JP3444552B2 - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP3444552B2
JP3444552B2 JP10983194A JP10983194A JP3444552B2 JP 3444552 B2 JP3444552 B2 JP 3444552B2 JP 10983194 A JP10983194 A JP 10983194A JP 10983194 A JP10983194 A JP 10983194A JP 3444552 B2 JP3444552 B2 JP 3444552B2
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B7/16Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly in accordance with both the intensity of the flash source and the distance of the flash source from the object, e.g. in accordance with the "guide number" of the flash bulb and the focusing of the camera
    • G03B7/17Selection of modes in flash units by exposure control arrangements

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、カメラシステム、詳し
くは、赤目現象を軽減することのできるカメラシステム
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、夜間等の暗い場所でストロボ等の
光源を使用して人物の写真を撮ると、プリントにおいて
人間の黒眼部(正確には瞳孔の内側部分)が赤く写って
しまう、いわゆる赤目現象が発生することがあった。こ
れは、ストロボ光によって短い時間に非常に強い光が眼
の網膜に入り、網膜の視細胞で吸収できなかった光が反
射して眼球の外に放出されることに起因するものであ
る。 【0003】この赤目現象を軽減させる技術手段とし
て、特公昭58−48088号公報には、ストロボ撮影
における閃光照射の以前に、被写体に対してストロボ光
等による予備照射を行い、瞳孔を縮ませた後に実際の閃
光照射と共に撮影を行う、いわゆるプリ発光の技術手段
が開示されている。この技術手段によると、赤目現象が
発生し得る状況にあっても、該赤目現象を軽減すること
が可能となる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭58−48088号公報に記載された技術手段で
は、レリーズボタンを押圧してから実際の撮影が行われ
る間に、約1秒間の予備照射を行うため、被写体が眩し
い思いをすることになると共に、長時間のレリーズタイ
ムラグが生じるという問題点があった。 【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、レリーズタイムラグが無く、赤目現象を軽
減することのできるカメラシステムを提供することを目
的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のカメラシステムは、撮像手段
と、被写体に向けて照明光を照射するためのストロボ発
光手段と、このストロボ発光手段による発光を、通常発
光と、この通常発光よりも可視領域成分に対して赤色領
成分を減少させた赤目軽減発光とに切り換える発光切
換手段と、上記発光切換手段によって切り換えられた発
光状態を記録する記録手段と、上記記録手段により記録
された発光状態が上記赤目軽減発光である場合は、可視
領域成分のうち赤色領域成分を補うように処理してプリ
ントするプリント手段とを具備したことを特徴とする。 【0007】 【0008】 【0009】 【作用】本発明による第1のカメラシステムは、ストロ
ボ発光手段で被写体に向けて照明光を照射する。また、
発光切換手段で上記ストロボ発光手段による発光を、通
常発光と、この通常発光よりも可視領域成分に対して赤
色領域成分を減少させた赤目軽減発光とに切り換える。
さらに、記録手段で上記発光切換手段によって切り換え
られた発光状態を記録する。そして、プリント手段で上
記記録手段により記録された発光状態が上記赤目軽減発
光である場合は、可視領域成分のうち赤色領域成分を補
うように処理してプリントする。 【0010】 【0011】 【0012】図1は、本発明の第1実施例であるカメラ
の主要構成を示すブロック図である。 【0013】この第1実施例のカメラは、たとえばマイ
クロコンピュータ等で構成された、カメラ全体の制御を
司る制御手段1を具備している。この制御手段1には複
数の入出力端子が配設されており、ストロボの発光制御
を行うストロボ発光手段2と、ストロボ光のスペクトル
を変換する発光スペクトル変換手段3と、カメラの撮影
条件および上記発光スペクトル変換手段3の内容等の情
報を、磁気記録手段が設けられたフィルム9の磁気記録
部分に所定のデータとして記憶させる書き込み手段4
と、被写体の距離を測定する測距手段5と、被写体の明
るさを測定する測光手段6と、赤目現象が発生する状況
にある場合に所定信号を出力する赤目判定回路7と、レ
ンズのズーム倍率を検出するズーム情報入力手段8とが
接続されている。さらに、該制御手段1には、図示しな
いフィルム巻き上げ巻き戻し手段、シャッタ手段等が接
続されており、これらを制御している。 【0014】図2は、本第1実施例における上記ストロ
ボ発光手段2の構成を示した電気回路図である。 【0015】図に示すように該ストロボ発光手段2は、
所定の低電圧を生じる電源11と、該電源11に並列に
接続され、該低電圧を、メインコンデンサ16への充電
電圧まで昇圧する昇圧充電回路12とを具備している。
この昇圧充電回路12には制御端子P1が設けられてお
り上記制御手段1に接続されている。該昇圧充電回路1
2の出力端には、抵抗13と抵抗14とからなる直列回
路が接続されており、上記メインコンデンサ16に印加
する電圧を分圧している。該抵抗13と抵抗14との中
点からは上記制御手段1に接続される制御端子P2が延
出しており、該制御手段1によってメインコンデンサ1
6の充電電圧が監視されている。そして、同制御手段1
は、該メインコンデンサ16の充電電圧が所定の電圧と
なった際に、上記抵抗14の両端に発生する電圧をフル
充電状態として上記昇圧充電回路12を停止させて充電
を終了させるようになっている。 【0016】上記昇圧充電回路12の出力端には、さら
に逆流防止用のダイオード15を介してメインコンデン
サ16が接続されている。なお、該ダイオード15は該
昇圧充電回路12が停止中、上記抵抗13,抵抗14の
直列回路にメインコンデンサ16からの電流が流れ込む
ことを防止する逆流防止用のダイオードである。 【0017】上記メインコンデンサ16の両端には、抵
抗17、コンデンサ18、サイリスタ19、トリガコイ
ル20からなるトリガ回路と、放電管21、半導体電流
制御素子22からなる直列回路とが接続されている。ま
た、上記トリガコイル20の一端は、上記放電管21の
トリガ電極に接続されており、該電極に高電圧トリガを
印加するようになっている。なお、上記サイリスタ1
9、半導体電流制御素子22のにはそれぞれ制御端子P
3,P4が設けられており、共に上記制御手段1に接続
されて該制御手段1に制御されるようになっている。 【0018】初期状態においては、制御手段1は上記サ
イリスタ19をオフ状態としており、これにより、上記
コンデンサ18には抵抗17を通して上記昇圧電源回路
12からの充電電流が蓄積されることになる。この後、
該サイリスタ19のゲート端子(制御端子P3)に制御
手段1よりオン信号が入力されると、上記コンデンサ1
8に蓄った電荷はコンデンサ18→サイリスタ19のア
ノードカソード間→トリガコイル20の1次側→コンデ
ンサ18へと流れ、該トリガコイル20の1次側コイル
の電流変化により2次側、すなわち放電管21に高電圧
トリガが引加される。 【0019】図3は、上記放電管21の発光スペクトル
を示した線図であり、また、図4は、太陽の照射スペク
トルを示した線図である。 【0020】上記放電管21は、Xe(キセノン)ガス
が封入されているXe管であり、その発光スペクトルは
図3に示すように、可視光領域において、図4に示す太
陽の照射スペクトルとほぼ等しいスペクトルを有してい
る。 【0021】上記半導体電流制御素子22は、上記放電
管21が発光中、上記制御手段1より発光停止信号を制
御端子P4に受けると該放電管21に流れる電流を遮断
し、同放電管21の発光を停止させるようになってい
る。 【0022】図5は、上記発光スペクトル変換手段3
(図1参照)の構成を示した要部分解斜視図である。 【0023】図5に示すように該発光スペクトル変換手
段3は、上記放電管21から発せられる光を集光し、カ
メラの撮影可能範囲に光を照射させる反射傘31と、該
反射傘31の前面に配置可能なフィルタ32と、制御端
子P5において上記制御手段1から信号を受けて該フィ
ルタ32を所定位置に移動させるアクチュエータ33と
を具備している。該アクチュエータ33は、モータ等の
駆動源および該駆動源によって駆動される駆動部材、さ
らに、該駆動源のドライバー回路を具備して構成されて
いる。そして、上記制御端子P5に入力される上記制御
手段1からの制御信号に基づいて、該駆動源が駆動され
るようになっている。 【0024】図6は、上記フィルタ32の透過率特性を
示した線図である。 【0025】図に示すように、該フィルタ32は、可視
領域における比較的長波長側(約650nm以上の赤色
領域)の成分の透過率が低い特性を有するローカットフ
ィルタであり、上記アクチュエータ33に駆動され、上
記反射傘31の前面にあって該反射傘31から発せられ
た光を全て受ける位置と、該反射傘31から離間し、該
光を受けない位置とに移動されるようになっている。 【0026】すなわち、上記フィルタ32が上記制御手
段1からの制御信号(詳しくは後述する)を受けたアク
チュエータ33に駆動され、上記反射傘31の前面であ
って、該反射傘31から発せられた光を全て受ける位置
に移動した際には、上記ストロボ発光手段2の放電管2
1からのストロボ発光光は、該フィルタ32を通して赤
色成分が減少された発光スペクトルの光に変換がされ
る。 【0027】一方、該フィルタ32が上記反射傘31か
ら発せられた光を受けない位置に移動された際には、発
光スペクトルの変換は行われず、該放電管21からは通
常のストロボ発光がなされる。なお、上述したように該
フィルタ32の位置の切換えは、上記アクチュエータ3
3に入力する上記制御手段1からの制御信号によって行
われるようになっている。 【0028】図7は、上記ストロボ発光手段2の放電管
21より発せられる発光スペクトルおよび上記発光スペ
クトル変換手段3を介した発光スペクトルの一例を詳し
く示した線図である。 【0029】図中、符号(a)は、上記ストロボ発光手
段2における放電管21(Xe管)から発光される発光
スペクトルを示し、また、符号(b)は、上記発光スペ
クトル変換手段3を介して被写体に照射される発光スペ
クトルを示している。同図からも明らかなように、発光
スペクトル(b)は、上記フィルタ32によって長波長
側のスペクトルがカットされていることがわかる。 【0030】図8は、上記書き込み手段4(図1参照)
の構成を示した説明図である。 【0031】図に示すように、該書き込み手段4は、磁
気記録手段を有するフィルム9の巻き上げまたは巻き戻
し中に、カメラの撮影情報やストロボ発光スペクトルの
情報等を該フィルム9の磁気記録部分に書き込む磁気ヘ
ッド34と、制御端子P6で上記制御回路1よりの電気
信号を入力し、該電気信号を磁気信号に変更する処理回
路35とを具備している。 【0032】上記発光スペクトル変換手段3が駆動さ
れ、上記フィルタ32により上記放電管21の発光スペ
クトルのうち長波長(赤色)成分の光が減少されている
と、上記制御手段1は、上記処理回路35に対して信号
を出力し、長波長(赤色)成分の光が減少されているこ
とを上記磁気ヘッド34によりフィルム9の磁気記録部
分に記録させるようになっている。 【0033】上記測距手段5は、公知の測距手段であ
り、カメラから被写体までの距離を測定する手段であ
る。また、上記測光手段6は、公知の測距手段であり、
被写体の明るさを測定し露出を決める手段である。さら
に、上記ズーム情報入力手段8は、レンズのズーム倍率
を検出する手段である。これらの手段は、何れもその測
定あるいは検出したデータを上記制御手段1に対して送
出するようになっている。 【0034】上記赤目判定手段7(図1参照)は、上記
制御手段1から入力した、上記測距手段5、測光手段
6、ズーム情報入力手段8からの情報に基づいて、赤目
が発生しやすい状況となった際に上記制御回路1を対し
て信号を送出するようになっている。上記制御手段1
は、該赤目判定回路7からの信号に基づいて上記発光ス
ペクトル変換手段3のアクチュエータ33(図5参照)
に対して制御信号を出し、放電管21の前面に上記フィ
ルタ32を挿入させ、ストロボ光の赤色成分を減らすよ
うに制御するようになっている。これにより、上述した
ようにフィルタ32により放電管21から発光されるス
トロボ光のうち、赤色成分が除かれる。 【0035】次に、本実施例の動作について図9に示す
フローチャートを参照して説明する。 【0036】図示しないレリーズが押させるとカメラは
動作を開始し、上記測距手段5により測距が行われ(ス
テップS1)、測距データを制御手段1内に設けられて
いる図示しないメモリに保管する。次に、上記測光手段
6により被写体輝度の測光を行い、同時にズーム位置を
ズーム情報入力手段8により測定を行い、該測光データ
とズームデータとを上記制御手段1内に設けられている
図示しないメモリに保管する(ステップS2)。 【0037】この後、赤目判定回路7で上記測距デー
タ、測光データ、ズームデータを基に被写体の人物が赤
目現象を起こしそうな場合であるか否かの判定を行い
(ステップS3)、赤目現象が発生し得る状況であるな
ら、制御手段1は、発光スペクトル変換手段3を動作さ
せ、放電管21からのストロボ発光光が、赤色成分が減
少した発光スペクトルとなるようにフィルタ32を駆動
制御し(ステップS4)、ステップS6に移行する。す
なわち、このとき、上記フィルタ32は、上記反射傘3
1の前面に位置するように移動され、これにより、該放
電管21からのストロボ発光光は該フィルタ32を通過
して、赤色成分が減少した発光スペクトルとなる。 【0038】一方、上記ステップS3において、赤目現
象が発生し得ない状況であるなら、制御手段1は、発光
スペクトル変換手段3を動作させ、放電管21からのス
トロボ発光光が、通常の発光スペクトルとなるよう該フ
ィルタ32を駆動制御し(ステップS5)、ステップS
6に移行する。すなわち、このとき、上記フィルタ32
は、上記反射傘31の前面から離間する位置に移動さ
れ、これにより、該放電管21からのストロボ発光光は
該フィルタ32を介さずに、通常の発光スペクトルとな
る。 【0039】ステップ6においては、撮影のために図示
しないシャッタを開き、この後、上記ステップS2にお
ける測光の結果に基づいて、ストロボを発光させる必要
の有無について判定する(ステップS7)。そして、発
光する必要のないときは、ステップS9に移行し、スト
ロボを発光させる必要のあるときは、上記測距データ、
測光データに従い放電管21を、上記ステップS4,S
5で決めた発光スペクトルによって発光させる。 【0040】ステップS9においては、上記シャッタを
閉じて撮影を終了させ、この後、上記フィルム9を巻き
上げ(ステップS10)、該フィルムの巻き上げ中に、
上記発光スペクトル変換手段3の動作状況、すなわち、
ストロボ発光光のうち赤色成分が減少しているか否かの
情報を、フィルム9の磁気記録部分に記録する(ステッ
プS11)。この後、フィルム巻き上げを停止させ(ス
テップS12)、初期状態へ戻る。 【0041】なお、本実施例においては、赤目判定と発
光スペクトル変換手段の動作は、測距、測光の後に行わ
れているが、ストロボ発光以前であればいつ行われても
かまわない。また、本実施例においては、磁気記録手段
を有するフィルムへの所定情報の記録は、フィルムの巻
き上げ動作中に1駒毎に随時行われているが、該所定情
報を一担上記制御手段1内のメモリに記憶し、フィルム
の巻き戻し中に一括して該所定情報を記録してもよい。 【0042】さらに、本実施例においては、上記赤目判
定手段7による判定に基づいて制御手段1でフィルタ3
2の位置を切り換えているが、常に発光スペクトル変換
手段3が働いているような構成で、その情報を書き込み
手段4に記録するように構成されても何ら問題はない。 【0043】ここで、カメラの赤目現象の原因について
説明する。 【0044】赤目現象とは、暗い場所でストロボを使用
して人物の写真を撮ると、プリントにおいて人間の黒眼
部(正確には瞳孔の内側部分)が赤く写ってしまう現象
のことを言う。これは、ストロボ光によって短い時間に
非常に強い光が、眼の網膜に入り網膜の視細胞で吸収で
きなかった光が反射し、眼球の外に放出されたものであ
る。具体的に説明すると、ストロボ(Xe管)の発光ス
ペクトルは、一般に上記図3に示す如く図4に示す太陽
の放射スペクトルと可視光域においてほぼ等しい発光ス
ペクトルを有している。 【0045】図10は、人間の眼の視感度を示した線図
である。 【0046】この図に示す如く、該視感度は、波長約5
50nmをピークとしてこれより波長が短くなる程、ま
た、波長が長くなる程感度が悪くなる。ここにいう視感
度とは、網膜の視細胞での光吸収と同じで、感度が良い
ということは光を良く吸収するということであり、反対
に感度が悪いということは光をあまり吸収しないという
ことである。また、眼の網膜の視細胞には2種類の細胞
があり、一つは明るいときに使われるすい体というもの
で、他方は暗いときに使われるかん体というものであ
る。 【0047】図11は、該二つの視細胞の光吸収の相対
特性を示した線図である。 【0048】図11に示すように、該二つの視細胞はそ
の視感度が異なり、暗いときに働くすい体の方が短波長
側の感度、すなわち光吸収が良く、長波長側の光吸収が
悪くなる。ストロボ撮影時の周辺光量は少なく、あたり
は暗いため、人間の眼はすい体によって周囲物体を見て
いるといってよい。 【0049】ここで、上記図3に示す発光スペクトルを
有するストロボ発光光が眼の中に入光すると、眼では上
記図11に示すすい体の吸収でストロボ光を吸収し、ス
トロボ光のうち約550nm辺りの光はほぼ吸収する
が、それ以外の短波長、長波長側の光は吸収しないで反
射される。 【0050】図12は、眼球の角膜、水晶体、硝子体の
光吸収特性を示した線図である。 【0051】この図に示すように、眼球の角膜、水晶
体、硝子体は、比較的短波長側(波長500〜600n
m以下)の光を吸収し、それより長い波長の光はほぼ通
過させることがわかる。したがって、眼球に入射した光
の内、短波長側の光は、眼に入射するときと該眼におけ
る反射により放出するときとの2回通過することでほと
んど吸収される。しかしながら、入射した光の内、長波
長側の光、すなわち赤色の成分は吸収されず眼より反射
して放出される。これが赤目現象の原因である。 【0052】図13は、眼球へ入射する光量と該眼球よ
り反射する光量との関係を示した線図である。 【0053】図に示すように、眼球への入射光量が低い
ときは長波長、短波長成分共に視細胞において光を吸収
しているため反射光は少ない。眼球への入射光量が多く
なってくると、短波長側の成分は上述したように角膜、
水晶体、硝子体等により吸収されるため反射光量はほと
んどないが、長波長側の成分は視細胞による光吸収が飽
和し、入射光が増えた分だけ反射し、その光量が一定
値、すなわち、プリントにおいて赤目として認識される
レベルを越えると赤目現象が生じる。 【0054】次に、本実施例における赤目現象の軽減方
法について説明する。 【0055】赤目現象は上述した如く、視細胞の長波長
側成分の光吸収が飽和し、余分な光が眼球の外へ放出さ
れているので、ストロボから放出する長波長成分(赤成
分)の量を減らせば眼球よりの赤の反射を減らすことが
可能である。 【0056】図14は、本第1実施例のカメラにおけ
る、通常のストロボ発光時と、赤色成分の光量を減らし
ての発光時とにおける眼球での光の吸収・反射の度合い
を示した図表である。また、該図表においては、さら
に、通常のストロボ発光時と、赤色成分の光量を減少し
ての発光時とにおける、普通の赤色の物体における光の
吸収・反射の度合いとを示している。なお、該図表にお
いては、通常、ストロボから照射される光の内、赤色成
分の光量を100として示している。 【0057】この図表に示す如く、通常、ストロボから
照射される光の内、赤色成分の光量を100とすると、
一般に、眼の網膜で吸収される該赤色成分の光量は20
となる。これにより、眼から反射され写真に写る赤色の
光量は80となり、反射の割合は80/100=0.8
となる。 【0058】いま、ストロボから照射される赤色成分の
光量を4割減らして60とする。このとき、眼の網膜で
吸収される赤色成分の光量はやはり20であり、上記通
常時と変わらない。これは眼における光の吸収が飽和し
ているためである。これにより、眼から反射される赤色
成分の光量は60−20=40となり、反射の割合は4
0/80=0.5となる。したがって、赤色成分の光量
を4割減らしたにもかかわらず、眼からの赤色成分の反
射は、5割減ったことになる。ここで、赤色成分の光量
を減らすということは、ストロボ光の発光スペクトルの
うち赤色成分のスペクトルを減らすことである。 【0059】本第1実施例は、以上の点に着目してなさ
れており、ストロボ発光スペクトルのうち赤色成分の光
を減らすことによって眼球より反射される赤色成分を減
らし、赤目現象を軽減させている。 【0060】ところで、単純に、ストロボ光のうち赤色
成分を減らすと、写真全体の色バランスがくずれて青み
がかった写真ができあがることが予想される。この点に
関し本実施例では、フィルムの磁気記録部分に赤色成分
を減らした情報を記録してあるため、プリント時に減ら
された赤色成分、たとえばシアン成分の光を補えば写真
は従来通りのカラーバランスの色となる。 【0061】すなわち、上記図14に示す表を参照して
説明すると、本実施例においては、通常時の光量に比べ
て60%に減少した赤色成分の光を、プリント時に1.
67倍している。これにより、たとえば、普通の赤色
(赤色の紙等)は、(100×0.6−3)×1.67
=95となり、基の赤色が再現されることがわかる。眼
からの反射に関しては、通常のストロボ撮影が100−
20=80に対し、本実施例の場合は、(100×0.
6−20)×1.67=66.8となり、眼からの赤色
成分が減っている。すなわち、眼球からの反射は、通常
のストロボ光での反射より減っているため、赤色成分を
補っても通常のストロボ光で発生する赤目にはならな
い。 【0062】以上説明したように、本第1実施例のカメ
ラによると、ストロボ光による眼球からの赤色成分の反
射が少なく、赤目現象を軽減することができる。 【0063】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。 【0064】図15は、上記第2実施例のカメラの主要
構成を示すブロック図である。 【0065】この第2実施例は、制御手段41、書き込
み手段(記憶手段)42、測距手段43、測光手段4
4、第1の発光手段45、第2の発光手段46、第3の
発光手段47からなり、上記書き込み手段(記憶手段)
42、測距手段43、測光手段44は、それぞれ上記第
1実施例における書き込み手段4,測距手段5,測光手
段6と同等であるため、ここでの詳しい説明は省略す
る。 【0066】図16は、上記制御手段41における要部
構成を示したブロック図である。 【0067】上記制御手段41は、上記第1実施例にお
ける制御手段1とほぼ同様な役目を果たすが、図16に
示す構成要素が追加されている。すなわち、ストロボを
発光させるためにストロボ必要発光量を計算し、上記第
1ないし第3の発光手段45,46,47の各々の光量
を演算する演算手段48と、該演算手段48からの結果
に基づき、上記第1ないし第3の発光手段45,46,
47に光量信号を送る光量制御手段49とを備えてい
る。なお、図中、符号P45,P46,P47は、制御
手段41における制御端子であり、それぞれ上記第1な
いし第3の発光手段45,46,47に接続されてい
る。 【0068】図17は、上記第1ないし第3の発光手段
45,46,47の発光スペクトルを示す線図である。 【0069】図中、符号a,b,cは、それぞれ上記第
1の発光手段45,第2の発光手段46,第3の発光手
段47における発光スペクトルを示している。これら発
光手段は、何れもその光量の制御が可能となっており、
該3つの発光手段を所定の光量比で発光させると、図1
7中、符号dに示すような、上記図4の太陽の照射スペ
クトルと同等なスペクトルとなる。なお、この図17か
らもわかるように、上記第3の発光手段47の発光スペ
クトルは、他の2つの発光手段に対して長波長側にシフ
トしており、赤色成分の多い光となっている。 【0070】この第2実施例においては、赤目現象が発
生し得る状況の際には、上記第3の発光手段47の光量
を所定の光量比により求められる光量より若干少なく発
光させるようになっている。これにより、赤色成分を減
らし赤目現象を軽減させるようになっている。 【0071】このように本第2実施例においては、複数
の発光手段を備え、その中の赤色成分の発光手段の光量
を減らすことにより、眼球からの赤色の反射を減らすよ
うになっている。 【0072】なお、上記第1ないし第3の発光手段4
5,46,47は、図17中、符号a,b,cの各々の
発光スペクトルを有するのであれば、いかなる発光源で
もよく、たとえば、Xe(キセノン)管,ハロゲンラン
プ,LEDクリプトン球等の発光体が挙げられる。 【0073】また、このような発光源から照射される発
光スペクトルも、上記図17に示した発光スペクトルに
限定されず、複数(3つに限定されない)の発光体の発
光スペクトルの和が、色温度で太陽の照射色温度と等し
くなればよい。 【0074】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。 【0075】図18は、上記第3実施例のカメラの主要
構成を示したブロック図である。 【0076】図に示すように、該第3実施例のカメラ
は、制御手段51、ストロボ発光手段54、書き込み手
段55、測距手段57、測光手段58からなり、上記ス
トロボ発光手段54、書き込み手段55、測距手段5
7、測光手段58は、それぞれ上記第1実施例における
ストロボ発光手段2、書き込み手段4、測距手段5、測
光手段6と同等であるので、ここでの詳しい説明は省略
する。 【0077】上記制御手段51は、上記第1実施例にお
ける制御手段1とほぼ同じ働きをするが、新たにその内
部に増感指示手段52と、発光量シフト手段53とを具
備している。 【0078】上記制御手段51内の増感指示手段52
は、カメラにフィルムが装填されると上記書き込み手段
55を通して図示しない磁気記録手段を備えたフィルム
に対してフィルムの現像時に増感させる指示を書き込ま
せる。さらに、該増感させた分のストロボ発光量を減ら
せるために発光量シフト手段53に光量減少信号を送
る。そして、ストロボ撮影時は少ない光量で発光させ、
適正露出を得るようにする。ここで、ストロボ光量が減
るということは赤成分も減るということになるので上記
第1実施例において述べたように、赤目を軽減すること
が可能となる。 【0079】なお、本第3実施例において上記発光量シ
フト手段53は、上記増感指示手段52の出力により動
いているが、初めからフィルムのラチチュードを見込ん
で発光量を減らすようにシフトさせても何ら問題はな
い。 【0080】また、上記各実施例においては、眼球から
反射する赤色成分のみを減らして赤目現象の軽減を実現
しているが、公知技術手段である、撮影前に予備照射を
行うことで瞳孔を縮ませて赤目現象を軽減する方式と組
み合わせてもよい。 【0081】さらに、上記各実施例においては、ストロ
ボ発光手段は発光ピーク光量を低く一定におさえ発光時
間を伸ばして所定光量を得るための、いわゆるフラット
発光方式の発光手段を採用してもよい。 【0082】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)被写体に向けて照明光を照射するためのストロボ
発光手段と、フィルムに所定の磁気撮影情報を記録する
磁気記録手段と、上記ストロボ発光手段からの発光光を
判定するストロボ発光判定手段と、を具備し、上記スト
ロボ発光手段が発光したときは、上記磁気記録手段によ
り、プリント補正情報を記録するカメラ。 【0083】(2)上記プリント補正情報はシアン成分
である、上記(1)に記載したカメラ。 【0084】(3)被写体に向けて照射光を照射する光
源と、この光源からの照射光のうち赤色成分を減らす発
光スペクトル変換手段と、を具備するカメラ。 【0085】(4)上記発光スペクトル変換手段は、光
学式フィルタを具備する、上記(3)に記載のカメラ。 【0086】(5)被写体に向けて照射光を照射する光
源と、この光源からの照射光の発光スペクトルを変換す
る発光スペクトル変換手段と、赤目現象が発生し得る状
況を判定する赤目判定手段と、を具備し、上記赤目判定
手段からの結果に基づき上記発光スペクトル変換手段を
動作させるカメラ。 【0087】(6)上記赤目判定手段は、被写体距離デ
ータと被写体輝度データとレンズ倍率データとに基づい
て、赤目現象が発生し得るか否かを判定する、上記
(5)に記載のカメラ。 【0088】(7)上記発光スペクトル変換手段は、モ
ータによって上記光源の光が通過する位置と通過しない
位置とに移動する、上記(5)に記載のカメラ。 【0089】(8)発光色の異なる複数の光源と、赤目
現象が発生し得る状況を判定する赤目判定手段と、を有
する赤目現象軽減ストロボにおいて、上記赤目判定手段
において、赤目現象が発生しないと判断されたときは、
上記複数の光源の発光を所定の光量比で発光させ、ま
た、該赤目判定手段において赤目現象が発生すると判断
されたときは、上記複数の光源の発光を所定の光量比よ
り赤色成分が少なくなるように発光させるストロボ装
置。 【0090】(9)被写体に向けて照射光を照射する光
源と、フィルム増減指示手段と、発光量シフト手段と、
を有する赤目軽減ストロボにおいて、上記フィルム増減
指示手段の結果に基づき、上記光源の光量を減らすよう
にシフトさせるストロボ装置。 【0091】(10)被写体に向けて照明光を照射する
ためのストロボ発光手段と、このストロボ発光手段の発
光スペクトルを変更する発光スペクトル変更手段と、赤
目現象が発生しやすい場合に上記発光スペクトル変更手
段を動作させる制御手段と、を具備したことを特徴とす
るストロボ装置。 【0092】(11)上記発光スペクトル変更手段は、
光源の赤成分光を減少させる光学フィルタである上記
(10)に記載のストロボ装置。 【0093】(12)上記ストロボ発光手段は、異なる
発光色を有する複数の発光部を有し、上記発光スペクト
ル変更手段は、上記複数の発光部を寄与割合を変更する
ことを特徴とする上記(11)に記載のストロボ装置。 【0094】(13)被写体に向けて照明光を照射する
ためのストロボ発光手段と、このストロボ発光手段の発
光スペクトルを変更する発光スペクトル変更手段と、赤
目現象が発生しやすいか否かを判定する判定手段と、こ
の判定手段によって赤目現象が発生しやすいと判定され
た場合に、上記ストロボ発光手段による発光が網膜への
入射光量が赤目として認識できるレベル以下の発光量と
なるように上記ストロボ発光手段を制御する発光制御手
段と、を具備したことを特徴とするストロボ装置。 【0095】(14)上記ストロボ装置はカメラに搭載
され、上記判定手段は、被写体輝度と被写体距離に基づ
いて判定する上記(13)に記載のストロボ装置を有す
るカメラ。 【0096】(15)上記発光制御手段は、上記判定手
段によって赤目現象が発生しやすいと判定された場合
に、上記ストロボ発光手段の閃光発光管の赤成分光を他
の成分光に対して減少させることを特徴とする上記(1
3)または(14)に記載のストロボ装置。 【0097】(16)上記発光制御手段は、上記判定手
段によって赤目現象が発生しやすいと判定された場合
に、上記ストロボ発光手段による発光量を全体的に減少
させることを特徴とする上記(13)または(14)に
記載のストロボ装置。 【0098】(17)上記発光制御手段によって、赤目
を減少させるための発光を行った場合に、この発光を行
ったことを記録する情報記録手段を有する上記(13)
に記載のストロボ装置または上記(14)乃至(16)
に記載のカメラ。 【0099】上記(1)に記載のカメラによれば、プリ
ント補正情報を記録するので、プリントの補正が容易と
なる。 【0100】上記(2)に記載のカメラによれば、赤目
を軽減するプリントの補正が容易となる。 【0101】上記(3)に記載のカメラによれば、赤目
に影響を与える光源の赤成分を減少させたので、赤目の
影響を軽減したプリントを得ることが可能となる。 【0102】上記(4)に記載のカメラによれば、簡単
な構成で、発光スペクトルを変更することができる。 【0103】上記(5)に記載のカメラによれば、赤目
が発生しやすい場合のみ発光スペクトルを変更している
ので、通常の場合には発光バランスの良い写真がとれ、
赤目が発生しやすい場合には赤目の影響を軽減したプリ
ントを得ることが可能となる。 【0104】上記(6)に記載のカメラによれば、赤目
現象が起きやすいかの判定を、被写体距離データと被写
体輝度データとに従って判定しているので、正確に赤目
の発生を予測することができる。 【0105】上記(7)に記載のカメラによれば、発光
スペクトル変更手段がモータによってその位置を変更さ
れるので、使用者にとって簡便なものとなる。 【0106】上記(8)に記載のストロボ装置によれ
ば、複数の光源の発光量比の制御によりその発光スペク
トルを自在に制御することができる。 【0107】上記(9)に記載のストロボ装置によれ
ば、発光量が減るので赤成分光も当然減少し、赤目現象
が発生しにくくなり、しかも増感指示情報に基づいて適
正プリントを得ることができる。 【0108】上記(10)に記載のストロボ装置によれ
ば、赤目現象の発生しやすい場合に、発光スペクトルを
変更するので、赤目の影響を軽減したプリントを得るこ
とが可能となる。 【0109】上記(11)に記載のストロボ装置によれ
ば、光学フィルタを用いるので、簡単な構成で、発光ス
ペクトルを変更することができる。 【0110】上記(12)に記載のストロボ装置によれ
ば、複数の光源の発光量比の制御によりその発光スペク
トルを自在に制御することができ、赤目現象に最適の発
光スペクトルを得ることができる。 【0111】上記(13)に記載のストロボ装置によれ
ば、赤目現象の発生しにくいストロボ装置を提供するこ
とができる。 【0112】上記(14)に記載のストロボ装置を有す
るカメラによれば、正確に赤目現象が発生するかを判定
することができる。 【0113】上記(15)に記載のストロボ装置によれ
ば、赤成分光のみを減少させ、赤目現象を防止すること
ができる。 【0114】上記(16)に記載のストロボ装置によれ
ば、全体の光量が減少するだけなので、赤目現象が防止
されると共に、カラーバランスが崩れることがない。 【0115】上記(17)に記載のストロボ装置または
カメラによれば、赤目現象軽減のため発光が行われたこ
とが記録されるので、プリントを行う際に適正なプリン
トを得ることができる。 【0116】尚、上記実施例において、フィルム上の磁
気記録媒体に磁気記録する例について述べたが、これに
限らず、例えばフィルムに光学的に記録しても良いし、
またフィルムパトローネにICメモリが内蔵されている
場合には上記ICメモリに記録しても良い。 【0117】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
リーズタイムラグが無く、赤目現象を軽減することので
きるカメラシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例であるカメラの主要構成を
示すブロック図である。 【図2】上記第1実施例におけるストロボ発光手段の構
成を示した電気回路図である。 【図3】上記第1実施例における放電管の発光スペクト
ルを示した線図である。 【図4】太陽の照射スペクトルを示した線図である。 【図5】上記第1実施例における発光スペクトル変換手
段の構成を示した要部分解斜視図である。 【図6】上記第1実施例におけるフィルタの透過率特性
を示した線図である。 【図7】上記第1実施例におけるストロボ発光手段の放
電管より発せられる発光スペクトルおよび発光スペクト
ル変換手段を介した発光スペクトルの一例を詳しく示し
た線図である。 【図8】上記第1実施例における書き込み手段の構成を
示した説明図である。 【図9】上記第1実施例の動作について説明したフロー
チャートである。 【図10】人間の眼の視感度を示した線図である。 【図11】眼の網膜の視細胞の光吸収の相対特性を示し
た線図である。 【図12】眼球の角膜、水晶体、硝子体の光吸収特性を
示した線図である。 【図13】眼球へ入射する光量と該眼球より反射する光
量との関係を示した線図である。 【図14】上記第1実施例のカメラにおける、通常のス
トロボ発光時と、赤色成分の光量を減らしての発光時と
における眼球での光の吸収・反射の度合いを示した図表
である。 【図15】本発明の第2実施例のカメラの主要構成を示
すブロック図である。 【図16】上記第2実施例のカメラにおける制御手段の
要部構成を示したブロック図である。 【図17】上記第2実施例のカメラにおける、第1ない
し第3の発光手段の発光スペクトルを示す線図である。 【図18】本発明の第3実施例のカメラの主要構成を示
すブロック図である。 【符号の説明】 1…制御手段 2…ストロボ発光手段 3…発光スペクトル変換手段 4…書き込み手段 5…測距手段 6…測光手段 7…赤目判定回路 8…ズーム情報入力手段 9…フィルム 21…放電管 32…フィルタ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 撮像手段と、 被写体に向けて照明光を照射するためのストロボ発光手
    段と、 このストロボ発光手段による発光を、通常発光と、この
    通常発光よりも可視領域成分に対して赤色領域成分光を
    減少させた赤目軽減発光とに切り換える発光切換手段
    と、 上記発光切換手段によって切り換えられた発光状態を記
    録する記録手段と、 上記記録手段により記録された発光状態が上記赤目軽減
    発光である場合は、可視領域成分のうち赤色領域成分を
    補うように処理してプリントするプリント手段と、 を具備したことを特徴とするカメラシステム。
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