JPH08166621A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08166621A
JPH08166621A JP6332232A JP33223294A JPH08166621A JP H08166621 A JPH08166621 A JP H08166621A JP 6332232 A JP6332232 A JP 6332232A JP 33223294 A JP33223294 A JP 33223294A JP H08166621 A JPH08166621 A JP H08166621A
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JP
Japan
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camera
flash
bounce
red
light emitting
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JP6332232A
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English (en)
Inventor
Koichi Matsumura
孝一 松村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バウンス機能付きの内蔵もしくは外付けでき
る閃光装置を有するカメラにおいて、バウンス照射時に
おける露出不足の防止または適切なシャッタチャンスを
得ることを可能にする。 【構成】 カメラの内蔵閃光ユニット20がバウンス照
射状態にセットされている場合には、照射角度検出回路
38によりそのセット位置を検出し、その検出信号を受
けるシステムコントローラ1により、絞り駆動回路30
を介してレンズ鏡筒Bの絞りユニット28の絞り値を開
放に設定し、バウンス照射による露出不足を防止し、そ
の場合は赤目現象低減のための赤目軽減ユニット24の
ランプ25を点灯しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バウンス機能付き閃光
装置内蔵もしくはバウンス照射可能な閃光装置を取り付
け可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ内蔵閃光装置でバウンス可能な構
成にする従来例としては、次のようなものがある。 (1)閃光装置を内蔵するカメラにおいて、収納位置、
直射発光位置に加え直射方向とは異なる方向へ照射が可
能な第3の発光位置を有するもの。(1例として、米国
特許第5287135号明細書) (2)フイルムに磁気により撮影情報(閃光装置使用有
無を含む)を記録可能なカメラにおいて、閃光装置を多
灯使用時ないしバウンス照射時は閃光装置使用無しと記
録するもの。(1例として、特開平4−3036号公
報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バウンス時
は天井面などの反射面に反射させることにより、直照射
に対して光量が不足するので、露出不足になりがちであ
る。このような場合、撮影知識と経験が豊富な撮影者で
あれば、撮影時の状況を判断し、撮影レンズの絞りを開
けたり、高感度のフイルムを用いて露出不足を補うこと
が可能である。一方、撮影知識や経験が少ないユーザー
においては、撮影状況を判断する能力がないために、バ
ウンス撮影を行っても露出不足の失敗写真を撮影してし
まうことが非常に多かった。また、閃光装置をカメラに
内蔵するために、閃光発光部の大きさや充電回路の電荷
蓄積用コンデンサ容量を外付け閃光装置のように十分大
きなものが使用できないので、バウンス時の光量不足は
より大きな問題となる。
【0004】また、更なる課題として、人を被写体とし
て閃光撮影を行った場合、閃光が被写体の眼球の眼底部
で正反射しカメラの撮影光束に入り込むことにより被写
体の眼球が赤く写る現象、いわゆる赤目現象が一般的に
知られている。この赤目現象は、閃光光軸と撮影レンズ
光軸間間隔が近いほど発生確率が高くなることは周知で
あり、前述のようにカメラに閃光装置が内蔵された場
合、閃光装置の光軸と撮影レンズ光軸の近接化は不可避
であった。特に、閃光装置内蔵カメラはコンパクト化が
重要であり、コンパクトカメラにおいて赤目現象が顕著
であった。
【0005】以上のような赤目現象の防止のため、赤目
現象が発生しやすい撮影状況であるかを、撮影距離、撮
影倍率、被写体輝度などを条件として判別し、撮影に際
してあらかじめ被写体を照明手段により照射し、被写体
の眼球の瞳孔を縮小させ、赤目現象の発生確率を減らす
赤目防止機能付きのカメラが種々提案され、実用化され
ている。これらの照明手段としては、ランプを所定時間
点灯させる手段や閃光装置自体を発光量を制御し一回あ
るいは複数回発光させる手段がある。しかし、赤目防止
機能はシャッタがレリーズされる前に所定時間ランプや
閃光装置を点灯させる必要があるので、レリーズタイム
ラグが多くなり、シャッタチャンスを逃してしまった
り、ランプや閃光装置によるプリ照射によるエネルギー
消費が非常に大きい問題がある。一方、バウンス撮影に
おいては閃光発光が天井などの反射面で一旦反射し被写
体を照射するので、照明光の光軸と撮影レンズの光軸が
なす角度は赤目現象が発生する条件に対して十分大き
い。それゆえ、バウンス撮影時は赤目現象が発生する確
率はほとんどないことはいうまでもなく、赤目防止機能
が撮影に際して動作することは意味がないことである事
実である。
【0006】本発明は、前述従来技術の問題点に鑑み、
閃光装置をバウンス照射状態に設定した時には赤目現象
防止機能を不作動にしたカメラを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明のバウンス照射可能の閃光装置内蔵カメラ
において、該閃光装置の発光位置が直射位置かバウンス
位置かを判別する発光位置判別手段を有し、該発光位置
判別手段がバウンス発光状態に設定されたことを検知す
ると、撮影パラメータを変更するようにしたものであ
る。また、該撮影パラメータとしては、レンズの絞り値
の設定が好ましい。また、該撮影パラメータとしては、
赤目現象低減手段の作動/不作動の設定でもよい。
【0008】同じく、バウンス照射可能の外付け閃光装
置を取り付けできるカメラにおいて、該閃光装置の発光
位置が直射位置かバウンス位置かを判別する発光位置判
別手段を有し、該発光位置判別手段がバウンス発光状態
に設定されたことを検知すると、撮影パラメータを変更
するようにしたものである。また、該撮影パラメータと
しては、レンズの絞り値の設定または赤目現象低減手段
の作動/不作動の設定でもよい。また、取り付けられた
外付け閃光装置がバウンス発光状態にセットされたこと
をカメラ本体側に通信する手段を設けることが好まし
い。
【0009】
【作用】以上の構成のカメラは、内蔵閃光装置または外
付け閃光装置の発光位置がバウンス状態にセットされた
ことを発光位置判別手段が検知すると、撮影パラメータ
として、例えばレンズの絞り値を開放値に設定すること
によりバウンス撮影時の光量不足を防止し、あるいは赤
目現象低減手段を不作動にすることによりシャッタタイ
ムラグを短く抑え、シャッタチャンスを逃すことがな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図4
に基づいて説明する。図1は本実施例のカメラの全体構
成図、図2は閃光装置直射時のカメラの斜視図、図3は
閃光装置バウンス時のカメラの斜視図である。図1にお
いて、A部分はカメラ本体、B部分はレンズ鏡筒であ
る。同図において、1はシーケンスを制御するシステム
コントローラであり、2はプログラムやデータを記憶す
るROM、3はデータを記憶するRAM、4はレリーズ
スイッチで、第1段押し込みでオンして撮影に先立って
測光や測距動作を指示する撮影スタンバイスイッチ4a
と引き続く第2段押し込みでオンしてシャッタのレリー
ズを指示するレリーズスイッチ4bより構成されてい
る。
【0011】5は閃光装置の発光の有無を切り換える閃
光モードスイッチで、システムコントローラ1のSTM
ODEポートに接続されている。6はカメラ本体内に装
填されるフイルムパトローネ、7は該フイルムパトロー
ネ6の外表面にコード化され表示されたフイルム感度、
撮影枚数などのフイルム特性表示部、8は該フイルム特
性表示部7のフイルム特性情報を検出する検出接片、9
はコード化されたフイルム感度情報を検出し、システム
コントローラ1に出力するフイルム感度検出回路であ
り、その出力は、システムコントローラ1のFILMS
Pポートに接続されている。
【0012】10はカメラ本体内に配置されるクイック
リターンミラーで、軸10aで回動可能に支持され、そ
の中央付近の所定領域に測距光束透過用のハーフミラー
部10bが形成されており、フイルム露光時には破線で
示すアップ位置10cに回動する。11は該クイックリ
ターンミラー10の裏面に軸支された測距サブミラー
で、測距用光束を図示下方に導くようにしている。12
は位相差検出方式によりカメラから被写体までの距離を
測定する測距素子で、カメラ本体内の下部に設けられて
いる。13はフイルム露光中のフイルム面反射光を検出
する閃光発光調光センサで、カメラ本体内の下部に設け
られている。14はフォーカルプレーンシャッタユニッ
トで、カメラ本体内の後部に設けられている。15はフ
イルムで、フォーカルプレーンシャッタユニット14の
後部の焦点面に位置している。
【0013】16はファインダー光路中に設けたフォー
カシングスクリーン、17はペンタプリズム、18はフ
ァインダー系の接眼レンズ、19はペンタプリズム17
ないの光量を測定することで被写体輝度を測定するSP
D等の測光素子で、ペンタプリズム17の接眼側面の後
部に設けられている。
【0014】20は内蔵の閃光ユニットで、閃光用キセ
ノン管21、反射笠22及び発光集光用のフレネルレン
ズ23から構成され、実線で示す直射位置20aと破線
で示すバウンス位置20bとに回動可能にカメラ本体の
上部に軸20cに支持されている。24は赤目現象軽減
ユニットで、赤目軽減ランプ25、反射笠26及び集光
レンズ27から構成され、該閃光ユニット20のすぐ下
部に設けられている。また、レンズ内の構成部bには撮
影レンズL1及びL2と該レンズ間に設けた絞りユニッ
ト28から構成されている。
【0015】次に、30は絞り駆動回路で、絞りユニッ
ト28とシステムコントローラ1のAPctrlポート
にそれぞれ接続されている。31は閃光発光調光回路
で、閃光発光調光センサ13とシステムコントローラ1
のLActrlポートにそれぞれ接続される。32は測
距回路で、測距素子12及びシステムコントローラ11
のAFctrlポートにそれぞれ接続されている。33
はシャッタ駆動回路で、シャッタユニット14及びシス
テムコントローラ1のSHctrlポートにそれぞれ接
続されている。34は赤目軽減ランプ駆動回路で、赤目
現象軽減ユニット24及びシステムコントローラ1のR
Ectrlポートにそれぞれ接続されている。
【0016】35は閃光ユニット20の充電や発光を行
う閃光回路で、閃光ユニット20及びシステムコントロ
ーラ1のSTctrlポートにそれぞれ接続されてい
る。36はクイックリターンミラー駆動回路で、図示さ
れないクイックリターンミラーの駆動部及びシステムコ
ントローラ1のMRctrlポートにそれぞれ接続され
ている。37は測光回路で、測光素子19及びシステム
コントローラ1のAEctrlポートにそれぞれ接続さ
れている。38は閃光ユニット20の設定位置を検出す
る照射角度検出回路で、図示されない閃光ユニット20
の回動駆動部及びシステムコントローラ1のFAGポー
トにそれぞれ接続されている。
【0017】以上の構成の本実施例の動作を図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、撮影スタンバイス
イッチ4aがオンされると、ステップ1より動作を開始
する。ステップ1では被写体輝度を測光する。ステップ
2ではカメラから被写体までの距離を測定する。ステッ
プ3では閃光モードスイッチ5の状態を判別し、オンで
あれば閃光モードと判別してステップ4へ進み、オフで
あれば閃光オフモードと判別してステップ11へ進む。
ステップ4では閃光用コンデンサ(不図示)を閃光回路
35にて充電を開始する。
【0018】ステップ5ではシャッタ速度を閃光同調秒
時に設定する。ステップ6では閃光ユニット20の照射
方向を判別し、バウンス状態であればステップ7へ進
み、直射状態であればステップ9へ進む。ステップ7で
はRAM3内のフラグREYEを0とする。ここで、フ
ラグREYEは赤目ランプ照射の有無を記憶するフラグ
である。ステップ8では絞り規制値(Av値)を開放値
にセットし、ステップ12へ進む。一方、ステップ6で
閃光ユニット20が直射状態にセットされていると判別
された場合は、ステップ9でRAM3内のフラグREY
Eを1とする。ステップ10では絞り規制値(Av値)
をフイルム感度(ISO)、被写体輝度(Ev)、被写
体距離(D)によって決定される所定値にセットし、ス
テップ12へ進む。次に、ステップ12では閃光用コン
デンサ(不図示)が発光するに十分なだけ充電されたか
を判別し、充電が完了したと判別された場合はステップ
13へ進む。
【0019】一方、前記ステップ3で閃光モードがオフ
モードと判別された場合は、ステップ11で絞り制御値
(Av値)とシャッタ速度制御値(Tv値)をフイルム
感度(ISO)と被写体輝度(Ev)により決定される
所定値にセットし、ステップ13へ進む。ステップ13
ではレリーズスイッチ4bの状態を判別し、オンされて
いればステップ14へ進み、オフ状態であればステップ
28へ進む。ステップ14ではRAM内に記憶したRE
YEフラッグを判別し、REYEフラッグが1であれば
ステップ15へ、0であればステップ18へ進む。
【0020】ステップ15では赤目現象緩和ランプ24
を点灯する。ステップ16では所定時間タイマをカウン
トする。ステップ17では赤目現象緩和ランプ24を消
灯させる。ステップ18ではステップ8〜ステップ11
で決定された絞り制御値となるように絞りユニット28
を駆動する。ステップ19ではクイックリターンミラー
10をアップする。クイックリターンミラー10は図1
に示す破線位置10cにセットされる。ここで、測距サ
ブミラー11は不図示の連動機構でクイックリターンミ
ラー10の背面に折り畳まれる構成である。
【0021】ステップ20ではフォーカルプレーンシャ
ッタユニット14を開放する。ステップ21ではフォー
カルプレーンシャッタユニット14が全開されたタイミ
ングで閃光ユニット20にトリガをかけ発光を開始させ
る。ここで、閃光オフモードであれば閃光コンデンサ
(不図示)の充電を行っていないので、閃光用キセノン
管21は発光しない。ステップ22ではフイルム面の反
射光を調光センサ13で測定し所定量に達したかを判別
し、所定量に達していればステップ23へ進み、所定量
に達していなければステップ24へ進む。ステップ24
ではシャッタ制御秒時(Tv値)分、フォーカルプレー
ンシャッタユニット14が開放されたかを判別し、開放
時間が制御値を経過していたらステップ23へ進む。ス
テップ23では閃光ユニット20の発光を停止させる。
ここで、被写体距離が近い場合などは閃光のためのガイ
ドナンバーによるが、閃光ユニット20が蓄えたエネル
ギーの全てをフル発光する以前にフイルム面受光量が所
定値に達するためにステップ22で調光完了の判別を行
い、発光量が余分であればステップ23で行う発光停止
は発光の途中で行われるように構成されている。
【0022】ステップ25ではシャッタ制御秒時(Tv
値)分、シャッタが開放されたかを判別し、開放時間が
制御値を経過していたらステップ26へ進む。ステップ
26ではフォーカルプレーンシャッタユニット14のシ
ャッタを閉じる。ステップ27では不図示のフイルム給
送回路で所定量分フイルム15の給送を行い一連の動作
を終了する。
【0023】一方、前記ステップ13でレリーズスイッ
チ4bがオフ状態と判別された場合は、ステップ28で
レリーズスタンバイスイッチ4aの状態を判別し、オン
状態ならステップ13へ戻り、オフ状態なら処理を完了
する。
【0024】以上の実施例では閃光ユニット20が直射
状態にある場合には常時赤目現象緩和ランプ24を点灯
させる構成であったが、明るい場合には瞳孔が縮小する
ので、赤目現象が発生しないことは周知の通りであるの
で、撮影時の周囲輝度を判別し所定輝度以下の状態での
み、赤目現象緩和ランプを点灯させるように構成する必
要があることはいうまでもない。さらには撮影に先立ち
赤目現象緩和ランプの点灯時間に関しては被写体の瞳孔
が収縮するのに十分な時間が必要であることは周知の通
りである。また、前記実施例においては赤目現象緩和手
段として、ランプによるプリ照射による例を示したが、
閃光ユニットの光量を制御して一回ないしは複数回発光
させる構成にしても同様な目的を達成できることはいう
までもない。
【0025】図5ないし図7は本発明の第2実施例を示
すものである。説明を簡単にするために前述第1実施例
と同一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明
する。図5は本実施例のカメラの全体構成図である。本
実施例はカメラ内蔵閃光装置の外に、カメラ本体にバウ
ンス可能な外付け閃光装置を有するものである。図5に
おいて、C部分は外付け閃光装置の構成部分、D部分は
その閃光制御回路を示す。図において、41は後記する
外付け閃光ユニット46内のシーケンスを制御する閃光
システムコントローラ、42はそのメインスイッチで、
閃光システムコントローラ41のMAINポートに接続
されている。43はカメラとの通信回路で、閃光システ
ムコントローラ41のFSIOポートに接続されてい
る。44は外付け閃光ユニット46の充電やトリガを行
う閃光回路で、閃光システムコントローラ41のFST
ctrlポートに接続されている。そして、該閃光回路
44へはカメラ本体の閃光回路35よりトリガ信号のみ
ロジック信号で直接入力するように構成している。45
は外付け閃光ユニット46の照射角度が直射位置にある
かバウンス位置にあるかを検出する照射角度検出回路
で、閃光システムコントローラ41のFFAGポートに
接続されている。
【0026】46は外付け閃光ユニットで、カメラ本体
のペンタプリズム上部の取付シュー(不図示)によりメ
カ的かつ電気的に接続するように着脱できる取付部47
に回動可能に支持されて直射位置46aまたはバウンス
位置46bに設定されるようにし、かつ閃光用のキセノ
ン管48、反射笠49及び該反射笠49の前面に取り付
けたフレネルレンズ50から構成されている。
【0027】また、カメラ本体側に追加される構成部材
として、カメラ本体のシステムコントローラ1と閃光シ
ステムコントローラ41との間の通信を行う閃光通信回
路39とシステムコントローラ1のOUTFLポートに
接続する外付け閃光ユニット46の取付け検出スイッチ
40を設けている。その他の構成は前述第1実施例と同
様である。
【0028】以上の構成の本実施例の動作を図6及び図
7のフローチャートを用いて説明する。始めに、閃光シ
ステムコントローラ41の動作について図6のフローチ
ャートにより説明する。まず、メインスイッチ42がオ
ンすると、閃光システムコントローラ41はステップ3
1より動作を開始する。ステップ31では閃光回路44
により不図示のコンデンサの充電を開始する。ステップ
32では外付け閃光ユニット46の照射方向を検出す
る。ステップ33ではコンデンサ(不図示)の充電状態
を判別し、所定値以上であればステップ34へ進む。ス
テップ34では前記ステップ32で検出した照射位置状
態と充電完了の状態をカメラ通信回路43によりカメラ
本体に通信する。その後、処理を終了する。
【0029】一方、カメラ本体のシステムコントローラ
1の動作については、図7のフローチャートにより説明
する。撮影スタンバイスイッチ4aがオンすると、ステ
ップ41より動作を開始する。ステップ41〜ステップ
44の動作については前述第1実施例のステップ1〜ス
テップ4とそれぞれ同一であるので、説明を省略する。
ただし、ステップ43でカメラ内蔵閃光モードがオフモ
ードと判別されると、ステップ46へ進む。ステップ4
6では外付け閃光ユニット取付け検出スイッチ40の状
態を判別し、取り付けられていればステップ47へ進
み、取り付けられていなければステップ48へ進む。ス
テップ47では外付け閃光ユニット46からの通信を受
信したかどうかを判別し、通信が完了していればステッ
プステップ45へ進む。ステップ45ではシャッタ速度
制御値(Tv値)を閃光同調秒時とし、次いで、ステッ
プ49に進む。ステップ49では外付け閃光ユニット4
6から通信により入力したデータより外付け閃光ユニッ
ト46の照射位置を判別し、直射状態であればステップ
52へ進み、バウンス状態であればステップ50へ進
む。また、前述ステップ46でステップ48へ進んだ場
合は、絞り制御値(Av値)とシャッタ速度制御値(T
v値)をフイルム感度(ISO)と被写体輝度(Ev)
により決定される所定値にセットし、ステップ55へ進
む。ステップ50以降の制御内容については、前述第1
実施例のステップ7以降とそれぞれ同一であるので、説
明を省略する。
【0030】以上のように本実施例のカメラに外付け閃
光ユニットを取り付けた場合においても、外付け閃光ユ
ニットがバウンス状態にセットされたことを検出し、カ
メラの絞り値を所定値に設定し、カメラ側で有する赤目
現象緩和機能の動作を不作動とすることにより、カメラ
側の省エネルギーとシャッタタイムラグの短縮化が可能
となる。さらには、一般的に外付け閃光ユニットは内蔵
閃光ユニットに比べてガイドナンバーが大きいので、絞
り値を開放値にセットすることにより、より広範囲にわ
たってバウンス撮影が可能となる。
【0031】なお、本実施例では外付け閃光装置をカメ
ラが内蔵閃光装置を有するものに用いたものであるが、
閃光装置を内蔵しないカメラにも適用できることはいう
までもない。
【0032】
【発明と実施例の対応】以上の実施例において、照射角
度検出回路38,45が本発明の発光位置判別手段に、
赤目現象軽減ユニット24が本発明の赤目現象低減手段
に、カメラ通信回路43が本発明のカメラ本体側に通信
する手段に、それぞれ相当する。以上が実施例の各構成
と本発明の各構成の対応関係であるが、本発明はこの実
施例に限られるものではなく、請求項で示した機能また
は実施例の構成が持つ機能が達成できればどのようなも
のであってもよいことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにバウンス
照射可能の内蔵閃光装置または外付け閃光装置がバウン
ス照射状態にセットされたことを検出して、撮影パラメ
ータとしてレンズの絞り値を変更することによりバウン
ス撮影時の光量不足を防止することができ、初心者でも
きれいな写真を簡単に撮影することができ、同時に被写
体距離や反射面などが遠い場合でもバウンス撮影が可能
となり、撮影可能領域をひろげることができる。また、
撮影パラメータとして閃光発光による赤目現象低減手段
の動作を不作動にすることにより、シャッタタイムラグ
を短く抑えることができてシャッタチャンスを逃すこと
がなくなり、さらに、赤目現象軽減のための照射を行う
必要がないので、その駆動に必要な無駄なエネルギー消
費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のカメラの全体構成図
である。
【図2】その閃光装置直射時のカメラの斜視図である。
【図3】その閃光装置バウンス時のカメラの斜視図であ
る。
【図4】その動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例のカメラの全体構成図であ
る。
【図6】その外付け閃光装置使用時の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】同じくカメラの動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1・・システムコントローラ、20・・内蔵閃光ユニッ
ト、24・・赤目現象軽減ユニット、28・・絞りユニ
ット、38・・照射角度検出回路、41・・閃光システ
ムコントローラ、43・・カメラ通信回路、45・・照
射角度検出回路、46・・外付け閃光ユニット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バウンス照射可能の閃光装置内蔵カメラ
    において、該閃光装置の発光位置が直射位置かバウンス
    位置かを判別する発光位置判別手段を有し、該発光位置
    判別手段がバウンス発光状態に設定されたことを検知す
    ると、撮影パラメータを変更することを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 該撮影パラメータとしては、レンズの絞
    り値の設定であることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 該撮影パラメータとしては、赤目現象低
    減手段の作動/不作動の設定であることを特徴とする請
    求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 バウンス照射可能の外付け閃光装置を取
    り付けできるカメラにおいて、該閃光装置の発光位置が
    直射位置かバウンス位置かを判別する発光位置判別手段
    を有し、該発光位置判別手段がバウンス発光状態に設定
    されたことを検知すると、撮影パラメータを変更するこ
    とを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 該撮影パラメータとしては、レンズの絞
    り値の設定であることを特徴とする請求項4記載のカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 該撮影パラメータとしては、赤目現象低
    減手段の作動/不作動の設定であることを特徴とする請
    求項4記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 取り付けられた外付け閃光装置がバウン
    ス発光状態にセットされたことをカメラ本体側に通信す
    る手段を設けることを特徴とする請求項4ないし6記載
    のカメラ。
JP6332232A 1994-12-13 1994-12-13 カメラ Pending JPH08166621A (ja)

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