JP3444961B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JP3444961B2
JP3444961B2 JP9506994A JP9506994A JP3444961B2 JP 3444961 B2 JP3444961 B2 JP 3444961B2 JP 9506994 A JP9506994 A JP 9506994A JP 9506994 A JP9506994 A JP 9506994A JP 3444961 B2 JP3444961 B2 JP 3444961B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路地図に関する道路
網データおよび文字データをディスプレイに表示する車
両用ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行に応じて常に車両の現在地周
辺の道路地図をディスプレイに表示するようにした車両
用ナビゲーション装置が知られている。ところが、都心
部のように道路網が複雑に入り組んだ箇所を車両が走行
する場合には、表示すべき文字データの数が多いため、
図12に示すように、それらが重ねて表示されることが
あり大変見にくい。そこで、特開平1−219516号
公報では文字データの表示位置が重複する場合には、後
から表示する文字データの表示位置を図13に示すよう
にずらすことにより、文字データが重ならないようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のように表示位置をずらすと、場合によっては本来の
表示位置からかなり離れた位置に文字データが表示され
ることがあり、このような場合には表示された文字デー
タが道路地図のどこを指すのかが認識できなくなる。ま
た、操作者は表示された文字データのすべてを必要とす
るわけではなく、特定の文字データだけを必要とするこ
とが多い。このため、文字データの表示位置が重なった
場合には、その中で操作者が必要とする文字データを優
先して表示するのが望ましい。さらに、文字数の異なる
複数の文字データの表示位置が重なった場合、文字数の
多い文字データについては、文字が重なっていない部分
によってその文字データの内容を推測できるが、文字数
の少ない文字データは全文字が重なって表示されること
が多いため、その文字データの内容を全く推測できない
おそれがある。このため、文字数の少ない文字データを
優先して表示するのが望ましい。さらにまた、文字デー
タの最後尾文字が重なっても文字データの内容は大体推
測できるのに対し、文字データの先頭文字が重なると文
字データの内容を推測できないことが多い。したがっ
て、先頭文字が重なる文字データを優先して表示するの
が望ましい。
【0004】本発明は、重なり合う文字データを見やす
く表示する表示方法を提供するものである。
【0005】請求項1の発明は、道路網データおよび文
字データをディスプレイに表示する車両用ナビゲーショ
ン装置の文字表示方法において、前記ディスプレイ上で
重なりあう少なくとも2つの文字データの一方の文字デ
ータ(以下、表示文字データ)の周囲に表示枠を表示
し、表示枠内において前記表示文字データを表示すると
ともに、前記表示文字データと重なる他の文字データ
(以下、非表示文字データ)を隠すとともに、表示枠外
において前記非表示文字データを表示することを特徴と
する。請求項2の発明は、請求項1の文字表示方法にお
いて、前記表示枠内の色は前記非表示文字をすべて隠す
色とすることを特徴とする。請求項3の発明は、請求項
1の文字表示方法において、前記表示枠で囲まれる前記
表示文字データを前記非表示文字データの表示処理後に
表示処理することを特徴とする。請求項4の発明は、請
求項1〜3のいずれかの文字表示方法において、前記文
字データには表示のための優先度が付与されており、前
記表示文字データは前記非表示文字データに比べて高い
優先度が付与されていることを特徴とする。請求項5の
発明は、請求項1〜4のいずれかの文字表示方法におい
て、前記ディスプレイ上に前記文字データを表示するた
めに予め設定されている複数の表示モードの中からいず
れか一の表示モードを選択し、前記表示文字データとす
るか非表示文字データとするかを、選択した表示モード
に応じて行うことを特徴とする。
【0006】請求項6の発明は、道路網データおよび文
字データをディスプレイに表示する車両用ナビゲーショ
ン装置の文字表示方法において、前記ディスプレイ上で
重なりあう少なくとも2つの文字データの一方の文字デ
ータを第1の色で表示して他の文字データを第2の色で
表示することを特徴とする。
【0007】請求項7の発明は、道路網データおよび文
字データをディスプレイに表示する車両用ナビゲーショ
ン装置の文字表示方法において、前記ディスプレイ上に
前記文字データを表示するために予め設定されている複
数のモードの中からいずれか一のモードを選択し、前記
複数のモードのそれぞれのモードでは、前記文字データ
に対してモードごとに異なる優先度が付与され、選択さ
れたモードに応じた優先度で前記文字データを表示する
か非表示とするかを決定することを特徴とする。
【0008】請求項8の発明は、請求項7の文字表示方
法において、前記文字データのそれぞれは、当該文字デ
ータを表示するか非表示とするかを決定するために使用
される複数の文字種別とともに配置テーブル内に記憶さ
れており、前記複数の文字種別は、それらを優先度順に
並べた複数の優先度テーブル内にそれぞれ記憶されてお
り、選択されたモードにしたがって前記優先度テーブル
のいずれかを選択することにより、どの文字データを表
示し、非表示とするかを決定することを特徴とする。
【0009】
【作用】−請求項1− ディスプレイ上で重なりあう少なくとも2つの文字デー
タの一方の文字データ(以下、表示文字データ)の周囲
に表示枠が表示される。表示枠内において表示文字デー
タが表示され、表示文字データと重なる他の文字データ
(以下、非表示文字データ)が隠される。表示枠外にお
いては非表示文字データが表示される。 −請求項2− 前記表示枠内の色により非表示文字のすべてが隠れる。 −請求項3− 表示枠で囲まれる表示文字データは、非表示文字データ
の表示処理後に表示処理される。 −請求項4− 表示文字データは非表示文字データに比べて高い優先度
が付与されている。 −請求項5− ディスプレイ上に文字データを表示するための表示モー
ドを選択する。表示文字データとするか非表示文字デー
タとするかは、選択した表示モードに応じて行われる。
【0010】−請求項6− 重なりあう少なくとも2つの文字データの一方の文字デ
ータは第1の色で表示され、他の文字データは第2の色
で表示される。
【0011】−請求項7− 複数のモードの中からいずれか一のモードが選択され、
その表示モードに応じた文字表示が行われる。文字デー
タに対してモードごとに異なる優先度が付与されてい
る。選択されたモードに応じた優先度で文字データの表
示/非表示が制御される。
【0012】−請求項8− 文字データのそれぞれは、当該文字データを表示するか
非表示とするかを決定するために使用される複数の文字
種別とともに配置テーブル内に記憶されている。複数の
文字種別は、それらを優先度順に並べた複数の優先度テ
ーブル内にそれぞれ記憶されている。選択されたモード
にしたがって優先度テーブルのいずれかが選択され、ど
の文字データを表示し、非表示とするかが決定される。
【0013】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0014】
【実施例】図1は本実施例による車両用ナビゲーション
装置の一実施例のブロック図である。図1において、1
は方位センサであり、例えば車両の存在する位置の地磁
気を検出することで車両の進行方位を検出する。2は車
速センサであり、例えば車両のトランスミッションに取
り付けられ、車速に応じて所定数のパルス信号を出力す
る。3は道路地図に関する道路網データおよび文字デー
タを記憶する地図記憶メモリ、4は後述する図3〜7の
処理を行う制御回路である。5は制御回路4の制御プロ
グラム等を記憶するROM、6は制御回路4が作業領域
として使用するRAMである。7は制御回路4によって
生成された画像データを記憶するV−RAMであり、こ
のV−RAM7に記憶されたデータはディスプレイ8に
表示される。このディスプレイ8は、例えば図2に示す
ように、X方向640ドット、Y方向480ドットの表
示範囲を有する。9は入力装置であり、ディスプレイ8
に表示する地図範囲や地図縮尺の選択を行う他、後述す
るように、文字データの表示順および表示モードの選択
を行う。
【0015】図1のように構成された車両用ナビゲーシ
ョン装置において、車両が走行を開始すると、制御回路
4は図3に示すフローチャートの処理を開始する。図3
のステップS1では、車速センサ2から出力される単位
時間当たりのパルス数またはパルス周期を測定すること
により車両の走行速度を検出するとともに、パルス数を
計測することにより車両の走行距離を検出する。次に制
御回路4は、検出した車両走行距離と方位センサ1によ
り検出される車両の進行方位とに基づいて車両の走行軌
跡を演算し、地図記憶メモリ3に記憶されている道路地
図データとマップマッチングを行って車両の現在地を特
定する。ステップS2では、地図記憶メモリ3から道路
網データおよび文字データを読み込む。ステップS3で
は、ステップS2で読み込んだデータのうち、車両の現
在地および車両の進行方向に関連のある情報を抽出す
る。ステップS4では、ステップS3で抽出した情報
を、ディスプレイ8に表示するためのデータに座標変換
する。ステップS5では、後述する文字選択配置処理を
行い、文字データのディスプレイ8上の表示位置をRA
M6に格納する。ステップS6では、地図記憶メモリ3
から読み込んだ道路網データおよびその背景データを含
む地図データをディスプレイ8に表示する。ステップS
7では、ステップS5でRAM6に記憶した内容にした
がって文字データをディスプレイ8に表示して処理を終
了する。
【0016】図4〜7は図3のステップS5の文字選択
配置処理の詳細を示すフローチャートである。文字選択
配置処理には以下に示す4種類があり、入力装置9によ
ってそのうちのいずれかが選択される。 (1)表示モード別の優先順位に従って文字データを表
示する図4に示す優先度順表示処理。 (2)一番上に重ね書きされる文字データを優先して表
示する図5に示す最上部文字優先表示処理。 (3)文字数の少ない文字データを優先して表示する図
6に示す最短文字数優先表示処理。 (4)先頭文字が重ね書きされる文字データを優先して
表示する図7に示す先頭文字優先表示処理。
【0017】図4に示す優先度表示処理のステップS1
1では、入力装置9によって選択された表示モードに従
って優先テーブルを作成する。表示モードには、例えば
走行モード、停止モード、案内モードおよび検索モード
が設けられ、各モードごとに表示される文字データの優
先度が異なる。このうち、走行モードは車両走行時に選
択されるモード、停止モードは車両停止時に選択される
モード、案内モードは車両の経路誘導中に選択されるモ
ード、検索モードは道路地図情報の検索中に選択される
モードである。
【0018】各モードのうち、例えば走行モードが選択
された場合には、図8(a)に示すように、優先順位の
高い方から低い方に、道路名→鉄道名→行政区画名→水
系名→浜名となる優先テーブルが作成される。一方、案
内モードが選択された場合には、図8(b)に示すよう
に、優先順位の高い方から低い方に、鉄道名→行政区画
名→水系名→浜名→道路名となる優先テーブルが作成さ
れる。ステップS12では、ディスプレイ8に表示され
る文字データのうち、図9に示す文字配置テーブルをま
だ作成していない文字データのいずれかを選択し、文字
配置テーブルを作成してRAM6に格納する。文字配置
テーブルは、図示のように、文字種別コード、配置座標
X、配置座標Y、文字数Lおよび文字データにより構成
される。ここで、文字種別コードとは道路名、鉄道名等
の文字データの種類を示し、また配置座標Xおよび配置
座標Yにはディスプレイ8に表示された文字データの左
上隅の座標値が格納され、文字数Lには文字データの総
文字数が格納される。
【0019】なお、ディスプレイ8上の座標は、図2に
示すように、ディスプレイ画面の左下隅を(0,0)、
右上隅を(639,479)としたものであり、ディス
プレイ画面に表示される文字データは、X,Y座標とも
8ドット単位で構成される。前述した配置座標X,Yに
は、実際の文字データの左下隅の座標値より、X座標は
8ドット少なく、Y座標は16ドット多い位置の座標値
(X0,Y0)が格納される(図2参照)。例えば図2
のように、「湘南中学校」という文字データを文字配置
テーブルに格納する場合、図示の太枠の左上隅の座標
(X0,Y0)の座標値が配置座標X,Yに格納され
る。
【0020】ステップS13では、ステップS12で選
択された文字データの表示位置に対応するRAM6上の
領域に、すでに他の文字データが格納されているか否か
を判定する重複表示文字判定処理を行う。この重複表示
文字検出処理では、後述するように、選択された文字デ
ータの表示位置に対応するRAM6上の領域にすでに他
の文字データが格納されている場合には、フラグFを
「1」に設定する。ステップS14では、フラグFが
「1」であるか否かを判定する。判定が否定されるとス
テップS15に進み、ステップS12で選択された文字
データを、ディスプレイ画面上に対応するRAM6上の
領域に格納してステップS18に進む。ステップS14
の判定が肯定されるとステップS16に進み、RAM6
上の同一領域にすでに格納されている文字データの優先
順位が、ステップS12で選択された文字データの優先
順位よりも高いか否かを判定する。判定が否定されると
ステップS17に進み、ステップS12で選択した文字
データに背景をつけたデータをRAM6に格納する。す
なわち、文字データの表示位置の周囲に表示枠を設定
し、その表示枠の範囲内を文字データと異なる色にした
画像データをRAM6に格納する。これにより、文字デ
ータと重なる他の文字データはディスプレイ画面上から
隠れる。例えば、表示すべきデータが図12(a)の場
合、優先順位が最も高い文字データが「東銀座ランプ」
であるとすると、図10(a)のように表示される。
【0021】ステップS16の判定が肯定されるとステ
ップS15に進み、ステップS12で選択した文字デー
タをRAM6上の対応する領域に格納する。ステップS
15またはS17の処理が終了した場合はいずれもステ
ップS18に進み、ディスプレイ8に表示すべき文字デ
ータをRAM6にすべて格納したか否かを判定する。判
定が否定されるとステップS12に戻り、判定が肯定さ
れるとリターンする。
【0022】このように、図4のフローチャートでは、
表示位置が重なる複数の文字データに優先順位をつけ、
優先順位が最も高い文字データについては表示枠をつ
け、その表示枠内の他の文字データが隠れるようにした
ため、文字データの表示位置が重なっても、優先順位の
高い文字データについては正確に読み取れるようにな
る。また、操作者に予め表示モードを選択させ、その表
示モードに従って優先順位を決定するようにしたため、
操作者が最も必要とする文字データを優先して表示する
ことができる。
【0023】図11は図4のステップS13の重複表示
文字判定処理の詳細を示すフローチャートである。な
お、図11のフローチャートの処理を初めて実行する際
には、フラグFと変数値f(X1,Y1)(ただし、0
≦X1≦79、0≦Y1≦59であり、X1,Y1はと
もに文字単位の座標を示す)をともに「0」に初期設定
する。このフラグFは、表示しようとする文字データの
表示位置に対応するRAM6上の領域にすでに文字デー
タが格納されている場合に「1」に変化する。また、変
数値f(X1,Y1)は、表示文字座標(X1,Y1)
に対応するRAM6上の領域に文字データが格納されて
いる場合に「1」に変化する。図11のステップS10
1では、文字配置テーブルに格納されている配置座標
(X0,Y0)を、(1),(2)式に従って8ビット
単位の座標すなわち文字単位の座標(X1,Y1)に座
標変換する。
【数1】X1=X0/8 ・・・(1) Y1=Y0/8 ・・・(2)
【0024】ステップS102では、文字データの最終
文字座標(X2,Y2)(図2参照)を(3),(4)
式に従って演算する。なお、Lは文字数を表す。
【数2】X2=X1+L+2 ・・・(3) Y2=Y1−3 ・・・(4) ステップS103では、変数値f(X1,Y1)が
「1」か否かを判定する。判定が肯定されるとステップ
S104に進み、フラグFを「1」に設定してステップ
S106に進む。ステップS103の判定が否定された
場合にはステップS105に進み、変数値f(X1,Y
1)に「1」を代入してステップS106に進む。
【0025】ステップS106では、X座標変数値X1
がX2と等しいか否かを判定する。判定が否定されると
ステップS107に進み、X1を「1」加算してステッ
プS103に戻る。ステップS106の判定が肯定され
るとステップS108に進み、Y座標変数値Y1がY2
と等しいか否かを判定する。判定が否定されるとステッ
プS109に進み、Y1を「1」減算してステップS1
03に戻る。一方、ステップS108の判定が肯定され
るとリターンする。このように、図11の重複表示文字
判定処理では、RAM6の対応領域内にすでに文字デー
タが格納されているか否かを文字単位で検索する。
【0026】図5は制御回路4による最上部文字優先表
示処理を示すフローチャートである。図示のステップS
31では、ディスプレイ8に表示される文字データのう
ち、図9に示す文字配置テーブルをまだ作成していない
文字データのいずれかを選択して文字配置テーブルを作
成してRAM6に格納する。ステップS32では、選択
した文字データの表示位置に対応するRAM6上の領域
にすでに文字データが格納されているか否かを判定する
図11に示す重複表示文字判定処理を行う。ステップS
33ではフラグFが「1」であるか否かを判定し、判定
が否定されるとステップS34に進み、ステップS31
で選択した文字データを、ディスプレイ画面に対応する
RAM6上の領域に格納してステップS36に進む。一
方、ステップS33の判定が肯定されるとステップS3
5に進み、ステップS31で選択した文字データに背景
をつけたデータをRAM6に格納してステップS36に
進む。これにより、表示枠の範囲内に表示されている他
の文字データはディスプレイ画面から隠れる。ステップ
S36では、ディスプレイ8に表示すべき文字データを
すべてRAM6に格納したか否かを判定する。判定が否
定されるとステップS31に戻り、判定が肯定されると
リターンする。
【0027】このように、図5のフローチャートでは、
表示位置が重なる複数の文字データについては、後から
表示される文字データに表示枠を付け、その表示枠内の
他の文字データをディスプレイ画面から隠すようにした
ため、最終的には、一番最後に重ね書きされる文字デー
タ以外の他の文字データはディスプレイ画面から隠れ
る。したがって、複数の文字データの表示位置が重なっ
ても、一番最後に表示される文字データを正確に読み取
れるようになる。
【0028】図6は制御回路4による最短文字数優先表
示処理を示すフローチャートである。図6のステップS
51では、ディスプレイ8に表示される文字データのう
ち、図9に示す文字配置テーブルをまだ作成していない
文字データのいずれかを選択して文字配置テーブルを作
成してRAM6に格納する。ステップS52では、選択
した文字データの表示位置に対応するRAM6上の領域
にすでに文字データが格納されているか否かを判定する
図11に示す重複表示文字判定処理を行う。ステップS
53では、フラグFが「1」であるか否かを判定し、判
定が否定されるとステップS54に進み、選択した文字
データを、対応するRAM6上の領域に格納してステッ
プS58に進む。
【0029】ステップS53の判定が肯定されるとステ
ップS55に進み、ステップS51で選択した文字デー
タの文字数が、すでに同一位置に格納されている文字デ
ータの文字数よりも少ないか否かを判定する。判定が肯
定されるとステップS56に進み、選択した文字データ
に背景をつけたデータをRAM6に格納してステップS
57に進む。これにより、例えば表示すべきデータが図
12(b)の場合、文字数の最も少ない文字データは
「横浜駅」であるため、この文字データは図10(b)
のように表示される。ステップS55の判定が否定され
るとステップS54に進み、ステップS51で選択した
文字データを、表示位置に対応するRAM6上の領域に
格納してステップS57に進む。ステップS57では、
表示すべき文字データをすべてRAM6に格納したか否
かを判定する。判定が否定されるとステップS51に戻
り、判定が肯定されるとリターンする。
【0030】このように、図6の処理では、文字数の少
ない文字データについては表示枠をつけるため、文字数
が短くても文字データを認識できるようになる。一方、
このようにしても、文字数の多い文字データについて
は、文字が重ならない部分により文字データを推測でき
るため、特に不都合はない。
【0031】図7は制御回路4による先頭文字優先表示
処理を示すフローチャートである。図7のステップS7
1では、ディスプレイ8に表示される文字データのう
ち、図9に示す文字配置テーブルをまだ作成していない
文字データのいずれかを選択して文字配置テーブルを作
成してRAM6に格納する。ステップS72では、選択
した文字データの表示位置に対応するRAM6上の領域
に、すでに文字データが格納されているか否かを判定す
る図11に示す重複表示文字判定処理を行う。ステップ
S73では、フラグFが「1」であるか否かを判定し、
判定が否定されるとステップS74に進み、選択した文
字データを対応するRAM6上の領域に格納してステッ
プS77に進む。
【0032】一方、ステップS73の判定が肯定される
とステップS75に進み、ステップS71で選択した文
字データの先頭文字の表示位置が、すでにRAM6に格
納されている文字データの表示位置と重なるか否かを判
定する。判定が肯定されるとステップS76に進み、選
択した文字データに背景をつけたデータをRAM6に格
納してステップS77に進む。これにより、例えば表示
すべきデータが図12(c)の場合、図10(c)のよ
うに、先頭文字が重複する「東名高速道路」が表示枠つ
きで表示される。ステップS75の判定が否定されると
ステップS74に進み、ステップS71で選択した文字
データを、表示位置に対応するRAM6上の領域に格納
してステップS77に進む。ステップS77では、表示
すべき文字データをすべてRAM6に格納したか否かを
判定する。判定が否定されるとステップS71に戻り、
判定が肯定されるとリターンする。
【0033】このように、図7の処理では、複数の文字
データの表示位置が重なる場合には、そのうち先頭文字
が重なる文字データの表示を優先させるようにしたた
め、先頭文字が重なったために文字を認識できないとい
う問題が解消される。
【0034】図3のフローチャートでは、地図データを
表示し終わってから文字データを表示する例を示した
が、表示の順番はこれに限定されない。図4に示した優
先度順表示処理では、図8に示す優先順位にしたがって
表示する例を示したが、優先順位は図8に限定されず、
操作者が自由に優先順位を設定できるようにしてもよ
い。また、道路地図情報のうちどの情報を優先して表示
するかを任意に変更・設定できるようにしてもよい。図
4〜7の例では、重なって表示される文字データのうち
1つは、表示枠つきで優先表示する例を示したが、表示
枠の大きさは上記実施例に限定されない。また、表示枠
の代わりに、優先表示する文字データについては、他の
文字データとは異なる色で表示するようにしてもよい。
図3のステップS5で文字選択配置処理を行う際、操作
者に確認を求め、操作者の許可が得られた場合のみ、図
4〜7に示す文字選択配置処理を行うようにしてもよ
い。
【0035】上記実施例では、最優先文字データ等を表
示する際に、その最優先文字データの周囲に表示枠を設
定し、その表示枠内の背景色によって、最優先文字等と
重なる他の文字データをディスプレイ画面から隠すよう
にしているが、最優先文字データを表示する前に、まず
その周囲に表示枠を表示し、次にその表示枠内の他の文
字データを消去した後、最優先文字データ等を表示して
もよい。あるいは、最優先文字データ等の周囲の表示枠
内と重なる文字データを消して最優先文字データ等を表
示した後、表示枠を表示してもよい。いずれにしても、
表示枠の範囲内に最優先文字データ等以外の他の文字デ
ータが表示されないようにすればよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、表示文字デー
タの周囲に表示枠を表示し、その表示枠内において、表
示文字データだけを表示することにより、表示文字を正
確に認識できる。
【0037】請求項6の発明によれば、重なり合う2つ
の文字データをそれぞれ異なる色で表示することによ
り、表示文字を正確に認識できる。請求項7の発明によ
れば、選択された表示モードに応じた文字表示制御が行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ナビゲーション装置の一実
施例のブロック図である。
【図2】ディスプレイ上の座標を説明する図である。
【図3】制御回路のメイン処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】制御回路の優先度順表示処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】制御回路の最上部文字優先表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】制御回路の最短文字数優先表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図7】制御回路の先頭文字優先表示処理を示すフロー
チャートである。
【図8】優先テーブルを示す図である。
【図9】文字配置テーブルを示す図である。
【図10】本実施例による文字データ表示の例を示す図
である。
【図11】制御回路の重複表示文字判定処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】従来の文字データ表示の例を示す図である。
【図13】公開公報による文字データ表示の例を示す図
である。
【符号の説明】
1 方位センサ 2 車速センサ 3 地図記憶メモリ 4 制御回路 5 ROM 6 RAM 7 V−RAM 8 ディスプレイ 9 入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−56988(JP,A) 特開 平4−204589(JP,A) 特開 平3−229288(JP,A) 特開 平3−84416(JP,A) 特開 平2−3084(JP,A) 特開 平5−113751(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969 G09B 29/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路網データおよび文字データをディスプ
    レイに表示する車両用ナビゲーション装置の文字表示方
    法において、 前記ディスプレイ上で重なりあう少なくとも2つの文字
    データの一方の文字データ(以下、表示文字データ)の
    周囲に表示枠を表示し、表示枠内において前記表示文字
    データを表示するとともに、前記表示文字データと重な
    る他の文字データ(以下、非表示文字データ)を隠すと
    ともに、表示枠外において前記非表示文字データを表示
    することを特徴とする車両用ナビゲーション装置の文字
    表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1の文字表示方法において、 前記表示枠内の色は前記非表示文字をすべて隠す色とす
    ることを特徴とする車両用ナビゲーション装置の文字表
    示方法。
  3. 【請求項3】請求項1の文字表示方法において、 前記表示枠で囲まれる前記表示文字データを前記非表示
    文字データの表示処理後に表示処理することを特徴とす
    る車両用ナビゲーション装置の文字表示方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの文字表示方法に
    おいて、 前記文字データには表示のための優先度が付与されてお
    り、前記表示文字データは前記非表示文字データに比べ
    て高い優先度が付与されていることを特徴とする車両用
    ナビゲーション装置の文字表示方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの文字表示方法に
    おいて、 前記ディスプレイ上に前記文字データを表示するために
    予め設定されている複数の表示モードの中からいずれか
    一の表示モードを選択し、 前記表示文字データとするか非表示文字データとするか
    を、選択した表示モードに応じて行うことを特徴とする
    車両用ナビゲーション装置の文字表示方法。
  6. 【請求項6】道路網データおよび文字データをディスプ
    レイに表示する車両用ナビゲーション装置の文字表示方
    法において、 前記ディスプレイ上で重なりあう少なくとも2つの文字
    データの一方の文字データを第1の色で表示して他の文
    字データを第2の色で表示することを特徴とする車両用
    ナビゲーション装置の文字表示方法。
  7. 【請求項7】道路網データおよび文字データをディスプ
    レイに表示する車両用ナビゲーション装置の文字表示方
    法において、 前記ディスプレイ上に前記文字データを表示するために
    予め設定されている複数のモードの中からいずれか一の
    モードを選択し、 前記複数のモードのそれぞれのモードでは、前記文字デ
    ータに対してモードごとに異なる優先度が付与され、 選択されたモードに応じた優先度で前記文字データを表
    示するか非表示とするかを決定することを特徴とする車
    両用ナビゲーション装置の文字表示方法。
  8. 【請求項8】請求項7の文字表示方法において、 前記文字データのそれぞれは、当該文字データを表示す
    るか非表示とするかを決定するために使用される複数の
    文字種別とともに配置テーブル内に記憶されており、 前記複数の文字種別は、それらを優先度順に並べた複数
    の優先度テーブル内にそれぞれ記憶されており、 選択されたモードにしたがって前記優先度テーブルのい
    ずれかを選択することにより、どの文字データを表示
    し、非表示とするかを決定することを特徴とする車両用
    ナビゲーション装置の文字表示方法。
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