項1記載のカラー画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー画像形成装置は、さらに所定
    のクロック信号を生成する発振手段を備え、前記制御手
    段へは前記所定のクロック信号と前記検出タイミング信
    号と色選択信号とが入力され、これらの信号に基づき前
    記回転多面鏡の回転位相の制御を行うことを特徴とする
    請求項1または2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体には複数のマークが付け
    られており、該マークの第1色目のマークを基準マーク
    (1)とし、該基準マークの次マーク(2)以降のマー
    ク(2以上の自然数)についての前記検出タイミング信
    号に基づき前記回転多面鏡の回転位相の制御を行うこと
    を特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のカラ
    ー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転多面鏡の回転位相の制御は、該
    回転多面鏡の駆動モータの同期信号の立ち上りのズレ時
    間t21を検出し、予め定められた前記基準マークと次マ
    ークのそれぞれの検出タイミング信号の時間差tm12
    と、前記次マークの立ち上がりタイミングとその時の前
    記駆動モータの同期信号の立ち上がりタイミングのズレ
    時間t12と、基準マークの立ち上がりと前記同期信号の
    立ち上がりのズレ時間t21とに基づいて行うことを特徴
    とする請求項4記載のカラー画像形成装置。
JP24540195A 1995-08-30 1995-08-30 カラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP3445692B2 (ja)

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